2022年7月6日 09:10
「夫がいつもと違う」40代・50代夫婦関係の悩み。夫の「男性更年期症状」が原因になることも…
30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。
ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。
クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。
男性更年期の症状は?
「精神」「体」「性機能」が変化
男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。
「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは
丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると
- 性機能の低下
- 性欲低下
- 記憶力、集中力、モチベーションの低下
- 精神不安定(うつ、イライラなど)
- 肥満
- 骨粗しょう症
- 発汗、ほてり
- 疲れやすくなる
- 不眠
といった症状が見られます。
ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。
テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。
症状は改善できる?
メンズヘルスを扱う医療機関で相談を
窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。