くらし情報『世界初 廃棄される農産物から、キノコの酵素を利用して天然ヒト型セラミドを生産する技術を開発』

2022年5月17日 16:00

世界初 廃棄される農産物から、キノコの酵素を利用して天然ヒト型セラミドを生産する技術を開発

や廃棄農産物などどうしても食べることのできない食物からの世の中にない機能性素材の開発」です。環境問題や原料供給問題を考え、2010年の創業当時から完全循環型の機能性素材開発をコンセプトに研究を行っています。

当社はこれまで、醤油を製造する際に排出される搾りかすから、ヒトの角質層にあるセラミドと同じ構造のヒト型セラミドを世界で初めて精製しています(※1)。この醤油かすセラミドの製造技術を応用し、食用として多く生産されているキノコの酵素を利用して、果物や野菜などの一般的な植物からヒト型セラミドを作り出す研究を2019年から開始しました。福岡県におけるジュースなどの加工食品の製造残渣や、生鮮品として出荷できない規格外品、重量調整で廃棄される食物をリサイクルする目的と、地域の特産品を活用する狙いのもと、研究を進めておりました。

■研究結果の概要
<材料の選定・精製>
使用するキノコについては、福岡県で多く生産されているエノキ、シメジ、エリンギ、シイタケを分析し、セラミドを産出する能力が最も高いシメジに決めました。シメジは県内で最も生産量が多いため、将来的に廃棄キノコでの利用頻度も高くなると予想して採用しました。

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