くらし情報『太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!健康における骨の大切さ【医師解説】』

2022年4月3日 00:10

太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!健康における骨の大切さ【医師解説】

実は、背骨がつぶれる圧迫骨折を起こした人は、その後の5年生存率が約80%というデータがあります。つまり、約5人に1人は5年以内に亡くなってしまうということです。

太ももの大腿骨を骨折した場合はさらに低くなり、5年生存率は50%です。2人に1人は5年以内に亡くなるといわれています。

――なぜ、骨折が原因で亡くなってしまうのでしょうか?

中村先生人間の体は動くことで生命を維持するような仕組みになっているからです。健康な人でも寝たままの状態が1週間続くと筋肉が10~15%落ち、その結果、転倒しやすくなって再度、骨折をしてしまいます。こうした悪循環に陥って寝たきりの状態になると内臓機能も筋力も低下し、死に至ってしまうと考えられます。骨粗しょう症は単なる老化現象ではなく、命に関わることもある怖い病気なんです。


次回は、見た目年齢と骨の老化の関係についてうかがいます。

<著書>

『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』中村光伸/著アスコム1300円+税


『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』中村光伸/著アスコム1300円+税

取材・文/熊谷あづさ(50歳)
ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。

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