くらし情報『乳がんの発見が遅れる可能性が!? 40代女性の約6割の胸に潜んでいる「デンスブレスト」の正体とは』

2023年5月26日 10:10

乳がんの発見が遅れる可能性が!? 40代女性の約6割の胸に潜んでいる「デンスブレスト」の正体とは

自分自身がデンスブレストであると、どんな影響があるのでしょうか?

「まず、デンスブレストは高濃度乳腺のことです。高濃度乳腺は、乳腺組織が多い状態で病気ではありません。

ただ、乳腺組織が多いことで月経前に乳房が張りやすくなったり、痛みが出ることもあります。

マンモグラフィー検査をした際、乳腺は白く写ります。乳がんの石灰化した部分も同じく白く写りますので、高濃度乳腺だと石灰化したものが見えにくく、乳がんの発見が遅れてしまうことがあります」(新見先生)

デンスブレストの原因は脂肪量にあり!

脂肪が少ないほどなりやすい傾向に
肥満体形のイメージ


「日本人女性は欧米の女性に比べて脂肪組織の割合が低く、デンスブレストになりやすい傾向にあります。

若い年齢のほうがデンスブレストの割合が高く、ホルモン補充療法や妊娠、授乳、ダイエットによる脂肪量の変化などによっても乳腺濃度は変化します。デンスブレストは乳腺内の脂肪量に関係しています。胸のサイズに関わらず乳腺内の脂肪量が多ければデンスブレストにはなりにくいですし、逆に脂肪がなくて乳腺だけが多い人というはデンスブレストになりやすいです。


痩せている人のほうが乳腺内にも脂肪が少ないのでデンスブレストになりやすいですが、病気ではなく体質なのでそこまで気にする必要はありません。

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