【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第19回目[保険選びの極意2]医療保険は本当に必要なの?
3. 医療保険選びのポイント
医療保険には、10年などの一定期間ごとに更新する「定期型」と生きている間ずっと保障を継続できる「終身型」があります。計画的に貯金したり、投資などでお金を増やしたりしていて、老後の医療費は貯蓄などでまかなおうと思っている人は定期型を、そうでない人は終身型を選びましょう。定期型か終身型かの見極めのポイントは、老後の医療保障をどう考えるかによります。定期型の場合、更新のたびに保険料が高くなり、高齢になると保険料負担が大きくなります。定期型を選ぶ場合は、遅くともリタイア後には保険を解約する前提で利用するのが賢明です。
医療保険の保険料は、入院給付金日額により変動します。心配だからといって入院給付金日額を高額にしてしまうと、その分、保険料負担が重くなります。医療保険の入院給付金日額は5,000円~1万円が目安です。
医療保険の主契約となるのは、「入院保障(入院給付金)」と「手術保障(手術給付金)」です。保険商品にもよりますが、それ以外の保障については取り外すことができるものも増えています。保障の内容がよくわからない、内容はわかるけど自分には必要ないと思ったら取り外せないか保険会社に問い合わせてみましょう。
医療保険で付けておいたほうが便利なのは、「先進医療特約」です。先進医療は厚生労働大臣によって定められた治療方法で、特定の医療機関でしか受けられませんが、保険料は月100円前後とそれほど高くありません。いざというときの選択肢を広げておく意味でも、付けておいたほうが安心でしょう。
最近では、がんと診断されたときに一時金が支給される「がん診断給付金特約」を付加できる医療保険も増えています。がん保険に入っていない人であれば検討の価値ありです。
一般的に、がん保険と医療保険を別々に入るよりも保険料負担が軽くなります。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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