新進気鋭なモデルにスポットライトを当てる本連載。今回は、ロンドンのモデル、ダルトン・デュボア(Dalton DuBois)をご紹介します。昨年、バーバリーのコレクションでランウェイデビューを果たし、今季のディーゼルランウェイで「トップモデルのベラ・ハディッドにそっくり」と、SNS上で盛り上がり、一躍注目を浴びました。今回は、そんな彼女の活躍ぶりをランウェイフォトでチェック。ランウェイデビューはバーバリー2023春夏【Profile】出身地:イギリス・ロンドン身長:180cmInstagramフォロワー数:1.1万人(2023年10月現在)職業:ファッションモデル彼女が初めてランウェイを歩いたのは、2022年9月に行われたロンドンファッションウィーク。バーバリーの2023春夏コレクションを見事に身に纏い、華々しいデビューを飾りました。2023/24秋冬ランウェイでキャリアを磨くその後、2023年2〜3月にかけて行われた2023/24秋冬コレクションでは、誰もが知るジバンシィをはじめ、アクネ・ストゥディオズ、アレキサンダー・マックイーンなど、人気メゾンに抜擢され、合計6つののランウェイを歩き、着実にキャリを積みます。SNS上で話題をさらったディーゼルのランウェイそして、彼女のモデルとしての名を一躍ファッション業界に知らしめたのが今年9月にミラノで行われたディーゼルのランウェイです。クロージングを歩いた彼女の姿に会場にいた誰もが「ベラ・ハディッドじゃないの?」と呟き、SNS上で話題沸騰。彼女のインスタグラムには「ベラかと思った」などのコメントが多数寄せられ、それは混乱を招く程だったという。続いて、フェラガモのランウェイを闊歩ミラノコレクションでは、ディーゼルを含む7つのランウェイを歩いたダルトン。中でもマスキュリンなオールホワイトが印象的なルックは、フェラガモ。さらに、エムエム6 メゾン マルジェラではオープニングを、コルミオではクロージングを見事に飾り、存在感をアピールしました。パリコレでは5メゾンのランウェイに登場!前シーズンに引き続き、今季のアクネ・ストゥディオズでも人々を魅了するキャットウォークを披露したダルトン。レザーのスカートにバッグが付随したユニークなデザインを着こなす彼女に会場の視線は釘付け。そのほか、ミュグレー、ワイ・プロジェクト、ニナ リッチでも堂々たるウォーキングを見せつけました。ヒップに入ったハートのタトゥが茶目っ気たっぷり♡続いて、アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド の2024春夏コレクションのバックステージにてダルトンをキャッチ。アシンメトリーになったドレスから覗く、ハートのタトゥがとってもセクシーでキュート。思わず見惚れちゃいそうです。私服は長身を生かしたオールブラック10月2日のミュグレーのランウェイ終了直後、ストリートでダルトン(写真左)をパシリ。クロップド丈のトップスやトレンドのジョーツなどスタイルが際立つモデルらしい着こなし。オールブラックでまとめたクールな私服を披露してくれました。今季注目のアップカミングモデル、ダルトン・デュボア。彼女のインスタグラムでは、2023年9月に東京を訪れた様子も見ることができます。徐々にキャリアを積み、活躍の場を増やしている彼女の今後の活躍にも注目です。Senior Writer:H_aco
2023年10月23日アリアナ・グランデが、不動産エージェントのダルトン・ゴメスと婚約したことをインスタグラムで発表した。ダルトンに抱きついている2ショットや、巨大なダイアモンドと一粒の真珠という個性的なデザインの婚約指輪のアップショットなど5枚の写真を掲載し、「永遠、そしてもっとさらに」と短文を添えた。アリアナの母ジョアンは「私たち一家にダルトン・ゴメスを迎えられて本当にうれしい」、兄フランキーは「笑いと愛にあふれる長い人生の始まりだね。2人とも大好き。婚約おめでとう」とツイートし、大喜び。「People」誌によると、2人は今年1月から交際を始め、コロナ禍での自主隔離期間をアリアナの自宅で一緒に過ごしていたという。5月にはアリアナがジャスティン・ビーバーとコラボした「Stuck with U」のMVに2人で出演。その縁もあって、ジャスティンの妻ヘイリー・ビーバーが、婚約を発表したアリアナの投稿に「イエーイ!おめでとう、よかったね」とコメントを寄せ祝福している。ほかにもデミ・ロヴァート、キム・カーダシアン、ベラ・ハディッド、ミリー・ボビー・ブラウンらセレブがアリアナの幸せなニュースに喜び、祝った。アリアナは過去にビッグ・ショーン、故マック・ミラー、ピート・デヴィッドソンらと交際していた。(Hiromi Kaku)
2020年12月21日『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの最旬スターがタッグを組み、45年ぶりに映画化される脱獄映画の金字塔『パピヨン』。このほど、主人公“パピヨン”を演じたハナムのインタビュー動画が、いち早く到着した。作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。この世界的なベストセラー自伝小説は、1973年『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。新たに映画化した本作で、終身刑を受けた主人公パピヨンを演じたハナムは、ニックネームの由来に始まり、パピヨンの意外なバックボーンについて話し始める。そしてスケジュールや予算の関係でドガ役のラミ・マレックの出演が危ぶまれたとき、「あきらめるな!この映画を実現させよう!!」と、劇中のパピヨンを彷彿とさせる“不屈”さをみせ、ラミとの共演が叶ったことを激白、撮影が始まる前から熱き『パピヨン』魂を持っていたことを伺わせた。また、「人は試練に耐えたいと思っている」と一瞬、Mっ気を覗かせたのかと思いきや、「他の人と深く結びついて、味方と一緒に困難に立ち向かいたい!」とアニキな発言も。刺激的なアクションのみならず、友情と兄弟愛にあふれ、前向きな気持ちになるとハナムも太鼓判を押す本作が、ますます楽しみになってきた。『パピヨン』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年06月03日『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの最旬スターがタッグを組んだ『パピヨン』の公開日が、6月21日(金)に決定。併せて、日本版ビジュアルがお披露目された。本作は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。この世界的なベストセラー自伝小説は1973年、『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。■「ブラザー、やり抜こう!」名コンビ誕生はチャーリー・ハナムの口説きから今回、公開になったメインビジュアルは、そんなパピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げつつ、よりスタイリッシュにアップデート。パピヨンを演じたチャーリー・ハナムは『パシフィック・リム』続編のオファーを断り、本作を優先させたという。「僕は(本作の)マイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」と語る。製作陣にとってもチャーリーは、より原作のキャラクターに近い若い“パピヨン”像だったという。また、ドガ役には当初からラミ・マレックが候補のトップに挙がっていたが、彼の多忙なスケジュールのため、一時は出演が危ぶまれたという。チャーリーは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、『ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!』と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」と明かしている。■ラミ・マレック、「この物語のリメイクは非常に刺激的になる」ラミにとっても73年のオリジナル映画は思い出深い作品だった。「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」とふり返っている。そんなふたりに、ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」と息の合った“脱獄コンビ”ぶりを語っている。なお、本作の公開に先駆け、日本では長らく絶版だった原作本が河出書房新社より4月に文庫本で復刊予定。絶望の淵に追いやられても、決して自由と希望を諦めない男たちの姿に、今度は胸を熱くすることになりそうだ。『パピヨン』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月28日伝説のスター、故スティーブ・マックイーンと名優ダスティン・ホフマンの2大俳優が豪華共演し、その壮大なスケールから脱獄映画の金字塔といわれた『パピヨン』。1974年の日本公開から記念すべき45周年となる2019年、新たに『キングアーサー』のチャーリー・ハナム、『ボヘミアン・ラプソディ』で話題のラミ・マレックというコンビで完全リメイクする。■ストーリーその男は胸元に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン」と呼ばれていた。彼は金庫破りの天才だったが、ある日、身に覚えのない殺人の罪を着せられ、終身刑の判決を受けてしまう。彼が送り込まれた先は周囲を海に囲まれた絶海の孤島、南米ギアナのデビルズ島。その刑務所では過酷な強制労働が科せられ、横暴な看守たちによって囚人たちは人権をはく奪され、ゴミのように扱われていた。やがてパピヨンは脱獄を決意。そのためには、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。そこでパピヨンは、偽造紙幣で逮捕された男ドガに目をつけ、彼の身を守ることと引き換えに逃亡費用を稼ごうとするが、やがて2人は奇妙な絆で結ばれてゆくーー。■脱獄映画の大傑作『パピヨン』とは…無実の罪を着せられ、フランス領ギアナの刑務所に移送された終身刑囚パピヨンの命をかけた脱獄劇は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験がもと。『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれ、『ローマの休日』など偽名でアカデミー賞を受賞した脚本家ダルトン・トランボのタッグにより、1973年に映画化された。絶望の淵に追いやられても自由を求めることを諦めない“パピヨン”マックイーンの鬼気迫る熱演と、ホフマン演じる偽札作りの天才・ドガと深く結ばれる熱い友情は、多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録。ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲「パピヨンのテーマ」は、アカデミー賞作曲賞にもノミネートされた。■イマ旬!チャーリー・ハナム×ラミ・マレックがタッグ今回のリメイクで伝説のスター、マックイーンのあとを継ぎ、主人公パピヨンを演じるのは『パシフィック・リム』で主演を務め、『キングアーサー』でも肉体アクションを披露したチャーリー・ハナム。また、ホフマンが演じたドガ役には人気ドラマシリーズ「ミスター・ロボット」でエミー賞を受賞し、伝説のバンド「クイーン」を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』で主人公フレディ・マーキュリーを熱演、その激似ぶりと演技力で話題沸騰中、まもなく来日を控えているラミ・マレック。■監督は今年の東京国際映画祭2冠、デンマークの新鋭マイケル・ノアーメガホンを取るのは、今年の東京国際映画祭コンペティション部門に出品された『氷の季節』が審査員特別賞と最優秀男優賞をW受賞したデンマークの新鋭マイケル・ノアー。スタッフも、ドゥニ・ヴィルヌーブ監督『プリズナーズ』の脚本家アーロン・グジコウスキほか、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『スター・ウォーズ』シリーズといったエンターテインメント作を生み出したプロデューサー陣など超一流どころが集結。本作では、ハリウッドの赤狩りに遭い、苦難の時期を過ごした脚本家トランボにリスペクトが捧げられ、1973年版の『パピヨン』に寄り添いつつ、独自のエピソードも追加されているという。ハリウッドが切望した才能が伝説的傑作に正面から挑み、プレミア上映された昨年のトロント映画祭では主演2人の熱演とともに大喝采を浴びた。『パピヨン』は2019年6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月06日住宅建築事業を展開するライフ・ステージが、インテリア雑貨メーカーのダルトンとコラボレーション企画を実施。第一弾として、家具からすべてコーディネートするコンセプトハウスの建売住宅(2棟)を9月30日(土)から、神奈川県寒川町にて販売します。サーファーズスタイルとアンティークスタイルの計2棟ライフ・ステージは、神奈川県・東京都の一部にて注文住宅の請負をメインに施工している法人です。同社の建物イメージとダルトンの雑貨等のイメージが同じテイストなのをきっかけに、コラボレーション企画第一弾として神奈川県寒川町にて2棟の建売が、今回販売されることとなりました。サーファーズスタイルとアンティークスタイルの計2棟が9月30日(土)に販売開始予定です。アンティーク住宅の方はすでに売約済み。同社は、内装・キッチン・塗料等も自社にてオリジナル商品を取りそろえているところも魅力の1つです。寒川町の次は、鎌倉にて2棟パリのアパルトマンをイメージしたコラボレーション企画第二弾が企画されています。今後、神奈川県内において年間30棟の建売住宅を供給予定だそうです。株式会社ライフ・ステージ
2017年08月25日グレゴリー・ペックが新聞記者のジョーを、そしてオードリー・ヘプバーンがアン王女を演じた名作『ローマの休日』(1953年)。近年では、当時のアメリカで吹き荒れた“赤狩り”でハリウッドを追われた脚本家ダルトン・トランボが、名前を隠して原作を書いたことでも知られている。この舞台版では、脚本・演出担当のマキノノゾミが、ダルトンが抱えていた背景をジョーに投影。映画版の叙情性にひとさじの社会性を加え、2010年の初演時には見事、菊田一夫演劇賞を受賞した。今回は再々演にして、初演でアン王女を演じた朝海ひかるが復活。7月30日、東京・世田谷パブリックシアターで初日の幕が開いた。【チケット情報はこちら】1950年代のイタリア。新聞のローマ支局に勤めるアメリカ人記者ジョー(吉田栄作)は、ある晩、泥酔した様子の若い娘を部屋に泊めることになる。翌朝彼は、その娘が表敬訪問中の某国のアン王女(朝海)であること、さらに今朝の会見が中止になっていることを知る。早速スクープのネタにしようと、カメラマンのアーヴィング(小倉久寛)を呼び出し、アンを“ローマの休日”に連れ出すジョー。そんな中、アンは、ハリウッドのシナリオライターだったジョーが新聞記者をしている理由を聞かされる。一方のジョーも、次第に無邪気でまっすぐなアンに惹かれてゆき……。吉田は安月給の記者に身をやつしながらも、アンとのやりとりの中に本来の誠実さをのぞかせるジョーを好演。しなやかな立ち姿がオードリーのアン王女そっくりの朝海は、コミカルな序盤から終盤の毅然とした振る舞いまで、生き生きと演じて魅力的だ。生硬さが持ち味のふたりに対し、小太りながら伊達男を気取るアーヴィング役、小倉の軽妙さが効いている。ジョーと自分が巻き込まれた“赤狩り”をアンに語る場面では、小倉の静かな語り口に味わいがある。ヘプバーンやイタリア名所を味わう映画版が水彩画とすれば、本作は、ジョーの物語を鉛筆で丁寧に描いたスケッチのおもむきだ。シンプルだが温かみにあふれた舞台は、物語に潜む普遍性をハッキリと浮き彫りにする。ジョーがふと漏らす“人生は、ままならない”という言葉に、アン王女が“私もそうよ”と返すシーンが、新たな感慨をもって胸に迫る。初日の特別カーテンコールでは、吉田が「ひとつの作品に7年ごしに携われる幸せを感じています。こうして今日、舞台で生きていられることに感謝したい」と想いを込めて挨拶。朝海も「この作品に再び戻れることが出来て、本当に幸せです」と感動しきり。小倉が「今回は3回め(の上演)なので、ひと回りもふた回りも(演技を)大きくして……」と言いながら腹を揺らすと、客席からは大きな笑いが。舞台版ならではの温かさを存分に感じた初日となった。公演は8月6日(日)まで。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年08月01日オードリー・ヘップバーン主演で知られる同名映画を原作にした舞台『ローマの休日』が、7月26日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて開幕した。「ローマの休日」チケット情報マキノノゾミが作・演出を手掛ける本作は、2010年に吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛を迎えて初演され、マキノが第36回菊田一夫演劇賞を受賞。今回が5年ぶり3度目の上演となり、初演キャストが再集結。衣裳もセットもモノトーンで作られた舞台の中、時代を思わせる心地よい音楽が流れ、3人が円熟味を増した演技でそれぞれの人物を色濃く演じている。1950年代のローマを舞台に、新聞記者のジョー・ブラッドレー(吉田)とヨーロッパ各国を表敬訪問中のアン王女(朝海)との出会いと別れを描いた物語。ジョーと親友・アーヴィング(小倉)との友情も絡めながら、3人だけで展開していく。街中のベンチで眠る見知らぬ娘を仕方なく家に連れて帰ったジョーは、翌朝、彼女がアン王女と気付き、カメラマンのアーヴィングと共にスクープを狙おうと企む。しかし一緒の時間を過ごすうち、ふたりの間には予想外の感情が生まれ始めて…。シンプルな空間だからこそ、観客の想像力をかき立て、それぞれの演技も際立つ。ジョーの背景には赤狩りでハリウッドを追われた原作者ダルトン・トランボを重ねて描き、物語に深みを与えている。ジョーを演じる吉田は男らしさを感じさせる包容力と渋さ、そして優しさで魅せ、朝海が演じるアン王女は、気品がありながらも無垢で可愛らしい。ビジュアルからオードリーのイメージそのままで、普段は着ることのないパジャマを着て寝ることに興奮する姿、バッサリと切った髪をジョーに褒められて照れる姿、街中でベスパを乗り回したり、真実の口に恐るおそる手を入れたりと、初めて見るもの、触れるもの、自由を手にした彼女の素直な反応すべてが微笑ましい。それだけに、楽しいひとときの終わりを感じさせる演出には切なさが増し、胸がグッとなる。アーヴィングを演じる小倉も、ジョーの同士として、ふたりを見守る存在として、安心感と温かみのある演技で楽しませてくれる。映画をリスペクトしながら数々の名シーンを再現しつつ、物語としても見せ方としても、舞台ならではの見どころが満載。観劇後にはじんわりと切ない余韻を残すこの舞台版『ローマの休日』。盤石のキャストが織りなす上質な舞台に浸ってほしい。公演は、7月30日(日)から8月6日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2017年07月27日吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛出演、マキノノゾミ脚本・演出の『ローマの休日』が5年ぶりに3度目の上演。朝海をアン王女役に迎えてのバージョンは初演以来7年ぶり。オードリー・ヘップバーン主演の不朽の名画を、登場する俳優を3人に絞ったストレートプレイに。主役の新聞記者ジョー・ブラッドレーにダルトン・トランボ(映画『ローマの休日』の脚本家。“赤狩り”でハリウッドを追われた)を投影させるなど大胆なアレンジを効かせつつ、映画に負けずとも劣らない切ない余韻を残す“日本産”の名作だ。プログラム用ビジュアル撮影の様子をレポートする。【チケット情報はこちら】見学したのは、ともに映画から抜け出たような絵になるふたつの場面。ジョー(吉田)とアン王女(朝海)の「真実の口」でのカットと、ふたりにジョーの友人でカメラマンのアーヴィング(小倉)が加わったカフェでの3ショットだ。劇中で使用される音楽がBGMとして流れ雰囲気が整ったところで、本物そっくりの「真実の口」のセットの前に立つ吉田と朝海。長身小顔のこのカップルは、うっとりするほど絵になる。ジョーが“口”に手を入れ、それを見たアン王女が慌てて引っ張り出そうとするが、口から抜くとジョーの手首はなく(もちろんジョーの悪戯)、アン王女が手で顔を覆って嘆き悲しむ……という一連の動きを、ふたりがスローモーションで演じる。映画の名場面のひとつで、舞台版にも当然登場するおなじみの動きだけにふたりとも手慣れたもの。撮ったばかりの写真を確認しながら朝海は「私も現地でこうやって口に手を入れて写真を撮ったの」とニッコリ。対して吉田は「たまに朝海さんをオードリーと錯覚するんですよ」。ファッション、髪型、そして雰囲気を含めたこの“再現度”の高さでは無理もない。スタジオ内で場所を移動し、小倉を加えた3人でカフェテーブルを囲む。和気藹々とした雰囲気で、スタンバイ中は“エアコンの快適な温度”をテーマに会話が盛り上がる。この撮影では小倉扮するアーヴィングが持つライターが活躍。『ローマの休日』ファンにはおなじみの小道具だが、本番での働きもお楽しみに。「3回やらせてもらう役というのは僕のキャリアの中でも特別。『カッケーな!』という理想も含めて、自分の中でとてもしっくりきている役です」(吉田)「大好きな作品だったからこそ触(さわ)れないものと思っていたんですが、7年経ったからこそ見えるものがあるのではと。リベンジではないですが、前回やりきれなかったところに挑めるチャンスをいただいたと思っています」(朝海)「マキノさんはロマンチストなんですね。今回はジョーとアーヴィングの男の友情の部分をより深く演出してくれている感じがします」(小倉)。撮影終了後、キャストは最新版への思いをこう話した。モノクロ映画さながら、モノトーンの劇空間で繰り広げられる、大人にこそ沁みるホロ苦ドラマ。映画とはまた異なる味わいを堪能してほしい。7月26日(水)・27日(木)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、7月30日(日)から8月6日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2017年07月19日お風呂場で使う石けんや洗顔フォーム。トレイに置いても、「その下がヌルヌルしてしまって…」「置き場に困る」なんてこと、ありますよね。今回はそんな悩みを解消し、お風呂場で大活躍してくれるアイテムをご紹介。人気ブロガーさんたちも愛用する「ダルトン」のソープホルダーと「無印」のひっかけるワイヤークリップに注目してみました。■便利でスタイリッシュ! 「ダルトン」のソープホルダー!(Na~さん)お風呂の石けんって、みなさん、どうしていますか? 石けんを置くトレイの下がヌルヌルしたり、水がかかって石けんがふやけたり…。そのたびプチストレスを感じている人は多いはず。そんなときにぜひおすすめ! と多くの人が絶賛するのが、「ダルトン」のソープホルダーです。人気のインテリアブロガー「WITH LATTICE」のNa~さんもバスルームをすっきりさせるためにダルトンのソープホルダーを使っているおひとりです。嫌いな家事No.1のお風呂掃除が少しでもラクになるように…と見つけたのがこのソープホルダーだったとか。エキサイトブロガー Na~さんのブログ『 無印良品とダルトンの大人気商品で「吊るして楽チン」 』より 「もうずいぶんと前からのヒット商品なので、いろいろなブロガーさん方がご紹介されているのを見て知りました」というNa~さん。これは石けんが宙に浮いたように見えるマグネット式のソープホルダー。「石けんをトレイに置かずにすむので、ヌルヌルすることがまったくなくなったのはもちろん、お掃除もラクラク。乾燥も早いのでとても衛生的!」といいます。また「デザインも“ザ・シンプル”。スタイリッシュなところがとても気に入っています」とNa~さん。「使い心地が良すぎて、実家のバスルームにも取りつけたほどです」とそのお気に入りぶりを伝えてくれました。材質はステンレス。光沢もあって、バスルームをすっきりとした印象にしてくれそう。これなら悩み解消&見た目もおしゃれで、一石二鳥ですね。■子どもも使いやすいマグネット! 洗面所とお風呂場で大活躍(ayさん)人気インテリアブロガー「welcome to my home!」のayさんもダルトンの愛用者のおひとり。こちらは洗面所のソープディッシュにお悩みだったときに、見つけたそうです。「長男が手を伸ばして石けんを取ると、ソープディッシュが落ちてしまったり…。そもそもソープディッシュ自体が汚れ、その下も汚れる、という悩みもありました」というayさん。エキサイトブロガー ayさんのブログ『 最高の石鹸ホルダー 』より そこで、見つけたのがダルトンのソープホルダー。「石けんが宙に浮いてる!!」とネットで見てびっくり。「これならソープディッシュの下が汚れることもなく、ソープディッシュ自体を掃除する必要もない」ということを知り、「見つけた瞬間、私の中で衝撃が走りました!」とayさん。さっそく大人買いしたそうです。ところで、どんなふうにして石けんがくっつくのでしょうか? そのしくみをayさんに教えていただきました。中に入っていたパーツはこちら。瓶のふたのようなギザギザしたものと、マグネットがついた本体があるだけ。エキサイトブロガー ayさんのブログ『 最高の石鹸ホルダー 』より 「右の王冠みたいなのを石けんに押し込みます。左の本体の先がマグネットになっているので、それをぱちんと近づけるだけ。マグネットがほどよい強度でくっつくので、3歳の長男でも難なく石けんを取れる強さでありながら、ホールドしたら落ちません」とayさん。エキサイトブロガー ayさんのブログ『 最高の石鹸ホルダー 』より なるほど、本体のマグネットと石けんにつけた金属のパーツがぴたっとくっつくので、石けんが宙に浮くというわけですね!「これは画期的すぎる…。ホントにいい買い物をしました!」と絶賛しています。その後、洗面所のホープホルダーはお風呂場のほうに移動し、家族みんなで愛用しているそうですよ。■お風呂に入る楽しみも倍増!(tomokoさん)ソープディッシュのヌメリが嫌なので、以前は「泡立てネットに石けんを入れて吊るしていた」というのは、ブログ「白×グレーの四角いおうち」のtomokoさん。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 浴室にダルトンのソープホルダーを設置 』より 掃除がラクになるという点では、ネットに入れて吊るすのもいいですが、見た目という点ではもう少し何かいいものがないかな?…と思って探していたとき、「ダルトン」のソープホルダーを知り、さっそく手に入れてみたそうです。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 浴室にダルトンのソープホルダーを設置 』より 「マグネットなのでホルダーにピタっと戻るし、ヌルヌルの発生も防げます」とtomokoさんも気に入っています。「石けんがくっついてる姿も、かわいいんですよね」とそのかたちにも満足されているよう。取りつけたときは、「お風呂に入るのが楽しみ!」と期待感を膨らませていたtomokoさん。長く使い続けてからも、「お風呂の石けんが本当に使いやすい。石けんを浮かせるなんて、本当にすばらしいアイデアですよね。毎日のお風呂タイムが快適です」と感想を伝えてくれています。■「無印」の「ひっかけるワイヤークリップ」で吊るす収納!(Na~さん、ayさん、藤井美樹さん)バスルームの掃除をラクにして、見た目にも快適な空間にするために、最初にご紹介したNa~さんがもうひとつ取り入れているアイテムが、「無印」の「ひっかけるワイヤークリップ」。エキサイトブロガー Na~さんのブログ『 無印良品とダルトンの大人気商品で「吊るして楽チン」 』より ものを挟めるようになったひっかけタイプのクリップなので、ポールに吊るせてとっても便利です。大勢の方が愛用していますが、Na~さんはお風呂場で使う洗顔フォームとメイク落としをタオルバーにひっかけて吊るしています。こうして吊るせば、棚に置いておかずにすむのでヌルヌルも解消。掃除もラクなうえ、水キレもいいので衛生的といえますね。前出のayさんも同じようにお風呂場で「無印」のひっかけるワイヤークリップを使っているおひとり。エキサイトブロガー ayさんのブログ「welcome to my home!」より 写真にはダルトンのソープホルダーも写っていますが、「宙に浮かせることで、掃除も不要になり、ソープホルダーもワイヤークリップもどちらもとても快適です。このスタイルにしてしばらくたちますが、本当にラクちん!」とayさん。「吊るす」に魅了され、次はシャンプーも浮かせようとそのための準備をしているそうです。また、片づけアドバイザーで人気ブロガーの「片づけで、すっきり暮らし。」の藤井美樹さんは、洗面所でこの「無印」のひっかけるワイヤークリップを愛用されています。エキサイトブロガー 藤井さんのブログ『 歯磨き粉は吊るしました 』より 大人用と子ども用の歯磨き粉を吊るすことで、ごちゃごちゃしがちな洗面所も、すっきり片づいています。このワイヤークリップならいろいろなものを吊るせて、すっきり収納できるので便利ですね。「ヌルヌルしがちな石っけんや洗顔フォームをなんとかしたい!」と思ったら、便利なふたつのアイテムをぜひチェックしてみては?掃除もラクになり、お風呂に入る楽しさもアップするかもしれませんよ。今回ご紹介したエキサイトブロガー・「 WITH LATTICE 」のNa~さん・「 welcome to my home! 」のayさん・「 白×グレーの四角いおうち 」のtomokoさん・「 片づけで、すっきり暮らし。 」の藤井美樹さん
2017年07月02日出張でもない、家族や友人たちとの賑やかな旅行でもない、ただゆっくり過ごす旅に出るとしたら、何を持って行くのか、何を持っていきたいか──を考えるのが好きだ。現実的には、日本でも海外でもスマホやタブレットは必須、スマホさえあれば旅はどうにでもなる気がする。けれど、旅に出たいなぁと思うときはゆっくりしたいときであって、できることならスマホやタブレットは使わないにこしたことはない。旅の供は本がいい。いつか「読みたい」と思っている本はたくさんあっても、そのためだけの時間を作ることはなかなか難しかったりする。だからこそ旅にはそういう本を持っていきたい。旅に持っていきたい本リストに新たに加わったのが、映画『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』の原作「名編集者パーキンズ」だ。映画は、コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ローラ・リニー、ドミニク・ウェスト…豪華なキャストはもちろん魅力的で、世界的ベストセラーはどうやって作られたのか、という内容も興味深かった。少し前に公開された『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は、『ローマの休日』をはじめ有名な映画脚本がどうやって生まれたのか、名脚本家ダルトン・トランボについての物語でそれはそれで面白かったが、今回の映画は名作家と名編集者の物語──。編集者のパーキンズと作家トマス・ウルフ、2人の出会いに始まり、ベストセラー「天使よ故郷を見よ」「時と川の」がどうやって世に送り出されたのかが描かれる。現代のようにパソコンやコピー機のない時代に膨大な原稿を推敲していく作業はどんなに大変だっただろう…とか、本の背景に隠された歴史を目にすることも面白かったし、2人の絆が深まっていく姿も感動的だった。また、個人的に大好きな映画『華麗なるギャツビー』(F・スコット・フィッツジェラルド著)の原作を世に送り出した人物がパーキンズであることを知ったことも大きな収穫。映画のなかにはフィッツジェラルドやヘミングウェイも登場し、彼らとパーキンズの関係も描かれる。この映画は作家と編集者の物語ではあるが、そこには情熱を持って仕事と向きあうことはどういうことなのか、何かを犠牲にする覚悟や大切な人との向き合い方など、大人に必要な人生のヒントも詰まっている。とはいってもやはり物語としては地味…だろう。けれど1冊の本の背景にあるドラマチックな物語を知っていると知っていないとでは、1冊を読み終えたときの感動は全然違うはず。1泊でもいい、小さな旅でもいい、次の旅にはこの映画の原作「名編集者パーキンズ」、そしてトマス・ウルフの著「天使よ故郷を見よ」「時と川の」も連れていきたい。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2016年10月18日『ローマの休日』『スパルタカス』『ジョニーは戦場へ行った』などで知られる稀代の脚本家ダルトン・トランボの、信念と愛の半生を描いた『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』が満席続出のヒットスタートを切っている。本日7月26日は、その本作にも出演する英国が誇る大女優ヘレン・ミレンの71歳の誕生日。これを記念して、ヘレンが演じた“赤狩りの急先鋒”のコラムニスト、ヘッダ・ホッパーの“瞳の奥が怖すぎる”出演シーンの映像がシネマカフェにて解禁となった。投獄され、ハリウッドから嫌われながらも、固い信念を貫き、いくつもの偽名を使って密かに執筆を続けた脚本家トランボ。その型破りでユーモアに満ちた生き様を体現し、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのは、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」や『GODZILLA ゴジラ』のブライアン・クランストン。妻役にダイアン・レイン、娘役にはエル・ファニングと実力派俳優が脇を固め、『ミート・ザ・ペアレンツ』のジェイ・ローチ監督がメガホンをとった。そんな本作から今回解禁となったのは、先日も『ワイルド・スピード』シリーズ第8弾に出演が決まるなど、70代とは思えぬパワーで活躍を続けるヘレンのパワフル演技が炸裂するシーン。ヘレン自身にも負けず劣らずのエネルギッシュな威力をもつ、元女優のゴシップコラムニスト、ヘッダ・ホッパー。世論に大きな影響力を持つヘッダは、共産主義を敵とみなし、共産主義に関わったと噂される映画人を次から次へと自身のコラムで暴露、映画界から追放していった。そんな彼女にとって最大の敵が、売れっ子脚本家のトランボだ。映像では、映画会社社長のルイス・B・メイヤー(リチャード・ボートナウ)とトランボの雇用について話し合うヘッダ。「私はスタジオ経営者だ。私情で従業員を解雇などしない」と主張するメイヤーに、彼女は「じゃあ、私の3500万人の読者に明かそうかしら。裏切者を雇うスタジオの経営者を本名で」と笑顔で脅しかける。また、別のシーンでは、「お独り?最近どうなの?」と笑顔(でも瞳は笑っていない)でトランボに近づくヘッダ。「隠れて書いた映画をこっそり教えて。有名作はある?」とじりじり追い詰める。そんなヘッダの問いに怯むことなく、飄々と「そうかもな」と答えるトランボの態度が、いっそう彼女を苛立たせることに。当時、ハリウッドの業界人が最も恐れていたというゴシップコラムニスト。中でもヘッダは大きな権力を持っており、業界人は彼女に従うしか選択はなかったという。彼女のコラムには大勢の読者がついており、彼女が書くことを皆疑うことなく信じていた。彼女はペン1本で国民を先導し、トランボを追い詰めていく。そんな最強の敵にトランボはどう立ち向かっていくのか。ベテラン同士の妙演の激突にも注目してみて。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日「ぴあ」調査による2016年7月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、世界的大人気コミックの劇場版アニメ第13弾『ONE PIECE FILM GOLD』がトップに輝いた。2位にスペインが誇る天才ギタリストの軌跡をたどったドキュメンタリー『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』、3位に『ローマの休日』の脚本家ダルトン・トランボの人生を実話を基に描いたドラマ『トランボハリウッドに最も嫌われた男』が入った。その他の画像1位の『ONE PIECE FILM GOLD』は、世界最大のエンターテインメントシティ“グラン・テゾーロ”を舞台に、巨大な権力を持つギルド・テゾーロに挑むルフィと仲間たちの戦いが描かれる。出口調査では「ハラハラドキドキできた」「最初から最後までみどころ」「戦闘シーンは迫力があってずっと見ていたいほどだった」「いつもより派手で鑑賞後はスッキリした」と好評だった。今作でルフィたちが戦うギルド・テゾーロは、“黄金帝”の異名を持ち、金の力で世界政府すら容易く動かす絶対的支配者。新世界の“怪物”とも言える彼に、ルフィたちが信念を持って立ち向かっていく様が描かれており、観客からは「“あきらめない”というメッセージが伝わった」「頑張る勇気をもらえた」などの感想が寄せられた。また『ONE PIECE』シリーズには、ルフィをはじめゾロ、チョッパー、ウソップなど個性的なキャラクターが多数登場するが、「キャラのひとりひとりが大切に描かれている」「麦わらの一味それぞれが活躍するシーンがあってとにかくかっこいい」などの声が聞かれ、「今までの映画より登場人物がわかりやすく、初めての人でも楽しめそう」といった声も寄せられた。(本ランキングは、7/22(金)、23(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ONE PIECE FILM GOLD』公開中
2016年07月25日『ローマの休日』、そして『黒い牡牛』の脚本を偽名で手がけ、2度のアカデミー賞を受賞したダルトン・トランボの壮絶な半生とハリウッド黄金期の裏側を描く話題作『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。本作でトランボの娘、ニコラ・トランボを好演するエル・ファニングのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。1940~50年代、“赤狩り”の影響でハリウッドを追われた脚本家ダルトン・トランボ(ブライアン・クランストン)。コラムニスト、ヘッダ・ホッパー(ヘレン・ミレン)らの執拗な糾弾もある中、ハリウッドでのキャリアを絶たれた彼は、数々の偽名を使い分けながら、格安のギャラで次々にB級映画の脚本を手がけていく。あるとき、友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』、さらに偽名で書いた『黒い牡牛』でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出す…。稀代の脚本家トランボ本人だけでなく、彼の愛する者たちにも焦点を当てた本作。“国家への反逆者”としてハリウッドのブラックリストに載せられたことは、トランボ一家にどんな影響を与えたのか、どんな代償を払ったのかを描いており、観る者は家族の目線からも“赤狩り”時代の悲惨さを感じることができる。そんな本作でエルが演じたのはトランボ家の長女、ニコラ。「ニコラの性格は父親と似たところがあるわ。2人とも個性が強くて、お互いに譲らないからいつも衝突するの」と、キャラクターについて語る。また、ブラックリストについて「彼女もブラックリストの被害者なの。あのリストのせいで、トランボ家の生活は一変させれらたわ。秘密を抱えて生きることになってしまったのよ」と、当時のハリウッドの在り方についても見解をみせた。実は、本作はニコラ・トランボ本人からも全面協力を得ており、脚本の段階から参加していたという。ニコラは、13歳から30歳までの自分を演じたエルについて「エルはとても強い人よ。10代のころ、私が物事をどう感じていたかを彼女に伝えたら、彼女はそれをすべて正確にとらえてくれたわ。まるで当時の私を生き返らせたようだった!」と大絶賛。ニコラの人間性を完璧に理解したエルは、「きっとニコラは被害者として描かれるのを嫌がると思う。彼女は何があっても闘うべきだと考えていて、『負けるものか』という気持ちがとても強いのよ」と、激動の時代を生き抜いてきた彼女の心情を察し、そのキャラクターの魅力を熱弁する。10代の多感な、父親似の強い信念を持つ少女が、ブラックリストによってどんな変化を持たらされたのか、ニコラの戸惑いや怒りなどのみずみずしい感情を見事に体現してみせた、エルの演技にも注目してみて。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月11日『ローマの休日』を世に送り出した稀代の脚本家の闘いを描き、ブライアン・クランストンが第88回アカデミー賞主演男優賞ノミネートされた『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。本日6月19日の「父の日」にちなみ、誰よりも家族を守り続けたダルトン・トランボの“父親としての名場面”がシネマカフェに到着した。いわゆる“赤狩り”でハリウッドから嫌われながらも、偽名でアカデミー賞を2度受賞した男の生涯を描いた本作。全米で社会現象となった海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズのブライアン・クランストンは、固い信念を貫いたトランボの型破りでユーモアに満ちた生き様を体現し、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネート。彼を取り囲む人物には、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ヘレン・ミレンら実力派俳優が脇を固めている。赤狩りの矛先がハリウッドへ向けられた第2次大戦後、1947年。以前から労働問題などに熱心に取り組んできたトランボは、共産主義者と疑われ、脚本家の仕事を奪われてしまう。それでも偽名を使い脚本を書き続けたトランボを支えたのは、間違いなく彼の家族の存在だった。権力に屈することなく、必死に自宅で脚本を書き続けるトランボ。そんな父親を尊敬するダイアンやエル演じる家族たちは、彼を支えるため、家族総出で電話の応対や脚本の配達を手伝い、協力していた。届いた場面写真からも分かるように、偽名で脚本を書かざるをえないゆえ、“自宅のテレビで”アカデミー授賞式を一家で見届ける姿や、家族と抱き合う姿、食卓を囲み談笑する姿からは強い絆が感じられる。また、トランボの働く父親としての姿が印象的な本作は、先日発表された第35回ベスト・ファーザー「イエローリボン」賞推奨作品にも選出された。ハリウッド黄金期の影にある赤狩りの時代に、彼が戦い続けたのは愛する家族のためだったことがよく分かる、場面写真となっている。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日『ローマの休日』をはじめ『スパルタカス』『ジョニーは戦場へ行った』『パピヨン』など、名作を次々世に送り出した脚本家ダルトン・トランボの生涯を描く、ブライアン・クランストン主演『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。このほど、本作でヘレン・ミレンが演じる、ポップな帽子が強烈な印象を残すゴシップコラムニスト、ヘッダ・ホッパーの劇中画像がシネマカフェに一挙到着した。第二次世界大戦後、“赤狩り”が猛威をふるうハリウッド。議会での証言を拒んだという理由で、売れっ子脚本家トランボは投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、ハリウッドでのキャリアを絶たれ、彼にはもはや仕事がなかった。だが、ひそかに書き上げ、友人に託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出す――。TVシリーズ「ブレイキング・バッド」で絶賛を博したブライアン・クランストンが、理不尽な弾圧にも負けずに信念を貫き通したひとりの男の生き様を力強く演じきり、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた本作。今回到着したのは、トランボにも何かとつきまとう実在のコラムニスト、ヘッダ・ホッパーの50年代のクラシカルファッションに注目した劇中画像。1930年代~50年代にかけて、ハリウッドスターが最も恐れていた人物といわれ、全米一の新聞にコラムを書き、アメリカ人のほとんどが彼女の記事を読んでいたというほど、その影響力は大きかったという彼女。同じく50年代のハリウッドを描いたコーエン兄弟監督作『ヘイル、シーザー!』にも彼女をモデルにした人物が登場するが(ティルダ・スウィントンが一人二役)、当時のハリウッドのあらゆるゴシップを嗅ぎまわり、容赦ない記事を書くことで有名だったとか!本作ではそんなヘッダを、オスカー女優ヘレン・ミレンがエネルギッシュに演じ、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)助演女優賞にノミネート。ヘッダのトレードマークといえる花や羽飾りをつけたド派手な帽子も見事に着こなし、唯一無二の貫禄を見せている。実際のヘッダは、年間150もの帽子を新調するほど、帽子には強いこだわりを持っていたそうで、本作にも数多くの帽子が用意され、彼女のシーンに登場するのは全て別の物、同じ帽子が2度出てくることはないほど。ヘレンは、そんな彼女の衣装について「素晴らしいコスチュームばかり!彼女はどこにいても、“あそこにヘッダがいる”とすぐに分からせるために、派手な帽子を被っていたの。ラッキーなことに、私は帽子が似合う顔立ちだったから良かったわ!」と、とても気に入っていた様子だ。本作では、ハリウッドの反共産主義勢力を結集させ、後にトランボの最大の敵となるヘッダ。彼女の意志の強さを現したような堂々としたオリジナルのファッションは、ひとりの女性の姿として、とても魅力的。また、当時のハリウッドの裏側を描いた本作で唯一、“表舞台”の華やかさを象徴しているのが彼女の衣装となっている。トランボの真摯な生き方に負けず劣らずの、ヘッダの個性を貫くかっこいい衣装にも、ぜひ注目してみて。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月06日インテリア雑貨メーカー「ダルトン(DULTON)」が初の大型旗艦店「DULTON JIYUGAOKA」を東京・自由が丘に2016年4月8日(金)オープン。「便利ではないかもしれないが、心に豊かさを感じてもらえる物を創っていこう」という想いを持ち、創業28年にわたってインテリア雑貨を提案してきたダルトン。本店舗では、「刺激と発見のある空間」をテーマとし、今まで扱っていた家具や雑貨、植物といった従来のラインナップに、本や食品といった新たなエッセンスをプラス。これまで以上の充実したアイテムが店頭に並ぶ。駅から徒歩3分、自由が丘グリーンロードの入り口に立地する大きなアーチ窓が印象的な重厚感ある建物は、屋上をあわせた4フロア構成。1階とM2階には書店「ヒュー・ブックス(HUE BOOKS)」、3階には食料品店「ザ・グロサー・スタンド(THE GROCER'S STAND)が入る。「ヒュー・ブックス」は、“本の新しい価値”と“本の可能性の追求”をテーマにした書店。個性的な内容や、ビジュアルにこだわったダルトンならではのニッチな本が揃う。さらに海外から厳選し、直輸入したアンティークブック、コーヒーテーブルブックに加え、和洋の雑誌・書籍をセレクト。また、本を“装飾”として魅せるコーナーも設置し、色相豊かなアンティーク洋書などを「インテリアとしての本」として提案する。3階のザ・グロサー・スタンド(THE GROCER'S STAND)には、コーヒーやビール、世界の様々な国で愛されているスナックや缶詰、調味料など、世界中の“美味しい”を大集結。購入したコーヒーやビールは、見晴らしの良い屋上でガーデン雑貨や販売用植物に囲まれながら楽しむこともできる。■施設概要DULTON JIYUGAOKAオープン日:2016年4月8日(金)住所:東京都目黒区緑が丘2-25-14営業時間:11:00~20:00(年中無休)【問い合わせ先】株式会社ダルトン 東京営業所TEL:03-3760-0755
2016年04月09日20世紀半ば、最も人気のあった脚本家、ダルトン・トランボの生涯を描く『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。ブライアン・クランストンほか実力派俳優が集結する本作から、待望の特報映像とポスタービジュアルがこのほど到着した。第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出すのだった――。『ローマの休日』『スパルタカス』『ジョニーは戦場へ行った』『パピヨン』を世に送り出した稀代の脚本家ダルトン・トランボ。本作は、そんなハリウッドから消されながらも偽名でアカデミー賞を2度も受賞した男の生涯を描く感動作。監督には、『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで知られるジェイ・ローチ。そして主人公・トランボ役を演じるのは、ドラマ「ブレイキング・バッド」で数々の賞を受賞し、本作にて本年度ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞主演男優賞にてノミネートされ、人気・実力とも超一級スターとなったブライアン。さらに、本作にてゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされた大女優、ヘレン・ミレンをはじめ、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ジョン・グッドマンらが脇を固める。今回到着したのは、自らの名前で書けない状況の中、「不当な弾圧に屈指ない」と話しながら、友人の名前を借りて脚本を託した『ローマの休日』がオスカーを獲り、家族で喜ぶ姿も映し出されている特報映像。トランボが最も愛した、“映画”と“家族”。「ここからだ、自由を取り戻す!」という宣言通り、彼はそれらを守ることができるのだろうか。そんなトランボらに対する理不尽な弾圧にも負けず、家族や同志たちと力を合わせて一緒に戦い抜こうとするトランボの姿がドラマチックに映し出されている。同時に解禁されたポスターも、タイプを前に、片手には酒、もう片手には煙草と、とても渋いブライアン演じるトランボが映し出されている。一筋縄ではいかない波乱の人生が、その表情からも見て取れる。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月18日「第88回アカデミー賞」主演男優賞にノミネートされているブライアン・クランストン主演の映画『TRUMBO』の邦題が『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』 に決定し、夏に日本でも公開することが決定した。20世紀半ばのハリウッド黄金期、当時もっとも人気のあった脚本家ダルトン・トランボの家族愛と映画へのパッションを描いた実話に基づく感動の物語。順風満帆に見えたトランボの人生は、当時冷戦の影響により横行していた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだという理由で投獄された。しかし釈放された後も名前を変えることで秘密裏に『ローマの休日』などの脚本を書き、2度のアカデミー賞を受賞。トランボの物語は、アメリカでさえ信条によって虐げられた人々がおり、言論の自由は未だ万人の者になっていない、いまの世界にも通じるメッセージが描かれている。監督には『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで知られるジェイ・ローチが務めている。主人公・トランボ役を演じるのは、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」でエミー賞など数々の賞を受賞し、人気・実力とも超一級スターとなったブライアン。そのほかに、『運命の女』『トスカーナの休日』のダイアン・レイン、『マレフィセント』のエル・ファニング、近年では『黄金のアデーレ 名画の帰還』が記憶に新しいヘレン・ミレンら実力派俳優が脇を固めている。本作には、過酷な状況の中トランボを支え続けた家族、あるいはハリウッドの反共主義の代表格とも言えるヘレン演じる映画コラムニスト、またハリウッドスター、映画脚本家、映画会社などが実名で登場しており、ハリウッドの黄金期に思いを馳せることができる。ブライアンは話題の本命を抑え悲願の主演賞受賞となるのか。日本時間2月29日(月)に行われるアカデミー賞授賞式に注目が集まる。『トランボハリウッドに最も嫌われた男』は2016年夏、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月24日