くらし情報『太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!健康における骨の大切さ【医師解説】』

2022年4月3日 00:10

太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!健康における骨の大切さ【医師解説】

閉経すると女性ホルモンの分泌が低下しますから、閉経後の10年で女性の骨量は15~20%も減少するといわれています。さらに、60代の女性の多くは若いころの80%前後まで骨量が低下することがわかっています。

骨折が原因で死に至ることもある

骨粗しょう症のイメージ


――骨量が減るということは、骨粗しょう症になるということでしょうか?

中村先生そうです。健康な骨は中身がしっかりと詰まっていますが、骨粗しょう症になった骨は隙間だらけのスカスカの状態です。ですから、つまずく、転ぶ、くしゃみをするといった日常のささいな動作で簡単につぶれて圧迫骨折を起こしてしまうんです。

――圧迫骨折を起こすとどうなるのでしょうか?

中村先生一番多いのは背中の圧迫骨折ですが、骨粗しょう症の場合は背骨の骨折は痛みを感じにくいんです。そのため、いつ骨折したのかわからない人も多く、「いつの間にか骨折」とも呼ばれています。骨折に気付かずに放置しているうちに、別の部分が次々と骨折をする「ドミノ骨折」を引き起こすこともあります。


――圧迫骨折やドミノ骨折は治るのでしょうか?

中村先生治すことはできます。ただし、以前と同じ状態まで治すことは難しいのが現実です。

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