国内最大のレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード 2021」グランプリが決定 ~審査の模様はYouTubeにて公開中~
これまで不可能だった播州白鞣の床革のみでの成形を実現し、極地とも言える環境性能を備えました。優れた保温性。割れず欠けずの強靭性。陶磁器やガラスよりも軽い。使う洗うといった食器としての基本性能は勿論、安全性や耐久性も両立させております。抹茶碗としてのデザインにも注力し、茶陶に習い実用と審美的観点にも強く拘りました。美しき日本文化と皮革の邂逅です」
=学生部門 最優秀賞=
若井田 健太(多摩美術大学)/神奈川県
作品名:THL
THL
<作品コンセプト>
「“THL”は床革と膠を用いた撓め革のスツール。日本の約千年前、武具の製造時に皮を膠液に浸し槌で打ち固めた撓め革が存在した。
撓め革は時代が進み必要性を失ったが、硬質な材として見ることで新たな用途で利用できる。撓める加工法は古典的だが、生物から獲れる材を余す事なく活用することはエシカルである。武具から家具へと革に内在する意味の更新が用途を拡張すると共に、資源の使用法の再考を暗示させるだろう」
=審査員長特別賞(持続可能なデザイン)=
椎名 賢(Ken Shiina Design Laboratory)/兵庫県
作品名:One Leather One Cord
One Leather One Cord
<作品コンセプト>
「革 100%のバックパック。