Japan to the World! 世界を舞台に活躍する日本のファッショニスタたち
最初はあまりいい印象を持っていなかったベルリンですが、瞬きをしたら数年が経っていたという感じです(笑)。その理由を考えてみると、スローな私でもプレッシャーを感じずにいられる街の雰囲気が心地よかったのだと思います。ベルリンは型から外れた人々の巣窟のような面を持っています。みんながそれぞれ自分なりの意見や流儀を持っていて、それを堂々と表現することが許されている場所なのではないかなと思います。そしていろいろな知識、経験、トラウマを持っている人はみんな他者の意見に耳を傾けることができる。だからどんな人でも「いいんだよ、それで」と言ってもらえるし、相手をジャッジすることもないのではないでしょうか。
東京にいたときもロンドンにいたときも実は常にプレッシャーを感じていて「何かをしなきゃいけない」「何かにならなくてはならない」と思い込んでいた私にとってベルリンは「ここだ!」とハマった感じがしました。
ニットビスチェは友人の手作り。黄色いハーフスリーブニットはベルリン・クロイツベルク地区にあるヴィンテージショップのポップアップで購入しました。サイズ感がちょうど良いし、ふわふわしたモヘアの質感が可愛くて気に入っています。