2023年1月11日 10:00
2023年雛人形商戦本格始動 白を基調とした新作雛人形発売
の技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法を現代に伝えています。
いまからおよそ280年前の江戸元文年間に京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が、神具の柳筥をつくった余材で、木彫の人形を作り、表面に溝を彫って、神官の衣束の端裂を木目込んだのが、その始まりと言われています。
桐塑でつくられた人形に、ひとつひとつ手作業で衣裳や模様の筋彫りを入れ、 そこに目打ちなどで布地を入れ込んで(木目込み)着せ付けいく、大変手の込んだ人形です。
真多呂は、上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一認定を受けています。
真多呂人形(江戸木目込人形)は昭和53年に、伝統工芸品に認定されました。
■「真多呂人形」のこだわり
【日本製・純国産へのこだわり】
人形業界も価格競争に巻き込まれる時代です。素材・制作工程の多くを海外で行いながらコストダウンを図り、組み立てだけ日本で行っているというケースも少なくありません。
しかし、海外で誰がどのように作ったかわからないものを真の「日本製」と言えるのでしょうか。
真多呂人形の原型はすべて金林真多呂による手作り。それ以外の工程もすべて職人の手により、国内で一体一体丹念に作り上げられています。