前田) そんな中で海外の大学を探していたところ、イタリアの医学部の存在を見つけました。最初は、安価で英語で授業が受けられたとしても、行ったこともなく、言葉も通じない国に6年間も住むのは無理だと思い、他の国の大学を探し続けました。
梅本) イタリア医学部は比較的新しい英語医学部なので現地の情報があまりなく、不安は大きいですよね。
前田) はい。でも選択肢は限られており、日本では高額な私立大学か何年か浪人してようやく入れるかもしれない国立大学、そして海外だとさらに高額でIB試験を再受験しないといけない大学がほとんどでした。ハンガリーやチェコの医学部なども考えましたが、留年率や退学率が高かったり、入学試験が難しそうだったりと、行く気にはなれませんでした。
梅本) 確かに東欧の医学部は1/3の学生が放校や強制退学になるという情報もありますし、アメリカやイギリスの医学部は学費が非常に高額ですよね。
前田) はい。
その中で一番現実的で魅力的だったのがイタリアの医学部だったため、まずはインターネットで情報を集めることにしました。
梅本) 最終的にイタリアの医学部に決めたきっかけはありましたか?
前田)