2022年6月26日 09:10
「閉経時期が気になる!」初潮年齢や出産経験、ホルモン補充療法と閉経年齢は関係ある?【医師監修】
閉経がいつ訪れるのか、アラフィフになると一度は気になったことがあるのでは。初潮年齢、出産経験、婦人科治療と閉経年齢に関係はあるのか、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に聞きました。
教えてくれたのは…
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。
★関連記事:【閉経】女性ホルモンってどんなもの?閉経後、女性ホルモンはなくなる?【医師監修】
初潮年齢と閉経年齢は関係があるの?
結論から言えば関係ありません。排卵をしてもしていなくても、卵巣にある原始卵胞(以下、卵)はどんどん減っていくからです。また、初潮年齢が早いからと言って排卵スピードが速いとか、排卵の量が多いということもありません。逆もしかりです。
閉経の時期は、卵巣にある卵の数で決まります。卵の数は生まれる前にすでに決まっていて、約200万個といわれています。初潮を迎えるころには10万個ほどに減り、閉経までに排卵される卵は400~500個といわれ、卵がなくなった時点で閉経となります。