2022年8月30日 02:10
「目の前真っ暗どころかやたらビビッド」子宮頸がんになり気付いたこと #子宮頸がんゆる闘病記 16
2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。判明から1カ月過ぎたころから、目の前の景色が変わり出したようで……。
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子宮頸がんが判明して約1カ月過ぎたころから、なぜか世界の見え方が変わりました。
私の場合は、世界が一気に鮮やかに見えるように。
その鮮やかさと言ったら、まるで原始の森にいるみたい。
なんというか、私にとって必要な物たちの色だけが、とてもとても濃いのです。
「死ぬかも」という恐怖で、アドレナリンが出まくってのかな?
そのせいか、感覚という感覚もやたらと過敏になりました。
大切な物のそばにいるだけで「幸せでたまらん!」と興奮状態に至るようになって……。
ナチュラルにラリっていたのでしょう。
この後、治療がヘビーになるにつれて、この感覚はどんどん強くなっていきました。
そして、実家には以前よりちょっとだけ多く帰るようになりました。
仕事よりも、夫や小鳥や友人を優先するようになりました。
それまで無趣味ゆえのワーカホリックだったのですが、趣味でもないのだから、仕事は最優先でやることじゃないな、と考えるようにもなりました。