くらし情報『更年期に「LDLコレステロール」はなぜ増える? 動脈硬化などのリスクが上昇! 対策は?【医師監修】』

2023年6月12日 22:10

更年期に「LDLコレステロール」はなぜ増える? 動脈硬化などのリスクが上昇! 対策は?【医師監修】

女性ホルモンの分泌が減るならコレステロールも減るような気がするのですが?

「女性ホルモンが減るということは、あまり作られないということです。作られないのに材料のコレステロールが過剰にあれば余ってしまいます。余った分は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます」(駒形先生)

LDLコレステロールが増えるとなぜダメ?

コレステロールがたまった血管のイメージ


コレステロール自体は体に必要な成分ですが、過剰になると害になるということです。どんな病気の原因になるのでしょうか。

「余ったLDLコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまいます。いわゆる血液ドロドロ状態です。動脈硬化が進行すればさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。動脈硬化を引き起こすということは、心臓や脳血管の病気になるリスクも格段に上がってしまうということです。
LDLコレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が現れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、生活習慣に気を付けたりすることが大切なのです」

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