5分でわかる!家計簿相談室 『自営業夫婦です。貯蓄がまったくできずに悩んでいます。』
次に「やりくり費」の代表、食費を見直しましょう。
○食費
男子中高校生が2人(うち1人は運動部)いた頃の筆者宅の食費より多くかかっています。筆者宅の食費削減策を紹介させていただきます。(1)献立を1週間分考える(昼食やお弁当も含めて)(2)(1)の献立に基づき、1週間分まとめ買いをする(3)買ってきた食材の下ごしらえをしておく
食事作りがあまり得意ではない筆者ですが、(1)~(3)のことをすることにより、
- 毎日の献立を考える時間が節約できたことにより仕事の時間が増やせた。
- 献立を考えた上での買い物なので、「安いから買っておこう」「とりあえず買っておこう」がなくなり、本当に必要な物だけ買うようになったため食費が節約できた。
- 下ごしらえをまとめてしているので、毎日の食事の準備に費やす時間と光熱費が節約できた。
- 献立を1週間分考えておくことにより、お弁当を欠かさず作るようになったため、昼食代が激減した。
ほんの少しやり方を変えただけで、食費を3割削減することができました。
光熱費に続き、ぜひ試していただきたい方法です。
以上の見直しをすることで、家計の状況はどのように変わるでしょう。
収入の範囲で生活できるようになりますね。さらに、借入金やローンの返済が終了したら、返済にあてていた金額がまるまる残ります。まずは将来のために先取り貯蓄しましょう。
今の苦しい時期を乗り越えた後には、毎月5万円以上貯蓄できる日々が待っていますよ。
コラム執筆者プロフィール 中垣 香代子(なかがき かよこ)CFP(R)/2級ファイナンシャルプランニング技能士
損害保険会社に約10年勤務後、子育てに専念。約20年間の専業主婦の後、ファイナンシャルプランナーとなる。「老後のお金サポーター」として、相談業務の他、40~50歳代女性にお金の知識をわかりやすく伝える活動をしている。また、自身の経験から、経済的理由で進学をあきらめるお子さんが一人でも減ることを願い、就学支援の情報発信にも力を入れている。老後のお金を一緒に考える事務所 所長。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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