浮気に溺れる夫…サレ妻が本音を吐露「何もない自分が嫌だった」気になるその後…
出張で訪れるサラリーマンが多いホテルに宗太はいた。
シャワーからあがり、腰元にタオルを巻き付けたままカバンの中でなる携帯のバイブ音に気が付き、手に取る。
さらさからのlineにわずかに目を見開いた。
すると、宗太の後ろから沙彩が画面をのぞき込む。
沙彩「さらさ先輩、実家に帰るって…もしかして、ばれちゃった…?」
宗太はちょっと考えるように上を見た。
でも自分の体に感じる、沙彩の柔らかい肌に気が取られる。
(最近、夜泣きひどかったし疲れただけだろ)
分かった。とだけ返事をして携帯をバッグに入れた。
宗太「…2,3日したら帰ってくるだろ」
沙彩「なら、良かった」
ふっと笑った沙彩が宗太にキスをする。
沙彩「でも、2,3日か…もうちょっといてほしいな」
宗太「え?」
沙彩「だって宗太先輩をひとり占めできるんだもん」
沙彩「…少しでも長く、堂々と先輩と一緒にいたい」
沙彩の甘い言葉に、宗太の鼓動が高鳴る。
宗太「なら、さらさが帰ってくるまでお前だけを見てる」
宗太は沙彩の手を自分のほうへ引き寄せると、ベッドに押し倒した。
数日後の朝。
分かった。と返信をしてから、さらさが帰ってこない。