くらし情報『5分でわかる!家計簿相談室 『自営業夫婦です。貯蓄がまったくできずに悩んでいます。』』

2016年8月9日 00:00

5分でわかる!家計簿相談室 『自営業夫婦です。貯蓄がまったくできずに悩んでいます。』

固定費で節約できる費目を一つずつ見ていきましょう。

○水道光熱費
1カ月の水道光熱費が30,000円。これは筆者宅のピーク時とほぼ同じ金額です。電気代は電力自由化により、電気事業者を選べるようになりました。比較サイトなどもありますので、価格が下がる事業者がないか調べてみてください。また、事業者を変えなくても、契約プランを生活に合ったものに変えることで節約できる場合もあります。筆者宅は日中はあまり電気を使わないため夜間の料金が安いプランに変え、洗濯機、食洗機、炊飯器などはタイマーを利用して安い時間帯に動かすようにしました。また、お風呂も家族が続けて入るようにし追い焚きを減らしたところ、水道光熱費が2割ほど減りました。
ぜひお試しください。

○保険料
万一に備えることは、とても大切ですが、現在の生活を立て直すことを第一に見直しをしてみました。ご年齢が不明でしたので、ご夫妻ともに38歳として試算いたしました。
まず、現在加入されている生命保険は、払い済みにして今後の保険料の支払いをなくした上で、今まで支払った保険料に見合う保障を生涯にわたり確保します。
万一のときに、お給料のように毎月保険金が給付される収入保障保険を、遺族基礎年金の金額を考慮し、月額給付金額をご主人さま15万円、奥さま20万円にして加入すると、保険料は2人で約8,000円。
次に医療保険は、入院給付日額5,000円にがん診断一時金75万円、先進医療特約を付加したプランの場合、4人で月額保険料が約9,000円になります。また、自営業は働けない期間は収入が途絶えてしまいます。そこを補うため、所得補償保険を月額給付金額15万円で加入すると、保険料は2人で約4,000円。
保険料の合計は約21,000円になり、約24,000円の節約が可能になります。

○保育料
教育費の85,000円はおそらく保育料だと推測されますが、認可保育所の場合、保育料は市民税の所得割額で決まります。保育料は市町村によって異なりますが、ここでは横浜市を例として試算しますと、高野さまの現在の住民税は1カ月3万円ですから年間では36万円ですね。この金額から算出した利用料算定の基になる市民税額は約20万円になります。横浜市の「平成28年度保育料表」によると、満3歳以上のお子さまお二人の保育料は39,900円になります。市民税額による保育料の切り替えは9月から(お子さまが2歳から3歳になることによる保育料の見直しは4月から)ですので、今後は45,100円程度下がることが見込めそうです。保育料や認可保育所の状況については自治体によって異なりますので、一度お住まいの自治体に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。


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