アメブロで大人気のブログ「kosodatefulな毎日」のちゅいたんママが描く、8歳・5歳・2歳のやんちゃ3兄弟との育児絵日記。何もかも想定外! な3兄弟と、一徹な旦那さんと暮らしています。爆笑必至の毎日を、おおらかなちゅいたんママが味あるイラストとエッセイで綴ります。今回、2016年12月8日の 「息子って、異世界人!?な爆笑育児生活」 の発売を記念して、ウーマンエキサイトにオリジナルエッセイを描きおろしていただきました。子育て奮闘中のみなさんもつい「わかる、わかる」と共感してしまう方も多いのでは。それでは第2話をお楽しみください。( 1話から読む )イクメン、カジメンパパが話題だけど、うちのパパは…「総統」こんにちは。Kosodatefulな毎日のちゅいたんママです。最近では、イクメンや優しいパパが増えてきたので、パパが大人気! というご家庭も多いと思います。が、我が家のパパは一家の引き締め役のような……、いや、むしろ「総統」というとしっくりくる。子どもたちにとってパパは怖い存在らしいです。ママの言うことは全然聞かないのに、パパの言うことなら聞く。(あーら、不思議) なんでかな? パパ全然怖くないんだけど。ママが何回もゆいたんにお願いしても、わざと聞かないのに。(チッ!!!)パパが指を一振りするだけで……。さっと言うことを聞く…。 平日の晩御飯の日常…パパは想像できるだろうか「す、すげぇっ!!! まるで魔法!!」夫がいる週末の晩御飯だって、まぁ静か! 平日のあれは何!? 平日のあれとは↓こんな調子だから、日頃ゆいたんの扱いに苦労する私としては、いつか夫にゆいたんの本性を見せてやりたい! と思うものの、いかんせんパパの前じゃ猫かぶるのでなかなか分かってもらえない。通常の朝の場合。まず絶対こう。 だけど…夫がいる朝……。パパに聞こえないように耳元でブツブツ言ってくる!!! しかし、二つの顔を使い分けるのはゆいたんだけではなかった。ほーちゃんなんてこないだ酷かったからね。パパと私とほーちゃんとで出掛けてて、パパがいる間、それはそれはおとなしく……途中でパパが別の用事で出掛けてしまうときには、「パパがいないとさみしい」こんなことまで言っちゃって。当然パパはデレデレよね。 パパがいるとき、いないときの息子たちの変化がすごい…だけど、パパが出て行った瞬間……うわー! なにこの変わりよう!!!なんだこいつ…。(白目)でも夫婦の間ではなんとなく暗黙の了解で役割分担みたいなものができあがっているんだよね。ゆいたんには私がいつも揉めている分、パパは優しく接するようにして、ほーちゃんには私がいつも甘やかしてる分、パパは厳しくするようにして、ちゅんたんには私が口うるさい分、パパは味方するようにして。そして、パパが子ども達をしかるときには必ず「ママの言うことを聞け!!」って言う。パパの転勤が決まって、あとで追いかけることにしようと思ったけど…ただその効果もなく、あんまりママの言うこと聞いてくれないけども!! 実は我が家、今月に転勤することになっているんです。辞令が出てから異動まで実質数週間しかないので、あまりにも急だし、3月末までパパに単身赴任してもらって、新学期が始まる時に私たちが追いかけようかとも思ったのよね。でも、3ヶ月間、私と子どもたちだけの生活……。総統のいない生活。 パパの「オレがいなくて統率取れるのか?」のこの一言で、「無理だ。今すぐついていこう!!」と決めたのでした。おわり。全5話ウーマンエキサイトオリジナル書下ろし、次回の更新は12月22日です。楽しみに! 息子って、異世界人!?な爆笑育児生活2016年12月8日発売/ちゅいたんママ(著)
2016年12月15日ブログやSNSなどで楽しく育児をしているママがクローズアップされることが多い今、子育て中のパパとママに本音を緊急調査しました。育児には「これが正解」というものがないだけに、親も壁にぶちあたりながら、子どもといっしょに成長してているようです。Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?1.ある 80.6%2.ない 13.9%3.わからない・どちらとも言えない 5.5%80%以上の人がつらいと感じたことがあると回答。やはり育児は楽しいだけじゃない!というのが、親の本音のようです。■みんなつらい時期がある!ママたちはわかってます泣きわめいたりぐずったり、言うことを聞かなくて途方にくれることも。でもそれは、自分が子どもと向き合ってるからこそ感じる思いです。子どもといっしょに親も成長していくんですね。「ないってほうが不思議。真面目に子育てに向き合えば向き合うほど、つらい気持ちも出てくるんじゃないかな」(宮城県 30代女性)「あります。大事な子どもだからこそ、幸せになってほしいからこそ、これでいいのか悩むのが親なんじゃないかと思います」(茨城県 40代女性)「出かけるのも、家事するのも、食事するにも、何にしても自分のペースはないし。だから、お母さんがぐずる子どもをあやそうと焦っているのを見ると、声をかけずにはいられなくなる。泣いても、ぐずっても気にしなくていいよ!みんな通った道だから」(宮城県 40代女性) ■不登校も子どもといっしょに乗り越えていくいちばんつらいのは子どもが大変なときに代わってあげられないこと。親としてできる精一杯のことをしてあげるというのが、実はむずかしいことなのかもしれません。「今、中2の娘が不登校。悩んでいても人に打ち明けられすに引きこもっている。できれることならばその苦しみを代わってあげたい」(千葉県 30代女性)「発達障害とわかるまでは、癇癪やパニックをどうしたらいいのかわからず、しつけも上手にできず、つらかった。周りの目もつらかったし、外に出るのも怖かった」(神奈川県 40代女性)■大変からこそ幸せを実感することもとくに子どもが小さいときの大変さは、あとになると大切な思い出になることが多いようです。手がかかって目まぐるしかった日々も、二度とは戻らない幸せな時間です。「保育園の送り迎えから、オムツ替えも、ご飯を食べさせるまで私の役目でした。初めの一年は本当に長く感じました。でも思い出がいっぱいです。本当に大切な時間を過ごさせてもらったと子どもたちに感謝しています」(神奈川県 40代男性)「お母さんになった瞬間から子どもに時間を奪われ、邪魔されて。何かしようと思っても『ママ〜』と言われて、トイレすら一人になれない。それでも幸せなんです!」(千葉県 40代女性)Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?集計期間:2015.12.16〜2015.12.23アンケート回答数:4105件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月07日さまざまなアニメに登場する、パパキャラ。ちょっと頼りないパパや、思いっきり男らしいパパなど、いろいろなパパが登場しますよね。その中で、あなたが「こんなパパが家にいたら最高かも」と思うパパはいますか? 今回は、あんふぁん読者アンケートで読者に聞いてみた「あなたの理想のパパキャラ総選挙」の結果を発表します(アンケートは2016年6月16日~6月30日実施)。アンケートは264人のママが回答。1人3票まで投票できるルールで行いました。結果を見てみると、現在のママたちが求める理想のパパ像が見えてきました。第1位は「トトロ」でおなじみのあのパパ!第1位、122票を獲得したのは、「となりのトトロ」でおなじみの草壁タツオ。サツキとメイのお父さんです。サツキとメイのお母さんが病気で入院している中、1人で2人の子どもたちを連れて引っ越しをし、自転車に2人を乗せてお母さんの看病に出かけます。家では家事も仕事もしなくてはならず、大学までバスと電車を乗り継いで通勤。大変すぎる毎日ですが、子どもたちを優しく見守り育児に奮闘しています。ママからのコメントでは「常に落ち着いていて、子どもに対してユーモアのある対応が夢があるなと思います。「常に落ち着いてていて、子供に対してユーモアのある対応が夢があるなと思います。(『もしかして、まっくろくろすけかな…?』とか、『どんぐり好きのネズミかな?』とか) また、メイが机でドンドンしているのに対して叱る際、怒鳴るのではなく、『メイ、やめなさい』と静かにピシッと言えるのが、理想の叱り方だと思います」(30代ひまわりの種チョコさん)という、叱り方について感心したという声や、「トトロ、子供の頃に見た時は子供の目線だったけれど、大人になってみるとお父さんが肩肘はらない素敵な子育てをしてることに気づいた。 妻が入院中で、子供2人の面倒をみているのに大変そうにもせず、周りを上手く頼っている。 穏やかに子供に接する姿もとてもいいです」(30代水さん)と、周囲に上手に頼る姿や穏やかさを評価する声が寄せられました。第2位は家族アニメの王道「クレヨンしんちゃん」のひろしがランクイン!第2位には、クレヨンしんちゃんに登場する野原ひろしがランクイン(94票)。霞が関の商社で働き、埼玉県春日部市まで毎日通勤。休日はゴロゴロしていることも多く、だらけた父親のイメージもあるひろしですが、アニメの中ではときに子どもと同じ目線で遊ぶ姿や、頭ごなしに子どもを叱るのではなく、しっかりと子どもの言い分を聞き、対話をする場面があるなど、育児の中の面倒に思われがちな部分にも向き合うイクメンぶりも見られます。ママからは「野原ひろしさんはどんなに疲れていても帰りを待っている家族と一杯のビール、そんな小さな幸せを大切にする姿がとてもカッコいいなと思います。家族への愛情が本当に深くて、特に映画で見せる本気の家族愛や言葉のひとつひとつには思わず涙があふれてしまう、まさに理想のお父さんです」(20代まなをさん)という声や「綺麗なお姉さんに目移りしても、家族に後ろめたいようなことはしないところに家族への本当の愛を感じる!多少頼りなくっても、それが1番大切だと思う」(20代Asaさん)という、家族に対する熱い愛情を貫いている男らしさが良いという声がありました。また、野原ひろしの作品中の発言について「ママが帰って来れなくなった日、パパが2人の面倒をみてクタクタになり、ママが、帰って来た時に「ママは偉いよ~」と感謝の言葉を言っていて、なかなか言えるパパはいないんじゃないかなと感心した」(30代ひなひなひなこさん)という声も。ママが不在の日に子どもの面倒を見たら「俺が大変だった」ということを主張するパパも多そうですが、普段のみさえの頑張りに気づき、それを感謝の言葉として表せるひろしは、やっぱり男前ですね!第3位は長寿アニメ「サザエさん」から抜群の人間力を持つ「マスオさん」第3位には国民的長寿アニメ、サザエさんから、タラちゃんの父であるマスオさんがランクイン(74票)。マスオさんは婿養子ではありませんが、奥さんであるサザエさんの実家、磯野家に住んでいます。家族関係として難しい立場でありながら、波平やフネ、カツオやワカメとも良い関係を築く抜群の人間力を持っています。早稲田大学卒業という、意外と高学歴な一面も。そして、サザエさんの失敗にも「それがサザエのいいところ」と言ってあげられる優しさが大きな魅力です。ママたちからは「マスオさん、嫁家族とストレスなさそうに同居してるのがすごい」(30代ゆずタイムさん)という現実的な意見や「マスオさんは、サザエを褒めまくりそして同居の義兄弟にも優しい。私も、あんなに褒めてくれる夫が欲しい! 」(30代たゆなさん)という、サザエさんを羨ましがる声まで集まりました。「妻の家族を大事にする姿を子どもに見せている」(30代もりささん)というタラちゃん視点の声も。確かに、マスオさんの姿を小さいころから見ているタラちゃんは、将来優しい夫になりそうですね。年代別ではこんなキャラのランクインも…!年代別ランキングでは、年代ごとに選ぶキャラクターに差が見られました。■20代では世代を感じるあの作品のパパがランクイン20代では1位、2位は全体と変わりませんでしたが、3位に「ライオンキング」でおなじみのムファサ(シンバの父)がランクイン。また、第4位には胸キュン作品として大人気のジブリ映画「耳をすませば」から、月島雫の父、月島靖也が選ばれました。抜群の強さと父親らしさが光るムファサは頼りがいがありますよね。「自分の考えや善悪をしっかり子に伝えていたし、命をかけて子を守る姿にグッときた。」(20代まめめがねさん)という声があるように、しっかりと育児に自分なりのビジョンを持っているところも素晴らしいですね。月島靖也は、無口で無関心にも見える父でありながら、娘が進路ややりたいことで思い悩んだときには「人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」と諭(さと)しながらも、「生き方はひとつじゃない」と、最終的には背中を押してくれる強さを持った父であります。ママのコメントでは「思春期の娘との接し方はとても難しいと思うけど、自分の意見を無理強いせず見守りながら時に諭すように接してくれるお父さんは理想的。あと妻を大学に行かせてくれる寛大さも素敵」(30代potileさん)という声がありました。大人になってからこのお父さんの言葉のすごさや寛大さに気が付いたママも多いのではないでしょうか。この2人のパパに対しては「優しさと強さを兼ね揃えている。そして、見守るということで子どもたちを信じている。心配でも見守るということはなかなかできないのですごいと思います」(20代AちゃんMちゃんママさん)という意見が寄せられました。育児まっ盛りで子どもがまだ小さい家庭も多い20代ママにとっては「見守る」ということのハードルが高い場面も多いですよね。そんな中、静かに子どもの成長を見守り、子どもの考えを認めていく父親たちの姿は輝いて見えるのかもしれません。■50代には熱血&頑固な父親たちが人気!50代では「巨人の星」に登場する星飛雄馬の父、星一徹が第1位に。星飛雄馬を鬼の猛特訓で厳しく指導しながらも、飛雄馬が巨人入りを夢見たときには父親らしく励ます一面も。日本中探しても星一徹以上の熱血父はいないかもしれませんね。また、第2位には磯野波平がランクイン。40代以下のランキングで、波平がマスオさんを超えることはありませんでしたが、50代ではマスオさんを破り、波平が高順位を確保する結果になりました。磯野波平は”カミナリ親父ぶり”が目立ちますが「昔の日本のお父さんのイメージ 家族思いでいいと思う」(30代匿名さん)という声がありました。確かに、厳しくカツオやサザエを叱る姿もありながら、いつも家族に目を向け、時にはやりたいようにやらせるなど、一方通行ではない愛情を感じる存在でもありますね。厳しいといわれる2人のパパに対するコメントでは「子どもに嫌われたくないからと友だち親子を装わずに、きちんとしつけをしてくれそうだから」(50代以上あずきさん)という意見も。子どもに好かれたいあまり、甘~い対応をするパパも多い現代ですが、厳しくびしっと教育できるパパもカッコいいですね。■ランク外ながら熱狂的ファンの多い荒岩一味(クッキングパパ)ランキングでは40代のランキングのみ5位ランクインとなったクッキングパパですが、コメントを見ていくと熱狂的なファンが多いのが特徴的でした。「理想のパパと言ったら、荒岩一味しかいないでしょう!子どものために定時で帰り、ごはんを作ったり家のことをしたり。作るごはんはプロ並み!感情的に怒ることもなく、相談事にものってくれます。仕事もバリバリで課長にもなっていて部下の信頼も厚い。笑顔が苦手だという不器用なとこもあるけど、家族みんなが大好きなお父さんです!奥さんが帰ってくると、ちょうどおいしそうなごはんができてるとこが羨ましい~」(30代REさん)など、共働きでバリバリ働く妻よりも早く帰宅し、家事や料理に没頭する姿を高く評価する声が多く聞かれました。他にも「家族思いが行動に表れているから」(30代こばちん)「理想の父親はクッキングパパしか思いつかなかった」(20代ジョン)と、漫画の内容を知っているファンからは抜群に高く評価されている様子。長く放送されているテレビアニメや映画に比べて知名度が低めだったかもしれませんが、みんながクッキングパパを知っていたらもっと上位へのランクインが期待できたかもしれませんね。父親に求められるのは「優しさ」「強さ」「妻への愛」今回のランキングで上位にランクインしたパパたちを見てみると、共通して見えるのは「優しさ」「強さ」「妻への愛」でした。どのパパも子どもたちや家族、周りの人に対する優しさがあり、また、何かが起きたときには全力で家族を守る強さがありました。そして子どもだけではなく、妻に対しても愛情を持ち、優しい言葉をかけていたり、いつもはけんかをしていてもいざというときには大切にする姿勢が見られます。アニメに登場するパパキャラたちは実際には存在しませんが、その作品の中で育児をしながら、自分なりのビジョンを持って子育てしている姿がありますね。ママの陰に隠れてしまうのではなく、育児をする当事者としてがんばる姿こそが、ママたちからの人気の秘訣なのかもしれません。我が家のパパたちにも、このキャラクターたちのように「優しさ」「強さ」そして「妻への愛」を忘れずにいてほしいものですね!<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年08月25日外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日妊娠中から少しずつ親になっていくママと違い、突然目の前に現れた小さな我が子に、戸惑う「新米パパ」は多いようです。「接し方がわからないから…」と、我が子と距離を置いてしまうパパも少なくありません。しかし、そんな新米パパに対して、「もっと育児に参加してよ!」と強制したり、「何やってんの!」と失敗を責めたりするのは逆効果。かえって育児から遠ざけてしまうかもしれません。そこで今回は、ママたちの体験談をもとに、新米パパに育児参加してもらうためのコツについて考えてみたいと思います。■「見ておくよ」って言ったのに…「ショッピングモールで夫が『俺が子ども見とくよ』と言ってくれたので、私は一人で買い物へ。待ち合わせ場所のキッズコーナーに行ってみると、夫はベンチに座って携帯ゲームに夢中。子どもは隣のお店に入って商品で遊んでいました」(Kさん/32歳/不動産)ここで「全然見ていないじゃない!」と感情的になってしまっては、夫がヘソを曲げてしまう可能性も。まずは一言、「おかげで買い物できたよ、ありがとう」とお礼を言えると良いですね。ただ、これでは安心して子どもを任せられないので、「ちゃんと見ていてほしい」とも伝えておきたいところ。そんなときは、子どもの成長を夫婦で実感し、感動を分かち合う言い方が効果的です。「好奇心旺盛で、一人で動き回れるようになったんだね。もう目が離せないね」と、子どもの成長をよろこびつつ、「目を離してはいけない」ということも、しっかり伝えられるように工夫してみましょう。■わからないなら聞いて!「私がお風呂に入れた子どもの体を、夫が拭いてくれるというので任せたら、やり方がわからなかったのかオロオロしていました。結局、私がお風呂から出るまで濡れたまま放置。できないならせめて、私を呼んでくれたら良かったのに…」(Sさん/29歳/主婦)「できないなら、やるって言わないでよ!」と言いたくなりますが、ここで怒ってしまうと、パパのヤル気を削いでしまいそう。育児の経験・知識は、たいていの場合はママの方が豊富。ママにとっては当たり前でも、パパは「知らない、わからない」というケースは案外多いので、はじめてのことをお願いするときには、できるだけ具体的に、やり方や注意点を伝えるように心がけましょう。パパ一人に任せる前に、まずはママがやっているところを見てもらって、やり方を伝えておくのも良いですね。■まさかの逆ギレ?「息子が産まれたばかりのころ、夫の抱き方が少し危なっかしかったので『それじゃ危ないよ』と注意したら、『うるさい! 俺はちゃんと気をつけて抱いてる!』と夫が怒りだしました。それからしばらく、夫は息子に近寄らないようになってしまい…。私の言い方が悪かったのでしょうか?」(Tさん/28歳/公務員)パパは「自分の抱き方を否定された」と感じたのかもしれません。新米パパの慣れない手つきは見ていて心配になりますが、まずは褒めてあげることが一番です。「やっぱりパパの方が、手が大きいから安心するみたいね」と褒めてから、「もうちょっと、こうすると手が疲れにくいよ」とさりげなくコツを伝えると、パパの受ける印象は大きく変わるはず。新米パパにイラッとする瞬間もあるとは思いますが、「パパの育児参加」を促したいなら、そこはちょっとだけ我慢が必要。少しずつ育児に参加してもらえるように、言い方を工夫したり、感謝の気持ちを伝えたりしながら、まずは簡単なことからお願いしてみてはいかがでしょうか?
2016年06月02日▲今回の共働きパパ:杉山寛さん(34歳) GMOペパボ株式会社 ・プロモーション戦略グループ マネージャー。入社10年目。自社のインターネットサービスのプロモーションを、企画・分析まで行う。2015年以降はハンドメイドマーケット「 minne 」のプロモーションがメインに。現在はともに働く仲間の募集に注力中。・奥さま : 29歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(6歳と4歳)・平均帰宅時間 : 22時【自己採点】杉山パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■弁当男子がパパに! 社内夫婦円満の秘訣【チェックポイント1:パパの自覚】街で赤ちゃんがやたら目にとまり、パパの自覚が芽生えたいまの奥さんとは職場で知り合いました。僕が27歳のときなので、奥さんは22歳でしたね。交際期間は半年で、いわゆる「できちゃった結婚」です。結婚願望や予定はなかったのですが、妊娠が分かったときに自然と結婚しようと思えました。僕から見た奥さんは一見おっとりしているのですが、しっかりもの…というか、ちゃっかりしているという印象は結婚したいまも変わっていません。奥さんは現在も同じ職場で働いているので、僕が忙しいときなど、仕事に理解があるので助かっています。――「パパ」の自覚はいつ頃芽生えましたか?赤ちゃんが生まれて、首もすわって、一緒に外へ行くようになってからでしょうか。街の見え方が一変したんですよ。まず赤ちゃんがとても目にとまるようになって、世の中に結構赤ちゃんっているんだなと思いました。ベビーカーが通りやすいかどうか、いつのまにかチェックしてる自分に気がついて、父親になったんだな、と思いました。【チェックポイント2:パパの家事】なんと元・弁当男子! 炊事の目的は「コントロール」【杉山パパの家事分担表】---平日---<朝>・登園準備・朝ご飯を食べさせる・保育園登園<夜>・食器洗い・自分のつまみをつくる---休日---<昼>・習い事への送り迎え・掃除洗濯の手伝い<夜>・子供たちとお風呂入る・寝かしつけ――平日に朝ご飯をつくられているそうですが、毎日ですか?毎日ではないんですが、できるときは頑張っています。簡単なものばかりですけどね。「弁当男子」って知っていますか? 数年前に話題になった、会社に自作のお弁当をつくっていく男性のことなんですが、僕、「弁当男子」だったので食事をつくるのは苦じゃないんです。きっかけは独身時代のダイエットです。「ダイエットには食事制限だろう!」と、自炊をはじめました。最初はベーグルなんかをつくっていたんですけど、とにかく食事を「コントロール」したくて、昼ご飯も弁当をつくって持っていくようになったんですよね。僕は残業も多いし、当日急に飲み会に参加することもあるので、絶対に家で食べることが分かっている日しか夕飯を用意してもらっていません。でも、じつは帰りにスーパーへ寄って、夕飯の材料を買ったりするのは楽しみなんです。――外で食べて帰ろうとは思わないんですか?そうですね。食事を自分でコントロールしたいので、なるべくつくるようにしています。 ■仕事好き夫婦「僕の方が優遇してもらっている」家事分担――朝の「登園準備」はどんなことをされているのですか?いま奥さんは、8時から17時までの時差出勤で働いているので、朝は一番に出かけていきます。だから、朝はなるべく僕がやります。子どもを着替えさせて、保育園の準備して、自分の準備をしてから、朝食を食べさせて、保育園へ連れて行きます。夜は22時くらいに帰宅するので、子ども達もだいたい寝ているか、寝かしつけの時間です。自分の食事をつくって食べたら、そのまま家族の食器も洗って、洗濯物がたまっているときはたたみます。自分のシャツは自分でアイロンがけします。適当ですけどね。――アイロン掛けまで、すごい!自分のことは自分でやろうと思って。奥さんも仕事が好きなのに、家族の事情で早く帰ったりすることもあって、「僕の方が優遇してもらっている」という意識があります。だから洗い物や洗濯物が残っていたらイヤだろうな、と気がついたことはやるようにしています。――最初から奥さんに協力的でしたか?いまも協力的かといわれると、どうなのでしょう。家事の分担はとくに決まっているわけではなく、奥さんの様子をみて足りないことをしています。流しに洗い物が残っていたら気持ち悪いだろうなと思って洗ったり、洗濯をしたり。でも奥さんには「なにも考えてない」とよく言われます。一人目の子どもが生まれたころ、僕はとにかく仕事が楽しくて、朝まで飲んで帰ってくるような生活をしていました。しかも連絡をしないんですよね。悪いとは思っているんですけれど。それでたくさんケンカをしました。そこから少しずつ変わっていって、僕の向いていることや、奥さんの苦手なものをやるようになっていきました。だからやっていてイヤじゃないんです。もしかしたら、向いていることだけが「残った」のかもしれませんけどね。【チェックポイント3:パパの育児方針】子育てについて「なにも考えてない」!? 小学校受験も知らなかった子育てについても、奥さんに「なにも考えてない」と言われますね。指摘されると、たしかにそう思います。奥さんは子ども達に「いい経験をたくさんさせたい」と考えています。いろいろな習い事をさせたり、どこかへ行ったり。一緒に過ごして、一緒に遊べればそれでいいって考えています。だから子どもとは友達みたいな感じになっていて、たしかになめられているかも。だからといって、教育方針についてぶつかることもないです。習い事なども、奥さんが調べて、気づいたら申し込んでいて始めているケースが多いです。【チェックポイント4:ママへのケア】毎週水曜日は奥さんとランチ。70点パパの胸の内とは――ママへのケアで気をつけていることはありますか?去年から、毎週水曜日は奥さんとふたりでランチをしています。小さなケンカが増えてきたと思ったので僕から提案しました。結局、ケンカが増えるっているのは話し足りてないんですよね。でもランチのときに話すことは、仕事のことが多いです。ふたりとも仕事が好きなんですよね。スケジュール管理は社内のツールを使っています。ふたりの予定はプライベートモードで入力して。でも、社内恋愛で結婚しているので、もうスタッフ全員が家族みたいな感じで、温かく見守ってくれています。奥さんも仕事が好きだと思うので、ある程度自由に働いて欲しいと思っています。僕もその方が気兼ねなく仕事をしやすいですし、社内には共働きのパパママも多く、会社もそれを支えてくれます。――杉山パパの家事と育児は70点とのことですが僕の家事や育児への協力度は、けっしてダメだとは思っていないのですけれど、良くて「70点」くらいかなと思っています。身近な社内にも、もっと出来ているパパもいるので。でも、男性側の育児に関することを発言するのは、なかなか難しいですよね。僕ががんばっているつもりでも足りないものでしょうし。先日、奥さんに予定があったので平日の夕方に、子どもの面倒をひとりでみたことがあったんです。子どもを迎えに行って、ご飯をつくって、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて…。どれも1度は僕だってやったことがあります。でも、これらを一連でやったらとても疲れました。もう、想像以上に。奥さんはこれを毎日やっているのだと思ったら、ありがたいなとしみじみ思いました。感謝のひとことですよ。たまに、僕のことも褒めてくれたらうれしいなと思いますが。(笑)お互いになんとなく感謝の気持ちは伝えているのだと思うけれど、面と向かって伝えるのは、やっぱり僕も恥ずかしいですね。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……98点/100点本人にも伝えたことはありますが、意外と高評価です。休日にご飯を作るのが面倒だなと思っていると、なぜか察知して夕飯を作ってくれたり、公園に行きたがる子どもたちに対し、私が行きたくないなと考えているときは「疲れているでしょう」と察して連れて行ってくれるので、私は家で猫とゴロゴロ。家事・育児は私が8割(本人はもっとやっているつもりのようですが(笑))ではあるものの、今以上は望んでいません。一緒にいる時に私の気分を察して動いてくれることが一番嬉しいですね。【「パパの自覚」について】じつは「パパ力」の-2点は「自覚」についてです。家の中はもちろん、バスや電車での移動中もずっとスマホゲームに夢中なのです。今後、子どもが同じことをしたときに堂々と注意できないから控えよう、という考えに至らないところが、父親としての自覚のなさを感じますね…。【「パパの家事」について】私の出勤時間が早いため、朝の支度と朝食に関してはほぼお任せしていて、とても助かっています。ただ、朝食に関しては「作っている」ではなく 、あるものを「出している」が正解なので、ふわふわのオムレツを作れるようになってから出直してほしいですね。(笑)【「パパの育児方針」について】本人の言っている通りですね。何も考えてなさすぎて、明日の持ち物や宿題、持ち帰ってくる手紙についてもほぼノータッチです。その分、習い事や勉強に関して、金銭面なども含めて制限されることもないので、子どもや私がやりたいようにやらせてもらっています。【「ママへのケア」について】本人が飲み歩いている罪悪感からなのかもしれませんが、仕事もプライベートも過干渉されることがありません。「あれがしたいのにできない、キーッ!」となることがないのは、本当にありがたいですね。もっと温泉に連れて行ってくれたら花マルです!
2016年05月13日ママが頑張っているのを知っているから、自分ができることはする。わが子の成長を間近で感じたいから、子どもとの時間を大切にする。 前回のレポート では、家事も子育ても「自分がしたいからする」、理想に近いパパたちの声を中心にご紹介しました。しかし、なかには「ママをサポートしたい気持ちはあるけれど、時間的な余裕がない」と、きまりが悪そうなパパもちらほら。実際、世の中には「平日は寝に帰るだけ」のパパは少なくないかもしれません。そんな事情は百も承知だけれど、ママだって子育てに家事、仕事をこなしている身です。だから、「もっと協力してほしい」と思うのも、自然な心の動きではないでしょうか。パパ会レポート・その2では、時間がないパパとどう折り合いをつけていくかを、パパとママ両方の声を交えながら考えてみます。■家庭での「自分の在り方」に疑問も… 悩めるパパのリアルな胸中保育園のパパ会メンバーのひとり、Eさんは、朝は保育園が開園する前に出社、帰宅は23時過ぎの毎日で、平日は子どもと顔を合わせる時間がほとんどない、と言います。「子育ても家事も、もっとやりたい気持ちはあります。妻の負担も軽くしたい。でも、時間がない。妻は理解してくれていると思いますが、それでも不満だってあるはず。家庭における自分のポジションはこれでいいのかな、という疑問は常につきまとっています」(Eさん)。また、Rさんからはこんな話も。「共働きがスタンダードになったいま、男性の育児参加や家事協力があたりまえの風潮になってきていますよね。もちろん、大切なことだし、やれる範囲でやっているつもりですが、なんでも平等は難しいのかなと。僕の場合、どうしても育児や家事は妻がメイン、僕はアシスト的な意識があって、妻ともめる火種になっています」(Rさん)。ママのことも子どものことも愛していて、自分ができることは精一杯したい。そんな思いはパパ会メンバーみんなに共通していますが、それをどのようなかたちで表せばいいのか。そのように家庭での自分の在り方を、いまなお模索しているパパも少なくないのです。■忙しいパパとどう向き合う? 先輩ママのアドバイスパパたちも、さまざまな悩みや葛藤を抱えています。そんな状況は理解しつつも、ママとしては「もっとこうしてくれたら…」と期待する部分だって、あるのではないでしょうか。そこで、実際に忙しいパパと暮らすママに、共働き生活の工夫から気の持ち方まで聞いたところ、いくつかのポイントが見えてきました。 ポイント1:スケジュールを共有する一緒に暮らしていても、お互いの1日の動きが、実は見えていないことも。そこで、パパとママのスケジュールを、子育て、家事を含めて書き出し、共有します。こうすると、お互いにサポートが必要な部分が可視化でき、話し合いがスムーズになります。ポイント2:「週末パパ」もありと割り切る平日は家にいる時間が少ないパパは、できることも限られてきます。帰宅後の食器洗いなど、パーツで頼めそうなところを「引き受けてくれたらラッキー」程度に考えておきます。それも負担そうなら、いっそ「週末パパ」と割り切って、1~2時間でも子どもを外に連れ出してもらい、自分の時間を確保するのも方法です。ポイント3:「いいとこどり」もよし、やりたいことをやってもらうママがやってほしいことと、パパがやりたいことが重なるとは限りません。とりあえずお試しでやってもらい、パパが楽しそうにできることを担当してもらうと、長続きしやすくなります。ポイント4:完ぺきを求めないパパにやってもらうことも、自分のことも、完ぺきである必要はありません。1日お皿を洗わなくても病気になるわけではない、くらいの心もちでいられると、パパにも、自分にも寛容になれます。お互いに忙しすぎて、ふたりの手ではどうしても回らない部分は、週に一度ハウスキーパーを頼むなど、他の人の手を借りることも選択肢に入れておくと、気持ちが楽になりそうです。ポイント5:不満が溜まり切る前に、小出しに解消不満を口にしすぎると、お互いげんなりしてしまいますが、溜めすぎて爆発しても大ダメージに。夫婦で定期的に話し合う時間をつくり、もう少し頑張ってほしいところ、協力してほしいところをひとつずつ解消していけると、気持ちのリセットにもつながります。 育児も家事も協力的なパパの話を聞くと、ついうらやましくなるものです。しかし、父親として求められる役割が増えつつあるいま、プレッシャーを感じていたり、やりたいけれどできない自分へのジレンマを抱えていたりするパパも、少なからずいます。今回の多くのパパの話を聞くなかであらためて感じたのが、夫婦のかたちはそれぞれで、正解はない、ということ。そして、夫婦関係のベースにお互いへのリスペクトさえあれば、それぞれの家庭の「わが家流」が見つかるのではないかと強く感じました。どんなスタイルがより自分たちらしいか、時折夫婦で話し合う時間を持つことが、大切なのかもしれません。
2016年05月12日子育ての頼もしいサポーターになってくれる祖父母世代。でも、昔と今とでは子育ての常識も大きく代わり、祖父母世代とママ、パパとでは意見が食い違うことも。相手に悪気がないとなかなか言いづらいものですが、角を立たせずにギャップを埋めたいですよね。■祖父母世代は「上司」だと考えよう祖父母世代とギャップが生まれるのは、前もって自分たちの育児方針を伝えていないことにも原因があります。「スプーンや箸を共用しない」など、今は常識と考えられていることでも、祖父母の子育て時代には一般的でなかった考え方も多いもの。「親子だから言わなくても分かるだろう」と考えず、子育てに対する考え方をきちんと伝えておきましょう。そのうえで意見の違いが出てきたとき、ポイントは「相手を上司だと考える」こと。会社で上司と意見が対立したとき、頭ごなしに「その考え方は間違っています」とは言いませんよね。年長者として相手を立てつつも、「でも今はこういう方法がいいといわれているんですよ」と伝えてみて。専門家の意見や育児書などを見せると、説得力がアップします。それでもギャップがある場合は、無理に埋めようとせず聞き流すのも一つの方法です。 ■食事やおやつに関するギャップにはこう対処するママ達の悩みで多いのが、食事やおやつについての祖父母世代との考え方の違い。ミルクや母乳の与え方をはじめ、「離乳食開始前に果汁を飲ませようとする」「甘いものはできるだけ避けたいのにおやつを与えすぎる」などという声も多いようです。果汁は、昔のミルク育児が推奨されていた時代に、ミルクだけでは水分や栄養分が不足するためにすすめられていたもの。でも、現在では逆に、早くから果汁を飲ませると、胃腸に負担がかかったりアレルギーの原因になったりする可能性があるといわれています。また、おやつに関しても、虫歯予防や栄養バランスを考えれば、甘いものはできるだけ避けたいですよね。こんなときは、まず「果汁を飲むと母乳(ミルク)を飲まなくなる」とやんわり伝えてみては。「お腹を壊しやすいから」「虫歯ができやすいと歯科健診でいわれた」などというのも方便です。自分だけで説得できない場合は、健診時に祖父母についてきてもらいましょう。健診では食事についてのパンフレットや指導があり、それらを使って理解を深めてもらうことができます。市町村によっては健診時に栄養士の個別相談を受けられる場合もあるので、一緒に話を聞くのもよいですね。おやつの問題も、なかなか理解されない場合は小児科や歯科を一緒に受診し、医師から伝えてもらうのが効果的です。■「抱き癖がつく」って本当!?赤ちゃんが泣いたらできるだけ抱っこしてあげる、というのは子育てママの常識。でも、「抱き癖がつくからあまり抱っこしてはいけない」と祖父母世代からいわれ、戸惑ったことのある人もいるのではないでしょうか。昔は一般的だった「抱き癖」という考え方ですが、現在では、泣いている赤ちゃんを無視していると、感情を上手に表現できなくなる恐れがあるといわれています。最近では母子手帳にも、「じゅうぶん抱っこしてあげましょう」「抱き癖がつくと心配する必要はありません」などと書かれているほど。「抱き癖がつく」という祖父母世代には、育児書などに書かれている内容を見せて、「たくさん抱っこしても問題ない」ということを分かってもらいましょう。ママ、パパも祖父母世代も、「子ども(孫)がかわいい」という気持ちは同じ。考え方の違いを上手に埋めて、無理なく子育てを手助けしてもらえると良いですね。
2016年05月01日前回 は、子育てまっさかりの女性歌人がうたった子育て短歌をご紹介しました。今回は、パパになった男性歌人にうよる子育て短歌です。赤ちゃんが産まれる前からお腹の中で育てている女性にとって、つわりに苦しみ、陣痛に耐えて、ようやく対面したわが子は自分の分身のような存在。ところが男親にとっては、わが子の誕生はうれしい反面、戸惑うことも多いようです。現代歌壇で活躍中の男性歌人たちは、父親になることや育児、子育てをどのように考えているのでしょうか?父になる違和感?「陰暦の八月みたいにずれている 二十五歳の父であること」 吉川宏志『夜光』吉川氏は父親になった不思議さを、太陰太陽暦にたとえました。陰暦とは、日本では明治5年まで使われていた暦(旧暦)です。月の満ち欠けを基準に「月」を決め、太陽の動きをもとにして「年」を数えます。よって毎月1日はかならず新月になり、15日頃が満月になります。そのため現在の暦よりも1ヶ月ほど遅れます。だから、陰暦の8月を新暦に直すと秋になってしまいます。慣れ親しんでいる暦なら、真夏の8月に鈴虫が鳴き、すすきが生えているのは、なかなか理解しがたい感覚ですよね。「乳足らぬ 夜に鮎太が泣きはじむ 歯のない歯茎を我は見ており」 同上まだ、歯の生えていない新生児の口のなかはまっくら闇。そこにピンクの歯茎があるのは、なまなましく見えるものです。泣き出した息子をながめながら、作者は「歯がない歯茎」を発見した自分自身を客観視している、そんな歌です。ママよりもパパは、わが子を客観的に観察しているのかもしれませんね。しかし、歌集はクールな作品ばかりではありません。「頭(ず)の中で石の割れたる感じして 子の頬を撲つ飯食わぬ子を」同上「遊びたい 寝るのは嫌と子は泣けり こんなにわれは眠りたいのに」 同『海雨』子育てを歌にして詠むことで、人間くさい本心が見え隠れして、作品世界に奥行きが広がっています。父と母とで異なる、子が育つ楽しさと戸惑い「子が乳を飲まなくなりし寂しさと いうを聞けどもついにわからず」 松村正直『やさしい鮫』「子とふたり ならんで用を足すときの 何だろうこのかなしみのごときは」同上子が育つ楽しさと戸惑いにも、男女で温度差があるようです。しかし、卒乳の寂しさも、子と2人並んで用を足すときの哀しみに似た感覚も、ある意味では同じ気持ちだと言えるでしょう。赤ちゃんが、すこしずつ小さな人間に成長していく過程は、かすかな鈍痛をともなうものかもしれません。「出勤の前のひととき 仰向けの二十一本の子の歯を磨く」 同『午前3時を過ぎて』だからこそ、毎日が新しい感情の連続で、父も母も子の時間もまぶしく輝いているのではないでしょうか。お父さんも頑張っています!働きざかりの男性が、育児や子育てを頑張る姿は増えてきました。「聞けよ 父は何でもなんでも出来るのだ 母乳をくれてやる以外なら」 本多稜『こどもたんか』「はっきりと言える言葉はまずママでその次がイヤっ他はまだなし」 同上「抱き上げてむすめの涙乾くまで夕べの町をあるいていたり」 同上本多稜の作品『こどもたんか』は父親の立場で、全編を子育ての作品だけで構成した歌集です。これは、1,000年をこえる短歌史上初の挑戦です。本多氏は『こどもたんか』の「あとがき」に、子育ての楽しさをこのように語っています。「子育ては、発見の毎日。人生の復習でもある。子供の目を通して見る世界はなんと輝きに満ちていることか。その輝きを、ちいさな欠片でもいいから形のあるものにとどめておきたい」父親歌人としてのこうした作品が増えて、男性の育児参加が、もっと当たり前のことになってほしいですよね。パパは、授乳のほかは、何だってできるのですから!(有朋さやか<フォークラス>)
2016年03月22日家計に役立つポイントアプリや料理のレシピアプリなど、ママ向けのアプリはたくさんありますが、パパ向けというと、なかなか見つからない気がしませんか?実は、パパに特化したキュレーションアプリがあります。その名も「パパタイムズ」! 育児にかけられる時間が少なく、子育てへの関心が低くなりがちなパパでも気軽に育児情報に触れられる、このアプリ。わが夫が使ってみた感想を、まとめてご紹介します!パパにも育児に関わる情報をアプリをインストール後に子どもの生年月日を入力することで、自分の子どもの成長にあった情報が配信されます。知りたいことに特化した記事を読みたい時には、ジャンル選択も可能!かかりやすい子どもの病気やお悩み解決の方法、パパでも取り組みやすい育児のアドバイスなど、「今知りたい」「考えたい」記事が豊富なので、通勤時間や休憩中などのすきま時間に手間なく読むことができます。このアプリを見るようになってから、夫から「今日、こんなこと書いてあったよ」なんて報告されるようになりました。「知識がないから口出しするのものな…」というパパでも、読むだけでさまざまな子育て知識が得られるので、育児に自信が持てるようになるかもしれません。「聞きたいけど聞きたくない!?」妻の知られざる本音も配信記事の中には、ママへのアンケート調査をまとめているものもあります。「宝くじが当たっても2割が夫に秘密」という記事では、その理由として「別居資金に使いたい」なんてギョッとする内容も…。妻に任せっぱなしで、何の危機感も抱いていないパパにとっては「妻には妻の本音がある」ことを意識しておくで、夫婦関係が良好に保たれる…かもしれませんね。住んでいる地域周辺のお出かけ情報も子どもが喜びそうな地域周辺のお出かけ情報がまとまっているのも非常に便利です。ヒーローショーや動物園といったメジャーなイベントだけでなく、お金のかからない複合施設の中の期間限定イベントや地域センターの小さな催しものまで、細かく知ることができます。週末のお出かけ先を選ぶ時にも、このアプリが一役買ってくれました!・パパタイムズ: iOS版 | Android版 私の夫も「妻の本音」が垣間みえるアンケート調査記事を読んで「世の妻たちは、こんなこと考えているのか…」とおびえていました(笑)。興味のある方はぜひ、パパにインストールしてもらいましょう!(すだあゆみ)
2015年10月25日博報堂こそだて家族研究所は、0~12歳の子どもをもつ20~40代の既婚男性1,079名を対象に、子育てに関する調査を実施した。調査期間は3月7日~8日。父親も子育てに積極的に参加することが当たり前だと思うか尋ねたところ、29.9%が「非常に当てはまる」、51.6%が「やや当てはまる」と回答しており、合わせると8割以上が子育てに積極的であることがわかった。また、子育てに積極的な父親は「仕事を通して自分の能力や可能性を広げたい」という回答率も高く、仕事への能力開発意欲も高いようだ。男性でも仕事と育児の両立は必要だと思うか聞くと、「そう思う」「ややそう思う」が80.0%だった。一方「誰でも努力次第で仕事と育児は両立できると思うか」という問いに対しては「そう思う」「ややそう思う」が45.4%で、半数以下に留まっている。男性が仕事と育児を両立するために必要なことを尋ねると、「パパの意識改革」が58.0%で最も高かった。以下、「職場の理解」(53.1%)、「職場の仕組みや制度」(44.9%)と続いている。子育てに対する職場の理解度について聞くと、「入学式や運動会などの行事」「授業参観日」「子供の看病」のために仕事を休むことは、比較的職場の理解が得られやすいという結果が出た。一方、「職場に子供を連れて行く」「子供の送迎のために早退」などは、理解が得づらいと感じていることがわかった。自身の仕事と子どものイベントやアクシデントが重なったとき、どちらを優先するか尋ねたところ、優先するという比率が多かったものは「運動会」「入園(学)式や卒業式」「発熱など子供の病気」だった。仕事を優先するという回答が半数を超えたものは「節分などの季節行事」「PTA活動」「ハロウィーン」となっている。
2015年06月08日女性は妊娠すると日々の体の変化に伴ってママになる意識が育まれていきますが、男性は赤ちゃんができた実感がなかなか湧きにくいもの。すでにママスイッチが入っている女性からすれば、男性との意識の差に「あれ? どうして?」と思うことになりかねません。© milatas - Fotolia.com出産後は日々慌ただしく過ぎていきますので、妊娠中はお腹の赤ちゃんを大切に育むと共に、夫の「パパスイッチ」をオンする貴重なチャンスです。新しい関係に向け、しっかりと準備をしておきませんか?とはいえ、夫が育児や子育てに積極的に参加するイクメンにするのは出産後すぐだけではありません。子供が大きくなった後でも夫を「イクメン」にする方法をお伝えします。■夫を「イクメン」にする方法◆情報共有と、実体験を増やすまず妊婦検診に行ったら、夫に赤ちゃんの状況を伝えると同時に、それぞれの時期に必要なこと、大切なことも伝えていきましょう。検診に付き合ってもらって、エコー画像を見てもらったりするのもオススメです。また、子どもをどのように育てていきたいのか、お互いの考えもしっかりと共有するのも、妊娠中がベスト。赤ちゃん用品を一緒に買いに行ったり、子どもが集まるイベントに夫婦で出かけたり、赤ちゃんがいる状況をリアルに体験すれば、男性も生活をイメージしやすくなります。さらに出産後は、女性の心と体は大きく変化します。この変化についてもあらかじめ伝えておけば、夫の戸惑いは少なくなり、スムーズに対応することができるでしょう。出産前にこそ、現在の状況や気持ちをきちんと伝え、これまで以上のコミュニケーションを心がけてください。もし子供が大きくなっていても同じです。現在の子供の状況や困っていること、ママの気持ちなどをきちんと伝えて情報共有を行い、子供と関わるイベントを増やして子供との体験を増やすようにしましょう。◆パパの活躍場所を作り、とにかく褒める男性はキャンプに行ったりすると、ここは自分がやらなければと力を発揮してくれるもの。パパが自ら張り切って動きたいという気持ちにさせる状況を作ることも有効です。パパのやる気を出すには、手伝ってもらったときに、ちょっと下手でもけなさないで、めいっぱい褒めてあげましょう。子育ての練習や延長だと思って、パパ育てにもぜひチャレンジしてください。子どもが少し大きくなってきたら、パパが子どもと2人で過ごす時間をたくさん設けましょう。接する時間が多くなるほどパパと子の絆が深まります。その間ママがリフレッシュする時間を持つこともできます。「パパスイッチ」はなかなか自然には入りません。出産・育児・子育てという人生の一大イベントに男性を上手く引き込み一緒に体験していくことで、家族の絆がより深まりますように。
2014年08月26日子育てを楽しみながら、自分らしい働き方をしている 寄金桂一さんのインタビュー 記事第2弾です。フリーランスのメリット・デメリット、ゼロからスタートして、今の生活スタイルを手に入れるためにやってきたことなど、お仕事面についてクローズアップしていきます。仕事と育児の両立や、再就職に悩むママの解決の糸口になりそうなお話が、あちこちに散りばめられていました。■今の働き方のメリット1.オンオフともにストレスゼロやりたかった子育てをしながら、好きな仕事をできている毎日にストレスは皆無とのこと。レジャー情報などお子さま同伴でのお仕事が増えている現状では、ストレスの入り込む余地はありません。自分で選んだ道だからこそ、不満が生まれないのでしょう。2.嫌な仕事はお断りどんなに報酬が高くても、自分の将来に繋がらない仕事、自分を明確に出せない仕事、楽しめない仕事は、スッパリ断っているという潔さが、ストレスゼロに繋がっているようです。自分のブランディングを確立できる仕事だけを選択していくと、次の望み通りの仕事に自然と繋がっていき、好きな仕事だけ選んでいけるようになるそうですよ。断るのが苦手なママも多いかと察しますが、断る勇気を持つと好きなことに囲まれていくのかもしれません。3.将来が見えないワクワク感1年後に自分がどんな仕事をしているかわからないことが、楽しみでたまらないと目を輝かせていた寄金さんが印象的でした。閉塞感の全くない現状を楽しめるのは、努力を続けてきた方であるからだと感じました。■今の働き方のデメリット1.収入が不安定コネゼロ、資金ゼロで独立スタートした寄金さん。最初の1年は収入が安定せず、仕事がない時間も多かったそうです。仕事がない時は、ブログなどの自分のメディアを充実させたり、興味があることを深く調べるなど、未来の仕事への足固めを続けていたことも今のお仕事に繋がっているのでしょう。2.社会的信用が低い独立したての方にはついて回るお悩みですね。住宅購入など借り入れが必要な計画と独立時期が重ならないようにすれば、大した問題ではありません。■質の高い仕事をし続けるために心掛けてきたこと1.嫌な仕事は断る2.自分の棚卸しを自己ブランディングを確立する3.今の実力でできることを考える自分よりできる人など上ばかり見ても、何も生まれません。今の自分の棚卸しをし、一流ではないけれど、一般の人よりはできるというものを見つけることが、自己ブランディングにつながり、自分らしい仕事をしていくために必要なことなのでしょう。何か1つでは一流ではなくても、組み合わせれば一流になるという方法もありますよ。■自分らしく働きたいママ達へのメッセージ最後に、寄金さんからキャリアに悩めるママ達へ、背中を強く押してくれる素敵なメッセージをいただきました。「子育てはもちろん、仕事でも趣味でも、今まで自分がやってきたことに自信を持ってください。何が得意だったか、自分らしいやり方はどうだったか、成功するヒントは、今までの経験の中に転がっています。就職活動の時に求められた、当たり前の一般常識や表面的なコミュニケーション能力など、フリーランスで成功する為には、全く必要ありません。なぜなら、誰でも知っていることや誰でもできることなら、いくらでも代わりがきくからです。好きなこと、のめり込めることにトコトン集中してみましょう。手芸でも、マンガでも、育児でも、何でもいいんです。好きな事なら。そして、自分にしかできない何かを見つけることです。自分らしい表現、視点を磨き上げていくのです。もし、失敗したと思っても、やり方を変えてみたり、諦めて別の切り口から戦ったっていい。失敗すればするだけ、成功への手掛かりになります。まず、何かを始めてみることです。」<参考リンク> 寄金桂一さんのブログ「Handmade Future!」
2014年08月21日子育てを楽しみながら、自分らしい働き方をしている寄金佳一(よりかねけいいち)さんにインタビューをしてきました。寄金さんは、ブロガー、ライター、編集長、フォトグラファーとしてフリーランスで働いている5歳と3歳の子どもの2児のパパです。以前は早朝から深夜の勤務が当然の企業で働いていましたが、子どもが生まれたことと震災をきっかけに、コネゼロ、資格ゼロ、資金ゼロで独立。独立へ突き動かしたのは「子育てほどおもしろいことを人にまかせるなんてもったいない」という思いでした。寄金さんの生活スケジュールから、今の働き方を手に入れるためにしてきたことまで、キャリアと子育てに悩むママへのヒントもたくさんありましたよ。■イクメンパパある1日のスケジュール4:00 起床 仕事(執筆メイン)6:30 朝食作り7:00 家族を起こして、みんなで朝ごはん8:30 仕事へ行く奥様と子ども達を送り出し 仕事(取材、講演、打ち合わせなど)17:00 洗濯取り込み、夕食準備など 18:30 奥様と子ども達が帰宅19:00 夕食20:00 子ども達とお風呂21:00 子ども達と一緒に就寝がっつり育児をしている寄金さんを「イクメン」と軽々しく呼ぶのは少々抵抗がありますが、朝食、夕食作りに洗濯など、育児だけでなく家事もしっかり担当しています。朝ごはんを作ってくれて、起こしてくれる旦那様、素敵すぎます。寄金さんは就職した頃からずっとヨジラー(4時起き習慣)を続け、朝の思考がクリアな時間帯を執筆の時間にし、ストイックに効率化を図っていました。■イクメンパパ1週間のスケジュール日 仕事休み(家族デー)月 仕事休み(子どもの習い事の日)火~土 仕事奥様のお仕事のお休みが日曜なので、日曜は家族で過ごす休日に。月曜は、お子さまのプールや体操などの習い事を入れ、子どものために過ごす休日にしているそうです。仕事のスケジュールが押している時は、休日も朝4時から6時半だけを仕事をしていい時間帯に設定し、オンとオフをしっかり切り分けていました。■育児のための働き方を選ぶ根底はキャンプお子さまの出産をきっかけに「こんな会社にいたら、子育てなんてできない」と、仕事を辞めてしまった寄金さん。いわゆる普通の夫を持つ私には「どうしたら、そんなに積極的に育児に参加してもらえるのか」と、どうしてもきっかけを知りたくて、掘り下げて聞いてみました。さかのぼると、1つのきっかけは、小学生から大学生まで参加していたキャンプにあるようです。「大きい人が小さい人の面倒みることは当たり前」「子どもと接することの楽しさ」を、大人も子どもも共に過ごすキャンプで実感してきたことが大きく影響しているようでした。次回の記事では、オールゼロからの独立を軌道に乗せるためにやったことなど、仕事に関するお話を中心に聞いていきますので、お楽しみに!<参考リンク> 寄金佳一さんのブログ「Handmade Future!」
2014年08月20日子どもの小遣いをいくらにしたらいいのか、何歳から渡せばいいのか迷っている。そんなパパ、ママの相談をよく受けます。金融広報中央委員会「子どもの暮らしとお金に関する調査 平成22年度調査」によると、1ヶ月あたりの子どもの小遣い(最頻値)は小学生500円、中学生1,000円、高校生5,000円です。しかしその水準の小遣いを渡しておけばいいかというと、そうではありません。大切なのは金額ではなく、渡し方。大人になってお金に困らない暮らしを続けられている人の多くは、小遣いを通じてユニークな体験をしています。事例をもとに、金銭感覚を高める小遣いの渡し方を紹介します。4歳で1日100円+消費税。高校生になっても同額の小遣いでやりくりしているA君A君のママはA君が4歳のときから「1日100円+消費税(以下、100円)」の小遣いを渡すようにしていました。理由は、お金の価値をリアルに体験してもらいたいから。小遣いを通じて、マーケティングの仕組みや貯蓄の重要性、資金源となる親への交渉術を自ら体得できるように、おままごとでお金の数え方を覚えた頃から小遣いを渡すようにしました。ルールは次に挙げる2つ。毎日100円+消費税を渡しますお菓子は自分で買いましょう4歳の子どもに1ヶ月3,000~3,100円の小遣いは多すぎると思う人は多いでしょう。でも、彼は毎日100円をもらって、毎日買い物に行くうちに、彼は自分を満たすためのお金の使い方を考えるようになりました。たとえば、定価100円を超えるお菓子の場合、コンビニではなくスーパーに行くと、100円以下で売っていることがたまにあることを知りました。10円のお菓子を1個ずつレジに持って行くと消費税は払わなくていいけど、それを5個、10個とまとめて払うと消費税がとられることを知りました(※消費税は1円未満が切り捨てになる)。300円のゲームカードパックを買うために、「小遣いを貯める」ことも覚えました。あるだけ使っていては大きな買い物ができないことも、おじいちゃん、おばあちゃんからもらったお年玉がどんなに貴重なモノかも、小遣いが教えてくれたのです。A君ママのファインプレーは、お金に興味を持ち始めた4歳の頃からスタートしたことでした。小学生の高学年以上になると、友達の中には月1万円の高額な小遣いをもらっている子がいたり、小遣いはないけど、欲しいモノは何でも買ってもらえる子がいたりします。100円で買い物をすることを楽しめる時期というのは、小学校に進学する前の時期なのです。幼い頃は計算を間違えて、レジでお金が足りなくて恥ずかしくて泣き出していたA君ですが、高校生になった今でも月3,000円の小遣いで生活しています。友達に言うと「ありえない!」と驚かれるそうですが、お年玉等を有効活用したり、通信教材の課題提出ポイント等を貯めたりして、欲しいモノはほぼ自分で買っていると笑います。小遣いのルールは親子で決める!決めたルールは徹底して守ること!小遣いをいくら渡せばいいのか、というのは、子どもの金銭感覚を育てるのに重要ではありません。月1万円の小遣いでも、それで洋服や雑貨等すべてやりくりさせるのであれば、高額な金額とは言い難いからです。「子ども時代の小遣いの額は親へのプレゼンで決まっていて、その経験が社会人になって活きてきている」とか「娘がお年玉や小遣いを貯めて投資をはじめるようになりました。経済に興味をもつようになったし、親子でニュースを見て話し合うことができて楽しい」という家庭もあります。ただ小遣いを渡すのではなく、小遣いを使って子どもが育つ環境を整えることが大切だといえるでしょう。子どもの金銭感覚を育てるには、小遣いのルールを決めて例外を認めないことです。ルールはできるだけシンプルに、そのときの子どもの能力、環境、経験をベースに決めることが大切になります。たとえば、A君のように幼児期から小遣いを渡す場合は、親が一緒にお店について行き、少し離れたところで見守ることが重要です。ただし、欲しいモノが買えなくて子どもが駄々をこねて泣き出してもルールを変えてはいけません。A君のママはお金が足りなくて泣いていたA君に「お金が足りなかったので、もう一度買うモノを考えます。買うのをやめてもいいですか?と、レジの人に聞いてみたら?」とアドバイスをしています。工夫をすればピンチを乗り切ることができることも教えられるなんて、小遣いは奥が深いですよね。すでに、お子さまが小学生高学年~高校生になっているのであれば、子どもと一緒に小遣いルールを決めることをオススメします。ファッションに興味のあるお子さまなら、洋服代を含めてやりくりさせてみては?一緒に予算を決めて、その範囲内で買い物をするのです。洋服にお金をかけたかったら、友達とはお金のかからない遊びを取り入れたり、服の一部に古着を使って出費を抑えたりすることも覚えていくはずです。携帯電話を使っているなら、小遣いで携帯電話の通話料等を払うようにするのも一案。たとえば、小遣いを毎月1万5,000円にして、その月に支払う携帯通話料等を差し引いた残りを小遣いとして渡すのです。小遣いを増やしたいなら、携帯の使い方を考えるようになります。どうやったら通話料等を抑えられるかは、親がヒントを与えたり、ショップに一緒について行ったりプラン変更を検討したりして、サポートしてあげるといいでしょう。お金に興味がなく、ほとんど使わないというお子さまなら小遣いを無理に渡す必要はありませんが、少し渡して「貯金してみては?」と提案するのも一案です。今は必要なくても、将来何か欲しいモノが出てくるかもしれません。そのときのために「こうやって貯めるのよ」と、一緒に預金口座を作りに行って、ATMの使い方を教えればいいのです。こういった経験も、できるだけ早く体験しておくと、お金を貯める効果が実感でき、お金に対する苦手意識も少なくなります。気をつけたいのは、子どものモノをすべて親が決めて買い与えること。自主性が育たないばかりか、自分の所有物がいくらのモノなのかがわからなくなり、金銭感覚を麻痺させる要因となります。少しずつ子どもの判断でモノを買う機会を増やし、生活力を高めておきましょう。そのために小遣いはあるのです。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年03月27日今回は子どもたちのピカピカな夢を叶えるべく、サポートを続けているパパ、ママに読んでいただきたいコラムです。野球選手やピアニスト、アイドル、弁護士、教師…憧れの職業に就くために懸命に頑張っている子ども達はダイヤの原石。でも、夢が大きければ大きいほど、実現までにさまざまな困難が現れます。もっとできるはずなのに、失敗ばかりで挫折して夢を見失ったり、親自身が忙しすぎて、子どもに手がかけられなくなったり…なんてこともあるかもしれません。そのような困難を乗り超えるために、親子の潜在意識を刺激して、ワクワクしながら夢の実現のための行動をとれるツールとなるのが「ビジョンマップ」です。ビジョンマップとはビジョンマップは、コーチ・ザ・ビジョンの原村和子さんが提唱しているワークショップです。自分の持ってきた雑誌をパラパラとめくり、直感でいいと感じたものを切り取って貼り付けることで、自分でも気付いていなかった自分に出会えたり、やりたいことが明確になったりするというもの。これを親子版にアレンジしたのが、これからお伝えする方法です。子どもの夢をビジュアル化していくワークによって、より具体的に夢を描けるようになり、ビジョンマップを見るたびにワクワク心を育むことができます。そして、作成したビジョンマップを飾っておけば、夢に向かって歩き続けることをサポートする強力なツールになります。厚めの画用紙と雑誌を用意しようやることはいたって簡単です。用意するのは厚めの画用紙、雑誌等と、のりとハサミです。キラキラの夢を抱えている子どもと、パパ、ママそれぞれが目指している夢が実現したときの姿や暮らしをイメージしながら雑誌をめくり、ビビッときた言葉や写真を切り取っていきます。そして、それらを画用紙に貼り付けてオブジェを作り、完成です。たとえば、世界的なピアニストを目指しているのであれば、理想としているピアニストの演奏写真や演奏してみたいホール、感動している観客の姿、演奏旅行で訪れたい国(地域)の写真、入学したい学校、ピアニストになったときに住みたい家等の写真をペタペタ貼っていきます。選ぶのも貼るのも子ども自身です。パパ、ママはあくまでもサポート役。「○○ちゃんが目指している夢をかたちにする遊びをしない?」なんて声をかけて、ナビゲートしてあげましょう。インターネットでも写真が手に入る時代ですので、親子でネット検索をして「この写真を入れようか」なんて、ワイワイと話をしながら写真を選ぶのも楽しいものです。ビジョンマップは毎日見えるところに貼っておこうビジョンマップはオブジェとして残るので、視覚を通じてなりたい将来のイメージを子どもの脳に送り続けることができます。これにより歩む方向性が明確になり、現実化しやすくなるといわれています。夢を追いかける子どもたちがその夢を叶えるまで、順風満帆に進めるとは限りません。挫折があったり、誘惑があったり、神様は夢を諦めさせるさまざまなトラップを用意して、本人の真剣度を試しているのかもしれません。どのような状況に陥ったとしても夢を諦めないために、作ったビジョンマップは毎日見える場所に飾っておくことが大切です。洗面所の鏡のそばに貼っておけば、歯磨きしながら見ることができますし、お子さまの寝室であれば、天井に貼っておくのもいいですね。ビジョンマップは2~3時間で作成できるので、ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年12月12日お子さまの将来を考えて、習い事や幼児教育、塾への加入を検討されているパパ、ママによく聞かれるのが「教育費の目安」。現状の家計では問題なく払っていけるけれど、5年後、10年後の生活は大丈夫なのか、長期的な視点でアドバイスをしてほしいというものです。相談現場では各家庭の状況に応じたキャッシュフローを作って確認するのですが、「ざっくりと、いますぐ知りたい!」という人のために要点をまとめてみました。習い事等をスタートする前に、親として押さえておきたいお金のチェックポイントです。家計に占める教育費は15%以下にする日々の相談現場等をもとに私が独自に検証したところ、家計のやりくりに無理がなく、コンスタントに貯蓄を続けられている家計支出は下記の表1の通りです。年収500万円であれば教育費を75万円までかけてよいというのは、金額が高すぎるのではないかと思う人もいるかもしれませんね。子どもが生まれたばかりの家庭だとピンとこないかもしれませんが、教育費には大きな波(家計への負担が重くなる時期)と小さな波(そうでもない時期)があります。小さな波の時期(0歳~幼稚園に通うまでと、小学1~4年生くらいまで)にビッグウェイブに備えて基礎体力(資産)を蓄えておき、大きな波がやってきたときにそれまでの備えと知恵で華麗に乗り切る。それができるかどうかが、将来のゆとりにかかっています。幼稚園時代をいかに乗り切るかが鍵第一の波は「幼稚園」に通うタイミングです。幼稚園には公立と私立がありますが、公立幼稚園がほとんどない地域も少なくありません。多くのご家庭では、幼児1人あたり月額3万円程度の負担を強いられることが多いようです(表2)。(単位:円)資料:文部科学省「平成22年度 子どもの学習費調査」より執筆者作成資料:文部科学省「平成23年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」、国立学校の標準授業料(平成25年度)、日本政策金融公庫「平成24年度教育費負担の実態調査」(仕送りの平均値使用)より執筆者作成この時期に「仲良しの●●ちゃんが通っているから、同じ教室に…」等と安易に習い事を増やしてしまってはいけません。幼児のうちに才能を伸ばしたい親心はわかりますが、子どもの習い事は一度やり始めると経済的な理由ではやめにくくなります。また、2人目、3人目のお子さまを予定されている場合は、その子どもたちも同じ習い事を始める可能性が高くなることも覚悟する必要があるでしょう。対策は大きく2つじゃあ、どうしたらいいの?というところですが、家計に占める教育費負担を軽減する方法は大きく2つあります。1つは、収入を上げる方法です。幼稚園ではなく保育園に預けて、ママが働く(または働く時間を延ばす)ことで世帯年収を上げ、家計に占める教育費割合を抑えます。実例を紹介しましょう。神奈川県横浜市在住のAさん一家(年収500万円※前年度に納めた所得税額11万7,500円)は4人家族。パパ35歳、ママ32歳、長男5歳、次男3歳です。専業主婦だったママが年収100万円程度のパートを開始して、2人の子どもを保育園に預けた場合の収支の変化は次の通りです(保育園は平成25年度の保育料を、幼稚園はAさんが実際に通っていた幼稚園の保育料を記載しています)。家計収入:(Before)年収500万円(パパ500万円+ママ0円)→(After)年収600万円(パパ500万円+ママ100万円)学校教育費:(Before) 長男月2万4,000円+次男月2万9,000円=月5万3,000円→(After)長男月2万6,800円+次男月9,400円=月3万6,200円世帯年収が100万円アップするので、教育費のボーダーラインが年75万円から90万円に増えます。一方、学校教育費は年63万6,000円から43万4,400円に下がるので、1人あたり月1万9,400円の習い事に通っても、年収の15%以下の範囲で収まるようになりました。喜んだAさんは、夫婦の希望であったアクティブイングリッシュを学べる教室に子どもたちを週2日通わせることができるようになりました。積立も年収の10%以上のペースで続けられています。保育園は居住地域、子どもの年齢、世帯が納めた前年度の所得税、預かり時間(延長保育の有無)、その保育園に通っている子どもの人数等によって料金が異なります。一方、幼稚園は学校と子どもの年齢、スクールバス利用の有無等によって料金が変わります。ママの年収を100万円以下にすれば、世帯が納める住民税・所得税、社会保険料は変わりません。ママが働くことで外食や衣服費等の出費が少し増えましたが、それを上回る余裕を生み出すことができました。もう1つの方法は「お金をかけずに子どもの能力を伸ばす工夫をする」。習い事は小学生になってから、と決めてしまうのです。お金がかかる幼稚園時代は第三者の指導ではなく、親主導で本人の能力を伸ばしていくことになります。絵本の読み聞かせやお買い物ごっこ等の遊びを通じて、さまざまな情緒を育てることができます。テレビやラジオの子ども英会話を親子で聞くのもいいですね。ママも英語が上達して一石二鳥です。私のお客さまの中には、インターネットで幼児向けのプリントを無料ダウンロードしたり、通信教育の会社から送られてくる無料DMを使ったりして勉強ごっこをしているご家庭もありました。教育費を年収の15%以下に抑えると決めると、さまざまな工夫が生まれます。収入を増やす道もお金をかけずに子育てをする道も、いずれも尊い行為です。あなたの教育方針にあった方法で第一の波を乗り切ってください。そして、公立校に通っている期間にしっかりと教育資金を貯めましょう。10歳までにどれだけ貯蓄を増やすことができるかが、将来のゆとりの1つのバロメーターになります。私立受験を検討しているときは表2でわかるように、小・中・高校・大学の学校教育費は公立と私立で大きな格差があります。小学校から私立に入れたい場合は、表2の年間学習費総額(学校教育費+給食費+学校外教育費)が子育て期間中ずっと年収の15%以下になっているかがポイントになります。その際、塾の費用も織り込むことと、子どもが複数いる場合はいずれも私立に行くと仮定して確認することが重要です。第二子、第三子は、第一子が歩む道を歩もうとする傾向が高いからです。学費がかかるすべての期間を通じて年収の15%以下に収まっていて、貯蓄もできていれば、受験に挑める家計状況といえます。キビシイ場合は中学受験に照準を変え、中学、高校、大学時の貯蓄取り崩し部分を10歳までに貯めるマネープランをつくる、または将来の教育費負担に備えて年収アップの道を探る取り組みを行っていきましょう。教育費を理由に子どもに進路を選択させてみよう余談ですが、友人B子の長女で、私立中学に通うか、幼い頃から続けてきたバイオリンをとるかの二択を迫られたCちゃんがいました。Cちゃんは悩んだ末「バイオリン」と答え、年1回の海外演奏旅行に出かけるために、費用の安価な通信教育中心に受験を乗り切り、有名公立進学校に入学しました。大学入試も一発で決め、いまや素敵な女子大生です。小学校の高学年位になると、適切な情報を与えさえすれば、彼女のように将来を左右する決断ができるようになります。「わが家で負担できる教育費はここまで」とはっきり打ち出すことによって、子ども自身が工夫して生活するようになります。そういった経験なしに親に言われるがままに奨学金を借り、社会人になって返済の通知が届いて事の重大さに気付く人が後を絶ちません。結婚・出産を経てなお奨学金の返済を続けるのは、想像以上にたいへんなことです。夫婦で奨学金を借りていた友人は、貯金がなかなかできないと嘆いていました。教育費のボーダーラインを設け、習い事や塾の費用を親子で話し合うことは、将来のゆとりの面からも、子どもの金銭感覚を育てる意味でも価値のある行為です。将来の教育費負担を見据えながら、計画的に習い事・塾の費用をコントロールしてくださいね。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月14日「保険料月1万円以下で豊かに暮らす」で保険コラムを書かせていただいていましたファイナンシャルプランナーの柳澤美由紀です。たくさんの方々からのご支援を受け、再び連載を担当させていただくことになりました。今回のテーマは「子育て」。塾や学費等の子どもに関するお金の情報や誰でもできるお金が貯めやすくなる習慣、無駄を省くシンプルな仕組み等。忙しいパパ、ママが気軽に読めて、ほんのり役に立つ、そんなお話をご紹介していけたらなぁ~と、思っています。貯め上手な人のお金の使い方はいたってシンプル私の母は私が中2のときに離婚して弟と私を連れて母子家庭になったのですが、お金の使い方がとても上手な人でした。私が大学に行きたがっているのを察して、月給17万円で遠方の私立大学に通えるだけの教育費を貯めてくれたのです。私も進路の面で多少は貢献しましたが(学費のかからない高校に進学したり、授業料の安い大学をみつけて受験したり……)、母が進学をさせるために貯める仕組みを作ってくれたことで、私の夢は叶ったのです。母が実践していたことは、いたってシンプルです。なぜなら、給料を「使う口座」と「貯める口座」に分けていた。それだけなのですから。使う口座に入れるお金は「10万円」と決めていて、残りの7万円と母子家庭がもらえる給付金等は貯める口座に入れていました。月10万円で暮らすために、福祉事務所に相談に行って、月1万8,000円の長屋を紹介してもらったのですから、たいしたものです。離婚の原因は父がギャンブルでつくった借金だったのですが、自分の境遇を嘆くこともなく、いつも鼻歌を歌っていました。のんきな人だなぁ~と、当時は思っていたのですが、大人になって、いろんな方々とお会いするようになって、母のやってきたことがお金を招き寄せる人の習慣だったことに気付いたのでした。余談ですが、母は2人の子どもを育て上げたあと、キャッシュでマンションを買っています。退職金がなければ買えなかったと言っていましたが、理想の終の棲家を見つけて、今、とても幸せそうに暮らしています。母の実践してきたことは次の3つです。明確な目的意識をもって使う大事に使えるものだけを買う予算を立てて大切に使うありきたりでビックリされたかもしれませんが、これが真実です。普通の会社員なのに40代で5,000万円以上の資産を築いた人々を見ても、まったく同じことをされていました。たとえば、会社の積立制度を利用して1億円を貯めた40代の女性は、なんと事務員です。積み立ての一部を投資商品で運用していたこともありますが、「会社をやめるときにみじめな想いをしたくない。いろんな選択肢を残しておきたかった」という目的のもと、日々の生活費を決めて、それ以外のお金はないものとしてコツコツ貯めていたそうです。お金を招き寄せる人は、常に目的意識を持って暮らしています。コンビニに入ったからスイーツを買わなくちゃ、とか、せっかく勧めてくれたのだから何かを買ってあげなくちゃ、等の惰性でお金を使うことはほとんどありません。飲み会に行っても、この人の話をもっと聞きたい等の明確な目的がないかぎり、お付き合いで二次会に行くことはありません。時間とお金の無駄遣いになることを知っているからです。モノに溢れているとお金は貯まらない大事に使えるものを買うのは、最もベーシックな支出コントロール術です。欲しいと思っていたバッグが予算よりも高かったとき、あきらめて安いバッグを買うか、お金を貯めてから買うかで、あなたのこれからの人生は変わります。しかたなく安いバッグを買った場合、不満足な気持ちが残るので違うバッグに目移りをしてしまいます。安いからという理由で乱暴に扱ってしまったり、違う浪費に走りやすくなるでしょう。一代で財を築いた人の日々の暮らしは、驚くほど質素なことが多いです。彼らは自分にとって価値あるものであれば、時間をかけてでもお金を貯めて買います。何百万円もする高価なものも必要だと思えばキャッシュで買ってしまいます。しかし、手元に置いておく価値がないものを家の中に入れることはありません。それがなくても暮らしていけることを知っているからです。自分にとって価値がある買い物なのか。何かを買うたびにそう問いかける習慣をつけることで浪費を防ぐことができます。予算を立てると、お金の大切さがわかってくる予算を立てることを窮屈に感じる人は多いようです。でも、本当に窮屈なのは、お金がなくなったときです。すべての財布・通帳をかき集めてもお金が残っていないのは心細く、情けなく、そして無力です。その点、予算の範囲で暮らすことは心とフトコロに余裕をもたらし、楽しんで取り組めるようになります。貯蓄の仕組みを作っておけば、想定外の出費があったとしても慌てずに払うことができるからです。また、予算を立てて袋分け等でやりくりをしていると、お金の大切さに感謝するようになります。「あといくら使えるか」を日々意識して暮らすことで衝動買いはなくなり、無駄な出費は少なくなります。お金との向き合い方をほんの少し変えるだけで、人生はみるみる豊かになります。お金のために生きるのをやめて、得た収入をどう活かすかを考えてみてはいかがですか。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月07日子育て・絵本をテーマにしたコミュニティーサイト「ミーテ」は9月4日から18日にかけて、「ママやパパが実践する家庭での読み聞かせ」に関するアンケート調査を会員対象に実施した。回答件数は2,110件。はじめに、読み聞かせを始めた時の子どもの年齢について尋ねたところ、51.9%が「0歳1カ月~0歳6カ月」と回答。「胎教から(16.1%)」と合わせると、約3分の2が生後6カ月までに読み聞かせを始めていることが分かった。次に、読み聞かせをする理由について聞くと、「子どもの心を育てたい」「子どもが本好きになってほしい」「いろいろな世界を知ってほしい」という声が多かった。また、「読み聞かせをしてよかったと思うことは?」という質問では、90.7%が「親子のふれあいやコミュニケーションが深まった」と回答。その他「子どもが絵本好きになった(81.8%)」、「子どもの成長に気づく機会が増えた(81.1%)」、「新たな興味がわき、子どもの好奇心が高まった(78.6%)」などのメリットを挙げる人も多かった。次に読み聞かせの頻度について尋ねると、「ほぼ毎日」と回答した割合は51.4%。「週数回」が32.1%で、80%以上の家庭で、週に1度以上は読み聞かせを行っていることが分かった。読み聞かせの時間については「決まった時間はない」が40.2%、「午後(就寝時)」がそれぞれ38.1%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)
2012年10月26日子育てママを対象にしたマーケティング活動をサポートするマインドシェアは、ママの声を集めたランキングサイト「ママこえ」で「パパの家事手伝い度」についてのアンケートを実施した。調査は0歳から9歳までの子どもを持つ母親を対象に、8月6日から15日にかけて実施。サンプル数は441人。「パパの家事手伝い度は何割?」と尋ねたところ、「1割未満(ほとんどママが家事をしている)」という答えが最も多く39%。続いて「3割」、「1割」がそれぞれ15%で、3割以下が83%を占めた。一方、5割以上と答えたのは合計で12%。「洗い物、休みの日は家事全般をやってくれる」「大体のことはしてくれるので、私はご飯を作るのみ」など、家事に前向きなパパたちもいるようだ。「ママが一番好きな家事を教えて!」という質問では、1位「洗濯物を干す(20%)」、2位「食品の買い物(18%)」、3位「夕食作り(12%)」だった。さらに、「ママが一番嫌いな家事を教えて!」と質問したところ、1位「部屋の掃除(16%)」、2位「アイロンがけ(11%)」に続き、「食器洗い(10%)」と「お風呂掃除(10%)」が同率3位となっている。また、パパにやってほしい家事のベスト3は、「お風呂掃除(18%)」、「部屋の掃除(13%)」、「ゴミ出し(13%)」。僅差で「食器洗い(12%)」が続く結果となった。今回のアンケート結果の詳細は、「同社サイト・ママこえランキング」に掲載されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日伊藤ハムと住友生命がコラボレーションして、子育て世代のパパとママを応援する「OYA-SAPO」プロジェクトをスタートした。「OYA-SAPO」プロジェクトとは、現在両社が力を入れているFacebook公式ページを活用し、伊藤ハムのキャラクター「ハム係長」と住友生命のキャラクター「しずかちゃん」が中心となり、子育て世代の利用者に役立つ情報の配信や、年4回程度実施を予定しているリアルイベント企画の内容をタイムリーに発信するなど、リアルとバーチャルを融合させた、子育て世代のパパとママを応援するコラボレーション企画だ。本プロジェクトのリアルイベントの第1弾として、2012年7月ごろに、昨年50回を迎える焚き出し活動を実施し、また住友生命でもチャリティアクトの活動を行った宮城県石巻市にて、両社にゆかりのある『お絵かきお弁当アーティスト』の宮澤真理さんよるパパ・ママ向けのお絵かきお弁当教室などを予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日