2017年10月26日 14:54
【男から見た結婚のリアル】第6回 毛を逆立てているネコのスタンプが送られてきた
のあとに「結婚してください」と送りました。
しばらくして「ケンカ売ってる?」という、非常にシンプルなお返事が返ってきました。とても静かな、神聖な朝の出来事でした。
ぼくにだけなんらか致命的な欠陥があるのか、世の多くの男たちにも共通する欠陥なのか、よくわからないのですが、ぼくにはサプライズを演出する方法がよくわからないのです。
わかるかわからないか、で言えば、おそらく「調べるとわかる」のだろうと思います。
ググればいくらでも答えが出てくる時代、「調べるとわかる」。
シャー!
でもどこかしら気恥ずかしいのです。
サプライズってたとえば、しんとしたレストランでいきなり明かりが消えて、ハッピバースデーが流れて、火を灯したろうそくが立てられたスイーツのプレートが運ばれてきて、多くの店員さんがテーブルの周囲を取り囲み、なんならそこに居合わせたお客さんもハピバを歌って、歌い終わって店内に明かりが戻ると、ぎこちない表情になっているお誕生日の人がいるあれのことでしょ?たとえばこれがサプライズでしょ?
こういうのを彼女は望んでいるのだろうか?
彼女が言う「サプライズ感のある『正式な』プロポーズ」って、なんだろう?
ハピバみたいに強烈なやつじゃなくとも、レストランで食事をしている途中に指輪を渡すことか?
と思ったところで、彼女はかなり強烈な金属アレルギーときたものだ。
こっちが毛を逆立てているネコのスタンプを送りたいくらいだ。シャー!(ひとみしょう/文筆家)
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