【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第13回目 20代は「保障の土台」を築く絶好の機会です!
【3】なぜ、がん保険は必要なのか
医療保険だけではなく、がん保険(または、がん診断給付特約)がなぜ必要か。それは、がんの場合、退院後の治療が長期化する傾向があるからです。
がん治療の大半は、保険診療です。高額療養費制度などの医療費の助成を受けることは、できます。しかし、がんは退院後の通院期間が長いのが特徴です。その間の医療費は月に2~3万円など、高額療養費制度の対象にはならないけれど、毎月の出費としては無視できないほどの通院費が1~3年、長い場合は生きている限り必要となることもあります。
これらの通院費用を医療保険から支払われる給付金だけで補てんするのは難しく、そこで役に立つのが、「がん診断一時金」なのです。がん診断一時金は、がんと診断またはがんと診断され入院した場合に50万円、100万円、200万円などのまとまった金額を受け取れるものです。
三大疾病保障終身保険(特約)※と並び、がん患者とその家族に人気の高い保障の1つで、終身保障タイプの場合、保険料の手頃な20代のうちに加入しておけば、長期にわたり手軽な保険料でがん保障を備えておくことができます。そこで、20代で備えておきたい保険(特約)としてご紹介しています。
※三大疾病保障終身保険(特約)とは、がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になったときに保険金が支払われる終身保険です。前述の状態になる前に死亡または高度障害状態になった場合には、同額の死亡・高度障害保険金が支払われます。
【4】扶養家族がいる場合はどうするべきか
すでに結婚をして、配偶者や子を扶養している人は、自分に万一のことがあったときの死亡保障が必要です。万一のときに遺族年金はどれくらい出るのか、配偶者の収入はどれくらい見込めるのか、遺族の生活費はどれくらいかかるのか、教育にいくらお金をかけるのかなどで、備えておくべき死亡保障額(必要保障額)は異なります。
必要保障額に関しては、ファイナンシャル・プランナー(FP)が計算できますが、保険会社のサイトなどのシミュレーターで試算してみるのもよいでしょう。