「人にやさしく、環境に配慮」「自然災害発生時の事業継続」に重点をおいて神奈川県住宅供給公社本社ビルをリニューアル!
大量の建築廃材を放出するスクラップ&ビルドではなく、既存建物に手を加えながら長い期間使用するストック活用を採用しました。
2~11階の窓ガラスは、複層ガラス間に真空層を設け断熱性能を向上したLow-E真空ガラスに交換し、高い断熱性と遮熱性を備えた開口部とし、また、館内各所の照明を蛍光灯に比べて低消費電力で長寿命な特徴を持つLED照明に更新することなどで、エネルギー消費量の削減(従来比約46%)を図り、年間約300t-CO2の削減(従来比47%)を目指します。
平置き駐車場の1区画を「車いす使用者用駐車施設」へ改修、また「車いす使用者用駐車施設」から1階エレベーターホールまでの通路にスロープの新設及び扉を自動ドア等の車いす使用者が容易に開閉・通過でき、段差のないものに改修。さらに、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、平置き駐車場3区画にEV自動車充電器を設置するなど、脱炭素による持続可能なまちづくりを目指してまいります。
「自然災害発生時の事業継続」
津波・高潮対策として電気設備等の配置を地下から屋上ペントハウス内へ変更するとともに、ライフライン途絶後における最低限の電力供給を確保し、災害発生時にビル全体で必要となる飲料水・雑用水として「災害対策本部活動想定人数30名×4日分」