ウーマンエキサイトがお届けする恋愛の新着記事一覧 (7/104)
「デートの会計時に厚かましい態度を取れない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「男性との食事の際にしっかり支払いをすることが多い」という33歳のトピ主さん。しかし、“奢られ上手”な友人の話を思い出してはモヤモヤしたり、割り勘で偉そうにしてくる男性にむなしくなったり、デートがいまいち楽しめないそうです。かわいく美しく甘える方法や賢い振舞い、あるいはそんなことを考えずに楽しく付き合っていく方法を教えてほしい……と綴っています。「相手を見定めるためだけ」のデートだから、楽しくない!?恋愛より結婚をしたい思いがあり、「モタモタしている場合ではないのに、ケチさが見える男性だと少し躊躇してしまう」と悩める心境を綴っているトピ主さん。好意を持った男性との食事でも、割り勘だとモヤモヤしてしまう……とのことですが、好意やデートが楽しかったという気持ちが、お金のことに負けるのは、その程度の気持ちしか感じられない相手だったから、とも考えられます。仲がいい友達ならば、割り勘でも損した気持ちにはなりにくいはず。まだよく知らない相手で、しかも恋愛対象として「見定める」ようと思って臨むからこそ、奢ってもらえないと、女性としての価値を認められていないような、時間を損したような気持ちになるのでは、と推測しました。「知人や友人として仲良くなり、徐々に好意を持ち合ってからデート」という形であれば、こうした問題は起こりにくいと思いますが、「相手をまだよく知らないけれど、とりあえずデート」という流れも、大人になれば少なからずあると思います。モヤモヤしないためには、「相手の人間性や将来性を見極めよう」という意識はできるだけ捨て、「ただ楽しい時間を過ごすために会うんだ」という意識でデートをしてみるのが有効だと思います。“奢られ上手”になる秘訣も、そんなところに潜んでいるかもしれません。「奢られること」は愛情表現なの? 他人と比べてしまう理由こと恋愛となると、「奢ってくれるかどうか」を意識してしまう、という女性は少なくないですよね。そこには以下のいずれか、または複数の理由が関係していると考えられます。1)奢られると、女性として大切に思われている気がするから2)男性に奢られる女性のほうが、価値があると思うから3)他の女性たちと比べて、「待遇の不平等」を感じるから4)男性のほうがたくさん飲み食いするので、割り勘だと不平等だから5)男性のほうが給料が高いので払うべきと思うから6)気前のいい男性が好みだから「極端な友人のケースと比較しての被害者意識」という記述を見る限り、トピ主さんには(3)の「あの子だけ恵まれていてズルい!」といった心理はひとつあるようですね。他人を羨む気持ちを持つのは人の常ですが、羨み始めたらキリがないのもまた事実。世の中には、友人よりもっと“奢られ上手”な女性もいるでしょうし、裕福で、お金のことなど全く意識せずにいられる人もいます。他人を羨む心理は、「現状に満足できないとき」に多く生まれます。トピ主さんの場合、もしかしたら「急いで結婚相手を探さなければ」「だけど、うまくいかない」という焦りやストレスが、そうした感情に繋がっているようにもお見受けしました。奢ること=男性の本気や誠意、とは限らない。心ある関係を築くには気になったのが、「割り勘にしたのにペタペタ肌を触られたり偉そうにされたりすると、非常に虚しい気持ちになってしまい、お付き合いを進めるのも憂鬱に感じてしまう」という記述です。これは(1)の“割り勘だと女性として大切にされているように感じられないから”というのが理由なのでしょう。しかしながら、心ある人物かどうか、男性がこちらに本気かどうかはお金の支払いだけでは判断できないもの。「時間をかけて関係を築こうとしてくれるかどうか」「しっかり人として向き合ってくれるかどうか」などの観点も持っておくのがオススメです。“心ある人間関係”を築くには、ある程度の時間が必要ですし、多面的に人を見ていく姿勢も必要です。割り勘にされたことが多少引っかかっても、「この人はそういう人なのだな」と相手の一部分として受け止め、人としての付き合いは続けていれば、その人が持つ別の魅力が分かってきて、お金のことが気にならなくなってくる……なんてこともあるでしょう。「絶対に奢ってくれる男性がいい!」と思うならば、いっそ開き直ってそこを重視していくのもひとつです。他人の評価軸ではなく、「自分が納得いく結婚」ができるのが一番の幸せですよね。自分がどんな相手や結婚生活を望んでいるのか、漠然としているならば今一度、具体的に再考してみましょう。その上で、「世間の事情や友達がどうであれ、私は私らしい相手と、私らしい結婚をすればいい」といった強い心持ちを持っていれば、必要以上に“モヤモヤ”せずにお相手探しを進めていけるはず。自分の価値観や感覚を信じて、自分にとっての“最高の相手”を探していきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年10月09日「結婚する友人たちの幸せを祝えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。最近、結婚も考えていた恋人と別れたばかりだというアラサーのトピ主さん。前に進もうと努力しているものの、友人や同僚の結婚ラッシュが重なり、幸せ報告を受けとめきれずに参っているそうです。「すごく心が狭くなってるのを自分でも実感していて辟易している」「一人取り残された気持ちで辛い」と心境を語り、こういった時期はどうやり過ごすのがいいのか……とアドバイスを求めています。今は「非常時」と捉えるべし。最優先課題を自覚しよう「本当は心の底からお祝いしたいし、幸せになれて良かったと思う気持ちは嘘ではない」けれども、「友人たちに比べて自分はなんて不幸なんだろうと落ち込む毎日」を過ごしているというトピ主さん。ご自身でも自覚しているとおり、今は幸せな人に接する「心の余裕」がない状況なのでしょう。婚約者の愚痴を聞かされたり、結婚しろとプレッシャーをかけられたりすることもあるそうですが、つらいときは「今ちょっとそういう話を笑い飛ばせなくて」と、一度はっきり意思表示をしてみるのも一案です。それが難しければ、少し距離を置いて接するのが一番の策。しばらくの間、彼女たちと遊んだり食事をしたりするのは控えてみては。忙しい理由を作るか、「最近、調子が悪くて」「元気になったらまた遊ぼう」などと伝えてみてもいいと思います。こちらから距離を取ることにも罪悪感があるのかもしれませんが、今のトピ主さんは、国でたとえるなら「非常事態」にある状況。国内(=自分の心)が相当に混乱しているのだから、外交(=人付き合い)に目を向ける余力がなくて当然です。まずは国内を鎮めるのが先決で、平安を取り戻してから、また笑顔で外交を再開すればいい。まずは非常事態をなんとかすることが最優先課題と自覚して、そちらに力を注いでいきましょう。「非常時」を乗り切る方法は? 失恋後は新しい世界に出会うチャンスでは、この「非常時」を早く乗り切るためには、どのようにしたらいいでしょうか。1)夢中で打ち込めるもの、ハマれるものを見つける定番ですが、失恋後にそれまで興味のなかったアイドルにハマった、お笑い芸人のライブに行きまくった、映画館でたくさんの映画に浸った、語学やスポーツ、趣味活動に没頭した……といった経験談はたくさん聞きます。そこから一生モノの趣味を手にできることもありますし、一時的にでも何かに夢中になることは、失恋の喪失感や“持って行きどころのない気持ち”を鎮めるのに一定の効果があります。2)「ライトな交流関係」を増やすそうして興味分野が広がると、新しい交流関係が広がることも期待できます。好きなものを介してのライトな交流は、お互いに好きで楽しいと思っていることだけを話せる、という良さがあります。人生や恋愛のこと以外の話題で、人と楽しく笑えるような時間を過ごすうちに、少しずつ失恋の傷も癒えてくることが期待できます。3)「憧れの人物」を見つけて、真似をしてみる少し元気になってきたら、「素敵だな」「こんな人になりたい」と思える人物を見つけてみるのもおすすめです。芸能人、文化人、身近な先輩、よく行くお店の店員さんでもOKです。「私はこんなふうでありたい、こんな価値観で生きていこう」という指針があれば、他人がどう生きているかにも振り回されにくくなります。逆に言えば、今はそれが曖昧だからこそ、周りのことが必要以上に気になってしまうのかもしれません。結婚するかどうかに関わらず、思いどおりにならないこともある人生を「いかに楽しくしていくか」は自分次第。なりたい自分や目標に向かって前向きな気持ちで日々を過ごしていれば、新しい恋愛をする意欲もいずれまた自然に湧いてくると思います。環境変化には戸惑うけれど、そのうち必ず慣れる女性にとって「同性の友達が結婚する」というのは、割と大きな環境変化の要因となりやすいです。急に相手の興味や関心事が変わったり、パートナーや家庭のことで忙しくなったりして気軽に楽しく会えなくなると、こちらの生活にも影響が出てくる部分がある――。望むと望まざるに関わらず、人生には本当に様々な環境変化がやってくるものですよね。しかし、変化には必ず「慣れる」のも人の常です。トピ主さんも、今は周囲の急な変化に馴染めずしんどさを感じているけれど、そのうち結婚した友人たちのことを「そういうもの」として捉えられるようになる日が来るはず。なおかつ、そうした変化は将来、自分の身にも起こる可能性があるわけです。つらいと感じたときは、ちょっと俯瞰して、「今は色々周りが変化している最中だから、戸惑って当然だよね」「五月病みたいなもの」なんて理解してみるといいかもしれません。その上で、「私は私のペースでいい」「周りがどうあれ、私は私の人生を生きていくしかないのだから!」という強い気持ちも育てていきましょう。それに、本当に心が醜い人は、「友達の幸せを祝えない自分は醜い」なんて悩まないと思いますよ。本来のトピ主さんらしく周囲に優しく接していくためにも、しばらく今の最優先課題である「自分自身をいい状態に戻すこと」だけに集中していきましょう。応援しています!(外山ゆひら)
2017年10月02日若すぎるから、年齢差があるから、どちらかが再婚だからなど、親が結婚を反対する理由はさまざまあるもの。けれど、先日遠くから相談にきた女性には、深刻な事情がありました。彼女の親が結婚を反対しているのは、相手の親族に事件を起こした人がいるという理由です。だれもがそのことを知っている狭い地域社会で、親は娘を嫁がせたくないという親心から反対しているのです。すでに数年交際してきて、どうしても彼と一緒になりたいという女性。「あなただったら、これから別のいい出会いもあるわよ」と言っても、気持ちは固まっているようでした。また、彼のほうも「おまえのためなら何でもするし、どこへでも行く」と言うそうです。彼女をとても大事にしてくれそうな様子が伺えました。相性を見ても、これからの運勢を見ても申し分ありません。 この場合、当事者ふたりの決意は固いのですから、やはりその土地を離れ、ふたりで生活することを考えるのがいいでしょうね。彼が次男と聞いて、なおさらそう思いました。「愛しているから一緒になりたい」というだけでは、親を説得できないでしょう。覚悟して、押し切るかどうかです。親の気持ちに添えないなら、仕方ありません。このカップルの場合は幸いなことに、男性はどこに行っても通用する難関資格の持ち主で、女性も関連資格を勉強中とのこと。何もかもゼロからのスタートになったとしても、仕事を見つける努力をして、ふたりで食べていくことはできるでしょう。ふたりにとって動き出すのがいいとき、悪いときをアドバイスして相談を終えました。 「いつまでひとりでいればいい?」人生を変える“運命の恋”
2017年09月29日「彼氏から、『頑張りすぎる女性は好きじゃない』と言われた」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際中の男性に「頑張りすぎる女性は好きじゃないな、もっとほわっとしてて欲しい」と言われたトピ主さん。その場は穏やかに収めたものの、後になってその言葉に疑問を感じ、「納得の出来ないことを言われたので戸惑っている」とのこと。「彼とはこれからもお付き合いを続けたいので、彼の言うとおりにするつもりですが、客観的に見てこれはどうなのか」と意見を求めています。彼がそのような発言をした心理背景は? やきもちや劣等感の可能性も趣味サークルの広報紙作成を頑張っているトピ主さん。とはいえ、寝坊をしたり体調を崩したり、彼と会う時間に影響が出ていたりするわけではないそうです。彼は普段はとても優しく、人間的にも尊敬できる人なのに、なぜそのような批判的なことを言ってきたのか。下記のいずれか、または複数の心理が影響していると推測します。(1)別の世界に夢中になっている恋人を見て、「寂しさ」や「嫉妬心」を感じたから好きな相手に「独占欲」を抱いてしまうのは、典型的な恋愛心理。トピ主さんの彼も、自分が関われない“別の世界のこと”に夢中になっている恋人を見て、そのような感情を抱いたのではないでしょうか。さりながら、「自分以外のものに夢中になっている彼女を見るのは面白くない」とはカッコ悪くて言えない。寂しさのような、ちょっと面白くないような気持ちが、「頑張りすぎる女性は好きじゃない」といった遠回しな発言になって飛び出した可能性はあると思います。(2)「自分好みの女性でいてほしい」という気持ちからあるいは、自分の知らなかった恋人の一面を見て許容できなかった、自分好みの理想の恋人でいてほしいと思ったから……という可能性も。恋人にそうした思いをぶつけられたときに、「相手好みでいたいから努力しよう」と抵抗なく受け入れる人もいますが、「勝手な理想を押し付けられたくない」「ありのままの自分を好きになってほしいのに」などと強い不快感を示す人もいます。トピ主さんも、そんなふうに感じたのかもしれませんね。(3)頑張っている人の側にいると、「劣等感」や「羨望」の気持ちを刺激されるから彼が「劣等感」や「羨望」の感情を刺激されたから、という理由も考えられます。彼がもし競争心が強かったり、「もっと頑張らなくては」と思いがちな性格だとすれば、「頑張り屋な女性の側にいると、自分も頑張らなきゃいけない気がしてリラックスできない」と言いたかったかのかもしれません。あるいは、夢中になれる趣味があるトピ主さんに対し、自分にはそういうものがないために羨ましさを感じた、という可能性もあるでしょう。しこりが残る可能性も。まずは「どう感じたか」を伝えてみよういずれにせよ、今回の件で、トピ主さんは自分の長所を否定されたような気分になったのではないでしょうか。トピ主さんは好きで趣味を頑張っていて、生きがいも感じている様子。「自分の好きな自分」を恋人に否定されたら、悲しく思うのは当然だと思います。彼にトピ主さんを傷つける意図はなかったのかもしれませんが、どんな理由にせよ、彼の言葉が引っかかったのは事実ですよね。であれば、今からでも「私はこう感じたよ」「悲しかったから、もう言わないでほしい」などと正直な想いを伝えてみたほうが、“しこり”を残さずに済み、良好な関係を維持していけるように思います。それに、こちらが素直な気持ちを伝えれば、彼のほうも「実はこういう気持ちになったから、ああいう言い方をしてしまった」「言葉どおりの意味じゃなかったんだ」などと素直な気持ちを話してくれ、誤解が解けるかもしれません。「好みの女性」を演じても、長続きしないかも「彼の言うとおりにするつもり」なんて記述もありますが、「ほわっとした女性」を演じることを、今後ストレスなくやっていけそうですか? 足並みを揃えることも必要ですが、「自分らしさを隠し、相手好みの女性を演じる無理」を重ね続けていけば、いずれ疲弊し、関係が破綻してしまう可能性も。趣味関連のことを隠そうとするあまり、彼に嘘をついてしまう場面も出てくるように思います。それはあまり好ましくないですよね。ともあれ、今はまだ彼が本気で「頑張りすぎる女性が好きじゃない」と思っているのかどうかも不確かな状況。うやむやにするよりは、早めに話して解決しておくことをお勧めしたいです。仮に、彼が本当に「頑張る女性は嫌い、一緒にいたくない」と思っていると判明すれば、トピ主さんは「自分らしく交際できない」と感じ、今後を考え直すかもしれません。怖い気持ちもあるでしょうが、きちんと本音を伝え合うことは、長い目で見ればきっとプラスに作用するはず。「末長く一緒に歩んでいける相手かどうか」を知るためにも、ぜひ勇気を出して一度話しあってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月25日「褒めても、全然相手に伝わってない」なんてことありませんか? それは、褒め方や褒めるポイントが間違っているのかもしれません。男って~と一括りにしてしまうのではなく夫のタイプを理解して上手に褒めることで、いつの間にか自分の手の上で転がすことができるかも?そんな「タイプ別夫の褒め方」、今回は猫系夫の褒め方をご紹介します。猫系夫はgoing my way!猫系夫をもつ女性が揃ってこんなことを言います。「夫は我が道を行くってタイプで、マイペースっていうかなんというか…」そう、自分のペースを大切にする傾向にあります。そのため、一緒に行動していても違うことが平気で出来るタイプです。でも、これは裏を返せば「一緒にいること」に重きを置いているということです。一緒にいるから一緒なことをしなければいけない、なんてことはなくて、「一緒にいる」それだけで満足していられるのが猫系夫なのです。ある女性は「寿司屋に行ってるのに、お寿司の気分じゃないのか唐揚げとか頼んで楽しんでる人だよ」と呆れていました。何かしら共有していなければいけない! なんてことで縛っていると、相手がそっぽを向いてしまうかもしれません。褒めるときは「定番」より「違う」ことを猫系夫を褒めるときのポイントは、いくつかあります。そのひとつが「予想外」な部分をほめるということ。例えば、「洗濯物をたたんでくれるの本当に助かるわ」と言うのではなく、「たたみ方キレイだよね」と言う具合に、褒めるポイントを少しずらすことで、相手にとってグッとくる褒め言葉に変わっていきます。と言うのも、猫系夫は興味があるものに対して好反応を示してくれます。そのため、右から左に抜けていくような褒め言葉では、あまり心に響かないのです。猫系夫を褒めても、あまり反応を示してくれないと思っていたのなら、少し角度を変えた褒め方をしてみてくださいね。さり気なさを褒める猫系夫は、なんと言っても感情が読めないというところが最大の特徴ではないでしょうか。彼なりに意思表示を示しているつもりですが、こちらにすればとにかく伝わらない!実際、感情を表に出すことが苦手で、どうしても最初はとっつきにくい印象を持たれます。しかしそれは感情に流されない、自分を持った男性と言うことにもつながってきますので、その分冷静に物事を見ています。そのため、さり気ない気遣いをしてくれること多いのではないでしょうか。もしかしたら、なかなか気づきにくいほどのさり気なさかもしれませんが、彼が自分に対してとってくれた行動を観察してみてください。きっと、あなたへの優しさがそこかしこにちりばめられてくれています。そしてそれを喜ばれたいからしているのではないため、それについて褒められると、猫系夫はあからさまな態度として示さないまでも喜んでくれているはずですよ。態度で示すことで伝わるものもある何でも自分でこなしてしまいそうな猫系夫ですが、実は打たれ弱い面も持ち合わせています。そのため、弱ったときに下手くそに甘えてくることがあるでしょう。そんなときは「どうしたの?ちょっと変だよ~」などと茶化してはダメ!甘えてくれるのは、妻として信頼し心を最大限に許しているからこそ。頑張りを褒めるようにとことん甘えさせてあげてください。いつもの素っ気ない彼に戻ったとき、きっと充電完了した証拠ですよ。猫系夫は、基本的に干渉されず自分の時間を大切にします。でも夫婦になってから分かる、二人の距離感の心地よさがあるのではないでしょうか。いつまでも恋人気分!と言うよりも、ひとりのパートナーとして信頼し合え良い距離感を保てる、そんな彼と二人だけの心地よい距離を褒めることを混ぜつつ見つけていってくださいね。
2017年09月24日「男は褒めて伸ばす!」これは間違ってはいません。しかし、褒め方を間違えてしまうと、褒められたと感じないどころか「自分のことをなにも解っていない妻」のレッテルを貼られることも…。「タイプ別夫の褒め方」、今回は犬系夫の褒め方をご紹介します。犬系夫は愛情表現が豊かだが嫉妬も深い犬系夫は、とにかく愛する人への愛情を惜しみなく注ぐことが出来るタイプです。社交的で、周りに人がいる愛され男子。ただ、ちょっと嫉妬深い部分があり、それを隠すこともなく「モヤモヤしてるのに、なんで我慢しなくちゃいけないんだ?」と開き直るほど。「大人の男なら顔に出すなよ!」と突っ込みたくなるかもしれませんが、ストレートに気持ちを出すことも、犬系夫の特徴です。嫉妬心をあおることは、恋愛テクニックによく書かれていますが、犬系夫にはそれは逆効果。愛情と素直な気持ちで返すことが、犬系夫と仲良く続けるポイントになります。犬系夫は従順な分、ルールを重んじる犬系男子はとにかくモテる人が多いです。愛情表現もストレートですし、甘え上手、とにかく母性本能をくすぐってくれます。しかしその分、ルールを重んじる傾向にあるため、社会的な悪はもちろん、マナーやちょっとした身近なルールなどにも少しうるさくなります。しかしそれは、あなたを思ってのこと。無下にあしらうのではなく「本当だ、頼りになるわ」と褒めることを忘れずに。褒めて伸びるタイプ!とことん褒めて褒めて褒めまくる!犬系夫の特徴は、愛する妻に褒められることが生きがいです。そのため、どんな些細なことでも感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。ゴミ出しひとつ、洗濯物ひとつ…ぶっちゃけ「こっちは日常的にやってるんだから、お礼されるようなことでもないよね」と思うかもしれません。しかし、ここで「ありがとう!すごく助かるわ」と笑顔で伝えることを忘れないで。ありがとう+笑顔。これを当たり前にする必要があります。気分が優れないときも尾っぽを振って、褒めてくれるのを待つ夫に冷たい態度をとった場合は、メールで良いので感謝を伝えてください。当たり前になりすぎて、感謝することをおざなりにすると、自分を必要としてくれる女性に目を向けてしまい、その女性を恋してしまうことも。そうなってしまうと、彼の心を取り戻すことは困難になります。甘えるのではなく甘えさせることがポイント犬系夫の場合、どちらかと言えば甘えるほうが大好き。時として、子供に嫉妬するなんて面倒くさいことも(笑)。決して「父親なんだから、いつまでも恋人気分でいないでよね」なんてこと言わずに、甘えさせてあげてください。「仕事遅くまで頑張ってるよね」と言いながら膝枕してあげる。「子供寝かしてくれる良い夫はなかなかいないわ」と言いながらギューッとする。褒めにプラスして、甘えさせるような行動をとることで、彼の承認欲求がぐんぐん満たされていきます。もし「これをしてほしいな」と思ったのであれば、即実行!甘えさせながら褒める作戦をすることで、彼はあなたの喜ぶ顔見たさにどんどんやってくれるようになります。犬系夫は思った気持ちを伝えるだけで良い一番大切なこと、それが、あなたが今感じている気持ちを素直に伝えることです。褒めて褒めて…でも「違うな」って思うことがあれば、それも素直に伝えて大丈夫。犬系夫は、隠しごとが嫌いです。「これしてくれて助かったよ、ありがとう!でも、こっちにしてくれると助かるな」このように、感謝の気持ちも素直に。でも、改善してほしいポイントも素直に伝えることで、彼は「こうすればもっと喜んでくれるんだ」と理解してくれます。犬系夫の最大の魅力は、そのポジティブな考え方。悪くとらえるのではなく、素直に聞き入れてくれる夫に、建前や誤魔化しなんてする必要はありません。大丈夫、我慢するのではなく乗り越えていく。そんなスタンスで接することで、もっともっと関係が深くなれますよ!
2017年09月23日夫婦関係において最も危険なのが、妻本人に自分がモンスター化しているという自覚がない状態。自分を変えるための最初の一歩である「気づき」を得るためのヒントとして、自分がモンスター化していないかのチェックポイントをぜひ参考にしてください。 前回 は、幸せな結婚生活を長期に渡り続けるためには、まず自分の短所を認識し「モンスターワイフ」という概念を理解するのが大事というをお話ししました。今回は早速、典型的なモンスターワイフの具体例をご紹介します。代表的なモンスターワイフ:ビジュアル系モンスター■ポイント1.スッピン忙しさを言い訳に、いつでもどこでもスッピンな女性。大人の女性のスッピンは、怠惰な心の表れです。いつまでも夫に愛される妻になるためには、キレイでいようとする努力が不可欠。外出時はもちろん、家の中でもときにはナチュラルメイクを習慣化しましょう。スキンケアを朝晩しっかりしているかたは、もちろん素肌美人で大丈夫でしょう。シミ・シワ・そばかす・くま・くすみを毎日食卓に腰掛けて見ていると、夫も「妻は美を保とうとする意欲がないんだなあ、俺も手を抜くか」と思ってしまいます。そして意外に見落としがちなのがヘアケア。艶がないゴワゴワ髪をゴムでくくっているだけではいけません。白髪もちらほら…カラリングをさぼってはいませんか。■ポイント2.ムダ毛ボーボー恋人・夫婦仲相談所に寄せられる、妻たちのお悩みトップ3、それは「夫の浮気(キャバクラ、風俗を含む)」、「セックスレス」、「ED」です。そしてムダ毛は、夫の「その気」を根こそぎ奪ってしまいます。「どうせ今日はセックスしないし」などと肌をさらさないことを前提に、お手入れを怠ってしまう。ムダ毛そのものよりもむしろその図太さこそが、夫から女性として見られなくなる大きな原因になってしまいます。ムダ毛ボーボーモンスターは、ゴムがゆるくなったパジャマ、ヨレっとするまで履きふるしたパンツを履いているのとイコールとみなされます。夫婦間に「男女の緊張感」がなくなると、夫婦の寝室事情は大打撃を受けることをお忘れなく。図太くなってはいけません。■ポイント3.どこでもジャージとにかく「楽チン」を重視して行動している妻は、自分のおばさん化を疑わなければなりません。「楽チン」だから、いつでもどこでもジャージ姿。ジャージで外出までしてしまう。さらに、お腹まわりが「楽チン」な服ばかり着ていると、ウエストサイズの変化にも鈍感になり、おデブ系モンスターへまっしぐらという恐ろしい事態に。ジャージなどは運動着であって、普段着でも寝間着でもないのに、常にジャージでフラフラ…これでは女性らしさも色気も、これっぽっちもありません。ゴムのスカートやパンツもニアイコールです。ゆるい服を着始めると、動作と言葉ががさつになります。男が抱く気も失せる男っぽい女性。体育会系モンスターに…。■ポイント4.三段腹もとはスリムな女性であっても、妊娠・出産によりお腹のお肉が増え、緩んでしまうのは避けられないこと。けれども出産後半年を目途に、できる限り体型を戻す努力を怠らないようにしてください。これを意識して行わないと、あっという間に取り返しのつかない状態になってしまいます。セックスレス状態に陥ると、満たされない性欲の代わりに食欲を満たすという行動に走る妻が非常に多いのですが、それは負のスパイラルに飛び込む行為。「出産してから太りやすくなった」といった言い訳やスナック菓子から身を遠ざけて、スタイルをキープしましょう。注釈:「ぽっちゃりした女性にしか萌えない」というタイプの旦那さんもいます。そこは夫の好きなタイプを見極めて、微調整してください。太めではあるが、ウェストのくびれはあるというのがかなり重要です。■ポイント5.楽だからショート女性が長い髪をかき上げる色っぽい仕草を好む男性は多いもの。しかし妻たちの中には、育児が始まった途端「楽だから」と、自慢だったロングヘアをバッサリとショートにしてしまう人がたくさんいます。おばさん化の兆候である「楽チン」。「楽チン」を重視して物事を選択する妻たちの耳に、「髪、切っちゃうの?」、「僕はロングヘアが好きなんだけど…」という残念そうな夫の声は届きません。「だってショートのほうが楽だから」、「私の髪なんだから、どうしようと私の勝手」と、夫の好みや意見をバッサリ切り捨てて我が道を行くエゴイズムは、まさにモンスターワイフのそれです。注釈:吉瀬美智子さんや吉高由里子さん、新垣結衣さんは短いじゃないか。はい。美しい小顔女優さんは別世界の女性と思いましょう。言いたいことは、夫の好みを無視するのはかわいそう、ということです。以上がビジュアル系モンスターワイフの例の一部ですが、いかがでしょうか?「そう言えば私も…」と、あなたをドキッとさせるモンスターはいましたか?真の問題はビジュアルの背後で病む精神!「ビジュアル系モンスター」だけに外見に焦点を当ててご紹介していますが、外見以上に問題なのは、モンスター的外見の背後にあるその精神です。「子どもがいて忙しいんだもの、自分のお手入れどころじゃない。キレイになんてしてられない」という、開き直った怠惰な態度。「楽チンが一番! 今さら夫の目なんか気にしたって…」という、夫の気持ちや意見を無視したエゴイズム。これこそが夫たちを大きく失望させているのです。実際夫たちから話を聞くと、「外見のモンスター化はまだ我慢できる。耐えられないのは内面のモンスター化」だといいます。そこで次にご紹介するのは、「メンタル系モンスター」です。「ビジュアル系モンスター」以上にあなたを震撼させること間違いなしですが、自分と向き合うことから逃げてはいけません。どうぞ自分の胸に手を当てて読み進めてください。三松さんの著書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月18日「結婚するする詐欺に遭っているかもしれない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際3年半の彼氏がいる27歳のトピ主さん。結婚資金を一緒に貯めるなど2人で結婚を目指してきたものの、最近、本当に結婚できるのだろうかと不安が募っているそうです。結婚ネタばかり持ちかけるトピ主さんに対し、彼は嫌悪感を示し始めているそうで、「男性は彼女から結婚の話を聞くのが嫌なのはなぜなのか?」とも問いかけています。「不安」というより、「不満」と「猜疑心」が募っているのかも投稿には、「不安」という言葉がたくさん登場します。不安ばかりの自分に比べ、「トピ主さんを信じているから不安はない」という彼。申し訳ない気持ちになる一方で、「不安を取り去ってあげようとか何故思わないのか」と彼を責めるような心境になることもあるとのこと。「不安」というと弱々しくも聞こえますが、その正体は結婚を決めてくれない彼への「不満」と、本当に結婚するつもりがあるの?という彼への「猜疑心」ではないでしょうか。そのようなトピ主さんの気持ちを感じ取り、彼の結婚への覚悟は、どんどん萎(しぼ)んでしまっているのかもしれません。「ここ1年で結婚・妊娠をした人が周囲に5人もいる」なんて話を彼にしたら逆効果だった……なんて記述もありますが、「よそのカップルはこうなのに、なぜうちはできないの?」という論旨で責められたら、男女問わず気分を害する人は多いかも。特に男性の場合、自分の不甲斐なさを責められているような気分になり、ヘソを曲げてしまう可能性も感じます。今回のケースは、「結婚に至らない不満を口にし、自分を疑ってばかりいる彼女に対して、プロポーズする気力が湧いてこなくなっているのでは」という側面もあるのではと推測しました。「悩み続ける」よりも、「当面の方向性」を決めて動いていこうとはいえ、結婚に至らない理由がすべてトピ主さんにある、と言っているわけではありません。3年半の間交際しているし、自分としては今が適齢期だと感じている。女性として結婚や出産のチャンスを逃すのが怖い、という気持ちがあるのは当然だと思います。一度真剣な話し合いをしてみるのも手ですが、トピ主さんは既に「結婚する気があるか」「いつする?」などは散々聞いてきたとのこと。今年の初めには、「年内に結婚をするかしないか決めて」とも伝えたそうですね。しかし本音は、「今年いっぱい待ってるほど年齢に余裕はない」という気持ちにもなっている。「他の人を探すのも真剣に考えてみる」としながらも、「出会いが全く無い」「別れる勇気が出ない」といった後ろ向きな発言も見られます。今のトピ主さんは、「自分はこうしよう」と決める主体性や、人生に対する能動的な姿勢を身に付けるといいかもしれません。「前にも後ろにも進めない状況」なのは、人生プランを完全に彼任せにしてしまっているから。相手あっての結婚ではありますが、自分なりの計画を立てていくことは可能です。たとえば、「しばらく様子見をして、年末までにプロポーズがなければ別れよう」「これ以上待てない、と今月中に真剣に伝えてみよう」などです。こうしてみようと決めたら、迷いを捨てて実行していくことも肝心です。悩み続ける日々から解放されるためにも、主体的に考え、能動的に動いていきましょう。結婚は「今」の延長。幸福な時間を増やす努力もしてみよう結婚というのは、相手と共に過ごしている「今」の延長です。今この時点で幸せを感じられていない相手と、「結婚しよう」と決められる人は滅多にいないでしょう。もしトピ主さんの猜疑心や不満が募りすぎて、このところ二人でいる心地よさや幸福を感じられる時間が失われているのだとしたら、そうした時間を取り戻すための努力をしてみるのはどうでしょうか。「こんなに居心地よくいられる相手はいない」「別々に生きることが考えられない」くらいの円満な関係に達したときに、自然な形で結婚を決めていくカップルは少なくないものです。彼からは「絶対大丈夫だから安心しろ」「幸せにする為に仕事頑張ってんだから」といった力強い言葉も聞けています。確証はありませんが、彼はタイミングを見計らっているだけで、トピ主さんとの結婚自体は決めているような印象も受けました。ただ、惰性で関係を続けている状態だったり、トピ主さんが既に彼の言葉を一切信じられなくなったりしているようならば、別れて別の相手を探したほうがお互いのためという気もします。「この彼と一緒に生きていきたい」と思えているならば、意識的に「今ある幸せ」に気持ちを向けてみるのも一案です。不満や猜疑心を募らせるよりも、楽しいイメージを膨らませながら明るく過ごしていたほうが、彼の気持ちも結婚へ向かいやすくなるように思います。結婚に至るまでの交際期間は、カップルによって本当にそれぞれ。「急がば回れ」とならないよう、着実に2人の関係を一歩一歩、進めてみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月18日寄せられる数々のお悩みから、女性側にドス黒い闇の共通点があると感じる「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美さん。彼女たちに共通する闇とは? 全ての既婚女性に送る、女性がうちに秘めるモンスターの実態を解明します。「モンスターワイフ」という本を書いた理由夫婦仲相談所に寄せられるお悩み相談を読んだり、対面相談に来られるかたの様子を見つめていると「わかる、あなたの気持ちは痛いほど伝わります…」とうなづいて共感する反面、心の闇の奥底にひとつ、漆黒でカチコチに固い玉のようなイメージの「怖さ」を感じ取ることがありました。夫と平和に暮らしたいのに、新婚の頃の仲良い二人に戻りたいのに、どんどん夫と遠ざかるジレンマ。鬼気迫る様子…。私の目の前で、きれいな奥さんが子供のように声をあげて泣いている。でも、旦那さんは、この苛立ちが、少し怖くなっているのではないだろうか。だから、距離を置こうとする。会話がなくなる。表面的な気遣いしかしなくなる。この「怖さ」に自分で気づいてもらうには? とずっと考えていました。そして、言葉は強くなりますが、夫とうまくいかない妻の心のなかには小さなモンスターが生まれ始めていると表現しました。それが拙書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)を書いた理由です。わかりやすく伝えないと、悩める妻の方々は「すべてを夫のせい」にしてしまうのです。「私も悪いところがあるんですけど」という枕詞に「ほんとにそう思ってる?」と問い返したくなるほど「夫だけが悪い」の迫り方。そこに気づいてもらいたくて、モンスターというとんがった表現にしました。だれでも「モンスターワイフ」に変身してしまう危険性『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』を出版し、10年経った今でも「ものすごい衝撃を受けました」、「人生が変わりました」という読者の皆さんからの声が寄せられています。「モンスター」だなんて、ひどい言われよう…と思われるかもしれません。しかしどんな妻も、「モンスターワイフ」に変身してしまう危険性を孕んでいます。もちろん私自身もモンスターワイフでしたと、著書の前書きで猛省を伝えました。そう、どんな女性でも多かれ少なかれ潜む「イヤな女」の部分。これが暴走を始めた時、妻はモンスターワイフに変身し始めるのです。モンスターを退治して封じ込めよ不幸な結婚生活を送っていると思っている妻たちは、「かわいそうな私」像に気を取られ、「被害者」たる自分の短所は棚に上げてしまいます。そして夫ばかりを責め立てます。けれども問題をすべて相手の責任にして、相手を責めてばかりいては、状況は悪化する一方。問題を解決するためには、自分が変わるべき…というのは自己啓発書でよく目にする表現ですね。しかし、これは軟弱な表現です。私的表現は「モンスターを退治して封じ込めよ」です。自分のうちに秘めたモンスターは何か?と目を向けるほうがわかりやすいです。自分の中にいるモンスターは何だ!を知り尽くす。自分のどこを変えるべきか、そこをしっかりと具体的に認識しないまま、ただ漠然と「変わらなきゃ」と思っても、夫婦仲改善に向けての成果が上がるはずがありません。そしてモンスターがいなくなり、エンジェルが飛び始めれば夫婦関係も幸せなものへと戻ってゆきます。自分の中の「モンスター」を発見することが、夫婦仲改善の最初の一歩夫婦仲がうまくいかず、改善のための努力を続けている妻はたくさんいます。そして残念ながらその多くが「一生懸命頑張っているのに、何の変化もみられない」と感じ、そうした妻たちの苦悩が、私が運営する夫婦仲相談所に続々届いています。あきらめる直前で夫婦仲相談所を見つけてくださるので、内容はかなりヘビーなものばかりです。たしかに悩める妻たちは、努力を重ねているのです。女性誌を参考に「キレイな奥さん」を目指したり、夫の心を惹きつけるセクシーさを身につけようとしてみたり、家事を完璧にがんばったり。けれども夫の愛を遠ざける「モンスターワイフ」と化してしまった妻の「努力」は、夫の目にはモンスターの悪あがきにしか映りません。だから当然、夫婦仲は改善されない。すると妻たちは「私はこんなに頑張っているのに!」と苛立ち、さらにモンスター度を増していくという悪循環。だからこそ、自分の中のモンスターの卵を発見し、退治することが第一なのです。なぜそう言い切ることができるのか?現在、再婚してラブラブの生活を楽しんでいる私ですが、最初の結婚では大失敗を経験しました。当時の自分を振り返ってみて思うのです。あの頃の私は人間らしい優しい気持ちはありませんでした。自分のことや相手の状況を客観的に分析できる冷静さを失ったモンスターだったのだと。いま思えば、ひどい言葉を吐き散らし、怒り、不満げな顔を見せつけ、愚痴を言い、つねに不機嫌な妻でした。自分自身の苦い経験を踏まえ、長年にわたり多くの妻たちの相談にのる中で私が生み出した概念、モンスターワイフ。嫉妬心、猜疑心、依存心、エゴイズム、怠惰、無責任、無知、未熟さ、粘着質、見栄…こういったものが、モンスターワイフの卵です。こうした卵から生まれる典型的なモンスターワイフの具体例を、以降ご紹介していきます。あなたはモンスターワイフになっていませんか? あるいは、モンスターワイフの卵を抱え込んでいませんか?「私は大丈夫?」と、ぜひ自分で自分をチェックしながら読んでみてください。三松さんの著書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月17日「交際を始めると、なぜか別れたくなってしまう」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活で知り合った男性と交際を始めた30歳のトピ主さん。彼に魅力を感じてOKしたにも関わらず、交際を始めた途端なぜか負担になり、毎日のLINEも嫌になってきているとか。過去にも2度このような経験があり、「結婚したいのに、付き合った途端になぜこんなに重苦しい気持ちになるのか」と悩んでいます。交際をOKすると、責任や義務感が生まれてしまう?彼はトピ主さんに一目惚れし、猛アタックしてきたそうですね。トピ主さんも彼に好印象を持ち、結婚を考えられそうだと思ったから交際を決めた。それなのに付き合った途端、「日々浮かれている彼との温度差が大きくて負担に」なり、「期待に答えられないから辛いような気持ち」を感じてしまっています。「温度差」という記述にもあるように、トピ主さんは彼への好意がまだ温まりきっていないのでしょう。そういう状態で交際をスタートすると、なぜしんどい気持ちになってしまうのか。彼と付き合うと決めた責任がのしかかり、彼の期待に応えなくてはならない義務やプレッシャーを感じてしまうからだと推測できます。そのような感情は、ウキウキするような恋心を吹き消してしまいがちです。好感を持てる異性からアプローチをされれば嬉しい気分になり、その場では「うまくいくだろう」と楽観的に判断してしまいがちですが、トピ主さんはその決断が裏目に出てしまっている。であれば、交際承諾を一種の“契約”くらいに考えてみては。納得できるまでは簡単にサインをしないほうがいい……と冷静に対処できるかもしれません。「彼とスキンシップすることに違和感があった」という記述もありますが、今後は「スキンシップをしてもいいと思えるようになってから、交際をOKする」といったマイルールを決めておくのも一案です。婚活では、「YESかNOか」をすぐに決めるべき?しかしながら「婚活」の場合、交際までに時間をかけるのが難しいとも推測します。早急に恋人が欲しい、結婚前提の付き合いをしたいと望む人が多く集まる場所のため、「YESか NOか」は知り合って短期間で判断しなければならない。十分に想いが募ってから告白し、交際に至るのが“普通の恋愛”とするならば、婚活における「交際OK」は、ちょっと意味合いが違うのかもしれません。それでも、今回のようなことを繰り返したくないならば、安易にYESと言わない態度を貫いたほうが、未来につながる交際ができそうな気もします。例えばですが、今後交際を申し込まれた際には、「数ヶ月はお試し期間を設けたい」と提案してみる。その期間に居心地よく付き合えて、先に進みたいと思ったら正式OKをする、というスタイルです。まずは交際中の彼にも正直に気持ちを話し、「お試し期間にしてほしい」と提案してみてはいかがでしょうか。納得してもらえないようであれば、温度差が生じる相手とは縁がなかったと判断し、お別れするのがベストなように思います。トピ主さんのように「テンションを上げすぎず、ゆっくり関係を育んでいきたい」というタイプの男性も、きっとどこかにいるはずです。自分に合った相手や出会い方を「模索」することが、婚活なのかも外見も性格も好印象で、相性も良さそうで、早く結婚をしたいと考えている男性に一目惚れ&猛アタックされ、「結婚前提で付き合ってほしい」と言われた――。結婚を強く望む女性からすれば、理想のシンデレラストーリーのようにも聞こえます。でもトピ主さんには、そうではなかった。今回の件で、たくさんの気づきがあったのではないでしょうか。どんなに“よさそう”に見える相手でも、好きになれるかどうかとは別問題であること。自分はどうやら数週間程度で恋愛を始められるタイプではないこと。恋愛から順を追って進んでいける相手を求めていること……などです。気づきを力に変えるには、「自分は今後どんな行動を取っていけば、好きになれる相手に出会えそうか」「その相手と、どんな交際や結婚生活をしたいのか」をしっかり考えてみることが重要です。「自分らしい出会い方」や「自分の本心」を見つけていくのも、婚活の大切な過程。それはひいては、「自分の生き方」にもつながっていきます。一目惚れで猛アタックしてくるような男性は、受け身で交際が始められるのでラクではありますが、もしかしたらそういう“熱しやすい男性”とは相性が悪いのかもしれません。ご自身でもそう感じるならば、今後は違うタイプの男性を選ぶのもひとつ。今の婚活方法が合っていないのかも?と感じるならば、友人関係から始められるような場所に参加してみるのもいいでしょう。「いい加減、何かおかしいのかな」なんて心境も吐露されていますが、今のトピ主さんは試行錯誤をしている状況というだけで、少しもおかしいとは感じませんでしたよ。さまざまな経験を通じて、自分自身への理解を深め、素敵な出会いを見つけていきましょう!(外山ゆひら)
2017年09月11日「年下受け身男性との付き合い方」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。アプリで知り合った3歳下の男性と一度ご飯に行きたい、という30歳代のトピ主さん。彼も「デートしよう」と言っているものの、「受け身」だと公言され、なかなか日程が決まりません。「どうやったら遊びに行けるのか」「年下男性と付き合う場合、やはり年上がリードするべきですか?」とアドバイスを求めています。「リードしなければ」と感じている、本当の理由は?今までの交際では年上男性に甘えてきたため、付き合い方がわからない……というトピ主さん。なぜ普段はしない「リード」を、今回はしなければならないと感じているのでしょうか。彼が年下だとか受け身な性格だと言っているからだけでなく、「関係が一向に進展しないから」というのも大きな理由ではないでしょうか。トピ主さんは、彼に会いたいのになかなか会えないから、業を煮やして何か“こと”を起こしたくなっている。その行動を正当化する根拠として、「彼は年下だし、受身だと言ったこと」を挙げ、自分がリードすべきなのだ、と言い聞かせているようにも映りました。でも、女性のLINEアカウントを自分から聞く、はっきり「デートしよう」と言うなどの行動は、本当に“受け身”な男性にはなかなかできないことのような気もします。彼はアプリで知り合った男性とのこと。世の中には、女性の気持ちを引きつけておくために、自分に都合のいい嘘を並べる人もいます。彼がそうとは断言できませんが、言葉だけを鵜呑みにせず、そのあたりはしっかり見極めるようにしていきましょう。「相手がこうだから」ではなく、「自分がどうしたいか」を考えてみよう「向こうがその気なら、LINE友でもいい」としながらも、「正直、会うと好きになりそう」と葛藤をつづっているトピ主さん。会わずに言葉のやり取りをしているだけでも、本気で恋をしてしまう傾向が強いのが女性。連絡を取り続けていれば、どんどんハマっていってしまうような気もします。進展しなくとも想い続けるという選択もありますが、その場合、時間や心を消耗させるだけの恋になる可能性もあるでしょう。人を好きになるのは素敵なことですが、「相手がこうだから、私はこうするしかない」などと“人生の舵”までは任せてしまわないように。「自分がどうしたいのか」「彼がいいと思う理由」を一度じっくり考えてみてください。自分からアプローチをするならば、「ここまで頑張って、ダメなら諦めよう」といった決意もしておくのがベストのように思います。 今後については、次の案を提案します。彼を“何人かいる彼氏候補のひとり”くらいに考え、「友人」としてしばらく関わってみるのもひとつです。舞い上がりすぎず、あくまで友達として、彼の人間性や自分との相性をじっくり見ていきましょう。 ただ、「アプリで知り合った異性に『デートしよう』と言って会おうとしない」という彼の態度から考えると、「普通の友達」になるのは難しいかもしれません。そうであれば、いったん「彼はその気がない」と捉え、あまり構わず放っておくのも一案です。「会おうとしないなら、本気ではない」とトピ主さんがクールに対処していれば、彼は焦って誘いをかけてくるかもしれません。 時間を無駄遣いしたくない、彼氏を見つけたいという気持ちが強いならば、会う段取りを積極的にリードしてみるのもひとつ。彼がまたのらりくらりと交わすようならば、「脈はない」と見切りをつけ、連絡するのをスパッとやめる……というのも潔い選択だと思います。「見たくない事実」から目を背けていると、後からもっとつらくなる!?彼のFacebookを見てしまい、彼女がいるのでは?とも勘ぐっているトピ主さん。彼女がいても、恋の可能性がゼロなわけではありませんが、もしそうならば、彼は「彼女がいても、別の女性にちょっかいをかける男性」となります。いずれにせよ、フリーかどうかは早めに聞いてみては。真剣に彼と付き合いたいならば、重要な点ですよね。普段は賢明な人でも、こと自分の恋愛となると、冷静に見られなくなりがちです。「つらい事実を認めたくない」「自分の望むような展開になってほしい」などの心理が“バイアス”をかけるからです。それでも、見たくないことを先送りしていれば、あとで余計につらくなるだけ。目の前のある状況や事実をきちんと見つめることができる人ほど、結果的に自分にとってベストな選択をしていけます。トピ主さんも、年齢や受け身発言に惑わされすぎず、「彼女持ちでちょっかいを出す男性なら要らない!」「会えるまでは本気にならない!」くらいの強い気持ちは持っておきましょう。少し冷静になり、「自分と彼は今どういう状況にあるのか」「自分がどのような選択をすれば、幸せな恋ができるのか」についても、ぜひ考えてみてください。その上で、改めて「この恋を頑張ってみよう」と思うならば、自分なりにベストだと思う作戦を立てて、アプローチをしていってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月04日最後にご紹介するのは、非常に不幸な結婚生活を送ってきたにもかかわらず、「子どものために…」と離婚に踏み切れなかった女性のケースです。子ども側の意見を聞き出しました。H美さん:子どもの存在を理由に離婚に踏み切ることができなかった女性の娘どれほど切望していても離婚を決断できない理由として、多くの女性が挙げるのが「子どもがかわいそうだから」というもの。けれど望まない結婚生活を続けることが、果たして本当にお子さんのためになるのでしょうか?「子どものために」と離婚を選択しなかった女性のお嬢さんからお話を聞くことができました。「あなたがいなければ離婚してたのに」と言われた子どもの苦しみH美さんはいわゆる結婚適齢期の女性。整った顔立ちにスラリとした長身、仕事もできる素敵な女性です。彼女の父親は大企業で重要な役職に就き、いつも忙しい方だったそうです。母親はというと、夫は滅多に家にいないし娘も優秀で手がかからないからと、長い間趣味の世界に生きていました。ところが父親の役職が変わって長期出張や単身赴任がなくなり、家で過ごす時間が急に長くなり母親にとって非常に大きなストレスになりました。週末、あまりに露骨にイライラしているので、父親は身の置きどころに困り、好きでもない散歩にできるだけ出かけ、近所をブラブラしては申し訳なさそうに帰って来るようになります。そんな家庭の雰囲気がとてもイヤだったというH美さん。一番イヤだったのは母親が娘であるH美さんに、結婚生活に関する愚痴をこぼし始めたことだと。「パパが家にいるようになって、憂鬱で仕方がないわ」、「また単身赴任してくれたらいいのに」。「顔もみたくない」そしてH美さんにとって聞くのが最もつらかった言葉はこれです。「あなたがいなければ、パパとなんてとっくに離婚してるのに」親が子どもを愛するのと同じくらい子どもも親を愛しています。大好きなママが自分のせいで不幸な生活に甘んじていると知ったら、子どもはどれほどつらい思いをするでしょう。「親が不幸なのは わたしのせい?」実家から十分通勤できる距離の会社に就職したH美さんですが、両親の間の不穏な空気と頻繁に聞かされる母親の愚痴に耐えられず、就職と同時に実家を出ます。大人になった現在のH美さんは「母はいつも、離婚をしないのは私のためだって言ってましたけど。こうして私が自立した今でも、『大嫌いな父』と一緒に暮らしているんですよ。子どもがどうこう以前に、結局自分一人で生きていく覚悟がなくて、離婚に踏み切れないだけなんじゃないでしょうか…」とため息をつきながら言います。「あなたさえいなければ離婚している」。母親から子どもに向けられる言葉として、これは反則というべき言葉です。けれどH美さんのお母様もわざわざ娘を傷つけたくて言っていたわけではなく、不満だらけのつらすぎる結婚生活が、彼女にこんなことを言わせていたのでしょう。親の結婚ネガティブ思考は子どもに伝染するかもしれない母親の不幸な結婚生活は、H美さんの心の深いところに影を落としました。若くてきれいで頭も良いH美さんですが、真剣にお付き合いをした恋人は一人もいないといいます。現在も交際相手はおらず、結婚願望もなし。「でも、きれいだねって言われるでしょう?すごくモテるんじゃない?」と聞くと、「外見や仕事について褒められたり、食事に誘われたりすることはありますけど…でもなぜか、それ以上のことはないんです、本当に全然」とのこと。彼女は自分の恵まれた資質を鼻にかけて、ツンケンしているタイプの女性ではありません。非常に礼儀正しく、むしろ腰が低すぎるくらい低い印象です。それでも彼女の「(親密な交際は)本当に全然ない」という言葉を聞いて、何となく分かる気がしました。礼儀正しく友好的な彼女ですが、心のパーソナルスペースが広く、人を自分の心の深いところまで立ち入らせない印象です。特に男性は近寄りがたいのではないかなと感じました。身近な男女関係がボロボロだと恋する気持ちが萎えるのかH美さんは幼い頃から一番身近にあった、最も近い男女関係である両親の関係に絶望しており、だからこそ恋愛や結婚といったものに希望を持てずない。「恋も愛も男もいらない」という男性に近寄るスキを与えない雰囲気を放っているのではないかと思いました。若く美しい女性が、恋愛やその先にある結婚にまったく希望を持てずにいるというのは、何とも悲しい話です。それでも彼女のお母様の「子どものために離婚しない」という選択は正しかったと言えるでしょうか? このケースとは逆に、離婚後幸せな再婚を果たした女性のお子さんが自分の実の父親とだけでなく、自分の母親を幸せにしてくれている母親の再婚相手とも良い関係を築いている例も私は知っています。そしてドキッとする事例ですが、子どもの頃から両親の不仲を見ていたので自分を求めてくれる男をすぐ好きになってしまう、セックス依存症になってしまった女性の話も多数聞いています。「ママはパパに指一本触れられたくないって言ってたけど、私はそんなみじめな女になりたくない!」という言葉を聞きました。「夫との生活は不満だらけだけれど、子どもがいるから離婚など考えられない」そう思って夫を憎みながら日々を過ごし、老いてゆくかたは熟考の余地ありです。将来、子どもが恋愛に夢を持たなくなるor派手な男女関係を求める可能性もあるということです。○離婚をしないのは、本当に子どもが不幸になると確信しているからか○自分がその後の生活、世間体に不安を抱いているだけではないのか○精神的に不幸な結婚生活を続けていくことが、本当に子どものためになるのか○子どもに「あなたもママみたいな恋をして幸せな結婚をしなさい」と背中を見せることができるか慰謝料・養育費など経済的なこと、仕事のこと…課題は山積みです。しかし、そこに目をつむるとポジティブ離婚は逃げてゆきます。以上、4回にわたり『ポジティブな離婚』の実例をご紹介してきました。離婚というとつい、離婚後の生活の変化や経済的な問題、もう一度「おひとりさま」になること、「バツイチ」になること、子どもへの影響等々、ネガティブな想像ばかりしてしまいがちです。けれど離婚を新たな幸せへの第一歩とすることができるケースもたくさん存在することを、決して忘れないでください。離婚はもちろん大変な作業ですが、そこを通過してこそ得られる大きな幸せがあなたを待っているかも知れないのです。三松さんの離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月03日今回は前回ご紹介したA子さんとSさんのケースとは異なり、結婚前から二人の間に問題があることが認識されており、それを克服するために努力したものの、力尽きてしまった女性のケースをご紹介します。Rさん:結婚したら忍耐がつく!と思うなかれ。我慢できないものは我慢できないRさんの場合は、結婚前から自分の結婚生活のネックになるであろう要因を認識していました。二人の生活スタイルが真逆なのです。Rさんは仕事でもプライベートでも世界中を飛び回る生活。対する夫は郊外のマイホームで、妻と二人の子供と落ち着いた幸せな家庭を築くことが長年の夢。「家のことは僕がするよ」は本当か自分は彼の夢を一緒に叶えていける妻になれるだろうか…Rさんは不安に思っていました。それでも熱烈な恋愛の末に「家のこと、子供のことは、僕ができるだけ頑張るよ」という彼の言葉に背中を押され、ついに結婚に踏み切ります。この駆け引きは、一般的に女性ほとんどが陥るプロポーズです。庭付き一戸建ては、閉じ込められたラプンツェルの塔そのもの結婚後すぐに、二人は一軒家を購入。「僕の夢だから」と新居にかかる費用は夫のほうが多く負担してくれました。Rさんも以前のように気ままに旅行三昧というわけにはいきません。また都市中心部のコンパクトなマンションでの生活に慣れ切っていたRさんにとって、郊外の庭付き2階建ての維持は、夫がかなり頑張ってくれたとはいえ、想像以上に時間もエネルギーも奪われる作業でした。そして、夫の最大の夢である子供の問題。なかなか子宝に恵まれないRさんは、不妊治療を始めます。それまで以上に時間とエネルギーを奪われる毎日。そこに夫の期待に応えたいというプレッシャー、さらには孫を心待ちにしている夫の両親からのプレッシャーまで加わることに。夫と義父母からのダブルプレッシャーは妻を4倍疲弊させるものです。Rさんには次第に夫の夢のお城が、自分を閉じ込める牢獄のように思えてきます。家や庭の手入れに追われる。孫の誕生を待つ夫の両親に作り笑いを浮かべる。Rさんは独りぼっちになったような気がしていました。相手を好きだという気持ちだけでやっていけると思っていた結婚生活。フタを開けてみれば思ったよりもずっと大変で我慢の連続。子供に恵まれず、そのせいで夫の両親のみならず、夫までもが自分を急き立てる敵のように見えることになるとは。アクティブな国際派のRさんと、穏やかで幸せな家庭を何よりも望む旦那さんとの結婚は、うまくいくのだろうかと仲間内でも心配されていました。このまま結婚生活が破綻したら「ほら、やっぱりね!」「だから言ったのに…」と、みんなに愛想を尽かされてしまうのではないか。Rさんはどんどん自分を追い詰めてしまい、うつ状態に陥って専門家のカウンセリングを受けるようになります。このままでは自分が自分でなくなってしまう…Rさんはついに離婚を選択。 同じ生活スタイルの男性が出現離婚はRさんを心身ともに疲弊させましたが、それでもようやく再び自由の身になった時、Rさんは自分の人生を取り戻した安堵感で一杯になったといいます。もう一度自由に生きることができればそれだけでいいと思っていたRさんですが、離婚後しばらくして素敵なパートナーが現れました。彼はRさんよりひと回り年上の離婚経験のある男性で、Rさん同様仕事に旅行にあちこち飛び回るライフスタイルを愛する人。結婚や子供を持つことに特別な憧れを抱いておらず、Rさんにプレッシャーを与えることもありません。現在二人は同棲という形を取っていますが、彼とならいつか再婚という話になってもいいとRさんは考えています。「好き」という気持ちが永遠に継続するかは心がけ次第相手を好きだと思う気持ちだけで結婚に飛び込むことはできるかも知れません。しかしその最初の気持ちだけで結婚生活を維持していく夫婦はわずかです。夫婦は運命共同体。二人を取り巻く環境変化やアクシデントに「好きだから」という気持ちはしぼんでゆく場合があるのです。二人の間での選択や決断が、自分の人生にダイレクトに影響を及ぼします。夫婦として家族になった以上、相手の家族が自分の人生に立ち入ってくることも避けられません。そして、そうした状況が結婚前の想像をはるかに超えて困難なものである場合、Rさんのように精神の不調につながってしまうことも。またRさんのように真面目で責任感の強い人ほど、「自分で考えて自分で決めた結婚なのに、離婚を選んだりしたらまわりに何と思われるか…」と思い悩んでしまう傾向があります。けれど人にどう思われるかをどれほど気にしても、他人はあなたが苦しんでいる責任を取ってくれるわけでも、あなたを幸せにしてくれるわけでもありません。世間体は捨てる! 自分にとってよりよい未来を追求することを選択してください。離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページの三松さんのプロフィールから。
2017年09月02日「結婚と子供が幸せって発想、押し付けないで」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、10人以上とデート経験はあるものの、交際経験はゼロだという30歳代の女性。周囲の既婚者や子供がいる人たちが、「求めてもないアドバイス」や「あたかも自分たちの方がレベルが上だというような話」をしてくることに不快感を覚えており、その対処法について尋ねています。どうしたらストレスを溜めなくて済む?(1)一度だけ、きっぱり意思表示をしてみる「したい事をして気の合う人とその場限りの楽しい時間を過ごし、気楽に生活しています」「何の不自由も孤独感もなく幸せで、こっちのスタイルの方が向いていると思う」というトピ主さん。不快なアドバイスをしてくる人に対し、「お付き合いを選択しない私に、そんなアドバイスは意味がわかりません」と怒りを示しています。そうであれば、一度だけでいいので、その気持ちをはっきり伝えてみるのもひとつ。言い方は和らげるにしろ、「申し訳ないけど、そういうアドバイスは私には必要ない、聞きたくないんだ」という意思を伝えれば、次回以降は言ってこなくなる確率が高くなると思います。他人の発言をコントロールすることは不可能。それでも、相手の言いたいことが自分の聞きたくないことであった場合、その事実を伝えて、不快な時間を減らす努力はできます。ビシっと言うのは抵抗があるかもしれませんが、後から長くしんどい気持ちを溜め込むくらいなら、思いきって言ってしまったほうが結果的にストレスを減らせ、関係を良好に保てることもあるでしょう。(2)「別の話題」を積極的に投げていく多様な生き方が増えてきた今の時代にしても、「恋愛や結婚などは、多くの人に共通して話せそうなテーマだから、つい話題にしてしまう」という人は意外に多いのではと思います。仕事の話は業界や環境が違えばわからないことも多いですし、趣味の話も、そうそうぴったりと合う人はいない。トピ主さんの周囲の方も、適当な話題を見つけられないために、つい恋愛や結婚のことを話題にしてしまうのかもしれません。でも、もしそうであれば、「別の話題」があれば済むことです。聞きたくないアドバイスをされた時は、「そういう考え方もあるんだね〜」とさっと受け流し、「ところで、○○のことなんだけど」とこちらから別の話題を提供していく。恋愛や結婚の話題に興味がない、ということを“態度で”伝えていきましょう。(3)「話題が見つからない相手」とは距離をとる「別の話題ができない」「話題を探すのも苦痛」というような相手ならば、いっそできる限りの距離をとって接するのも一案です。相手が上司など気を遣う相手であっても、「プライベートのことなのだから、ストレスを抱えてまで真面目に聞く必要はない!」と心の耳栓はふさいでおきましょう。結婚や子育てで、人は「レベルアップ」するの?「お付き合いする、結婚する、子供を育てるっていうのは、人間としての精神レベルか何かのステップアップになるのですか?」と投げかけつつ、不快感を示しているトピ主さん。そういうときは、「この人は、結婚や子育てを体験しての“自分の感想”を言っているのだな〜」と自分と切り離して受け取るのがベストです。「へぇ、そうなんだね」を口癖にしてみましょう。結婚や子育てによって、自分が成長した、人としてレベルアップした……と感じる人は、確かに少なくないようです。でも、成長やレベルアップの機会が世の中にそれだけしかないわけではありませんし、同じ経験をしても、学び取るものは千差万別。何を言われても、「私は自分の人生経験のなかで成長していこう」と思っておけばいい。「結婚や子育てをしなければ成長できない」なんて意見を押し付けてくる人がいたら、反論してもよし、無視しても聞き流してもよし、自分とは理解しあえない相手だと諦観(ていかん)してしまってもいいと思います。「今の私はこう」という柔らかなスタンスでもいい「私は人と親密な関係性が築けず、恋愛とか結婚とか向かないっぽいですよね?」と問いかけているトピ主さん。「向かない」と決めてしまった方が迷いが減って楽な側面はあるかもしれませんが、「これから先ずっとそうなのだ」と決めつけて自分を縛る必要もないのですね。「今の私には、とりあえず恋愛や結婚が必要ない」くらいの柔軟なスタンスでいるのもひとつです。それを誰かに主張する必要もありません。でも、心の中では「今はこうだけど、そのうち誰かと生きてみたいという気持ちが芽生えてくるかもしれないしね」くらいの気持ちでいれば、立場や価値観が違う人に対しても、必要以上に鎧(よろい)を着なくて済み、自分がラクにいられることでしょう。強い意見を押し付けてくる人には、同じくらい強い態度ではね返すのもひとつですし、「のれんに腕押し」なんて諺(ことわざ)にもあるように、こちら側が取り合わない姿勢でいれば、相手も張り合いがなくなり、そのうち意見の主張をやめてくるでしょう。自分の生き方にしっかり自信を持っているトピ主さんですから、きっと上手に対処していけると思います。負けずにいきましょう!(外山ゆひら)
2017年08月28日相手への“妥協”を我慢と捉えるか、「まあいいか」と流せるかが大きな分かれ道となります。 前回 に引き続き、次の幸せをつかむための投資となるポジティブな離婚についてご説明していきます。A子さん:インドア派vsアウトドア派、最初は合わせていてもずっとは辛いA子さんとSさんご夫妻は学生時代から交際しており、就職とほぼ同時に結婚しました。物静かで優しい夫と明るくフレンドリーな妻A子さんの結婚生活は、はじめの数年間はうまくいっていましたが、次第にお互いに不満を抱き始めます。夫の趣味は一人で楽しめるインドア派ものが多く、対するA子さんの趣味は大勢で賑やかに楽しむものばかり。夫の趣味の中にA子さんが興味を持てるものはなかったので、夫が妻の趣味に付き合うという形が自然にでき上がっていました。それでも学生時代や社会人経験が浅いうちは、自由に使える時間がまだ十分にあり、そうしたライフスタイルを続けていくことが可能でした。しかし会社で重要な仕事を任されるようになった旦那さんは、もっと勉強のための時間が欲しいと考えるようになります。また忙しい仕事と勉強の合間には、自分の趣味を楽しんでリフレッシュしたいという思いもありました。そんな夫の変化に妻のA子さんはショックを受けます。いつでも自分のために時間を割いてくれ、自分の趣味に付き合ってくれた理想の夫が、別人のように変わってしまった。それでも夫との時間を大事にしたいA子さんは、自分から夫の趣味に付き合ってみることにしました。けれどもやはり、楽しいと思えません。彼女のそんな思いは旦那さんにも伝わり、一緒に楽しむ時間はなくなりました。一緒に時間を過ごそうとすればどちらかが大きな妥協を強いられるという現実を、認めざるを得ない状況に。またちょうどその頃、二人の間に大きな問題が持ち上がっていました。子どもはいらないということで長年合意していた二人ですが、友人たちに次々に子どもが生まれ、自身の年齢を切実に意識し始めたA子さんが突然、子どもが欲しいと言い出します。旦那さんのほうは寝耳に水で、仕事に勉強、自分の趣味に、妻の趣味にも付き合わなければならないし…と、ただでさえ大忙しなのに、さらに育児が加わった生活など想像もつきません。互いに憎み合っているわけではなかったので二人は長い間悩みましたが、結局子どもの問題が決定打となり、夫婦は離婚を選びました。離婚後の二人その後二人はどうなったか。長い付き合いのパートナーと別れてさぞ落ち込んでいるだろうという周囲の心配をよそに、二人はともに、程なくして新たなパートナーに出会いました。そしてA子さんは、トントン拍子に念願のママに。旦那さんのほうも、彼の仕事にも趣味にも協力的な女性と再婚。そんな彼女とは未来のビジョンの共有も非常にスムーズだったそうで、今では良きパパになっています。離婚から二人が学んだこと元仲良しカップルのA子さんとSさんが自分たちの結婚の結末から学んだことは、まったく同じことだったそうです。○一緒にいるために妥協しなければならないことが多すぎる関係は、長くは続かない○自分がどうしても譲れないものがハッキリ分かって、パートナーに求めるものが明確になった最初の結婚から得た教訓があったからこそ、二人には次の幸せへの最適・最短ルートがクリアに見えており、だからこそすぐに幸せな再婚をすることができたのでしょう。こうしたケースは比較的若いうちに結婚したご夫婦や、結婚後に夫婦のどちらか、または双方が人生の大きな転機を迎えたご夫婦によく見られます。人は変わります。環境も変わります。自分も相手も変わっていきます。そして変わった自分と相手が一緒にやっていこうとした時に妥協せねばならないことが出てきます。「妥協」=「すり合わせ」です。目をつぶって相手を優先する。妥協によって、一方に“我慢”という意識が芽生えます。この積み重ねを不満のかたまりにするか、“我慢”と思わず昇華できるかで大きく変わってきます。離婚を望むかたの言葉で定番があります。「私だけが我慢してきた」「僕はずっと目をつむっていた」“我慢”になると限界が見えてきます。妥協が自分と相手の人生を苦しいものにしてしまうものならば、二人の関係を解消して、それぞれが望む未来を追いかけたほうが、グッと幸せに近付けます。次にご紹介するのは、二人の間の問題を認識していながら結婚に踏み切るも、結婚生活の現実の重圧に耐え切れなくなってしまった女性のケースです。
2017年08月27日私は「恋人・夫婦仲相談所」の所長として、相談者の皆さんに日々さまざまな角度から夫婦仲改善のためのアドバイスをしています。皆さん、離婚ではなく改善を目指して訪ねて来られます。お話を聴いていると、中には関係改善を目指すのではなく、夫婦関係の解消という道を選択したほうがお互いに幸せになれるかもしれないと推測できるご夫婦もいらっしゃいます。ポジティブな離婚!? 次の幸せをつかむための『ステップ1』としての離婚ととらえる夫婦の3組に1組が離婚するという現実もあり、離婚に関するネガティブなイメージは一昔前よりもだいぶ薄らいできたように思います。それでもいざ自分自身の問題として、離婚を考えるようになったら…その時にはきっと、離婚後に起こりうる問題、デメリットばかりを想像してしまい、離婚によって手に入れることができるかもしれない幸せな未来やメリットは打ち消されてしまう方が多いです。私自身2度の離婚を経験しています。様々なことを学習し、猛省しました。現在は3度目の結婚をして、とても幸せな毎日を送っています。まさにポジティブ再婚成功者です。そんな私から、離婚を選択したほうが幸せになれた方、つまり『ポジティブな離婚』を選択された方の例をご紹介したいと思います。Jさん:「手がかからない女だと思って結婚したのに…」と 言われた女性Jさんは仕事熱心で、プライベートではかなりドライな感覚の持ち主でした。結婚についても、「長い人生何が起こるか分からないので、いざという時に助け合える相手がいたほうがいい」と考え、まだ若いうちにいわゆる『3高』男性との結婚をあっさり決めました。旦那さんはいつも仕事で忙しく、二人で過ごす時間はほとんどありませんでしたが、Jさん自身仕事が充実しており、友達が多く実家との行き来も多かったので、「結婚なんてこんなものだろう」と思っていたそうです。ところが旦那さんの転勤でまったく馴染みのない地方に引っ越すことになり、新天地でJさんが見つけた仕事は以前ほどやりがいのあるものではなく、以前ほど忙しくもありません。友達とも実家の家族とも遠く離れて、それまでに感じたことのない寂しさに悩まされるようになったJさん。新生活について、新しい仕事について、自分が抱える寂しさについて、一緒に暮らしている旦那さんに相談したくても、彼は自分の仕事で手一杯。話を聞いてもらおうとしても邪魔者扱いされ、「手がかからない女だと思って結婚したのに…」などと言われてしまう始末。そうこうしているうちに妊娠・出産についても考えなければならない年齢になってきたJさんがそうした話題を切り出しても、「こんなに忙しいのに、子供なんて考えられない」の一点張りで、話し合いに持ち込むことすらできません。そしてようやく、Jさんは気づきました。「私は自分の話を聞いてくれる人、困った時や悩んでいる時に、味方になってくれる人を求めているんだ! 今後そういう人とめぐり会えるかどうかは分からないけれど、一緒に暮らしていながら私の存在を無視し続けている夫と夫婦でいるよりは、一人になったほうがずっと寂しさも惨めさも小さくなるはず」と。仕事で忙しく、家で過ごせる時間が限られることは仕方がないにしても、困っている妻の話に耳を傾ける気がまるでない夫。そのことがはっきりと分かったJさんは、離婚を選びました。その後地元に戻り、再びバリバリ仕事を始めたJさん。しばらくすると素敵な出会いがあり、今ではお子さんにも恵まれ、とても幸せそうです。もしもJさんが○私の結婚生活はまったく幸せなものではないけれど、経済的にラク○もう若くないし、『バツイチ』って言われちゃうし、世間体が悪い○子供にパパがいないのはかわいそう○離婚したところで、幸せな未来が待っているわけでもないと、自分の不幸な現状に甘んじる道を選んでいたら? 彼女の今の幸せはあり得ません。Jさんの離婚はまさに、『ポジティブな離婚』の好例と言えるでしょう。自分が何を食べたいのかきちんと認識しないまま、何となくお蕎麦屋さんに入ってしまった。入ってみてから、自分はカレーライスが食べたいんだと気付いた。お蕎麦屋さんでどれだけ待ったところで、カレーライスは出てきません。自分の望むものが手に入らない場所で延々不満を募らせよりも、自分が本当に欲しいものを探しにその場を後にしたほうが、幸せな未来への『足がかり』になることは言うまでもありません。次回は結婚前にお互いのこと・お互いが求めているものを理解していたものの、時が経つにつれて夫婦としてやっていくことが難しくなってしまったご夫婦の例をご紹介します。
2017年08月26日こんにちは。栗原達也(くりはらたつや)です。今回は、“街角で見る、若い人たちについて気になるところ”についてお話します。まず、若い男の子。全体的にだらしないファッションは、流行かもしれないけれど、困ったもんだなあと思っている。特に、下着が見えるほどずり下がったズボン、いやパンツか…。そのまま重力に従って足元に落っこちそうで、「何をやっているんだ!」と声には出さないが、心の中で叫んでしまう。女の子は胸と下半身と両方を隠すものだが、男は人前にさらしてはいけないところが下半身の1か所なわけで、そこがビシッと締まっているから男らしいと言えるんじゃないか。それが、パンツや下着ごと、ずるずると下がってしまいそうなのは、どういうわけなんだ。それから、タトゥー。芸能人や外国のスポーツ選手の影響か、本当に最近、増えてきた。私の年代だと、やはり「ファッション」とは思いにくい。日々、つけたり消したりできるシールや、染料で描くならまだしも、実際に彫ってしまうのは、やはり反社会的なイメージが強い。刺青には文化的、装飾的な意味もあるが、歴史上、刑罰として、特定のグループに属する記号として、ほかの人間への威嚇(いかく)としての意味が強く、普通の若者が体に入れるものじゃないと思う。第一、消したいと思ったときは大変な手術になるのだから、軽率なことはしないでほしい。 そして、女の子。男同様、お尻が見えそうというのは言語道断。ヘソも出しちゃダメだ。さらに女の子で問題なのは、「彼氏」というわけじゃない、自分でも好意も何もない男とセックスして平気な子がいることだ。友だちの彼氏だったり、ほかに決まった相手のいる男、会ったばかりの男…と、「減るもんじゃなし」と簡単に体の関係を結んでいる。また、それを平気で口にする。自分は古い人間かもしれないが、そんな若い女性に会うと、不思議で仕方がない。セックスは秘め事であって、人前で言うことではないし、おたがいに想い合っているからこそステキな体験になるんだ。そういう特別な関係を大事にできる女性でいてほしい。「誘われたからセックスした」「そんな雰囲気だったから」といったような薄っぺらな考えしかできないと、そういう子が母親になったときに、子どもにどうやって、自分を大事にすることを教えられるんだろうと思ってしまうね。ある意味、いまの日本が平和だから、親世代が眉をひそめるような風潮があるのだろう。でも、何かと「いきすぎ」だ。だらしないとか、露出度の多いファッションや性にルーズな風潮は早く終わってほしい、昔に戻ってもらいたいね。高級なものでなくてもまったくかまわないから、こざっぱりとして清潔な服をきちんと着れば、若者のすばらしさは、もっともっと輝くのに…と思っている。こんな自分は、古いんだろうか。 ずっと報われないまま?<長期進展なし恋⇒終結>相手の本音、選ぶ人
2017年08月25日好き合って結婚したにもかかわらず、離婚が頭によぎる生活は、つらいものですよね。どうしても気持ちがさめてしまい「あいつのことはもう愛せない」と思わせてしまう妻がいます。ヒステリックな妻? 金銭感覚が違いすぎる? もちろん、そのような部分も愛が冷める原因になりますが、実は何気なく過ごしている生活の中で「嫌いだ」と思うことがあるのです。いったい、どんなときに夫に「嫌いだ」と思われてしまうのでしょうか。夫に嫌われる妻とは■「夫には何を言っていい」と胡坐をかく妻交際中は気持ちを押し殺して「嫌われないための行動」をとっている女性も少なくありません。しかし、結婚してお互いの気持ちが安定すると、妻もついつい素の自分を出していくようになります。もちろん、これ自体が悪いことではありません。しかし「親しき中にも礼儀あり」と言うように、夫婦であっても一線を越えた発言をしては、相手の心を傷つけてしまいます。「何でも言える関係=いい夫婦」では、ないのです。ある女性は、冗談でよく「邪魔~!」「二人でデートとか嫌だ」「ウザい~」と言う発言をしていたのですが、彼女にとっては深い意味もなく、笑いの延長線上だったのですが、彼がある日「いい加減にしろよ。俺、最近のお前本当に嫌い」と言われたそうです。夫にとってみれば、存在価値を否定されたと同じこと。このように、何気なく話の中で相手を傷つけるような発言をしていた場合、少しだけ言葉を選んでみましょう。■自分のことを棚に上げる妻いろんな女性から「夫は自分のことばかりで、家のことは何もしてくれない」「いまだに子供と上手に遊べない」など、不満の声を聞きます。もちろん、家に帰ればゴロゴロしてなにも協力をする気がない夫であれば、イラっとすることもあるでしょう。しかし、本当にそれは自分だけが頑張っていることですか?ある自営業の男性は「妻から一度も「何か手伝うことある?」と声をかけてくれたことはない。にもかかわらず、家のことしろ!子供くらい見ろ!と自分のことは棚に上げて文句ばかり…不満が溜まって、今では何のために結婚しているか分からなくなるほどです」とため息をついていました。何も、一緒に仕事をしろとは言いません。彼の仕事への労いやちょっとしたサポートができることを声かけしてみるだけで良いのです。それをすることで、自分も相手のフォローをしたいと感じてくれるようになります。ついついやることが多ければ多いほど、自分だけと感じてしまいがちですが、夫は夫で頑張っていることがあることも、頭の片隅にいれてあげることで、伝える言葉がきっと見つかりますよ。■無自覚に周りと比べる妻男はナンバーワン、女はオンリーワンを求めるもの…。自分の本に書いたことがあるのですが、男性と言うのは自分の価値を数字で示すことが多いです。例えば告白された数や年収など、何かと数に関係するもので価値をはかろうとします。そんな男性にとって、周りと比べられることを女性以上に嫌います。よく女性はコミュニケーションの一環で、ご近所の人や友人の話をしますよね。そんなときに、相手の夫や家族の話を出すのですが、そんなときに「○○さんの旦那さん、昇進したんだって~」「今度のボーナスで海外行くとか羨ましいわ~」なんてことを言っていると、自分の価値が低いと男性は感じてしまいます。女性にしてみれば、比べているつもりもないし話題の一つに過ぎないのですが、男性はそうは感じません。「俺のことなんだと思ってんだよ」「比較ばっかりしやがって」と嫌気がさしてくる男性も少なくありません。心が狭い、小さい男…なんて思いますか?いま、頑張っている最大の理由は、妻や子どもたちが幸せに暮らせるようにです。その頑張りを否定されるような発言をされれば、誰だって嫌になっても仕方ないと思いませんか?夫に嫌われないために、妻がとるたった一つの行動夫が嫌いだと言いつつも離婚までしないのは、やはりそこに愛情があるからではないでしょうか。その愛情のカタチは交際中とは変わっていても、夫への愛があるからこそ、離婚することはとどまっているのです。でも、知らない間に「お前が嫌いだ」と言われるようになるのは、とても悲しいことです。本当に夫は妻であるあなたを突然嫌いになったのでしょうか。そんなことありません。夫は嫌いになってしまうサインを常に出してくれていたのです。会話が減ったり、子どもと自分への態度が変わったり、喧嘩腰になったり……。今までとは違う変化を見せてくれているはずです。それをしっかり気づくことが大切。そして、気づいたとき、あなたが嫌われないために取る行動があります。それが「自分から」です。自分から挨拶をする、自分から感謝の気持ちを伝える、自分からスキンシップをとる、自分から話しかける、自分から微笑みかける。自分からポジティブな行動を相手に見せていきましょう。夫婦の愛情は、そんなひとつひとつの小さな愛が土台になっています。それをしっかり固めるだけで、相手との関係が80%改善されたと言っても間違いではありませんよ。せっかく愛し合って夫婦になったのだから、いくつになっても笑い合っていられる関係でいるために、自分から一歩踏み出してみませんか?
2017年08月14日「35歳にして貯金がほぼないことを、結婚予定の彼に言えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは結婚相談所で知り合った2歳上の男性と交際中。順調交際で結婚も視野に入ってきたそうですが、自身の貯金額が70万ほどしかないことに悩んでいます。「この体たらくを知ったら嫌われてしまうんじゃないか」と思い、言い出せないでいるとか。どうするべきかアドバイスを求めています。話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……結婚において「お金」を重んじる程度は、人によってかなり違います。極端な話、相手の貯金が0円でも結婚を決める人もいれば、数百万ほどあっても、「年齢にしては少なすぎる」「無駄遣いしそうな相手は嫌だ」と判断し、結婚を取りやめる人もいるでしょう。交際中の彼は、大手企業に勤続20年でずっと寮住まい、車を持っていて趣味はなく、しっかりした性格とのこと。「おそらく彼はそれなりの貯金をしているだろう」と考えられるために、トピ主さんは自身の貯金額が少ないことに負い目を感じているようです。でもそれは、一方的な推測ですよね。奨学金を返している、親や親戚に経済的な援助をしている、内緒の趣味があるなどの理由で、「彼も実は貯金が少ない」なんて可能性もゼロではありません。推測の域であれこれ考えたところで、相手の金銭事情や価値観は知りようがない――。つまり「気になるならば、話し合ってみるしかない」ということです。こちらの事情を正直に言えば、「僕がそれなりにあるから大丈夫だよ」とあっけらかんと解決するかもしれないし、「じゃあ、結婚生活は質素に始めよう」「僕が家計を管理するよ」となるかもしれない。あるいはトピ主さんが危惧しているように「お金を貯められない女性は嫌だ」と言われ、破断になるかもしれません。仮にそうなったとしても、貯金額は変えようのない事実ですし、今すぐ増やすこともできないですよね。伝え方や話し合いでの工夫はできますが、貯金額が理由で結婚を拒まれるなら、「今のこの自分」を彼が受け入れなかったのだから仕方ない、と開き直る気持ちも持っておくほかないように思います。「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず「新卒で就職に失敗して、派遣やバイトを転々として現在3社目」「ボーナス・保険・残業代なし(年収350万)」「一人暮らしで2度引っ越しもしているためカツカツの生活」というトピ主さん。ひとり暮らしで援助も受けず、自分で自分の生活を支えてこられたようですね。その時々で自分なりに頑張ってきた自負があるならば、そう恐縮せず、自分の過去や人生に胸を張っていきませんか。結婚相手に求めるものは、本当に千差万別です。お金の価値観を気にする方は少なくないですが、「きちんと普通の生活ができる」「自炊や家事をする」「極端な浪費をしない」といった部分を相手に望む人もいますし、「上手にお金を使って人生を楽しんでいること」や「前向きな気持ちで働いていること」のほうを評価する人もいます。貯金はあればあったで助かるでしょうが、彼がトピ主さんを選んだ理由は他にもあるはず。謙虚さはトピ主さんの美点だと思いますが、必要以上に卑屈にならず、しっかり自尊心は持っておきましょう。これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?お金の事情は、信頼できる相手にしか開示しづらいもの。付き合いの浅いカップルの場合、慎重になったほうがいい場面もあるとは思いますが、トピ主さんたちの場合は相談所で知り合い、具体的な結婚話も進行中のようですし、話してみても問題はないように思います。その際には、「貯められなかった理由」や「これからの意思」も併せて伝えてみるといいかもしれませんね。「私はこういうことにはお金を使うけど、こういうのには使わない」「貯金はないけど、今後も働き続けるつもり」「一人暮らしではなくなる分、今後はこういうやりくりの工夫をしたい」などなど。美容や外食、趣味分野など、何かに無駄遣いをしている自覚があるならば、これを機に止めるのもひとつです。結婚にかかる費用の大きさを考えると途方もなくて涙が出る…とのことですが、折半するならば、旅行や指輪、新居のランクを下げるなどの工夫をするのみです。なんにせよ、ない袖は振れないのですから、「悩んでも仕方ない。これから精一杯やりくりしていこう!」と前向きな心持ちに変えていきましょう。それに、今時点の貯金額よりも、「働き続ける意思があるかどうか」のほうが、トータルで見れば家庭の経済力に影響します。仮に彼がお金をうるさいタイプだとしても、貯金額より、働く意思があることのほうを歓迎するかもしれません。過去は仕方なくとも、「これからのこと」ならば変えようがある、という点は覚えておきましょう。いずれにしても、「結婚後の生活とお金」は夫婦にとって非常に重要なトピック。「この話題を避けていたら、結婚生活はうまくいかない!」と腹を据え、トピ主さんが気になっているならば、落ち着いて、まずは彼と話し合ってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年08月14日素敵な男性と出会って結婚する…それはとても幸せなこと。けれども育った環境も価値観も性別も異なる赤の他人同士が一つ屋根の下で、長期間にわたって生活を共にすることになれば、衝突を避けることはできません。相手の行動や習慣に「あり得ないーー!」と心のなかで叫ぶこともあるでしょう。宇宙人と暮らし始めるようなものなのです。現在は、3組に1組の夫婦が離婚という結末を迎える時代です。愛し合って結婚した男性との関係が、結婚したことですれ違ってくる。恋愛期間と結婚後では、男女間の関係はガラリと変わります。家族になる使命があるのですから、愛だの恋だのだけでは乗り切ることができない場面が多々出てきます。そしてそのつど衝突が起こります。プチ喧嘩です。プチ喧嘩がつのりつのって大喧嘩に。そしていつの間にか、喧嘩をするのも馬鹿らしいという無視状態に。こうなってくると「夫はただの同居人」という発言をする妻たちも出現します。夫婦喧嘩は犬も喰うと思え! プチ喧嘩を放置してはいけません。夫婦喧嘩を通して見えてくる真実があるのです。夫婦喧嘩について知っておきたいことを、一緒に考えてみましょう。被害者はどっちだ? 問題日々の暮らしの中でストレスを感じることがあってもそれを相手に伝えず、うやむやにする。小さな我慢を重ねた末に、最後の最後の小さなキッカケによって大爆発! というタイプの女性が増えてきています。女がキレる瞬間。「それなら爆発する前に言ってくれればいいだろう!」という男性サイドからの意見が聞こえてきそうですが、女性は「察してほしい」生き物。ついつい「言わなきゃ分からないわけ!?」と反論したくなってしまいます。また喧嘩になることを恐れて、言いたいことをグッと我慢してしまう女性もいます。あえて口論を避けたいタイプです。妻の突然の大爆発から始まった夫婦喧嘩では、ちょっとしたことで突然激怒されたと夫は思うのですから自分は奇襲攻撃にあった被害者だというスタンスになります。妻の方からしてみれば、ずっと我慢してきたのに、夫は自分のつらい状況をちっとも理解してくれない。ずっとイライラさせられてきた自分こそが被害者だ、ということになります。お互いに自分こそが被害者だと思っている状況では、話は平行線をたどるだけ。このような喧嘩を繰り返していては、夫婦仲は悪化する一方です。被害者意識はお互い同じくらい持っているものと思いましょう。突然キレられた夫も被害者なのです。具体的な言葉で不満を説明夫が妻である自分の思いを察してくれないのは「男女の違いのせい」と割り切って、妻の側からまず一歩、歩み寄るのをすすめています。女性が男性から何でも理詰めで説き伏せられたら苦しくなってしまうのと同じように、男性にとっても自分には分かりづらいものを分かれ、察しろ、と要求されることは、大きなストレスになるのです。いきなりドアをバタンと大きな音をたてて閉めたり、お茶碗をドン!と置いたり、家事を放棄したり。怒りのアクションは「やな感じ」をリビングに蔓延させます。自分が何に怒っているのか、相手の言動のどこが嫌だったのか、態度でイライラをアピールするのではなく、言葉にして説明する。「私の不満を察してくれないなんて、こいつは私のために努力する気がないんだ」という情けない気持ちが、「私がきちんと話せば夫も理解・改善のための努力をしてくれる!」と、変わっていきます。一度は愛した異性です。期待しましょう。それでもダメなら、ダメ男を愛した自分がアホだった…と反省するのです。このように、夫婦喧嘩を価値観も性別も異なる相手との「意見交換」の場とすることができれば、喧嘩も夫婦関係の改善に役立てることができます。夫が嫌がる事、妻が嫌がる事を少しずつ直していけばよいのです。たとえ喧嘩の真っ最中でも肝に銘じておかなければならない夫婦喧嘩の「作法」をご紹介していきます。喧嘩の作法1:相手を非難するだけの口撃は避ける喧嘩がエスカレートしてきて頭に血が上ってしまっても、相手を攻撃するだけの悪口や暴言は避けましょう。まず一呼吸。お互いの意見を交換することを目的とした夫婦喧嘩なのに、頭ごなしに相手を非難・中傷していては、建設的な会話など成り立つはずがありません。カッとなって攻撃的な言葉を相手に投げかけそうになった時には、少し冷静になって一呼吸置き、その喧嘩の中で自分が相手に伝えたかったことは何なのか思い出しましょう。喧嘩の作法2:主語は「私」で喜怒哀楽を伝えるそのためには、自分の意見を主張する際に「私」を主語にして話す方法が有効です。「あなた」を主語にして話すと、「あなたはいつも○○ね」「あなたが○○してくれないのがいけないのよ」などと、相手を責めるような口調になってしまうことが多いのです。「私はあなたが○○してくれると嬉しい」といった言い方に変えれば、相手を非難するような調子が消えて、不必要に相手を刺激してしまうこともなくなります。いかがでしょうか?「思い当たる節がある…」というあなたには、喧嘩を夫婦仲改善のツールに変えるチャンスがあるのです。ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。後編でもさらに、喧嘩を有意義な意見交換の場として活用するためのコツをお伝えしていきます。
2017年08月13日こんにちは。「新宿の母二代目、栗原達也(くりはらたつや)」です。今回は、“中高年の性の相談”について話そうと思う。街頭でいろいろな相談に乗っているけれど、ときどきビックリすることがある。たとえば、「なんで、それほど免疫がないのか」とか、「なんでそこまで我慢してきたんだ」と心の中でつぶやくような内容だ。免疫がなくて驚くのは、堅い仕事の中年男性。若いころにあまり遊ばずに結婚し、女性は妻くらいしか知らないといったケース。たまたま入ったスナックのママにちょっとその気を見せられて、「ひざに手を乗せたりして誘ってくるんですよ。どうしたらいいですかね」「これほどやさしい女と初めて出会いました」と真剣に相談してくる。水商売の女性との進展具合を定期的に報告してくれる人もいる。彼は、「先生」と呼ばれる仕事をしている。様子を聞いて、すぐわかるのは、そのママは男性に好意があってそうしているんじゃないってことだ。お客として引き止め、定期的にお金を落としてほしいというのはもちろん、何か収入のアテにしようとさえ思っていそうだ。実際に、あるママのケースでは、常連の複数の男性とときどき体の関係を持って、1人目には家賃のサポートを、2人目には店の材料費のサポートを、3人目には別の支出のサポートをさせる…という具合に振り分けているというから恐れ入る。男を金としかとらえていない女性もいるわけで、そんな女性に、いい年をした男、立派な職業の男が惑わされていたりする。 真意がまるで見抜けず、遊びにできずに修羅場を迎える恐れがあって、話を聞いていて「困ったな」と思うよ。万が一、あなたの夫にそんな気配があったら、「お金はむやみに出さないほうがいいですよ」とさりげなく、でもしっかりとクギを刺しておいたほうがいいかもしれないね。一方、中年女性の「なぜ、ここまで我慢してきたんだ」というケースは、セックスレスだ。恋人時代もセックスが1回くらいしかなくて、結婚後は1回もなく、20年経ってしまった。「このままでいいんでしょうか?」という話だ。いいも何も、「なぜ結婚して1か月の間に大騒ぎしなかったんだ?」と心の中で叫んだね。夫と真剣に話し合ったこともなければ、世間体や家族の心配を考えて離婚を切り出せないできたと言う。もちろん、セックスだけが夫婦の証ではないけれど、いま相談しにくるくらいなら、なぜもっと早くジタバタしなかったのか、と本人のために思う。子どもをもうけなかったことの悔いはないのかとか、その結婚相手はひょっとしたら同性を愛することがしあわせな人だったのではないか? など、さまざまなことが考えられる。これ以上は細かく言えないが…。年数はさまざまだが、セックスレスの相談はけっこう多い。だから、これから結婚を考えている人には、強く言いたい。まず、安定した収入が見込めて、精神的にも肉体的にも男女のキャッチボールができることを決め手とするのが原則だと。もちろん、いろいろな事情があり、結婚の形も人それぞれだけど、性の考え方の不一致を決して軽く見ないほうがいいね。 当たりすぎ! 完全鑑定16項目【あなたの人生、この先こうなる!】
2017年08月11日「男性の『忙しい・疲れた』発言が理解できない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。28歳のトピ主さんは、理系の大学院生。これまで交際してきた男性たちが皆、「忙しい」「働き詰めで疲れた」などと言ってくることに不快感を示しています。他の女性も同じように感じるのか、それともこれは自分の偏った感じ方なのか……と問いかけています。好きな女性に「すごい」と思われたい、褒めてほしい心理?男性の「疲れた・忙しい」発言について、「努力や実力の誇示」「上に立とうとする優越感を認めさせたい競争意識」「弱音を見せている・甘えている様には見えず、むしろ張り合ってるのかと受け取ってしまう」とトピ主さん。過去の恋人たちは、「今日はこんなことを全力でやったんだ(ふん、凄いだろ)、でも君がいるから幸せだ」などと言ってきていたそうで、敵対心と好感を同時に口にできる心理も訳がわからない、とのこと。一般的な男性心理で考えるならば、これらは好きな女性に「すごいね」と賞賛して欲しい気持ちの表れでしょう。トピ主さんのことを自分と同列の競争相手としては見ているのではなく、あくまで「女性」として見ている。男性の序列のなかで「凄いだろ」という部分を褒めてほしかったのだろうと推測します。元彼たちは皆、仕事熱心で魅力的で、尊敬もできる男性だったとか。尊敬の気持ちがあるのであれば、普段から「仕事熱心だね、尊敬しているよ」と伝えておき、誇示される前に「大変なのに愚痴らないあなたが好き、かっこいい」などと先手を打っておくのも一案です。そうすれば、男性はトピ主さんの前で、できるだけ愚痴らない“かっこいい姿”であろうとする瞬間が増えるかと思います。男性心理を理解したところで、「不満」は消えないかも…ただ、そうした心理を理解したところで、根本的な不満は消えないかもしれません。トピ主さんは、「『私だって頑張っているのに』と内心思いながらも、そうだね、大変だね、と聞き続ける」ことによって、「負けを認めるようでプライドが傷つき、ストレスが溜まっている」とのこと。そうするうちに疲れてしまい、何度も破局に至っているそうですね。まずは、言いたくないときにまで、無理して「大変だね」と言ってあげてしまう癖をやめてみましょう。「そっか」「そうなんだ」とただ聞き流す。自分のストレスが貯まらない方法を最優先することです。よっぽど聞きたくないときは、正直に「今はそういう言葉を聞きたい気分じゃないの」「私そういう言葉、実は苦手なんだ」と伝えてみるのもひとつです。恋人間に思いやりは必要ですが、いつも相手を持ち上げてあげなくてはダメになってしまうような関係なら、どうあれ長続きしません。一緒にいて疲れてしまう相手はパートナーとしてふさわしくない、と割り切る気持ちも持っておきましょう。「そういう男性が多い環境」だとしたら、どう関わっていく?投稿内の記述を見る限り、トピ主さんの心には「私の頑張りも認めてほしい」「仕事面で周囲に負けたくない」という気持ちがあることが読み取れます。いっそ我慢せず、自分もどんどん自慢や愚痴を言ってみる……というのも打開策になると思いますが、トピ主さんには「不満を言うのは甘え」「こつこつと前向きに努力していくのが理想の姿」だという美学がある。自分が我慢しているからこそ、簡単に愚痴ったり自慢をしたりする男性に苛立つのかもしれませんね。また、トピ主さんが属する研究室は「男性優位」の社会のため敏感になってしまう……という記述も見られます。確かに今の時代は、男性が作り上げた社会に女性が馴染んでいる最中なので、男性側の理屈に合わせなければならないしんどさを感じる場所はまだまだあるのだろうと推測します。そんなときには、以下のような対処を考えてみるのも一案です。・「仕事では仕方ないけど、プライベートでは深く関わらないでいよう」と、距離を置く・「プライベートでは、ストレスを感じずに一緒にいられる男性といたい」と、視野を広げて探してみる・「自分にプラスになる道を考えよう」と割り切り、“そういう社会”でうまくやっていくための処世術を磨いていく20代は、特に「自分のことで精一杯」な時期だから…20代というのは多くの人にとって、最も“自分で精一杯”で、気持ちに余裕のない時期です。不確定な未来のために、がむしゃらに頑張っているからこそ他人の動向が気になるし、結果に裏付けられた自信もまだ少ないからこそ、むやみに努力や実力の誇示もしたくなる――。トピ主さんたちのケースも、「お互いに気持ちの余裕がない時期であること」が根本的な原因のような気もします。30代くらいになってくると、仕事面で少し余裕が出てきたり、うまく立ち回っていく術を身につけられたりして、多少気持ちが楽になれることもあります。社会というのはなかなか思い通りにならない場所ですが、“自分の心を軽くする術”を探し出せた人ほど、快適に過ごしやすくなります。急がず諦めず、男性との関係をストレス少なく乗りこなしていく術を模索していけるといいですね。(外山ゆひら)
2017年08月07日どんなに大恋愛をしたカップルでも、一生を添い遂げようと頑張っていても、結婚をして家族になるとやってくるものがあります。それが、倦怠期です。新婚当初は「夫婦になっても、いつまでもラブラブでいようね」なんて甘い言葉を掛け合っていた二人も、気がつけば今日一日の会話が何分あったか? 目を合わせて会話したかな? なんて考えなければいけないほど……。結婚は日常を二人で過ごすことになるため、嫌でも倦怠期はやってきます。そう、どんなに仲の良い夫婦でも陥ってしまうものなのです。じゃあ、心配する必要もないから、倦怠期が過ぎるのを待てばいいの? と思うかもしれませんが、それは甘い話です!最も大切なことは、ふたりで乗り越えていくこと。それによって、今までの夫婦とはワンランクアップした関係を築くことができるようになります。夫婦が倦怠期になる原因そもそも倦怠期に陥ってしまう原因…。もちろん、十人十色。夫婦の数だけ原因はありますが、多くの夫婦は3つのことが減ってしまうために起こっています。その3つとは、どんなものがあるのでしょうか。■夫婦が倦怠期になる原因1:会話が減る夫婦と言っても、戸籍上の家族であって血のつながりのない他人同士。そのため、大切なことは会話(コミュニケーション)です。結婚当初は、他愛もない会話も楽しんでいたことと思います。しかし、ある程度時期が来ると「こう言っても、どうせまともに返してくれない」「喧嘩になるくらいなら、言わないでおいた方が楽だわ」「言ったところで「どっちでもいい」とか、考えてもくれないんだから」このように、相手の返事の予測変換ができてしまうため、会話をしなくても完結してしまうことが増えてきます。毎日生活しているからこそ、もめたくないということもあります。しかし、その「相手を分かっている」ことが倦怠期に突入させる原因になっているのです。■夫婦が倦怠期になる原因2:非日常が減る結婚と恋愛の大きな違いは、日常か非日常か、です。恋愛はもちろん非日常のため、デートはもちろんのこと、彼との会話や電話もワクワクする出来事になります。しかし、結婚して夫婦になったらどうでしょう。それぞれの日常の中に入り込んでしまうため、存在が当たり前になってしまいます。さて、ここで思い出してみてください。あなたは実家の家族といるときと、夫婦でいるとき……違いはありますか?家族のようにダラダラした姿も見せ、結婚前では考えられない言動もOKになっているのではないでしょうか。もちろん、これがダメと言うわけではありません。いつでもピリピリしていては、体が持たないですよね。ただ、その中に非日常がないことが倦怠期の原因になっています。■夫婦が倦怠期になる原因3:スキンシップが減るスキンシップは、夫婦にとって欠かせないものです。結婚当初は、当たり前のようにスキンシップがあったのに、出産してから産後クライシスになり……と言う夫婦も少なくありません。しかし、体を重ねるだけではなく、触れ合う行為は二人の関係を続けるうえで欠かせないものです。女性が大切な人に触れることを拒絶された場合、当然ショックを受けるかと思います。これは男性も同じこと。大切な妻とのスキンシップを拒まれれば、なかなかそれ以上のスキンシップを求めることができなくなります。倦怠期は流すのではなく乗り越える!倦怠期を放っておくと、最悪の場合離婚になるケースもあります。よく言う「夫婦のすれ違い」と言うものの多くは、この倦怠期からきていると言っても過言ではありません。そこで重要なことは、倦怠期かなーしょうがないかーと流してしまうのではなく、「今が関係を見直すいいチャンス」と考えることで、倦怠期も良い方向に進みます。では、その乗り越え方とはどんなものがあるのでしょうか。■倦怠期の乗り越え方1:「ありがとう」「ごめんね」は過剰なまでに伝える友人夫婦の倦怠期の相談を受けていたことがあります。彼女たちは、とにかく会話が事務的になっており、一緒にいる時間もとても少なかったのです。そこでコミュニケーションの第一歩として「ありがとう」「ごめんね」作戦を打ち出しました。難しいことはなくて、どんな些細なことでも「ありがとう」「ごめん」を伝えるというもの。すると、ふたりの関係が改善されていきました。ポイントは、会話を多くするのではなくコミュニケーションをしっかりとること。そしてコミュニケーションには、お互いの心の温度を感じあうことです。それができる魔法の言葉が「ありがとう」であり「ごめんね」なのです。■倦怠期の乗り越え方2:距離感を知る倦怠期になったときこそ、ふたりにとって心地よい距離感を見つけてみましょう。いつまでもベタベタし過ぎても、いい関係ではなくなってしまいます。だからこそ、手をつなぐ関係が良いのか寝るときも抱き合っていたいのか……二人にとっての良い距離感を見つけてみて。そのためにもスキンシップはできるだけとるようにしてください。とは言っても、いきなりは難しい場合、仕事服を着た彼の身だしなみを整えるとか、ケガした部分に絆創膏を貼るといった些細なところからで大丈夫です。ふたりが微笑み合えるポイントを見つけたらしめたものですよ!夫婦にとっての倦怠期は、ふたりの夫婦のカタチを作るために欠かせないものだと思っています。だからこそ、「そんな時期だから」と終わらせるのではなく、自分たちの夫婦像を見つけていってくださいね!
2017年08月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「不倫する前の自分に戻りたい」という、あんこさん(45歳・会社員)に、心屋塾認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■あんこさんのお悩み1年不倫をしていました、彼は6歳下で既婚者、 私はバツイチです。 くっついたり離れたりしていましたが、辛く寂しい気持ちから、私からお別れしました。 でも、まだ気持ちの整理がつかず、元に戻りたい気持ちが溢れています。 頭ではわかっていても、気持ちがついていきません。 何もする気が起きず、何も考えられない状態です。 どうしたら、彼と出会う前の私に戻れるでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小野美世さんよりあんこさん、こんにちは。心屋塾認定講師の小野美世です。不倫をしていてお別れしたとのこと、お辛い心境ですね。相手が既婚者だと、友達にも打ち明けにくい話題かと思います。こちらにご相談くださり、ありがとうございます。その彼と、くっついたり離れたりの末、お別れという形を選ばれたということは、あんこさんにも相当な葛藤があったと思います。相手は既婚者。普通の恋愛と違って、これは彼には言えないと我慢してしまったり、相手が自分より家族を大切にしていると感じて、仕方ないのだけど寂しくなったり…と、あんこさんの心はとても忙しかったのではないでしょうか。「どうしたら、彼と出会う前に戻れるでしょうか?」と書いてくださっていますが、私は、出会う前に戻ろうとする必要はないと思うのです。なぜかというと、あんこさんは、1年間というお付き合いの中で、彼との関係から、受け取られたものがたくさんあったと思うからです。一度、口に出してこう言ってもらえますか?「あーーーー、1年楽しかったなぁ…」「彼にたくさん、与えてもらったなぁ…」「私もたくさん、彼に与えたなぁ…」言ってみて、どんなことを思い出したでしょうか。彼はあんこさんに、どんな嬉しい感覚、楽しい感覚をくれましたか?心を癒してくれたかもしれません。男性を信じることをもう一度教えてくれたかもしれません。女として扱ってくれて、欲しかった自信をくれたかもしれません。セックスの良さを教えてくれたかもしれません。彼があんこさんにくれたものって何だったのだろう、と感じてみて下さい。そしてそれは、あんこさんが、「不倫」という辛い形を選んでまで、自分自身に与えたかったものだと思ってみてほしいのです。彼が与えてくれたものですが、それはあんこさんが自分自身に与えたかったものでもあります。そのために、あんこさんの人生に、彼に登場してもらい、自分へのお届け物をしてくれる、栄えある役をしてもらったのです。そして彼は、あんこさんに、それを届けるという役目を全うしたので、あんこさんの人生の舞台からいなくなったのかもしれません。そして、もうひとつ。今度はこれを言ってみてください。「あーーーー、彼と別れてよかった!」「別れを選んだ私、正解!」「辛いのに別れた私、えらい!!」あんこさんがお別れを選ばれたのには、それだけの理由があるはず。彼は楽しさも与えてくれたと思いますが、辛い気持ち、さみしい気持ちも、たくさんあんこさんに残していきましたよね。あんこさんはそれは、いらなかった。あんこさんの人生に、それがあり続けることは、選択されなかったということです。これって、本当に、「自分を大切にする」選択なんです。あんこさんは、「お別れ」をすることで、自分を大切にするということをされたわけです。今は、これでよかったんだと頭でわかっていても、何もする気力がわかない…という状況にあると思います。別れた相手に執着してしまう、こだわってしまうときに、私たちが考えていることって、これなんです。「もう、あの人以上の人には出会えない」「あの人を逃したら、もう私を愛してくれる人はいない」あんこさんは、どう感じていらっしゃるでしょうか。もしもこれらの言葉を、心の中で思っているなと思われたら、ぜひ、こんな言葉を口に出して言ってみてください。「あの人は、実はフツーだった」「あの人と別れたから、出会える人がいる」自分を大切にするという選択をされたあんこさんの心の中には、その彼がくれたお届け物がありますよね。彼にはもう会えないかもしれませんが、その彼が与えてくれたものは、ずっと心の中にあり続けます。それをもって、ぜひ、「あの人と別れたから、出会える人」に、これから出会ってくださいね。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年08月03日「初めて付き合った彼氏と結婚予定」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは20代半ばの女性。2ヶ月後に、交際7年半となる人生初の彼氏と結婚予定だそうですが、「もっと他の男性も見れば良かったかもしれない」という思いが消えず、「心がモヤモヤして仕方がない」とのこと。気持ちの落としどころをつけるためのアドバイスを求めています。いきなり「最高のパートナー」に出会ったのは幸運? 不運?投稿には、「彼は私のことを1番に考えてくれる」「最高のパートナーで、別れるという選択肢はない」「絶対幸せになれると思う」といった力強い言葉も見られます。トピ主さんはそれを自覚した上でなお、交際経験が1人しかないまま結婚することが引っかかっている様子。自分には初めての彼氏なのに、彼にとっては4番目の交際相手という点にも、不平等感を感じているのかもしれません。世の中には、何人かの異性と付き合ってから、ようやく“最高のパートナー”と思える相手に出会う人もいれば、出会えたとしても結婚に至らない人もいます。言ってみれば、トピ主さんは「初めて引いたくじで1等賞だった」という状況。1等を引き当てた幸運の実感や有難みが感じられにくいのかもしれませんね。交際経験が多いと、「元彼と比べることで、今の彼氏のよさがわかる」といったプラスの効果もありますが、一方で「こういうところは元彼のほうがよかった」など、迷いの原因になることもあります。トピ主さんはそうした比較対象がないために、「彼で本当にいいのか」に自信が持てない部分があり、無意識に別の男性と比べてみたくなったのでは、とも推測しました。あっちこっちも「同時に見る」ことはできない「いろいろなタイプの人と付き合ってみたい」という気持ちを持っている人は、男女問わずたくさんいます。ただし、それを問題なく実現できるのは、出会ったタイミングが被っていない相手とだけです。あっちと付き合いたいなら、こっちとは一旦離れる必要がある。食べ物のように「こっちもつまみ食いしてみたい」「でもやっぱり、あっちがいいな」なんてことをしていれば、二人の信頼関係はいずれ必ず壊れてしまうでしょう。このまま結婚すれば、自分が不倫をしてしまうのでは……と心配もしているようですが、どんな誘惑があったとしても、不貞行為は誰かに“させられる”ものではなく、あくまで自分次第です。自分がもし彼に浮気をされたら、どんな気持ちになるかを想像してみましょう。彼の愛情や存在を失うリスクを冒してでも、他の男性との関係を持つことにどのくらいの意味があるのか。そうすることによって彼の気持ちだけでなく、トピ主さんの気持ちが彼から離れてしまう可能性もあることは心得ておきましょう。「二度と恋愛ができない」と思わなくてもいいもしかしたら、トピ主さんは「結婚してしまったら、もう二度と恋愛はできない」といったプレッシャーを感じているのかもしれません。「彼だけを一生愛し続けられるか」などと考え始めたら、不安になるのは当然だと思います。そうであれば、「彼より好きな人ができたら、そのとき考えればいい」くらいに考えてみてはどうでしょうか。もし今後、本当に彼以外に好きな男性ができて、その思いを行動に移すならば、彼との婚姻関係を解消する覚悟ですればいい。彼ときちんと別れてからならば、何も問題はないはずです。好きな相手ならばさておき、たいして好きでもない相手と興味本位に関わって結婚をダメにしてしまったら、自分自身が後悔しきれないのではないでしょうか。「今望む幸せ」がそこにないならば、結婚をやめる選択もある投稿には、「今後他の男性に触れられることもないと思うと、女として幸せなのか」という一文も見られます。女としての幸せは人それぞれですが、今のトピ主さんにとって、「たくさんの男性に求められること」が一番の幸せなのであれば、結婚を取りやめて、いくらでも恋愛を楽しむ選択もあります。自由と責任はワンセットです。恋愛を謳歌する自由を選びたいならば、今ある彼との幸せは手放さなくてはならない。今ある幸せを守りたいならば、彼以外の男性と恋愛をしたい気持ちは諦めなくてはならない。強引に両方を手に入れようとするならば、その結果はすべて自分の責任として引き受ける覚悟を持つ必要がある−−。トピ主さんは今、どの選択に一番心が傾きますか?彼との結婚に本当に迷いはないのか、気持ちを確かにするいい機会です。頭ではそうすべきだと思っていても、なんとなく気持ちが付いていっていないようにも読み取れました。迷いがあるならば、今すぐ結婚を強行する必要はありません。自分が本当に行きたい道を歩いているのかどうか、一度立ち止まって、しっかり考えてみるといいと思います。(外山ゆひら)
2017年07月31日「大好きだけど、結婚したいと思えない彼氏との今後」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんには半年間交際している彼氏がいますが、「将来をずっと彼と生きるとなると迷う」そうです。彼に結婚しようと言われると、「正直不安しかない」とのことで、今後について読者に意見を求めています。「結婚する」「別れる」、それぞれの未来図は彼との結婚をためらう理由について、投稿には「彼は頭があまりよくなく常識にも疎いですし、考えの視野も狭い」「家庭を築いていくと考えると、頼りない」と綴られています。トピ主さん自身、あまりしっかりしていない自覚があり、結婚後は「1番近くにいる人が頼りなくて力になってくれなければ、どうしようと思う」とのこと。そのため、「大好きだけど結婚せずに別れる」、もしくは「不安だけど結婚する」という二択の間で思い悩んでいるようです。それぞれの選択をした場合の未来図について考えてみましょう。(1)「大好きだけど結婚せずに別れる」場合「別れてよかった」と思うには、頼れる別の相手を見つけて結婚することが、おそらく必須ですよね。この場合、彼を「大好き」だという思いを振り切れるのか、そして頼れる結婚相手が見つかるのか、という2点がネックになってきます。「好きな相手に自分から別れを告げる」というのは、そう簡単なことではない場合もあります。別れられたとしても、頼れると思う男性とは恋仲になれない可能性も。また、そういう男性と無事交際できても、結婚には至らないかもしれません。こうした可能性を踏まえても、この先、「頼れる相手と結婚したい!」という思いで動いていけそうかどうか。考えてみるといいでしょう。(2)「不安だけど結婚する」場合一方、こちらは「頼りない彼と結婚生活をうまくやっていけるかどうか」がポイントですよね。うまくやっていければ、結婚してよかったと思えるでしょうし、「頼りなくて困った」と思う機会が多ければ、結婚を後悔する可能性も高くなるでしょう。二人ともしっかりしていないとのことですが、人は一緒にいる相手によって役割分担をしあう傾向もあります。しっかりしている人と一緒にいると、相手にばかり任せてしまって自分が頼りなくなることも。逆に、頼りない人といると、自分がしっかりしてくることもあります。彼が好きで一緒にいたい気持ちがあるならば、何もかも彼に頼ろうとは考えず、自分でも担える部分や、互いに補い合える部分もあるのではないか……といった視点からも一度考えてみてはいかがでしょうか。明確に「この人ではない」という答えが出たら、決断を投稿には、「大好きという感情だけで結婚するのは、長く続かないような気がしてます」という一文も見られます。トピ主さんには、「恋愛と生活は違う」という考えがあるのかもしれませんね。相手が好きでも、二人で一緒にいる未来が良いものになりそうにない……と感じるのなら、確かに結婚は難しい気もします。「彼とでは、結婚は無理だ」という答えが既に心のなかで出ているのならば、今、別れの決断をしてもいいのでは。「別れること」を前提に付き合っていくのは、トピ主さんにとっても不毛な気がしますし、彼に対しても優しくない態度ではないでしょうか。一方、「彼と結婚したい気持ちも少しはある」ということならば、しばらく時間をかけてみるのも一案です。今後、知らなかった頼もしい一面を見る機会があり、彼を見直すこともあるかもしれません。もちろん、逆もしかり。「やはり彼では無理だ」という結論に達したときには、決断を下すのが最適でしょう。あるいは、今のうちに正直に話し合ってみるのも一案です。「頼れる人と結婚したい気持ちがある」「今の二人では難しいと思う」などと伝えてみて、それで彼がヘソを曲げるならば、結婚はやはり難しそうですよね。しかしながら、彼が真剣に話し合ってくれたり、「一緒にいたいから頑張るよ」といった頼もしい面を出してきたりするならば、トピ主さんの気持ちが変化することもあるかもしれません。「後悔の少ない選択」をするためのポイントどの選択をするにしろ、以下の点は心得ておくといいでしょう。◯ 周囲の意見はあくまでも参考にとどめ、最後は自分でしっかり考えて決めること◯ こうすると決めた後は、「選んだ道を正解にする!」という気持ちを持ち、簡単に後ろを振り向かないこと◯ その選択で良かったと思えるよう、自分がいる場所で、できる限りの努力をすることこうした姿勢を実行していければ、選んだ道を、きっと自分の力で「正解」にしていけると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月24日「婚約中の彼氏と大ゲンカをした」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代前半のトピ主さんは、交際中の彼が年に一度の旅行のためにすら十分な休暇を取ろうとしないことに不満を抱いています。「30代にもなれば正直、仕事は自分で調整するものだと思っている」というトピ主さん。彼の“計画性のない仕事ぶり”が理解できず、「皆さんの意見を聞かせてほしい」と読者に問いかけています。優先順位は人それぞれだけど…トピ主さんが勤めているのは、外資系企業。「むやみにただ会社に行くよりも、計画をもって仕事をする方が、結果、仕事ができる人が回りに多い」環境ということもあり、彼のような「社長や後輩が言い出すまで(夏休みは)まだわからない、決められない」スタンスが理解できない様子。休めないというより、「休もうとしないタイプ」だと分析しています。これまで何度か一緒に旅行しており、とても楽しかったため、「彼も少しは休暇を重視してくれるようになったらいいなと思っていた」とトピ主さん。ご自身は、年に一度の旅行を励みに、日々の仕事を頑張っているそうです。しかしながら、彼のほうは「プライベートは仕事の二の次、三の次」という態度。現時点で、トピ主さんとは仕事への考え方やスタンスが違っているのは確かなようです。働きかけ続けるもよし、「いつも彼と一緒でなくてもいい」という考え方も企業や部署の雰囲気にもよると思いますが、制約をくぐり抜けながら、自分のスケジュールをうまくやりくりする……というのは、確かに社会人として大事なスキルですよね。今後については、以下に挙げる3つの方向性があるかと思います。1)根気強く、彼に働きかけ続けるトピ主さんは今回、この態度で臨んだことで喧嘩になった様子。でもそれでよかったと思います。交際では「譲り合い」も必要ですが、それと同じくらい、ご自身の思うことをきちんと伝えていくのも大切な態度です。彼はその後、「(休暇を)5日とるから行くところ決めよう」と言ってきたとか。彼なりに「トピ主さんとのプライベートを大切にしたい」と思ったからこそ、足並みを揃えようとしてくれたのでしょう。主体性には多少欠ける性格なのかもしれませんが、他人から強く働きかけられることで、自分の行動を決めていくのが性に合っている、という人もいます。今後もそのようにして、足並みを揃えていくことはできるようにも思いました。2)考え方の違いを受け入れ、「自分は自分で休暇を楽しもう」と考えるカップルだからと言って、「休暇は一緒にいなければならない」というルールはありません。普段からしっかり一緒の時間を作れているならば、年に数日の休暇を揃って過ごせなかったとしても、二人の絆が消えてしまうことはないはず。「休暇は、友達や親と過ごす時間に充てよう」「今しかできないだろうし、一人旅も楽しいかも!」などと頭を切り替えてみるのもひとつです。旅行に関しては「行けるときだけ一緒に行く」といった“ゆるいルール”のほうが、今後も無理なく足並みを揃えていきやすい気もします。「無理ならいいよ、私は行ってくるからね〜」と好きなように旅行を満喫していれば、彼のほうが寂しくなってきて、そのうち自ら進んで休暇を取ってくるようになる、なんてこともあるかもしれません。3)彼と別れ、価値観の近い相手を探す極論ですが、彼との婚約を解消して、別の男性を探す、という選択もあります。「本当に彼のことが好きではないのでは?」という読者の意見に対し、「そうなのかもしれない」「ちょっと立ち止まって考えたいと思う」と答えているトピ主さん。そもそも彼への思いに迷いがあったのならば、今回の喧嘩はいい“きっかけ”と言えそうですね。結婚前に、よく考えておくといい問題かも?お二人とも30代。ここまで自分のやり方で働いてきたと考えると、仕事への姿勢や価値観は、今後もお互い大きくは変わらないかもしれません。となれば、トピ主さんは将来、「家庭を顧みてくれない」「彼とでは、一緒に人生を楽しめない」などと不満を募らせることも考えられます。いずれお互いに考え方が変わる日が来るかもしれませんが、それは未知数。トピ主さんにとって、今の彼は「これから人生を一緒に歩いていきたい」と思える相手なのかどうか。じっくり考えてみましょう。もちろん、どんな相手との間にも価値観の違いはあります。ただ、それが簡単には見過ごせない違いだと気付いた場合には、「離れる」あるいは「結婚は即断せず様子見をする」といった決断をするのもひとつの方法です。先々の将来もイメージしながら、自分なりの答えを導き出していきましょう。(外山ゆひら)
2017年07月19日こんにちは。栗原達也です。今回は、年齢によって変わってくる悩みについて話します。新宿の街頭鑑定をしている僕のところには、さまざまな年齢層の人が訪れてくれる。そこにはたくさんの人生があり、僕はその人の人生に少しでもかかわることができて、本当にうれしく思う。僕と相談者の方は出会った時点で、運命共同体だからね。僕が話を聞き、「こうしたほうがいいよ」とアドバイスしたり、「うまくいくから大丈夫だよ!」と励ましたり…相談者の役に立てることもうれしいし、僕自身もたくさんの人生勉強をさせてもらっているんだよ。これだけ多くの人にかかわることができて、しあわせに思うね。しかも、人生の岐路に立ったときにも、また相談に乗ってほしいとやってきてくれるんだもの。節目で思い出してくれるなんて、ありがたいことだよ。年齢によって、悩みごとも変わってくるからね。年代別に悩みを大きくわけてみると、30代までは恋愛や結婚についての相談者が多いね。「好きな人との相性はどうでしょうか?」「私は結婚できるのでしょうか?」といった質問をよく受けるよ。恋愛はその人の人生にとって大事件だからね。生きる喜びを与えてくれ、成長させてくれるもの。だから、せっかく出逢えたふたりがうまくいくように、相性や僕自身の経験から、相談者にもっともふさわしい答えを提示しているよ。 また、結婚に関しても人の一生の問題で、新しい家族になるわけだからね。どんな家庭を築けるのか、注意することはどんなことなのか、ふたりの未来の可能性を丁寧に伝えるよう心がけているよ。そして、40代~50代になると、社会的地位ができてくるから仕事や、自分の配偶者や子ども、親とのつきあいといった家庭のことについてアドバイスを求められるね。ここから相談者の所属している共同体が大きくなり、悩みの種類も増えているね。60代になると、家族関係が広がって、お孫さんのことについて相談されたりするよ。世代が広がっての相談になっていくね。また、この年代になると、夫婦そろってという場合も出てくる。奥さんのほうが、よく相談に来ていたんだけれど、そのうち、ダンナのほうも興味をもってもらえるようになったんだ。しあわせになるために、占いを手段として、人生のいかなる場面でも、君の役に立てたらと願ってやまないよ。 ずっと報われないまま?<長期進展なし恋⇒終結>相手の本音、選ぶ人
2017年07月14日「結婚を意識している彼氏を、親に紹介すること」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。公務員だというトピ主さんの彼氏は、単位が足らず大学を中退した経歴があるそうです。「私の両親は結構厳しいのですが、紹介したらやはり反対されたりしますかね」と読者に問いかけています。■「胸を張って紹介できないこと」が一番の問題?子どもの幸せを一番に願っている親ならば、経歴だけでなく、「本人がその相手に対して、どう感じているか」や「二人の様子」を気にされると思います。どんなに学歴が素晴らしい相手でも、本人がその結婚に煮え切らないものがあれば、親は反対するかもしれません。逆に、学歴に多少気になる部分があっても、二人の絆が感じられ、本人が「私が一緒に生きていきたい人です」と胸を張って言うのならば、「心配もあるけれど、信じて応援してみようか」という姿勢になる親御さんも少なくないと思います。もちろん、世間体や見栄を一番に気にするような方もいるでしょうから、一概には言えませんが。親の意見を考える前に、自分自身の胸の内をよく見つめてみましょう。トピ主さんの心の中に「胸を張って紹介する自信がない」「結婚相手が彼でいいのか、まだわからない」という気持ちがあるならば、両親に彼を紹介するのは時期尚早ではないでしょうか。ご自身の気持ちが固まるまで、もう少し時間をかけてみることをお勧めします。■いつまでもこだわっていると、二人の関係が危うくなる可能性も彼は交際当初、学歴のことを黙っていたとか。事実を知ったトピ主さんは、「最初に嘘をつかれたのがとても残念でしたし、正直聞こえ悪いなーって思っちゃいました」と心境を綴っています。中退したことを黙っていたのは、「好きな彼女にバレるとカッコ悪いと思った、恥ずかしかったから」という理由もあるのだろうと推測します。その経験や悔しさがあったからこそ、今の仕事をいっそう頑張れているのかもしれません。背景や事情を汲むならば許せそうな問題にも思えます。ただ、彼が学歴以外のことでも嘘をつくような人物ならば、見過ごせない問題ですよね。彼は、普段から嘘を平気でつくような人間だと思いますか? 彼の人間性がまだわからないなら、今後の交際のなかで見定めていきましょう。また、「聞こえが悪い」という記述からは、親御さんだけでなく、トピ主さん自身も世間体を気にしていることがわかります。出世に響くのではないか、と気になってもいるようですね。世間体を重んじる度合いは自由ですが、「彼といい家庭を築きたい」という結論を出した場合、いつまでもこの件を引きずるのは良策ではないと思います。例えば将来、思うように昇給できないときに「学歴のせいね」と嫌味を言ったり、出世がうまくいかないときに「やっぱり中退はダメね」などと責め続けたりしていれば、彼の愛情や家庭への気持ちは薄れてしまうでしょう。■どんな相手を選んでも、望みどおり暮らせる“絶対”の保証はない彼の経歴がどうしても許容できないと思うならば、彼との結婚をしないという選択もあります。長い目で見れば、学歴について心から満足がいく相手を選んだほうが、トピ主さんは幸せを感じられるかもしれません。ただし、結婚や人生に“絶対”はありません。学歴抜群の人でも、突然安定した勤め先を辞めてしまい家族を苦労させる、なんてケースもあります。一方で、学歴にハンデがあっても、それをバネにして会社のトップに昇りつめていくような人もいます。そうした未来が待っていようとは、結婚前のパートナーたちは知らなかったことでしょう。つまり、どんな経歴の相手を選んでも、世間体のいい、望みどおりの暮らしができる“絶対”の保証はないということです。だとしたら、トピ主さんは何を信じて結婚を決断しますか? 「自分を信じてくれるパートナーがいれば、人は実力以上に頑張れることも多い」ということだけは、書き添えておきます。ともあれ、一度きりの人生を共に歩いていく相手を決めるのが結婚です。「二人で一緒にいれば、いい人生にしていけそうだ」「彼となら支え合ってやっていけそうだ」と思えるかどうか。結婚するのは親ではなく、自分自身です。何よりも自分自身が思う“答え”を、まずは導き出していきましょう。二人の意思がしっかりしていれば、親御さんのことは今後いかようにも交渉・説得の仕方があると思います。(外山ゆひら)
2017年07月10日「2年程付き合って結婚するはずだった彼と別れたばかり」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。別れの理由は、「価値観の違い」と「結婚をかなり待たされた事」だそうで、特に彼の言動に「大人として恥ずかしい」という思う瞬間が多く、自ら別れを決めたそうです。彼の過去の言動を挙げ、「皆様、こんな人と付き合えますか?」と読者に問いかけています。■念願どおり「他人」になれたのに……。気持ちが収まらない理由は?元彼に対して、怒りが収まらない様子のトピ主さん。自分から別れを告げ、念願どおり他人の関係になれたのに、なぜ読者の共感を求めて投稿するほど気持ちが収まらないでいるのか。その奥にある心情を理解することに、トピ主さんの未来へのヒントがあるように感じました。トピ主さんの心にはおそらく、以下のいずれか、あるいはいくつかの気持ちがあるのだろうと推測します。・「結婚に至らなかったこと」への怒りや悲しみ・自分が願っていたような形で愛されなかったことへの悲しさ、悔しさ・彼のような相手に2年も費やした自分自身に対する情けなさ・「この先の未来」が白紙になり茫然自失としている・「別れを決めたことは悪くない」と、誰かに背中を押してほしい■“そういう彼”でも結婚したかった? 苛立ちが伝染していた可能性も元彼は、相手の立場で考えないし、人や物に当たったり、夜中でも大声で怒鳴ったりして悪びれもしない。別れ話のときには、反論した上に酷いことを言った。アラフォーなのに……とも綴られています。そうした言動に対し、「引いてしまった」「家族や友人にもいずれ迷惑をかける」「こんな人と一緒に居るのが恥ずかしい」と感じた、というトピ主さん。2年付き合って、彼の“人となり”が明らかになったわけですね。「結婚前にそういう相手だとわかり、別れてよかった」と考えることもできますが、投稿には「結婚を待たされたこと」も別れの理由だと綴られています。つまりトピ主さんには、“そんな彼”でも結婚したいという思いがあった、ということなのかもしれません。もう少し早くプロポーズされていたら、結婚を承諾していたのかもしれませんね。もしも、交際初期は彼のことが大好きだったものの、プロポーズしてくれない苛立ちがあって、それが長引くなかで次第に彼に対して「幻滅していった」のだとしたら。トピ主さんの「結婚を焦る気持ち」が関係を悪化させる一因となった可能性も感じました。相手に苛立ちや不満を感じながら接していると、どうしても攻撃的な態度になってしまいがちです。そして攻撃的に接されると、相手も高い確率で攻撃的になります。実際、彼はトピ主さんに対して、攻撃的な態度をよく見せていたようですね。■不満を溜めない方法は? まずは自分に素直になってみようもちろん、「彼の人格には問題がなかった」「トピ主さんのせいで彼が攻撃的になった」と言っているわけではありません。ただ、“プロポーズしてくれない彼”への不満をずっと持っていて、そのことが関係悪化を招いた――という可能性にもし思い当たる節があるならば、今後は少し「不満を溜め込まないこと」「素直になること」を意識してみるといいかもしれません。今感じている怒りや苛立ちを一通り出し切ったら、心の奥にある素直な気持ちを見つけて、優しく抱きしめてあげてください。「結婚できたら、という思いがあったんだよね?」「彼とうまくやれたらよかったね」など。自分の気持ちや望みに素直に向き合えていると、人にも素直な気持ちを伝えやすくなり、結果、不満も溜まりにくくなります。そうしているうちに、今回の交際を振り返っての“発見”が得られるかもしれません。「何も言わずにイライラして接するくらいなら、自分から『こうしたい』と言ったほうがいいのかもしれない」「2年も待たず、早めに意思表示をすればよかった」「今度は最初から結婚前提で付き合える相手を探したいな」など。そうして得られた学びは、未来をよりよく生きる力になります。「幸せになることが一番の復讐」とはよく言われますが、本当にそのとおり。自分の人生をどうにかできるのは、自分だけです。いつか「彼とのことは、私に必要な学びだったんだ」なんて笑顔で思える日が来るように。後悔や悔しさは自分の力に変えて、今日のこと、明日のことにエネルギーを注いでいきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月03日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚