「浮気しといて、なんなのその態度」妻がブチ切れした夫の身勝手な発言とは?
第7話:浮気にかまってる暇なんてない
日が暮れた19時、さらさの実家。
スーツを着た宗太が、目の前にいる。
ひなたをお風呂に入れて出てきたら…
母「さらさ、宗太さんが来たわよっ」
さらさ「え!?」
テンパっている様子の母に、さらさも声をあげる。
母「とりあえず、居間に通すから…早く着替えてひなたは私に預けなさい」
さらさ「うん!」
そんなこんなでバタバタと、気が付けばさらさはパジャマのまま、宗太と向き合っていた。
宗太が、さらさの顔色を伺いながら重い口を開く。
宗太「…もう、1週間だぞ」
しんとなり、お互い探るような空気感が漂う。
(浮気のこと、宗太の口から言ってほしいけど)
ひなたを母に見てもらっているので、すったもんだしている時間がない。
(来るタイミング考えてよね…)
少しイライラしながら、さらさは話を切り出した。
さらさ「あのさ…沙彩と浮気してるの、知ってるよ」
宗太がぎょっとした目をする。
さらさ「はじめはムカついたけど、いや、今も思い出してめちゃくちゃ腹立つんだけど」
宗太が息をのむ。
さらさ「沙彩を問い詰めるつもりはないし、宗太も問い詰めるつもりはない」