【知って得する!保険の基本】Q:過去に病歴があっても、医療保険に入れますか?
質問:過去に病歴があっても、医療保険に入れますか?
ご安心ください。高齢化社会を反映し、既往症がある方だけでなく、治療中の方でも加入しやすい保険が増えています。
みなさんがよく目にされるのは、「誰でも月々○○円でOK」などのコマーシャルでしょうか。
また、ネットに掲載されている情報も豊富になり、ご相談者の方から「私は既往症があるので、加入条件の緩やかな『引受基準緩和型』じゃないとだめだと思います」と、申し出てこられるケースも増えました。
注意ポイントその1
「うまい話には裏がある」じゃないですが……
コマーシャルでよく目にする「誰でも保険料が一律」という保険は、以下の2つのタイプに分かれます。
- 保険料は年齢、性別にかかわらず一律だが、給付対象となるのは「傷害(ケガ)での入院や手術のみ」という、「傷害保険」のケース。
- 「病気」「ケガ」でも給付対象となる「医療保険」だが、加入時の保険料は一律でも、年齢・性別によって受け取れる給付金額が異なるケース。
「入れてラッキー」「安くて良かった」といっても、いざという時に思っていた給付金が受け取れなければ意味がありません。
加入前に、給付条件をよく確認するようにしてください。
注意ポイントその2
本当に引受基準緩和型しか入れないの!?
既往症がある場合や治療中の場合、本当に保険料が一般的に高くなる『引受基準緩和型医療保険』にしか入れないのでしょうか。
病歴の種類や治療内容にもよりますが、完治している場合はもちろん治療中でも、一般的な医療保険に加入できる場合があります。
完治してから5年以上経過している場合
告知義務は、申込日(告知日)からさかのぼって5年以内の治療歴が対象です。最後の治療(経過をみる検査を含む)から5年以上経過していれば、申告は不要です(一部のプランは、5年以上経過していても申告対象になる場合がありますのでご注意ください)。