くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第1回目 まったなし!手取り給与が下がる時代がやってきた。』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第1回目 まったなし!手取り給与が下がる時代がやってきた。

増税と社会保険料アップのダブルパンチ

なんとなく気づいている人も多いかと思いますが、私たちの手取り給料はじわりじわり減っています。しかも、今後も続く予定です。

たとえば、10月分の給料から厚生年金保険料が上がっています。つまり給料から天引きされる金額が若干増えているはずです。
厚生年金保険料の値上げは今年だけでなく、2017年まで毎年約0.17%ずつ上がることが決まっています。(従業員負担分坑内員・船員などを除く)

目次

・増税と社会保険料アップのダブルパンチ
・知恵を使って「いざ」と「みらい」に備えよう

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第1回目 まったなし!手取り給与が下がる時代がやってきた。

健康保険料も厳しい財政状況を反映して例年おおむね上がっています。中小企業が加入している協会けんぽの過去4年間の保険料率推移(全国平均従業員負担分)は4.10%(2009年)→4.67%(2010年)→4.75%(2011年)→5.00%(2012年)。4年間で0.9%の上昇です。
40歳以上の人は介護保険料も払っていますが、こちらも例年上がっています。厚生年金保険料のように長期的な値上げ計画は発表されていませんが、今後も上がっていくと見込まれます。

あまり注目されていませんが、2012年10月からはガソリン・灯油・電気・都市ガス・LPGに対して「地球温暖化対策税」が間接的にかけられるようにもなりました。3段階に税率を引き上げる予定で、2016年4月には平均的な家庭で月100円程度の負担増になると見込まれています。2013年1月からは復興特別所得税(基準所得税額×2.1%)が加算されますし、2014年4月には消費税が8%に、翌2015年10月に10%に引き上げられます。

うーん、事実だけを淡々と書くと、気分がげんなりしてきますね(笑)。今後予定されている増税&社会保険料アップが、私たちの生活にどれだけの影響を与えるか、年収300万円で4人家族のAさんのケースでみていきましょう(図表1、2)。

’図表1:1日あたりの差額ベッド代’

Aさん(30歳)は専業主婦の妻と8歳、7歳の子供の4人暮らしです。
図表1は2012年10月の家計簿をもとに2012年の家計支出と消費税が10%に上がる2016年の家計支出の変化をまとめました。オレンジ色の部分が消費税対象支出です。ゲンミツに言えば小遣いも消費税対象支出ですが、消費増税を理由に小遣いが上がることはないだろうということで対象から外しています。図表2は、手取り収入と年間貯蓄額の変化です。児童手当は現在の給付内容が4年後も続くと仮定して試算しています。


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