連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、劇中の彼の死を受け入れられない視聴者の間で“五代ロス”という言葉が生まれるほど大ブレイクを果たした俳優ディーン・フジオカ。この度、ディーンさんを主演に迎えた映画『結婚』が、今年初夏に公開されることが決定した。年齢も境遇も違う、様々な女たちの心の隙間に入り込み、その色気で翻弄していく結婚詐欺師・古海健児(ディーン・フジオカ)。あるときは小説家、またあるときは空間コーディネーターと次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。騙された女たちは、ついに古海の相棒・千石るり子(柊子)にたどり着くのだが…。原作は、直木賞作家・井上荒野が“結婚詐欺”を題材に、騙す男と騙される女たちの孤独と欲望を描いた同名長編小説。監督には、連続テレビ小説「あさが来た」でチーフ演出を務めた西谷真一、そして連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、「結婚できない男」や「お迎えデス。」の尾崎将也が脚本を担当する。今回主演のディーンさんが演じるのは、結婚詐欺師の古海健児。いくつもの偽名を名乗り、あらゆる女性の心に入り込み、金品を騙し取っていくという役どころだ。これまで演じたことのない役に不安を感じていると語るディーンさんだが、「説得力のある結婚詐欺師を演じられるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。また、西谷監督とは今回で3回目のタッグとなるディーンさん。「いつも刺激的な西谷監督の現場に戻れるのがいまからもう楽しみ」と期待を語り、「作品が西谷真一監督作品の史上最高傑作になるよう、微力ながら全身全霊をかけてお手伝いさせていただきたいと思っています」とコメントした。「『あさが来た』時代から、ディーン・フジオカさんは映画をやるべき人だと強く思っていた。そして自分が何としても監督をやりたい」と願っていた西谷監督は、「この本格的な恋愛ドラマをぜひディーン・フジオカさん主演で」と提案し今回実現。また、「今回は私が最初にディーンさんに感じた“大人の男が持つ優しさと色気、そして凄み”を引き出し、皆さんが見たことのない、新たなディーン・フジオカの魅力を描いていきたいと思っています」と期待高まるコメントを寄せている。さらに、詐欺にかけるターゲットを見つけ、古海に紹介している古海の相棒・千石るり子役には、連続テレビ小説「まれ」にて矢野陶子役での熱演が注目され話題となった新鋭女優・柊子が抜擢。ディーンさんと初対面した際は、優しくてあたたかい瞳に吸い込まれそうになったと話す柊子さん。「これから始まる撮影期間、ディーン・フジオカさんの瞳をまっすぐ見つめて臨みます」と気合十分に語った。『結婚』は2017年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月12日2016年、最も支持されたTVドラマの1つ「逃げるは恥だが役に立つ」。キャスト陣の好演とケミストリー、実は社会性にあふれたテーマ、主題歌の「恋」ダンスなどが相乗効果となり人気を博した。このドラマに出演していたキャストたち、特に“メンノン”モデルの成田凌や“逆輸入俳優”といわれる大谷亮平は、今年さらに注目を集めるはず。また、「あの映画のあの子は誰?」という新星や、着実に力をつけてきた若手がさらなる飛躍を見せそうだ。大いなる期待も込め、“七人”のネクストブレイク男子をご紹介する!■人気ドラマの気になるイケメンが「GReeeeN」に!?1993年11月22日生まれ、「逃げ恥」撮影中に23歳になった成田さん。坂口健太郎と同様、「MEN’S NON-NO」専属モデルとして活躍、飄々としたマイペースなキャラと独特のセンスで存在感を放っている。彼が「逃げ恥」で演じた“百合ちゃん”(石田ゆり子)の部下、梅原くんは最終回にまさかのカミングアウトがあり、彼のラブも無事ハッピーエンドに。視聴者に驚きと喜びを与えてくれた。また、昨年はNHK BSプレミアムのドラマ「ふれなばおちん」で長谷川京子演じる主婦に恋する役を熱演したほか、大ヒット作『君の名は。』への声の出演、急きょ『L-エル-』でパン屋の代役を務めたことが映画界でも注目を集めた。菅田将暉、横浜流星らと「GReeeeN」のメンバーを演じる『キセキ ーあの日ソビトー』では、劇中グループ「グリーンボーイズ」としてCDデビューも。その愛嬌のあるルックスとはギャップのある低音ボイスは彼の魅力でもあり、MVでも成田さん演じるクニの美声は必聴。1月からは小雪と伊藤淳史が共演する“日9”ドラマ「大貧乏」で、眉目秀麗、頭脳明晰、人心掌握にも長けるというハイスペック男だが、裏にはある思いを抱えているという加瀬春木役に抜擢されており、さらに人気を拡大させるはず。「グリーンボーイズ」メンバーのうち、杉野遥亮にも注目。1995年9月18日生まれ、現在21歳の杉野さんは、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で校閲部に出入りする印刷会社の“正宗くん”として、和田正人演じる米岡と仲良し(?)になった長身(185cm)のキュートな男子。一昨年、松坂桃李らを生み出した「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得、『キセキ-あの日ソビト-』で映画デビューを飾る。Huluオリジナルの「地味スゴ」スピンオフにも和田さんや江口のりこらと出演。1月スタートの“火9”ドラマ「嘘の戦争」ほか、『兄に愛されすぎて困ってます』では“ヘタレ系塩顔男子”を演じるなど、伸びしろを感じさせている。■「あのイケメンは誰?」思った人は数知れず…Netflix「TERRACE HOUSE」シリーズのスタジオメンバーとして活躍する健太郎も、大ブレイクの兆しあり。1997年6月30日生まれの19歳。現役高校生モデルから、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で俳優デビュー、『俺物語!!』で映画デビューを果たした。昨年は「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」「仰げば尊し」と話題のドラマで鮮烈な印象を残し、現在公開中の『ミュージアム』では、小栗旬演じる主人公・沢村の高校時代を演じているが、これがまた雰囲気から何から小栗さんにそっくり!また、ヤンキー少年を演じた『14の夜』では全裸でプールに飛び込むシーンに挑むなど、熱演を見せている。“塩顔”の切れ長の目元にはどこか憂いを感じさせ、演技センスも抜群の様子。2014年に出演した清水翔太「SNOW SMILE」のMVでは、小松菜奈と超絶キュートなカップルを演じていただけに、今後は胸キュン作品にも出演してもらいたい!と思ったら、2017年は『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』では中条あゆみに、『先生!』では広瀬すずに“想いを寄せる”役に。また、太賀の友人役を演じる剛力彩芽主演ドラマ「レンタルの恋」が1月スタート。野村周平×黒鳥結菜『サクラダリセット』では「声を届ける能力」を持った高校生役で前後篇に登場し、歌とギターも披露するという。ちなみに、「レンタルの恋」では清原翔、『サクラダリセット』では岩井拳士朗といったモデル出身俳優たちにも要注目だ。■話題作相次ぐ!2017年の売れっ子になる!?菅田将暉や窪田正孝らが過去に出演し、若手の登竜門といわれる山田孝之の『闇金ウシジマくん』シリーズには、昨年、間宮祥太朗、太賀ら注目俳優が多数出演した。中でも山田裕貴は『HiGH&LOW THE MOVIE』から『ふきげんな過去』『青空エール』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、加えて自身の主演シリーズ『闇金ドッグス』など話題作に立て続けに出演。何気に、出演映画は9作にものぼっている。山田さんは、1990年9月18日生まれの26歳。“戦隊ヒーロー”としてデビューし、『ストロボ・エッジ』などで注目を集めた。「カメレオン俳優を目指している」というだけに、ヤクザやチャラ男から、狂気の男、野球部の先輩など、演じてきた役は実にさまざま。2017年は、タツノコプロのヒーロー『破裏拳ポリマー』で馴染みの深い坂本浩一監督のもと主演・溝端淳平の“相棒”に。また、故・寺山修司の小説の映画化『あゝ、荒野』にも参戦。待望のボクサー役で、初共演となる菅田さんの宿命のライバルを演じるというから楽しみ。さらに村上虹郎主演『二度めの夏、二度と会えない君』では、銀髪姿でベースにも挑戦する。もしかしたら、昨年の菅田さんのように「どの映画にも出ていたよね」と言われるような存在になっているかもしれない。一方、菅田さんを主演に迎え、古屋兎丸の人気漫画を映画化する『帝一の國』に、野村さん、竹内涼真、間宮さん、千葉雄大とともに出演する志尊淳も今年、爆発的人気を得そうな1人。1995年3月5日生まれ、21歳の志尊さんもまた“戦隊ヒーロー”出身。多部未華子主演のクリスマスドラマスペシャル「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」では、“王子様キャラ”を好演したばかりだ。今年は、あの「イタズラなKiss~Love in TOKYO」を手がけたチームのもと、癒やしの胸キュンラブコメディー「きみはペット」のモモ役に抜擢。先日公開された予告編でも、子犬のようなモフモフヘア、自販機ドンキスやバックハグなどが再現されており、期待度は十分。生徒会長の座をめぐる名門男子高校生の激しいバトルをギャグ満載で描く『帝一の國』では、若手人気俳優×超個性派キャラが激突するなか、志尊さんは茶髪&ボブヘアで、アイドル的な存在を体現。同じく戦隊レッドだった“ヌクメン”千葉さんの後継者となるかも!?さらに中条あやみ主演『覆面系ノイズ』に小関裕太とともに出演するなど、引っ張りだことなりそうだ。■2人の“おにいさん”から目が離せない「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」で、ハイスペックなのに女心を理解できない“残念男子”を演じた高橋一生にも注目!1980年12月9日生まれ、36歳を迎えたばかりの高橋さんは、昨年、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「僕のヤバイ妻」などで名バイプレイヤーとしてその演技力を発揮し、大ヒット映画『シン・ゴジラ』の理系オタク・安田龍彦がハマリ役に。同じく“リケジョ”尾頭ヒロミ(市川実日子)らとともに人気者となった。今回、多部さんを相手に王道ラブストーリーに挑戦したことも新鮮だったが、今年は「逃げ恥」と同じ火曜ドラマ枠「カルテット」で松たか子、満島ひかり、松田龍平と共演。“全員が片想い”という大人のラブ・サスペンスを描くというから期待高まる。さらには、大河ドラマ「おんな城主直虎」や豪華キャスト競演の『3月のライオン』なども控えている。ハイスペックイケメンといえば、「逃げ恥」の風見役で注目を集めた大谷亮平だ。1980年10月1日生まれの大谷さんは、韓国のダンキンドーナツのCMで注目を集め、モデル、俳優として10年間にわたり現地で活躍。日本で人気ドラマにレギュラー出演しているということで、韓国からも取材が来たほど。ディーン・フジオカに次ぐ“逆輸入俳優”といわれる。「逃げ恥」では、年齢差という百合ちゃんの“呪い”を打ち破ってくれた一途キャラであり、ちょっとぎこちない「恋」ダンスのギャップなども好印象に。“塩顔”ブームの中にあって貴重な“濃厚系”の顔立ちだが、1月20日からは倉科カナ、三浦翔平、水野美紀とドロドロしてるのにキュンとするという(!?)“ドロキュン”ドラマ「奪い愛、冬」で、さらなる一面を見せてくれそうだ。2017年、彼らの躍進を楽しみにしていて。(text:cinemacafe.net)
2017年01月03日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』(2017年冬公開)のティザービジュアルが1日、公式サイトにて公開された。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。主役のエドワード・エルリックを山田が演じる。ティザービジュアルでは、蒸気に包まれた駅構内を舞台に、山田演じるエドと、鎧の体となってしまった弟のアルフォンスの2人が映っている。曽利文彦監督は、作品について「原作を読んでいて、“機関車”がモチーフとして一番重要だと考えました。兄弟が旅をする話なので移動は全部機関車で移動していて、機関車が日本の機関車だとしっくりこないので西洋の機関車を求めて街を探しました」とコメント。イタリアで撮影が行われたが、その理由として1番にあげるほど機関車が大事だったことを明かした。さらに「石畳の風景が欲しかった」という曽利監督は、「日本に現代の石畳はあるが、年季が入った石畳を探すと西洋風の石畳はなく、最近のものだったりする」と説明し、イタリアロケのこだわりを語った。公式サイト内の時計にはある仕掛けが施されているほか、新春の運試しコンテンツとして「ハガレンみくじ」も実施される。キャストは他、本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング大佐役)、松雪泰子(ラスト役)、佐藤隆太(マース・ヒューズ中佐役)、蓮佛美沙子(ホークアイ中尉役)、夏菜(ロス少尉役)、原田夏希(グレイシア・ヒューズ)、大泉洋(国家錬金術師タッカー役)、國村隼(ドクター・マルコー役)、小日向文世(ハクロ将軍役)、石丸謙二郎(コーネロ教主役)、本郷奏多(エンヴィー役)、内山信二(グラトニー役)の出演が発表されている。(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
2017年01月01日山田涼介を主演に、日本を代表する傑作コミックを実写映画化する『鋼の錬金術師』。本日1月1日、“ハガレン”イヤーの幕開けを記念して、本作の公式サイトにてフルCGの実写アルフォンスの全貌も現れたティザービジュアルが初披露。秋に、“ハガレン”史上初の大規模原画展「鋼の錬金術師展」が開催されることも決定した。原作は、壮大なスケ―ル・世界観と想像を超えるストーリーで世界をも魅了する、日本漫画界を代表する伝説的コミック。シリーズ全世界累計7,000万部超の大ベストセラーであり、2003年と2009年にTVアニメ、2005年と2011年には劇場アニメが公開され、またゲーム、小説版などとマルチに展開された。月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載中に妊娠出産を経験した原作者・荒川弘(あらかわ ひろむ)が、「いつかわが子に読ませたい」との思いを込め、描き続けたというエルリック兄弟の感動的な冒険譚は、女性からも熱狂的に支持されている。元旦、“ハガレン”イヤーのはじまりに公式サイト内で公開されたティザービジュアルは、蒸気に包まれた駅構内で“鋼の錬金術師”エド(山田さん)と弟アルフォンス2人の冒険の始まりを暗示する姿が描かれている。原作者・荒川さんは、「『作品は自分の子供』とよく言われますが、原作が子どもならそこから派生した作品は可愛い孫のようなものです。このたびドラマCDやアニメやゲーム等に加えて実写映画という孫が増えました。完成までまだしばらくありますが、今度の孫はどんなやんちゃを見せてくれるのかな~と楽しみにしています!」と映画化についてコメント。メガホンをとった曽利文彦監督は、「映画監督として、日本が世界に誇る名作『鋼の錬金術師』を実写映画化できるなんて本当に幸せです。10年もの長い期間、この映画のために開発を続けた映像技術を全編に駆使して、邦画の新しい可能性に挑戦したいと思います」とコメントを寄せている。今回エルリック兄弟の姿と共に、曽利監督こだわりのイタリアの街で撮影された機関車と石畳が収められたティザービジュアルからは、“ハガレン”の世界観そのままの歴史あるヨーロッパの空気感を感じることができる。このイタリアでのロケについて、監督は「イタリアに行きたかった一番大きな理由が、機関車です。原作を読んでいて、“機関車”がモチーフとして一番重要だと考えました」とコメント、「兄弟が旅をする話なので移動は全部機関車で移動していて、機関車が日本の機関車だとしっくりこないので西洋の機関車を求めて街を探しました」と、兄弟の旅路を象徴するかのような機関車を求めていたと語る。また、「石畳の風景が欲しかった」と監督は言う。「日本に現代の石畳はあるが、年季が入った石畳を探すと西洋風の石畳はなく、最近のものだったりする。ある程度、年季の入った石畳を探すと、ある面積を必要とするので機関車と石畳を探しました」と、イタリアロケでのこだわりを明かしている。なお、公式サイト内で見ることのできる時計にはある仕掛けが施されているとのこと。その時計に隠された意味とは、いったい何なのだろうか…?山田さんのエドワード・エルリックほか、ウィンリィ役に本田翼、マスタング大佐役にディーン・フジオカ、“ホムンクルス”(人造人間)のラスト役に松雪泰子など、オールスターキャストが集結する本作。「鋼の錬金術師展」も含め、これからの続報にも引き続き注目していて。『鋼の錬金術師』は2017年12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日●ドラマ界、次のトレンドは?この2カ月間くらい、どこへ行っても「秋のドラマは面白いね」と声をかけられた。いかにもドラマが好きそうな30~40代の女性だけでなく、10代や60代の男性からも言われるくらいだから、本当に多くの人々が見ていたのだろう。夏ドラマは、「全話2ケタ視聴率の作品が0本」という壊滅的な状況だったが、秋ドラマは『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、以下『ドクターX』に略)が平均20%超え、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』に略)の最終回が20.8%を記録。さらに、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系、以下『校閲ガール』に略)、『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系、以下『砂の塔』に略)、『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系、以下『IQ246』に略)も平均視聴率が2ケタを超えたほか、内容の評判も上々。テレビウォッチャーの満足度やクチコミサイトなどの評価も軒並み高かった。ここでは、「『逃げ恥』ブームに見る次のトレンド」「"連ドラらしさ"への回帰」「脚本家の新世代が台頭」という3つのポイントから検証し、21作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。■ポイント1:『逃げ恥』ブームに見る次のトレンド『逃げ恥』ブームの理由は多くのコラムで書かれてきたので、ここでは今後のドラマ界に向けた影響について考えていきたい。『逃げ恥』の結末は、みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)だけでなく、アラフィフ独身の百合ちゃん(石田ゆり子)、シングルマザーのやっさん(真野恵里菜)、マイノリティの沼田(古田新太)ら、ほとんどのキャラクターが笑顔を見せて終わった。『逃げ恥』は、よく「悪者がいないドラマ」と言われていたが、とりたてて善人もいない。善悪ではなく、一人一人の生き方を尊重・応援するような世界観を作り、結果的に主題歌『恋』の歌詞にある「夫婦を超えていけ」を表現していた。今回の大ヒットは、『半沢直樹』(TBS系)以降続いていた勧善懲悪ブームが終わり、次のステージに入ったことを示唆しているのかもしれない。また、恋愛ドラマであるにも関わらず、さまざまな年代・性別・立場のキャラクターを並べて、あらゆる人々が入りやすい状態を作ったのは特筆すべきところ。加えて、情報番組とのコラボ、タイアップCM、恋ダンス、クックパッド連動などの仕掛けは、プロデューサーによる見事な"全方位プロジェクト"だった。あらゆるところから「お客さんを呼んで来よう」という妥協なきスタンスは、今後のドラマ界に影響を及ぼすだろう。もう1点ふれておきたいのは、"婚前同居""契約結婚"というコンセプト。どちらもドラマでも何度か描かれてきたもので目新しさはなく、極めてシンプルな部類に入る。より多くの人々を感動させるためには、「貴族の末裔」「旧約聖書『カインとアベル』」「タワーカースト」などの奇抜なコンセプトは必要ない、ということが明らかになった。■ポイント2:"連ドラ"らしさへの回帰『逃げ恥』は、「ハイテンポ」「小ネタ詰め込み」一辺倒になりがちなドラマ界の流れを止めてくれた。両家顔合わせ、ハグ、新婚旅行、キスなどの小さな出来事が一話ずつ進むスローな展開こそ、連ドラ本来の楽しさ。目先の視聴率を獲るためにテンポを速め、次々に大きな事件を起こすことに熱心だった制作サイドには、目から鱗だったのではないか。また、『砂の塔』が見せた「長編ミステリー&サスペンスの復活」も大きな意味がある。21世紀に入ってから長編ミステリー&サスペンスは低視聴率を理由に減る一方。「一話完結でスカッと解決」の作品ばかりになって久しいが、終盤右肩下がりの『IQ246』と、右肩上がりの『砂の塔』の差が、「もっと長編を見たい」という視聴者の声なのかもしれない。また、『カインとアベル』(フジテレビ系)、『逃げ恥』、『ドクターX』、『コピーフェイス~消された私~』(NHK)など、クリスマスウィークまでしっかり放送した作品が多かったのも久々。「幸せな気分で年越しできる」という秋ドラマに望まれる心地よい余韻を与えてくれた。■ポイント3:脚本家の新世代が台頭ドラマ業界では、「連ドラの脚本家は平均年齢55歳くらい」と言われるほど高齢化している。ベテランの頑張りはうれしい反面、取って代わる存在がいないのは大きな問題。しかし、制作サイドは、「若手を育てたいが、ベテランに書いてもらったほうが時間内で安定した作品を供給できる」というジレンマを抱えていたが、秋ドラマで光が見えはじめた。今秋は『逃げ恥』の野木亜紀子、『砂の塔』の池田奈津子、『IQ246』の泉澤陽子など2010年以降に連ドラデビューした女性脚本家たちがベテランに負けぬ仕事を披露し、芸人のバカリズムも、連ドラ2作目にして初の長編にトライ。『黒い十人の女』は本人いわく「長いコント」とのことだが、"芸人ならではの脚本"という可能性にあふれていた。今後もコントのプロたちによる"芸人脚本家"が増えるかもしれない。2017年は新旧脚本家のよい競争が見られるのではないか。秋ドラマはそんな来年への期待感を持たせてくれた。全作の全話を見た結果、秋ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、やはり『逃げ恥』。脚本・演出・俳優・仕掛けなど非の打ちどころがない仕上がりで、何かを言うとしたら難癖でしかない。『黒い十人の女』も負けない仕上がり。深夜放送ではもったいないほどバカリズムの脚本は質が高く、それに応えるべく女優たちが生き生きとした演技を見せた。男優では、連ドラ史上まれにみるバカとアクションを53歳にしてやり切った『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系、以下『ラストコップ』)の唐沢寿明と、徹底した映像美の中で異質な佇まいを見せた『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK、以下『スニッファー』)の阿部寛。女優では、ヒロインとして出色の華を見せた『逃げ恥』の新垣結衣と、破天荒なキャラ設定を自分のものにした『校閲ガール』の石原さとみを挙げたい。また、『逃げ恥』の星野源と石田ゆり子、『校閲ガール』の江口のりこと和田正人、『砂の塔』の松嶋菜々子、『黒い十人の女』の成海璃子と水野美紀ら助演俳優も大活躍。ダブル主演、トリプル主演に近いポジションで作品のレベルを引き上げていた。【最優秀作品】『逃げ恥』次点-『黒い十人の女』『校閲ガール』【最優秀脚本】『逃げ恥』次点-『黒い十人の女』【最優秀演出】『逃げ恥』次点-『校閲ガール』『ラストコップ』【最優秀主演男優】唐沢寿明(『ラストコップ』)次点-阿部寛(『スニッファー』)【最優秀主演女優】新垣結衣(『逃げ恥』)次点-石原さとみ(『校閲ガール』)【最優秀助演男優】星野源(『逃げ恥』)次点-和田正人(『校閲ガール』)【最優秀助演女優】松嶋菜々子(砂の塔)次点-成海璃子(『黒い十人の女』)【優秀若手俳優】佐野勇斗(『砂の塔』)久保田紗友(『運命に、似た恋』)●21作をガチ採点! 『逃げ恥』は?21作のひと言コメントと採点(3点満点)○『カインとアベル』月曜21時~フジテレビ系出演者:山田涼介、桐谷健太、倉科カナほか寸評:今年は恋愛路線を貫いてきた月9が最後に選んだのはビジネス。「一人の女性をめぐる兄弟の物語」ではないことに肩透かしで、シリアスな作風にしてはディテールがアバウトで、リアリティに欠けた。演技に取り組む山田の真摯な姿勢は感じられただけに、主演より一段ずつ階段を上らせたい。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』火曜21時~フジテレビ系出演者:吉田羊、相武紗季、伊藤蘭ほか寸評:医療ドラマの可能性を開拓すべく、「原因不明の難病」「手術をしない医師」というテーマを選択。エンタメ要素で『ドクターX』に勝てないのは織り込み済みだろうが、一話完結にこだわったためシリアスさもあと一歩。最大の誤算は『逃げ恥』大ヒットで、火曜21時への枠移動が裏目に出たこと。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『逃げるは恥だが役に立つ』火曜22時~TBS系出演者:新垣結衣、星野源、石田ゆり子ほか寸評:キャスティング、脚本・演出に加え、恋ダンスや番組コラボなどあらゆる面で「見てもらう工夫を凝らす」姿勢に敬服。老若男女の視聴者を集め、作品のパワーと波及効果を生み出していた。ラブコメ本来のスローな展開を視聴者に浸透させたという意味で、ドラマ界に与える影響は大きい。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆☆】○『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』水曜21時~日本テレビ系出演者:石原さとみ、菅田将暉、岸谷五朗ほか寸評:"お仕事ドラマ"としては雑な印象もあるが、ヒロインとファッションを楽しむための仕掛けがぎっしり。斬新な演出でプロモーションビデオのような軽さを生み出していた。1人1人の助演も効いていたが、ヒロインが苦悩するシーンをもう少し掘り下げたほうが、感動を得られたのでは。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『コック警部の晩餐会』水曜0時10分~TBS系出演者:柄本佑、小島瑠璃子、えなりかずきほか寸評:「1話30分のライトな刑事コメディ」というコンセプトに柄本がフィットせず、持ち味が出ていたとは言えなかった。そのためか、女優デビューの小島、笑いのメインに据えられたえなりも窮屈そうな印象に。深夜らしいB級感がほしい内容だが、マジメに作られていたのはスタッフの人柄か。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『ドクターX~外科医・大門未知子~』木曜21時~テレビ朝日系出演者:米倉涼子、岸部一徳、西田敏行ほか寸評:予想通りの横綱相撲。泉ピン子の投入以外は何も変わらず、PPAPなどの時事ネタを織り込みながら、これまで通りの内容で押し切った。「大門の手術が成功するのが分かっているため、周囲の敵が小物に見える」きらいはあるが、平均視聴率20%を獲れる唯一のシリーズだけに変える必要はない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆】○『Chef~三ツ星の給食~』木曜22時~フジテレビ系出演者:天海祐希、小泉孝太郎、遠藤憲一ほか寸評:オーナーの食中毒偽装やテレビ取材などプロットに無理があり、序盤で視聴者の心をつかめず……。中盤から天海の魅力が発揮されはじめたが、給食問題に切り込まず、子どもたちとのエピソードもほとんどなかったのが残念。"三ツ星シェフ=天海"というカリスマ性に頼りすぎた感がある。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『黒い十人の女』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:船越英一郎、成海璃子、水野美紀ほか寸評:10人の女性を書き分けるバカリズムの脚本が冴え渡った。ケンカがエスカレートして徐々に濃度の高いものをぶっかけ合うなど、コント師としての顔もしっかり。「みなさん大好物の不倫」というセリフ通り、ダメな人間を悪気なく笑い飛ばそうとしていた。今年の深夜ドラマナンバーワン。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『石川五右衛門』金曜20時~ テレビ東京系出演者:市川海老蔵、國村隼、比嘉愛未ほか寸評:佇まいからセリフ回しまで、市川海老蔵そのもの。"海老蔵歌舞伎"の世界観をドラマに直輸入したような時代劇に驚いた人は多かったのではないか。「茶々が授かった子の父は五右衛門で、五右衛門の父も秀吉だった」という筋書きは面白いが、この枠にしては登場人物が多く盛り込みすぎの感も。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『砂の塔~知りすぎた隣人』金曜22時~TBS系出演者:菅野美穂、岩田剛典、松嶋菜々子ほか寸評:「ママ友いじめ」をエスカレートさせた序盤こそモタついたが、松嶋の怖さが発揮されてから一気に加速。壮絶な過去とハーメルン事件の両輪で、本格ミステリー&サスペンスの様相に。ただ、「犯人が最終回で初登場」という禁じ手を使ったのは疑問で、タワーマンションが舞台の理由も薄い。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『運命に、似た恋』金曜22時~ NHK系出演者:原田知世、斎藤工、奥田瑛二ほか寸評:脚本に北川悦吏子を据えただけあり、予想通りの大人向けファンタジーに。幼少時代のエピソード、難病、恋を邪魔する悪女などは既視感こそ強いが、徐々に女の顔になっていくヒロインに自分を重ねた女性は多かっただろう。ただ、それは裏を返せば「古い」と感じる人が多いということでもある。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『コピーフェイス~消された私~』金曜22時~ NHK系出演者:栗山千明、佐藤隆太、玉置玲央ほか寸評:「飛行機事故で間違えられて別人の顔に整形手術される」という外国ドラマのような設定に口をはさむのは野暮というもの。荒唐無稽な話をシリアス一辺倒でやり切るのがNHKの強みであり、それが2役を演じた栗山の技量を引き出していた。全6話でまとめて間延びしなかったのも好印象。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『家政婦のミタゾノ』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:松岡昌宏、清水富美加、余貴美子ほか寸評:松岡の女装は仕掛けの1つに過ぎず、毎話予想を裏切る筋書きと、家事テクニックなどの遊び心が好評だった。最終回のオチは視聴者にとって予想の範ちゅうであり、大どんでん返しとはいかず。『半沢直樹』『下町ロケット』などを手がけた脚本家・八津弘幸には次作もオリジナルを期待したい。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『勇者ヨシヒコと導かれし七人』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:山田孝之、木南晴夏、宅麻伸ほか寸評:福田雄一ワールドは健在であり、シュールかつムチャなネタの連発で安定した笑いを提供。ただ、起用される俳優に偏りがあるため、「そろそろ見慣れてしまった」という声も多い。パロディの思い切りこそあるが、このスタッフとキャストなら、「もっとできるかも」と思ってしまうのは酷か。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『THE LAST COP/ラストコップ』土曜21時~日本テレビ系出演者:唐沢寿明、窪田正孝、和久井映見ほか寸評:「刑事かバカか」のコピーを裏切る「バカ一択」を徹底。ここまで賛否両論が分かれる作品も珍しいが、それは「1コンセプトでやり切っている」から。ムチャ振りの連続をハイテンションでこなした唐沢と窪田と、最終回の生放送で最大級のグダグダ感を演出したスタッフに敬意を表したい。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『スニッファー 嗅覚捜査官』土曜22時~NHK出演者:阿部寛、香川照之、井川遥ほか寸評:阿部と香川のコンビと、映像の美しさは完璧。物語もよくまとまっている。それでも額面通りの評価を受けられないのは、必要以上な敷居の高さではないか。カッコよく作り込みすぎた映像が人間くささを奪い、「気取っている」という印象に。エピソードはあるだけに、続編を作るかはNHK次第。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:田辺誠一、西田尚美、鹿賀丈史ほか寸評:タイトルに反して逆襲はほとんど見られず、主人公はひたすら理不尽な仕打ちを受け続けるストレスフルな展開が続いた。テーマが見えにくくい分、爽快感のポイントも見つからず、視聴者が困惑……。東海テレビ制作だけに、昼ドラゆかりの俳優を次々に出演させて楽しませてくれた。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』土曜0時20分~テレビ東京系出演者:中村蒼、大東駿介、野間口徹ほか寸評:テレビ番組や芸能界のあるあるを詰め込んで小バカにするスタンスはテレ東らしいが、もはや見慣れた感もある。最終回の「俺たちは自分たちのことは自分たちで決めたい」「(視聴者に)お前らにガタガタ言われる筋合いはねえ」はSMAP、引いては芸能人全体へのエールに見えた。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『IQ246 ~華麗なる事件簿~』日曜21時~TBS系出演者:織田裕二、ディーン・フジオカ、中谷美紀ほか寸評:意欲作だが「貴族の末裔」「IQ246」という設定と事件がリンクせず、通常の推理ドラマという枠に収まった。織田の役作りと、木村監督らしい小ネタやドタバタに否定的な声が多かったのは気の毒というほかない。犯人が最初からわかっている倒叙型だけに、大物ゲストが必要だった。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『キャリア ~掟破りの警察署長~』日曜21時~フジテレビ系出演者:玉木宏、高嶋政宏、瀧本美織ほか寸評:「平成版、遠山の金さん」という設定に徹した刑事ドラマは、テレビ東京の20時台を思わせるシンプルさ。ただ、日曜21時という時間帯を考えると、中高年向けのコンセプトなのはもったいない。「警察手帳を見せ、相手が腰を抜かす」シーンにカタルシスを感じる層はごく一部。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『レンタル救世主』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:沢村一樹、藤井流星、志田未来ほか寸評:器用な俳優を集めて、ルチャ・アクション、つぶやきラップ、泣き顔ブス、イケメンの女装など、てんこ盛りの演出で勝負。すべてが足し算にならなかったのは、軸となる主人公の魅力を描けなかったからか。沢村が周囲の変わり者に振り回される、ただのお人好しだったのは残念。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年12月28日歌手で俳優の星野源が23日、テレビ朝日系音楽特番『ミュージックステーションスーパーライブ2016』(19:00~23:10)に生出演。20日に最終回を迎えたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌「恋」を披露した。新垣結衣と星野が出演した『逃げ恥』のエンディングで、キャスト陣が主題歌「恋」に合わせて踊る"恋ダンス"が一大ブームに。司会のタモリとのトークで、星野は「今、結婚式とか忘年会でみなさん踊っていただいているみたいで」とうれしそうに話した。また、「この間スタジオでたまたまディーン・フジオカさんに会ったら、ディーンさんも『練習してるよ』って言ってくださってすごいうれしかったです」と喜んだ。そしてライブでは、「すげーな! みんな踊ってる。ありがとうございまーす!」と感激し、「テレビの前も踊ってますかー!?」と呼びかけた星野。自らもキレキレの"恋ダンス"で盛り上げた。
2016年12月24日突然ですが、質問です。みなさんは今のパートナーに満足していますか?また、どんなパートナーだったら満足できると思いますか?お付き合いするだけなら、フィーリングで相手を選んでもいいかもしれませんが、結婚となったら、ただ「好き」なだけでいい、というわけにもいかないですよね?それでは、生涯のベストパートナーを選ぶには何に注意すればいいのでしょうか。◆男女の役割分担は今も昔も同じ?PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)が実施した「人生の満足度に関する調査2016」によると、全国の男女が今のパートナーに対して満足している点は、1位:優しさ・思いやりがある…48.5%2位:家族を大切にする…38.7%3位:口うるさくない・自由にさせてくれる…28.9%男女別に見ると、1~2位は男女共に上記の項目がランクインしていますが、それ以降は、男性は【家事が好き・得意である】を重視。一方、女性は【頼りがいがある】【収入が安定している】を大切に考えていることが判明しました。共働きの家庭が増えたとはいえ、やはり男性は女性に「家事」を、女性は男性に「収入」を求める傾向にあるんですね。なんとなくですが、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』がブームになった理由がわかるような…(もちろん一番の魅力は主演の2人のかわいさだけど)。◆男は北に行くほど優しくなる?男女それぞれの「パートナーに満足している点」を地域別に見ていくと、こんなデータが。【優しさ・思いやりがある】男性の回答/1位九州・沖縄…52.3%女性の回答/1位北海道・東北…58.2%男性は北に行くほど、女性は南に行くほど優しくなるのでしょうか?ちなみに北海道・東北の女性の回答では【口うるさくない・自由にさせてくれる】も全国1位でした。「優しい」うえに「口うるさくない」男性って最高ですね。結婚後も自由気ままに暮らしたい!と思う人は、北海道・東北エリアの男性に目を向けてみるといいかもしれません。◆見た目がいいのは南の男性?パートナーの【容姿が好み】という項目については、【見た目が好き】男性の回答/1位北海道・東北…20.0%女性の回答/1位九州・沖縄…16.4%【見た目が好みではない】男性の回答/最下位中国・四国…10.9%女性の回答/最下位北海道・東北…6.3%北海道・東北の男性がパートナーの容姿に満足している反面、女性は厳しい視点を持っている様子。このバランスの悪さ、ちょっと面白いと思いませんか?ディーン・フジオカさん(福島県)に今をときめくモデルのとまんくん(宮城県)、TEAM NACSのメンバーなどなど、北海道や東北にはイケメン、結構いると思うのですが。女性の理想が高いのか、それともアレな感じの男性が多いのか…気になるところですね。◆結局、時代は『逃げ恥』?最後に、今のパートナーに対する【理想像を大きく下回っている点】(全国)をご紹介します。【男性の回答】1位家事が好き・得意でなかった…10.4%1位優しさ・思いやりがなかった…同率10.4%3位口うるさい・自由にさせてくれない…10.2%【女性の回答】1位収入が多くなかった…20.6%2位大人の振る舞いができない…13.8%3位家事が好き・得意でなかった…13.2%3位頼りがいがない……同率13.2%男性は「家事」が苦手なパートナーに、女性は「収入」が少ないパートナーに不満を持つことが少なくないよう。最初に戻ってしまいますが、結局、一番気になるのはそこなんですね…。うーん『逃げ恥』的。もちろん、家事ができるだけでいい奥さんになれるわけでも、収入が良ければいい旦那さんになれるわけでもないけれど、こういうふうに感じる人が多いという点は、現実問題として真摯に受け止める必要がありそうです。◆「これだけはイヤ」を3つ考えてところで、夫婦・家族問題コンサルタントの池内ひろ美さんは、著書『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』の中で結婚相手に望む条件を3つに絞ることを薦めていました。“どうしても譲れない条件”を3つに絞れない場合は、逆に“これだけはイヤ”という3つを挙げるのでもいいそう。今回の調査を踏まえて言うと「収入が少ないのはイヤ」「優しくないのはイヤ」「口うるさいのはイヤ」みたいなイメージですね。みなさんがパートナー選びをするうえで“これだけはイヤ”な項目は何ですか?理想をたくさん挙げるのもいいけれど、その前に一度、絶対に無理な要素を3つ考えてみてはいかがでしょう。そうすれば、結果として「満足度の高い」パートナーを見つけられるかもしれませんよ。ライタープロフィールKawauso紙媒体とWeb媒体を行ったり来たり。お酒、本、映画、旅をこよなく愛する独女。次に行きたい所はチリとペルー。あとブータン。
2016年12月20日織田裕二主演、“IQ246”の知能を持った貴族の末裔が難事件に立ち向かうドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」の最終回が12月18日(日)今夜オンエアされる。本作で織田さんが演じているのはやんごとなき貴族の流れを汲みながら時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔にして、現当主の法門寺沙羅駆。本作は沙羅駆が天才的頭脳を駆使して難事件を解決していく本格ミステリードラマである。織田さんのほか、沙羅駆の警護を担当する刑事・和藤奏子に土屋太鳳、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正にディーン・フジオカ、いつも沙羅駆に出し抜かれてしまう警視庁捜査一課の刑事・山田次郎に「Kバレエカンパニー」のプリンシパルでもある宮尾俊太郎、沙羅駆の妹の瞳に新川優愛、そして沙羅駆最大の敵、“IQ300”の「マリア・T」を中谷美紀が演じている。沙羅駆が関わっていた難事件の数々は、「マリア・T」が「13」という名を名乗って犯人たちを裏で操り犯罪に導いていたことがわかり、さらに「マリア・T」の正体が当初、法医学専門医監察医として沙羅駆たちの前に現れた森本朋美だったことがわかった。いったんは捕えられた「マリア・T」だが、事故に遭い搬送された賢正の父・賢丈(寺島進)の病院の電源をハッキング、賢丈ら患者の命を人質にする。ハッキング犯を捕まえた沙羅駆たちだが、混乱に乗じて「マリア・T」は逃亡。警察無線をジャック、声を変え沙羅駆とマリア・Tは共犯であり「沙羅駆も射殺しろ」と機動隊に命令。沙羅駆らは包囲されてしまう…というのが前回までの物語。機動隊から脱出を図る沙羅駆たちだが、沙羅駆をかばって奏子が撃たれてしまう。被弾した奏子の姿を前に激しく憤る沙羅駆だが、賢正は奏子の治療をすることが先決だと2人は奏子を連れ病院へ駆け込む。一方、御前会議あてに「マリア・T」から「日本中の電気の中枢をハッキングした」という脅迫状が届く。御前様や御前会議の幹部・黒木らは一刻も早く「マリア・T」の行方を突き止めるよう警視総監の棚田(篠井英介)を急き立てる…というのが最終回のストーリー。日本を巡る“IQ246”沙羅駆と“IQ300”「マリア・T」の勝負、最後に勝つのはどちらか…最後の最後まで目が離せない。「IQ246~華麗なる事件簿~」最終回は12月18日(日)21時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2016年12月18日『あん』『淵に立つ』など、国内外から高い評価を受ける作品を送り出すエレファントハウスが配給する新作映画『真白の恋』が、2017年2月11日よりロケ地の富山にて先行公開、その後、全国にて順次公開することが決定。「第4回なら国際映画祭」インターナショナルコンペティション部門で観客賞を受賞した本作から、場面写真も解禁となった。渋谷真白は、生まれてからこれまで家族と共に富山で暮らしている。真白には、ごく軽度の知的障がいがある。日常生活に支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやって来たフリーカメラマン・油井景一に出会う。真白の生まれて初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか…。“日本のヴェネチア”とうたわれるほどの絶景、自然豊かな富山県射水市を舞台に、ひとつの家族の“優しさ”と“葛藤”を描く本作。監督は冨樫森(『あの空をおぼえてる』『おしん』など)、呉美保(『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』など)らのもとで助監督経験を積み、本作が初の長編作品となる坂本欣弘。脚本は軽度の知的障がいのある実弟をもつ北川亜矢子が手がけたオリジナル脚本。軽度の知的障がいをかかえる女の子・渋谷真白には、舞台を中心に活躍し、三浦大輔の「愛の渦」フランス公演や福原充則・作「墓場、女子高生」などに出演してきた佐藤みゆきが映画初主演。真白が想いを寄せるカメラマン・油井景一には、シンガポールで活躍中のポスト“ディーン・フジオカ”との呼び声高い福地祐介。真白を大切に思うあまり、過保護になってしまう父を長谷川初範が演じる。解禁された場面写真は、佐藤さん演じる真白と福地さん演じるカメラマン・油井の海辺での2ショットが。真白は兄の結婚式で訪れた神社で、撮影のために東京からやってきた油井と出会う。真白は地元住民だけが知っている絶景撮影スポットへ油井を案内する代わりに、カメラを教えてもらうことに。無邪気にカメラを構える真白と無邪気な真白につられて笑顔を見せる油井の2ショットは、撮影前日に奇跡的に降り積もった雪によって、より本作を象徴するような魅力的なシーンとなった。また、12月5日に結婚したことを自らのブログで報告し、世間を賑わせた及川奈央が、真白の兄と結婚する美咲役を演じ、自身初となる白無垢姿を披露している。富山県出身の坂本監督による富山オールロケで行った本作。真っ白な心で初めての恋をした少女と、彼女を大切に思う人たちの思い、温かさを、この冬に感じてみて。『真白の恋』は2017年2月11日(土)より富山県にて先行公開、2月25日(土)よりアップリンク渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日急に注目を浴びることになったのは1年の後半の10月。やはりそれだけイギリス王室のヘンリー王子の恋の行方が気になっている人は多いのだろう。ヘンリー王子の交際相手でドラマ「SUITS/スーツ」に出演しているメーガン・マークルが、今年アメリカのグーグルで検索された女優の1位に輝いた。グーグルが発表した2016年のカテゴリー別・国別に急上昇したワードランキングによると、アメリカで最も検索された女優ランキングは、ヘンリー王子との交際報道からわずか2か月にしてメーガンがトップ、2位にブラッド・ピットの不倫相手として名前が挙がったマリオン・コティヤール、3位に「フラーハウス」のステファニー役で再び人気に火が付いたジョディ・スウィーティン、4位に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で知名度を上げたデイジー・リドリー、5位に『ルーム』でアカデミー主演女優賞を獲得したブリー・ラーソンが入った。俳優部門の1位はアンジェリーナ・ジョリーとの離婚&親権争いで世間を騒がせたブラッド・ピット、2位はテイラー・スウィフトがカルヴィン・ハリスと破局後すぐに交際を始めてすぐに破局したトム・ヒドルストン、3位は「GIRLS/ガールズ」で頭角を現し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』カイロ・レン役でブレイクしたアダム・ドライバーだった。“すべての地域”で検索されたミュージシャン部門で、1位がセリーヌ・ディオン、2位がケシャという顔ぶれの中、5位に日本人のディーン・フジオカさんがランクインした。(Hiromi Kaku)
2016年12月15日「Hey! Say! JUMP」の山田涼介主演で実写映画化される『鋼の錬金術師』。このほど、公式サイトでのカウントダウンも話題となっていた本作から、待望の初映像が解禁!山田さん演じる主人公エドワード・エルリックに加え、原作ファン待望の弟アルフォンスの姿が明らかになった。幼き日に最愛の母親を亡くしたエドワードとアルフォンスの兄弟。幼い2人は母親を生き返らせるために“錬金術”の最大のタブー、“人体錬成”を行うが、失敗する。その代償としてエドワードは肉体の一部を、アルフォンスは肉体すべてを失い、魂を鎧に定着させた姿になってしまう。やがて、エドワードは国家錬金術師となり“鋼”の二つ名を授かる。兄弟は、失ったすべてを取り戻すため、絶大な力を秘める“賢者の石”を探す旅に出るが…。本作は、日本を代表する伝説的人気コミックを、山田さんをはじめ、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、本郷奏多、大泉洋といった日本を代表する俳優陣で映画化。錬金術が存在する壮大でファンタジーな世界観は、日本での映像化は不可能といわれ、ハリウッドでの映画化もうわさされていたが、ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』でCGを手掛けた映像のスペシャリスト、曽利文彦監督の手により、錬金術を駆使したアクションシーンの完全映像化が実現することになった。8月下旬にクランクアップを迎えた本作は、現在、精密なCG映像を制作中。2000年以降、日本のVFX技術の進歩は目覚ましいものがあり、2002年公開の曽利監督の『ピンポン』が日本映画の新たな可能性を拓き、今年は『シン・ゴジラ』に登場するゴジラ、『デスノート Light up the NEW world』の死神リュークなど、フルCGで制作されたリアルなキャラクターたちが、日本映画界においても、映像化困難といわれた世界観の可能性を広げている。まさに「時は、来た」――そんないまだからこそ、実現したともいえる本作。今回、公式サイトで初解禁された30秒の超特報では、イタリアロケで撮影された、エルリック兄弟の生まれ故郷を思わせる牧歌的な美しい風景や、山田さんが熱演する主人公の“鋼の錬金術師”エドワードに加え、鎧姿のアルフォンスの姿が!本作に登場するアルフォンスは、日本映画では不可能とされていた最先端の技術で、全編フルCGの“リアリティあふれる”姿が表現されるという。さらに、錬金術によって生み出された何かがエドに襲い掛かる映像も収められており、山田さん演じる、熱血で一本気な兄・エドと、優しく穏やかな弟・アルの波乱に満ちた旅の始まりに期待が高まる映像となっている。『鋼の錬金術師』は2017年冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』(2017年冬公開)特報が16日、公式サイトにて公開された。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。主役のエドワード・エルリックを山田が演じる。母親を蘇らせるため、エドとともに”人体練成”に挑戦するも失敗、体全部を失い魂を鎧に定着させた弟・アルフォンス(アル)はフルCGで制作。その姿も、映像の中で確認することができる。メガホンをとった曽利文彦監督はジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』でCGを手掛けており、8月下旬のクランクアップ後も精密なCG映像を制作中だという。また、特報内では山田が扮したエドの姿やイタリアロケによる風景、そして錬金術によって生み出されたものがエドに襲いかかるシーンも収められている。キャストは他、本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング大佐役)、松雪泰子(ラスト役)、佐藤隆太(マース・ヒューズ中佐役)、蓮佛美沙子(ホークアイ中尉役)、夏菜(ロス少尉役)、原田夏希(グレイシア・ヒューズ)、大泉洋(国家錬金術師タッカー役)、國村隼(ドクター・マルコー役)、小日向文世(ハクロ将軍役)、石丸謙二郎(コーネロ教主役)、本郷奏多(エンヴィー役)、内山信二(グラトニー役)の出演が発表されている。(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
2016年11月16日NHKと民放キー局などが主催する「東京ドラマアウォード2016」の授賞式が7日、東京・EXシアター六本木で行われ、作品賞のグランプリには、連続ドラマ部門でNHKの朝ドラ『あさが来た』、単発ドラマ部門でTBS『赤めだか』が受賞した。また、主演男優賞はTBS『下町ロケット』の阿部寛、主演女優賞は『あさが来た』の波瑠が受賞。『あさが来た』からは、ディーン・フジオカが助演男優賞を受賞しており、3冠となった。受賞一覧は以下の通り。●作品賞(連続ドラマ部門)グランプリ『あさが来た』NHK優秀賞『ゆとりですがなにか』日本テレビ優秀賞『民王』テレビ朝日優秀賞『下町ロケット』TBS優秀賞『釣りバカ日誌』テレビ東京優秀賞『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』フジテレビ優秀賞『沈まぬ太陽』WOWOW●作品賞(単発ドラマ部門)グランプリ『赤めだか』TBS優秀賞『経世済民の男シリーズ』NHK優秀賞『この街の命に』WOWOW●ローカル・ドラマ賞『三つの月』CBC『インディゴの恋人』NHK岡山放送局●個人賞主演男優賞:阿部寛『下町ロケット』主演女優賞:波瑠『あさが来た』助演男優賞:ディーン・フジオカ『あさが来た』助演女優賞:木村佳乃『僕のヤバイ妻』脚本賞:野木亜紀子『重版出来!』演出賞:石井裕也『おかしの家』演出賞:土井裕泰『重版出来!』『コウノドリ』プロデュース賞:伊與田英徳『下町ロケット』『赤めだか』●主題歌賞手嶌葵『明日への手紙』(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)●海外作品特別賞『六龍が飛ぶ』韓国『憎しみと愛の物語』タイ『魅惑』ベトナム
2016年11月08日俳優のディーン・フジオカ(36)の妹でシンガー・ソングライターの藤岡麻美(34)が4日、自身のブログを更新し、台湾在住の日本人男性と結婚したことを報告した。アイドルグループ・チェキッ娘の元メンバーである藤岡は、「ご報告」というタイトルで更新。ウエディングドレス姿の写真を添えて、「私ごとではございますが、この度、私、藤岡麻美は結婚いたしました。相手の男性は台湾在住の日本人です」と報告した。そして、「かつて、私は人間不信になり、この先どうしたら良いのか、長く悩んでいた時期がありました」と打ち明けた藤岡。その頃に台湾を訪れて「ここに住みたい」と感じ、それから1年後の2013年3月31日に台湾に移住し、再スタートを切ったという。「必死に中国語や中国武術を学び、日々の失敗や悔しさに一人涙しながらも、気がつくとたくさんの方に支えられ、CMやドラマ、映像等のお仕事をさせていただけるようになりました」と振り返り、「全てを捨ててやって来た台湾で、今まで経験しなかった貴重な体験をたくさんさせていただき、映画のヒロインにまで抜てきしていただくこととなりました」と感慨深げにつづった。続けて、「日本人の少ない台湾で奇跡的にも夫と巡り合うことができ、あの時、勇気を出して日本を出た自分を、今、褒めてあげたい気持ちです」とコメント。「私は優柔不断で慎重すぎる一面もありますが、相手の方の誠実さと強い想いに心打たれ、知り合ってから一年経たずに、この方と生涯を共にしようと決めました」と経緯を説明し、「まだまだ未熟で至らない私ですが、感謝の気持ちを忘れずに、これからは夫婦で協力し合い、笑いの絶えない家庭を築いていきたいと思っております」と誓った。
2016年11月04日「モーニング娘。」の元メンバーとして絶大な人気を誇り、“ゴマキ”の愛称で知られ、10月31日には第2子妊娠を自身のブログで発表した、二児の母にしてタレントの後藤真希。彼女が初和装で「新春すてきな奥さん2017年版」の表紙に登場!本誌では、出産したときのエピソードや「モーニング娘。」時代をふり返った想いが明かされる。後藤さんは、1999年から「モーニング娘。」第3期メンバーとして芸能界で活躍。そのルックスとビジュアル、ダンスなどで多くのファンを魅了し、2001年にはソロデビューも果たす。同グループを卒業後もアーティスト活動や女優業、タレント活動などで人気を博し、2011年に活動休止に。その後2年半ぶりに芸能活動を再開し、アパレルのプロデュースやレシピ本出版など多岐にわたり活躍。2014年には一般男性と結婚、翌年12月には第一子となる女子を出産しており、先日、自身のブログにて第2子の妊娠を報告した。女性として、妻として、母としてますます輝く後藤さんが、「新春すてきな奥さん2017年版」にて、初和装で表紙に登場。本誌では、2017年の幕開けを家族で迎えるための「お正月と年末年始」特集をはじめ、毎日の“主婦生活”を充実させる「主婦がきれいになる」特集&「楽しい毎日の暮らし」特集が掲載される。そして、「話題の人&エンタメ」特集では後藤さんのスペシャルインタビューを掲載。後藤さんは出産したときの感想を問われ、「あれはホント、この世の痛みじゃないですね。『痛い、痛い!』って何度も大声で叫んじゃいました」と話し「それを乗り越えただけに、娘が出てきたときは『やっと会えたね』と、感動も大きかったです」と明かす。また、子育てをしていくなかで、「病気にならないように気をつけなきゃ、とより強く思うようになりました。やっぱり娘のウェディングドレス姿とか、ちゃんと見届けたいですから。せめてそれまでは元気でいなきゃねって、旦那さんとよく話しているんです」と感じているそうで、2010年に亡くなった実母の偉大さを感じると言う。「子どもを産んで育てるって大変なこと。これを母親は4人も経験したんだ、すごいなって。うちのおかんから見たら、私なんて『まだまだだね』って感じだと思う。おかんは厳しかったけど、面白くて楽しくて。ビヨンセのマネをしている渡辺直美さんの踊りとか、平気でやっちゃうの!私はそんなことはできないけど(笑)、同じように楽しい家庭を作っていけたらな」。さらに、「モーニング娘。」時代をふり返って「『モーニング娘。』は小学校から大学まである女子校みたいだった」と明かし、「年齢の近い同士とかで自然と仲良しグループができて。仕事で地方に行くと、夜はホテルの誰かの部屋に集まっていました。楽しい反面、女子特有の人間関係が面倒くさいと思ったことも(笑)。だけどいまも元メンバーたちとは、しょっちゅう子どものことで情報交換をしていますよ」と、絆の強さを伺わせた。本誌ではほかにも、現在放送中のドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」に出演する岩田剛典、織田裕二主演ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」出演中のディーン・フジオカ、主演ドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」が放送中の玉木宏、そしてテレビアニメ放送終了後も人気が留まるところを知らない「おそ松さん」の人気を徹底解剖する。「新春すてきな奥さん2017年版」(CHANTO1月号臨時増刊・主婦と生活社)は11月18日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年11月02日3年にわたって全22回で放送する、大河ファンタジー「精霊の守り人」。この度、来年1月にスタートするシーズン2「精霊の守り人II 悲しき破壊神」に新たなキャスト、俳優・高良健吾の出演が明らかになった。チャグムとの旅を終えて4年。お尋ね者となったバルサはロタ王国に身を潜め、用心棒稼業を続けていた。バルサは人身売買組織に売られそうになったタル人の少女・アスラを助けるが、アスラは“タルの破壊神=タルマハヤ”を招き大量殺人を起こす力を授かった恐るべき存在であることが分かる。アスラを抹殺しようと、ロタ王家の密偵“カシャル”たちが動きだした。「人を殺してはいけない――」そうアスラに教えながら、バルサとカシャルの死闘が始まる――!原作は、橋菜穂子による野間児童文芸新人賞受賞作品「守り人」シリーズ。バルサ役にはシーズン1から引き続き綾瀬はるかが演じるほか、成長したチャグム役に板垣瑞生、ロタ国の呪術師で王家に仕える密偵カシャルの一員であるシハナ役に真木よう子、シハナの父親・スファル役に柄本明。そのほか、鈴木梨央、壇蜜 、ディーン・フジオカ、鈴木亮平、渡辺えりらが出演する。そして、この度発表された高良さんが演じるのは、シーズン2の本作から登場し、シーズン3の最後までバルサとチャグムが戦う相手となる、最大で最強の“ラスボス”・ラウル役。彼は、タルシュ帝国の第2王子で、合理的かつ明晰な頭脳を駆使して他国を侵略。その野望は、新ヨゴ国がある北の大陸に向けられているという。高良さんは「やり甲斐のある役で、撮影ではとにかく必死です」とコメント。また自身と比べ、「ラウルの正義は自分と離れていますが、理解することは十分できました。地球の話だと思います、そのような話に参加できて、光栄です。頑張ります」と語っている。「精霊の守り人II 悲しき破壊神」は2017年1月21日(土)21時~NHK総合テレビにて放送(全9回)。(cinemacafe.net)
2016年11月01日神奈川・横浜アリーナで30日、ハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」が開催され、グランドフィナーレでは出演モデルやゲストがランウェイに集結し、華やかなラストとなった。10月29日・30日の2日間かけて行われた「ジャック・オー・ランド」は、ゲストがハロウィン仮装でランウェイを彩る今年初のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルやスペシャルゲストが登場するハロウィンパレードが繰り広げられた。30日のグランドフィナーレでは、この日の夜の部に登場した出演者たちが集結。唇をモチーフにしたセクシー衣装の石田ニコル、ラムちゃんコスプレの香川沙耶、赤デビル姿の八木アリサ、ハーレイ・クインに扮した立花恵理らが続々とランウェイに登場した。歌手のレディー・ガガ風ものまねメイクで観客を圧倒したざわちんは、グランドフィナーレでも存在感を発揮。シスターに扮した三吉彩花と松井愛莉は2人でポーズを決め、ぺこ&りゅうちぇるは手をつないで仲良く歩いた。そして、大トリを飾ったヴァンパイア姿のディーン・フジオカが登場するとひと際大きな歓声が。ディーンは手に持っていたスティックを突き上げながら歩き、ランウェイの先端で赤いマントを翻して向きを変える華麗なパフォーマンスで沸かせた。2日間イベントを盛り上げたピカチュウも駆けつけ、出演者がステージ上に一列に。最後に金銀の紙テープが舞い降り、拍手と歓声の中で幕を閉じた。29日は8,600人(昼:2,600人/夜:6,000人)、30日は9,000人(昼:4,000人/夜:5,000人)の観客が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2016年10月31日俳優のディーン・フジオカが30日、神奈川・横浜アリーナで開催されたハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」に登場。ヴァンパイア姿で国内初ランウェイを飾った。最初にヴァンパイアの復活が告げられ、「出でよ、ヴァンパイア!」という文字が映し出されると、ステージ上の棺桶からヴァンパイアに扮したディーンが登場。歓声が沸き起こる中、シスターに扮した三吉彩花と松井愛莉を引き連れてランウェイを一歩一歩進んだ。そして、ヴァンパイアになりきって、「今宵、永遠の命がほしいものは手を挙げろ! 永遠の命がほしいのはだれだ!」と呼びかけ、観客にプレゼントを投げ込んでいくディーン。その後、ダンスのステップを披露し、最後に自身の新曲「History Maker」も生披露するとひと際大きな歓声が。ディーンの多彩な才能を詰め込んだステージで観客を魅了した。10月29日・30日の2日間かけて行われた「ジャック・オー・ランド」は、ハロウィン仮装をしたゲストが次々に登場する今年初のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルやスペシャルゲストが登場するハロウィンパレードを実施。29日は8,600人(昼:2,600人/夜:6,000人)、30日は9,000人(昼:4,000人/夜:5,000人)の観客が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2016年10月30日織田裕二が“IQ246”の知能を受け継いだ貴族の末裔を演じ、ディーン・フジオカ演じる執事や土屋太鳳演じる刑事と共に難事件を膨大な知識と鮮やかな推理で解決するドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」の第3話が10月30日(日)今夜放送される。本作で織田さんが演じているのは、やんごとなき貴族の流れを汲みながら時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔にして現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)。法門寺家では代々嫡子だけが“IQ246”という異能を受け継いできたが、本作では沙羅駆がその天才的頭脳を駆使し難事件を鮮やかに解決していく。国家的重要人物である沙羅駆を警護するため警視庁から派遣された刑事の和藤奏子には土屋太鳳。仕事も恋愛も猪突猛進、体力には自信があるが理屈より感情で動くタイプの奏子は、的外れな推理で沙羅駆からは呆れられているが、彼女との出会いによって沙羅駆の心にも小さな変化が生まれている模様だ。法門寺家の執事として沙羅駆の道楽につき合わされたり、時には推理もしてみたり、そしていざとなれば身を挺して沙羅駆を守る賢正を演じるのはディーン・フジオカ。これまでの放送でも華麗でスマートなアクションで沙羅駆をサポートしているが、今夜もどんなアクションを見せてくれるのか楽しみだ。そして沙羅駆の推理能力に魅了されファンになる法医学専門医監察医・森本朋美には中谷美紀。沙羅駆に頼まれ検死の現場に招き入れるなど色々融通するも、沙羅駆からは毎回冷たくあしらわれ、それがまた心地よさげという知性派不思議キャラの彼女だが、沙羅駆たちの前で見せている“顔”だけが全てなのか!? 彼女の今後の行動にも注目だ。1話では石黒賢演じるCMクリエイターが犯した殺人を、2話では佐藤隆太演じる塾講師の復讐劇を暴いた沙羅駆だが今夜放送の3話では観月ありさ演じるカリスマ主婦モデルと対決する。観月さん演じる滝乃川美晴はカリスマ主婦モデルとして活躍、夫は不動産会社を経営するやり手の社長・滝乃川隆文(高木渉)で世間の女性たちがうらやむセレブ生活を送っていて、しかも賢正の高校の同級生という役どころ。沙羅駆と賢正はフットマッサージ店で女磨きに励む瞳(新川優愛)と奏子を迎えに行った先で美晴と再会。近いうちにまた会おうと連絡先を交わすが、その数日後。美晴の夫・隆文が自宅の書斎で刺殺される。犯人は隆文との間で金銭トラブルを起こしていた工場の経営者・下村辰也(岡田浩暉)で、下村も隆文の傍らで絶命していた。第一発見者である美晴の証言と現場の状況証拠から、事件は隆文を逆恨みした下村が滝乃川家に侵入し、隆文に襲い掛かって刺殺。その際もみ合った拍子に下村も花瓶で頭を殴られて死亡したと判断される。突然の悲劇でセレブ生活が一変してしまった美晴の身を案じる賢正だが、沙羅駆は美晴の不可解な言動に疑念を抱き始める。そんな沙羅駆に対し賢正は美晴を擁護し、沙羅駆と賢正との間に亀裂が生まれてしまう…というのが3話のストーリー。「IQ246~華麗なる事件簿~」第3話は10月30日(日)今夜21時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年10月30日モデルの石田ニコルと筧美和子が29日、神奈川・横浜アリーナで開催中のハロウィンイベント「ジャック・オー・ランド」1日目に登場。セクシーなハロウィン仮装を披露した。10月29日・30日の2日間かけて行う「ジャック・オー・ランド」は、巨大な城をモチーフにしたステージからハロウィン仮装をしたゲストが次々に登場する今年初開催のハロウィンイベント。親子向けの昼の部「KIDS PARK」では、人気キャラクターやティーンモデルたちが登場し、大人向けの夜の部「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルのほかスペシャルゲストも登場するハロウィンパレードを実施する。初日の夜の「CELEBRITY PARADE」は、ステージの城にハロウィンをイメージした映像を映し出す華やかなプロジェクションマッピングで幕開け。最初のステージで、石田ニコル、筧美和子、朝比奈彩、三吉彩花ら人気モデルたちがハロウィン仮装でランウェイを歩き、石田はショートパンツスタイルで、筧はミニスカワンピで美脚を披露した。石田は「ハロウィンは毎年本気でやってたんですけど、こういう場でみなさんと一緒にハロウィンできるのは楽しい。衣装もいつもと違う感じで新鮮で楽しいです」と満喫した様子。筧も「ファッションイベントとハロウィンが一緒になったものは今まであまりなかったので、仮装してもどこ行ったらいいんだろうという感じだったので、こういうイベントできてすごい楽しい。私も歩いていてめちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔で話した。初日の「CELEBRITY PARADE」では、人気モデルによるランウェイに加え、俳優の佐藤健はシンガー・ソングライターの高橋優と一夜限りのユニットを結成して歌を披露。あす30日は、板野友美、舟山久美子、ぺこ&りゅうちぇるらが登場し、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の五代友厚役でブレイクしたディーン・フジオカが国内初ランウェイを飾る。
2016年10月29日全22作品がそろった2016年の秋ドラマ。今回もドラマ解説者の木村隆志が、全作品の初回放送をウォッチ。俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視!」したガチンコでオススメ作品を探っていく。別記事(秋ドラマ22作、傾向分析&オススメ5作発表! 「各局の戦略丸かぶり」の中で光る"幸福なファンタジー")において、秋ドラマの主な傾向を [1]各局の戦略が丸かぶり[2]リアリティ無視のお仕事ドラマ[3]シリアスの中で輝く幸福感の3つと分析。おすすめドラマとして、『黒い十人の女』(日本テレビ系読売テレビ 木曜23時59分)、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系 火曜22時)、『運命に、似た恋』(NHK 金曜22時)、『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK 土曜22時)、『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系 21時)の5本を選んだ。本記事では、それらの作品を含む、今クール全作品のひと言コメントと採点(3点満点)を紹介していく。○『カインとアベル』月曜21時~フジテレビ系出演者:山田涼介、桐谷健太、倉科カナほか寸評:恋愛より主人公の内面に焦点を当てた展開に意外性はあるが、テンポよく進むビジネスシーンの展開にご都合主義が見られる。脚本も演出も山田の魅力を引き出すべく逆算されているため、ファン以外の視聴者は苦しいか。年上女性に恋する姿は月9らしい初々しさも。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆期待度☆】○『警視庁 ナシゴレン課』月曜24時15分~テレビ朝日系出演者:島崎遥香、古田新太、勝村政信ほか寸評:「会議室で事件解決」「25歳の女デカ長」というコンセプトは、「深夜だからこれくらいやろう」という前向きさ。ただ、ワンシチュエーションも、現役アイドルのヒロインも、「ハマるかハマらないか」極論となる。個性的な脇役と島崎が噛み合えばいいが、空回りの感も。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』火曜21時~フジテレビ系出演者:吉田羊、相武紗季、吉岡里帆、伊藤蘭ほか寸評:『救命病棟24時』『ナースのお仕事』らを輩出した火曜21時に戻ってきた医療モノ。ポイントは、絶体絶命からの生還劇が盛り上がるかどうか。『ドクターX』との比較上、手術シーンが少ないなどの不利があるのも含め、演出の力量が問われる。女医たちの役作りにも注目。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『逃げるは恥だが役に立つ』火曜22時~TBS系出演者:新垣結衣、星野源、石田ゆり子ほか寸評:“契約結婚”というテーマそのものは平凡だが、全編を通して流れる穏やかなムードは特筆に値する。キャスティングも、恋のスピードも、無理せず過剰にならず、ほどよいさじ加減で、もどかしさの漂う関係性は恋愛ドラマの王道。石田、古田新太ら、助演の貢献度も高い。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』水曜21時~日本テレビ系出演者:石原さとみ、菅田将暉、岸谷五朗ほか寸評:『重版出来!』のように下積みから描かず、校閲の醍醐味を切り取ったシーンもないため、仕事面での感動やカタルシスは少なく、「あくまで石原を愛でるドラマ」という印象。ただ、静止画を多く取り入れた演出は新鮮で、バラエティーとアニメからの影響を感じさせる。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『コック警部の晩餐会』水曜0時10分~TBS系出演者:柄本佑、小島瑠璃子、えなりかずきほか寸評:コンセプトから、キャスト、クライマックスまで、すべてに渡っていい意味でのB級感が漂い、視聴者の間口は広い。刑事が犯人逮捕のために、晩餐会を開くシーンはドラマというより喜劇舞台のよう。小島はここでいい演技を見せて、次の出演作につなげたいところ。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆期待度☆】○『ドクターX~外科医・大門未知子~』木曜21時~テレビ朝日系出演者:米倉涼子、岸部一徳、西田敏行ほか寸評:プライムの連ドラで唯一視聴率20%を獲れるシリーズだけに、「定番を見せることが重要」であり、変更点はほぼなし。「巨大医療組織vsフリーランスの女医」という図式も薄くなり、患者の時事性と大門の華麗な手術シーン、ベテラン俳優の追加で、豪快に乗り切っている。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『Chef~三ツ星の給食~』木曜22時~フジテレビ系出演者:天海祐希、小泉孝太郎、遠藤憲一ほか寸評:三ツ星シェフの食中毒騒動や、給食の仕事に就くまでのプロットが苦しく、演出家とキャストに負担がかかっている。なかでも天海のヒロイン像はいつも通りで、10数年前から変わらないのは、制作サイドの偏見かもしれない。給食室の芸達者なメンバーには大いに期待。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『黒い十人の女』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:船越英一郎、成海璃子、水野美紀ほか寸評:人間の悪意とかわいらしさを切り取るバカリズムの脚本が絶妙。連ドラ2作目にして、著しい進化を見せている。「十人の女」を描き分ける演出も明快で、飲食物をかけ合うシーンを含め、見せ場もたっぷり。終盤に向けて、どこまで壊れていくのか、楽しみは尽きない。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『石川五右衛門』金曜20時~ テレビ東京系出演者:市川海老蔵、國村隼、比嘉愛未ほか寸評:“海老蔵歌舞伎”の世界観そのままに、存在感やセリフ回しなどで、さすがの座長ぶりを見せている。殺陣や美術などでNHKの時代劇より劣るのは仕方ないが、視聴者を楽しませるサービス精神はたっぷり。茶々役の比嘉は、『真田丸』の同役とは異なる美しさを放つ。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『運命に、似た恋』金曜22時~ NHK系出演者:原田知世、斎藤工、奥田瑛二ほか寸評:『ドラマ10』らしい大人の恋物語で、脚本の北川悦吏子も、同枠で実績のある原田と斎藤もフィット。「運命」「境遇の差」などのキーワードが恋心を加速させつつも、スローな展開で引きつける。回を追うごとに女の顔を見せる原田と、山口紗弥加の悪女ぶりが作品の象徴。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『砂の塔~知りすぎた隣人』金曜22時~TBS系出演者:菅野美穂、岩田剛典、松嶋菜々子ほか寸評:オリジナルだが、そのムードは『金曜ドラマ』の湊かなえ作品と酷似。監視カメラや体操教室、合コンや不倫シーンなどのツッコミどころが多いのは、制作側がネットでの盛り上がりを狙っているためか。「タワマンあるある」はそれなりにリアルな反面、目新しさはない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『家政婦のミタゾノ』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:松岡昌宏、清水富美加、余貴美子ほか寸評:松岡の女装以上に、『半沢直樹』『下町ロケット』などを手がけた八津弘幸の脚本は要注目。家事のテクニックを絡めた演出などの抜け感も心地いい。今後も『家族ゲーム』のノリでいくのか、別の一面を見せるのか。「『ミタ』のパクリ」なんて声もあるが、本家はテレ朝。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『勇者ヨシヒコと導かれし七人』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:山田孝之、木南晴夏、宅麻伸ほか寸評:4年ぶりでもヨシヒコの世界観は良くも悪くも健在。アンチメジャーのコンセプトで、失笑を誘う流れは変わらないが、時代の流れは早い。脚本・演出の福田雄一自身も進化しているだけに、さらなる変化を期待したいところ。この人ならシリーズの予定調和をぶっ壊すかも。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』土曜18時10分~NHK出演者:武井咲、福士誠治、三田佳子ほか寸評:『土曜時代劇』の実質的な第一弾だけあって全20回放送の大作。大河ドラマが技巧派で、コミカルさを交えている分、当作の凛とした気配が際立つ。淡い恋模様から一転、討ち入りの激しい展開は目を見張るものがあり、その後の描き方も楽しみ。武井の代表作になるか。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『THE LAST COP/ラストコップ』土曜21時~日本テレビ系出演者:唐沢寿明、窪田正孝、和久井映見ほか寸評:単純明快&説明不要の老若男女が楽しめるドタバタ痛快作。唐沢と窪田だからこそ成立するかけ合いやアクションは、それだけで貴重と言える。「突き抜けるならここまでやり切る」のお手本であり、土曜21時の放送に最適。鑑識役の伊藤沙莉がまたも怪演を見せている。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『スニッファー 嗅覚捜査官』土曜22時~NHK出演者:阿部寛、香川照之、井川遥ほか寸評:原作は世界的ヒット作だが、それに負けない演出の技量が光る。重さの中に繊細さや美しさを感じさせる映像はNHKならでは。『ロンググッドバイ』よりテンポとトーンを抑えるなど、視聴者ニーズを嗅ぎ取った感もある。阿部と香川のコンビに何か言うのは野暮だろう。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』土曜0時20分~テレビ東京系出演者:中村蒼、大東駿介、野間口徹ほか寸評:「テレビ番組や芸能界の小ネタを集めて、サブカル的な角度から笑い飛ばす」コンセプトは、いかにもテレビ東京風味。脱力してクスクス笑えるところはあるが、前時代的な感も否めない。今後はアイドルイジリを徹底し、風刺にまで落とし込めたら面白くなりそう。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:田辺誠一、西田尚美、鹿賀丈史ほか寸評:主人公がひたすら理不尽な仕打ちを受け続けるストレスフルな展開は異例……と思いきや、同枠は昼ドラを手がけた東海テレビの制作。とかく視聴者ニーズを“爽快感”のみで決めつける現在のドラマ界では貴重と言える。ただし、その分カタルシスがもっとほしいところ。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『IQ246 ~華麗なる事件簿~』日曜21時~TBS系出演者:織田裕二、ディーン・フジオカ、土屋太鳳、中谷美紀ほか寸評:織田の演技に難色を示す声も多いが、好き嫌いを除けば完成度は標準仕様。視聴率を獲るための工夫が随所に施され、木村監督の小ネタが好きな人はたまらないだろう。ただ倒叙型の作品だけに、IQ246を生かす難解な謎解きと、『古畑任三郎』と同等の大物ゲストが必要。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『キャリア ~掟破りの警察署長~』日曜21時~フジテレビ系出演者:玉木宏、高嶋政宏、瀧本美織ほか寸評:「平成版、遠山の金さん」というコンセプトから、中高年向けであることがハッキリ。「身分を隠して街をふらふらして、逮捕シーンで警察手帳をかざす」という展開は既視感が強く、「なぜ謎が解けたのか?」の理由も説得力に欠ける。玉木のさわやかな演技が救いに。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『レンタル救世主』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:沢村一樹、藤井流星、志田未来ほか寸評:沢村が主演と思いきや、目立つのは、藤井の“ルチャ”風アクション、志田のつぶやきラップと泣き顔ブス、稲葉友の女装など、脇役のキャラ。レンタル救世主としての依頼も平凡だが、それ以上に沢村が単なるお人好しなのと、「ハズレなし」の勝地涼が輝かないのが残念。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』など。
2016年10月27日織田裕二が主演を務め土屋太鳳、ディーン・フジオカらが共演。IQ246という驚異の頭脳を持った貴族の末裔が難事件を解決していくTBS系日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」の第2話が10月23日(日)今夜放送される。本作は貴族の流れを汲みながら時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が、嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するミステリー。織田さんが沙羅駆を独特のキャラクターで演じ、沙羅駆の警護を担当する刑事・和藤奏子(わとう・そうこ)を土屋さんが、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正(けんせい)をディーンさんが演じる。また沙羅駆の推理能力に魅了されファンになってしまう法医学専門医監察医・森本朋美を中谷美紀が、“バレエ王子”として人気の「Kバレエカンパニー」プリンシパル・宮尾俊太郎が警視庁捜査一課の刑事・山田次郎を演じる。さらに今作では毎話登場するゲストも注目ポイント。前回放送の第1話では石黒賢がゲスト出演。石黒さん演じるCMクリエイターがゴーストライターの部下を殺害した事件の謎を沙羅駆が暴いた。今夜放送の2話には佐藤隆太がゲストで登場。佐藤さん演じる塾講師と織田さん演じる沙羅駆との対決が描かれる。若者を中心に流行中の漫画「キルリスト」を真似した連続自殺事件が発生。キルリストは法では裁けない悪人の名前をそのリストに書くと、悪魔が悪人を自殺に追い込むといった内容。事件では過去に悪事をしたとおぼしき人たちが裁きを受けており「殺しのリスト」が実在するのではないかとネットやワイドショーで話題になっていた。その噂を知った沙羅駆は「悪魔が自殺に追いやったわけではない。れっきとした殺人だ」と言い放つ。都内で起きた3件のキルリスト事件の被害者からは同じ毒薬が検出され、過去に子供を虐待死させた容疑者という共通点があった。警察は被害状況から自殺だと判断するが、沙羅駆は三人の死に興味を抱き捜査に足を踏み入れる。沙羅駆は死んだ三人の共通点からある一人の人物に強い興味を抱く。その人物は塾講師の前川公平(佐藤さん)。塾生から「前川っち」とニックネームを付けられるほど気さくな人柄の前川だが、実は十年前に幼い妹を殺害されるという凄惨な過去の持ち主でもあった…というストーリー。ちなみに1話のゲストで登場した石黒さんと織田さんはかつて人気ドラマ「振り返れば奴がいる」で共演したことでも有名だが、1話では奏子が沙羅駆に豆乳を買いに行かされるシーンで、奏子に「振り返っても奴はいない」と言わせるなど共演を意識した“小ネタ”も。Twitterでも「振り返っても奴はいないって奏子ちゃんに言わせた」「やっぱぶっ込んできた(笑)」「振り返っても奴はいない!に笑いました」など話題になっており、今夜の2話にも“小ネタ”が仕込まれているのか、期待が高まる。「IQ246~華麗なる事件簿~」第2話は10月23日(日)今夜21時~放送。15分拡大。(笠緒)
2016年10月23日パスザバトン(PASS THE BATON)から「ディーン&デルーカ リメイクアイテム」に新デザインが数量限定で登場。トートバッグに加えて、新たにエプロンが仲間入りする。アイテムは、ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)の厳しい製品基準を満たせずに、処分の対象となってしまった新品同様のバッグやエプロンを素材に使用。そこにパスザバトンオリジナルの刺繍やプリントをデザインとして取り入れ、新たに販売される。リバーシブルでの使用も可能だ。カラー展開は、ブラック、ホワイト、レッド、グリーンなど。期間によって、販売されるカラーが異なるので、好きな色味を選んでみよう。【詳細】パスザバトン「ディーン&デルーカ リメイクアイテム」■2016年11月5日(土)~全店同時発売(丸の内店、表参道店、京都祇園店、オンラインショップ)リメイク トートバッグ S (Natural/White) 2,000円+税リメイク トートバッグ L (Natural/White) 2,800円+税フル エプロン 2,800円+税サロン エプロン ショート 1,800円+税サロン エプロン ロング (Black/White) 2,400円+税■2016年12月3日(土)~丸の内店、表参道店にて限定発売リメイク トートバッグ S (Red/White) 2,000円+税リメイク トートバッグ L (Red/White) 2,800円+税リメイク トートバッグ S スクエアー (Red) 1,500円+税■2017年1月14日(土)~丸の内店、表参道店、京都祇園店にて限定発売リメイク トートバッグ S (Green) 2,000円+税リメイク トートバッグ L (Green) 2,800円+税リメイク トートバッグ S スクエアー (Green) 1,500円+税リメイク トートバッグ L スクエアー (Green) 2,600円+税【ディーン&デルーカとは】ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)は、世界中の美味しい食べ物をあつめた、食するよろこびを伝える食のセレクトショップ。
2016年10月22日今までのボディソープでいいの?ライオン株式会社は、日本初の吸着保湿処方で、保湿成分が洗い流されないボディソープ『hadakara ボディソープ』を9月28日に発売した。これまで販売されていたボディソープは、泡を洗い流す際にその保湿成分なども同時に流れてしまっていたのだという。しかしhadakaraはボディソープを泡立てる際、保湿成分が肌に吸着しやすい形で変化。すすぐ時にも肌にしっかり密着し、洗い流されない高い保湿力をもつ「吸着保湿テクノロジー」を実現した。もちろん保湿力は残っても、汚れはしっかり落とす。洗い上がりはさっぱりしているのに、タオルで拭いたあとにはしっとりとしたうるおい肌を感じられるだろう。ディーン様と「密着」ツーショット10月17日からは期間限定で、新宿駅メトロプロムナードにて「hadakaraツーショットフォトブース」をオープン。CMキャラクターを務めるディーン・フジオカさんと「密着」するような、トキメキのツーショット写真撮影が楽しめるという。フォトブースは10月30日まで。たとえ写真だとしても、等身大のディーン様に会えたら心までうるおっちゃいそう・・・!【参考】※ライオン株式会社プレスリリース※hadakara
2016年10月20日俳優のディーン・フジオカがCM出演するライオンのボディソープ「hadakara ボディソープ」の広告が、東京メトロ 丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードで展開されることが17日、わかった。期間は17日~30日。展開される広告は、「hadakaraツーショットフォトブース」として等身大のディーンとツーショットを撮影できるデザインとなっている。全部で5ポーズ用意されており、2人並んでCMと同じポーズでツーショット、保湿成分に顔を入れて頬をつつかれるショット、仲良く手をつないだショット、頬を触られ肌の調子を確認してもらうショット、ソファで肩を抱き寄せられるショットが撮影可能だ。また発売を記念し、ディーンの「キュンフォト」付商品を数量限定にて販売。全5種の写真は、感温印刷を施しており、お風呂でディーンのプレミアムショットと応援メッセージが浮き上がる仕様となっている。
2016年10月17日織田裕二演じる“IQ246”の知能を受け継いだ貴族の末裔が、難事件を膨大な知識と鮮やかな推理で解決するドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」が10月16日(日)今夜スタートする。本作で織田さんが演じるのはやんごとなき貴族の流れを汲みながら、時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で、現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)。物語は織田さん演じる沙羅駆が嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するという1話完結型ミステリーとなる。織田さん演じる沙羅駆の護衛を任されることになる刑事・和藤奏子には「お迎えデス。」や『青空エール』への出演、出演最新作『金メダル男』の公開も控える土屋太鳳。先日放送されたTBS系「オールスター感謝祭」の「赤坂ミニマラソン」での快走も感動をよんだ土屋さん。恋愛体質で“いまどき”女子の刑事という設定の奏子をどう演じるのかにも注目が集まる。法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正にはディーン・フジオカ。沙羅駆の道楽につき合わされ調べ物をしたり、「恐れながら…」と言いつつ時に推理してみたり、アスリートばりの運動能力を持ち武芸をたしなみ、いざとなれば体を張って沙羅駆を守るスーパー“執事”を、世界的に活躍するディーンさんがスマートで華麗に演じる。沙羅駆の推理能力に魅了される法医学専門医監察医・森本朋美には中谷美紀。沙羅駆の推理能力に魅了されすっかりファンになり沙羅駆に頼まれると嫌と言えずいろいろ融通してしまう。検死しながらビーカーで味噌汁を飲んだりと少し変わったところも。検視が終わると死体に死化粧を施す…という役どころ。また人気バレエ団「Kバレエカンパニー」のプリンシパルで“バレエ王子”として人気の宮尾俊太郎が、警視庁捜査一課の刑事・山田次郎役で出演。超インテリな上、拳銃、柔術などにも長け数か国語を操るという優秀な刑事だが、自身が担当する事件に沙羅駆が首を突っ込んできて振り回された上、地味な名前をイジられたりしてプライドを踏みにじられるという。久々の連続ドラマレギュラー出演となる宮尾さんのイジられキャラぶりも楽しみだ。さらに第1話のメインゲストには石黒賢が出演。石黒さんと織田さんといえばかつて伝説的ドラマ「振り返れば奴がいる」で“ライバル”の医師役で共演した間柄。今回石黒さんはCMクリエイターという役柄で登場するそうだが織田さんとどのような関係性のキャラクターなのか。こちらも第1話の見どころになりそうだ。本作では今後も第2話に佐藤隆太が塾講師・前川公平役で、第3話に観月ありさがカリスマ主婦モデル・滝乃川美晴役で、第4話に国仲涼子がピアニスト・二本松由里役でゲスト出演するということで、毎回登場する豪華ゲストも見逃せない。注目の第1話では、奏子が突然捜査一課に配属され沙羅駆の護衛を担当することになり、法門寺家を訪れ執事の賢正に出会い、執事がいること自体に驚く。そして暇を持て余す沙羅駆はタクシーでこっそり家を抜け出し事件現場に偶然出くわす。女性の他殺体を一目見て被害者の人となりや犯行の手口などを鮮やかに言い当てる沙羅駆だが無銭乗車の罪で連行。沙羅駆逮捕の報を聞いて賢正と奏子は警視庁を訪れる。存在自体が国家機密のため解放された沙羅駆は、何食わぬ顔で2人の前に現れ初対面の奏子の生活レベルや心情などをズバリ言い当てる。その頃変わり者の法医学専門の監察医・森本朋美は運び込まれた遺体を検分、加害者をある程度絞り込むが、沙羅駆が全く同じ見立てをしたことを聞き、まだ見ぬ沙羅駆に心躍らせる。邸宅に戻った沙羅駆のもとに大金持ち・桜庭家の奥様がやってきて、住み込みで働いていた寿司職人・宮島がいなくなったので探して欲しいという。イヤイヤながら聞き込みを始める沙羅駆だが、厨房で宮島が愛用していた包丁と砥石を見つけると急に目を輝かせる。そのまま桜庭家のディナーに同席することになった沙羅駆は主賓のCMプランナー・早乙女と知り合う。宴が続く中で早乙女の携帯電話が鳴った。会社に強盗が入り部下が殺されたというのだ。失意の早乙女は会社に戻ると出て行くが、沙羅駆はなぜかその後を追いかけ…というストーリーが展開。ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」第1話は10月16日(日)今夜21時~スタート。初回20分拡大。(笠緒)
2016年10月16日日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」の特別試写会が10月14日(金)、都内にて開催され、主演の織田裕二、出演の土屋太鳳、ディーン・フジオカが舞台挨拶に出席。トークの中で土屋さんが、織田さんへの憧れを明かす場面があった。本作は、やんごとなき貴族の流れを汲みながら、時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で、現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく/織田さん)が、嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するミステリー。沙羅駆を警護するために派遣された刑事・和藤奏子(わとう・そうこ)を土屋さんが、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正(けんせい)をディーンさんが演じる。異質な役を演じる織田さん、ディーンさんと一緒に登壇した土屋さんは、マイクを持つと、言葉をひとつ、ひとつ区切りながら、「法門寺の、護衛をする、捜査一課の、新人刑事、そして、思い込んだら突き進む、猪突猛進のタイプであり、この3人で唯一、一般的な家庭で育った(という役柄の)女性、和藤奏子を演じます、土屋太鳳です」とあいさつ。言い終わると「ああ、言えました!」と嬉しそうに声に出した。土屋さんの愛くるしい姿に会場中がメロメロとなり、織田さんとディーンさんは「すばらしい!」と絶賛。土屋さんは、同作で初の刑事役に挑む。「刑事役というのはやはり、演技のお仕事をしていれば、一度はやってみたいと憧れる役です」といい、「私もずっと憧れを持っていましたので、いま、本当に幸せですし、気合いを入れて、奏子の時間を噛み締めています」と目を輝かせた。土屋さんは、10月8日に放送された「オールスター感謝祭」(TBS系)の名物コーナーである「赤坂ミニマラソン」に本作の代表として参加し、ほかの女性参加者を寄せ付けない走りを見せた。ゴール後に力尽きて倒れ込んでしまうほどの土屋さんの渾身のパフォーマンスに称賛の声が多く寄せられているが、土屋さんにMCから「『オールスター感謝祭』での激走」について質問される一幕があった。MCから「どんな思い入れがあったのですか?」と尋ねられると、土屋さんは、「小さなころからずっと、映像を通してなど、織田さんから勇気やパワーを頂いていました。ディーンさんもそうですし、中谷美紀さんもそうです」と織田さんをはじめとする「IQ246」の共演者たちへの憧れを言葉にした。土屋さんは、「(憧れていた人たちが集結し)こんなにすてきなドラマはないなと思いました。だから、それを伝えられたらいいなと思って、気合いを入れて走りました」と胸の内を明かした。続けて、「折り返し地点で、織田さんたちと目を合わせて4周を走ったのですけど、そのおかげで、安心して全力で走ることができたと思います」とふり返った。満面の笑顔を浮かべながら、隣にいた織田さんに「ありがとうございます」と感謝。そんな土屋さんに会場から大きな拍手が贈られた。日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」は、10月16日(日)21時よりTBS系にて放送開始。(初回は20分拡大放送)。(竹内みちまろ)
2016年10月14日俳優の織田裕二が14日、都内で行われた10月16日スタートの主演ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系 毎週日曜21:00~)の舞台挨拶に登壇し、"IQ246の天才貴族"という今回の役に苦戦したことを明かした。同ドラマは、織田演じる貴族の末裔で、嫡子だけに受け継がれるという"IQ246"という異能を持つ天才・法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が世にはびこる難事件を驚異的な頭脳で解決するミステリー。沙羅駆を警護するために警視庁から派遣された猪突猛進型の刑事・和藤奏子(わとうそうこ)役は土屋太鳳、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正役はディーン・フジオカが演じる。織田演じる沙羅駆は「あー暇だ暇だ」が口癖。織田はオファーを受けたときにその口癖が「おもしろい」と思い、「そういう人はどんなことをしているのか、そこに込められた意味はなんだろう」と興味を持ったという。そして、「IQがとんでもなく高いということを最初は真面目に考えたが、真面目に考えれば考えるほど胃が痛くなった。いろいろ調べるとそんな人はいない。実在する人物でも一番高い人で228くらいで、参ったなと」と役作りに苦戦したことを明かした。「しかも貴族で、なかなかお目にかかれないことばかり。どんな役作りをしたらいいかと悩んだ」という織田だが、そんなときにIQ170が当たり前というような優秀な子ばかり集めた特殊な小学校を訪れ、「そのお子さんたちと話したり、同じIQテストをやったりしているうちに、なんか見えた気がした」と告白。「よくよく考えると、IQが高いってコンピュータで言うところのハイスペックだっていうだけで、そこにどんなデータを入れるのかとか、どんな人生経験しているのかということの方が(大事)。あっそういうことか」とつかんだという。現在第3話まで撮影を終え、織田は「そんなこんなで苦労しましたが、見えたというのが出てきたので、これからどんどん回を重ねるにしたがっておもしろくなっていくと思う」と手ごたえ。また、土屋太鳳が緊張気味にあいさつしたときに、「今日はだいぶ緊張しているようです」と沙羅駆独特な話し方でフォローすると、会場から笑いが。自身が話しているときにも、「だんだんしゃべりが沙羅駆っぽく…」と自分にツッコむ場面があり、すっかり役になりきっているようだった。土屋は「刑事役は一度はやってみたいと憧れていたので、今すごい幸せですし、気合を入れて奏子の時間をかみしめています」とコメント。ディーン・フジオカも「賢正的にはダイナミックなアクションができるように心がけて撮影しているので、ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけた。
2016年10月14日2日間限定のハロウィンテーマパーク株式会社アミューズは、横浜アリーナにて、ファッション、音楽、ランウェイ体験など、子どもから大人までが楽しめる日本最大級のハロウィンテーマパーク「ジャック・オー・ランド」を、2016年10月29日と10月30日の2日間限定で開催すると発表した。佐藤健、ディーン・フジオカ、ぺこ&りゅうちぇるなど、超豪華モデル、タレント、アーティストなどが出演するほか、人気キャラクターも集結し、昼と夜で二つの顔をもつ話題のハロウィンイベントだ。昼は親子向けイベント「KIDS PARK」昼(OPEN 10:00/CLOSE 15:30)に開催される「KIDS PARK」は、人気キャラクターやキッズモデル達が登場する、親子向けのイベント。小学生以下は入場無料、中学生以上は1,500円で入場でき、親子ランウェイ体験もできる。会場にはベビーカーのまま入場でき、ミルク用のお湯、オムツ替え・授乳スペースも完備されているので、赤ちゃん連れでも安心して楽しむことができる。夜は大人向けイベント「CELEBLITY PARADE」夜(OPEN 17:00/CLOSE 21:30)に開催される「CELEBLITY PARADE」は、豪華出演者がスペシャルショーを披露する、大人向けのイベント(未就学児童は入場不可)。人気モデル達のスペシャルショーのほか、ランウェイ体験をすることもできる。また神木隆之介デザインのスペシャルフォトブースなど、たくさんの撮影スポットが会場内に設置されており、仲里依紗デザインのキッズウェアなどスペシャルアイテムも会場で発売される。ハロウィンならではの仮装の思い出を残すことができ、子どもから大人まで安心して楽しむことができるテーマパークだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社アミューズプレスリリース(PRTIMES)※「ジャック・オー・ランド」オフィシャルサイト
2016年10月12日新垣結衣が3年半ぶりにTBSドラマで主演を務め、夫を雇用主、妻を従業員という仕事としての契約結婚をすることになった夫婦の姿を描く「逃げるは恥だが役に立つ」が10月11日(火)今夜から放送開始となる。本作は「Kiss」(講談社)連載中で昨年「第39回講談社漫画賞」(少女部門)を受賞した海野つなみによる人気コミックが原作。新垣さん演じる主人公・森山みくり(25歳)は、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そしてただいま休職中。「誰からも必要とされない辛さ」を日々感じている。そんなみくりを見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡(36歳)の家事代行として働き始めることに。かゆいところに手が届く働きぶりで津崎の信頼を勝ち取ったみくり。しかし、あるきっかけでその仕事も失いそうになる。そんなとき、将来に不安を抱え追いつめられたみくりは、ひょんな会話の流れから津崎に「就職という意味で結婚するのはどうですか?」と言ってしまう。超真面目な津崎は、検討した結果、事実婚としての契約結婚を提案。2人は周囲には秘密にして、「雇用主=夫」「従業員=妻」として結婚することに。2人は、周囲にばれずに新婚生活を過ごせるのか!?恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下、徐々にお互いを意識し出す妄想女子とウブ男。契約結婚の行方は――という社会派ラブコメディー。みくりと「契約結婚」することになる津崎平匡役には俳優だけでなく音楽家・文筆家と多才ぶりを発揮する星野源。35年間恋愛経験ナシでIT会社に勤める超真面目なサラリーマン。自らを“プロの独身”と自負しみくりの“就職としての結婚”という提案を効率的と判断して「契約結婚」するという役どころ。また今回星野さんは主題歌も担当、ドラマのために書き下ろしたという主題歌 「恋」にも注目だ。またみくりと津崎の契約夫婦の関係を揺るがす謎めいたハイスペック男子、風見涼太役には韓国で俳優として活躍中、今年4月からは日本でも活動を開始し、“第2のディーン・フジオカ”と注目されている大谷亮平。やたらとみくりと津崎の関係を詮索する津崎の不思議な同僚・沼田頼綱役に古田新太。みくりの叔母であり親友でもある“百合ちゃん”こと土屋百合役に石田ゆり子。そのほかお調子者で愛されキャラの津崎の同僚、日野秀司役に藤井隆。みくりの父親で突拍子の無い行動を繰返す森山栃男役に宇梶剛士。みくりの母親、森山桜役に富田靖子。みくりの親友の元ヤン、田中安恵役に真野恵里菜。百合の会社の部下で不思議なイケメン、梅原ナツキ役に成田凌。恋に仕事にグイグイ自分を押し出していく百合の部下、堀内柚役に山賀琴子らが共演する。また脚本を「空飛ぶ広報室」「重版出来!」「図書館戦争」シリーズなどの野木亜紀子が担当。オープニングテーマを「ディアスポリス-異邦警察-」などの楽曲でも知られる姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」が手がける。「結婚」と「仕事」の形に迫る笑って泣いてキュンとできる新感覚社会派ラブコメディー「逃げるは恥だが役に立つ」は10月11日(火)22時よりTBS系にて放送(初回15分拡大)。(笠緒)
2016年10月11日