いま話題の「ジビエ」をご存じですか? ジビエとは、フランス語で「狩猟による鳥獣肉」を意味し、イノシシやシカ、クマ、ウサギ、カモなどの野生動物の肉を指します。ヨーロッパでは、古来より貴族の伝統料理だったとか。今年はコンビニやファーストフードなどでもジビエを使ったメニューが登場し、さらに「ぐるなび総研」が発表した、2014年を振り返るのにふさわしい食にも選ばれました。今後、もっとジビエが普及するのではないかと予想されています。■ジビエ初体験! 高円寺「ジビエ猪鹿鳥」実はジビエ未体験の筆者。そこで、気軽に一人でもジビエを味わえるお店を取材してきました。やってきたのは、JR中央線高円寺駅徒歩3分の「ジビエ猪鹿鳥」。テレビ番組や雑誌・漫画などにとりあげられる名店で、料理に使用する肉は、狩猟歴50年のキャリアを持つマスターが自ら獲ってきたものだとか。店内にはシカの剥製が飾られてあったり、箸置きがライフル弾だったりと、ちょっとした遊び心が散りばめられています。カウンター席のみなので、女性一人でも気兼ねせず入ることができますよ。■絶品ばかり! 素材を楽しむジビエ料理ジビエは高たんぱく質・低脂肪のヘルシーな肉なので、女性に大人気。また、血肉臭くはありません。今回は、マスターのイチオシメニューをいただきました。・鹿のタタキ(1,900円)シカ肉のタタキの上に、にんにくと大根おろし、そしてポン酢がかかっています。とってもやわらかい~! シカ肉は鉄分豊富で、抗癌作用や免疫力を高める作用もあるそうですよ。・合鴨ネギ間串焼き胸肉(1本350円)こちらは野生のアイガモの串焼きで、レバーのような食感。市場に出回っている肉は養殖されたもので、野生を食べられるお店は滅多にないそう。「秋が旬と言われていますが、好みは人それぞれ。年中楽しめることができますよ」とマスター。ジビエは季節ごとに味が変わるのも魅力の一つです。・鹿ステーキ(100g・1,500円)バターで焼き、塩・コショウでシンプルに味付けされたステーキ。厚さは、1.3センチほどと贅沢! ジビエは素材の味が強くでるので、シンプルな味付けで食べるのがおすすめ。ビールや日本酒・焼酎、ワインなどなんでも合います。マスターいわく、「自分の好きなドリンクを飲むのが一番だよ」。・猪の焼き肉ロース肉(2,300円)オリーブオイルで焼いたイノシシの肉。コラーゲンが多く、体内の老廃物処理や疲労回復の効果があるんだとか。こちらも塩で食べるのがGOOD。肉汁を吸った野菜も、たまらないおいしさ。素材の味を楽しむとは、まさにこのことですね。「ジビエ猪鹿鳥」は、ジビエ料理にしてはリーズブルな料金で、かつ量も多いので大満足! 初体験でしたが、すっかりジビエのとりこになってしまいました。話題になっている今、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。ジビエ猪鹿鳥住所:東京都杉並区高円寺南3-58-2 好川ビル1階電話:090-4249-4543営業時間:18時~翌1時(閉店時間不定)定休日:日曜日※表示価格はすべて税込となります
2015年01月05日東京都中央区の和食料理店「小熊」は10月下旬より、「熟成ジビエ」メニューを提供している。○野生の鳥獣を味わうジビエ料理「ジビエ料理」とは、野生の鳥獣を素材とした料理。11月~1月頃までが最盛期で、同店では「鳩」「青首鴨」「ヤマシギ」「タシギ」「キジ」「ドンコ(猪の仔)」「エゾシカ」など希少な食材を料理に仕立て提供する。何が供されるかは当日までわからないという。中でも極少量とされる「鳩」は、一羽400g前後の中サイズを選定。約1週間熟成させることで旨味を引き出し、提供直前に炭火で軽く炙っても、しっとり柔らかい質感のまま味わえるという。ムネ肉、ササミ、モモ肉、手羽と半身分をひと皿に盛り付けることで、部位ごとの味わいの違いを楽しめる。付け合わせには、香ばしい丹波枝豆、とろりと甘い完熟サルナシ、濃厚なセミドライトマトを選んだ。○スッポン、フカヒレ、上海蟹の小鍋も提供同店は、和食コースの花形といわれる椀物ではなく一人用の鍋を提供しているが、これからの季節は丸鍋(スッポン鍋)をベースに、上海蟹のカニ味噌やフカヒレを加えた小鍋を提供する。また、上海蟹は紹興酒に漬けた「酔っ払い上海蟹」が多いが、同店では足の身を取り出して甲羅に入れ蟹味噌と一緒に味わう、アルコールを飛ばしたスタイルで提供する。場所は東京都中央区銀座。営業時間は17時30分~23時(L.O.21時)。定休日は日曜、祝祭日、第1・3・5土曜日(お盆期間、年末年始)。料金は葵コース2万2,000円(税別)、雅コース3万円(税別)。※営業時間などは掲載時の情報
2014年10月31日JR東日本グループのジェイアール東日本フードビジネスは11月1日より、ベッカーズ、ベックスコーヒーショップほかにて、長野県産の鹿肉を使った「信州ジビエ鹿肉バーガー」と「信州鹿肉ジビエドッグ」などの限定販売を順次開始する。○食欲の季節に、エキナカ店舗でジビエのメニューを提供同社では2011年より、JR東日本グループで取り組む、地域再発見プロジェクトへの取り組みの一環として、長野県産鹿肉を活用したメニューを販売しており、今年で4年目となる。今年はハンバーガーショップ「ベッカーズ」(18店舗)と駅カフェ「ベックスコーヒーショップ」(81店舗)など、約100店舗で長野県産鹿肉を活用したメニューを販売する。「信州ジビエ鹿肉バーガー」は、自家焼成の酒種(さかだね)バンズに信州の鹿肉を使用したミートパティ(100g)とグリルした長野県産のあわび茸に、鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだバーガー。注文後ミートパティを焼いて、アツアツで提供する、"別格"シリーズの一品。 販売店舗は、「ベッカーズ」18店舗(カフェ&デリベッカーズ池袋東口店、R・ベッカーズ田町店を除く)。 販売期間は、11月1日~12月31日で、なくなり次第終了。価格は単品690円(税込)。「信州鹿肉ジビエドッグ」は、信州の鹿肉を使用したソーセージと鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだホットドッグ。 販売店舗は、「ベックスコーヒーショップ」81店舗(成田空港店、移動販売車を除く)。 販売期間は、11月10日~12月8日で、なくなり次第終了の予定。価格は単品480円、ドリンク付きセット680円(各税込)。このほか、同社運営のカフェにて「信州ジビエカレー」の販売を4店舗で予定している。
2014年10月20日八丁堀と神田にある「焼きジビエの店」。その名も「罠(わな)」! ジビエというとフレンチやイタリアンでは冬の期間限定メニューとしておなじみだが、ここでは日本各地のハンターから直送される、新鮮なジビエを一年中、しかもリーズナブルに楽しめることができる。自分で肉を焼くスタイルはいわば「ジビエ焼肉」とも言える。今回ご紹介する神田店は入り口を開け放ち、開放的な雰囲気。店内では凛々しい鹿や熊の剥製が出迎えてくれるので苦手な方はビックリしないように注意が必要である。壁にはジビエの種類別、部位別に産地と値段が記載されている。オススメの部位や食べる量などは、フレンドリーなスタッフに相談するのが間違いないだろう。店長に本日のオススメを伺うと「イノシシ盛り合わせ」と「猪豚のハラミ」だと言う。盛り合わせはロース、バラ、ハラミの3種。イタリアンでは冬場の肉料理としてお目にかかることはあったイノシシを、自分で焼くのは初体験。イノシシ盛り合わせ夏の動物達はあまり脂がのらないのだが、甘くてしっかりとした肉質の、美味しいイノシシに驚く。特に猪豚のハラミの脂の優しい味わいは特筆もの。猪豚のハラミサイドメニューは300円台から色々と充実している。他では食べることのできない「イノシシのしうまい」は大きくて食べごたえがある。「煮込」は汁気のないタイプで、ジャガイモがスープを吸っていて誰もが気に入る一品だろう。雉(きじ)も鶏に比べると出会うことの少ない鳥類。「ズリ(別名:砂肝)」は丁寧に筋が取り除かれており、コリコリとした食感が独特。味付けはオマカセでお願いできるが、醤油タレがよく合っている。ガブガブ飲んでほしいんです!と店長が言う通り、酒が安い。ビールはもちろん、ホッピー、焼酎、日本酒、ワイン、何でもアリ。目玉と言えば、一升瓶ワイン。最近国産の一升瓶ワインを出すお店が増えているが、漏斗でボトルネックぎりぎりまで入れてくれる大サービスが酒飲みには嬉しい。ワインは1本1000円で持ち込みできるので、好きなワインを持ち込んで合わせてもイイ。店長はじめスタッフの元気が良くて、一年中ジビエが楽しめ、しかも自分で猪や鹿を焼くなんていう貴重な体験できるお店である。焼ジビエ 罠 神田店住所:東京都千代田区内神田2-10-10電話:03-3251-8899営業時間:月~金17:00~23:30、土16:00~23:00定休日:日曜日
2013年09月30日ジェイアール東日本フードビジネスは10月より、藤木徳彦シェフ監修の信州“ジビエ料理”のメニューを期間限定で提供する。同メニューはJR東日本グループが行う地域再発見プロジェクトと連携。「地産地消」の仕事人に認定された、藤木徳彦シェフが監修を務める。昨年も販売を行い、好評だったことから、今回は販売店舗を広げ再販売をすることとなった。ジビエ料理とは野生の獣や鳥を使ったフランス貴族の伝統料理のひとつで、今回のメニューには信州ジビエ(鹿肉)を使用。牛肉・豚肉と比較するとカロリーや脂肪分は半分以下で、たんぱく質やヘム鉄などが豊富に含まれるという。10月1日より東京駅エキナカ「エキュート」のヒントインデックスカフェで、信州ジビエカレー(1,000円)を先行販売。10日10日から長野駅のベックスコーヒーショップ長野店でも同メニューを販売している。12月1日からは上野駅のUPカフェエキュート上野店で信州ジビエカレー(1,000円)を、ブラボー上野中央口店で信州ジビエ鹿肉のシチュー(1,180円)、信州ジビエ鹿肉のミートソース(1,100円)を発売予定。渋谷駅の渋谷珈琲研究所、西新橋駅の西船珈琲研究所では、信州ジビエ鹿肉のシチュー(1,180円)を展開する予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日