『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンの次回作が、『Bad Apples(原題)』に決定した。原作はスウェーデンのラスムス・アンデルソンのデビュー小説「De Oönskade」。監督はスウェーデン出身のジョナタン・エツラーで、今作が英語映画の長編デビュー作となる。今作のジャンルは「スリラー要素のある風刺が効いたコメディ」で、シアーシャが演じるのは主人公の小学校教師マリア。10歳の生徒のクラスを受け持つマリアは、日々生徒たちに刺激や意欲を吹き込もうと奮闘していた。しかし、ある一人の生徒エリックの暴力的で無秩序な行動によりそれができなくなり、マリアは誤った選択をしてしまう。思いがけず、エリックを自宅に閉じ込めることになってしまったマリア。どうにか引き返したいと思うも、エリックの不在にスタッフや保護者達が大喜びしていることから、マリアはとんでもない窮地に立たされていることを実感し…。撮影は2024年春にイギリスで開始予定だという。(賀来比呂美)
2023年11月06日11月3日(現地時間)、10月28日に急逝したマシュー・ペリー(「フレンズ」チャンドラー役)の葬儀がロサンゼルスのフォレストローン記念公園で執り行われた。「People」誌など複数のメディアが報じた。マシューの家族のほか、「フレンズ」で共演したジェニファー・アニストン、リサ・クドロー、コートニー・コックス、マット・ルブランク、デヴィッド・シュワイマーが出席したという。また、関係者によると葬儀の締めくくりにはマットが好きだったピーター・ガブリエル&ケイト・ブッシュの歌「Don’t Give Up」が流れたとのこと。マシューのファンは、「マシューは私の子ども時代をすべて占めていた人。『フレンズ』の中で大好きなキャラクターでした」「さようなら、チャンドラー・ビング。どうか安らかに眠ってください」「あなたに何度泣くほど笑わせてもらったでしょうか。決してあなたのことは忘れません」などのコメントをXに寄せている。マシューが埋葬された同公園は、マットたちが1994年から10年にわたって「フレンズ」を撮影したワーナー・ブラザースのすぐそば。デビー・レイノルズ&キャリー・フィッシャー母娘、ブリタニー・マーフィ、ポール・ウォーカー、2022年8月に交通事故で亡くなったアン・ヘッシュらハリウッド俳優たちも眠っている。(賀来比呂美)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2023年11月06日ブラックフライデーセールを控える米スーパーマーケットチェーン「ウォルマート」が、2004年に公開され、いまだカルト的人気を誇る『ミーン・ガールズ』とのコラボCMを公開した。キャストには、リンジー・ローハン(ケイディ役)、アマンダ・サイフリッド(カレン役)、レイシー・シャベール(グレッチェン役)、ダニエル・フランゼーゼ(ダミアン役)、ラジブ・スレンドラ(ケヴィン役)らが再集結。残念ながらレジーナ役のレイチェル・マクアダムスは出演していない。CMの舞台は現在のノースショア高校。ケイディはスクールカウンセラー、カレンは『ミーン・ガールズ』で発揮していた個性を生かしてお天気レポーター、グレッチェンはママになっている。グレッチェンの娘はノースショア高校に通っており、グレッチェンがかつてケイディたちと所属していた女子グループ「プラスティックス」の一員のようなタイプだ。「絶対に変わらないというものはある。相変わらず水曜日はピンクの服を着るけれど、いまはウォルマートのブラックフライデーセールで買い物もする」とケイディのナレーションが入るなど、『ミーン・ガールズ』の世界観とウォルマートのお得情報をほどよくミックスさせたCMで、映画ファンから大好評。「最高!このCMを考えた人に報奨金を支給するべき」「素晴らしいマーケティング」「このまま続編を作ってほしい!」「本物の映画を作るべきだ」などの感想が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年11月02日自他共に認める「クリスマスの女王」ことマライア・キャリーが、今年もクリスマスに向けて動き始めた。ここ数年、11月に入るとインターネット上では「マライアが解凍されてクリスマスシーズンが到来!」というジョークでにぎわうのだが、今年はマライア本人が“解凍”されてしまうおもしろ動画を公開した。動画は10月31日ハロウィンの夜11時59分から、11月1日になった瞬間の出来事を収めたもの。金庫のようなドアが開き、中では氷漬けになっているマライアを『13日の金曜日』のジェイソン、『スクリーム』のゴーストフェイス、パンプキンのお面を付けた人たちが、ドライヤーで必死にとかしている。しばらくすると氷の中で動きが…。マライアの「It’s Time(そろそろだ)!」という高音ボイスで氷にひびが入り、中からサンタのコスプレをしたマライアが現れた。BGMはマライアの代表曲「恋人たちのクリスマス」が流れ、周りもクリスマスツリーやトナカイ、雪だるまなどのクリスマスムードにあふれる雰囲気に様変わり。マライアの子どものモンローちゃん&モロッカンくんも出演し、花を添えている。ファンは「オーマイゴッド!その時期だね」「ツイッターで始まった“解凍ミーム”をこうしてプロモーション活動に使うとは。マーケティングの天才だ」「マライアが正式に解凍されている!」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)
2023年11月02日『ジョーカー』、続編の『Joker: Folie à deux(原題)』で撮影監督を務めるローレンス・シャーが「Definition Magazine」のインタビューに応じ、同作について語った。「来年、ジョーカーの新しい映画をリリースします。いま、撮影後の編集の最終段階なんですよ。かなりリスキーな映画です。観客は驚くことになるでしょう。みなさんに観ていただくのが待ち遠しいです」と、同作が「リスクが高い」映画になることを匂わせた。続編については、製作決定後明らかになっている情報はわずかだ。ホアキンが引き続きジョーカーを演じ、レディー・ガガがハーレイ・クイン役で加わること。ミュージカル映画になること。そして舞台がアーカム・アサイラム(精神科病院)であるらしいということ。また、シャーは以前、今作がフランシス・フォード・コッポラ監督の『ワン・フロム・ザ・ハート』から視覚的なインスピレーションを受けているとも話したことがある。監督のトッド・フィリップスは、今年4月6日に撮影を終えたことをインスタグラムで報告しており、ホアキン、ガガ、キャストと「最高のスタッフたち」に感謝を伝えていた。「リスキーな映画」と聞いた映画ファンは、「私たちが信じているガガとホアキンだから。絶対にこれは“シネマ”になる」「ミュージカルであることは、楽しみでもありすごく怖くもある」「リスクは大好きです」「早く観たい」などの感想を寄せている。『Joker: Folie à deux』は2024年10月4日公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2023年11月01日2021年夏から交際中のチャニング・テイタムとゾーイ・クラヴィッツが婚約したという。関係者が「People」誌に認めた。10月28日(現地時間)、2人はケンダル・ジェンナーが開催したハロウィンパーティーに手をつないでやってきた。ゾーイはホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』のローズマリー、チャニングは赤ちゃんの仮装で参加。おもちゃのナイフを握るゾーイの左手薬指に、大きなダイアモンドの指輪が輝いていたことから婚約がうわさされていた。2人は、ゾーイの監督デビュー作『Pussy Island(原題)』にチャニングが出演したことをきっかけに出会い、交際をスタート。チャニングは、初めて監督を務めることで緊張やストレスを抱えるゾーイを終始サポートしたという。2人の婚約に、Xには「そもそも2人が付き合っていることさえも知らなかった。びっくり!」「マジック・マイク&キャットウーマン、おめでとう!」「末永くお幸せに」「素敵なカップル」などのメッセージが寄せられている。ゾーイは俳優のカール・グラスマン、チャニングはジェナ・ディーワンとの婚姻歴があり、どちらも2回目の結婚となる。チャニングにはジェナとの間に10歳の娘エヴァリーちゃんがいる。(賀来比呂美)
2023年11月01日マテル社が、実写映画『バービー』でライアン・ゴズリングが演じたケンをモデルとしたケン人形を発売することが分かった。同社がSNSで発表した。ライアン版ケン人形は、劇中でライアンが着ていた「I’m Kenough(ケン+イナフ…バービーのお飾りじゃない、自分自身の個性を発見したケンの意)」と刺繍されたタイダイ柄のパーカーを着用。頭に巻いているバンダナなど、ほかのアイテムも再現度が高い。顔については「ライアン・ゴズリングに似せて作った」という。価格は50ドル(約7500円)。配送日については「2024年10月31日またはその前に」とのこと。商品については「実写映画『バービー』で、自己発見をするケンを演じてくれたライアン・ゴズリングに感謝します。あの瞬間は、世界中の何百万人もの人にインスピレーションを与え、たちまち象徴的なものになりました」と説明されている。なお、タイダイ柄のパーカーは成人用の商品も販売されており、「今年のマストハブ」としてマテル社がケン人形と共にオススメしている。価格は60ドル(約9000円)。ライアン版ケン人形は、現在マテルのオンラインショップでプレオーダーを受け付けている。締め切りは現地時間11月14日。(賀来比呂美)
2023年10月31日「フレンズ」のメインキャストであるジェニファー・アニストン(レイチェル役)、リサ・クドロー(フィービー役)、コートニー・コックス(モニカ役)、デヴィッド・シュワイマー(ロス役)、マット・ルブランク(ジョーイ役)が、10月28日に亡くなったマシュー・ペリー(チャンドラー役)に連名でコメントを発表した。「マシューを失い、私たちは大変ショックを受けています。私たちはただの共演者ではなく、家族でした。お話ししたいことはたくさんありますが、いまは計り知れない喪失を悲しむ時間を持ちたいと思います。いずれ、お伝えできるようになったらそうしますね。いまはマッティのご家族、友人、そして彼を愛した世界中のみなさんに私たちの思いと愛を送ります」。「フレンズ」のファンは「また泣けてきた」「つらい」「5人は家族の一人を失って嘆いている。そっとしておいてあげよう」などのメッセージをXに投稿している。5人とマットは1994年から2004年までシーズン10にわたって「フレンズ」で共演し、友情を築いた。放送終了後も固い絆で結ばれ、2021年には同窓会スペシャル番組「フレンズ:ザ・リユニオン」が実現。ファンを喜ばせた。(賀来比呂美)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2023年10月31日『エクスペンダブルズ』シリーズのジェイソン・ステイサムとシルヴェスター・スタローンが、再びアクション映画『Levon’s Trade(原題)』でタッグを組むことが分かった。「Deadline」が報じた。ジェイソンは主演、スタローンは脚本を担当するという。スタローンが脚本を手掛けるのは『クリード 炎の宿敵』『ランボー ラスト・ブラッド』から4、5年ぶり。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。原作はチャック・ディクソンの同名小説。製作は「Black Bear」社と「BlockFilm」社が行う。エアー監督、クリス・ロング、ジェイソン、スタローンも製作陣に名を連ねる。2024年3月から製作がスタート。原作となるのはレヴォン・ケイドを主人公としたベストセラーシリーズ11作のうちの1作目。レヴォンは元犯罪者だが、現在は建設業界で働きまっとうな生活をしている。しかし、上司の10代の娘が失踪したことにより、レヴォンは秘密工作の闇の世界で活動していた時に神話的な存在となったスキルを再発揮することが求められて…。スタローンが脚本、ジェイソンが主演を務めた作品は今作のほかにも2013年の『バトルフロント』がある。また、ジェイソン主演&エアー監督作には今年公開のアクション映画『The Beekeeper(原題)』があり、Xでは3人が集う今作に大きな期待が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年10月30日「フレンズ」のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーが亡くなったことが分かった。「TMZ.com」によると、マシューは28日の朝(現地時間)、ピックルボール(スポーツ)を数時間楽しんだ後帰宅。その後、お使いを頼まれて家に戻ってきたアシスタントが、浴槽内で意識がない状態のマシューを発見し、911に通報したとのこと。詳しい死因については調査中だが溺死とみられ、現在のところ事件性はないという。享年54。マシューの家族は「私たちの最愛の息子、兄弟を失うという悲劇に打ちのめされています。マシューは俳優としても友人としても、世界に喜びをもたらしてくれました」とコメントし、マシューのファンに「たくさんの愛をありがとうございます」と感謝の意も評した。「フレンズ」の公式Xアカウントは「マシュー・ペリーが亡くなったと聞き、大変ショックを受けています。彼は私たちみんなにとって、本物のギフトでした。彼のご家族、大切な人たち、すべてのファンにお悔やみを申し上げます」とメッセージをポストした。同ドラマの共同クリエイターのマルタ・カウフマン&デヴィッド・クレイン、製作総指揮のケヴィン・ブライトは、「私たちは大好きな友人のマシューの死にショックを受け、本当に深く悲しんでいます。いまも、こんなことがありえるのかと思ってしまいます。私たちが言えるのは、私たちの人生の一部に彼が存在してくれたことが幸せだったということです」と共同声明を発表。マシューの俳優としての素晴らしい才能について触れ、チャンドラー役は「彼以外にいない」と称えた。(賀来比呂美)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2023年10月30日タロン・エジャトンが犯罪スリラー映画『She Rides Shotgun(原題)』に主演することが分かった。原作は、2018年にアメリカ探偵作家クラブが主催するエドガー賞の「最優秀新人賞」を受賞した、ジョーダン・ハーパー著の同名小説。タロンは刑務所から出所後、再出発を目指す主人公ネイトを演じる。ネイトは出所後、服役中に仕えていた犯罪組織と手を切るが、それを許さないギャングたちは報復としてネイトの家族を狙う。そこでネイトは11歳の娘ポリーを連れて、逃亡することに…というストーリー。監督は『Calm with Horses(原題)』のニック・ローランド、脚本は『ステファニー 死体と暮らす少女』のベン・コリンズ&ルーク・ピオトロフスキが担当する。原作者のハーパーはXで本件について報告しており、「おめでとうございます!『Calm with Horses』の監督だって?最高ですね」というフォロワーの声に対して「そうなんですよ。監督が彼に決まったと聞いてとても興奮しました」と返信している。『Calm with Horses』は2020年に英国アカデミー賞で4部門にノミネートされた作品。バリー・コーガンが助演男優賞候補に選ばれた。ほかにも「完璧なキャスティング!」「私の大好きな本が、私の大好きな俳優で映画化。待ち遠しい」「原作が最高だったから映画化を待ち望んでいた」などのコメントが寄せられている。『She Rides Shotgun』は、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の許可を得て2024年初頭に製作を開始するという。(賀来比呂美)
2023年10月27日『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・イェーツ監督が、同シリーズの続編製作が「棚上げ状態」であることを「Total Film Magazine」に明かした。「(『ファンタスティック・ビースト』シリーズを)これまでに3本作ってきました。最後の1本はパンデミック中ということもあり、すごく楽しかったけれどもつらくもありました。ワクチンがまだない時に撮影していたんですよ。ありがたいことにだれも病気になりませんでしたが、非常に細かい規則が定められていました」とコロナ禍の映画製作についてふり返った。その最後の1本とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のことで、イェーツ監督が「私たちみんなが誇りに思っている」作品だという。「あの作品が世界で公開された時、ちょっと立ち止まって小休止を取り、ゆっくりしようということになったんです」と語っている。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、ずいぶん前から全5部作と報じられていたが、これに対してイェーツ監督は「私たちのほぼ全員にとって驚きでした」という。「ジョー(原作者で脚本担当のJ・K・ローリング)がプレス試写会で自発的に口にしたことであり、誰も『5本ある』とは言っていませんでしたし、私たちはとにかく1本目に力を注いでいました。いつかは(製作に)戻ってくるとは思いますが、ジョーとも(プロデューサーの)デヴィッド・ヘイマンとも、ワーナー・ブラザースとも(続編の)話はしていませんね。ですからちょっと休んでいるんです」と4作目以降については製作に着手していないことを明らかにした。(賀来比呂美)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2023年10月27日ダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』シリーズで自身のスタントダブル(スタントマン兼ボディダブル)を務めたデヴィッド・ホームズのドキュメンタリーを製作したという。タイトルは「David Holmes: The Boy Who lived(原題)」で、製作局はHBO。デヴィッドは、同シリーズの1作目『賢者の石』から7作目『死の秘宝 PART1』まで約10年間ダニエルのスタントダブルを務めたが、『死の秘宝 PART1』の撮影現場で負傷し、胸から下が麻痺したという。昨日、デヴィッドはインスタグラムで今作に「4年費やして作った極秘プロジェクト」と紹介。「スタントマンの仕事は私にとって天職で、ハリーのダブルを務めるのは世界最高の仕事でした」とふり返った。「2009年1月、私はスタントのリハーサル中に事故に遭い、人生が一変しました。このドキュメンタリーは、カメラの前での私の功績だけでなく、私が日々挑戦に立ち向かう姿、首の骨を折った後の人生に対する全般的な心構えを伝えています」と説明している。「本当に幸運なことに、私が生きていられるのは多くの人がくれた愛とサポートのおかげです」と感謝もつづり、今作の誕生に製作総指揮として携わったダニエルには「スペシャルサンクス」を贈っている。「David Holmes: The Boy Who lived」はHBOで11月15日に放送される。(賀来比呂美)■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2023年10月26日A24が2024年6月に出版されるルフィ・ソープの小説「Margo‘s Got Money Troubles(原題)」のドラマ化権を獲得した。ドラマ化にあたり、ニコール・キッドマン、ダコタ&エル・ファニング姉妹が製作総指揮を務めるという。「The Hollywood Reporter」が報じた。共同脚本家の一人としてニコールと「ビッグ・リトル・ライズ」でタッグを組んだデヴィッド・E・ケリーが契約交渉中とのこと。ニコールはエルと『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』で共演、ダコタとドラマ「The Perfect Couple(原題)」で共演するなど、それぞれにつながりがある。小説の主人公は、レストラン「Hooters」のウェイトレスの母と、元プロレスラーの父との間に生まれたマーゴ・ミレー。常に「だれの助けも借りず一人でやっていかなければ」と思っているタイプの人間。進学先の短大で教授と関係を持ち、若くして妊娠し、20歳でシングルマザーになる。乳飲み子を抱えるマーゴはとにかくお金が必要だった。そんな時、疎遠だった父と再会。元プロレスラーの父の助言を受け、OnlyFans(お金を稼げるSNS)で大成功を収めることになる…という物語。A24は今作のドラマ化権をめぐって10社近くと争奪戦を繰り広げ、勝ち取ったという。A24×プロレスといえば、公開待機作にザック・エフロン主演『The Iron Claw』もある。(賀来比呂美)
2023年10月26日トム・フェルトンが、9月に公開された「Uber Eatsオーストラリア」の主演CMの舞台裏ショットをインスタグラムで披露した。CMは、トム(本人役)が『ハリー・ポッター』シリーズで演じたドラコ・マルフォイ時代の自分の写真を見て、複雑な表情を見せるシーンから始まる。ドラコのように魔法が使えたら…と思ったのか、「Uber Eats」のアプリで「Magic(魔法)」を検索。すると玄関ドアの前に紙袋に入った「杖」が届く。杖を手に取り、ちょうど外に出ていた隣人ジムとあいさつを交わした直後、トムは紙袋を一瞬のうちに消してしまう。ジムは「ハッ!」と驚きの声を上げ、トム自身もびっくり。ジムは手にしていたゴミ袋を、「杖で消して」と言わんばかりにトムに見せる。トムは得意げに杖を振ると、ゴミ袋の方ではなくうっかりジムを消してしまった。そこから、近所や警察を巻き込んだジム行方不明事件に発展。最終的にトムは容疑者として逮捕されてしまい…というもの。トムはここ数日で、CMの中のトムに起きた“その後”が分かる未公開動画や、撮影を楽しむ舞台裏ショットをインスタグラムに掲載。ストリーミング配信サービス「MAX」でリブートドラマ化予定の「ハリー・ポッター」に「出演してほしい!」という声や、「大人になったドラコが主役の『ハリポタ』スピンオフ作品を作ってほしい」などの声が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年10月25日2012年にジェニファー・ローレンス主演で映画化された『ハンガー・ゲーム』が、2024年秋にロンドンのウエスト・エンドで舞台化されるという。配給会社のライオンズゲートがXで発表した。演出は舞台「ダンスター」でローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出家賞にノミネートされたマシュー・ダンスター。脚色は『アルテミスと妖精の身代金』のコナー・マクファーソン。原作者のスーザン・コリンズは舞台化にあたってダンスター&マクファーソンとのコラボを喜び、「ダイナミックで革新的な解釈を取り入れた舞台版『ハンガー・ゲーム』を、ロンドンの舞台にお届けするのが楽しみです」とコメント。これに対してマクファーソンは「スーザン・コリンズから『ハンガー・ゲーム』の舞台化を認めてもらい、身の引き締まる思いと共に感激しています。彼女は現在もなお人の心に響き続ける傑作を作り出したのです」と語っている。2012年から2014年まで、映画では三部作が製作され世界中で大ヒットを記録した『ハンガー・ゲーム』。今年11月17日には前日譚映画『ハンガー・ゲーム0』が全米公開、12月22日に日本公開予定で、再び『ハンガー・ゲーム』フィーバーが高まりつつあるところに舞台化の知らせも舞い込んできた。(賀来比呂美)■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.ハンガー・ゲーム0 2023年12月22 日より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2023年10月25日Netflixが、大ヒットドラマ「イカゲーム」をリアリティー番組化した「イカゲーム:ザ・チャレンジ」の予告編を公開した。世界中から集まった456人の参加者が、賞金456万ドル(約6億8000万円)の獲得を目指して競い合うという全10話構成のゲーム番組。ファンから「一瞬、シーズン2の予告編なのかと思ったよ」という声が上がるほど、ドラマ版の「イカゲーム」にそっくりな演出のゲームが繰り広げられる。もちろん、あのヨンヒ人形も登場し、最初のゲーム「だるまさんがころんだ」も行われる。ドラマとの大きな違いは、出場者が命を落とすことはないということだ。“血”は流れるが、予告編を見ると黒のインクで代用されていることが分かる。出場者は予告編の中で、「これは残酷なゲームだ」「私はあなたの親友になる。でも間違いなく裏切りますよ」「ここではだれも信用できない」などと語っている。予告編を観たファンは、「ドラマのシーズン2が配信されるまでの待ち時間に最適」「まるでドラマのドキュメンタリーみたいに撮影されていておもしろそう」「本当にシーズン2が早く観たい!」などの感想を寄せている。「イカゲーム:ザ・チャレンジ」はNetflixで11月22日より独占配信開始。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月24日トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズ第8弾の公開日が、2024年6月28日から2025年5月23日へと延期されたことが明らかになった。「Variety」誌によると、ハリウッドで継続中の全米映画俳優組合のストライキが影響している模様。映画ファンはXに「(約)1年も延期になるの?耐えられない!」「そんな長い間、どのように待てばいいの」「来年観に行くのを楽しみにしていたのに!」とショックを受けている様子をポストしている。同作は、今年7月に公開された『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』に続く作品として、タイトルは『Mission: Impossible - Dead Reckoning Part Two』になると報じられていた。しかし、このタイトルにも変更があり、“Dead Reckoning Part Two”の部分が新しくなるという。監督はクリストファー・マッカリーが続投、キャストもサイモン・ペッグ、ヴィング・レイムス、ヘイリー・アトウェル、ヴァネッサ・カービーらが引き続き出演する。同作と同じくパラマウントの作品である『クワイエット・プレイス』の前日譚映画『A Quiet Place: Day One』も2024年3月8日から6月28日に、『スポンジ・ボブ』のアニメ映画(タイトル未定)も2025年5月23日から12月19日に先送りとなった。(賀来比呂美)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年10月24日先週、現在ストライキ中の全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)が、ハロウィンシーズンの俳優たちの“コスプレ”に関するガイドラインを発表した。その内容は「ストライキに関連する映画やドラマの有名キャラのコスプレは禁止」ということだ。例えば、今年世界中で大ヒットした『バービー』のバービーやケン、去年Netflixで配信された「ウェンズデー」のウェンズデー・アダムスなどはNGで、そういったコスプレ姿の写真や動画は「SNSに掲載不可」としている。その代わりに「幽霊、ゾンビ、蜘蛛など一般的なキャラクターや人物にインスパイアされたコスチュームを選びましょう」とのこと。ただし、このルールは「だれの子どもにも適応されない」ということが後日付け加えられた。それは、ライアン・レイノルズによるポストや俳優たちからの批判が影響した模様。ライアンは「(ハロウィンの)一晩中、8歳の娘に『スト破り!』って叫ぶのが楽しみだよ。娘は組合員じゃないけれど、学ぶことは大事だもんね」とライアン節で嘲笑。共感の声が集まった。2001年から2005年までSAF-AFTRAの代表を務めたメリッサ・ギルバートは、「これがあなたたちが考えたこと?ハロウィンにだれが何を着ようと、文字通りだれも気にしません。こんな幼稚なことがストライキを終結させるとでも本気で思っているの?ジョークにしか見えません。こんなルールは撤回すると言ってほしい…交渉に行ってください!」と組合に訴えた。(賀来比呂美)
2023年10月23日ジョージ・クルーニー監督最新作『The Boys in the Boat(原題)』の予告編が公開された。原作はダニエル・ジェイムズ・ブラウン著の同タイトルノンフィクション(邦題は「ヒトラーのオリンピックに挑め 若者たちがボートに託した夢」)で、脚本は『レヴェナント:蘇えりし者』のマーク・L・スミス。ジョージは製作も担当している。主演はジョエル・エドガートン(「オビ=ワン・ケノービ」)、カラム・ターナー(『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)。1930年代、大恐慌時代のアメリカで「仕事も食べるものもない。無一文」という苦学生のジョー(カラム)は、大学の授業料も払えないというピンチに陥る。そこで、学生でありながら給与や住むところを安く提供してもらえるワシントン大学のボート部に、厳しいテストをクリアして入部。コーチ(ジョエル)率いるジョーのチームは米東部の強豪チームを打ち破って全米チャンピョンの座を手にし、ベルリン・オリンピックへの出場権を得る。しかし同大会は“ヒトラーのオリンピック”とも呼ばれたもので、アメリカは思わぬ苦境に立たされることに…。予告編を観た映画ファンの感想は「とにかく原作が素晴らしいものだから、映画も楽しみ」「公開初日に観に行く。予告編はとても良い仕上がり」など。『The Boys in the Boat』は12月25日に全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月19日1922年に開館しハリウッドの歴史的映画館として知られる「エジプシャン・シアター」が、いよいよ来月に再オープンする。同劇場が101周年を迎えた水曜日(現地時間)、Netflixとアメリカン・シネマテークが発表した。2019年、Netflixが元の劇場所有者であるアメリカン・シネマテークと買収に向けて交渉を行っていると報じられ、2020年5月に売買契約を締結。同年3月に閉鎖されていた劇場の改修を行い、再オープンに向けて準備を進めていた。新しいエジプシャン・シアターの幕開けは11月9日。リニューアルオープンの記念作として、アンガス・ウォール監督の短編ドキュメンタリー『Temple of Film: 100 Years of the Egyptian Theatre』を初公開。ギレルモ・デル・トロ監督、ライアン・ジョンソン監督や改修を担当した建築家ペイトン・ホールのインタビューが収められている。また、デヴィッド・フィンチャー監督のNetflixオリジナル作品『ザ・キラー』が上映されるイベントも。フィンチャー監督が質問に答える「Q&A」コーナーも設けられるという。エジプシャン・シアターは依然としてアメリカン・シネマテークの本拠地であり、金曜日から日曜日まで独自のプログラムで映画上映を行う。Netflixは月曜日から木曜日まで映画上映、試写会、イベントなどを行う予定だ。(両者の曜日が入れ替わることもあるという)。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月19日『デッドプール』シリーズ第3弾の製作が、ハリウッドで行われている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキによって大きな影響を受けているようだ。監督のショーン・レヴィが「The Wrap」に明かした。「正式な公開日が決まっているのかさえ、わからない状況です。(2024年)5月3日に公開予定だったのは知っていますが。ストライキと長期にわたる製作中断によって、公開日が本当に危うくなっています」と説明。製作の進捗については、「映画の半分を撮り終え、編集も終わっています。私たちはどうしても早く仕事に戻って、来年公開したいと思っているんですよ」と語った。『デッドプール』第3弾の当初の公開予定日は2024年11月8日だった。しかし、今年5月に始まった全米脚本家組合(WGA)のストライキをきっかけにディズニーは6月、複数の作品の公開スケジュールを変更。『デッドプール』第3弾の公開日は半年前倒しになったという経緯がある。その後7月からSAG-AFTRAもストに突入したため、多くの作品が製作中断を余儀なくされている。映画ファンは「どう考えても来年の5月公開は厳しそうだ」「もともとの公開日に変更すればいい」「ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン役で登場)にこれ以上ダイエットとワークアウトを続けさせるのは酷だよ!」などのコメントをXに寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2023年10月18日宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』の英語吹き替え版キャストが決定した。北米で同作を配給するGKIDSが公式ホームページで発表した。主人公の眞人役を演じるのは「YOU -君がすべて-」シーズン1でパコ役を演じたルカ・パドヴァン。青サギ役にロバート・パティンソン、キリコ役にフローレンス・ピュー、ヒミ役に福原カレン、夏子役にジェンマ・チャン、勝一役にクリスチャン・ベール、大伯父役にマーク・ハミル、老ペリカン役にウィレム・デフォー、インコ大王にデイヴ・バウティスタがキャスティングされた。マークは『風の谷のナウシカ』のペジテ市長役と『天空の城ラピュタ』のムスカ役、クリスチャンは『ハウルの動く城』でハウル役の声優を担当したことがあり、宮崎監督×スタジオジブリの作品とゆかりがある。英語吹き替え版キャストに対する映画ファンのコメントは、「クリスチャン・ベールがスタジオジブリの作品に戻ってきてくれた。うれしい!」「素晴らしいキャスト。スタジオジブリ作品への敬意を感じる。観るのが楽しみ」「1本の映画の中でバットマンが2人(クリスチャン&ロバート)とジョーカー(マーク)がそろうってすごい!」など好評だ。一方で、「日本人キャストのオリジナル版も観たいから、字幕版も公開してくれるよね?」という声も多数上がっている。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2023年10月18日ジュリアン・シュナーベル監督が手掛ける犯罪スリラー映画『In the Hand of Dante(原題)』に、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジェラルド・バトラーが出演するという。「Deadline」が報じた。シュナーベル監督は、これまで手掛けた長編映画の本数は少ないものの、『夜になるまえに』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、『潜水服は蝶の夢を見る』でカンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞などを受賞し、高い評価を受けてきた。ニック・トーシュの同名小説(「ダンテの遺稿」)を原作とする今作。ニューヨークのマフィアから、闇市場に出現したダンテ自筆の「神曲」の鑑定を依頼されるニック役をオスカーが演じる。ストライキ中の全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)より暫定合意を得て、すでにイタリアで製作中。撮影現場では、役柄は不明だが白いスーツ姿のジェイソンとガル・ガドットがお互いに銃を向け合っているシーンが目撃されている。ジェイソンはガルと『ジャスティス・リーグ』で、オスカーとは『DUNE/デューン 砂の惑星』で共演したことがある。オスカー、ジェイソン、ジェラルドの3人が共演することに映画ファンは「よくこんなすごい3人を集めたものだ」「キャストを見ただけで楽しみ」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月17日2024年1月7日に開催予定のゴールデングローブ賞授賞式は、例年テレビ局NBCで行っていた生中継を取りやめ、ストリーミング配信を行う可能性があるという。今年6月に、同賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)から賞に関する資産を買収した「エルドリッジ・インダストリーズ」のCEOトッド・ベーリーが、CNBCの「Closing Bell」で明らかにした。「(来年もゴールデングローブ賞授賞式を)NBCで放送するのですか?」と聞かれたベーリーは、「NBCで生中継するとは思えませんね。大きな転換期がやってきている。ストリーミングは世界が向かっているところの不可欠なものになりつつあるので。ストリーミング環境でできる柔軟性というのは、テレビ局でできることと全く違います。私たちはその柔軟性を利用するつもりです」と答えている。米アカデミー賞の前哨戦の一つである、全米映画俳優組合賞(SAG賞)も2024年からNetflixにてストリーミング配信を行うことが発表されている。同賞は、今年初めてNetflixのYouTubeチャンネルで配信を行い、世界中のファンから喜びの声が寄せられた。2024年はNetflixで全世界にライブ配信を行う。現在のところ、ゴールデングローブ賞のライブ配信がどのプラットフォームで行われるかは不明だ。(賀来比呂美)
2023年10月17日濱口竜介監督作『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀作品賞を受賞した。審査員全員一致の決定だったという。「繊細で、シネマティック、そして完全に悟った演技によって強調された、濱口監督の確信に満ちたドラマ」「家族とコミュニティ両者の抒情的な肖像画であり、土地開発の倫理についてのニュアンスを含む考察でもある」と評された。濱口監督は同映画祭のXアカウントに動画で喜びのコメントを発表。「『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀賞受賞という本当にうれしいニュースを聞いて、驚きました。ありがとうございます」と感謝を述べた。キャストやスタッフの仕事ぶりをカメラ越しで見ていて、濱口監督自身も「素晴らしい」と思っていたため、それが評価されたことに「勇気づけられる」と語った。また、前作『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当し、今作では音楽と共に企画・発案も担当した石橋英子氏の名前を挙げ、「彼女の音楽の存在が、この映画を完成まで導いてくれた」と説明した。『悪は存在しない』は今年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞も受賞した。日本公開は2024年GWを予定している。(賀来比呂美)
2023年10月16日『ダークナイト』三部作、『グランド・イリュージョン』シリーズの名優マイケル・ケインが、BBC Radio4の「Best of Today」に出演。「引退すると言い続けてきましたが、いまがその時です」と俳優業引退を表明した。「主役を演じて素晴らしい評価をもらったこともある」と俳優として残した実績に満足している模様。「いま、私が得られる役は90歳の男性か85歳くらいの男性です。主役といえるものではないでしょう。90歳で主役を演じる男性というのは無理がある。若い男性や女性を起用するんじゃないですか。だから、辞め時かなと思って」と引き際を考えたことを明かした。最近届いた脚本を読んでみたところ、自分の役のセリフが99ページ中15ページしかなかったというのも引退の決め手に。「小さな役を引き受けて、ひどい評価を受けたらと思うとね…」と考えたという。マイケルは『アルフィー』『探偵スルース』『リタと大学教授』『愛の落日』でアカデミー主演男優賞候補となり、『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』で同助演男優賞を受賞。俳優として最後の出演作は『The Great Escaper(原題)』となる。2014年にDデー(ノルマンディー上陸作戦決行日)の70周年記念行事に出席するため、老人ホームを抜け出したバーナード・ジョーダンの実話を基にした映画。マイケルはバーナードを演じている。(賀来比呂美)
2023年10月16日2019年にシーズン9で終了するも、いまだ高い人気を誇る「SUITS/スーツ」。同ドラマのクリエイター、アーロン・コーシュがNBCユニバーサルで同ドラマの新シリーズを企画中であることが分かった。関係者が「Deadline」に明かした。今作は「SUITS/スーツ」のリバイバルやリメイクではなく、「SUITS:ジェシカ・ピアソン」のようなスピンオフドラマでもないという。「CSI」や「NCSI」シリーズのように、「SUITS」の世界観を引き継ぎ、新たな舞台と新たなキャラクターをフィーチャーしたものになるようだ。視聴率調査を行う「ニールセン」の調べによると、つい最近まで12週連続でストリーミング配信サービスにおける週間配信ランキング1位を獲得していた「SUITS」。13週連続1位は「ヴァージンリバー」の台頭により実現しなかったが、それでも2020年に「ニールセン」がランキングを発表し始めてから史上最多記録であり、現在も高い関心が寄せられている。クリエイターのコーシュはこの「史上最多記録」に驚きを隠せず、「ぼくたちはいつも過小評価されていると思っていたけれど、蓋を開けてみるとぼくでさえ『SUITS』を過小評価していたことに気付いた。キング(トップ)になれるっていうのはいいものだ」とXでコメントした。「SUITS」はガブリエル・マクトとパトリック・J・アダムスが出演する法廷ドラマで、かのメーガン妃もメインキャストとして活躍したことでも知られている。(賀来比呂美)■関連作品:SUITS/スーツ [海外TVドラマ]© 2011 Universal Television. All Rights Reserved.
2023年10月13日エマ・ストーンとカナダ出身の人気コメディアン、ネイサン・フィールダー(『マルセル 靴をはいた貝』)が主演を務めるコメディドラマ「The Curse(原題)」の初予告編が公開された。製作会社はA24とShowtime。本作は、家のリノベーション番組のホストを務めるホイットニー(エマ)&アッシャー(ネイサン)夫妻の物語。ホイットニーによると、番組は「ただのリノベーション番組ではなく、地域社会を反映した家を作る」というこだわりのあるものだという。テレビではブレイクを果たし、私生活では子どもが欲しいと願う2人。ある日、カメラが回っている際に、アッシャーが地元の少女に100ドルをあげるというシーンを撮影した。常々「ぼくらは善人だ」と主張していたアッシャーだが、後に100ドルを奪い返すという行動に出て少女に「呪ってやる」と言われてしまう。これを発端に、夫婦の周りで奇妙なことが起き始めて…。ドラマファンの予告編への感想は「予告編を観て好奇心と興味をそそられた」「エマ・ストーンは彼女の世代で最高の俳優だ。彼女が出演する作品はどんなものでも観たくなる」「エマ・ストーンは作品選びがうまい。最新映画の『哀れなるものたち』も素晴らしいと評判だ」など。「The Curse」は現在開催中のニューヨーク映画祭で世界初上映を迎え、11月10日よりParamount+で配信開始、同12日よりShowtimeで放送開始となる。(賀来比呂美)
2023年10月13日A24が製作する『The Iron Claw(原題)』の予告編が公開された。同作はプロレスの名門フォン・エリック一家をテーマとした伝記映画で、監督・脚本は『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキン。ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、スタンリー・シモンズがケヴィン、ケリー、デヴィッド、マイクのフォン・エリック4兄弟を演じている。予告編は、「子どもの頃からずっと、ぼくの家族は呪われていると言われてきた。母は神と共にぼくらを守ろうとした。父はレスリングでぼくらを守ろうとした。ぼくらがタフで最強である限り、何にも傷つけられることはないと。ぼくは信じた。家族も信じた」というザック演じるケヴィンの意味深なナレーションからスタート。ケヴィンら兄弟がプロレス界を盛り上げていく様子、父親フリッツ・フォン・エリックによるしごき、ケヴィンの結婚、ケリーに起きる悲劇などが描かれている。映画ファンやレスリングファンは、予告編に「ここ数年、キャリアを好転させているザック・エフロンがいいね。彼は本当に才能豊かな俳優だ」「完璧なキャストに完璧なストーリー。どんなことがあっても映画館で観る」「レスリング史上、最も悲劇的な話の一つ。観るのはつらくもあり、興味深くもあり…楽しみにしているよ!」などの感想を寄せている。『The Iron Claw』は12月22日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月12日