くらし情報『「英語学習のやる気は伝染する?」廣森教授インタビュー記事公開』

2022年12月8日 16:15

「英語学習のやる気は伝染する?」廣森教授インタビュー記事公開

(廣森教授)。

■ おわりに:日本の教育現場に寄り添う「やる気の伝染」の研究
日本では、2025年までに小学校の学級規模の標準を従来の40人から35人に引き下げることが決まりました。少人数学級とICT活用の両輪で「個別最適な学びと協働的な学び」を実現しようとする計画です(文部科学省, 2022)。一人の教師が大人数の生徒を相手に一斉授業を行う教育から、一人ひとりの個人差に合わせた学習、生徒同士が学び合う学習を重視する教育が強く求められるようになったことが伺えます。
「やる気が出ない」「やる気が低い」といった課題は、これまで本人の学習方法や教師の指導方法を変えることで解決しようとする考え方が主流でした。しかし、「やる気の伝染」の仕組みが明らかになれば、生徒たちの個人差をポジティブに捉えてうまく活用し、あらゆる教師があらゆる教室でやる気が高まる授業を実現することができるのではないでしょうか。廣森教授が取り組む「やる気の伝染」に関する研究は、英語教育に限らず、教師にとって現実的な解決策を提案してくれる可能性を秘め、今後ますます注目が高まることが考えられます。(取材:IBS研究員 佐藤 有里)

【Profile】廣森 友人 教授(明治大学 国際日本学部・国際日本学研究科)

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.