くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第10回目 保険料節約5つのコツ その(3)「社会保険の知識を身につける」』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第10回目 保険料節約5つのコツ その(3)「社会保険の知識を身につける」

【2】遺族年金などの制度を理解し、バランスの良い保障を考えよう!

ここで少しでもイメージが沸くように、ケーススタディをご紹介します。

AさんとBさんはどちらも「28歳男性、会社員、平均標準報酬額30万円(年収360万円)、妻=25歳・専業主婦、子=0歳と2歳」という設定です。
Aさん:遺族年金については知らない。生命保険で死亡保障を備えようと検討中。
Bさん:遺族年金について理解しているので、今のところ生命保険の検討はしていない。
ちなみに、Aさんが検討中の生命保険は、保険比較サイト「保険市場」に掲載されている、「10年更新型定期保険」でシミュレーションしています。

Aさん、Bさんに万が一のことがあった場合、遺族年金の推移は下図のようになります。

図表4:Aさん、Bさんの遺族年金の推移
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第10回目 保険料節約5つのコツ その(3)「社会保険の知識を身につける」

<図表4>において、遺族に支給される遺族年金の総額は概算で3,480万9,200円になることがわかりますね。例えば、Aさんがこの約3,500万円を死亡保障として生命保険で備えようとした場合、月々の保険料は約5,500円程度になります。もちろん、その分家族に遺すことのできる保障は手厚くなるので単純比較はできませんが、それでも今回のケースでは、遺族年金を見込んでいたBさんの方が保険料の負担を抑えられているといえなくもありません。

必要となる死亡保障の計算式は別の機会にご紹介しますが、遺族年金などの制度の保障を加味することで生命保険の保障額をスリムにできます。保険を検討するときは、必ず遺族年金などの制度についてもしっかり押さえておきましょう。もしものときの遺族年金、いくらくらいになりそうですか?

’柳澤コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)

CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表


※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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