2022年11月9日 02:40
40代の20人に1人が緑内障に…しかも9割の人が治療を受けていないってどういうこと?【医師監修】
人間ドックで再検査などになり、病院で詳しく検査を受けて緑内障だと診断されるケースは非常に多いです。
あとは他に目について気になることがあり眼科へ行ったら緑内障も見つかった、なんていうこともありますね。
病院で検査したりしない限り、緑内障の早期発見はかなり難しいです」(田辺先生)
緑内障に気付くには検査を受けるということが大切なのですね。どのような検査をおこなうのでしょうか?
「緑内障の検査は主に、
・角膜にセンサーや空気を当てる眼圧検査
・視神経の異常を調べる眼底検査
・視野の欠損を確認する視野検査
・眼底の神経の厚さを測るOCT検査
の4つです。
OCT検査というのは15年くらい前にできた検査方法です。眼底検査では神経の表面しか見られないことに対して、OCT検査では断面的に視神経を検査することができます。
眼底検査もおこないますが、神経の厚さまで見たほうがより詳細に検査することができるので、基本的にはOCT検査をおこなっています」(田辺先生)
検査は定期的に受けたほうがいいのでしょうか?
「まずは40歳を過ぎたら1回、眼科で緑内障の検査を受けてみてください。
健康診断では視力と眼圧しか検査しないことが多いんですね。