くらし情報『契約前に必ず確認したい!斜線制限とは【不動産用語集】』

2018年2月4日 08:00

契約前に必ず確認したい!斜線制限とは【不動産用語集】

北側斜線制限は、住居専用地域のみに適用される斜線制限でした。ともすれば、近隣商業地域では北側斜線制限は適用されないのだから、「この建築物に北側斜線制限は適用されない」と考えるのが自然です。

しかし先述したように、2つ以上の地域にまたがる建築物の斜線制限は建築物の部分ごとに制限が適用されます(属地主義)。今回のケースでは近隣商業地域内にまたがる建物部分は適用がなく、しかし北側斜線制限にまたがる建物部分には、北側斜線制限が適用されるといった結論になります。

斜線制限の目的は、あくまでも通風や採光などの確保にあります。そのため2つ以上の地域にまたがる建築物の斜線制限は、建築物の部分ごとでその有無を考えることとなっています。

まとめ

斜線制限は少々細かい法律内容であり、日常では触れにくいものかと思います。しかし夢のマイホームを建てる際に、隣地や周辺にマンションが建つ計画があってそれを知らずに購入し、痛い目をみる方も実は少なくありません。


しかもこの場合の説明義務は、業者側には無いのが実情です。購入後に損をしないためにも、営業担当者に斜線制限の影響について聞くことが重要です(聞けば答えなければならない義務はあります)。

斜線制限の前提知識だけでもおさえて、物件選定に臨みましょう!

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