オスカー女優ヘレン・ミレンが主演を務める映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』の特別映像が公開になった。本作の概要を紹介しながら、本作のスタッフ・キャストが作品の魅力を語る予習にピッタリの内容だ。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』特別映像本作の主人公は、自信が経営するフレンチ・レストランにすべてを捧げている女性マロリー。店の気品と静かな雰囲気を保つために心を閉ざして経営にあたっていた彼女は、にぎやかな音楽と刺激的なスパイスが魅力のインド・レストランと対立する。しかし、宿敵の息子ハッサンが“魔法のスパイス”を駆使してつくりあげた料理によって彼女は変化を遂げていく。特別映像には、ミレンをはじめ、ラッセ・ハルストレム監督、製作を務めたスティーヴン・スピルバーグ、オプラ・ウィンフリーらが出演し作品を紹介。対立や偏見に囚われることなく、身近な場所で相手をよく見て、話をし、違いを認め合い、お互いの魅力を知っていくことを描いた本作は、“料理”の映画ではなく、人間関係や恋愛、家族の問題にも通ずる誰も共感できる物語のようで、それぞれがキャラクターやストーリーについて笑顔で語っている。さらに映像には格式を重んじて繊細に作り上げられたフレンチ、刺激的なスパイスをふんだんにつかったインド料理、そしてふたつの料理の魅力が混ざり合ったオリジナル料理が次々に登場。映画の“小道具”ではないスタッフこだわりの料理の数々を映像で楽しめる。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』11月1日(土) 全国ロードショー
2014年10月29日主演ヘレン・ミレン&製作スティーヴン・スピルバーグで贈る、この秋イチバンの“美味しい映画”『マダム・マロリーと魔法のスパイス』が、いよいよ11月1日(土)より公開となる。南仏の老舗フレンチ・レストランと新興インド料理店のコミカルな攻防を背景に、食を通した人々の心の交流を描いた本作では、ヘレン演じるマダム・マロリーとライバル関係になるインド料理店の青年シェフを演じているマニッシュ・ダヤルが、日本を代表する実力派俳優・山田孝之に“そっくり!”と早くも話題を呼んでいる。舞台は、南フランスのとある町。マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営するミシュラン1つ星フレンチ・レストランの真向いに、パパ(オム・ブリ)が経営するインド・レストラン「メゾン・ムンバイ」が開業した。究極の味と穏やかな雰囲気を重んじるフレンチに対し、賑やかな音楽とともに香ばしいスパイスたっぷりの料理を提供するインド・レストラン。道を隔てた相容れない2つのレストランの間で、食をめぐる“戦い”と、文化と心の交流が繰り広げられ…。製作をスティーヴン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーが務め、『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督がメガホンをとった本作。ダヤルが演じる青年シェフ、ハッサンは、母親譲りの“絶対味覚”のセンスで、頑固者として知られたマダムの心をも溶かし、その才能を認められてシェフとして成長していくという役どころだ。序盤は純朴でさわやかなハッサンも、物語が進み、自身の才能が磨かれていくに連れ、次第に洗練されたシェフになっていくのだが、その後半部のハッサンが、強い意志を感じる目力とちょっぴり濃いめのヒゲというビジュアルで、日本でも映画やドラマにひっぱりだこの山田さんに“激似”なのだという。もちろん彼を演じたダヤルも、シェフの修業過程で悩み、戸惑う心理を細やかに見事に表現しており、演技力は抜群だ。実は、ダヤルをハッサン役に強く推薦したのは、スピルバーグ。映画『魔法使いの弟子』や、人気テレビシリーズ「新ビバリーヒルズ青春白書3」「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」「グッドワイフ」といった作品にゲスト出演していながらも、ほとんど無名といえるダヤルを、オーディションの映像を見てとても気に入り、「美しく冷静で、安定した存在感がある」と絶賛したという。ヒューマンドラマにも定評あるハリウッドの大物に見初められ、オスカー女優とインドの名優との間で才能を開花させていくシェフを好演した“インドの山田孝之”に、ぜひ注目してみて。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は11月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マダム・マロリーと魔法のスパイス 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2014年10月29日食欲の秋まっただ中の11月1日(土)、大切な人と観たくなる、とびっきりおいしい映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』が公開されます!こちらは、ポルトガル生まれの米人作家リチャード・C.モレイスのベストセラー小説をもとに、『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取ったヒューマンドラマ。原作に惚れ込んだプロデューサー、ジュリエット・ブレイクのプレゼンを受け、共同プロデュースに名乗りを上げたのは、なんとあの名監督スティーブン・スピルバーグです。舞台は南フランスの小さな田舎町。マダム・マロリーがオーナーを務める老舗のフレンチ・レストランと、その真向いにできたインド料理店の間で、ありえない“料理バトル”が勃発します。この戦いはやがて、料理と人生にストイックな彼女と、2つのレストランに関わる人々に“おいしい奇跡”を巻き起こし――。作品を彩るのは、今すぐ食べたくなるような目にもおいしい料理の数々。気品あふれる一流フレンチや、スパイスたっぷりのインド料理の魅惑に、思わずお腹が鳴ってしまうかも!?約2時間の映画の後には、これからフレンチを食べるかインド料理を食べるかで頭を悩ませてしまいそう。インド人一家の次男で料理人のハッサンと、フレンチの副料理長マルグリットの恋の模様も見逃せません。若い2人はお互いの才能への敬意を恋へと発展させていくのですが、仕事上ではライバル同士。しかも、ハッサンの父親とマルグリットのボス、マダム・マロリーが敵対しているため、思うようにコマを進められないのです。初々しい料理人コンビの恋の行方は?そして、衝突を繰り返していたマダムとパパは和解できるのか……?おいしい料理が人の心を解きほぐし、そのスパイスで、まるで魔法にかかったようにみんなが幸せになる。そんな当たり前の――でも、なかなか気づけないことを教えてくれる、美しく彩り豊かな極上のエンタテイメント。ぜひ映画館でご賞味ください♪【オムレット・オ・フィーヌ・ゼルブ(ハーブ入りオムレツ)】映画では若きシェフ、ハッサンが作ったオムレツがきっかけで、マダムとインド人一家の関係に変化が生まれるという、物語上でのキーポイントとなっています。≪材料≫(2人前)・卵・・・6個(Mサイズ)・サラダオイル・・・大さじ1・バター(無塩)・・・5g・チャービル(セルフィーユ)・・・3枝・チャイブ(シブレット)・・・3本・タラゴン(エストラゴン)・・・3枝・パセリ・・・3枝・ミニトマト・・・(小さめ)・・・3個※24cmのテフロンフライパンを使用食べるときに・澄ましバター/サラダ油・・・適量・塩コショウ≪作り方≫[1] チャービル、チャイブ、パセリ、タラゴンをよく洗い水気をきる。葉と軸に分け、葉先のみ使う。ハーブ類を細かくきざむ。ミニトマトは洗ってヘタをとり、水気をきり、縦半分に切っておく。[2] 調理する直前に卵をボウルに割入れ、塩コショウして[1]のハーブをよく混ぜる。[3] オムレツ用のフライパンをよく熱し、サラダ油を入れて少し火を弱め、バター5gを加えてムース状になったところへ、素早く[2]の卵液を入れる。フォークで優しくかき回し、固まり始めたら、トマトをちりばめ、かき交ぜるのを止め、火からおろし、フライパンを軽くゆすり、フライパンから卵が離れるのを確認したらフライパンの柄を持ち上げて、フォークで卵を支えながらオムレツを半分に折りたたみ仕上げる。[4] 温めておいたお皿にスライドさせ、皿の上に盛りつける。キッチンペーパーでオムレツをおおい、型を整え、澄ましバターを刷毛で表面に塗り、艶を出す。残りのミニトマト、チャービル、タラゴンを使って彩を添えても良い。ル・コルドン・ブルー オリジナルレシピ※監修:ル・コルドン・ブルー日本校☆こちらは、ハッサンのレシピそのものではなく、劇中のオムレツからイメージして作られたレシピです。頑固なマダム・マロリーが心を開き、ハッサンの才能を認めるに至ったオムレツの味。みなさんも、ハートをつかみたい相手のためにオムレツを作ってみてはいかがでしょうか?ハッサンと同じように、小さな、でも忘れられない“おいしい奇跡”を起こせるかもしれませんよ!(文=編集J)【STORY】南フランスでミシュラン1つ星フレンチ・レストランを経営する、マダム・マロリー。彼女は夫を亡くして以来、レストランでの最高のサービスと美食の追及に人生のすべてを捧げていた。ある日、そんなマロリーの店の真向かいに、新天地を求めてこの地にたどり着いたインド人一家がインド料理店を開業する。格式高い名門フレンチとにぎやかな庶民派インド・レストラン――何もかも対照的な2つの店は、食材やお客をめぐって衝突を繰り返す。その解決の鍵を握るのは、インド人一家の次男で“絶対味覚”と亡き母から受け継いだ“魔法のスパイス”を自在に操る、天才料理人のハッサンだった……。11月1日(土)全国ロードショー監督:ラッセル・ハルストレム原作:リチャード・C.モレイス(集英社文庫)出演: ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニッシュ・ダヤル、シャルロット・ルボン、ミシェル・ブラン配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(c)2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved
2014年10月28日近年、オーガニック野菜を使ったレストランや、朝食メニューに特化したレストラン、さらにパクチーや牡蠣だけを取り扱った専門店などが登場し、健康や美容に敏感な女子には切っても切れない存在となってきている“食べる”こと。そんな“食”の魅力を伝える映画がこの秋公開される。オスカー女優のヘレン・ミレンを主演に、製作スティーブン・スピルバーグ、オプラ・ウィンフリー、名匠ラッセ・ハルストレム監督の豪華スタッフが紡ぎ出すディズニーの最新作『マダム・マロリーと魔法のスパイス』だ。先日、シネマカフェでは本作の女性限定試写会を開催し、アンケートを実施。さらにトークショーも行い、来場者と共に“食”のもつパワーについて改めて考えた。南フランスの美しい街にある、名門フレンチ・レストラン“ル・ソール・プリョルール”。経営者のマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)は、ミシュラン1つ星の店に、もう1つ星を増やすため、すべてを捧げていた。しかし道を隔てた向かいに、なんとライバル店が出現!インドから移住してきた頑固なパパと、息子ハッサン(マニッシュ・ダヤル)たち一家が、ど派手なインド料理店“メゾン・ムンバイ”を開店したのだ。ライバル店のパパに、敵意を燃やすマダム・マロリー。2軒のレストランによる“戦い”は激化するばかり。しかし、ハッサンが亡き母から譲り受けた魔法のスパイスと、“絶対味覚”のセンスが、頑なだった両店主の心を溶かしていく――。今回の試写会には、内なる美しさのための“食”の魅力に気づき始めた20代~30代の女性が中心に集まった。まず本作の満足度を聞いてみると、5つ星中、平均4つ星と高得点!その中には「人の付き合い方と食の印象が強かった」(20代・女性)、「料理や食材の描写がキレイで香りまで伝わってくる」(30代・女性)、「料理の美しさと家族の絆が感じられる」(20代・女性)、「『料理は人を幸せにする』ということを感じることができ、私も勉強して料理の腕を上げ、大切な人を幸せにしたいと思わせてくれた」(20代・女性)と美味なる料理たちと共に描かれた人間ドラマに魅せられた人たちが多かったようだ。そんな人間模様もしっかり描かれている本作にちなんで、来場者に忘れられない味や人生で一番美味しかったものなど“食”にまつわる思い出を聞いてみたところ、「上京して3か月くらい経った頃、母が手料理を送ってくれて、一人暮らしで食べていなかった懐かしい味に頑張ろうと思った」(20代・女性)、「病み上がりに母が作ってくれた料理」(30代・女性)、「母に教えてもらったカレーライス」(30代・女性)と、ほとんどの人が子どもの頃から口にしていた“母の味”が思い出と語った。料理の味そのものに加えて、そこに込められた愛情や想いが伝わり記憶に残るのだろう。作中でも、インド人青年シェフのハッサンにとって、母から受け継いだ秘伝のスパイスが、彼の才能を導いてくれる大事な存在となっている。また、今回の試写会で行われたトークショーには、日本テレビ「PON!」にレギュラー出演しているほか、シネマカフェのコラム「シネマVOYAGE」を執筆するなど幅広く活躍するライターの新谷里映をゲストに迎えて実施。先に鑑賞していた新谷さんは「観終わったあとに幸せになる映画って素敵だなと思いました。“食”を通して、堅物だったマダムが柔らかくなってく感じとか、ごはんを食べるだけで人ってこんなにも幸せになれるんだなって。改めて“食”の大切さを学びました」と語った。トークショーが進む中、主人公の純情青年・ハッサンについて触れると、会場にざわめきが…。ほとんど日本では無名に近い俳優マニッシュ・ダヤルが演じているのだが、以前から「イケメン!」と話題になっており、今回も彼にハートを射抜かれた女子が多かった様子。新谷さんも「山田孝之に似てません?」と投げかけると、「確かに…」と納得がいった様子で頷いていた。実際アンケートの中にも「ハッサン、カッコよかったです」「ハッサンは山田孝之くん風」という声もあがるほど。またハッサンの恋愛模様や、印象的な料理について終始ほっこりした雰囲気でトークショーは進んだ。今回参加した女性たちは、主人公のイケメンっぷりはもちろんだが、本作のテーマ“食”がどのように人生に関わり、どんな食事が幸せを運んでくれるのか、その重要さについて考えるきっかけとなったよう。母の味をも思い起こさせる本作で“食欲の秋”を盛りあげてみてはいかが?『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は11月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マダム・マロリーと魔法のスパイス 2014年11月1日より全国にて公開(C) 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2014年10月27日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が8日(土)から公開される前に、本作のメイキングシーンやキャストへのインタビューをおさめた特別映像が公開された。『砂漠でサーモン・フィッシング』特別映像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。このほど公開された映像は、作品のダイジェストとメイキング映像、インタビューを編集した観賞前の“予習”映像。冒頭には本作を手がけたラッセ・ハルストレム監督が映画脚本が持ち込まれた“プロジェクトの始まり”を回想し、本編映像とキャストのコメントで本作の物語の概要が語られる。興味深いのは、メイキング映像に登場するスタッフ、キャストがいつも笑顔を浮かべていることだ。ハルストレム監督は、これまでに数々の大作を手がけてきた名匠として知られている。マクレガーは本作の撮影について「ラッセ監督がつくる現場の空気がとても気持ちいい。彼はとても冷静で落ち着いているから、みんなにとっていい現場だ。そういうのは本編に出ると思うし、とてもいい映画になると思う」とコメント。メイキング映像から、笑えて、感動できて、どこかほのぼのとしている本作の雰囲気の一端を楽しむことができる。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月07日英ベストセラーを映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』の公開記念イベントが5日、都内で行われ、俳優の梅宮辰夫とモノマネタレントの福田彩乃が釣りファッションで登場した。梅宮といえば、芸能界きっての釣りマニア。“釣り人”歴は55年だといい「1977年頃に、海上保安庁に許可をもらって、今問題になっている尖閣諸島で釣りをしたことも。前人未到の地で、人の手が入っていないから釣り人にとっては夢のようなスポットだった」と仰天エピソードを語った。その他の写真本作はポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督が映画化した心温まるヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(ユアン・マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。一方、福田は「今は彼氏もいないので、結婚相手を釣り上げたい!」とクリスマスを前に意気揚揚だったが、梅宮は「今の芸能人は衝動的に結婚するから、すぐブロークン(離婚)して帰ってくるんでしょ。こっちはハラハラするよ」と暗に実娘を引き合いに、くぎを刺していた。本作の見どころは「途方もない事業に挑戦し、同時に考えてもいなかった恋をする。この映画を見れば、何かチャンスがめぐってきたら、がっちりと受け止めて前に進みたいと思えるはず」(梅宮)、「伸び悩んでいる方に観ていただきたい。観終わった後は動き出したくなる映画」(福田)だとアピールしていた。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月06日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が8日(土)から日本公開される前に本作を手がけたラッセ・ハルストレム監督がインタビューに応じた。その他の画像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。スウェーデンで生まれ、『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』など数々の名作を手がけてきたハルストレム監督は「まず、この脚本が面白かったんだ」と、笑顔でその始まりを振り返る。「僕はコメディに関して、自分のスタイルやトーンを持った題材をすごく見つけたいと思っていたんだ。“砂漠に川を作る”というとても変わったアイディアの中で、主人公ふたりが恋に落ち、それがとてもリアルに感じられることも良かったよ。この映画はジャンル分けすることができない。そこも気に入った点だ。僕はクロスオーバーな映画が好きなんだ」。確かに本作では、砂漠を舞台にした壮大なプロジェクトの行方と、登場人物たちのドラマが並行して描かれている。これらの両方がしっかり描かれないと“観客を惹きつけるためだけの無謀な設定”の映画になってしまうだろう。「この映画はコメディとドラマのワイルドなミックスなんだ。そしてそれらの真ん中にあるロマンスを、ぼくは本物らしく描きたかった。だから多分チャレンジは、そういった違うトーンが“不協和音”を出さないようにすることだった。変わったストーリーをやる時はいつもそうだし、もし本物だと感じられる演技を引き出すことにこだわったら、マジカルで奇妙なことが起きることが可能になるんだ。それが僕の理論だよ」。どんな設定であれ、俳優たちから最高の演技を引き出し、人間のリアルな感情を描くことに徹底的にこだわる。それが“ラッセ流”だ。「僕は本物だと感じられる瞬間が大好きでね。感情移入出来て、本物の人生の一部だと思える素晴らしい演技を引き出せる可能性を持ったストーリーを語るのが大好きなんだ」と語るハルストレム監督は、少し奇妙な設定の物語を、マクレガーら俳優たちの名演を引き出すことで、観客の胸に響くドラマに仕上げている。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月03日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が12月8日(土)から日本公開される前にマクレガーが本作について語るインタビュー映像が公開された。ユアン・マクレガー インタビュー映像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。『トレインスポッティング』ではジャンキーの青年を、『スター・ウォーズ』サーガでは若きパダワン、オビ=ワン・ケノービを演じたマクレガーも現在41歳。精悍なルックスが魅力のスター俳優だが、英国の名門ギルドホール音楽演劇学校で学んだ正統派で、舞台の演技が高く評価され権威あるローレンス・オリヴィエ賞の候補になるなど、近年は実力派俳優としての評価を高めつつある。本作について「驚くような脚本だった」と振り返るマクレガーは、メガホンをとったラッセ・ハルストレム監督について「経験豊かな監督だから撮影にも無駄がない。無駄なシーンの撮影がないんだ。彼は自分がどうしたいか明確にわかっている」と言い、「監督のつくる現場の空気がとても気持ちいい。みんなにとっていい現場だ。そういうのは本編に出ると思う」と語る。劇中の登場人物たちは、同じチームでありながら“砂漠で釣りをする”という無謀な計画に対してそれぞれの思惑をもって接しており、そこで起こる衝突や駆け引きが作品の魅力のひとつになっているが、マクレガーはハルストレム監督が率いる完璧なチームの下で、じっくりと演技に取り組めたようだ。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年11月30日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が12月8日(土)から日本公開される。タイトルの通り、“砂漠で鮭釣りをする”という奇想天外な計画を描いた作品だ。その他の写真本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。本作はフィクションだがここ数年、観客が思わず“不可能”と思ってしまうような状況に立ち向かう人々の姿を描いた映画が多く公開され、好評を集めている。2010年製作の『英国王のスピーチ』は内向的で吃音に悩むジョージ6世が、妻や言語療法士の協力を受けて完璧な演説を行うまでを実話を基に描き、第83回アカデミー賞に輝いた。現在公開中の『アルゴ』は、長年、米国政府が機密事項にしてきた事実を基にした映画で、架空のSF映画をデッチあげることによって人質を救出するという“ありえない作戦”を描いて高い評価を得た。もちろん、実現や克服がラクな問題を描いていては良い映画にはならない。しかし、難題の解決方法が現実的でなければ、観客を魅了することができないだろう。本作は、水産学者を主人公にし、難題に挑む過程を整理して提示することで説得力のあるドラマを描き出した。ちなみに脚本を手がけたのはスラム街に育った子がクイズ番組で百万長者になるという“ありえない”物語を描いた『スラムドッグ$ミリオネア』脚本家サイモン・ビューフォイ。彼は原作小説について「いままで読んだことのない不思議な構造の小説だった。脚本化は難しかったが本当に楽しかった」と言い、ハルストレム監督は「長い映画人生の中で最高の脚本だ。まるで寓話のようで、奇想天外な要素もありながら、実生活に根付いた感情や人間関係もある」と語る。砂漠で魚釣りをするためには、どんな困難があり、どれだけの予算がかかり、どのような手順が必要なのか? 映画『砂漠でサーモン・フィッシング』ではその答えがすべて描かれているという。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年11月22日「砂漠で鮭を泳がせろ」という無理難題を押し付けられる男の物語を描いたユアン・マクレガー主演の映画『砂漠でサーモン・フィッシング』の公開記念イベントが、“鮭の日”である11日に釣り堀居酒屋“ざうお”新宿店で行われ、林家ペー&パー子夫妻が登場した。その他の写真本作は、英国のベストセラー小説『イエメンで鮭釣りを』を、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督、『スラムドッグ$ミリオネア』の脚本家サイモン・ビューフォイで映画化したヒューマンドラマ。冴えない水産学者ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞の国家プロジェクトに挑む姿を描いている。鮭釣りが本作の大きなテーマであることから、11月11日の“鮭の日”にイベントを実施。ペー&パー子夫妻は全身サーモンピンクの衣装に鮭の被り物姿で登場。ペーは、「基本的に映画は褒めない僕だけど、この映画は面白かった! 主人公が無茶ブリと向き合う姿に感動したし、夢を持ち続けることや信じることの大事さを教えられた」と絶賛し、「僕も生きてる限り写真を撮り続けたいね」と、本作に触発された様子だった。そんなぺーの発言に、パー子は「このまま少年っぽさをキープしてほしい。ジャニーズ系ですからね。ハッハ」と高笑いし、仲睦まじい姿を見せていた。その後、夫妻は店内で鮭料理を堪能し、釣りをする場面では「ワン、ツー、釣り!」とギャグを飛ばすなど、終始“ぺー&パー節”の絶えないイベントとなった。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー取材・文・写真:滝島千尋
2012年11月12日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が12月8日(土)から日本公開される。タイトルの通り、“砂漠で鮭釣りをする”という奇想天外な計画を描いた作品だが、すでに行われている関係者試写では各界の著名人から絶賛の声が寄せられている。その他の写真本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。ジョーンズ博士が、飲み水の調達さえ苦労する砂漠で魚釣りをするという“ありえない”計画に挑む過程を通して、自身のこれまでの人生や人々との関係を見つめなおしていく様が描かれている本作。小堺一機は「人生わかってるつもりでも、鮭と一緒に人の原点に帰ってみましょう!」と語り、玉山鉄二は「真剣に取り組めば不可能も可能になる。一生懸命努力すれば人生の素晴らしさを知ることになる。奇跡は起こすのです」とコメント。もちろん、不可能としか思えない計画を実現させるべく奮闘する人々の姿は共感と感動を与えてくれるようで、沢村一樹は「“出来るわけない”という思いを“やってみようかな”に変換してくれます」と感想を述べている。多くの感動ドラマや歴史に名を残す偉業は“始まりは不可能にしか思えなかった”というものが多く、それでもなお計画を実現しようと奔走する人々の熱意や変化に人々は魅了されてきた。『砂漠でサーモン・フィッシング』も扱っている計画は少しだけマヌケだが、多くの観客の胸をうつドラマが描かれているのではないだろうか。なお、本作を観た著名人の推薦コメントは、映画公式サイトや劇場で配布されるチラシに掲載されている。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年11月09日主演にユアン・マクレガーを迎え、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞脚色賞を受賞したサイモン・ビューフォイと『ギルバート・グレイプ』などヒューマンドラマの名手ラッセ・ハルストレム監督がタッグを組んだ笑いと涙の感動作『砂漠でサーモン・フィッシング』の予告編がシネマカフェに到着した。砂漠の国・イエメンで「鮭釣りがしたい」。そんな大富豪の思いつきで生まれた、バカげた仕事を依頼された水産学者・ジョーンズ博士。「不可能」と一蹴するが、英国外務省も中東との緊張緩和のために支援を決定。首相まで巻き込み、荒唐無稽な企画は立派な国家プロジェクトに急展開していく──。昨年公開された『人生はビギナーズ』での好演や『スター・ウォーズ』シリーズのオビ=ワン・ケノービ役で知られるユアン・マクレガーだが、今回彼が演じるのは釣りしか人生の楽しみがない水産学者・ジョーンズ。今回届いた映像では、エミリー・ブラント(『LOOPER/ルーパー』)扮する仕事一筋の投資コンサルタント・ハリエットから“砂漠に鮭を泳がせる”という壮大かつバカげたプロジェクトを聞かされれば、「不可能です!」と即答。さらに「バカげてる!」、「砂漠でサーモンなんて…」とことあるごとに愚痴るちょっと堅物な男。しかしその後の映像では、これまで黙々と退屈な日々を過ごしてきた彼も、この一見バカげたプロジェクトに秘められた大富豪の願いに心を動かされ、もう一度人生の輝きを取り戻していくさまが活き活きと映し出されている。さらに、冴えないジョーンズと仕事はデキるが恋に奥手なハリエットとの関係にも注目したいところ。大人になるほどに忘れてしまいがちな、夢を信じる力。そんなマトモな大人ならとっくに諦めてしまいそうな、ムチャな夢を真剣に追いかける彼らの姿に心打たれる人も多いはず。まずはこちらの映像から、このプロジェクトの一端を覗いてみては?『砂漠でサーモン・フィッシング』は12月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:砂漠でサーモン・フィッシング 2012年12月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Yemen Distributions Ltd., BBC and The British Film Institute.All Rights Reserved.
2012年09月12日あの日から10年。直後から、各所で国旗がはためき、愛国心みなぎる言葉があふれていたアメリカ。テロ対策、戦争を経て、アメリカは、そして世界は、何かが変わったのでしょうか。政治的、社会的な分析は専門家に任せるとして、映画の世界はどうでしょう。映画の世界では、9.11直後は、事件を直接的に描いた作品も多く見られました。ハリウッドでは、アメリカがこれまで掲げてきた大義や正義を強調する作品も多かったように思います。でも、あれから時が経ち、最近では9.11後のアメリカを生きる人々に、もっと寄り添った作品が増えてきたように思います。その代表が、ラッセ・ハルストレム監督最新作『親愛なるきみへ』。テロ事件で家族や大切な存在を失った人々を登場させるのではなく、テロ事件やそれに端を発した複雑な世界情勢が、様々な形で国民に影響を与えていたことに気づかせてくる作品です。米軍の特殊部隊に所属しているジョン(チャニング・テイタム)と、彼と出会った女子大生・サヴァナ(アマンダ・サイフリッド)との恋を中心に描いていますが、2人の恋愛や生き方、心のありように9.11の事件が間接的にではあっても、深く関わっていく様子を描いています。遺族だけでなく、アメリカ国民、そして他国の人々の多くが、あの事件以前と以後では、何かが変わってしまったと実感しているはず。思わぬところにも、さまざまな悲しみが生まれてしまっていたことを、こんな形で描くことが出来たのも、10年という時を経たからなのかもしれません。また、アメリカが、国として大義や正義を掲げる一方で、それとは全く違う価値観で生きている人々も国内には沢山います。9.11以前、以後、もしかすると事件の真っ只中でも全く変わらない世界があったのかもと思わせるのが『ウィンターズ・ボーン』です。舞台はアメリカ社会から見捨てられたかのようなミズーリ州南部のオザーク山脈。心を病んだ母親と、幼い弟妹の面倒を見ている17歳の少女・リー(ジェニファー・ローレンス)が主人公です。ドラッグ・ディーラーの父親は警察に逮捕され保釈中の身。自宅と土地を保釈金の担保にして失踪したため、一家は家を失う危機に直面しています。そこで、リーは父を出頭させるべく探しに出かけるのですが、荒くれ者揃いの親戚や知人は、彼女に罵声を浴びせたり、暴力を振るったりするのです。それでもくじけないリーは、すさんだ大人たちの心や村の非情な掟に正面から挑み、闇の世界に風穴を開けていくのです。ここで描かれているのは、古くから変わらない貧しい暮らし。多くの人が犯罪に手を染めていますが、それに葛藤を覚える暇などありません。なぜなら、生きるのに必死だから。“苦難にさらされた人間がいかに生き抜いていくか”というテーマを掲げる本作は、人間が持つ動物的な野生、生命力すら感じさせます。そこに、善悪、正義、大義といったきれいごとなど、入り込む余地はありません。彼らは、そんな彼らの世界は、アメリカの“決して変わることのない今”を映し出しているのかもしれません。最後にご紹介したいのは、『ステイ・フレンズ』。意外にもこれは、ラブコメディです。N.Y.に暮らすヘッドハンターのジェイミー(ミラ・クニス)と、L.A.に暮らすアートディレクターのディラン(ジェスティン・ティンバーレイク)の恋を描いています。仕事を通して知り合った2人は出会ってすぐに意気投合。仲の良い友達になります。でも、恋愛感情は全くなし。ところが、ジェイミーの「セックスしたい」という言葉から、恋愛感情なし、甘い言葉も一切なしの、セックス・フレンドになることに。初めはうまくいくのですが、そこはやはりラブコメディ。イイコトずくめの友情関係にも、微妙なズレが生じていくのです。ここで描かれているのは、「現代を生きる人々の、人間関係で本当に何が起きているのか?」だというウィル・グラック監督。理性的に、合理的に生きようとしても、人間は感情を持ってしまう動物です。アメリカといえば、とにかく合理的な国。特にN.Y.はその傾向が顕著です。文化の違う人々が肩を寄せ合って暮らしているのですから、当然なのでしょう。理屈を掲げながら生きている人も多いという印象ですが、いくら正論をぶつけてみても、感情に勝てないことがあるのもまた事実。感情を押し殺し、自分に嘘をつくことで、クールに生きていこうとする主人公たちも、それに気づくときが来るのです。自分たちの足元をもう一度見直そうとする主人公たちの姿に、もしかすると、少しもがき苦しんでいるように見えるいまのアメリカが映し出されているのかもしれません。ここでご紹介した3作品は、いずれも様々な“アメリカのいま”を切り取っています。一見、共通性はないかのようですが、ともに映し出されているのは、日々を生き抜くための勇気。勇気の種類、それぞれが抱える問題の深刻さには違いがあります。でも、誰もが愛国心を抱えながらも、世界のためでなく、アメリカのためでもなく、自分と自分の愛する人の幸せのため、日々懸命に生きている。そういった人々の集合体が、家族となり、国となる。だからきっと、アメリカという“森”ではなく、市民という“木々”を見つめていくことが、いまのアメリカを知る手がかりになるのではないでしょうか。そして、ニュースばかりではなく、人々の姿を丁寧に描いた良質な映画を観ることも、その手助けになるのだなとしみじみ感じながら、かつてお世話になったアメリカのいまに、思いを寄せたのでした。(text:June Makiguchi)■関連作品:ステイ・フレンズ 2011年10月1日よりシネクイントほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.ウィンターズ・ボーン 2011年10月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Winter’s Bone Productions LLC. All Rights Reserved.親愛なるきみへ 2011年9月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 DEAR JOHN, LLC. All rights reserved.■関連記事:誰もが心を揺さぶられる感動作『ウィンターズ・ボーン』試写会に5組10名様ご招待石田純一、東尾理子への嘘はすべて見破られている?いまだからこそ!手紙が2人の距離を縮める『親愛なるきみへ』に見る手紙の効力たった1組に贈る素敵なひととき『親愛なるきみへ』遠距離恋愛・応援プロジェクトミラ・クニス、政治に無関心な同世代の若者に苦言
2011年09月22日『赤ずきん』や『クロエ』など公開作の続くアマンダ・セイフライド(サイフリッド)と、『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムが主演する恋愛映画『親愛なるきみへ』が9月23日(金・祝)から日本公開される前に本作を手がけたラッセ・ハルストレム監督が来日し、インタビューに応じた。その他の写真『親愛なるきみへ』は、休暇で帰郷した軍人青年ジョン(テイタム)と、女子大生のサヴァナの“はなればなれ”の恋の行方を描いたラブ・ストーリー。これまでも、ジョン・アーヴィングや、E・アニー・プルーなど人気作家たちの原作を映画化してきたハルストレム監督が、今回、手がけたのは『きみに読む物語』の作者ニコラス・スパークスの小説だ。「スパークスは世界中の読者に出会いや、別離、再会など“普遍的な感情”を提示できる才能がある作家だ。この原作には、壮大なスケールのドラマの中に普遍的なラブ・ストーリーが描かれている。そこに惹かれたんだ」。繊細な人物描写に定評のあるハルストレム監督らしく、キャラクターの描き方と俳優の演技には確固としたこだわりがある。「いつも可能な限りリアルな人間を描きたいと願っているし、ドキュメンタリーのように撮れたらいいなと考えているんだ。だから、大げさに演技したり、やり過ぎた芝居をする俳優と組むのは避けるようにしてる。いまだに強くインスパイアされるのは、ミロシュ・フォアマンの初期の作品だ。彼はリアルな人々の暮らしをしっかりと観察した上で表現をしていた。いまだに僕のアイドルだね」。本作は、甘く切ないラブ・ストーリーを原作に持つ映画だが、ハルストレム監督は本作を「感傷的な作品にしたくなかった」という。「この映画をもっと商業的に、もっとセンチメンタルにつくることはできただろう。しかし、その要素はすでに原作にあるわけだから、僕はそれに対抗する気持ちで映画を作りたかった。僕が求めていたのはセンチメンタル(感傷的)ではなくセンチメント(心の動き)だ。それを誠実に描くことができて、アメリカでは商業的に成功を収めることができたのは嬉しかったよ」。故郷スウェーデンでキャリアをスタートさせ、ハリウッドに渡った後も一貫して“良作”にこだわり続けてきたハルストレム監督。その活動に信頼を寄せる日本の映画ファンも多いが、ハルストレム監督もどうやら日本のファンに期待を寄せているようだ。「マーケットに対するプレッシャーがない、と言ったらウソになる。でも、私はいつも自分のやり方で映画を作ろうと頑固に言い聞かせてきた。この映画はアメリカでも成功したけど、細やかな感情の動きに敏感な日本の観客の方が、より作品を楽しんでくれるんじゃないかと思ってるんだ。そういう意味では日本の観客に期待しているし、早く観てもらいたいね」。『親愛なるきみへ』9月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2011年09月22日『赤ずきん』や『クロエ』など公開作の続くアマンダ・セイフライド(サイフリッド)と、『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムが主演する恋愛映画『親愛なるきみへ』が9月23日(金・祝)から日本公開される前に、本作の原作小説が緊急再出版されることが決定した。その他の写真『親愛なるきみへ』は、休暇で帰郷した軍人青年ジョン(テイタム)と、女子大生のサヴァナの“はなればなれ”の恋の行方を、『ショコラ』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の名匠ラッセ・ハルストレム監督が描くラブ・ストーリー。本作の原作は、『メッセージ・イン・ア・ボトル』『きみに読む物語』も映画化されたニコラス・スパークスの小説で、以前に『きみを想う夜空に』のタイトルで出版されていたが、出版権が任期満了になったために入手が困難になっていた。しかし配給会社は「本作と原作の関係性は切っても切り離せないほど親密なもの。原作では主人公ふたりの別々の視点から語られる構成となっているが、映画では“手紙”を軸にふたりの物語が綴られているので、その違いを楽しんでもらうこともでき、原作が観客・読者の両方から強い支持を得られるという自信があった」という想いから、原作の再出版を目指して交渉を開始。「公開までの日数を考えると諦めざるをえないかと考えた時もあったが、スパークス作品をいくつか手掛けるソフトバンク クリエイティブさんにアプローチし、映画が素晴らしいこと、そして何よりもこのタイミングで世に出すことで多くの方に原作を読んでもらえると説明した結果、映画公開前に再出版する方向でまとめていただいた」という。通常は原作のある映画が公開される場合、書店の展開も視野に入れたプロモーション計画が立てられるが、今回は“出版権の満了”という予想外の事態が発生したために、「前代未聞のスケジュール感」(配給担当)での再出版計画が進められたようだ。ちなみに原作は、パークス氏の著作の中で最もヒットした作品で、2006年に“世界で最も読まれたラブ・ストーリー”に選ばれた(publishersweekly調べ)小説だけに、今回の再出版で多くの読者が改めて本書を手にすることになりそうだ。タイトルを『親愛なるきみへ』に改めた本書は、9月下旬にソフトバンク クリエイティブ社から発売される。『親愛なるきみへ』9月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2011年08月19日2005年、レイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングを一躍スターダムに押し上げ、日本でも大ヒットを記録した『きみに読む物語』。それから6年、ヒットの立役者である原作のニコラス・スパークスによる人気恋愛小説を映画化した『親愛なるきみへ』が今秋、日本公開されることが決定し、このほどポスタービジュアルが解禁となった。本作の物語は、2週間の休暇で帰郷した米軍特殊部隊に所属するジョンと、女子大生のサヴァナの海辺での出会いから始まる。すぐに恋に落ちる2人だが、ジョンは戦地に赴かねばならず、離れ離れに。手紙を送りあい心を通わせていくジョンとサヴァンナは再会を果たすものの、9・11事件を機にジョンは再び戦地に向かう。そしてある日、彼のもとに一通の別れの手紙が届く。サヴァンナが別れを告げた真相とは――。2006年に「世界で最も読まれた恋愛小説」に選ばれた原作「きみを想う夜空」は、出版前から映画化権の取得競争が繰り広げられたが、その中でメガホンを託されたのが、『ショコラ』『HACHI約束の犬』など人間ドラマを得意とするラッセ・ハルストレム監督。主演に『G.I.ジョー』の肉体派俳優チャニング・テイタムと、『ジュリエットからの手紙』『クロエ』『赤ずきん』と出演作がひっきりなしに続くアマンダ・セイフライドを迎え、情感あふれる人間ドラマに仕上げた。そして全米公開時には、多数の女性の心をとらえ、一世風靡した『アバター』を1位の座から引きずり落とすメガヒットとなった本作は、『きみに読む物語』の記録を超える、1,300万人の動員を記録した。今回解禁されたポスターでは、電撃的な恋に落ちる主人公2人が、雨の中キスを交わそうとする、最もロマンティックなシーンの一つが映し出されている。そしてその横で2人を物語るのは、「恋のときめき、愛の痛み。その2週間は、永遠になった」というキャッチフレーズ。一生に一度の運命的な恋、そして2人を包み込む愛の物語が観る者の涙を誘う。ラブストーリーの旬の季節である秋の注目映画のひとつになりそうだ。『親愛なるきみへ』は9月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:親愛なるきみへ 2011年9月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 DEAR JOHN, LLC. All rights reserved.
2011年07月09日「AKB48」の2010年の活動に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の製作総指揮を岩井俊二、監督を『天使の恋』の寒竹ゆりが務めることが明らかになった。いまや彼女たちがメディアに登場しない日はないというほどの人気を見せるAKB48。横浜アリーナ、代々木第一体育館でのライヴ、選抜総選挙、ジャンケン大会と今年も数多くのイベントで世間をにぎわしてきたが、映画ではこれらの活動や楽曲製作のプロセスの“表の顔”はもちろん、舞台裏における彼女たちの素顔をも映し出す。10月10日に開催されたコンサートイベントで今回の映画の製作が発表されたが、このたび、スタッフが明らかになると共に、公式サイトもリニューアル。来年1月22日(土)の映画公開日まで、日替わりで2010年のAKB48の写真がランダムにアップされるという企画もスタートした。YouTube上のAKB48公式チャンネルである「AKB48 Official Channel!」では、いち早く本作の特報もアップされている。こちらでは冒頭から総選挙の涙の瞬間が映し出されるほか、小野恵令奈の卒業報告の映像なども。映画監督としてのみならず、数々の話題作のプロデュースも手がけており、ドキュメンタリーの分野でも2002年のワールドカップの期間中の日本代表の活動に密着したドキュメンタリー「六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント」が絶賛を浴びた岩井さん。今年2月に発売されたAKB48の15枚目のシングル「桜の栞」では、卒業式をイメージした印象的なPVの監督も務めている。寒竹監督は、岩井さんがプロデュースするラジオ「円都通信」の中でオンエアされたラジオドラマ「ラッセ・ハルストレムがうまく言えない」で脚本家としてデビュー。昨年、佐々木希主演の『天使の恋』で長編監督デビューを果たした新鋭女流監督で、その細やかな演出が高い評価を集めている。いま、最も脂ののったAKB48という素材をこの師弟コンビがどう料理するのか楽しみなところ。『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』は2011年1月22日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。YouTube「AKB48 Official Channel!」■関連作品:DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にAKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超
2010年11月19日