パリ在住のカメラマン、松永学さんが、パリのバスティーユ&レプブリック界隈でで見つけたエプロンイケメンをシューティング。男前10人に女性の好みや日本のことを聞きました。写真・文 松永学ダナ 23歳 GRENAILLE勤務「女性のタイプはかわいい人がもちろんいいけど、それって個人的な好みだよね。やっぱりフィーリングが大切、にこやかな女性がいいですね。好きな場所はノートルダム近くのセーヌ川沿いで仲間と集まってアペロ(アペリティフとともに軽くお酒を呑むこと)をよくしています。開放的な空間だし、違うグループとの交流もできて、新しい出会いもあるので、特にこの季節は毎日のように通っています。今の恋人は高校からの付き合いだけどまだ結婚を考えていません。付き合いが長いのでので恋人より友達的なのかな? 日本のことはあまり知らないですが、すごいモダーンなイメージがあるのでこの目で見たいと思います」ピエール・リュック 30歳 Neighboursバリスタ「この店に来て6か月です。おしゃれな通りにあるお店なので働くのがとても楽しいです。好きなタイプの女性はヒラリー・スワンク。生い立ちもおもしろいと思うんです。パリでよく行くところは『Piscine de la Butte-aux-Cailles』。このプールでデートが一番リラックスできます。日本ではバリスタブームらしいから僕も日本で働いてみたいな」ジュリアン 29歳 BONTON店員「この店は3年前から働いています。かわいいものがたくさんあふれていて居心地もいいんですよ。日本人のお客さんも多いです。女性はクールで男前の女性が大好きです。僕の周りはそんな女性ばかりです。パリでは18区がいいと思います。マレで働いているとちょっと気取ってしまいますが18区は安心できる地区でもあるんですよ」アルフレッド 27歳 レストランAMMAZZA店主「一年前から友達のイタリア人と共同経営でお店を始めました。好きなタイプはナタリー・ポートマン。スマートで美しい眼、明るい髪の毛の女性に惹かれます。あ、フランス人ではマリオン・コティヤールもいいですね。パリのお気に入りは17区のBatignollesかな。なかなか雰囲気のある地区ですよ。休みの日にはもっぱら気になっているレストランやバーに友達と行って自分の店の参考にしています。もしも日本に行けたらやっぱりレストラン巡りがしたいです」パスカル 51歳 L’aterier GUSTO店長ーー今パリで人気のデジタルアートセンター『アトリエ・デ・ルミエール』の斜め向かいにある感じのいいお店で働くパスカルおじさん。ちょっとシャイでぶっきらぼうだけど話すと止まりません。「基本的に優しい女性が好きです。出会いは偶然のほうが絶対にいい! だから感じのいい店を目指しているのです。開放感があっても隣の席が近い造りになっているのが好ましい。ボトルでワイン頼んだら相席になった人にちょっと飲んで見る? 的な。だからパリの下町メニルモンタンはまだそんなカフェも残っているので大好きな地区です。日本に行ったことはないですが、相席になってすぐに友達になれる居酒屋にとても興味があります」アントワーヌ 30歳 移動ゲーム管理人 LUDOMOUVE「僕はパリ中に笑いを届ける仕事をしています。言うなれば移動ゲームセンター! と言っても野外で昔ながらのフランスのドミノとか積み木とかチームを組んでできる素朴なゲームの数々です。それをトラックに積み込みパリを移動しています。人々から笑いがあふれるのを見るのが一番幸せを感じる時です。この週末はボボ(おしゃれな人)たちが集まる11区に来ました。女性の魅力は、なんて言っても優しさかな。そして信頼! それがあれば容姿は関係ありません。好きなパリの場所はビュット・オ・カイユです。パリの北にあるこの界隈が好きです。日本にいったら僕みたいなことしている人に会って交流してみたいです」セドリック 28歳 ストリートフードTONTON BILLY勤務「若者向けなこの店では笑顔で対応するのを心得ています。そうすればお客さんも気持ちがいいでしょ。タイプの女性は小柄で面白い人がいいですね。僕がよく行くところはレプブリック広場にあるスケートパーク。スケートボード歴は長いんですよ。もうすぐ夏休みシーズンですがこの時期は休めないので、遅れて休みを取るつもりです。行きたいところはいっぱいあるのですがヨーロッパから遠いところに行きたいです。タイランドやオーストラリア、もちろん日本へも。でも、できればスケートボードができる場所に行きたいです」ユリス 28歳 ピザ職人/アクセル 21歳 給仕 レストランRIVOLUZIONE勤務「僕たちはペタンクというスポーツが好きでよく一緒に行動しています。職場では仲良し、仕事が終わってからもけっこう一緒にいるんですよ。ペタンクって今では女性にも人気で試合で好みの人に出会うこともあります」ーー2人は好みの女性も似ていて、エジプト人のような人に惹かれるとか。「ラテンの明るさを持った女性が好きです。パリの地区で言えばベルヴィルがコスモポリタンな感じがして落ち着きますね」「エレクトロミュージックが大好き、日本に行ったらクラブやレコード屋を回りたいです。日本人のDJ にも興味があります」(ユリス)「大のラグビー好き、9月には日本でW杯があるので、フランスチームのサポーターとして初めて日本に行くのでとても楽しみです」(アクセル)ローラン 36歳 フォークシンガーソングライター「仕事はトラノイという展示会が年に何度か開かれているのでそこで働いていますが、本当はミュージシャンなんです。DEERというプロジェクト名でやっています。今日は決まりでスッタッフ用の服を着ていますが似合いませんか?好きな女性はフォークソングライターのオリビア・チェイニーやアグネス・オベルです。オープンでハートがあってそしてユーモアセンスのある女性が好みです。日本に行ったら乗り放題の電車のチケットを買ってギターを一本背負って日本中を旅するのが夢です」
2019年06月28日パリ在住のカメラマン松永学さんが、パリのおしゃれエリア、マレ地区でイケメンさんたちをスナップ。かわいい学生から大人セレブまで、パリのおしゃれイケメンを紹介します。写真・文 松永学パリのマレ地区は、おしゃれでかわいいお店がたくさんある地域。観光客だけでなく、地元の女子たちやファミリーが集まる場所なので、目を引くイケメンも見つけやすいのです。そこで、マレ界隈の公園、カフェなどでイケメンスナップを敢行! 好きな女性のタイプや日本の印象も聞きました。ロマン 21歳 カイロプラクティック資格勉強中いつもはアロマの香りがする治療室にいるから、外の空気を吸いたくてお昼休みに公園に来ました。恋人は今はいるけれど、出会いはいつもパーティ。特にエレガントで自然体の女性に惹かれます。パリではバスチーユとそこから東に伸びるフォーブル・サンタントワーヌ通りが好き。カジュアルな洋服の店や食べ物屋が並んでいるので、よく恋人と散歩しています。日本には行ったことがないけれど、働きだしてお金を貯めて行ってみたいな。新婚旅行で行けたらと思っています。パスカル 21歳 学生学校が休みになったのでドイツから初めて恋人とパリ観光に来ました。マレ地区は昔ながらのパリが残っていると聞いて、今日はこの界隈を探索しています。ドイツと違って面白い場所がいっぱいありますね。パリはどこを歩いても楽しいと感じます。まだ今回のメインのエッフェル塔には行けてないけれど、明日は最終日なので行く予定です。写真もいっぱい撮るために、リュックの中はパソコンやらカメラが入ってるのでちょっと重いよ。グレゴワール 18歳 学生いつもはドイツに住んでいるけど、おばあちゃんがフランス人なのでパリに遊びにきました。ヴォージュ広場が大好きでいつも来るたびにここにきてしまいます。このベンチで、ひとり寛ぐのが大好き。僕は痩せているからふくよかな女性に魅力を感じますね。包み込んでくれそうな女性がタイプかな。いつも夕方はオデオンの行きつけのカフェに行きます。そうすると友達の輪が広がってパリに来た甲斐があるんですよ。日本に行ったことはないけれど、行ったら本場の寿司屋さんに行きたいな。そしてやっぱり富士山をこの目で見たいと思っています。フェルディナン 24歳 学生好きな女性は背が高くてブロンドヘアが好み。よく行く場所は右岸ではヴォージュ広場、左岸ではサンシュルピス界隈。女性も地区も気品があるところが好きなんです。テニスが大好きなのでいつもはスポーツウェアばっかり着ています。出会いはアプリのTinderを使っています。好みの女性がすぐに見つけられるのでデートには最高です。あとはサンジェルマンのバーだったり友達のパーティによく行きますね。日本にはまだ行ったことがないけれど、新幹線に乗って東京から京都まで行くときに富士山が見えるらしいので、それを体験したいな。ニコラ 25歳 学生僕はガタイが大きいから付き合う女性は背が高い人で、明るい髪の毛の子がいいです。サッカーが大好きなので一緒に行ける人が理想だけど、もちろんスポーツ観戦はなんでも好きなので、テニスもいい。好きな場所は何と言っても凱旋門! スポーツのゴールに見えるからね。そしてここから近いバー『L’Arc』には頻繁に行っています。知っている仲間も多いし、新しい出会いにも最適な場所だと思います。日本に行ったら三島由紀夫の小説『金閣寺』が大好きなので一度は本物を見てみたいな。ポール 22歳 インテリアデザイナーこれからアートの展覧会に行くのであんまり時間がなくて。付き合う女性? アートやクリエーション好きな人がいいです。パリはそんな人たちが集まるパーティもいっぱいあるから、魅力的な人に出会う機会があって毎日が楽しいですよ。インスタグラムのお陰で、気に入った展覧会や好みの人が見つけられるので、いつも携帯を片手に持って移動しています。気に入っている場所は、家がカナルサンマルタンにあるので、運河散歩が一番落ち着けるかな。パリにも日本食はあってよく行くけれど、日本に行ったら本場の和食を食べたいです。レミ 20歳 映画関係何と言ってもカリスマ性のある女性が好きで、強い女性を見ると痺れます。だから、映画女優は好きですね。パリの5区にある植物園はドラマチックなので良く行きます。出会いはもっぱらインスタグラムで、興味ある人とコンタクトをとって会ったりしています。日本食は大好きだし、日本映画にもとっても興味があります。ケニー 40歳 映画、劇場のセットデザイナー僕はイギリス人でいつもはロンドンのノッティングヒルに住んでいるけど、今回パリにアパートを買ったので契約にやって来ました。パリで一番美しい広場のヴォージュに面したアパートを手に入れられたのはラッキーでしょう。実は南仏にも家があり、僕の仕事は3つの家を行ったり来たりする生活が必要なんですよ。そして今日は近くのカフェで人の往来を眺めながら、大好きな赤ワインを楽しんでいるところです。昼にテラスで飲むのは最高ですね。こんな時間も、出会いがあるので僕には必要です。エレガントで、優しくて、ソフィスティケートされた女性に弱いですね。オレリアン 24歳 インテリアデザイナー大好きなパリの場所はポワン・エフェメール。ここはカナルサンマルタン沿いにあってコンサートをやっていたり、アート作品があったり、食堂もあったりして一日中寛げます。好きな女性は素直でいつも笑ってる人。スケートボードをやっていますが、ちょっと孤独なスポーツでもあるので、彼女と一緒には行かないんです。でも、彼女は僕のことを心配してよく見に来てくれるんです。なのに、僕はいつも待たしてしまって、デートの時間が短くなって謝っています。そんな時も彼女はいつも笑顔で迎えてくれるので感謝していますね。
2019年06月19日ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)の「ザ・リップ ボリューマイザー」が、2019年5月1日(水)より発売される。乾燥ケア・口元下地・トップコートになる万能リップドゥ・ラ・メールの新作「ザ・リップ ボリューマイザー」は、乾燥ケア、リップスティックベース、口紅上のトップコートと、これ1本で様々な使い方ができるリップアイテムだ。淡いピンク色のクリームの中には、潤いを与えてベストな状態へ導く「ミラクル ブロス」や、ふっくらと若々しい印象に導く「ザ・プランピング リニューアル コンプレックス」、外的刺激からガードしてくれるドゥ・ラ・メール独自成分「ライム ティー コンセントレート」など、唇を保護ケアしてくれる成分がたっぷりと含まれている。「ザ・リップ ボリューマイザー」だけをさっと塗ると、健康的なツヤを与えてくれ、リップ バームの前または後に重ね塗りすると、うるおいに満ちた唇へと導いてくれる。また、口紅の前の下地として使用すれば、ムラなく唇が色付き、口紅の上に重ねるとトップコートのようにふっくらつややかな口元へと仕上げてくれる。「ザ・リップ バーム」がリニューアルまた同日、ピンクシャンパンゴールドのラグジュアリーなデザインにリニューアルした「ザ・リップ バーム」も発売。乾燥しがちなリップのための特別ケアとして生まれた「ザ・リップ バーム」は、唇や唇の周りにしっかりと潤いを与え、みずみずしい柔らかさをキープしてくれる。【詳細】ドゥ・ラ・メール「ザ・リップ ボリューマイザー」7mL 7,500円+税「ザ・リップ バーム」9g 6,500円+税発売日:2019年5月1日(水)【問い合わせ先】お客様相談室TEL:0570-003-770
2019年04月21日〔キャン★ドゥ〕で大人気のジャンクフードシリーズから、今回はバッグとペンケースをご紹介♪アメリカンビンテージ調のおしゃれなデザインがポイントですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。ヴィンテージ調でおしゃれ♪《ペンケース》はじめにご紹介するのはこちらの《ペンケース》。カフェ風のおしゃれなデザインです☆紙製品ならではの味わいがありますよね。普段使いにはもちろん、旅行やアウトドアのときに使うのにぴったりですよ!クラッチバッグに!《ファスナーケース》続いてご紹介するのは《ファスナーケース》。アメリカンでポップなデザインがかわいいですよね♡A4サイズで大容量なので、書類やノートパソコンを入れてバッグインバッグとして、そのままクラッチバッグとしてなど使い道はたくさんありそうです♪ちょっとした買い物や、お弁当入れに!《舟型トートバッグs》最後にご紹介するのはこちら。絵具で塗ったようなアーティスティックなデザインがすてきですよね♪ちょっとしたお買い物のときや、お弁当箱を持ち歩くときなどに使うのにぴったりなサイズ感!100円(税抜)とは思えないクオリティです☆今すぐ〔キャン★ドゥ〕でチェック!今回は大人気ジャンクフードシリーズから、バッグなど3点をご紹介しました。どれもみんなに自慢したくなっちゃうかわいさですよね♪気になった方はぜひ〔キャン★ドゥ〕でチェックしてみてくださいね。
2019年03月30日バリから電車で5時間45分、5日間のバカンスにニースに行ってきました。 着いた日は気温16℃、夏のような太陽の日差しで泳いでいる人もちらほら。 南仏は1年で300日くらい晴れというのを聞いたことがあります。冬のパリの天気とは大違いです。 海辺に行き、波が小石をさらう音を聞きながらお散歩したり、きれいな石を集めたり、デッサンしたり...南仏は魅力的な村が本当に沢山あるので、1日、旦那さんがバイクをレンタルしてエズ、モナコ、サンジャンカップフェラに行くことに急遽決めました。 海沿いの景色が本当に素晴らしいんです。 15年前に一人旅をしたときはナビがなかったので地図を買い、何回も迷子になりながらレンタカーを運転したのはいい思い出。 エズ村は地中海を一望できる眺め、ミシュラン星付きのレストランもいくつかあるのでとても人気の村です。 今回一番行きたかった場所が、サンジャンカップフェラにあるロスチャイルド邸。 今までフランスとイタリアで沢山の庭園を見てきましたが、こちらも負けず劣らず素晴らしかったです。 趣向を凝らした庭園は手入れが行き届いていて楽しめました。大きなサボテンなどのトロピカルガーデン、石庭のある日本庭園もありました。 ローズガーデンは薔薇の咲く季節に来れたら最高だと思います! この近くには最初のベルギー王が住んでいたヴィラもあります。 ロスチャイルドの娘エフルッシとベルギー王2人とも土地が欲しかったため喧嘩になったそうですが、最終的にはエフルッシが広い土地を買い占めたそうです。 でも毎日パーティを開いていたエフルッシは長生きせず、このヴィラにも長く住むことはできなかったようです。 南仏の空の表情は毎日違い、毎日がスペクタクルでした。
2019年01月31日日本文化が織り込まれた和菓子が、いま欧米諸国でも注目されている。美食大国であり、お菓子の国であるフランス・パリで、人々に愛される和菓子店や和菓子職人など、パリの和菓子を訪ねてみた。在仏10年の和菓子職人が語る映画と“どら焼き”の関係とは? 和菓子の名店、新店を訪ねた後は、パリで活躍する和菓子職人・村田崇徳さんのもとへ。村田さんは、製菓学校で和菓子を学び、京都の老舗和菓子舗で修業。その後、洋菓子職人の兄が修業するパリへ。ミシュラン一つ星の高級日本料理店「あい田」で和菓子職人として働き、ロマン・ガイヤさんと「パティスリー朋」を立ち上げた。パリの和菓子職人、村田崇徳さん©️KOJIMA銅鍋で餡を練る村田さん。十数年にわたり使い続ける大切な仕事道具。「ちょっとのつもりで来てからもう10年に」と笑う村田さん。パリで和菓子、いや餡に注目が集まったきっかけを「ここ数年、世界的な健康ブームで和菓子が注目されていることもあります。ただ「パティスリー朋 TOMO」のどら焼きに大きく影響したのは、河瀬直美さんの映画『あん』でした。映画のおかげで、餡やどら焼きに興味や関心をもつひとが増えた」と話す。また和菓子が大好きなフランス人のロマンさんが、店を開くことで「フランスのひとたちに、より和菓子を身近に感じてもらえた」と村田さん。「どら焼きはおまかせ」と、ジャポニスム2018の和菓子ライブパフォーマンスもお手伝いフランス人も満足させる、本格的な和菓子を提案したい現在は、来年開店予定である自身の和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」の出店準備中だ。「パリでは、餡のおいしさがわかるひと、またアレルゲンの少ない米粉でつくる和菓子を好むひとが増えてきました。もちもちした食感の餅菓子は、フランス人も好きな人が多い。長くパリで仕事をしてきて、フランス人の好みもわかってきました。それをふまえ、より本格的な和菓子を提案する店にしたい」。村田さんが手掛けるシャンパーニュの葛まんじゅう、どら焼き、フランス産栗の焼き栗、芥子の実大福など©️KOJIMA『TAKANORI MURATA PARIS』でも提供したいと話す、美しい和菓子「氷菓」©️KOJIMAパリの和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」が話題となる日は、そう遠くないはずだ。取材・文/森 有貴子<プロフィール>江戸の老舗や職人などの取材が多く、相撲、歌舞伎、落語と江戸文化好き。オンラインマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)にて「大人の江戸あるき」というコラムを連載中。2019年から和菓子連載を予定。
2018年11月24日ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)から、スキンケアアイテムのクリスマスコフレが登場。2018年11月2日(金)より順次、数量限定で販売される。ザ・トリートメント ローション ホリデー コレクション「ザ・トリートメント ローション ホリデー コレクション」は、ブランドの人気化粧水「ザ・トリートメント ローション」の普通サイズに、トライアルサイズの「クレーム ドゥ・ラ・メール」と「ザ・リニューアル オイル」をセットにした。乾燥しがちな秋冬シーズンも、このセット1つでお肌のケアができる。ザ・ルミナス グロウ コレクション「ザ・ルミナス グロウ コレクション」は、美容液「ザ・RGセラム」、「 ザ・モイスチャーリフト コントア セラム」、「ザ・ブリリアンス ブライトニング エッセンス」の中から選んだ好きな美容液の現品サイズ1つをはじめ、アイケアアイテム「ザ・モイスチャーリフト アイ セラム」や「ザ・アイ コンセントレート」のミニサイズをセットにした。自分の肌に合った美容液をカスタムできるので、集中的にスキンケアをしたい人にもおすすめだ。ザ・モイスチャーリフト インテンス コレクション「ザ・モイスチャーリフト インテンス コレクション」は、人気クリーム「 クレーム ドゥ・ラ・メール」、「ザ・モイスチャライジング ソフト クリーム」、「ザ・モイスチャライジング クール ジェル クリーム」の中から好きなクリームの現品サイズ1つと、人気のローション「ザ・トリートメント ローション」やアイケアアイテム「ザ・モイスチャーリフト アイ セラム」など、ブランドの人気アイテム4品のミニサイズを一緒にした。実力派のアイテムが1度に揃う贅沢なセットだ。人気アイテムがミニサイズで登場また「 クレーム ドゥ・ラ・メール」や「ザ・モイスチャライジング ソフト クリーム」などブランドの人気アイテムがミニサイズでそれぞれ登場。クレンジングから化粧水、保湿まで携帯に便利なサイズで揃うので、旅行などにも大活躍しそう。【詳細】ドゥ・ラ・メール クリスマスコフレ・ザ・トリートメント ローション ホリデー コレクション 31,000円+税発売日:2018年11月2日(金) ※数量限定内容:ザ・トリートメント ローション 150mL(現品)、クレーム ドゥ・ラ・メール 15mL、ザ・リニューアル オイル 15mL、オリジナルポーチ・ザ・ルミナス グロウ コレクション 45,000円+税発売日:11月2日(金) ※数量限定内容:ザ・RGセラム 30mL (現品)/ザ・モイスチャーリフト コントア セラム 30mL (現品)/ザ・ブリリアンス ブライトニング エッセンス 30mL<医薬部外品> から1つザ・リニューアル オイル 5mL、ザ・モイスチャーリフト アイ セラム 5mL ◆ ザ・アイ コンセントレート 5mL、オリジナルポーチ・ザ・モイスチャーリフト インテンス コレクション 49,000円+税発売日:12月7日(金) ※数量限定内容:・クレーム ドゥ・ラ・メール 60mL (現品)/ザ・モイスチャライジング ソフト クリーム 60mL (現品)/ザ・モイスチャライジング クール ジェル クリーム 60mL (現品)から1つザ・トリートメント ローション 30mL、ザ・リバイタライジング ハイドレイティング セラム 5mL、ザ・モイスチャーリフト アイ セラム 5mL、ザ・アイ コンセントレート 5mL、オリジナルポーチ・リトル ラグジュアリー発売日:11月2日(金) ※数量限定価格:・クレーム ドゥ・ラ・メール 15mL 10,000円+税・ザ・モイスチャライジングソフトクリーム15mL 10,000円+税・ザ・リニューアル オイル 15mL 15,000円+税・ザ・クレンジングウォーター100ml 6,000円+税【問い合わせ先】お客様相談室TEL:03-5251-3541
2018年11月10日ジャポニズム2018! 日仏友好160年を記念し、今年の7月からフランスではたくさんの日本文化を大規模かつ総合的に紹介するイベントが開催されています。この記念すべき年に日本人の一人としてパリに居ることがなんだかとても嬉しく、喜びを実感しています。 先日、その公式企画のひとつ、松竹大歌舞伎を鑑賞してきました。日本に居た頃は、観に行きたいなあと思いながらも忙しさを口実に一度も観に行ったことがなかった歌舞伎。パリに来て、大学の授業の一環でオペラやバレエを鑑賞する機会が多々あり、クラシックの魅力を再確認しました。この地で歌舞伎が観れたらいいなあと長年心の片隅で思っていたこと本当に叶ったので、私としては喜びもひとしおでした! 由緒ある劇場で14年ぶりの公演 公演会場に選ばれたのは、Théâtre National de Chaillot(国立シャイヨー劇場)。場所はトロカデロのすぐ近くで、劇場のカフェから見える夜のエッフェル塔は格別なんです! シャイヨー劇場は、ダンス、またはダンスにまつわる公演をメインにプログラムしている国立の劇場で、現在の施設は1937年のパリ万博に合わせて建設されました。そして約10年後には、劇場の大ホールにて世界人権宣言が発表されるなど、歴史にも名を残す劇場なのです。そんな由緒ある地で、日本の歌舞伎が上演されるのは、14年ぶり2度目! 今回松竹大歌舞伎の主演を務めたのは、中村獅童さんと中村七之助さん。上演された演目は「色彩間苅豆 かさね」そして歌舞伎の十八番「鳴神」。 前者の「かさね」は、男女のすれ違いに深い因果関係が絡んだ物語。台詞ではなくて三味線と唄がメインで進行していくもの。非常にゆったりとしたテンポで、間合いの美学と言いますか、多くを語らず、空気で魅せると言った感じでした。日本人の私でも唄のことばが難しかったので、ストーリーを感じながら、主演のお二人の世界に身を委ねながら鑑賞しました。 もう一方の「鳴神」は、台詞で進行していくので、分かりやすく、またちょっと喜劇の要素もあり楽しめました。後半は特にダイナミックな演出と共に見せ場が続いて、初心者の私にも理解しすくとても面白かったです。フランス人には翻訳のオーディオガイドが提供されており、コミカルな場面では皆さん結構笑われていて、この作品はフランス人にも受けが良かったように見えました。 獅童さんのよくとおる声と立ち回りの美しさ、そして力強い演技。それから、七之助さんの女方の所作は、女性の私から見てもうっとりするほど綺麗で品があって奥ゆかしくて、日頃の自分の動作を恥じたくなるような瞬間が幾度とあり、見ていて勉強になりました。ジェンダーレスと言われる現代に生きていて、性別を超えて人間としての魅力を問う良さがありますが、古典を見ながら、男らしさ女らしさというものもあって良いのだなと思いました。芸に身を一心に捧げてきたお二人の姿は舞台の上でとても輝いていて、多くのフランス人の観客を魅了したことと思います。 日本を離れて生活するようになってから、日本の文化、特に伝統芸能に興味を抱くようになりました。ジャポニスムは約8ヶ月間に渡って行われ、期間中はたくさんの日本文化がパリで紹介されるので、思う存分楽しみたいと思います!
2018年10月20日ハオリ ドゥ ティティ(haori de TiTi)の2019年コレクションが、2018年10月16日(火)、サロン・ドゥ・ティティ青山本店にて発表された。タイトルは「Salon de TiTi - 文化を奏でる女性達へ - 」。文化を奏でる女性たち捧ぐ、日本の織物今シーズン、デザイナーの八巻多鶴子が取り組んだのは、日本の精緻な織物の可能性を見出すこと。織物の歴史を紐解くと、現代女性と違わぬ自由な精神と勇気を持った女性たちの姿が見えてきた。織物とモードが結び付き、フランス宮廷のファッションが開花していった時代、世の中をリードした貴婦人たち...そんな"文化を奏でる女性たち"へのオマージュとしてコレクションを完成させた。多摩織の技術を駆使したオリジナルツイードコレクションのメインとなったのは、平安時代から受け継がれる日本の伝統工芸"多摩織"の技術を駆使して開発した、オリジナルツイード。多摩織の歴史を象徴する樹齢400年の「桑の木(Mulberry)」の強さと美しさをコンセプトに、多摩織にハオリ ドゥ ティティの感性を重ね合わせた、7種類のモダンなツイードを展開していく。ランウェイには、チェンバロとフルートの優雅な生演奏と共に、こだわりのツイードアイテムを纏ったモデルたちが登場。ドット柄のチュールブラウスに合わせたのは、「Ribbon」のスカートだ。通常機械で織ることが不可能な幅広のリボンを、機械と手織りの両方を用いて、らせん状に織り込んでいる。スカートのウエストには大きなリボンを結び、フェミニンに仕上げた。ふんわりと空気を含んだ花柄ブラウスにスタイリングしたのは、「Color」のスカート。シルク糸をベースに、和紙やリボン、フィルム糸など10種類以上の糸をミックスすることで、複雑な表情を与えている。手織りならではの立体感と温かみのある風合いを持ち合わせた鮮やかなツイードには、腰回りにフリンジや、フロントにラッフルのディテールもあしらい、より一層存在感溢れる仕上がりに。多摩織を象徴する桑の木=マルベリーモチーフと、古典模様を融合させたオリジナル柄を表現したのは「Patterns」。シルク糸とモール糸が絡み合う凹凸感のあるこのツイードは、ノーカラーのロングコートやショートジャケットなどに起用された。どこかエキゾチックな魅力を纏ったオリジナルパターンは、モノトーンでシックにまとめている。ツイードとシルクオーガンザが融合した「Organdy」は、ワンピースに採用。重厚で立体感のあるツイード部分と、軽やかで透け感のあるシルクオーガンザが、美しい模様を生み出している。16世紀スコットランドで紋章として誕生した「ハンドトゥース」柄。ツイードの代名詞ともされるこの象徴的な柄を、スパンコール糸をベースに表現した「Houndstooth」のロングコートは、モデルが歩いて揺れ動くたびに、眩い煌めきをを放っていた。軽やかな素材とスタイリングスタイリングで特筆すべきは、重厚感のあるツイードのピースに、軽やかなチュールや透け感のあるシースルー素材、レーシーなディテールを取り入れたアイテムを組み合わせている点。ジャケットにチュール素材のインナーを差し込んだり、スカートに真っ白なレースブラウスを合わせたり...控えめに肌を覗かせることで、軽快さをプラスし、メリハリのあるコーディネートを提案している。また、足元には肌を露出するストラップサンダルを合わせて、抜け感を演出していた。
2018年10月19日“毎日を自分らしく過ごす”ことを応援してくれる〔ドゥ・セー〕。全国に店舗がある人気店ですが、今回は〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕で雑貨ハント!心地よい暮らしに寄り添ってくれるような、すてきな雑貨をたくさん見つけてきましたよ♪〔ドゥ・セー〕でお気に入りを見つける雑貨ハント!〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕があるのは、たくさんのショップが入った〔ららぽーと湘南平塚〕。明るく解放感のある店内には、日用品やギフトを選ぶお客さんが訪れ、ゆったりと思い思いの時間を過ごしています。さぁ、今回はどんな雑貨と出合えるのでしょうか?20周年をお祝いする《 Dot & Dot 》シリーズに釘付け!まずお店のフロントで展開されていたのは、目を引くドットのアイテムたち!実は〔ドゥ・セー〕は2018年で20周年。そのアニバーサリーをお祝いするシリーズが、長年愛されてきた“ドット”をモチーフにした《Dot&Dot》なんです!シリーズには、ファブリックやステーショナリーにウェアまで、幅広いアイテムにドット柄が登場。シックなドットだけでなく手書き風の「ビエラドット」、フランス語で“大きな水玉模様”を意味する「グランポア」など、アイテムによって風合いの違うドットがセレクトされているのだそう!お部屋やファッションのアクセントにぴったりなドットは、どれも使い勝手抜群なモチーフ。どのアイテムを選ぼうか迷ってしまいますね♪シンプルカジュアルなウェア&ファッションアクセサリー!壁側にズラリと並んでいるのはアパレル雑貨。普段のスタイルにプラスして楽しめるような一着や、アウトドアにも活躍するバッグ、秋冬のオシャレにマストなベレー帽など、一緒にお出かけしたくなるようなものばかり!こちらには、レザーのバッグや小物も!ソフトレザーにこだわったやわらかい手触りのものや、オリジナルのマークがかわいらしいコインケース、ショルダーや長財布などもありますよ。また、こちらにはオリジナルや作家モノも並ぶアクセサリーコーナーが。さりげないオシャレを叶えてくれるものから、おめかしコーデに合わせやすいものまで、じっくり眺めたくなるものばかりですね!お家時間を充実させるリビング&リラクシング♪こちらには、まったりタイムに寄り添ってくれるアイテムが。クッションカバーやスリッパなど、季節によって組み合わせてもかわいいですよね。また、フォトフレームの横に並んでいたボックスは、なんとペンスタンド!木の風合いがやさしいこちらは、2種類の木を曲げて作られているのだそう。どんなインテリアにもなじみやすいデザインなので、リビングでリモコンなどの収納に使っても良いですね。同じデザインのティッシュケースやダストボックスもあるので、そろえればさりげないオシャレインテリアになりそう!リラクシングコーナーには、こだわりのタオルやマット、ボディケアグッズもあります。中でも気になったのが、この白いハリネズミのアイテム。なんとこちら《ドライヤーボール》といって、乾燥機に入れると洗濯物をふんわり仕上げてくれる便利グッズなんです!乾燥時間も短縮し、柔軟剤も不要なので、とってもエコなハリネズミなんですよ♪人気のハリネズミグッズがいっぱい!実は、いま〔ドゥ・セー〕ではハリネズミアイテムが充実♪お店のフロントに広がっている特設コーナーには、さまざまシーンで楽しめるハリネズミたちが!手描き風イラストがかわいいマグカップや、丸いフォルムがキュートな塩コショウ入れなどのキッチングッズ、さりげなさがかわいいステーショナリーに、がま口ポーチ、もふもふな質感がたまらないティッシュケース、マトリョーシカまで並んでいます!ハリネズミ好きは必見ですよ♪食卓をハッピーにしてくれるキッチングッズもたくさん!〔ドゥ・セー〕はキッチン雑貨も豊富。ティータイムをハッピーにしてくれるマグカップやコーヒーグッズに、和の雰囲気がかわいらしいお皿やお茶碗、お箸なども充実しています。〔ドゥ・セー〕のセレクトは、和&洋食器を一緒に並べてもやさしくなじんでくれて◎。食器は毎日使うものだからこそ、お気に入りのものを見つけると暮らしもより楽しくなりますよね!民芸品と過ごす、ていねいな暮らしも素敵他にも、日本の民芸品や伝統工芸品をリスペクトしたコーナーも。見せる収納にもできそうな籠や、色合いがかわいらしいシーサー、こだわりの食卓に使いたい蒸し器や鉄器など、日常を少し特別に彩ってくれそうなものばかり。自分へのご褒美や、ギフトにも喜ばれそうですね♪あの人に何を贈ろう?ギフトに困っても大丈夫!また、〔ドゥ・セー〕ならギフトに困っても大丈夫。こちらには、なんとセットでギフトを提案してくれているコーナーが!ギフトを眺めている内に「あの人にぴったり!」とワクワクしてきちゃうかも?キッズ&ベビーグッズも充実♪また、キッズ&ベビーグッズのコーナーも!お祝いやちょっとしたギフトだけでなく、普段使いにも選びやすいアイテムがそろいます。かわいらしいお弁当グッズや、スタイにヘアピン、おもちゃなど、性別を問わない幅広いアイテムが!やわらかな色合いやデザインに、大人の方が癒やされてしまいますね。ゆったりと、日常を大切にしたくなる雑貨と出合える〔ドゥ・セー〕アニマルの《ガーデンピック》は飾るだけでも癒やされます〔ドゥ・セー〕で出合える雑貨は、毎日を軽やかな気持ちで彩ってくれそうなものばかり。そんな自分だけのお気に入りアイテムを探しに、ぜひ遊びに出かけてみてはいかがでしょうか♪店舗情報〔ドゥ・セーららぽーと湘南平塚店〕●住所神奈川県平塚市天沼10-1ららぽーと湘南平塚1F●電話0463-71-5344●営業10:00~21:00〔ドゥ・セー〕の雑貨をもっとハントする♪●ライターキリガヤアスミ
2018年09月30日グッチ(GUCCI)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。グッチがホームタウンのミラノを飛び出し、パリの歴史あるシアターでランウェイショーを開催。プレフォール、リゾートに続き、フランスへのオマージュを捧げるコレクションがついに完結する。パリの歴史あるシアターでランウェイショー会場がシアターであることから、始まりは一つのムービーから。女性が登場するのはホラームービーさながらのちょっぴり“おぞましい”作品。上映が終わると、1階の客席後ろからモデルが一人また一人と現れ、中央のステージに向かってキャットウォークを披露する。仏文化への敬意はヴィンテージテイストで再現新作コレクションも様々な要素が乱れていて、アレッサンドロ・ミケーレが継続して綴っている「折衷主義」の物語が続いている。フランス文化にオマージュを捧げたという今季は、パリのアンティークショップを覗いたかのような懐かしさとヴィンテージライクであることが特徴。特に、ウィメンズは80年代からの影響を強く受けていて、ビッグショルダーがポイントになっている。色鮮やかラッフルドレスはには丸みのあるパワーショルダーを、カラフルなロングドレスにはたっぷりのフリルをあしらって肩周りに重量感をもたせた。また、デコラティブな要素も共通し、キラキラと輝くラメ入りのフリンジが取り入れられている。空飛ぶピッグが新登場動植物を愛する“グッチファミリー”に新たに加わったのは、フライングピッグ。その名の通り羽をつけた豚さんが、ミケーレならではのアニマルワールドに加わった。ドレスの胸元に刺繍されたり、ブローチ、アクセサリーなどになって登場している。新作シューズは月や貝殻をモチーフにした、ロマンティックな仕上がり。ヴィンテージライクなパンプスの中央にメタルで仕上げたモチーフを飾った。ディズニーコラボ、ミッキーマウスバッグバッグは過去から着想を得て、60年代のアーカイブをベースにしたものを一つ。また、マリナチェーンとロープをミックスして持ち手にした、エンベローブバッグも展開している。さらに、ディズニーとのコラボレーションによりミッキーマウスのフェイスをモチーフにしたハンドバッグも展開された。
2018年09月30日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 3日目。ランチからスタート。色々胃袋に詰め込んでいるので、ランチも軽めに。 今人気のヘルシー系「MARCELLE(マルセル)」でオープンサンドのランチを頂きます。 お供には冷たいハイビスカスティーで。そういえば、今年は冷たいハイビスカスティーが人気なパリです。至るところで出てきます。 パリジェンヌに大人気な可愛いナチュラルなインテリアのお店です。 店内は英語が聞こえて、パリジェンヌだけでがなく観光客にも人気が広がってるお店なのだと驚きました。SNS効果はすごいですね! ランチ後はバスに乗り、18区のモンマルトル裏へ。 「LA GOUTTE D’OR(ラ・グット・ドーロ)」です。 「金の雫」とでも訳しましょうか。高貴なイメージのネーミングですね。 その名に由来している金の雫ショコラがあります。 地元の人に愛されるきちんとしたパティスリーを提供するお店。テレビ番組でパティシエの巨匠クリストフ・ミシャラクに認められた若きパティシエ、Yann Menguy(ヤン・ムンギ)のお店です。 タルト、生のガトー、クリーム系、バリエーションは幅広いです。 私はバニラのタルトを。さっぱりしてて軽~いお味。 お店の女子は緑のお洋服で統一していて、とても可愛い! ランチの後でも構わず二つ三つとどんどんケーキをお味見をしていく結子さん。どんな胃袋かしら! パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。 近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。 お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。 写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月30日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 2日目。気合いいっぱいで左岸に行きましょう。 まずは最近パンが気になると言っている結子さん。サクサクの焼きたてパンを目指して朝いちで訪問。「DES GATEAUX ET DU PAIN(デ・ガトー・エ・デュ・パン)」の本店です。 高級感が漂う店内です。シックなインテリアに凛として自信に溢れた表情のケーキとパンたち。 カンパーニュ祭り。なんとも香ばしい香り。朝のパリはこれでなくっちゃ。街を歩けどどこからかパンの香りが。そんな街パリです。 優等生な感じです。クロワッサン生地などサクサク系は他には負けないパン屋さんです。 朝から既にケーキも整列。朝から多くのパティシエが働いてるのですね。 気になるパンと焼き菓子を購入の結子さん。 そこから6区へ移動。 まずはビオのスーパーへ入ります。ここでパティシエは何を買うのかしら?後ろからこっそり追ってみましょう。製菓食材を確認していますね。 それから小麦粉や栗の粉など。なるほどねー、なんて独り言も聞こえてきたり。 ドライフルーツや海藻なんかも見てますね。 …え?海藻??どう使うのかな? 最近パリではアペリティフ用の塩味を効かせたハーブビスケットがブームでおしゃれなパリジャンを虜にしています。チーズやタプナードをのせて、ルックスも綺麗で美味しくヘルシーなテーブルを作ります。 そういう使い方なのかしら? そのあと、ショコラティエ「CHANPON(シャンポン)」にて。 シャンポンと言えば、ムースオショコラです。数種類の生ムースオショコラを食せるショコラティエとしては、ここがお手軽にテイクアウトできてオススメです。クロシェガラスも可愛い演出です。 内装もこだわっており、シェフがショコラの型を壁一面にデコレーションしています。 あれ? そういえばアラン・デュカスのショコラティエもこんな型がたくさん並んでいたような。型を並べるブームでしょうかね。 小腹が空いた私はショコラのマカロンをテイクアウト。買い物途中に一歩店内に入ってサクッと購入して一瞬で口に入れて頬張ります。エナジーチャージ! シャンポンを出てマカロンがまだ口に残っている状態ですが、すぐ目の先には私も大好きなあの老舗「BOISSIERE(ボワジエール)」が。私は大好きなつぶつぶショコラをおもたせ用に。そして果汁たっぷりのゼリーを自分用に購入。 これ、オススメです! 結子さんも吟味中。 シャンデリアが美しいな。いいインテリアですね。 味見をたくさんさせてくれるので口が幸せ状態です。 店内にはアンティークの缶箱やボンボニエールが飾られています。 まるで夢の中のような甘い雰囲気です。 ショッピングバックも格式あるロイヤルブルーカラーで美しいです。 現在改装中のサロンドテは、一体いつオープンするのでしょうか。工事が進まないと定員さんが困っていました。 ここはフランス、焦らず気長に待ちましょう。と言ったら、「待ってられませんよ!」と真顔で怒っていました。 ランチはアイスクリーム専門店のランチメニューをいただきます。 ここのランチは素晴らしいのです。お花やハーブが添えられており、とても上品で綺麗なお皿の演出。すべての料理にはアイスかソルベが付いてきて、お料理と合わせて頂く新スタイルのお店です。 私はゆるいスクランブルエッグの卵料理にオニオンのアイス添え。結子さんは緑野菜のスープにミントのソルベ添えをチョイス。 野菜のアイスクリーム、とても新しい。感動します。アイスクリームの概念を覆されるが如く、こんなにも心地よいストレートパンチを浴びることは滅多にありませんね。 その付け合わせアイスがあるのとないのではお皿の感動が全く違いました。魅力的なアプローチ。この手があったか!とつい思ってしまいますが、素人ではできないアイス職人の技と味のマリアージュ、完璧です。 お持ち帰りでアイスをお買い上げの方も多くいらっしゃいます。さすが左岸な品格です。 左岸から右岸に入ります。どんどん郊外に向かってバスは進みます。結子さんの今回のお目当てのひとつ「BENOIT CASTEL(ブノワ・カステル)」です。 今パリでは週末友人とブランチを共に過ごすのが人気なのですが、まさにその需要のあるお店です。 こちらはブランチのバイキング用カウンターです。さぞ賑やかなのでしょうね。 ランチの後にもかかわらず、結子さん、イートイン狙ってます。 私はティーでほっこり。 全てのケーキにはトレードマークのプチビスケットが付いています。可愛いですね! 自分のケーキに小さなビスケットを付けるというブランド戦略に脱帽です。マーケティング戦略が上手ですね。 店内はインダストリアル系な感じとオープンキッチンと幾つもの長テーブルが配置されています。週末は活気がある様子が伺えます。 幾つかの古い釜が移設してあり、パンや焼き菓子に対する深い思いが見えるお店です。 結子さん、ご満悦。 この日撮り忘れてしまいましたが、ちゃんとロゼの乾杯で締めました。 明日はいよいよ最終日!「Day3」に続きます。 パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月28日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 1日目。朝からパティシエ結子さんはマレ地区にあるレバノン菓子のお店「ALEPH(アルフ)」へ。私もパリ在住の友人も頻繁に通う最新パティスリーで絶賛オススメ中のところです。 パイ生地を使った『Nis(「ニ」と読みます。仏語訳「鳥の巣」という意味)』を模した形の台にクリームを流し込んだお菓子を2個3個頬張りました。 ハーブやお花を材料にしているなんとも可愛らしく夢のあるコンテンポラリーなレバノン菓子です。 ここから見出す表現の数々は、彼女に大きな財産になっていたように思います。 ランチを終え、その足でスイーツ巡りは続きます。ランチでもしっかりデザートを平らげる姿勢は、食に纏わる職人の根性であり、同時に素晴らしい胃袋を持っているのだなと感心してしまいます。 さて、最近話題の17区 「KL Pattiserie(カー・エル・パティスリー)」にお邪魔します。 私はランチでお腹がいっぱいになりましたが、さすがパティシエ。フランスのプリン「フラン」をご注文。一口味見させて頂くと、なんとも新鮮なバニラの贅沢なふくよかさ、そしてプリンにもほど近い口どけの良い上品なフランがやって参りました。これは久々の感動。 そしてこちらがパティシエ。ケヴィン・ラコトゥさん。とてもフレンドリーな方。彼からこの繊細なお味が生み出されているのですね。 お腹がいっぱいの私はこれらを購入。夜のお供に。 パティシエのお母様が「止まらないから気をつけて!」とおっしゃっていた通り、と、止まらないではないですか。。。危ないお菓子です。ノワゼットのキャラメリゼ(右)、エピスのビスケット(左)。 ランチ後の店内は、地元のマダムで賑わっておりました。 17区からほど近いピガールへ移動。 こちらがかの有名なムーランルージュ。これを横目にスタスタ。目指すは世界からお客さんが集まるこちらのお店「A L’ETOILE D’OR(ア・レトワール・ドーロ)」。 結子さんは「こういうお店をやりたい。」と昔から話しています。全くブレていません。こちらのマダムの可愛いらしいこと。この世界では彼女を知らない人はいないほどの有名人でございます。 マダム アカボ。三つ編みとキルトスカートがトレードマーク。チャーミングなスタイルです。 いつも行くたびにたくさんのお菓子の話、パリの時代の移り変わりなどを語ってくれます。コミュニケーションが取れるお菓子屋さんって、大事な存在ですね。 ただお菓子を販売するだけがお菓子屋さんの仕事ではないこと、これを教えてくれた貴重な人生の先輩です。ありがたい成熟した社会が、ここパリにはあります。 フランス菓子のセレクトショップですが、ここでしか買えないものが幾つかありますが、なんといっても「Bernachon(ベルナシオン)」のショコラ!これは購入必須です。 マダム アカボの楽しい話があるゆえに、その三つ編みに後ろ髪引かれる思いのまま、こちらのお店を後にします。マダムまたね! 次なるは10区のグルメ街、マルティル通りへ。 2区モントルグイユに引き続き、新たにここに「FOU DE PATISSERIE(フー・ド・パティスリー)」の2号店が誕生しました。この日はまだ出来たて一週間目です。店内はまだ工事の匂いがほんのり残っていました。 パリにある敏腕パティシエのケーキや焼き菓子などのスイーツが日替わりなどで店頭に並びます。 本も出版しています。サイン会なんかも催しており、イベント好きには要チェックの人気店です。 本日はこれでひとまず閉幕です。 ロゼでおつかれさまの乾杯儀式。また明日!「Day2」に続きます。 パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。 近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。 お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。 写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。日程はお盆明けを予定しています。詳しくはインスタグラムにて情報をご覧いただけるようにしております。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月26日初めて来たフランスで、いきなり住み始めた。 6月で、パリに住んで7年。小学校を終えてしまった程の時間が、あっという間に過ぎていきました。初めての1人海外。言葉も喋れず、知り合いも居ない場所で、いきなり住み始めました。さらには、フランスに一度も来たことがありませんでした。いくつか他に候補の海外都市が自分の中であったのですが、なぜか直感がパリだと言っていたので、それで決めたのです。 もちろん、フランスの文化-映画、ファッション、文学などに元々関心が高かったのですが、それはフランスに限らずで、海外のカルチャー全般に関心が高かったんです。 でも、直感で、パリだった。 とにかく、そんな気軽さから私の海外生活はスタートしたのでした。 “ない”という不便さによって、多くのことを培えた日々。 海外に住み始める時、また、慣れない土地での情報ってとっても貴重ですよね。今は、インターネットが生活のスタンダードになっているから、ネットやスマホがない生活なんて、今の私には考えられない。 でもそんな私も、パリ来た当初から2年近くは、節約の為インターネットを繋がず、携帯もプリペイドでした。だから当時は情報を仕入れるだけでも大変で、外に出ても方向音痴なので場所が分からなくなるし(笑)、友人や知り合いが欲しい、誰かと繋がりたいと思っても、今よりSNSが少なかった。 また住居探しにおいても、住宅難のパリではネットを繋げていないどころか、保証人のいない外国人の私が「家を探す」ということはとても大変でした。 でも“ない”というところから、人は創意工夫をし、本来の感が鍛えられたリ、実際の行動力が培われていくのかもしれません。 だから、今となっては良い機会を与えられた貴重な期間だったと思っています。 生活必需品と数着の服が入ったスーツケース1つでやってきて、着いた翌日から何をしたかというと、とにかく歩いた! 街を覚える為に読めない地図を見ながらパリ中を歩き、参考書で覚えた私のフランス語が通じるのか、見知らぬフランス人に声を掛けながら、とにかく毎日たくさん歩きました。多い時で、1日15人くらいに声を掛けたりも(笑)。内容なんてどうでも良くて、とにかく話して言葉を理解できるようにしていきたかった。あと、パリジャンの方々と交流したかったのです。 特にパリの人たちは、喋るスピードが速いと言われていて、パリジャン独特の発音があります。参考書とは違うんですよね。実際、何を話しているのかさっぱり分からなくて、途方に暮れた日々が続きました(笑)。でもここでも、出来ない喋れないということに臆せず、それでも話す、自分の言いたいことを伝えるという、度胸を養っていくことに繋がっていった気がしています。 パリ生活のスタートした思い出の場所、サンマルタン運河! これは大好きなサンマルタン運河。ここから私のパリ生活がスタートしたので、一番思い入れのある場所です。 初めてシャルル・ド・ゴール空港に着いたとき、タクシーでこの近くのホテルに向かったのですが、あまりに体調が悪く、タクシーの中で半ば気を失っている状態でした(笑)。 目が覚めた時に最初に飛び込んできた光景が、きらきらした初夏の日差しを照り返すサンマルタン運河の木々と、パリジャンたちが日向ぼっこしながら談笑したり踊ったりしている自由でのびやかな光景でした。それは今でも目に焼き付いています。 私は毎年、初めてパリにやって来た日付近は、必ずサンマルタン運河へ行くように決めています。初心に戻るじゃないけど、その時期にここへ来ると、ふっと背筋が伸びる気持ちになれるからです。 7年目を迎えて思うことパリに来た時は正直、大きな目標や夢があったわけではありませんでしたが、自ら進んで行動していくうちに少しずつその時やりたいことが現れてきました。そして、その都度立ててきた一つ一つの目標を達成し、困難があっても乗り越えて来れたのは、応援してくれる家族の存在が一番大きかった。 それから、励まし合った日本に居る大切な友達。そして、ここで出会った全ての人たち。たった一人で居るような気がしても、人は本当の意味で一人ではないのかもしれません。そして、自分の見えている世界がすべてではないということをほんの些細な出来事や触れ合いの中から教わった気がしています。 現在はフリーでお仕事をしていますが、この仕事を通して、人との交流や繋がりの大切さというのもひしひしと実感しています。人は財産というけど、本当にそうなんだなあと。 日本とフランスで仕事をする際、働き方に大きな差はありますが、人としての基本はきっと何処に居てもある部分は一緒だと思うのです。 それから、“コミュニケーション”ということの意味。それを日本に居る時は考えもしなかったけど、ただ人と人の言葉の交わし合いだけではなく、何を話したかよりも、心だったり、雰囲気だったり、思いやエネルギーだったり、笑顔だったりetc…何を相手と交換したか、何を自分からその場で提示できたかが大切なのかなと思っています。 コミュニケーションについては、言葉の不自由な日々がずっと続いたからこそ培えた自分なりの哲学みたいなもので、経験に基づいた軸の様なものが自分の中で出来たことをありがたく思っています。 先のことは分からないけれど、でも今は確実に未来に繋がっている。これは、みんな一緒。今出来ること、やりたいことを大切に、そして、パリの情報や魅力を、多くの人たちに伝えていきたいです。 そして、8年目に向けて、また一つ成長していきたいと思います! 今日は、ここで暮らしながら、いろんな人たちに向けて感謝の意味を込めて記事を書かせていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
2018年07月10日7月に入り、すっかり夏モード。プールや海で夏を満喫する人もチラホラ見受けられるようになりました。先日、人気100円ショップのキャン★ドゥで買い物をしていた時のこと、夏にピッタリのアイテムを発見したのでご紹介します。アヒルやドーナツがモチーフ♪夏にピッタリのアイテムとは、「フロートドリンクホルダー」(税込108円)のこと。ネット上ではフラミンゴやスイカもあるとのことですが、私が発見したのは、アヒル、ドーナツ、ヤシの木の3種類(ドーナツは色違いがありました!)。どれも見た目がとってもかわいく、「夏」や「水辺」を連想しやすいモチーフで、一気に“夏気分”に!見た目も機能性も◎今回は、そんな「フロートドリンクホルダー」のアヒルとドーナツを購入。実際に使い心地を検証してみました。まず、こういった類のアイテムで苦労するのが、「空気入れ」。ですが、同商品はいずれも簡単に空気を入れることができました。大げさではなく、大きく息を吸って2回吹き入れるくらいでできたので、使う前に酸欠でぐったり…という事態は避けられそうです。続いて試したのは、「実際にドリンクをはめてみる」ということ。350mlの缶や500mlのペットボトルでやってみたのですが、若干キツキツ。しかし私が夏用に使っているコップだと余裕がありすぎて、なんだか心もとなかったので、安定感という意味では多少のキツさがあるほうが安心かもしれません。最後に、ドリンクをはめたまま水に浮かべるというのを試しました。ドリンクホルダーがスイスイ動いても、ドリンクが倒れることはなく機能性も合格!ただし、海だとすぐに波にのまれてしまいそうだし、プールでも「倒さないように」と意識してしまって、場合によっては楽しめないかも…。実際、ドリンクホルダーとしては使っていても、水に浮かべて使っているという人はやはり少ない印象です。ドリンクホルダー以外にも活用!「フロートドリンクホルダー」は、ドリンクホルダー以外の使い方をする人も多いのだとか。たとえば、子どものお風呂用おもちゃ。「ただ浮かべているだけで子どもが喜ぶ」といった意見も散見されました。ほかにも、玄関に置いてカギや小銭を入れる器代わりにしたり、化粧台に置いてヘアピンやヘアゴム入れにしたり、飴を入れてテーブルに置いたり、付箋やクリップなど文具入れにしたりと、サイズ的にも使い勝手がよく、さまざまなシーンで役立っている様子。飾っておくだけでもかわいいし、SNS映えもバツグン、子どもも喜んでくれて使い勝手もよく、夏を感じさせてくれる「フロートドリンクホルダー」。これで100円となれば、買わない手はないですよ!(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年07月09日焼きたてフィナンシェで有名な「ノワ・ドゥ・ブール」が、東京・銀座三越に2018年6月19日(火)から9月上旬まで期間限定で登場する「ノワ・ドゥ・ブール」は、三越伊勢丹のオリジナルブランドとして2011年3月誕生した洋菓子ブランド。店の看板は焼き菓子。素材の風味を生かすことを大切に、それぞれのお菓子の一番「美味しい」瞬間を提案できるスイーツを作り出している。そんな「ノワ・ドゥ・ブール」が銀座三越に初出店。目玉となるのは、店内厨房で焼き上げる「焼きたてフィナンシェ」だ。外側はカリっと中はしっとり、独自の食感もさることながら、 バターとアーモンドの豊かな香りもポイントとなっている。バターは、国産発酵バターを使用し、深みとコクを増すためにローストしたアーモンドプードル、コクのあるきび糖を組み合わせた。高温、 短時間で焼き上げるため、香ばしい味わいに仕上がっている。さらに、シェフが店内のアトリエで作り上げるショートケーキ、ミルフィーユ、シュークリームなどのケーキも登場。ミルフィーユは、つくりたてでなければ味わえないサクサク感が特徴で、とろりと泡立てたクリームをかけるショートケーキ「フレーズ・シャンティ」は、シェフ自慢の一品だ。【詳細】ノワ・ドゥ・ブール期間:2018年6月19日(火)~9月上旬<アイテム例>・焼きたてフィナンシェ200円+税・フレーズ・シャンティ600円+税・ミルフィーユ500円+税住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越B2F時間:10:30~20:00※取り扱い商品は変更になる場合有り。
2018年06月19日パリ生活で楽しみにしていることといえば、ブロカント。 モードの世界でメゾンの仕事をしていた頃、フランス刺繍やレースの素晴らしさに触れて学ぶ機会がありました。パリ出張に来るたびに、時間があればブロカントへ足を運び、職人技の光ったアンティークのドイリー、ハンカチーフを集めてきたものです。 以前にもこちらでアンティークレースのことについてお話ししましたが、今回はまた少し違う角度でご紹介したいと思います。 繊細で美しい、そんなフランス刺繍のルーツとは? フランス刺繍のルーツは、もともとインドやイタリアからフランスに辿り着いた輸入文化です。 近国の英国やフランドルとの繊維を通じた交流もあり、技術や流行が行ったり来たりして発展してきた経緯があります。私が収集しているドイリーやハンカチーフには主に18世紀末から20世紀前半の時代性に富んでおり、大きくは「ルネサンス」と「リシュリュー」と呼ばれる時代を反映したものを中心に集めてきました。 今回は「ムショワール」と呼ばれるアンティークハンカチコレクションを少しお見せしたいと思います。 ハンカチ刺繍は18世紀に王家や貴族の男性が持つアイテムとして流行り始め、職人は必死で極細糸を紡ぎ、刺繍のデザインを考えました。 時代を経て、19世紀末には庶民に浸透するほどまでに流行となり、広がりを見せました。かつての日本のように針仕事は日常のものであったので、19世紀中頃には自ら刺繍を施したハンカチーフを持っていた習慣があったと考えられています。 ハンカチーフの角に花や草などのモチーフが刺繍されたデザインは、英国から流れてきたデザインルーツであると言われています。 この頃は王家や貴族が競い合うように服の襟や袖、シミーズ(日本訳:現代で言う紳士用シャツ)などに美しい植物モチーフをあしらった刺繍を施す流行がありました。地域によってはすごい襟のものや強い民族思想を反映している帽子などがありますね。 上の写真は18世紀末のもの。その素晴らしい技術には思わずため息。糸を引く技法を用いたステッチ刺繍、葉っぱの中に砂のような点々模様、真珠のような立体ポイントなど…様々な職人技が施されており、糸の始末も分からないほど。とてもリッチな仕上がりな、価値あるコレクションです。 王家や貴族の位の高い人が持っていたハンカチーフには、特徴的な刺繍が施されています。収集家も魅了するその価値は、高品質の極細に依られたリネン糸が使われている事が第一条件として挙げられます。リネンを髪の毛よりも細い糸に紡いで依り、それを薄くて透け感のある平織りの生地へ。 この薄手の生地を用いたハンカチーフは、中でも最も価値があるものだとされています。投げたらふわーっと降りてくるほどの軽さ。 リネン素材だから成し得るこの張り感とオーガンジーのような薄さ。本当に美しいです。ここから物語が始まるわけですね。 王冠の刺繍が施されているものは文字通り「王家」の証。 こちらはブルターニュの王家の末裔から渡されたもの。私の手に渡る前の持ち主、テキスタイル工芸の収集家であるマダムは、直接王家から継承し40年間に渡り大切に保管していました。そして私の手元へ。私の大切な出会いは、3代目という称号ももれなく受け継ぐ運びとなりました。嬉しい出来事です。 英国デザインに影響されていると言われている植物モチーフは、ロワール地方やブルターニュ地方から出てくる事が多いです。18−19世紀にかけて、その地方には権力を持った英国人が移り住み育んだ土地である歴史があります。歴史的つじつまが合いますね。ちなみにロワール地方にはイギリス式庭園も多くあります。イギリスがフランスに与えた文化的な影響は、色々な角度から見えてきます。 そして名入れハンカチーフ。これがあるのと無いのでは価値が違います。 映画のヒロインでも一躍有名になった、フランス名『Amelie(アメリ)』、見つけました。薄いリネンにたくさんの技術が施されています。フリルが可愛いので赤ちゃんの誕生祝いなどでしょうか。これもブルターニュ地方のものです。 時にはキリスト教のミサに使われるハンカチーフとも出会います。お守りのように必ず中央にクロスが施されています。これは珍しい刺繍ですね…Gabrielle(ガブリエル)の名前が入っています。 こちらは「ナポレオンⅢ」と呼ばれる19世紀に人気の刺繍デザイン。葉っぱから雫が落ちてきそうな水滴のようなポンポンが可愛さを引き立てます。そういえば、有名メゾンもこの技法を使ったドレスなど発表していましたね。今では簡単に機械で製作できるようになりましたが、やはり手作業のものは繊細さが違います。 こちらもブルターニュ地方の貴族から出てきた「ナポレオンⅢ」デザインの施されたナプキン。カットワークだけではなくステッチと立体刺繍のデザインが表情豊かです。食後のデザートタイムに使用されたもので、小ぶり。お晩酌にも使える、嬉しい実用的サイズです。 ハンカチーフを探っていくと、このようなモダンな刺繍が流行った時期があり驚いたことがあります。こちらは平織りに織られた生地に針を入れて、引っ張りながら四角い模様を施していくという、気の遠くなるような仕事です。価値のあるものは、生地の小さなスクエアの部分が二重になっているのですぐわかります。また、裏を返したときの始末の仕方によっても価値が違います。 これらは1920−25年の非常に短い期間に作成されたものだと教わりました。すなわちアールデコ(1910-1930年)ですね!ここでもデザインの歴史とぴったり合います。 フランドルや北フランス、ノルマンディーで流行ったボビンレースのコレクション。チュールの技術と立体刺繍とカットワークを合わせたコレクション。リネンなのでパリッパリ。 より新しく、より極めた技術に向かっていく姿。力を感じます。 マルセイユ港が開港され、輸入された様々な外国文化。イタリアから渡ってラングドック地方やプロヴァンス地方に広がり、定着したフランス刺繍のひとつ『ブティ』に良く似たアイディア源の刺繍。 こちらはノルマンディーのもの。光にさらすと浮き出る刺繍。細かな作業は美しいです。非常に薄いコットンが使用されています。 こういう宝探しをしているとひょっこりドイリーに出会ったりします。なんとも細かい仕事!予期せぬ嬉しい出会いにテンションも上がります。 最後に、こんなユニークなピエロ刺繍も見つけたりしてほっこり。ちょっと荒いけど、この表情にやられました。若い方の作品だったのかしら。針から年齢も見えてきたりして、そんな想像も楽しいものです。すごく時間かけて作られてますね。 これだから、ブロカント巡りはやめられない…!さあ、また次の出会いを求めて、行ってきます! 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年05月30日ストリートで行われるブロカント。 パリに観光でいらっしゃる方々のお目当てのひとつに、蚤の市があると思います。ヴァンヴやクリニャンクールなど、同じ場所で行われる定期的な蚤の市は、ガイドブックやパリ特集の雑誌にもよく取り上げられているので、ヴィンテージものに興味がある人は、名前をご存知かと。私も好きで、ふらーっと一人でもよく行きますし、アテンドの同行でご一緒したりもします。やはり、基本一点ものの世界故に、「これは!」という出会いがたまらないのですよね。ただ上記の蚤の市は観光客も多いので、値段交渉が出来るとはいえ、ちょっと高めです。 そこでおすすめは、毎週、パリのあちこちのストリートで開かれているBrocante (ブロカント)!ブロカントとは、雑貨や古道具などの蚤の市。これは大体、vide-greniers(ヴィッド-グルニエ)と一緒に行われます。後者は、素人の方が、ご家庭の不用品:雑貨、洋服、家具etc.など、不用品処分が目的です。値段設定が低めが多く、運良く素敵な掘り出し物に出会える可能性もあります! この週末は、5区で計3つのブロカントとヴィッド-グルニエが行われていたので、お散歩がてらお宝ハントをしに。パリ5区は、カルチェ・ラタンと言われる学生街です。お店が多く、賑やかな場所が多いのですが、閑静なストリートもあったり、古き良きパリの面影を残すカフェやビストロが並ぶ通りもあったりと、一言では言い尽くせぬ多彩な魅力に満ちています。 フランス人は蚤の市好き?消費に関する日仏の考え方の違い いつもブロカントは人がいっぱいで、この日も若者からご年配の方までたくさんの人が訪れていました。こういうところが、フランス人は蚤の市が好きだとか、または物を長く愛すると言われる所以なのかも。 蚤の市が好きかどうかは人によりますが、長く物を大切にするという点に関してはイエスだと私は思います。日本のように消費者社会じゃないですし、百均もありません。だから「壊れても100円だし、またすぐ買えばいい」という概念がまず無いと思います。質の良いものは、高い値段を出さなければ買えない。(買ったところで、そのクオリティーは日本製品より劣ったりもするけど…。)だから、物を大切にする、不便なら自分で創意工夫!、はたまたちょっとくらい不便でもいいじゃない気にしないわという文化が、フランスの人々の生活の根底にあるのではないかなと私は思います。 それから、歴史を感じさせるものを好む方が多いので、それがヴィンテージ品が好きという傾向になったり、また、上記の消費に関する意見とはまた別ですが、物と自分の間にある“歴史”を堪能しているとも言えるかも。でもそこはフランス人に限らずですけれどね! ブロカントの定番シルバー類。 無造作に並べられた家具たち。 一体いつの年代の箱なのか、木彫りに壁画のような絵。(既に売約済みだった) この日は戦利品ゼロ!でも、例え買わなくても、ジャンク品も多く種類も様々なものの中から自分の好きを探すって、楽しいなと私は思います。ときめきを求めて、暇さえあれば出向いてしまうブロカント、中毒性高しです! ちなみに、日時と場所に関する情報は、ネットで調べることが出来ます。フランス語しかありませんが、"les prochaines dates"で日付を選んで、キーワードが入力出来るところにParisと入れれば、一覧が出てきますよ。 もし、パリに近々いらっしゃるご予定でご興味のある方、ぜひ活用してみてください。
2018年05月26日『パリ蚤の市散歩』や『パリのヴィンテージファッション散歩』、そして昨年末に刊行された『増補改訂版 パリ蚤の市散歩』の著者で、ファッションジャーナリストの清水友顕による蚤の市イベントが、5月18日より東京・原宿にあるアンティークショップ・ユニック(unikk)でスタートする。ショップいっぱいに並ぶのは、イヤリングやブローチ、グラスや陶器などの食器、ホウロウ製キッチン用品、花瓶、アンティーク缶、レースやブレード、ペーパー類など。希少な一点物のストーリーを買い付けた清水さんから聞きながら、あらゆるジャンルのアイテムに囲まれた不思議空間を楽しんで。また初日18日の18時から21時までは、オープニングレセプションも開催される予定。会場では、アクセサリーデザイナー金井宏眞が手がけるブランド、リルコディット(Rirecodite)の展示受注会も同時開催。【イベント情報】「パリの蚤の市展 - numéro4@unikk -」会期:5月18日〜27日時間:13:00〜20:00会場:アンティークショップunikk住所:東京都渋谷区渋谷1-22-5 1階定休日:5月16日URL:ブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』:
2018年05月15日ゆったりとした空気が流れる、アートミュージアム周辺。4月13日、パリ初のデジタルアート・ミュージアム L’Atelier des Lumières(アトリエ・デ・リュミエール)がオープンしました。 11区のSaint Maur (サン・モール)通りにできたこの施設は、もともと100年近く続いた精錬工場の跡地を改装したもの。広さ2000㎡を有し、4年の歳月をかけて現代アートの空間へと変貌を遂げました。このブログを読んでくれている人の中に、もしパリに観光で来たことある人がいらっしゃっても、この辺りを訪れたことがある人はあまりいないのではないかと。それもそのはずで、この周辺に人気の観光スポットはなく(強いて挙げるならペール・ラシェーズの墓地)、庶民的で少しゆったりとした空気が流れています。でも、レストランやバーが多く集まるレピュブリックとバスティーユの間にありますし、人気のマレ地区へも歩いて行けるので、便利なエリアでもあります。近年はこの周辺にもおいしいコーヒーショップやカフェなどがオープンしているので、喧騒を離れてブランチやカフェをしたい方に是非おすすめしたい穴場スポットです! オープニングの作品に選ばれたのはクリムト! さて、このミュージアムの試みは、壁や床など建物全体を駆使したビジュアルアートと音楽のコラボレーションによって観客に新体験をもたらすもの。 今回のオープニングにあたって、3つの作品が上映されています。そして、そのメイン作品に選ばれたのは《クリムト》!クリムトのプロジェクションは、およそ30分の上映。その間、壁と床一面(総面積3300平㎡)をキャンバスに見立てたグラフィック映像が、クラシック音楽—ワーグナーやショパンなど、時に盛大で時に哀愁漂うメロディーと共に進行していきます。 そして、クリムトの影響を受け、オーストリアを代表する画家の一人であるエゴン・シーレの品も《クリムト》中に組み込まれていました。 アート空間に溶け込む感覚。実は私は美術館へ行ったとき、「羅列された作品を順々に鑑賞していく」というスタイルに違和感を感じることが時々あります。しかしながら、主題やアーティストの世界観を見事な展示方法で表現されることに感銘を受けることもありますし、また多くの展示作品の中から好きな作品を直感的に捉え、気になった作品を何度も見直したり、心行くまでじっくり観賞したり、etc…従来の美術館ではそれらが可能で、魅力の一つであるとも思います。しかしこのアトリエ・デ・リュミエールは、美術館でありながらコレクションを持たず、美術作品をデジタルに置き換え、ショーへと変化させました。このスタイルに、最初はいつもとは違った居心地の悪さを感じました。当たり前ですが、なんだかホールは暗いし、人もごちゃごちゃしているし、ショーも始まっていて途中だったし(笑)それに、どこか「見せられている」という感覚が違和感として沸き起こっていました。しかしショーの進行と共に自分の体がその空間に馴染んでくると、肉体がアート空間の中に溶け合わさっていく様な、作品の中へ沈み込んでいく様な錯覚を覚え、それがだんだんと心地よさへ変わっていきました。 直接“絵”に触れるということ 他の2作品ですが、1つはエゴン・シーレと同様、ウイーン分離派を継承した画家で建築家の《フンデルトヴァッサー》。彼の作品の象徴である、渦巻状のものが壁や床一面を旋回しだすと、子供たちがその映像へ駆け寄っていく姿が印象的でした。そう、ここでは“絵”で遊ぶということが可能なんですね! 美術館という場所において、絵はいつも人から守られてきたものでした。しかしながらデジタルによって、ある意味その垣根を越えることが出来たように思えます。 そしてもう一つの作品は、イスタンブール、L.A.、ロンドンを拠点に活動するデジタルクリエーション・スタジオOuchhhによる、コンテンポラリー・ヴィジュアル・アートの《Poetic_Ai》。こちらの作品は、すべてアルゴリズムよって作成されており、まるで、マトリックスの世界を旅している気分になりました。 また、こちらの作品(《Poetic_Ai》)は併設されているバー“Studio”でも8月31日まで連日上映されています。こうやって、座って鑑賞できるのもよかったですよ。大ホールでの上映に疲れたら、ここで喉を潤わせながら座って作品を眺めるのも良いかと。私は、結構ゆったり過ごせました。 今や私たちの生活にデジタルは欠かせないもので、エキシビションにおいても、観客を呼ぶため、そして人々の心をつかむ為のツールの一つとして、今後大きくその役割を担っていくのだろうと思います。 パリの新たな人気スポットの一つとなるのか。そして、今後の上映作品ではどのような仕掛けを組んで、私たちを驚かせてくれるのか、期待しながら今後の行方を見ていきたいと思います。 L’Atelier des Lumièresアドレス:38 rue Saint Maur 75 011 Paris開館時間:月-日10時~18時(金・土~22時)開催期間:《クリムト》《フンデルトヴァッサー》現在~11月11日《Poetic_Ai》現在~8月31日
2018年05月07日ギャラリー・ラファイエット社によって、新しいアートスペースが誕生 3月10日、パリの中心に、新たなコンテンポラリーアート・スペースが誕生しました。 場所は、以前この連載の中でお伝えした『アライア回顧展』の「アズディン・アライア・アソシエーション」からもほど近い、パリ4区のプラートル通り。名前は『Lafayette Anticipation(ラファイエット・アンティシパション)』。あのデパートで有名なギャラリー・ラファイエット社によって設立されました。 同社は、ファッションだけでなく、アートのエキシビジョンやフェアのパートナーとして、積極的に支援しているのです。例えば、毎年10月にパリで開催される国際コンテンポラリーアート・フェア(通称:FIAC=Foire International d’Art Contemporain)など。この時は、パリの街中が現代アートの作品で彩られるので、アートが好きな私としては、とても楽しみな時期の一つです。 アーティストたちの活動を後押しできる全く新しいスポット。 さて、『ラファイエット・アンティシパション』の狙いは、ただエキシビションを開催し、作品を展示するだけのものではありません。実験的で、かつ来場者が何か体験できることを主としたエキシビションを狙いとしています。さらに、企画・運営・展示の他、アーティストと共に作品の制作を行う学際的性質をもった文化施設でもあるのです。なぜこのようなスペースを作るに至ったのか。 同社によると「パリはたくさんの歴史ある素晴らしいコレクションが溢れているけれど、アーティストたちが集まって積極的に創作するための場所がない」ということ。そういった「現代アートの現状で欠けている点」に目を留めたギャラリー・ラファイエット社は、パリのど真ん中でアーティストたちが創作し合ってそのまま発表を行い、彼らの活動を後押しできるような全く新しいスペースを造りたいと思ったのでしょう。 そして、ラファイエット・アンティシパションのビルは、シアトル中央図書館やミラノのプラダ財団の建築で知られるレム・コールハースが、3年の歳月をかけてモダンな建物へと変貌させました。 地下1階から地上4階までのこの建物。地下はアーティストの創作スペースで、私たちが鑑賞できる主な展示スペースは1階から3階までです。そして、この3フロアはなんと、アーティストの意向に合わせて床や壁などを自由に変更できるように設計されています。それもおよそ40通り可能とのこと!展示ごとに、ビル全体が舞台装置のように変化するなんて、大変面白い試みです。 メインのエントランスを入ると、地上階には人気のオーガニック・カフェ「Wild & the Moon」が入っています。 そして、カフェのすぐ隣には、パブリック・スペースが。 カフェ側からこの建物の外、中庭へと一旦出ると、ラファイエット・アンティシパションのブティック「À Rebours」が併設されています。ユニークでデザイン性に富んだ小物や雑貨、アクセサリー、そして写真集などを手にすることができます。 アメリカ人アーティストによる、建物全体を使った展示作品 現在エキシビジョンは、ニューヨーク在住のアメリカ人アーティスト、Lutz Bacherの「The Silence of the Sea」が開催中。 © Lutz Bacher男性名義(ペンネーム)ですが、実は女性アーティスト。フランスでは、今回が初めての展示です。 彼女はさまざまなメディア、ビデオ、音響、フォトグラフィーなどを用いたインスタレーションを行うアーティストで、その表現スタイル通り、この建物全体が彼女の作品へと変化。海、そして海の静寂を連想させる海風の音が、あちこちに置かれた音響装置からビル全体へと響き渡り、訪れる人々を彼女の作品の内部へと誘い、包んでいきます。 最初に訪れた3階の展示スペース、自然光を取り入れた、明るく開放的な空間が広がっていました。 砂浜なのか、海面の反射をイメージしたのか、地面にはたくさんのラメが撒かれていました。撒かれたラメはメインの展示スペースだけではなく、階段や踊り場にも広がっていました。ご覧の通りキラキラ! お次はこちら。今回、1階と2階は吹き抜けになっていて、各フロアの両サイドに、同じ映像が流れるスクリーンが設置されていました。さらに、自分の立つ位置によって1階と2階両フロアの画面が一つに見えるという視覚を欺くマジックも発見。映像はモンタージュされていて、ブレが激しく、時々早送りのように進み、大画面の威力と共に眩暈を覚えるほど…。なので反対側に目をやると、距離があるお陰でだいぶ見やすい。美しい海辺の光景が目に飛び込んできます。 展示スペースの音響は決して穏やかではなく、むしろ雑音の大音量。タイトルのSilenceとはかけ離れているという点に、おそらくこのアーティストの問題提起が隠されているのでしょう。 絶え間なく続く音響と映像が2つのフロアをまたがり、さらに壁と床の垂直と並行のラインがどこか永続的なものを物語り、この空間のテーマの一つとして大きく存在しているような気がしました。 これはスクリーンに近寄った時、そこにいた誰かがふと私の前を通り過ぎようとした時の瞬間。画面の砂浜に映る彼女の影が、まるで登場人物の影のように感じました。観客一人一人が、この作品の一部へと組み込まれる瞬間でもあります。 中庭を囲む形を成したU字型の建築。外の景色を感じることで、街の一部、世界の一部であることも再認識できます。劇場や美術館の多くは、展示物の管理という面からしても、こうして自然光を入れることは不可能なのですが、ここは別。それは、「ここは閉ざされた場所ではなく、人々へ向けて開かれた場所である」という意思さえ感じられる気がします。 写真では見づらいかもしれませんが、こちらは先ほど3階にたくさん撒かれていたラメが落ちてくる様子です。天井を見ても目立った仕掛けがなかったので、私たちが実際に歩いていた3階のラメそのものかもしれません。これも、モバイル式の床がなせる技!日の光を照り返しながら、きらきらと輝き、落ちていく様子に見入ってしまいました。 体験型、参加型のエキシビジョンを通じて、大きな発見と感動を 日本の美術館やギャラリーは、展示されている作品をただ観賞するタイプのエキシビションが大部分だと思います。 しかしパリには、体験型、参加型のエキシビションが多く開催されています。そこでは、見る、聞く、触れるといった知覚を通して、発見と感動を得ることができます。 それは“物や空間”と“自分”であったり、“自分”と“他の誰か”であったり。そして、体験は、経験となって私たちの心に印象深く刻まれます。ただ、キュレーションされたものを眺めるよりも、空間全体を使用した作品の中に自分が身を置くことによって、より自分で何かを考えるという行為が触発される気がします。それが、この“体験する”ことを目的としたインスタレーションの魅力なのかなあ…なんて思ったり。 パリの中心でこのようなアートの発展を推進する文化施設がまたひとつ増えたことがとてもうれしい!これからも新たな文化施設がオープンしていく予定なので、随時ご紹介していきたいと思います。
2018年04月22日アットホームでお値打ち価格のフレンチレストラン銀座にある人気のフレンチレストラン「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアンド」、その2号店としてオープンしたのが、同じく銀座にある「ル・ヴァン・ドゥ」です。フレンチと聞くと、どうしても値段が高い印象がありますが…「ル・ヴァン・ドゥ」は、本格的なフレンチをリーズナブルなお値段で楽しめるお店。地下にある店舗への階段を下り、扉をくぐると、暖かい雰囲気がお客さんをお出迎え。アットホームな雰囲気は、ついつい時間を忘れて寛いでしまいますよ。店内には18名まで入れる個室もありますので、大人数での利用もOK。カウンター席もありますので、一人でじっくり楽しみたい方にもおすすめです。オーナーがこだわって仕入れた素材を使った料理は、コースや大皿のものから、1,000円から食べられるランチメニューもありますので、リーズナブルなランチを求めて、昼間から多くのお客さんで賑わう名店です。銀座の中心部を探そう「ル・ヴァン・ドゥ」は、中央区銀座にあります。電車の場合最寄り駅は東京メトロ各線の「銀座駅」です。C8番出口を出て直進し、左手にある「銀座ビルディング」の地下1階、駅からはおよそ徒歩3分ほどの道のりです。JR有楽町駅からも5分程度ですので、周囲を散策しながら探すのも楽しいかと思います。車の場合銀座周辺を目指しましょう。外堀通りの「銀座西3丁目」の信号を中央通りの方へ曲がり、一方通行の道へ入ります。その途中にある「銀座ビルディング」の地下1階です。なお、駐車場はありませんので近隣のコインパーキングをご利用ください。営業時間案内「ル・ヴァン・ドゥ」の営業時間は、下記の通りです。“営業時間(LUNCH TIME)平日11:30~15:00(L.O.14:30)土日祝11:30~15:00(L.O.14:00)(DINNER TIME)平日18:00~23:30(L.O.22:00)土日祝17:30~23:30(L.O.22:00)”出典:ランチタイムの支払いは現金のみです。なお、基本的には無休ですが、メンテナンスのため月に一度はお休みの日があるようです。事前に店舗へ確認すると安心です。絶品赤身肉に舌鼓♪「ル・ヴァン・ドゥ」の料理に使われているのは、シェフが自ら仕入れたこだわりの素材。目玉となる大沼牛は、北海道の大自然が育んだ味わい深い赤身肉です。カラフルな野菜がお皿を彩るフレンチは、見た目にも鮮やかで食欲がそそられますよ。豚肉と鶏白レバーのテリーヌカンパーニュ(1,280円)お店でも人気の定番メニューは、豚肉・鶏肉のレバーをポートワインとブランデーで仕上げた一品。芳醇で濃厚な旨みが口の中に広がり、ついついお酒が進んでしまう魅惑の味を楽しむことが出来ますよ。マリネして焼き上げた真イワシのニース風サラダ(1,480円)サラダですが食べごたえは抜群。トマトやパプリカなどのカラフルな野菜とゆで卵の上に、真イワシがのっているんです。クルミオイルとシェリービネガーでさっぱりと食べることが出来ますよ。付け合せのパンはお店で焼いているため香り高く、ついついおかわりしたくなってしまう絶品です。北海道大沼牛ロース肉のステーキ(100g/1,750円)お店に来たらぜひ味わって欲しい一品。大沼牛をハーブ&ソルトでシンプルに焼き上げています。黒毛和牛ですが脂のサシが少ないのでお肉本来の旨みをじっくり堪能することが出来ますよ。こだわりがギュッとつまった料理は、どれも食べてもお値段以上。これまで銀座でフレンチに挑戦したことがない人にもおすすめしたいアットホームなお店です。ランチもディナーもゆっくりじっくり楽しんでくださいね。スポット情報スポット名:LE VIN 2 DEUX住所:東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディングB1F電話番号:03-6263-0955
2018年04月14日肩ひじ張らずにフレンチ! 大人の隠れ家レストランアットホームな雰囲気の中、本格的なフレンチビストロが楽しめる「ル・ヴァン・ドゥ」。ファンの多い名店「LE VIN ET LA VIANDE」の2号店としてオープンしました。地下の階段を下りると、遊び心ある壁画と優しいインテリアが出迎えてくれます。しっとりとした大人の空間なのに、温かい照明が心を癒してくれるように落ち着いた雰囲気。あまりの居心地のよさに、時間が経つのを忘れてしまうかも。赤身ならではの奥深い味わいを堪能する贅沢ステーキシェフ自ら築地市場で仕入れを行うほど、食材には並々ならぬこだわりが。お店の看板メニューは、贅沢 大沼牛のステーキ「ル・ヴァン・ドゥ」。北海道の大自然で育った大沼牛は、味わい深い赤身と甘みのある脂が特徴です。素材の味を生かすため、味付けはシンプルにハーブ&ソルトのみ。ボリューム満点のお肉は、深い旨みをダイレクトに味わえます。しっとりとした赤身は食べ応え抜群!お手軽ランチからご褒美ディナーまでスタイルいろいろカウンターを合わせて全43席のお店は、パーティや女子会、デート、また記念日・誕生日など様々なシーンで使用OK。18名まで入る個室空間もあるので、大人数での利用にもぴったり。女子会におすすめのコース料理も、おまかせコースや大皿のパーティーメニューなど豊富です。手軽な来店ができるランチは1,000円〜とリーズナブルなので、近くまで寄った際は、ぜひ立ち寄ってみて。温かみを感じる店内でゆっくりとくつろぎながら、絶品フレンチとワインを心ゆくまで堪能してみては?スポット情報スポット名:LE VIN 2 DEUX住所:東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディングB1F電話番号:03-6263-0955
2018年03月22日■「ギリシャ風 苺のサラダ」でホームパーティをおしゃれに演出材料・苺1~2個・フェッタチーズ少々(お好みで)・はちみつ大さじ1・ホワイトバルサミコ大さじ1・オイスターリーフ 数枚作り方1.はちみつとホワイトバルサミコを1:1で混ぜ合わせ、ドレッシングをつくります。はちみつを大さじ1ホワイトバルサミコを大さじ1はちみつをホワイトバルサミコでのばすように混ぜ合わせます。2.苺を適当な大きさにカットし、ドレッシングをかけます。3.フェッタチーズを適量削り、ふんわりとのせます。4.最後にオイスターリーフをのせて完成です。今回ご紹介した「ギリシャ風 苺のサラダ」は、サラダと銘打ってはいますが、時にデザート、時にアペリティフ、時にオードブルとして、さまざまなシチュエーションに合わせて、手軽に作ることができます。とても美味しく見た目もおしゃれな一品です。突然の来客に、ホームパーティーに、仕事から帰ってきて、いつもと違う苺を味わいたいときに、このような一品があると、心も満たされるのではないでしょうか?TOYOでは、「素材の旨みを活かす」ことを大切にしています。それは、ミニマリズムとも言えますね。シンプルだからこそ、簡単レシピのひとつのレパートリーとして加えていただければ、嬉しく思います。Text/中山豊光(なかやま・とよみつ)フランス・パリの名店「Restaurant TOYO」のオーナーシェフ。1971年生まれで1994年に渡仏。パリのフレンチレストランと日本料理店で経験を積んだ後、髙田賢三(デザイナー)の専属料理人を経て独立し、2009年12月にパリ6区にRestaurant TOYOをオープン、人気のレストランとなる。2018年3月「RESTAURANT TOYO」東京ミッドタウン日比谷出店パリで注目されている中山豊光シェフが手掛ける「TOYO」の 日本初店舗が2018年の3月29日に東京ミッドタウン日比谷にオープンする。パリの本店同様、オープンキッチンでフレンチでは珍しいカウンターも据え、新鮮でかつ旬な食材にこだわりを持つ。懐石料理の美意識が存在し、西洋と東洋の融合を感じさせる「TOYO」では、唯一無二の究極のフレンチを提供する。また、料理をフレンチカウンターで味わうこともできる。
2017年12月23日フランス・パリ市内にある、創業30年の老舗熟成肉専門ビストロ「Le Severo -PARIS-」(ル・セヴェロ・パリ)の海外初店舗である東京・西麻布「Le Severo -Japon-」(ル・セヴェロ)では、今秋から本店のスペシャリテで、仏Figaro誌「パリ最高のタルタルステーキ (Les meilleurs steaks tartares de Paris 2014)」2位にも選ばれた「タルタルステーキ」の提供をスタート。早くも肉愛好家たちの熱視線を集めている。◆パリ本店のエスプリを伝えるべく、西麻布店リニューアル!東京・西麻布「ル・セヴェロ」は、2016年に“パリでもっともおいしいステーキ店”として海外初上陸を果たした。今回、新たにエグゼクティブシェフとして、パリ店にも4年以上勤務し、世界トップクラスの肉屋 「ユーゴ・デノワイエ」 にて熟成肉の見極め方、調理技術を習得するなどして肉を熟知した齊田武氏を迎え、その他メニューや内装もリニューアル。パリ本店のシンボルカラーと同じレッドを基調とした外観に、大きな窓のある開放的で温かみのある木の色調の店内で、肩ひじを張らずに本格的な肉料理が食せる。◆熟成肉のプロが生む絶品肉料理!同店は、創業者ウィリアムの肉に対する情熱と、“熟成肉は健康に自然に育てられている牛だからこそ赤身に旨みが宿る”というポリシーのもと、熟成に適した牛を見定め、それぞれの持ち味を生かしながら、個々の熟成状態を見極めていく目利き力と経験に裏打ちされた技術力で、熟成肉の美味しさを追求してきた。店では、本場フランスのブランド牛や国産和牛の熟成肉を食べ比べできるコースがあるほか、各種ステーキ、パテ ド カンパーニュやブーダンノワールなど、華麗なる肉料理がラインナップ。中でも注目は、パリ店のスペシャリテで今秋から西麻布店でも提供をスタートした「タルタルステーキ」。注文ごとに新鮮な赤身肉を店内でミンチし、ケイパー、エシャロット、卵黄などでシンプルに味付けされ、赤身の美味しさが際立つ一品だ。同店を訪れたらぜひオーダーしたい。◆プチ肉ランチで大満足!ディナーだけでなく、ランチのメニューにも注目したい。「ハンバーガーランチ」は、熟成牛のハンバーガーに、スープ、サラダ、雪室熟成のフライドポテト、ドリンクが付いて2,500円。「ランチタイム限定プレート」では、熟成牛のハンバーガーの代わりにオードブル、メインディッシュ、が一皿ずつという内容で同じく2,500円。ランチタイムでもディナーと同じメニューを用意してもらえるので、ちょっとこのメニューが気になる!というものだけ、プチ肉ランチとして堪能するのも手だ。また今回のリニューアルとともに、1階には2~4名程度で利用できるシェフズテーブル形式の個室も用意された。「美味しい肉が食べたい!」と思ったときに、カジュアルに肩ひじを張らずに、本格的な熟成肉料理をさまざまなスタイルで楽しめる一軒として重宝するはず。■「Le Severo」(ル・セヴェロ)アクセス:東京メトロ日比谷線 六本木駅・広尾駅から徒歩7分営業時間:月曜日~土曜日ランチ12時~15時(L.O.14時)/ディナー18時~23時半(L.O.22時)席数:2Fメインダイニング(24席)、1F個室2~4名(text:cinemacafe.net)
2017年12月15日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)は「クリスマスケーキ2017」を、ピエール・エルメ・パリ 青山、他直営ブティック及びオンラインブティックにて2017年12月25日(月)まで販売する。今年は「豊饒なるスイーツ」がテーマのクリスマススイーツコレクション。香りと食感にこだわり、ジューシーな果実、香り豊かなドライフルーツや花々が織りなすハーモニーを味わうことができる。クリスマスケーキは6種類がラインナップ。2017年の新作「ビュッシュ アンフィニマン プラリネ ノワゼット」は、とろりとしたヘーゼルナッツクリームとふんわりとしたシャンティクリームにさくさくとしたプラリネを組み合わせたケーキだ。ピエール・エルメ・パリの代表的なフレーバー「イスパハン」をアレンジした「チーズケーキ イスパハン」は、ローズ風味のチーズケーキにフランボワーズ風味のビスキュイ生地とフランボワーズ&ライチのジュレ、クリームチーズムースを合わせた一品。ケーキや生地、ジュレの異なる食感の中に、「イスパハン」の風味が溶け込む。見た目にも美しい「フロコン アンフィニマン ヴァニーユ」は、バニラ風味のガナッシュにバニラ入りマスカルポーネクリーム、歯ごたえのあるブールシュクレを合わせた、天然バニラの風味を味わい尽くせるケーキとなっている。他にも、スペシャルボックスに入ったマカロンセットやマロングラッセ、サブレ詰め合わせなどクリスマスを彩るに相応しいリッチなスイーツばかりだ。【詳細】ピエール・エルメ・パリ クリスマススイーツコレクション2017「豊饒なるスイーツ」販売期間:~2017年12月25日(月)ケーキ受取期間:2017年12月20日(水)~12月25日(月)取扱店舗:ピエール・エルメ・パリ 青山、他直営ブティック及びオンラインブティック※クリスマスケーキ受取はピエール・エルメ・パリ 青山店のみ価格例:・ビュッシュ アンフィニマン プラリネ ノワゼット(約長17×横9×高さ8cm) 6,210円・チーズケーキ イスパハン(直径約15×高さ4cm) 5,940円・フロコン アンフィニマン ヴァニーユ(直径約14×高さ10cm) 5,940円・アントルメ グラッセ アンフィニマン ショコラ(直径約13×高さ6cm) 6,750円※オンラインブティック限定・モンブラン ド ノエル(直径約15×高さ4cm) 4,860円・プレジール アンタンス(約長18×横22×高さ6cm) 17,280円※青山店限定
2017年12月10日芸術の都・パリ。ルーブル美術館をはじめ、オルセー美術館、ベルサイユ宮殿など、世界に名だたる美術館や歴史歴建造物がいたるところにあります。せっかくパリに行ったからには観ておきたい芸術作品ですが、世界中から観光客が集まるパリ。予定をしっかり立てないと長蛇の列に並ぶことに……。そこで今回は、お得に賢く美術館をめぐるテクニックをご紹介!あの名画をしっかり目に焼き付けましょう!効率よく回るならパリ・ミュージアムパスが断然お得!国内外にかかわらず、美術館や世界遺産を見学する際、ほとんどの場合、入場料がかかりますよね。日本でも人気の企画展では長蛇の列ができますが、海外でもそれは同じこと。なかでも名だたる絵画や美術品を所蔵するルーブル美術館やオルセー美術館、世界遺産のベルサイユ宮殿などは行列ができていない日はないと言われるほど賑わっています。限られた時間の海外旅行。チケットを買うだけで時間を消耗してはもったいない!そこでおすすめなのが、「パリ・ミュージアムパス」です。このパスは、パリの有名な美術館や施設で利用できる共通フリーパスのこと。メリットは入場券をいちいち購入する手間が省け、チケット売場の長い列に並ばずに入場できることです。パリ・ミュージアムパスは期間中であれば何度も再入場ができるのもポイント。ミュージアムパスは、連続して使用することを条件とし、3種類があります。・2日間券:48€・4日間券:62€・6日間券:74€わたしが選んだのは2日間券です。パリは1週間と比較的長い滞在でしたがモンサンミッシェルに丸一日取られること、美術館以外にも行きたいところがあったのがその理由です。購入方法はインターネットで予約購入し、パリ到着後に引換券(バウチャー)と引換えにてパリ・ミュージアムパスをもらうことができます。さらにうれしいことに、このパリ・ミュージアムパス、日本でも購入することができちゃうんです!その名も「パリ観光株式会社」。事前に電話で来社と希望券種を伝えておけば、出発前にミュージアムパスを手元に用意することができますよ。世界遺産の宝庫!とにかく広いルーブル美術館パリ・ミュージアムパスが有効な美術館のなかでも、もっとも効果を感じたのがルーブル美術館です。開館時間を待って朝一番に出向いたのですが、すでにチケットブースは長蛇の列。パリ・ミュージアムパス所有者は専用レーンが設けられており、待ち時間なく入場することができました。また、とにかく広いルーブル。音声ガイドのレンタルは必須です。音声ガイドは3DSになっていて、ビーコンで今いる場所を表示し、それに合わせて作品を解説してくれるスグレモノ。レンタル代は€5。受付時に「ジャパニーズプリーズ」と言えば設定してくれますよ。発券機は日本語にも対応しており、クレジットカードで決済できるので便利。なお、レンタル時はパスポートをあずける必要があるのでお忘れなく。初めてルーブル美術館を訪れる人や、時間があまりないという人は、サモトラケのニケやモナ・リザなど有名どころの作品を1時間かけて巡る、「見学コース」がお勧めです。見学コース終了後、自分が見たい作品を選択すれば、3DSが案内してれ、本当に便利でした。時間も予算も限られた海外旅行。お得なパスを使って、賢くアートな世界を堪能してみては?●パリ・ミュージアムパス公式サイト【ねこりょうこ】雑誌編集を経てフリーランスのライターとして活動中。ライフスタイル提案、料理、旅行記事を中心に執筆。夫と娘の三人暮らし。暮らすように旅をする。連載・ねこのふらり一人旅【まとめ】
2017年11月28日ドゥ・ラ・メールに興味はあるけれど…… 「一度も行ったことがないのでお店に行きづらい。」 「お買い物の予定がないのに、無料でフェイシャルトリートメントをしてもらいにお店に行くのは恥ずかしい。」 という方へ、気軽に店舗に立ち寄り、ブランド独自のラグジュアリーなトリートメントサービスや世界観を体験できる、特別なサービスデー「ヒーリングデー」が毎月末金曜日に実施されています。ドゥ・ラ・メールの核となるミラクル ブロスTMの開発秘話や、クレーム ドゥ・ラ・メールの正しい使い方、お悩み相談などドゥ・ラ・メール エキスパートと一緒に特別な金曜日を過ごしてみませんか?■秋も深まり、乾燥も本格的に。いつものスキンケアに新たなうるおいのステップを加えてみませんか?【ヒーリングデー限定のトリートメントメニュー】お肌は季節や生活による様々なストレスに常にさらされています。人それぞれの肌状態やお悩みに合わせて、ブランドのアイコン、クレーム ドゥ・ラ・メールと日本人の肌のために開発された化粧水を組み合わせた、揺らがない肌へ導くマストハブ製品を体験できる特別メニューが提供されます。さらに、嬉しいお肌に合わせたサンプルも。【ヒーリングデー実施詳細】実施日:毎月末金曜日実施店舗:全国のドゥ・ラ・メール店舗参加方法:店舗カウンターへの来店。予約も可能です。※1名/約20~30分となります。(施術時間:約3~15分、メニューにより異なります)※混雑時には待つ場合がございます。※予約の際は各店舗へご連絡ください。※新宿伊勢丹 メンズ館、阪急阪神百貨店 阪急メンズ東京、デューティーフリーはサービス対象外です。
2017年11月20日ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)から新作パウダー「ザ・シアー プレスト パウダー」が発売。ドゥ・ラ・メールのベースメイクコレクション「スキンカラー ドゥ・ラ・メール コレクション」から登場する「ザ・シアー プレスト パウダー」。肌の潤いを守ることで、メイクアップしたての様な肌を1日中持続してくれるコンパクトタイプのフェイスパウダーだ。完成するのは、健康的でバランスの取れたマット肌。粒子がシワや毛穴を目立たなくし、みずみずしいのにテカリのない肌を持続させる。秘密は、栄養豊富なシーケルプなどの海藻成分で生成された独自の保湿成分ミラクル ブロスを配合していること。また、皮脂吸収作用のある「ローオーシャン クレイ コンプレックス」が余分な皮脂を吸収し、テカリをオフ。さらに、フラットなパウダー粉末と球体の超微粒子の組み合わせにより肌になめらかに密着。一度つけると光を分散させて毛穴やシワを目立たなくし、柔らかくマットな質感を演出してくれる。付属のアプリケーターのスポンジ面を使うとナチュラルでシアーな仕上がり。パフ面を使うと、より多くのパウダーを含んでカバー力の高いマットな仕上がりになる。コンパクトタイプなので、持ち運んでいつでも化粧直しができる。色は、自分の肌色に合わせて選べる4色がラインナップしている。【詳細】ザ・シアー プレスト パウダー発売日:2017年10月27日(金)色:全4色価格:12,000円+税【問い合わせ先】ドゥ・ラ・メール お客様相談室TEL:03-5251-3541
2017年11月09日