米Googleは1月12日(現地時間)、「Chromeリモートデスクトップ」のiOS用アプリをリリースした。iOSデバイスからインターネット経由でパソコン(Windows、Mac)にアクセスし、パソコンの遠隔操作を行える。動作要件はiOS 7.0以上。App Storeから無料で入手できる。ChromeリモートデスクトップはパソコンにChromeブラウザとChrome用拡張機能(Chromeリモートデスクトップ)を追加するだけで、Googleアカウントを用いたリモートアクセス環境を簡単に構築できる。自分のPCを遠隔操作する「マイパソコン」と、リモートデスクトップ・ユーザー同士で画面を共有する「リモートサポート」の2つの機能があるが、モバイルデバイスからPCへのアクセスで使用できるのはマイパソコンのみになる。Googleは昨年4月にAndroid用のChromeリモートデスクトップ・アプリの提供を開始しており、現在ChromeリモートデスクトップはWindows(Windows XP以上、Windows Server 2003以上)、Mac、Linux (ベータ版)、Android (Android 4.0以上)、iOS (iOS 7.0以上)などで使用できる。
2015年01月13日プラネックスは、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」へスマートフォンなどから簡単にリモートアクセスできるソフトウェアプラットフォーム「Cloud Pi」を発表した。同製品は、クラウドを利用したトンネルシステムを「Raspberry Pi」向けに提供するソフトウェアプラットフォームで、外出先からローカルエリアネットワーク内の「Raspberry Pi」に、スマートフォンやPCなどから簡単にリモートアクセスすることができる。このプラットフォームに採用されているトンネルシステムは、同社のネットワークカメラ「スマカメ」に実装され、すでに商用利用されているという。また、IoTスタートアップキットとして「Cloud Pi」に対応する「Raspberry Pi」向けセンサモジュールをスイッチサイエンスが開発・販売する。プラネックスも自作ユーザー向けに「PLANEX標準回路」の回路図を無償でWebサイトにて公開するなど、「Cloud Pi」を皮切りにIoT関連事業およびメイカーズとの協業を推進していくとしている。なお、価格は3600円(税抜き)。AmazonやスイッチサイエンスECサイトなどから12月26日より発売する。ライセンス認証用のIDが記載されたカードとソフトウェアで構成されており、ソフトウェアはIDを登録した後、1年間有効となっている。
2014年12月24日プログラマーのIchiGeki氏は26日、iPadやiPhoneなどからWindows PCをリモート操作できるアプリ「KeroRemote Free」を公開した。同日よりアップストアで提供が開始されている。iOSからWindows PCを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ。「KeroRemote」の無料版で、広告が表示されるほか、ソフトウェアキーボードの利用不可、画質・音質・音声キャッシュの設定変更不可といった制限がある。Windows PCで「Brynhildr」もしくは「Siegfried」が起動していれば、遠隔操作が可能となる。これらのソフトも無料でダウンロード可能。KeroRemote Freeの対応OSはiOS 4.3以降。IchiGeki氏は、世界で約5,000名のMicrosoftMVP受賞者の一人。日本人で唯一のMicrosoftMVP for RemoteDesktopServicesでもある。Brynhildr、Siegfriedも同氏が開発したアプリだ。
2014年09月26日SCSKは3月25日、米Splashtop社の高速リモートデスクトップソリューション「SplashtopEnterprise」を3月より販売開始すると発表した。「Splashtop」シリーズは、スマートデバイス向けリモートデスクトップ製品で、Splashtop社が開発したプロトコルを利用することにより、セキュアに、またWi-Fi回線での使用時にも高速にスマートフォンやタブレットから自席にあるパソコンを操作することができる。「SplashtopEnterprise」は、「Splashtop」シリーズの中でエンタープライズ向けとして管理機能を充実させたオンプレミスバージョンとなる。リモートホストパソコンの画面情報を直接取得してリモートクライアント端末へ転送。画面情報の転送には、Splashtop社が開発したプロトコル技術により、Windows APIを使うプロトコルと比べ、OSのオーバーヘッドを少なくすることで伝送遅延を抑制している。リモートホストとリモートクライアント間の通信は、HTTPSプロトコルを利用しているため、すでにHTTPS通信を許可している企業においては、ファイアウォールの設定変更を伴うことなく利用を開始することが可能。端末側の対応OSは、iOS 5.0以上、Android 3.1 以上。なお、「Splashtop Enterprise」は、アカウント管理、デバイス管理のほか、セキュリティポリシー作成、ロギング機能、1台のPCを複数人で利用可能にするグルーピング機能、リモートクライアント端末からシャットダウンしているPCを起動することができるWake On LAN機能を標準実装している。SCSKでは、「Splashtop Enterprise」に必要なソフトウェア「SplashtopCenter」をプレインストールしたサーバーマシン、およびサブスクリプションライセンスを提供する。価格は、「Splashtop Enterprise」サーバ(25ユーザー含む)が125万円(税別)、年間サブスクリプション(25ユーザー)が45万円(税別)、追加サブスクリプション(25ユーザー)が9万円(税別)となっている。
2014年03月25日