インフォテリアは3月30日、F・O・インターナショナルの販売、生産、物流システムなどから生成される多種多様な情報資産をデータ分析するための専用システム環境の構築に、ASTERIAシリーズのEAI/ESB製品「ASTERIA WARP(アステリア ワープ)」が採用されたと発表した。ベビー・子ども服の企画・生産・販売を行うF・O・インターナショナルが同製品を採用した背景には、同社の社内システムは販売・生産・物流といった業務単位で構築されているため、業務横断的なデータ分析が必要な場合は各システムから必要なデータを収集し、Excelで分析するという工程が必要だったことにある。各業務システムは使用目的が現場の業務運営にあるため、そのパフォーマンスを優先すると一定以上の過去データが蓄積できず、長期的な視野でのデータ分析が不可能だったいう。そこで、F・O・インターナショナルはさらなる成長を目指す上での戦略的な経営判断を行うために、より精度の高いデータ分析を実現できる「データ分析専門のシステム環境」の構築が急務と考え、従来の業務系システムとは別にデータウェアハウスを構築することを決定。その構築にインフォテリアの「ASTERIA WARP」を採用した。データウェアハウスの構築による効果は、「多様な業務別社内システムから発生するデータを自動収集し蓄積することで業務横断的な分析を実現できるほか、収集されたデータは現場のニーズに合わせて選択・抽出が可能で、スピーディにExcel形式の分析帳票に出力し業務スピードを加速した」という。今後は現在過去の実績データを基に計画を策定する「計画系システム」を構築していくとしている。
2016年03月31日マンフロットは3月30日、ADVANCEDコレクションのメッセンジャーバッグを発売した。サイズはMとS、カラーはブラックと日本限定のF1レッドを用意している。希望小売価格はMサイズが21,000円、Sサイズが16,000円(ともに税別、ブラック、レッドとも同価格)。素材には撥水性の高密度ナイロンを使用。トップジッパーを開けることで、簡単に内部へアクセスできる。Mサイズ、Sサイズとも可動式の仕切りとレインカバーが付属。インターネットからユーザー登録することで、5年間の製品保証を無料で受けられる。Mサイズは、一眼レフカメラとレンズ3本、タブレット、15型のノートPCを収納可能。同社befreeなどの三脚を収められるスペースもある。外寸はW44×H33×D18cm、内寸はW42×H29×D15cm、重さは1.2kg。Sサイズは小型一眼レフカメラとレンズ2本、タブレットを収納可能。三脚用のスペースはないが小物を入れるポケットがある。外寸はW37×H25×D14cm、内寸はW37×H22×D11cm、重さは0.8kg。
2016年03月30日●「ペンF」や「OM-1」など往年の銘機も勢ぞろいパシフィコ横浜で2月28日まで開催中の「CP+2016」。オリンパスは新製品「OLYMPUS PEN-F」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の体験コーナーを設けた。毎年恒例、受付でオリンパス製カメラを提示するとオリジナルステッカーがもらえるサービスも実施中だ。○今年の主役は「OLYMPUS PEN-F」●防水カメラ「Tough」シリーズも元気○防水カメラ「Tough」シリーズも元気オリンパスといえば、防水カメラにも強い。Toughシリーズは販売台数10年連続No.1の実績を誇る。会場には新製品の「TG-870」が展示されていた。また、「LEDライトガイド LG-1」と同じ用途に使えるフラッシュディフューザーの実演もあった。フラッシュを使うことでLEDよりも明るく発光時間の短い光がえられ、ユーザーからのリクエストも高いアクセサリーなので製品化を急いでいるとのこと。レンズに装着することで2cmの接写に対応、ストロボ光量を半減させる機能も搭載している。
2016年02月26日シグマは23日、レンズのプロダクト・ライン「Contemporary」から、大口径F1.4スタンダードレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Contemporary」を発表した。マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用をラインナップし、希望小売価格は税別48,000円。3月18日から発売する。「ミラーレスのため」をうたう新レンズで、最新技術の投入や幅広い撮影シーン対応を掲げるContemporaryラインに属する。35mm換算時の焦点距離は、マイクロフォーサーズで約60mm相当、ソニーEマウントで約45mm相当だ。高い屈折率の高分散ガラスを前玉に用い、大きな屈折力を確保してレンズ全長を短縮したほか、小型化・軽量化を徹底している。カメラ側の補正機能を利用して歪曲補正を行うことで、光学系の補正能力をシャープネス向上に集中させ、画質の向上を図った。モーターはステッピングモーターで、ソニーEマウントのファストハイブリッドAFにも対応する。レンズ鏡筒や絞り部品などには、複合素材の「TSC」(Thermally Stable Composite)を採用した。弾性が高く、温度変化による変形が少ないため、パーツ間のガタつきを抑制。絞りの滑らかな駆動にも貢献している。そのほか主な仕様(ソニーEマウント用)は、レンズ構成が7群9枚、開放絞りがF1.4、最小絞りがF16、画角が50.7度、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最大撮影倍率が1:7、最短撮影距離が30cmだ。サイズは最大径φ64.8mm×全長73.3mm、重量は265g。フィルター径は52mm。レンズフードが付属する。
2016年02月23日F5ネットワークスジャパンとパスロジは、F5のリモートアクセスソリューション「F5 BIG-IP Access Policy Manager(以下、BIG-IP APM)」とパスロジのトークンレス・ワンタイムパスワード「PassLogicエンタープライズ版(以下 PassLogic)」を連携させ、スマートデバイスなどの端末固有情報の登録作業を自動化する機能を共同開発したと発表した。パスロジが開発したPassLogic Enterprise版のVersion 2.3.0(2月10日リリース予定)において実装されるAPIと、F5の連携用iRules(BIG-IPのトラフィック処理機能)を組み合わせて利用することにより、トークンレス・ワンタイムパスワードによる個人認証に加え、端末固有情報を活用した端末認証の仕組みを導入することができるという。ユーザは、 当該端末でBIG-IP APMに一度アクセスするだけで、 認証データベース内に端末固有情報が自動登録される。今回実装されるAPIは、端末固有情報の登録以外にも応用が可能だといい、たとえば、 企業の既存の認証基盤(Active Directory/LDAP等)のパスワードを、 初回アクセスまたはパスワードの更新時に自動登録することで、 ワンタイムパスワードでログインした後に社内の既存の認証基盤で認証するWebアプリケーションへのシングルサインオン(SSO)も可能となるという。
2016年02月08日本田技研工業(ホンダ)は3日、小型耕うん機「こまめ F220」「プチな FG201」「サ・ラ・ダ FF500」の3機種に対して、モデルチェンジや一部改良を施して発売したと発表した。「こまめ F220」は、農家から家庭菜園などのホビーユースまで対応する車軸ローター式耕うん機のベストセラーモデルで、この度15年ぶりのモデルチェンジを実施。低重心でシンプルなレイアウトを実現する車軸ローター式構造と高い作業性はそのままに、エンジンの樹脂カバーを一新するなど、より親しみやすいデザインとするとともに操作性を向上。また、長期保管をする際に工具なしで燃料を抜くことができる手動式の「キャブドレンノブ」を採用するなど、メンテナンス性も向上した。「プチな FG201」は、小さな菜園などで手軽に扱える車軸ローター式を採用した小型耕うん機。今回のモデルチェンジでは、エンジンの樹脂カバーをより親しみのあるデザインに変更したほか、ローター形状を一新して土中の異物巻き込み防止を図るなど、扱いやすさも向上。また、車載時などに持ち上げやすいようフロントガードの内側は、握りやすい形状に変更している。「サ・ラ・ダ FF500」は、簡単操作・楽々作業・移動しやすさを特長とする小型耕うん機。今回の一部改良では、作業に合わせて握り位置を自由に選べる補助バー付きのループハンドルや、軽い力で耕す深さ調節が可能なレバーをフロントホイールアームに採用し、扱いやすさを追求した。価格は、「こまめ F220」が9万9,144円~11万6,424円、「プチな FG201」が6万8,580円~7万4,520円、「サ・ラ・ダ FF500」が22万5,720円(いずれも税込)。
2016年02月03日オリンパスは1月27日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN-F」を発表した。発売は2月26日。パッケージはPEN-F本体のみのものと、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」が付属するレンズキットの2種類が用意される。価格はいずれもオープンとなっており、推定市場価格(税別)は本体のみが150,000円前後、レンズキットが210,000円前後だ。PEN-Fは、1963年に発売された世界初のハーフサイズ一眼レフカメラ「ペン F」のボディラインやシルエットを継承するデジタルカメラ。トップカバーとフロントカバーにはマグネシウム、ボディー底面と削り出しのダイヤルにはアルミを採用しているほか、外側からビスが見えない設計にするなど外観にもこだわった。バリアングル液晶の裏側にはボディと同じ革素材を使用。また、ユーザーの右手親指が当たる部分には、ホールド性をサポートするため、ボディに凹みを設けている。フィルム選びから現像・焼き付けといったフィルムカメラのプロセスをデジタルで楽しめる「モノクロ/カラープロファイル機能」を搭載。「モノクロプロファイルコントロール」では、カラーフィルター効果とハイライト&シャドーコントロール、シェーディング効果、粒状フィルム効果、調色の5つの効果を組み合わせて作品づくりができる。初期状態のほか、コントラストの効いたモノクロフィルム調の「クラシックフィルムモノクローム」、赤外フィルター効果を強調した「クラシックフィルムIR」がプリセットされている。「カラープロファイルコントロール」では、12分割した色の彩度をそれぞれ-5~+5まで11段階で調整できるほか、ハイライト&シャドーコントロールも組み合わせ可能だ。初期状態のほか、渋みと重厚感ある色調の「クロームフィルム リッチカラー」、彩度が高い「クロームフィルム ビビッド」があらかじめ登録されている。モノクロ/カラープロファイル機能には、ボディ前面の「クリエイティブダイヤル」からアクセスできる。アートフィルターやカラークリエーターも同ダイヤルから設定可能だ。撮像素子には新開発の2,030万画素Live MOSセンサー、画像処理エンジンには「TruePic VII」を採用。ローパスフィルターレス仕様になっており、低感度側はISO80相当まで対応する。5軸VCM手ぶれ補正機構を搭載しており、シャッタースピード最大5段分の補正が可能だ。撮像素子を高速でずらしながら8回撮影した画像をもとに、高解像度写真を生成する「ハイレゾショット」は約5,000万画素相当へ進化した。電子ビューファインダー(EVF)は236万ドットで視野率100%、倍率は1.23倍(35mm判換算で約0.62倍)となる。ダイナミックレンジが拡大される「OVF シミュレーション」を使えば、目視に近い状態で各種設定を変更可能だ。レリーズタイムラグはミラーレス一眼カメラで最短となる0.044秒(メカシャッター時)を実現。完全無音で撮影できる電子シャッターの「静音撮影モード」、機構ブレを低減する電子先幕シャッターの「低振動モード」を用意する。「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」にも搭載されている「AFターゲットパッド」機能を備える。ファインダーを覗きながら背面の液晶モニターを指でなぞって、81点の合焦ポイントからピント位置を決められるというものだ。主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.4×13mm)・有効2,030万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLow(ISO80相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒(メカニカルシャッター)。本体サイズはW124.8×D37.3×H72.1mm、重量は本体のみで約373g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約427g。防塵防滴仕様の外付けフラッシュ「FL-LM3」が付属する。別売のアクセサリとして、外付けグリップ「ECG-4」、本革ストラップ「CSS-S120L PR」、本革ラッピングクロス「CS-48 PR」、本革カメラバッグ「CBG-11 PR」、本革ボディジャケット「CS-47B」を用意する。
2016年01月27日STマイクロエレクトロニクス(ST)は1月12日、32bitマイクロコントローラ・STM32F4アクセス・ラインの中で最小となるSTM32F410の量産を開始したと発表した。STM32F410は、ARM Cortex-M4Fコアを搭載し125 DMIPS、339 EEMBC CoreMark(100MHz動作時)の性能を実現。同社独自のART Acceleratorや電圧スケーリングなどの機能により、動作時の消費電力は89μA/MHzまで低減されている。STOPモードの電流も6μAに抑えられ、ウェアラブル機器、IoT機器、スマートフォンなどにも適用可能だとしている。また、64KB~128KBのFlashメモリと32KBのSRAMを内蔵し、モータ制御用タイマと32ビット/100MHzタイマを含む最大6個のタイマなどを搭載。SPI、I2C、I2SおよびISO 7816に対応したUSARTインタフェースを含む通信ポートのほか、12bit DAコンバータなど、その他のSTM32F41xには無かった機能が追加されている。パッケージは、UFQFPN48やLQFP64パッケージのほか、STM32F4シリーズの中で最も小型のWLCSP(2.55 x 2.58mm、36バンプ)で提供される。また、開発ボード・NUCLEO-F410RBも同時リリース。同開発ボードではArduino UnoとST Morphoに対応したコネクタが実装されているため、モーションセンシング、近距離無線通信(NFC)、Bluetooth(R)やIEEE 802.15.4無線ボードなど、各種拡張ボードとの接続も容易だという。
2016年01月12日NTTドコモは、Androidスマートフォン「ARROWS NX F-05F」(富士通製)に向けてAndroid 5.0へのOSバージョンアップを開始した。OSアップデートにより、ロック画面にアプリの最新通知が表示されるようになる。アップデート後は、OSのバージョンがAndroid 5.0となり、通知やランチャーなど各種UIが変更されるほか、設定メニュー内の検索なども可能となる。また、富士通独自のホームアプリ「NX!ホーム」を使用中にショートカット作成アプリによるショートカットが正しく動作しない事象の改善も含まれている。アップデートは、「設定」「端末情報」「Androidバージョンアップ」と進み、案内に従って操作することで行える。更新時間はWi-Fi、Xi/FOMA接続時で約67分。更新後のビルド番号は、「V12R27A」。
2015年12月22日最近はそうでもなくなったが、1990年代の前半には「ステルス機」といえばこれだった。そう、ロッキードF-117Aナイトホークである。この機体もF-16ファイティングファルコンと同様にフライ・バイ・ワイヤ(FBW)で飛ぶが、今回の本題はそちらではない。○こんなモノが飛ぶわけがないだろうF-117Aの特徴は、大きな後退角を持った主翼平面型と、曲面がなくて角張った機体形状にある。どう見ても空気がスムーズに流れてくれるとは思えない形状であり、実際、「空飛ぶボルテックス・ジェネレータ」というあだなまである。ボルテックス・ジェネレータとは、意図的に渦流を引き起こす目的で機体表面に設ける小さな出っ張り(板材という方が実体に近いか)のこと。実際、F-117Aの形状は見るからに、盛大な渦流を引き起こしそうである。空力的見地からみれば(たぶん)最低である。実際、F-117Aの前に技術実証機「ハブ・ブルー」を製作したときには、機体の外形が固まったところで、ひと騒動あった。「ハブ・ブルー」やF-117Aの開発を担当したのはロッキード社(当時)の先進開発部門「スカンクワークス」で、そこのボスは2代目のベン・リッチという人だった。そのベン・リッチのところに初代ボスのケリー・ジョンソンが飛び込んできて、いきなり尻を蹴飛ばした上に「ベン、おまえは大ばか者だ。こんなものが飛ぶわけがないだろう」と一喝したそうである。では、その「こんなものが飛ぶわけがない」と思わせた形はどうやって決められたのか。それは、レーダー電波の反射を抑制することを唯一最大の目的にしたことによる。もうちょっと細かく説明すると、ステルス、つまりレーダーに映らないということは、「敵のレーダーが発信した電波が機体に当たった時に、それを発信源に返さない」ということだ。発信した電波の反射波が戻ってきて、それを受信することで初めてレーダー探知が成立するのだから、反射波が発信源の方に返って行かないようにすればよい。その方法は大きく分けると3つある。「反射の方向を限定する」「発信源とは違う、明後日の方向に反射する」「電波そのものを吸収して反射波を弱める」。鋭い後退角を持たせた主翼は「明後日の方向に反射する」のが目的だし、主翼や尾翼の前縁などについて角度をそろえる工夫をしたのは「反射の方向を限定する」のが目的だ。そして黒いレーダー電波吸収材塗装は「電波の吸収」が目的である。このほか、エンジンが大きな電波反射源になることから、F-117Aでは空気取り入れ口にメッシュ状の蓋をかぶせる、なんていうことまでやった。もちろんエンジンの動作には悪影響があるが、レーダー電波を反射しないことのほうが優先である。ちなみに、これが氷結して詰まるとエンジンが動かなくなってしまうので、メッシュの前面に「異物をどけるためのワイパー」が付いていたそうである。○エコー1しかし、「こういう形にすればステルス化できるだろう」と考えても、それを立証できなければ話にならない。風洞試験みたいに、いちいち模型を作って電波暗室に持ち込んでテストしていたら、時間も費用もかかりすぎる。そこで、レーダー反射断面積を計算するソフトウェアを開発することになった。その名を「エコー1」という。そのきっかけになったのは、同社の技術者、デニス・オーバーホルザーが、ロシアのレーダー専門家、ピョートル・ユフィムツェフが書いた論文「回折理論による鋭角面の電波の解析」の英訳版を見つけ出したことで、時期は1976年4月頃だという。この論文のポイントは、コンピュータによってレーダー反射断面積を計算するための道をつけた点にある。具体的に言うと、与えられた機体の形状を基に、それを多数の三角形に分解して、個別にレーダー反射の計算を行う。その結果を合成すれば、機体全体のレーダー反射断面積を計算できるというわけだ。構造計算に用いられる有限要素法と同様に、できるだけ細かい三角形の集合体に分解して計算するほうが良いし、曲面構成の機体を作ろうとすれば、そうする必要がある。ところが当時のコンピュータでは、細かい三角形に分解して個別にレーダー反射断面積を計算しようとすると、能力が足りなかったのだ。なにしろ1970年代後半の話である。そこで、コンピュータの能力を基にして「どこまで細かい三角形に分解するか」を検討した結果、「ハブ・ブルー」やF-117Aの外形が決まってしまったというわけ。あれ以上に細かくは分解できなかったのだ。もちろん、空力的安定性も何もあったものではない。とにかく「レーダーに映らないこと」だけを優先した形状である。そこで、冒頭でも触れたようにFBWを導入して、飛行制御コンピュータを使うことで初めてまともに飛べることになった。ベン・リッチいわく「飛行制御コンピュータがあれば、自由の女神に曲芸飛行をさせることもできる」。○コンピュータ三題噺つまり、F-117Aとは「コンピュータによる計算で形が決まり」「その際にコンピュータの能力が制約要因になり」「まともに飛ばすにはコンピュータが不可欠」というコンピュータ三題噺(?)で出来上がった飛行機だったわけだ。このプロセスは「優れた飛行機は美しい」という業界の前提を完全に無視しているが、ステルスという機能を突き詰めたことによる異形の美しさがあるといったら褒めすぎだろうか。ちなみに、ロッキード社にはケリー・ジョンソンよりも口の悪い設計者がいて、「ハブ・ブルー」のことを「リッチの道楽」と呼んでいたそうである(「リッチ」はベン・リッチの名前と「金持ち」のダジャレ)。そういえば、イギリスのデハビランド社では第2次世界大戦中に「DH98モスキート」という木製爆撃機を開発・製作したが、これも開発に取りかかった当初は、空軍でただ1人、味方に回って計画を後押しした人物の名前をとって「フリーマン大将のお道楽(Freeman’s Folly)」と呼ばれていた。ところが、どちらの「道楽」も実戦で大活躍したのだから面白いものである。
2015年12月21日トヨタ自動車は1日、コンパクトカー「ヴィッツ」に特別仕様車「F "LED Edition"」を設定して発売した。今回の特別仕様車は、「F」グレードをベースに、LEDヘッドランプセットやメッキ加飾を施したアウトサイドドアハンドルなどによってスタイリッシュな印象を付与。内装では専用ファブリックシート(ブルーブラック&ブラック)を採用したほか、インストルメントパネルオーナメントに布目調フィルム(ブラック)、ドアトリムオーナメントに専用ファブリック(ブルーブラック)を特別装備するなど、上質な室内空間を創出している。さらに、「スマートエントリー&スタートシステム(スマートキー2本)」「エンジンスイッチ」「イルミネーテッドエントリーシステム」「盗難防止システム(イモビライザーシステム)」を含むスマートエントリーセットを標準設定して魅力的な仕様としながら、購入しやすい価格設定とした。外板色では、特別設定色「ボルドーマイカメタリック」を含む全6色を設定。ヴィッツ特別仕様車 F "LED Edition"の価格は、137万2,582円~163万7,673円(いずれも税込)。
2015年12月01日「コンベアF-102デルタダガー」は米空軍の戦闘機だが、日本では比較的なじみが薄い機体だ。なぜなら、本来任務がアメリカ本土の防空で、海外配備の事例が多くないためである(皆無ではない)。今回、そんな機体を取り上げたのは「システムとして戦う戦闘機の嚆矢」だったからだ。(詳細は、米空軍博物館Webサイトの解説記事をご覧いただきたい)。○防空のシステム化第二次世界大戦では、爆撃機が昼間だけでなく夜間にも飛来するようになった。すると、爆撃機にとっては夜間に精確な航法を実現するという課題が生じる。一方で、それを迎え撃つ側にとっては、夜間に飛来する爆撃機を見つけ出して交戦するという課題が生じる。そもそも、どうして夜間爆撃をするようになったかと言えば、「暗くて目視できないから、敵の戦闘機などに見つかりにくい」というからである。ということは、目視以外の手段で捜索すれば交戦できる可能性が出てくる。そこで、地上に対空監視レーダー網を構築して爆撃機の飛来を知り、そこに味方の戦闘機を差し向けて接敵・交戦させるという流れができた。戦後、ジェット化と核兵器の登場という二大ブレークスルーがあり、従来より速く、しかも昼夜・天候に関係なく爆撃機が飛来する可能性が高まった。しかも、核兵器を積んでいたら一発で大被害が出るから、確実に要撃できないといけない。そこで、アメリカにしろ旧ソ連にしろ、対空監視レーダー網を全国的に展開することになった。アメリカの国土は広いが、旧ソ連の国土はもっと広いから、これが結構な経済的負担になったのは確かだ。レーダーで探知した爆撃機に戦闘機を確実に差し向けて交戦するには、戦闘機に「上がれ」と指示を出すだけでは不足で、無線を使って行くべき場所を指示する必要がある。そして戦闘機自身も捜索や射撃管制のためのレーダーを持ち、全天候下で接敵・交戦できないといけない。ということで、「対空監視レーダー」「無線機」「飛行機」「レーダー射撃管制システム」「ミサイル」で構成される1つのシステムとして造られた防空戦闘機がF-102だったというわけだ。○データリンクの導入後に1960年台半ばになって、もう1つの要素が加わった。それがSAGE(Semi Automatic Ground Environment)システムとのデータリンクである。SAGEとは、レーダー網とコンピュータをつないだ全国規模のネットワークを構築して、「飛行物体の探知」「脅威度の判断」「要撃の指令」を自動的に行おうというシステムだが、それと戦闘機をデータリンクでつなぐことには、飛来する爆撃機に向けて戦闘機を確実に誘導しようという狙いがある。つまり、口頭で針路の指示を受ける代わりに、地上でSAGEシステムが要撃のためのコースを算定して、それをデータリンクでF-102に送る。それを受けたF-102の自動操縦装置が、会敵点まで機体を自動的に連れて行く。最後は機上レーダーで敵機を確認して交戦するという流れになる。これがアメリカに限らず一般的なやり方となった。F-102は暫定版の迎撃戦闘機だったが、後に完成品としてF-106デルタダートに発展する。日本でも、BADGE(Base Air Defense Ground Environment)やJADGE(Japan Aerospace Defense Ground Environment)といった防空指揮管制システムを導入しているが、基本的な考え方は共通する。もちろん、妨害や干渉を受ける可能性があるから、地上と機上を結ぶデータリンクにはできるだけ高い信頼性が求められる。地上や機上で使用するコンピュータは言わずもがなだ。ところが、SAGEシステムで使用するAN/FSQ-7というIBM製のコンピュータは真空管のオバケで、真空管の予防交換を毎日のようにやっていたという。そんな調子だから、機上で使用するコンピュータも、信頼性や耐久性の確保に難渋したであろうことは想像に難くない。○ネットワーク化、システム化の嚆矢ともあれ、こうなると戦闘機はそれ単体で交戦するというものではなく、防空指揮管制システムに組み込まれた持ち駒の1つという位置付けになってくる。つまり「飛行機としてのスペック」「それを操るパイロットの腕前」だけでなく、「他の構成要素も含めたシステムとしてどうか」という視点が求められるようになったわけだ。現代では、軍用機はいうに及ばず民航機でも、本連載で以前に取り上げたことがあるADS-B(Automatic Dependent Surveillance - Broadcast)、あるいはACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System)などといったシステムを通じて地上とつながっている。そうした、「飛行機が単体ではなく、他の飛行機や地上のシステムと連携動作しながら目的を果たす」という考え方のルーツと言えるのが、F-102であったのかもしれない。ちなみに、旧ソ連にはツポレフTu-128フィドラーという大型の全天候迎撃戦闘機があったが、これもやはり、地上のレーダーや防空指揮管制システムとのデータリンクを持ち、地上からの指令を受けて接敵する方法をとっていたという。
2015年11月16日日野自動車は13日、中型トラック「日野レンジャー」に、燃費を向上させて重量車燃費基準値に対して+5%の過達を達成した新車型を追加設定し、11月2日に発売すると発表した。今回追加する新車型は、車両総重量8トンクラスの「日野レンジャーFC」および「日野レンジャーFD」の177kW(240PS)エンジン搭載車。エンジンの低回転化とアイドル・ストップ・システム作動条件の変更により重量車燃費基準+5%の低燃費を達成しており、これによりエコカー減税の減税率が取得税が60%、重量税が50%となる。日野レンジャー新車型の東京地区での価格は、ワイドキャブ・標準ルーフ・エアサスペンション・ウイングバン完成車(型式 : TPG-FD7JLAG)で、1,083万1,212円(税込)。
2015年10月13日サラダカフェはこのほど、自社で製造・販売するサラダ商品「蒸し鶏&キヌアのジャーサラダ」(735円)が日本雑穀アワード 第2回デイリー食品部門の金賞を受賞したことを受け、関西地区・関東地区で販売を開始した。同商品は、ジャーサラダをサラダカフェ風にアレンジした商品。高い栄養価で「スーパーフード」として注目されている「キヌア」を取り入れ、にんじん、かぼちゃなど9種類の素材を使用した。素材の彩りのよさを生かし、層になるように縦型ボトルに盛りつけている。キヌアにはプチプチした食感があるため、食べごたえがあり、副菜ではなく主菜として楽しめるとのこと。食べ方は、すりおろした玉ねぎドレッシングを食べる直前に入れて、シェイクしてサラダ全体になじませる。フタをあけてそのまま食べるほか、皿に盛り付けてもきれいに仕上がるという。今回、同商品が受賞した「日本雑穀アワード」の審査員からも、「ドレッシングもとてもおいしく、野菜の大きさも食べやすい」 「第一印象は、きれいな色合いに引きつけられ、食べると期待以上の味」など、見た目とおいしさの両方にこだわった点を評価する声が多く寄せられたとのこと。販売は、ケンコーマヨネーズグループが展開するサラダ専門のトータルブランド「Salad Cafe(サラダカフェ)」各店舗にて。※価格は税込
2015年10月09日ヘルシーインカップスが宅配サービス開始トレンドに敏感な女子の間で流行っているのが、「ジャーサラダ」!透明なジャーの中に色とりどりの野菜や果物がつめられている様は、まるで宝石箱のようだ。現在では「ジャーパスタ」や「ジャースイーツ」なども加わり、人気はうなぎ登りだ。9月15日、G-styleは、同社が運営する「Healthy in Cups!(ヘルシーインカップス!)」において、「ジャーサラダ」などのデリバリー専用オーダーサイトを開設し、宅配サービスを開始したと発表した。健康的で実用的!ホームパティーにも同社では、今年の6月から「ジャーサラダ」のオフィスへのデリバリー・サービスを行っていたが、自宅でも楽しみたいという強い要望に応え、個人でも気軽に利用できるようにした。爆発的な人気のヒミツは、見た目の華やかさもさることながら、健康的で実用的であることもポイントのようだ。メニューも豊富で、ヘルシーな「ジャーサラダ」の他に、冷めてもおいしい「ジャーパスタ&ジャーライス」、女性に嬉しい「ジャースイーツ」やスムージーなどが揃う。配達エリア内であれば、好きな日時に指定場所に届けてくれるので、ホームパーティーや女子会にも活躍してくれそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・G-style プレスリリース(Value Press!)
2015年09月17日富士フイルムは9月3日、カラーネガフィルム「フジカラー F-II400」が国立科学博物館の「重要科学技術資料(未来技術遺産)」に登録されたと発表した。未来技術遺産の登録制度は、科学技術の発展を示す技術的な資料や、国民生活や社会、文化に大きな影響を与えた科学技術資料の保存と次世代への継承を目的に、2008年から実施されているもの。昨年度までに184件が登録されている。このたび登録された「フジカラー F-II400」は、富士フイルムが1976年10月に発売したカラーネガフィルム。それまでのカラーネガフィルムに比べて、感度を約4倍に引き上げ、世界初の高感度(ASA400)を実現した製品だ。フジカラー F-II400によって、ストロボがなければ撮影できなかった室内でも明るく撮れるようになったり、シャッタースピードを4倍速くできたことで手ブレの解消につながったり、とカラー写真の撮影領域拡大に貢献した。
2015年09月04日日野自動車は31日、中型トラック「日野レンジャー」に低燃費を追求した新型ダウンサイジングエンジンを搭載し、VSC(車両安定制御システム)を標準装備とした新車型を追加設定して、10月1日に発売すると発表した。今回追加する新車型は、車両総重量14トンクラスの「日野レンジャーFE」。新たに搭載したA05C型エンジンは排気量5.1Lのダウンサイジングエンジンで、小排気量でありながら低回転から高トルクを発揮。十分な動力性能を確保しながら低燃費を実現した。標準装備されたVSCは、横転や滑りやすい路面でのドリフトアウトやスピンを抑制するために、警報音やエンジンの出力制御、またブレーキを作動させることでドライバーの危険回避操作を支援する車両安定制御システム。新型エンジンの搭載と、新型7段トランスミッションの採用により重量車燃費基準+5%の低燃費を達成。これによりエコカー減税の対象となり取得税が60%、重量税が50%の減税となる。また、VSCは先進安全自動車(ASV)技術としての「車両安定制御装置」の技術的要件を満たしており、装着車はASV減税の対象となっている。日野レンジャーFE(型式 : QPG-FE2ALAA)の価格は、975万3,480円(税込)。
2015年08月31日今年大ブレイクしたジャーサラダとは、メイソンジャーのような広口のガラス瓶にドレッシングと野菜を層状に重ね入れたサラダのこと。すでに試した人も多いかもしれませんね。実は今、あの瓶を使った新たな調理法がじわじわブームの兆しです。それが「ジャースチーム」。材料を詰めて蒸すだけなので難しいテクニックは必要なし、作り置きもできるなど、忙しいママには嬉しいことづくし! 作れる料理もおそうさいからパスタ、おやつまで多彩です。今回はジャースチームレシピの考案者で、ジャースチームのレシピ本『お鍋で蒸して、瓶ごと保存ジャースチームレシピ』(世界文化社)も出している料理研究家のりんひろこさんにジャースチームの魅力やレシピを教えてもらいました。ジャースチームの3つの魅力ジャースチームとは、煮沸可能なジャー(瓶)の中に入れた食材をスチーム、つまり蒸す料理のこと。用意するのはジャーと少し深めの鍋だけでOK。ママに嬉しいポイントは以下の3つです。1.瓶に詰めて蒸すだけ! 手順は、材料を瓶につめて、鍋で蒸すだけ。難しいコツも蒸し器もいりません。料理によっては材料を詰める順番が味を左右する場合もありますが、順番さえ守れば大丈夫です。2.一度に何品も作れるひとつの鍋で同時に何品も作れるので効率的。蒸し時間は大体30~40 分です。3.冷蔵庫で保存が可能料理の多くは瓶のまま冷蔵庫で4~5日程度保存できるので、週末に作り置きも可能です。ジャースチームを作るときの注意スチームが終わってお湯から取り出したばかりのアツアツの瓶は急冷に弱いので、冷たいテーブルの上などにドンと置くと割れてしまうこともあります。必ず乾いたふきんなどのようなやわらかいものの上に置き、5~10分おいて温度を下げましょう。りんさんによれば、ジャースチームは瓶を通して火が入るので、焦げたり形くずれの心配もないそうです。火が入りやすいように材料を少し小さ目に切っておくのがポイントだそうですよ。今回は『お鍋で蒸して、瓶ごと保存ジャースチームレシピ』に載っているレシピの中から特別に2つを紹介します!<ジャースチームレシピ1>蒸しパンケーキホットケーキミックスで作る簡単パンケーキ。卵たっぷりの味わいは子供も大好き。ふわっと蒸し上がるよう蓋をせず火をいれます。【蒸しパンケーキの材料/200mlジャー1個分】卵…1個ホットケーキミックス…50g牛乳…大さじ1はちみつ…適宜バター…適宜【作り方】1.ジャーにの卵を割り入れてときほぐし、→の順に加えてよく混ぜ合わせる。蓋はしない。2. 鍋にジャーが半分浸るくらいの水を入れてジャーを入れ、鍋蓋をして火にかけ25分スチームする(お湯が沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火にする)。3.乾いたふきんの上に取り出し、お好みではちみつやバターをのせる。※牛乳を豆乳に替えて作るとあっさりとした味わいに。次は海南鶏飯をご紹介しましょう。ジャースチームレシピ2:海南鶏飯(ハイナンチーファン)東南アジアでよく見かけるチキンライスは、柔らかく茹で上げた鶏肉を白いご飯にのせて、たれをかけて食べる料理です。蒸し鶏を取り出したあとの蒸し汁をお湯で割ると、スープも作れて一石二鳥。ちなみに今回レシピは省略していますが、本当はご飯もジャースチームで炊けます! 【蒸し鶏の材料…2人分(500mlジャー1個分)】玉ねぎ(薄切り)…1/3個分鶏もも肉(3等分に切る)…1~1枚半分(350g)ナンプラー…大さじ1 砂糖…小さじ1 ライムのしぼり汁(レモンも可)…大さじ1 水…50mlパクチー(粗みじん切り)…1~2本分【作り方】1.ジャーに→→→の順に入れ、蓋をゆるく締める2. 鍋にジャーが半分浸るくらいの水を入れてジャーを入れ、鍋蓋をして火にかけ、40分スチームする(お湯が沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火にする)。3.乾いたふきんの上に取り出す。粗熱がとれるまでそのままおき、余熱で火を入れる4.蒸し鶏をジャーから取り出して1~2cm幅に切って、皿に盛りつける※ナンプラーは「にんにく小さじ1+はちみつ小さじ1」を混ぜたものでも代用可※盛り付けの際、ご飯(1合分)には蒸し鶏の汁(大さじ2)と塩(少々)を混ぜる※蒸し鶏にかけるタレの材料は以下のとおり。きゅうりやミニトマトはお好みで・スイートチリソース…大さじ1・しょうが(すりおろし)…1/2片分・醤油…大さじ1※鶏を取り出した蒸し鶏のジャーにお湯(200~300ml)を注ぎ、塩を加えて味を調えれば「玉ねぎのタイ風スープ」も合わせて出来上がり! いかがでしたか? ジャースチームで作れるメニューは実に多彩で、本にはこの他にも「さばの味噌煮」「ぶり大根」「アクアパッツァ」「キーマカレー」「麻婆豆腐」「ヤムウンセン」、さらには「プリン」「スフレチーズケーキ」……など全70品ものレシピが掲載されています。とにかく簡単なので、忙しいママや料理が苦手なママにおすすめのジャースチーム。おやつなんかは子供と一緒に作るのも楽しそうですね!
2015年07月31日ダスキンが運営するミスタードーナツは7月8日、保存用の瓶「ブルックリンジャー」(ブロンズ・グリーン・イエロー/各・税込790円)を全国の「ミスタードーナツ」店舗で発売する(フードコート店は除く)。同商品は、保存用の瓶としてだけではなく、付属のストロー用に穴が開いたキャップに取り換えることで、ドリンクジャーとしても利用できる。在庫がなくなり次第終了。8月3日まで、ドーナツまたはパイを2個と同商品のセット(税込980円)なども販売する。また、店内飲食限定で「ブルックリンジャードリンク スパークリングレモン/クランベリーソーダ」(各・税込345円)も登場する(ブルックリンジャーとは仕様が異なる)。期間は7月8日~9月下旬。冷たい炭酸水とフルーツの果汁がマッチして、暑い日にゴクゴクのめるドリンクとなっている。
2015年07月07日G-styleはこのほど、ジャーサラダなどを届けるサービス「Healthy in Cups! Delivery(ヘルシーインカップス! デリバリー)」を開始した。ビープラウドが運営する「Healthy in Cups! 」は、新鮮な食材を使ったヘルシーなジャーサラダメニューをオフィスの冷蔵庫に毎日届けるサービス。徹底した衛生管理のもとで行うため、平均3~4日保存ができるいう。今回、同サービスとの業務提携により、好きな日時・指定の場所に配送するサービスを開始した。メニューは、デトックス、メキシカン、ラタトゥイユなどの「ジャーサラダ」(税別1,150円~)、ミネストローネ、ジェノベーゼ、冷製パスタなどの「ジャーパスタ」(税別1,150円~)、豆乳プリンやチーズケーキなどの「ジャースイーツ」(税別650円~)。価格は容器代込みで、容器はそのまま洗って使うことができる。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉(店舗により対応不可のエリア有)。各メニューは2日前まで予約可能(仕入れ状況により異なる)。 WEBサイト「ケータリングスタイル」「サンドイッチ工房 EggMart」「ピザ職人マルコのピザブレッド工房」で取り扱う。
2015年06月26日シチズン時計は6月10日、人気シリーズの「ATTESA」(アテッサ)から、エコ・ドライブGPS衛星電波時計の「F900」を3モデル、「F150」を3モデル発表した。発売予定は前者が10月下旬、後者が8月下旬。税別価格は170,000円~230,000円。F900とF150は、時刻情報のみなら最短3秒、位置情報を含めた場合は最短30秒でGPS電波を受信し、時刻やタイムゾーン、カレンダーを自動修正する。なお、今回のATTESAシリーズ「F900」とは別に、共通のムーブメントを採用した「エコ・ドライブ サテライトウエーブ F900」が2015年3月開催のBASELWORLD 2015で発表されている。○多機能クロノグラフ「F900」高速ツインコイルモーターを搭載し、針の動きを正回転・逆回転ともに高速化。例えば時差±1時間の時刻を修正するとき、2秒弱で完了する。ワールドタイム機能では、メインタイムとローカルタイム(6時位置インダイアル)、2つの時刻を簡単に入れ替え可能だ。ケース素材には、純チタニウムを研磨して表面加工技術「デュラテクト」を施した「スーパーチタニウム」を採用。軽量で肌に優しく錆びにくいほか、デュラテクト加工によって小キズや擦りキズが付きにくくなっている。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC9015-54E」が200,000円、シルバーの「CC9010-66A」が190,000円、ブラックの「CC9017-59E」が230,000円。主な違いはデュラテクトDLC加工の有無。共通の仕様として、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ13.1mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。○シンプル&スマートデザイン「F150」シンプルな機能と、装着感や視認性に注力したモデル。ケース素材にはスーパーチタニウムを採用し、ケースの厚みが12.5mmという薄さを実現した。全世界40エリアのタイムゾーンに対応したワールドタイム機能を備える。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC3010-51E」が170,000円、シルバーの「CC3010-51A」が170,000円、ブラックの「CC3015-57E」が190,000円。「CC3015-57E」は、ケースとバンドにデュラテクトDLC加工を施している。共通の仕様は、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ12.5mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。
2015年06月15日世界文化社はこのほど、りんひろこ著『お鍋で蒸して、瓶ごと保存 ジャースチームレシピ』(税込1,296円)を刊行した。ジャースチームとは、耐熱性のジャーに材料を入れて、蒸す調理法のこと。同調理法は、料理研究家でジャーサラダレシピの第一人者ともいわれる、りんひろこ氏が新たに考案した。作る際も、蒸し器はや難しいテクニックは一切不要で、水を張った鍋にジャーを入れて、火にかけるだけ。どのレシピも30~40分ほどで完成するという。ジャーが入れば、1つの鍋で複数のメニューを同時に作ることも可能。完成した料理は、冷蔵庫保存であれば4~5日は保存できるため、週末の作りおきにも便利だという。同書では、りんひろこ氏考案のジャースチームレシピ70種類を初公開。メニューは、白飯、キャベツと油揚げの味噌汁、さばの味噌煮などの和食から、キーマカレー、アクアパッツァなどの洋食、オレンジのゼリーやスフレチーズケーキなどのスイーツまで、幅広くラインナップした。
2015年06月13日今すぐジャーと鍋を用意オシャレで手軽だと話題のジャーサラダだが、そろそろ新しいレシピに挑戦してみたいと思う頃。次に来るのは、ジャーごと蒸しちゃう簡単レシピ「ジャースチーム」のブームだ。ジャースチームは、煮沸可能なジャーに材料を詰めて、鍋で蒸すだけの調理法。蒸し器は使用しないので、ジャーと鍋さえあればOKだ。一度に何品も作れるので、献立が一気に完成しちゃうことも。メリットたくさんの蒸し料理野菜を蒸せば生のままよりもたくさんの量が食べられるし、茹でるよりも栄養が逃げにくいメリットもある。これから夏を迎えるにあたり、加熱することは衛生面でも安心。冷房で冷えた体にもやさしいなど、いいことずくめなのだ。毎日の献立がジャースチームでもちろん、野菜以外でも調理可能。料理研究家のりんひろこさんが考案したレシピ集『お鍋で蒸して、瓶ごと保存ジャースチームレシピ』(6月11日、世界文化社より発売)には、白飯や味噌汁といった毎日の食事に欠かせないメニューから、アクアパッツァや海南鶏飯と玉ねぎのタイ風スープなどのオシャレなメニュー、さらにプリンやスフレチーズケーキといったスイーツまで、多数のレシピが掲載されている。ジャーは密封性が高いので、スチームした後にそのまま保存も可能。作り置きができるのも嬉しい。毎日飽きずに、ジャーレシピでヘルシーな食事を楽しめそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社 世界文化社プレスリリース(PR TIMES)
2015年06月07日手軽にできて見た目もキレイ! と話題になったジャーサラダ。サラダの次にジワジワと話題沸騰中なのが、同じジャーを使った「ジャースイーツ」です。見た目のかわいさはジャーサラダ以上、さらに、1人分を1つのジャーで作るスイーツは、女子会などにもピッタリ!■市販品アレンジで火を使わずに簡単&かわいく! ジャーサラダやジャースイーツに使う「ジャー」とは、蓋のついた口の広いガラス瓶のこと。耐熱性ガラスのジャーであれば、そこに材料を入れてケーキなどを焼くこともできます。でも、材料を量ったり、オーブンや火を使ったりするのは何かと面倒なもの。もっと手軽にジャースイーツを楽しみたい! という人は、市販品を賢くアレンジしてみてはいかがでしょう。用意するものは、市販のスポンジケーキにホイップクリーム、それにイチゴなどのお好みのフルーツ。瓶の口を使ってスポンジケーキを型抜きし、クリームやフルーツを挟んで層になるように重ねて入れるだけでOK。最後に砕いたナッツやチョコレートなどを振れば、簡単なのに本格的なジャースイーツの完成です。■詰めるだけなのに見栄えはバツグン! フルーツで作るジャースイーツさっぱりとしたデザートを楽しみたい、というときには、フルーツを切って詰めるだけのお手軽ジャースイーツを。みかん、リンゴ、パイナップルなど、好きなフルーツを食べやすい大きさにカットしたら、底から順番に重ねて入れるだけ。外から見たときに色が層になるように重ねるとキレイです。缶詰のフルーツを使えば、カットする手間もいりません。最後にレモン汁とはちみつを大さじ2ずつ加えたら完成。缶詰を使用する場合は、そのシロップで代用できます。そのままでももちろん美味しいけれど、サイダーを加えてフルーツポンチにしても◎。フルーツリキュールと炭酸水をプラスすれば、おしゃれで贅沢な生フルーツカクテルが楽しめます。■ラッピングにも一工夫蓋ができるジャースイーツは、持ち運びもラクラク。自宅で楽しむのはもちろん、持ち寄りの女子会やパーティ、ピクニックなどにもおすすめです。そのままでもかわいいジャースイーツですが、ちょっとした工夫をすればさらにおしゃれに。たとえば、瓶にステッカーを貼ったり、蓋にリボンを巻いてみたり。麻ひもをぐるっと巻くだけでも、ナチュラルで温かい雰囲気になります。プレゼントならそこに小さなカードをつけたり、木のスプーンやフォークを添えたりしても素敵ですね。かわいくて美味しいジャースイーツは、女子会やホームパーティなどで用意すれば、注目されること間違いなし!普段手作りスイーツは苦手、という人でも簡単にできるので、気軽に試してみてくださいね。
2015年06月07日公開初日を迎えた新作OVA『這いよれ!ニャル子さんF』の初日舞台あいさつ「名状しがたい初日舞台挨拶のようなもの」が30日、東京・新宿バルト9で行われ、主要キャスト陣と長澤剛監督、MCの大橋隆昌が登壇した。『這いよれ!ニャル子さん』シリーズと言えば、ニャル子をはじめとする個性豊かなキャラクターたちや、主題歌の「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」や「\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!」という印象的なフレーズ&弾幕でお騒がせした怒涛のハイテンションラブ(クラフト)コメディ。シリーズ最新作となる本作では、ニャル子と真尋がついにウェディング!?と"完結"を謳っているが果たして――という注目の内容となっている。この日の舞台あいさつには、キャストから八坂真尋役の喜多村英梨、クー子役の松来未祐、暮井珠緒役の大坪由佳が臨んだ。小ネタ盛りだくさんで混沌とした内容が魅力の本シリーズらしく、今回の舞台あいさつでも喜多村が開口一番に「監督をディスりたいと思って(笑)」と冗談めかすなど、笑いの絶えないものに。そんな喜多村だが、劇場に進出したことについては「まさか大きなスクリーンで見てもらえるとは思わなかったのでビックリです」と率直な感想を述べた。松来も劇場公開は驚いたようで「『(次は)劇場進出だね』と言っていた私たちが一番驚いた」とコメント。劇場公開が実現した経緯については、長澤監督が「イベントで上映する形で企画がスタートしたのですが、皆さんの声援のおかげで劇場まで這いよることが出来ました」と明かした。大坪は、小ネタについて触れ「どんどんグレードアップしていますよね。自身のネタも入っていてうれしかったです」と笑顔。長澤監督も楽しんで小ネタを入れていたそうで、「自分が好きなものをいろいろ詰め込みたくなるんですよ」という。その一方で「この作品が成功した1番の理由はキャスト陣が合っていたのが大きい。皆さんのおかげです。ありがとうございます」とキャスト陣へ感謝を口にしていた。タイトルの"F"についても、長澤監督が「僕も知らないっすよ」とばっさり。それならばと推測してみたキャスト陣からは、某アニメ作品の名前の頭文字? など本作ならばあり得そうな考えが飛び出す。さらに、何やら喜多村から耳打ちされた松来は「不埒なFカップ」という"F"の新たな解釈を披露して、会場を沸かせた。実際には長澤監督が言うように明確な答画はないようだが、アニメ第2期のタイトルを考えた際に"W"以外に"F"も候補に挙がっていたのだとか。そして最後のあいさつでは、大坪が「3期への期待を残しつつ、楽しんでください」と今後への希望も語っていた。『這いよれ!ニャル子さんF』のBlu-rayは劇場限定版が上映館内にて発売中、一般発売は6月19日。特典情報などは公式サイトまで。
2015年05月31日『エクスペンダブルズ』シリーズのドルフ・ラングレンと、『マッハ!』シリーズのトニー・ジャーが共演する映画『SKIN TRADE(原題)』が、『バトルヒート』として7月25日(土)より公開されることが決定した。本作でラングレンとジャーが演じるのは、ニュージャージーとバンコクで、互いの存在を知らぬまま、共通のマフィア組織を追うふたりの刑事ニックとトニー。しかしニックは、組織に恨みを買ったことで家族を惨殺され、正義心を捨て復讐の鬼と化す。私刑を実行するためひとり、マフィアのボスを追ってタイへと飛ぶニック。現地には凄腕刑事トニーが待ち構えていた。巨大なマフィア・シンジケートを巡り、FBIも参戦する仁義なきバトルが始まる。このほど披露されたポスタービジュアルには「交わるのは、最強の拳。」とあり、ふたりは同じ組織を追う刑事でありながらも、それぞれの信念のため“対決”せざるを得ない展開が待ち受けていることを想像させるものになっている。本作にはふたりのほか、ロン・パールマン(『ヘルボーイ』『パシフィック・リム』)、マイケル・J・ホワイト(『キル・ビル』『ダークナイト』)、ピーター・ウェラー(『ロボコップ』)ら個性派キャストも出演する。『バトルヒート』7月25日(土)より丸の内TOEIほか全国順次公開
2015年05月26日ビンの中にいろどりよく野菜を詰めこんだ「ジャーサラダ」がブームとなっていますが、これからの季節は食中毒が気になるところ。気温の上昇や梅雨による湿気などによって細菌が繁殖しやすいため、生野菜を中心としたジャーサラダは衛生管理が難しくなります。 お弁当として持ち歩いていた方は、涼しい季節になるまで中断した方が安心でしょう。しかし、野菜たっぷりのヘルシーなお弁当は、できれば継続したいもの。そこでおすすめなのが、温野菜弁当です。 作り方はとても簡単。ブロッコリーやニンジン、カボチャ、じゃがいも、さつまいも、パプリカなどお好みの野菜を下処理し、一口サイズにカットしたものを柔らかくなるまでレンジで加熱するだけ。エビやチキンなどを加える場合は、十分に加熱しておくことが大切です。オリーブオイルと塩こしょうで味付けをすれば、素材の味が引き立ち、おいしくいただけます。 いろどりを考えて食材を選べば、ジャーサラダと同様に見栄えよく仕上げられます。手間をかけずに安心して食べられるヘルシー弁当、ぜひ試してみてはいかが?
2015年05月10日東京都・葛飾のHHH galleryは、UKのイラストレーター ジェームス・ジャービスの個展「No More Negative Space」を開催する。開催期間は4月25日~5月31日まで(土日祝のみオープン)、開場時間は12:00~20:00、入場は無料。同展は、UKのイラストレーター ジェームス・ジャービスの日本では15年ぶりとなる個展で、2013~15年までのドローイング作品50点以上を一挙に展示。そのほか、本展のために制作した300部限定のzine(約60ページ)やオリジナルTシャツを販売する。そのほか、4月26日には、誰でも参加できるオープニングレセプションを開催(14:00~19:00すぎ)。15年ぶりの個展を記念して、エアブラシによる大判作品のライブペイントを行う予定になっている。ジェームス・ジャービスは、1970年ロンドン生まれのイラストレーター。コカコーラ、MTV、ナイキ、ソニーといった各国のクライアントと仕事をしながら、1998年にカルト的ブランド「SILAS」のアイコン的キャラクター「Martin」を誕生させ、世界的に知られるようになる。日本では、スポーツ振興くじ「toto」のマスコットキャラクター、MTVのID映像「Bro Down」(2012年)などを手がけている。また、「HHH gallery」は、2014年3月21日にオープンしたギャラリー。HAROSHIとUSUGROWという国内外で活動するアーティスト2人と、ドイツの美術出版社「ゲシュタルテン」の日本支部を務める半澤順子、ポストロックバンド「toe」のギタリスト・デザイナーの山嵜廣和、映像作家のMINORxU、写真家の松島幹など、さまざまな分野で国内外のアートシーンに携わるメンバーによって、世界中からセレクトしたアーティストやカルチャーを紹介。4月12日まで開催されていたプレオープン特別展「HAROSHI wait what」では、運営メンバーであり、使い古されたスケートボードを素材に彫刻作品をつくりだすアーティストでもあるHAROSHIが、高さ約1.5メートル、重さ約100キロという大作「middle finger」を披露した。
2015年04月24日F-Secureはこの4月に、都内でパートナー企業向けのカンファレンスを開催した。F-Secureのチーフリサーチオフィサーであるミッコ・ヒッポネン氏が「セキュリティ脅威の最新状況」として、プライバシーの問題と、IoTでのセキュリティ脅威についてセミナーを行った。○フリーでオープンなインターネットには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないミッコ・ヒッポネン氏は、F-Secureの顔とも言えるリサーチャーだ。寡黙な人が多いとされるフィンランド企業(関連記事:"Freedome"で安全・安心な通信環境を - 簡単にVPNを利用できる新アプリを投入したF-Secure CEOインタビュー)の中で、派手なパフォーマンスを入れながら、わかりやすくセキュリティ脅威・プライバシー問題を語るエバンジェリストとして、TEDにも登壇している。そのミッコ・ヒッポネン氏が、F-Secure「パートナーカンファレンス2015」でセミナーを行った。まずミッコ・ヒッポネン氏は、1991年にF-Secureへ入社したころを振り返った。「21歳の青年としてF-Secureに入社当初、マルウェア分析の仕事して最初にもらったのが、5インチのフロッピーディスクだった。当時から様々なマルウェアがあったが、大きく状況が変わったのはインターネット、特にWebの登場によるものだった。ネット登場以前の犯罪は、自分の生活エリアだけの犯罪を心配すればよかったが、ネットにより距離がなくなり、世界中のどこからでも、誰に対しても被害を与えることができるようになった」(ヒッポネン氏)そんな中、フィンランドの企業としてF-Secureは生まれている。ロシア・アメリカ・中国といったネットを支配する大国から独立した国であることをミッコ・ヒッポネン氏は強調している。「フィンランドの法律はプライバシーに厳しいことで有名。加えて国連の汚職度ランキングでは、もっとも汚職が少ない国となっている。そしてフィンランド人は必ず約束を守る。セキュリティを預かる企業として、私たちはもっとも信頼できる企業だと自負している」またミッコ・ヒッポネン氏は、フリーとオープンなインターネットを子孫に繋げていくには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないものだと語った。「セキュリティでは、犯罪組織が敵。しかしながら、プライバシーの敵は合法に活動している企業だ。たとえばGoogle。Googleは、Gmail、Google Map、Youtubeを無料で提供している。しかし『There’s no such thing as a free lunch』、つまり、無料の昼食などないのだ」日本語なら「タダより高いものはない」ということだ。Googleは無料サービスを提供しながら、実際にはプライバシーの収集で大きく儲けていると指摘している。○Googleはユーザー1人あたり12ドルの売上ミッコ・ヒッポネン氏は、厳しくGoogleのビジネスを指摘する。Googleは自社のデータセンターに、四半期ごとに20億ドルもの投資を行っているが、これはサーバーメーカーとして世界第4位の規模だとのこと。サーバーを販売しているわけではないのに、自社のデータセンターのサーバーを作るだけで世界第4位になっている。「サーバーだけで世界第4位になるほど、極端に多い投資を行っているのに、ユーザーはGoogleに対してお金を払っていない。Googleの1年間の売上げは120億ドルもある。ユーザーが10億人だと仮定すると、1人あたり12ドルになるが、実際には誰もお金を払っていないのだ。では、Googleはどうやって、収益を上げているのか。それは『プロファイリング』だ。ユーザーのプライバシーを分析し、その分析データを広告に使うことで1人12ドルの収益を上げている。私は無料であってもGoogleにプロファイリングされたくない。私が12ドル払ってでも、自分のプライバシーを守りたいと思う」と激しくGoogleのプライバシー収集について批判した。またミッコ・ヒッポネン氏は、FacebookやTwitterでも、同様にプライバシーを侵害し、個人情報からユーザー像を分析していることでサービスが行われていると指摘した。加えて無料のスマートフォンアプリについても危険性を訴えた。「スマートフォンアプリを無料だと思っているが、実際にはあなたのプライバシーを集め、プロファイリングし、広告に利用することで儲けている。利用許諾にOKを押しているから構わないと言うかも知れないが、実際には誰も読んでいない。ブラウザのある拡張プログラムを分析したところ、110万人が使っていたが、利用許諾を最後まできちんと開いたのはたったの146人だった。利用許諾を誰もが読んでいないのが実態だ」これらのプライバシーの問題に対し、独特のアプローチでプライバシー侵害を防止するのが、F-Secureの「FREEDOME(フリーダム)」という製品だ。スマートフォンやタブレットからの通信を、すべてエフセキュアのVPNを通して行うことで、追跡やプロファイリングを防ぐ。Wi-Fiでの通信を守る、クッキーを無効にする、仮想ロケーションで位置情報を隠すなどの手法によるプライバシーを守るサービスとなっている。この「FREEDOME」の企業向けサービス「FREEDOME FOR BUSINESS」が、新たに発表された。企業向けに機密情報を守るツールとして販売していくとのことだ。プライバシー保護だけでなく、ウイルスチェック、フィッシングサイトのブロック、匿名通信などの機能を提供する。○スマートテレビを狙う詐欺がポーランドで登場次にミッコ・ヒッポネン氏は、最新のセキュリティ脅威について解説した。まずヨーロッパで増えているランサムウェア(ファイルを暗号化して脅迫する身代金型ソフト)について、ビットコインが大きな役割を果たしていると指摘した。「『CTB-Locker』というランサムウェアでは、企業でもファイルが暗号化されてしまう被害が出ている。バックアップを取っていなかったため、脅迫に屈してお金を支払わざるをえない場合もあったと聞いている。ランサムウェアの多くは、ビットコインでの支払いを求められる。犯人が追跡やプロファイリングされることを防ぐためだ。ビットコインそのものは悪いものではないが、犯罪者はビットコインを好む。現金同様にビットコインは匿名性が高いからだ」次にIoTでのセキュリティ脅威の例を取り上げた。昨年10月にポーランドでスマートテレビでのマルウェアがみつかっている。「IoTを狙うマルウェアは、すでに登場している。ポーランドで発見されたもので、LGのスマートテレビで『テレビ税(架空)を支払え』と脅迫する画面が出るものだ」このマルウェアはブラウザのホーム画面を書き換える単純なものだったが、逆に言えば、Web表示ができるIoTであれば、どれでもターゲットに成り得る。ミッコ・ヒッポネン氏はスマートカーでのマルウェア犯罪についても解説した。「スマートカーの犯罪というと、メディアは勝手にクルマが動くなど遠隔操作の想定をする。しかし犯罪者はそんなことはしない。お金にならないからだ。実際に起きるのは、クラッキングでキーを解除してクルマを盗む、エンジンをかけたらランサムウェアで警告表示を出して脅すといった手口だろう」ミッコ・ヒッポネン氏は、今後のセキュリティ脅威として、国家によるサイバー攻撃も問題だと話し、「F-Secureではロシア政府が作ったと思われるマルウェアを3件発見している。スパイ行為のためのマルウェアで、ターゲットはウクライナだった。現実の紛争が、オンラインでも戦争となっている」と、政府によるマルウェアの実例を紹介している。ロシア以外では中国の人民解放軍による「Medre(メドレ)」というマルウェアを取り上げた。AutoCADの3D図面を狙うもので、図面ファイルそのものに感染し、中国にあるサーバーに送るマルウェアだった。AutoCADによる製図データを盗み取るスパイ行為だと考えられている。「中国は最近のGithubへの攻撃でも関与が疑われている。Githubに対するDDoS攻撃が行われたが、これは中国のグレートウォールに入り込んだJava Scriptによるものだと分析されている。Githubに対して大量のトラフィックを流して攻撃されたが、中国政府がGithubをイジメているようなものではないかと考えている」また、日本に関係した話では、東京オリンピックでのセキュリティ対策について、「東京オリンピックのチケット販売のフィッシングサイトや、大規模なDDoS攻撃が起きる可能性がある。混乱を起こして開催国に恥をかかせるためにサイバー攻撃することも考えられる」として、2020年の東京オリンピックでは、サイバー攻撃に対する備えが重要だと語った。F-Secureはビジネス向けのソリューションを強化していくとともに、パートナー企業と協力し、個人向けの販売も行っていく。ミッコ・ヒッポネン氏は「歴史のあるセキュリティ企業としての信頼が、F-Secureの最大の強みだ。日本でもセキュリティ対策のお手伝いをしていきたい」とまとめた。
2015年04月23日いよいよ今週末に公開を迎えるファン待望の劇場版最新作『ドラゴンボールZ復活の「F」』。同作の公開直前スペシャルとして、フジテレビにて3夜連続で映画のみどころを紹介する深夜番組「カウントダウンDB~ドラゴンボールZ復活の「F」公開直前SP~」の放送が決定した。破壊神ビルスとの闘い後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマが、ドラゴンボールを求めて近づいていた。その目的は、軍の再起のためにフリーザを復活させること。宇宙史上最悪のその願いは遂に叶えられ、蘇ったフリーザは悟空たちサイヤ人への復讐を目論む…。そして、地球に新フリーザ軍が押し寄せ、悟飯、ピッコロ、クリリンらは1,000人の兵士と激突。悟空とベジータは、フリーザとの宿命の対決へと挑むが、フリーザは圧倒的なパワーアップを果たしていた――。本番組へのゲストとして出演するのは「ドラゴンボール」の大ファンで、絶大な人気を誇る「マキシマム ザ ホルモン」。地上波番組の出演は滅多にしないという同グループだが、番組内では「ドラゴンボール」の魅力や原作者・鳥山明とのエピソードなどを語るのだそう。「悪の帝王」と呼ばれるフリーザを復活させた本作だが、映画のタイトルにもある「F」とはフリーザの“F”を意味している。実は「マキシマム ザ ホルモン」は「F」という楽曲を2008年に発売しており、この楽曲がまさに「ドラゴンボール」のフリーザ編をイメージして作られたもの。そしてこの「マキシマム ザ ホルモン」の「F」に原作者・鳥山氏がインスパイアされて映画の脚本を進めたと話しており、映画のバトルソングとしても採用されている。「ドラゴンボール」好きということから楽曲まで手がけた「マキシマムザホルモン」が語る「ドラゴンボール」ネタの数々と映画のみどころ満載でお届けする3夜連続番組。孫悟空役の野沢雅子とフリーザ役の中尾隆聖のスペシャルインタビューもあり、ファン必見の内容となりそうだ。「カウントダウンDB~ドラゴンボールZ復活の「F」公開直前SP~」は、4月14日(火)~16日(木)深夜24時40分~24時50分、フジテレビにて関東ローカル放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラゴンボールZ復活の「F」 2015年4月18日より全国にて公開(C) バードスタジオ/集英社 (C) 「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
2015年04月14日