なぜ男性は大事な話を忘れるの?男女のすれ違いを起こす「記憶のメカニズム」
の特徴です。
■記憶のメカニズム
女性が男性に覚えてほしいと願う内容のほとんどが、「エピソード記憶」に該当します。だから必要性や重要性を理解したら、しっかりと記憶されるはずだと考えるんですね。
相手が覚えてくれないのは、その「理由」を理解していないせいだと思って、くどくどと「なぜそれが必要か」を説明します。
でも実際には、男性はそれを「手続き記憶」として捉えているケースが多いのです。
理由を把握していようが、繰り返し言ってくれないと覚えません。繰り返し言ったとしても、言葉だけでは認識しにくいものの場合、体得にさらに時間がかかります。
例えば、タンスのどこの位置に下着がしまってあるのか。
その程度のことでも、何度も忘れるのは「エピソード記憶」ではなく「手続き記憶」にカテゴライズされてしまっているからです。
自分で洗濯し、片付け、取り出す。そういう家事を何度もやって、体に覚えこませなければ、いつまで経っても覚えられません。
男女のすれ違いは、そのような「記憶の質」によって起こるものなのです。
■まとめ
記憶のメカニズム、ご理解いただけましたでしょうか。
相手に覚えてもらいたいなら、体感・体得させるといった工夫が必要です。