くらし情報『契約前に必ず確認したい!斜線制限とは【不動産用語集】』

2018年2月4日 08:00

契約前に必ず確認したい!斜線制限とは【不動産用語集】

なぜでしょうか。

それは、この2つの地域には「絶対的高さ制限」といった斜線制限よりも厳しい規制が存在するからです。

「絶対的高さ制限」とは、この2つの地域における建築物の高さを10mもしくは12mを限度としている制限のことです。

北側斜線制限
北側斜線制限は、住居専用地域(低層住居専用地域、中高層住居専用地域)内で適用されます。北側隣地の日照りを確保するための制限です。

ただし中高層住居専用地域のうち「日影規制対象区域」には、この制限は適用されません。

「日影規制」とは、中高層建築物の高さを制限することで、地盤面から一定の高さに日影を生じさせないようにする規制をいいます(条例によって指定されます)。中高層建築物の高さ規制を目的としている日影規制の対象である中高層住居専用地域の建築物は、当然に北側斜線制限の適用を受けません。


2つ以上の地域にまたがる場合の制限は?

斜線制限は、建築物が属する地域によって受ける制限が異なってくるものでした。では、2つ以上の地域にまたがる建築物は、どちらの制限を受けるのでしょうか。

この場合の制限対象は、建築物の部分ごとに制限が適用されます。

たとえば半分が近隣商業地域に属し、もう半分が北側斜線制限に属する場合で考えてみましょう。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.