第32回「数検」グランプリ表彰式典を学士会館で開催 表彰式では文部科学大臣賞と「数検」グランプリ会長賞を授与
私が数学に出合ったのは約3年前で、ちょうどサラリーマン生活を終え、これからどうしようかなと思ったときに、数学が好きだったので、もう1回勉強してみようかと思いました。そのときにいろいろ調べて数検を初めて知り、チャレンジすることにしました。思い立ってはみたものの、5、60年前のことですから、まったく数学について覚えていませんでした。すぐ本屋さんに行って、中学校3年の参考書と問題集を買い、6か月間学習をして、まずは数検3級を受けて合格しました。そうするとさらに楽しくなってきて、今度は高校の参考書と問題集を買い、数検準2級、2級を受けて合格することができました。今は、準1級をめざして学習を続けています。
私は、会社を辞めたあと数学に出合ったことで、充実した時間を過ごすことができていると思います。私自身72歳になったのですが、まだまだチャレンジすることが大切だなと身に染みて感じています。
今後も学習を続け、3年後の75歳のときには何とか1級を取りたいなと考えています。75歳で1級に合格したら家族に自慢しようかと思って取り組んでます。今日は、本当にどうもありがとうございました。
当協会は、今後も、学校教育における数学指導がさらに充実し、国民のみなさまの数学への関心が高まるとともに、生涯を通じた数学学習がますます盛んになるよう事業の運営に邁進してまいります。