東海旅客鉄道(JR東海)、ジェイアールセントラルビルはこのほど、JRセントラルタワーズに隣接する名古屋駅新ビル(仮称)の開業時期について発表した。新ビルは今年10月より建設に着手し、竣工は2015年末を予定している。名古屋駅新ビルは地下6階、地上46階で、高さは約220m。2~8階にジェイアール名古屋タカシマヤ、9~11階にヨドバシカメラなどが入居し、18~24階はホテルの客室、26~44階はオフィスとなる予定だ。地上15階までの全フロアで、JRセントラルタワーズと接続する。従来のスケジュールでは、新ビル竣工は2016年度となっていたが、これまでの進捗を踏まえ、開業時期を前倒しするなどスケジュールを変更することに。2015年末に新ビルが竣工した後、オフィスの入居を開始し、タカシマヤとホテルの開業は2016年春となる。なお、ビル内には保育施設も設置される予定で、アルファコーポレーションが運営事業者になるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月20日映画の祭典、カンヌ国際映画祭が5月16日、南仏カンヌで開幕した。第65回となる今年のオープニング作品は、カンヌには初登場となるウェス・アンダーソン監督の最新作『ムーンライズ・キングダム』(原題)。アンダーソン監督に加え、ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンら主要キャストがレッドカーペットを飾った。映画は、1965年のニューイングランドの小さな島を舞台に、ボーイスカウトのキャンプから逃避行をする12歳の少年と少女の恋と、彼らを取り巻く大人たちの混乱を描いた、いわばウェス版『小さな恋のメロディ』(’71)といった趣。ウェス・アンダーソンは「僕が子供の頃、こんなことが起きてほしいと願っていたことを映画にしたんだ。それと、子供の頃に誰かを好きになる感覚をみんなに思い出してほしい、という気持ちも込めている」と、作品への思いを語った。子供たちを捜す警察署長を演じるブルース・ウィリスは、ウェス作品には初出演。「ウェスの演出方法は独特で、とても新鮮な体験だったよ。映画の中ではいろんな事件が起きるけれど、これは愛についてのお話なんだ。誰もが、愛されたいし、愛されるべきなんだよ」と語った。また、『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』(’01)、『ライフ・アクアティック』(’05)ほかアンダーソンの全作品に出演しているビル・マーレイは、「アート映画と言われる映画だけど、ギャラは少なくて拘束時間は長い。ほかに稼げる仕事があるから、ウェスのためには奉仕できるんだよ」と語って笑わせた。今年の審査委員長は、『息子の部屋』(’01)でパルム・ドールを受賞しているナンニ・モレッティ。審査員は、ユアン・マクレガー、ダイアン・クルーガー、アレクサンダー・ペインといった映画人に、デザイナーのジャン=ポール・ゴルチエも加わり、総勢9名。27日まで世界の映画が青い空と海と共に、カンヌを彩る。(photo/text:Ayako Ishizu)特集:第65回カンヌ国際映画祭■関連作品:第65回カンヌ国際映画祭 [映画祭]ムーンライズ・キングダム (原題) 2013年公開© Focus Features■関連記事:【カンヌレポート】ラクダ闊歩に美女との豪奢クルーズ…“将軍様”が大暴れ!いよいよ開幕、カンヌ映画祭今年注目すべき華麗なるミューズを一挙チェック!ユアン・マクレガー、A・ペイン監督らが今年のカンヌ国際映画祭コンペ部門審査員にミス・ユニバース優勝の森理世が故郷・静岡とカンヌの結びつきを猛アピール!三池崇史、2年連続でカンヌに殴りこみ!『愛と誠』、カンヌ国際映画祭で上映決定
2012年05月17日世界の音楽シーンをリードするビルボードが贈る、女性演奏家のリサイタルシリーズ「ビルボード ヴィーナス クラシックス」がスタートする。Billboard Venus Classics 吉田恭子ヴァイオリンリサイタルの公演情報アメリカのポピュラー音楽のヒットチャートで知られ、近年は六本木ミッドタウンや大阪のハービスエントでライブハウス事業を展開する「ビルボード」ブランド。今回プロデュースするクラシック音楽のコンサートは、東京・愛知・大阪・兵庫のクラシック専用ホールを舞台に展開する。同シリーズには、吉田恭子(ヴァイオリン)、高木綾子(フルート)・南紫音(ヴァイオリン)・曽根麻矢子(チェンバロ)、小菅優(ピアノ)、幸田浩子(ソプラノ)、小林沙羅(ソプラノ)、村治佳織(ギター)ら、日本のクラシック音楽界を代表する女性演奏家たちが登場。音楽の女神たちの磨かれたテクニック、表現力、音楽性が織り成す華麗な調べが、知性と情熱に溢れた音楽の世界へと導く。「ビルボード ヴィーナス クラシックス」は、5月21日(月)東京/紀尾井ホールでの吉田恭子ヴァイオリンリサイタル(チケット発売中)を皮切りに順次開催。■Billboard Venus Classics吉田恭子ヴァイオリンリサイタル・5月21日(月)紀尾井ホール(東京都)・11月7日(水)いずみホール(大阪府)高木綾子・南紫音・曽根麻矢子リサイタル・6月13日(水)紀尾井ホール(東京都)小菅優ピアノリサイタル・7月19日(木)いずみホール(大阪府)・7月20日(金)紀尾井ホール(東京都)幸田浩子ソプラノリサイタル・10月12日(金)紀尾井ホール(東京都)・11月29日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知県)小林沙羅ソプラノリサイタル・12月5日(水)いずみホール(大阪府)・12月7日(金)紀尾井ホール(東京都)村治佳織ギターリサイタル・2013年3月 愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知県)・2013年3月 兵庫県立芸術文化センター 大ホール(兵庫県)
2012年03月29日最新主演作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で、滞在27時間の来日プロモーションを終えたばかりのトム・クルーズだが、桜坂洋のライトノベル「All You Need Is Kill」(集英社刊)の映画化に主演するかもしれないとアメリカの映画サイト「Deadline.com」が伝えている。「All You Need Is Kill」は2009年に英訳版が出版され、翌2010年にワーナー・ブラザース映画が映画化権を取得している。“ギタイ”と呼ばれる謎の生物に襲撃される地球で、統合防疫軍に入隊直後の初出撃で命を落とした主人公が、目を覚ますと出撃前日の朝に戻っているという現象が何度もループする物語。アメリカでは、エイリアンとの戦いにビル・マーレイ主演の『恋はデジャ・ブ』(’93)をかけ合わせたようなストーリー、と紹介されている。ダンテ・ハーパーが執筆した脚本はジョビー・ハロルドによって、トムの年齢に合わせた内容にリライトが行われている。監督は『フェア・ゲーム』のダグ・リーマンに決定していて、トムのスケジュール調整に入っているという。来年撮影を開始、2013年の公開を目指しているという。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ、布袋寅泰の生演奏に「アメイジング!」連発トム・クルーズ「僕はギブアップしないよ!」不可能を可能にできるワケを伝授!トム来日で話題も加速『ミッション:インポッシブル』鑑賞券を10組20名様プレゼントトム・クルーズ来日!女子高生の「あげぽよ!」コールに「アゲポヨ?」トムに会える!『ミッション:インポッシブル』ファンミーティングに25組50名様ご招待
2011年12月02日ダメダメお坊ちゃま社長ブリット・リードとクールなお抱え運転手カトーが、ロスの街に出没する“グリーン・ホーネット”となって悪者たちをやっつける!3D公開で話題沸騰中の『グリーン・ホーネット』は、鬼才ミシェル・ゴンドリー監督による斬新な映像と主演俳優セス・ローゲン&ジェイ・チョウの凸凹コンビが大きな魅力。そこで、公開直前に来日したセス&ジェイを直撃し、“『グリーン・ホーネット』が面白いワケ”を探った。互いの存在を認識するなり意気投合し、ケンカするほど仲の良い相棒同士と化していくブリットとカトーだが、演じるセスとジェイもいまや大の仲良し。ブリット&カトー同様、打ち解けるまでに時間はかからなかったそうで、「リハーサルの期間中に台本の読み合わせをしたのだけど、すぐにジェイとは気が合うことがよく分かった」とセスが言えば、「たしかに言葉の壁もあったけど、僕たちの間には暗黙の了解のようなものがあった。セスは僕のことをいつも“クールな奴”と言ってくれていたけど、僕はクールな格好をしているだけで本当はクールじゃない(笑)。そういった本質の部分がお互いに分かってきて、仲良くなれたんじゃないかな」とジェイも笑う。ちなみに、どうやって言葉の壁を乗り越えたかと言うと、「僕はジェイがたとえ分かっていなくても、分かっていると思い込んで喋り続けた」と強硬手段(?)に出たセス。そんなセスに対し、ジェイも「分かっているふりをするのは上手いよ。役者だからね、僕は(笑)」と、これまた大胆不敵な方法で応えたようだ。絶妙な間合いが楽しいブリットとカトーの会話は、こんなところから生まれたのかもしれない。今回、主演だけなく製作総指揮と脚本も担当しているセスは、ジェイをカトー役に抜擢した張本人。自分にとって大切な相棒となる役どころに、ジェイを起用した理由を聞いた。「キャスティングの理由は、ひと目見て彼が面白い奴だと分かったし、気が合うとも感じられたから。もちろん、ジェイはどこからどう見てもクールだしね。彼は間合いを取るのが上手くて、そこからユーモアが生まれるんだ。みんなが知っているように、カトーはかつてブルース・リーが演じた役だけど、ブルース・リーとは全く違う個性を彼が持っていたのもよかったと思う。ジェイならではのカトーが出来上がったからね」。セスの話からも分かるように、『グリーン・ホーネット』はラジオドラマ、映画、コミック、TVドラマとして親しまれてきた人気シリーズ。なかでも、ブルース・リー出演で60年代に放映されたTVドラマ版が有名だ。これについて、ジェイは「カトーは誰が演じるにしてもプレッシャーを感じずにはいられない役」と冷静に分析する。「だって、あのブルース・リーが演じた役だからね。だから、僕はオリジナルのカトーに敬意を払った上で、新しい要素を取り入れるようにした。僕が演じたカトーはコーヒーも入れるし、ピアノも弾く。よりロマンティックなキャラクターになったんじゃないかな」。たしかに、おいしいコーヒーを入れられるコーヒーメイカーを発明したかと思えば、得意の武術で敵を圧倒し、楽器も弾きこなしてしまうカトーはとってもクール。さらには、ありとあらゆるハイテクを駆使し、攻撃機能を搭載した武装車まで開発する“天才”なのだから、クールじゃないわけがない。そんなカトーを違和感なく演じられるジェイにセスも惚れ惚れしているようで、「ジェイは本当にクール!」と事あるごとに連呼するセス。これまでに『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』ではキャサリン・ハイグルを妊娠させる青年を演じ、『スモーキング・ハイ』ではジェームズ・フランコと“ラブロマンス”を繰り広げ、美形共演者には慣れている(?)はずのセスだが、そんな彼でさえ大きな声で主張したくなるジェイの“格好よさ”とは何なのか。だが、この質問に対し、セスは「ちょっと待って!『パイナップル・エクスプレス』(原題)の邦題は『スモーキング・ハイ』なの!?そりゃいいや!ぶはははは」としばし大爆笑。気を取り直して再び聞くと、「そんなの見れば一目瞭然だろう?今日のこの服(※写真参照)を着こなせるのはジェイしかいないね。キャサリン・ハイグルには到底無理だ」と断言。では、ここまで絶賛されたジェイはセスをどう思っているかと言うと、「普段のセスは隣の家に住んでいる大きなお坊ちゃまという感じ」。その真意は「すごく面白いし、ナチュラルだから」だそうで、互いに対する評価のコメントもどことなくブリット&カトーっぽいふたりなのだった。ところで、映画のヒーローとなったセスとジェイにも憧れの存在はいるらしく、セスのヒーローは「ビル・マーレイが最高な『ゴースト・バスターズ』」、ジェイのヒーローは「アメリカでは『バットマン』。日本では『ドラえもん』」とのこと。ちなみに、ジェイは「フィギュアやオモチャやゲームが大好き」だそうで、ドラえもんグッズにも夢中になっている様子。「ドラえもんから『行け!稲中卓球部』まで、フィギュアが家にたくさんあるよ。友達の中に『行け!稲中卓球部』のキャラクターにそっくりの奴がいるんだ(笑)。あとは、『となりのトトロ』のネコバスも好き」と、クールなだけではないキュートな一面を覗かせた。そんなジェイだが、『グリーン・ホーネット』を作り上げたいまなお、ひとつだけ無念なことがあるそうだ。「いままでは映画を通して知っているだけだったキャメロンとせっかく共演できたのに、ラブロマンスにまつわるシーンがあまり描かれなかったこと。続編があるなら、ぜひ恋愛のシーンを増やしてほしいな」。キャメロン・ディアス演じるブリットの美人秘書レノアは、ブリットからもカトーからも言い寄られる役どころ。日本語で「ザンネンデス…」と呟きながら、最後はやっぱり男の相棒よりロマンス相手の美女?なジェイと、その横で「ぶはははは」と豪快に笑うセスだった。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:グリーン・ホーネット 2011年1月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『グリーン・ホーネット』日本上陸!愛車も“飛び出す”ド派手プレミアで、なぜか餅つきキャメロン・ディアス『グリーン・ホーネット』LAプレミアに真っ赤な妖艶ドレスで登場キャスト&監督来場!3D超大作『グリーン・ホーネット』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待鬼才ミシェル・ゴンドリーが蘇らせた『グリーン・ホーネット』予告編がついに解禁!台湾のスーパースター、ジェイ・チョウがハリウッド進出
2011年01月28日ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープをはじめとする豪華ハリウッドスターがボイスキャストを務める話題のアニメーション映画『ファンタスティックMr.FOX』の予告編が解禁!3DやCGが主流の現代にあって、1秒間に24コマ撮りのストップモーション・ピクチャーで2年間をかけて製作された魅惑の映像世界の一端が明らかに!原作はジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』の原作「チョコレート工場の秘密」の作者でもあるロアルド・ダール。『ダージリン急行』のウェス・アンダーソンが子供の頃から愛読していたというこの原作を、構想10年、製作に2年を費やしてアニメーション映画化した。かつては盗みのプロとして鳴らしたMr.FOXも、いまは記者として妻と息子と共に落ち着いた家庭人として貧乏ながらも穴で幸せに暮らしている。だが、そんな生活に飽き始めたMr.FOXは、周囲の反対を押し切り丘の上に立つ大木の家を購入。再び野生の本能に目覚め、泥棒稼業も復活させる。だが、Mr.FOXに獲物を盗まれた近隣の農場主たちは大激怒し、キツネVS農場主の戦いの火ぶたが切って落とされることに…。予告編では冒頭に、「俺は何者だ?」と野生であることを忘れて安穏と暮らす自分に疑問を抱く、Mr.FOXが映し出されるが、格好はワイシャツにネクタイ!ジョージ・クルーニーの渋〜い声のおかげで哀愁がさらに増し、思わずクスリとさせられるユーモアたっぷりのシーンになっている。妻のMrs.FOX役にメリル・ストリープ、さらにビル・マーレイ、ウィレム・デフォーなど声だけではもったいないくらいの豪華かつ個性的な面々が顔を揃えている。いったいどのような手段で人間たちと戦うのか?『ファンタスティックMr.FOX』は3月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ファンタスティックMr.FOX 2011年3月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010 Fox and its related entities. All Rights Reserved.
2011年01月20日こんにちは!みなさん、素敵な年末年始を過ごし新年をスタートをさせたことと思います。さて、今年最初のニュースをお届けしますね。昨年のコラムで少しご紹介した、あの作品についての続報ですよ。まず、2009年の私のお気に入り映画のひとつ、J.J.エイブラムス監督による『スター・トレック』から。彼は、“トレッキー”と呼ばれるオリジナルシリーズのファンはもちろん、私のようにオリジナルを知らない人々をもうまく惹きつけることに成功したと思います。さて、そんな本作の続編が2012年の6月29日に劇場公開されることがつい先日発表されました。そのあらすじと出演キャストについては、関係者からのコメントは全くありませんが、前作も製作に携わった「LOST」の共同製作者デイモン・リンデロフが脚本を手がけること、そしてJ.J.が再びメガホンを取ることは決定しています。また、新キャプテン・カークことクリス・パインを再びスクリーンで見れることでしょう!次に、『ジュラシック・パーク』シリーズも新たな動きが出始めてます。『ジュラシック・パークIII』(写真)の監督、ジョー・ジョンストンは新作の製作にあたっていることを公表しており、前作とは全く違うアプローチとなるこの新生『ジュラシック・パーク』3部作を自信を持ってファンに届けることを約束しています。『ジュラシック・パークIII』は2001年に劇場公開されましたが、その後の映像技術というのがめざましい進化を遂げたことを考えると、新シリーズがどれだけリアルで臨場感あふれるものになるか想像すると楽しみです。みなさんは、この新しく進化した『ジュラシック・パーク』を劇場に観にいきたいと思いますか?さて最後に、2011年にいよいよ公開されるのが、『ゴーストバスターズ3』です!以前にも伝えましたように、本作の監督・プロデューサーであるアイヴァン・ライトマンは、この3作目でも監督を務めます。脚本チームは、リー・アイゼンバーグとジーン・スタプニツキーが組んでおり、2人は脚本の第二稿に取り掛かっているようです。また、シガニー・ウィーバーは既に本作に出演することを公表しており、先日『アバター』のインタビューで、つい口を滑らせて『ゴーストバスターズ』のキャスト仲間、ビル・マーレイと再共演することを明かしてしまったのです!それがうわさじゃなくて本当に実現することを期待しましょう!(text:Lisle Wilkerson)© Jerry Watson/Camera Press/AFLO■関連作品:スター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:ブランジェリーナにザック、ロブ…写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッド一セクシー男子は『フットルース』のあの人!『スター・トレック』エリック・バナ、ヒュー・ジャックマンほど上手に歌えない?ザッカリー・クイント『スター・トレック』で役になりきり初めて感じた疎外感とは?
2010年01月18日鬼才ジム・ジャームッシュの監督最新作は、スペインを舞台にした、いわくありげな不可思議世界を突きつけるロードムービー。「自分こそが最も偉大だと思っている男を墓場に送れ」。そんな指令を受け取った男が、スペインを巡り、行く先々で謎の暗号を受け取りながら、目指すターゲットへと迫っていく。まず、ジャームッシュ作品4度目となるイザック・ド・バンコレ演じる主人公の寡黙なキャラクターが目を引く。登場シーンでは、いきなり空港のトイレで太極拳をし、精神統一!以降もただただストイックに任務遂行を念頭に置き、携帯電話なし、銃なし、たとえセクシー美女が全裸でぺろんと横たわり、迫ってきてもセックスなしの殺し屋生活を黙々と繰り広げていく。さらに、カフェでは2杯のエスプレッソを注文するのが彼のお約束。いわくありげな不可思議世界とは言ったものの、ストーリーラインは至ってシンプル。もちろん、いわくはあるし、不可思議ではあるが、ジャームッシュならではのクスリと笑えるユーモアをのんびりゆるゆるとはらみながら、意外なほど実直に任務の全うを待ちわびるカメラの眼差しが独特だ。ノー・セックス、ノー・バイオレンスの“異色”殺し屋がアートに傾倒し、それらに触れたときのみ表情を崩す一方、彼の前に現れる道先案内人たちは映画や音楽、科学についてとうとうと熱弁。このあたりからは映画人たるジャームッシュの姿勢を慮ることもできるが、ティルダ・スウィントン、ガエル・ガルシア・ベルナルから工藤夕貴まで、豪華な道先案内人たちの妙演を味わうだけでも楽しい。そして、あるコードネームを背負ったビル・マーレイ登場のクライマックス。殺し屋も私たちも、「無に等しい」と作中で繰り返し強調されてきた世界が開けるのを感じる。これはジャームッシュ流の感動作でもあるのだ。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:リミッツ・オブ・コントロール 2009年9月19日よりシネマライズほか全国にて公開© 2008 PointBlank Films Inc. All Rights Reserved.■関連記事:工藤夕貴インタビュー「二十歳の頃よりもいまの方がずっと元気だなって感じますね」ジャームッシュの世界『リミッツ・オブ・コントロール』試写会に20組40名様ご招待
2009年09月18日ジョージ・クルーニーが先週9日、G8首脳会議開催中のイタリアのラクイラを訪問、4月に起こった大地震の被災地の復興に手を貸すと宣言した。ビル・マーレイ、ヴェルトローニ元ローマ市長らとヘリコプターで同地に降り立ったジョージは「地震で大きな被害を受けた地域に人々の関心を向ける役に立てれば、嬉しい」と集まった報道陣に話し、9月に同地でジョージの新作のワンシーンを撮ることを宣言した。ジョージはタイトルを明言しなかったが、おそらく今秋より撮影予定の『A Very Private Gentleman』(原題)のことと思われる。『コントロール』のアントン・コービン監督によるスリラーで、ジョージは最後の仕事をするためにイタリアの町に潜む暗殺者を演じる。北部のコモ湖に別荘を所有するジョージにとって、イタリアは縁の深い国。ラクイラでは300人近くが亡くなり、6万人以上が住む家をなくし、テント村で生活している人たちも多数いる。テント村に小さなカルチャー・センターも開設したジョージは9月の映画撮影について「援助の手を差し伸べるため、経済を活性化させるためにはこれが最良の方法だと思う」と語った。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:コントロール (2007) 2008年3月15日よりシネマライズほか全国にて順次公開© Northsee Limited 2007■関連記事:ニコール・キッドマン「勇気ある挑戦に完全に脱帽」と『コントロール』大絶賛!伝説のヴォーカリストに扮したサム・ライリー「彼らしい声で歌える自信はあったよ」70’sロックが蘇る『コントロール』オリジナルポストカードを10名様にプレゼント世界最高のロック写真家、アントン・コービン初監督作『コントロール』を語る
2009年07月13日