オシャレ番長・稲垣啓太、時計の奥深さに迫る。ショパール共同社長　カール-フリードリッヒ・ショイフレとの対談動画公開。単独インタビューでは結婚式の思い出や家族のあり方を語る。奥様のドレス姿に思わず涙「そんな感情が自分の中にもあったんだ」この夏の目標は「水泳の息継ぎを覚えたい」

そういうことは（時計メーカーにおいて）中々ないことだと思いますが、職人たちのこだわり、スペシャルな部分が、この工場に詰まっていると思うんです。ショイフレさんが思う、ショパールの“スペシャルな部分”とは何なのか、お聞きしたいです。
ショイフレ：ショパールは様々な点で唯一無二です。その中でも特筆すべき独自性は、ほぼすべてを自社内で製造できることです。独自のムーブメントがその例です。時計内部も、時計のケースも、ブレスレット、そしてダイヤルまでも、フランス語で「マニュファクチュール」と呼ばれる自社工房があるからです。例えば、このようなダイヤルの場合、最低でも60の工程を経て完成します。もちろん、残るほかの作業も自社で行っています。これこそがまさに「マニュファクチュール」です。そこでは50人以上の職人が、この時計の誕生に携わっているのです。

■Vol.4 「CONVERSATION with Keita Inagaki - The Transmissionより

稲垣：素晴らしい職人さんたちが、色々な技術を若い人たちにつないでいくと思います。そうした技術の継承や指導法に、僕はとても興味があるんです。