最新作『インフェルノ』が10月に公開される『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズのロン・ハワード監督が、「ザ・ビートルズ」の世界ツアーと初期のキャリアに迫ったドキュメンタリー『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』。このほど、カラーで蘇った初公開映像も含む、待望の日本版特報映像が到着した。1970年の『レット・イット・ビー』以来46年ぶり、「ザ・ビートルズ・アンソロジー」から実に21年ぶりの「ザ・ビートルズ」ドキュメンタリーとなる本作。先日は、公式ポスターとともに、日本武道館のステージに上がるメンバーの後姿をとらえたモノクロの日本限定デザインのティザーポスターも解禁となり、話題を呼んだばかり。今回は、その1966年6月30日の来日武道館公演から50周年に合わせ、日本版特報が公開された。映像では、1965年8月15日、ニューヨークのシェイ・スタジアムで行われたコンサートにおいて、大熱狂の中に迎えられた「ザ・ビートルズ」の登場シーンで始まっている。これは、1962年にイギリスの音楽シーンに現れた4人の若者が、世界的に人気を爆発させ、15か国90都市におよぶワールドツアーを行っていた中でも歴史に残る伝説のライブとされている。当時、野球場でコンサートを行ったのは彼らが初めて。シェイ・スタジアムには5万6000人もの観衆が集まったという。また、「ツイスト・アンド・シャウト」の演奏と共に流れる映像は、1963年11月20日のマンチェスターのABCシネマでの様子。なんと、この映像はデジタル修復され、さらにカラーで蘇った世界初公開のもの。ほかにも、当時20代前半だったビートルズが、世界各地で熱狂的に迎えられ「プレッシャーを感じていた」という意外な本人たちのインタビューも収録されている。中盤には、武道館公演のステージに上がるメンバーの様子も映し出されており、日本のファンにとっても期待が高まる映像となっている。『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』は9月22日(木・祝)より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月03日俳優のトム・ハンクスが主演を務める『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』(10月28日公開)のポスタービジュアルが29日、公開された。これまで『ダ・ヴィンチ・コード』(06)と『天使と悪魔』(09)で、数々の謎を解き明かしてきた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が本作で挑むのは、人類滅亡計画を企てている生化学者ゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄(インフェルノ)篇>に隠した暗号の謎。ゾブリストは、人類増加問題の過激な解決策として「このままでは人類は100年後に滅びてしまう」と人類の半数を滅ぼすためのウィルスを生み出す。そしてゾブリストは、ダンテが予言した人類の"地獄"の未来図=<地獄(インフェルノ)篇>になぞり計画を実行。「100年後の人類滅亡」か「今人類の半分を滅亡させて生き残る道」か、ラングドン教授は暗号コードに挑み、選択を迫られる。完成したポスターも、どちらが正しい向きか、そして追っているのか、追われているのかといった、従来の上下の価値観が崩壊するようなミステリアスなビジュアル。劇中で描かれる"謎"と"テーマ"を体現している。また彼らが立つ場所は、物語の謎の重要なカギとなるフィレンツェのドゥオモとおもわしき建物。このポスターは、その"謎"の答えも示唆しているという。大どんでん返しの展開もあるとされる本作で、主人公のハーヴァード大学宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授を演じるのはハンクス。ラングドンと共に謎を追う美貌の女医シエナを『博士と彼女のセオリー』(15年)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『スター・ウォーズ』のアンソロジー作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)主演のフェリシティ・ジョーンズが演じる。監督は、シリーズ全作品を手掛けるロン・ハワードが務める。
2016年06月29日元ザ・ビートルズとして知られるリンゴ・スターが、バンド形態で10月24日から11月2日まで来日公演を行うことが27日、発表された。今回は、リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドとして来日。リンゴのほかのメンバーは、TOTOのスティーヴ・ルカサー(ギター、ボーカル)、Mr.ミスターのリチャード・ペイジ(ベース、ボーカル)、元サンタナで元ジャーニーのグレッグ・ローリー(キーボード、ボーカル)、ユートピアなどのトッド・ラングレン(ギター、ボーカル)、元ブラッド・ロックなどのウォーレン・ハム(サックス、パーカッション、ボーカル)、元デイヴ・リー・ロス・バンドのグレッグ・ビソネットといった面々が、参加を予定している。リンゴは、2015年4月に18枚目となるソロアルバム『ポストカーズ・フロム・パラダイス』をリリース。バンドとしては、今年7月上旬まで北米ツアーを行っている。その後、10月24日の大阪・オリックス劇場を皮切りに、11月2日の東京・Bunkamuraオーチャードホールまで計7公演を敢行。全て開演は19時で、チケットはS席が15,000円、A席が14,000円(いずれも税込)となっている。東京公演のものは、7月16日から、大阪および福岡公演のものは同月23日から、広島公演のものは同月30日から発売。愛知・名古屋公演のもののみ、販売日は未定となっている。ビートルズの来日から50年の節目となる2016年。今月29日からはオリジナル・アルバム全24タイトルが"新装帯"で期間限定リリースとなるほか、9月22日にはロン・ハワード監督がメガホンを取る映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』が全国公開される。
2016年06月27日映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』が2017年2月4日(土)から24日(金)まで角川シネマ有楽町でアンコール上映されることが決定した。本作はビートルズが世界の賞賛を得ていたキャリアの第一期をベースにし、2016年に公開された作品。リバプールのキャバーン・クラブ時代の初期から、最後に観客の前で演奏した1966年のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パーク公演までのツアーの様子を描く。映画『ザ・ビートルズ』を通して、メンバー4人の中で、どのよう意思決定がなされ、楽曲が作られ、そしてキャリアを構築したのか、といったグループ内の仕組みをはじめ、彼らのユニークな音楽の才能や、突出していて補完しあう個性に迫る。また、伝説ともいわれている、1965年8月15日のニューヨーク“シェイ・スタジアム”のライブ映像は、今回が日本最終上映となる。さらに、ザ・ビートルズは、当時の世界中の人々の大衆文化に対する見方やその消費のかたちを変えた文化的変革の触媒であった。今作では、社会的、政治的コンテクストにも焦点を当て、ビートルズの音楽的な側面だけに留まらず、彼らが社会にもたらした影響までもを探っていく。監督を務めるのは映画『アポロ13』のロン・ハワード。制作には、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ヨーコ・オノ・レノン、そしてオリヴィア・ハリスンも全面協力している。■ストーリーイギリス・リヴァプールのキャバーン・クラブで活動を始めたビートルズは、1961年から62年にかけてイギリスの音楽シーンに華々しく登場し、1963年の終わりにはヨーロッパ・ツアーを開始。そして翌1964年2月9日、アメリカの人気テレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演したことで全世界的に人気を爆発させた。同年6月に入ると、バンドは初のワールド・ツアーをスタート。以後2年間は過酷なスケジュールをこなし続け、ツアー活動を停止した1966年8月の時点で、バンドは世界15ヶ国90都市で、166回のコンサートを行っていた。こうしたツアーに助長されて生まれた「ビートルマニア」と呼ばれる社会現象は、それまで世界が1度も目にしたことのなかったもので、文化のグローバル化が始まるきっかけとなった―。【詳細】『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』上映期間:2017年2月4日(土)~2月24日(金)上映時間:2017年2月4日(土)~2月10日(金) 17:15~※2月11日(土)以降の上映時間は劇場まで要問い合わせ。場所:角川シネマ有楽町住所:東京都千代田区有楽町1−11−1 読売会館料金:一般 1,800円、大学生 1,500円、高校生 1,500円、中学生 1,000円、小学生 1,000円、幼児(3歳以上) 1,000円※3歳未満ので席を用意する場合は1,000円。
2016年06月24日「ザ・ビートルズ」の初期のキャリアを描き、1970年の『レット・イット・ビー』以来46年ぶり、TVシリーズ「ザ・ビートルズ・アンソロジー」から実に21年ぶりとなるアップル公式作品が、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』として9月22日(木・祝)より全国公開されることが決定。公式ポスタービジュアルと日本限定のティザーポスタービジュアルが解禁となった。今年2016年は、「ザ・ビートルズ」の日本武道館公演から50周年に当たるメモリアル・イヤー。音楽シーンのみならず日本の歴史に残る“伝説の武道館公演”は、1966年6月30日から7月2日までの3日間、5回の公演で各回満席の延べ5万人を動員し、テレビ中継の視聴率はなんと56.5%を記録。当時はライブ会場として武道館を使用することは前例がなく、社会問題にまで発展したが、彼らを機に武道館はミュージシャンたちの憧れの場となっていった。大ヒットシリーズ第3弾『インフェルノ』も控えるロン・ハワード監督が手がける本作では、そんな彼らのリバプールのキャバーン・クラブ時代の初期の時代から、63~66年のツアーの様子、世界の賞賛を得たキャリアの第一期をベースとし、最後に観客の前で演奏した1966年8月29日のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パーク公演までを描く。ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、そしてリンゴ・スターがどのように集まり、この並外れた現象である「ザ・ビートルズ」になっていったか。また、彼らのグループ内の仕組み――どのように意思決定がなされ、楽曲が作られ、そして彼ら全体のキャリアを構築したのかと同時に、類まれでユニークな音楽の才能や、突出しながらも補完しあうそれぞれ個性も探っていく。今回、全世界で一斉解禁された公式ポスタービジュアルには、1964年8月22日、ワシントン州シアトル・タコマ国際空港からブリティッシュコロンビア州バンクーバーへ向かうアメリカン・フライヤー・エアラインのロッキード・エレクトラ機のタラップで撮られた4人の写真が使用されている。これは「ザ・ビートルズ」や「ローリング・ストーンズ」のツアー・マネジャーを務めたボブ・ボニスが、64~66年にかけて行われた全米ツアーに同行した際のプライベート写真の1枚で、ボニスの死後、息子によって遺品から発見された貴重3,500枚のネガ、のちの「ボブ・ボニス・アーカイブ」に含まれるものとして知られている。製作者によると「全く時代を感じさせず、まるでいま撮影されたかのような写真」との理由から、今回このビジュアルが起用されることになった。また解禁された日本限定デザインのティザーポスタービジュアルと第一弾の前売券には、日本公演にオフィシャルカメラマンとして同行したボブ・ウィテカーが撮影した、メンバーが武道館のステージに上がる後姿のモノクロ写真が使われており、こちらも貴重なものとなっている。なお、海外ではロンドンで開催予定のワールドプレミアの後、9月15日にイギリス、フランス、ドイツ、9月16日にはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでも公開される予定。『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』は9月22日(木・祝)より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月21日1970年の『レット・イット・ビー』以来、46年ぶりのビートルズ公式映画となる『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』が9月22日に全国公開されることが20日、わかった。本作は、1963年~66年のツアーの様子、世界の称賛を得たバンドのキャリアの第一期をベースにした作品。リバプールのキャバーン・クラブ時代の初期の時代から、最後に観客の前で演奏した1966年のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パーク公演までを追う。そして、4人がどのように集まり"ザ・ビートルズ"になっていったか、また、彼らのグループ内での意思決定や楽曲づくり、キャリアの構築に迫る。全世界一斉解禁された公式ポスタービジュアルには、1964年8月22日に、ワシントン州シアトル・タコマ国際空港からブリティッシュコロンビア州バンクーバーへ向かう飛行機のタラップで撮られた4人の写真を使用。これは、ザ・ビートルズやローリング・ストーンズのツアー・マネジャーを務めたボブ・ボニスが、64年から66年にかけて行われた全米ツアーに同行した際のプライベート写真のうちの1枚だ。メインビジュアルと共に公開された日本限定デザインのティザーポスタービジュアルと第一弾の前売り券には、1966年の日本公演の写真を使用。メンバーが武道館のステージに上がる後ろ姿のモノクロ写真となっている。なお、本作はアカデミー賞受賞のロン・ハワード監督がメガホンをとる。(C) Apple Corps Ltd.
2016年06月21日ローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッド(69)が禁煙したようだ。先月妻サリーとの間に双子の娘アリスちゃんとグレイシーちゃんが誕生したロンは、健康的な生活を送ろうと禁煙を決意したのだという。ある関係者はザ・サン紙に「ロンは煙草を止めました。その悪癖を失くそうとかなり真剣に取り組んでいて、電子タバコをしょっちゅうくわえていますよ。ここ50年間で最長の禁煙期間となっていますね」と語る。2012年に挙式した妻サリーはその決意を大歓迎しているというものの、ローリング・ストーンズの仲間であるキース・リチャーズ(72)はその健康志向に面喰っている様子だそうで、もう友達ではないと冗談を飛ばしているとその関係者は続ける。「サリーは大喜びしている一方で、キースはみんなに馬鹿げていると言っていますね。一緒にお酒を飲みながら煙草を吸えないのならもう友達ではないとまでロンに冗談交じりで言っていましたよ」アルコール中毒のため過去に8度もリハビリ施設入りをしているロンは、過去6年間に渡ってお酒に触れておらず、先日にはバンドのツアー中にずっとお酒を飲み続けていたら体が持たないだろうと語っていた。「若い頃の日記に『昨夜は最高だった。2回吐いた』とかいうのがちょこちょこ出てくるんだ。でもその頃はなんとかやっていたんだ。でも今同じことをやったら、たぶん1週間も持たないね」また、ロンはミュージシャン仲間や友人たちがこの世を去っていくのを目にしたことで健康的な生活を送る気になったそうで、「ここ数年間でバタバタ倒れて行ってしまった人たちをかなり目にしてきたから、自分がいかに幸運かって気づかされたんだ」と話していた。(C)BANG Media International
2016年06月10日トム・ハンクスが主演を務め、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された謎解きに世界中が夢中になった『ダ・ヴィンチ・コード』、ヴァチカンを舞台にガリレオ・ガリレイの遺した暗号を解き秘密結社イルミナティの陰謀に迫った『天使と悪魔』に続く、シリーズ第3弾『インフェルノ』。その待望の予告編映像が解禁となった。本作『インフェルノ』では、ルネサンスの先駆者、詩人ダンテの叙事詩「神曲」に記された<地獄(インフェルノ)篇>の暗号を暴き、人類滅亡のカウントダウンを阻止するできるのかが焦点に。主人公のハーヴァード大学宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授を演じるのは、おなじみトム・ハンクス。また、ラングドン教授とともに謎を追う美貌の女医シエナには、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、スター・ウォーズのアンソロジー作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主演に抜擢されたフェリシティ・ジョーンズ。監督は、シリーズ全作品を手掛けてきたアカデミー賞監督のロン・ハワード。原作はもちろん、シリーズを手掛ける大ベストセラー作家ダン・ブラウンだ。解禁となった予告編映像は、「人類は100年で滅びる」という謎の男(ベン・フォスター)の不吉なセリフと共に始まる。ロバート・ラングドン教授が壁に投影しているのは、フィレンツェの画家ボッティチェリの作品「地獄の見取り図」だ。絵画の中には、アメリカの大富豪の名前が暗号のように隠されていた。詩人ダンテの「神曲」<地獄篇>をなぞり、人類滅亡の恐ろしい計画を企てている謎の男…。隠された暗号を解き明かすため、女医のシエナと共に、ラングドン教授はイタリア・フィレンツェ、ヴェネツィア、トルコ・イスタンブールなど世界中を駆け巡る。さらに、次のカットではラングドン教授が、不気味に白く光るダンテのデスマスクを手にしている。マスクの裏には“探し 見出せ”という意味深な文字が隠されていた。そして後半には、「伝染病」というキーワード、燃えさかる炎、濁流に飲み込まれるラングドンの姿…。謎をはらみながら、まるで現代の地獄を描いているかのような圧倒的な映像が展開されていく。『ダ・ヴィンチ・コード』から10年が経った今年、ラングドン教授は、人類滅亡という“地獄”へのカウントダウンをめぐる巨大な陰謀を解き明かすことができるのか?引き続き注目していて。『インフェルノ』は10月28日(金)より日米同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月03日トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてロバート・ラングドン教授に扮する超大作『インフェルノ』の予告編映像が公開になった。本作でも壮大なスケールの謎解きとアクションが描かれるようで、見どころのギッシリとつまった映像になっている。予告編動画本作でラングドン教授が挑むのは詩人ダンテの『神曲』の謎。『神曲』は、13世紀から14世紀にかけてイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリが書いた叙事詩で、ダンテが古代ローマの詩人に導かれて、地獄(インフェルノ)、煉獄、天国を巡る様が描かれている。このほど公開になった映像にまず登場するのは、ある男が残した謎のメッセージ。人類の滅亡を予言する言葉とラングドンに託された“ヒント”。そこにはフィレンツェの画家ボッティチェリの作品『地獄の見取り図』があった。ラングドンは、女医のシエナと共に暗号とダンテの叙事詩に隠された謎を解き明かし、人類の滅亡を阻止しようと奔走するが、映像の後半には人類の脅威となるような伝染病が登場。これまで以上のスケールで危機が描かれ、ラングトンはシリーズ最大のピンチを迎える。前2作に続いて、ダン・ブラウンの小説を基に、ロン・ハワードが監督する。『インフェルノ』10月28日(金) 日米同時公開
2016年06月03日俳優トム・ハンクスが主演を務める『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』(10月28日公開)の予告編が3日、公開された。名画に隠された謎を追う『ダ・ヴィンチ・コード』(05年)、ガリレオの遺した暗号を解き秘密結社イルミナティの陰謀に迫った『天使と悪魔』(09年)に続く、第3弾となる本作でロバート・ラングドン教授(ハンクス)が挑むのは、詩人ダンテの叙事詩『神曲』<地獄(インフェルノ)篇>に秘められた暗号。シリーズ全作品を手掛けるロン・ハワード監督がメガホンを取り、ボッティチェリらの数々の有名美術品や建築物から暗号を読み解き、世界を揺るがす陰謀に挑む。予告編は、「スイッチがある。押せば人類の半分が死ぬ。だが押さないと人類は100年で滅ぶ」という謎の男の不吉なセリフと共に始まる。続けて、ラングドン教授が、アメリカの大富豪の名前が暗号のように隠された、ボッティチェリの作品「地獄の見取り図」を投影。このような暗号を解明するため、女医・シエナ(フェリシティ・ジョーンズ)と共にイタリア・フィレンツェ、ヴェネツィア、トルコ・イスタンブールなど世界中を駆け巡る。謎を探っていくラングドン教授の手には、不気味に白く光るダンテのデスマスクが。その裏には「探し 見い出せ」という意味深な文字が隠されており、ラングドン教授はアメリカの富豪を指して、「やつが伝染病を作った」と推測する。「世界の95%が感染する」という"菌"の存在が示唆され、それをめぐってさまざまな人物の思惑が交錯。燃えさかる炎や銃撃戦などのアクションシーンも映され、最後には「今こそ人類再生の時だ」との言葉と共に、ラングドン教授が濁流に飲み込まれてしまう。
2016年06月03日ローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッド(68)と妻サリー・ハンフリーズ(38)の間に5月30日夜、双子の女児が誕生した。ザ・サン紙によると、今週までに誕生しなかった場合は、2人は誘発分娩も視野に入れていたようだ。このうれしいニュースを伝える声明では、「ロニーとサリーは、双子のグレース・ジェーン(6ポンド:約2,721g)とアリス・ローズ(5.7ポンド:約2,585g)の誕生を喜んで発表します。2人は5月30日22時30分に誕生し、みんな健康です。ベビーたちはパーフェクトです」と双子の名前も明かされている。元妻クリッシー・フィンドレーとの間にジェシー(39)、2番目の妻ジョー・ウッドとの間にリア(37)、タイロン(32)と、養子のジェイミー(41)と子供を持つロンは、バンドメイトのミック・ジャガーに子守唄を歌ってほしいと以前、BANGショービズに話していた。「ミックは、1年待ってくれたら、ベビーシッターになるよって言ってくれてて、そうなったら子守唄を歌ってもらえるね」また、ロンの子供たちも妹たちが増えるのを楽しみにしているそうで、息子のタイロンは「小さな妹たちに会うのが待ちきれません。本当にうれしいです。妹たちのためにジェリーキャットの(ぬいぐるみの)ウサギをもう買ってしまっているんです」と話し、家族が新たなメンバーの到着を待ちきれないといった雰囲気だった。(C)BANG Media International
2016年06月01日日本でも大ヒット中の映画『ズートピア』の特別映像が公開になった。監督を務めたバイロン・ハワードが、主人公ジュディの描き方を教えてくれる楽しい映像だ。特別映像本作の主人公ジュディは、サイやゾウなど大きな動物に囲まれながら、懸命に努力して一人前の警察官になろうとしているウサギの女の子。長い耳と、大きな瞳、愛らしい口が特徴的なキャラクターだ。ハワード監督は、『塔の上のラプンツェル』などディズニーの傑作を数多く手がけているが、かつてはディズニーでアニメーターとして活躍した“絵も描ける”監督のひとりで、映像では彼が誰でも簡単にジュディを描けるように丁寧にレクチャーしてくれる。本作は、作品のクオリティの高さ、楽しさが口コミで広がり、公開から時間が経つごとに動員を伸ばしていく理想的な興行を展開しており、ネット上には自身で映画のキャラクターを描いた“ファンアート”も多く公開されている。人気は小さな子どもにも広がっており、動画を観ながら、親子で一緒にジュディを描いて遊ぶこともできるようになっている。『ズートピア』公開中
2016年05月23日ハーマン・メルヴィルの名作の題材にもなった実話を、ロン・ハワード監督が映画化した『白鯨との闘い』のブルーレイ&DVDが現在リリース中だ。これを記念して、特典映像として収録されているメイキング映像と未公開シーンの一部が公開になった。メイキング映像と未公開シーンの一部本作は、“捕鯨”が一大産業だった19世紀に、太平洋のど真ん中で体長30メートルの巨大鯨に激突され、船を沈められてしまった捕鯨船エセックス号の乗組員たちが辿る数奇な運命を描いたサバイバルアクション。ヘムズワースのほか、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィーらが共演しており、現在公開中の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のスパイダーマン役に抜擢されたトム・ホランドも出演している。このほど公開になったメイキング映像では、主人公たちが直面する壮絶な嵐や、白鯨との死闘など、劇中でのアクションシーンがどのように作られているのか、その舞台裏の一部を知ることができる。本作の見どころのひとつは、さまざまな表情を見せる大海だ。ときに主人公たちの脅威となる海だが、その海上シーンは、エセックス号をまるごと浮かべている屋外セットと、約6メートルのコンテナを使用した屋内セットを使用して撮影が行われた。「主に安全面を管理した」と話す“水”に関する仕事を担当した海洋部門担当のスタント・コーディネーター、ダニエル・F・マローンは、海を表現するために多用された水について「使われている水は、ろ過と加熱をして清潔に保たれている」と説明。巨大なホースやジンバルと呼ばれるさまざまな装置を使って、スタッフが必死の形相で嵐や波を作っていたことがわかる。視覚効果製作者のレスリー・ラーマンは、「小さいプールだから、海の表情をどう出すかが問題だった」といい、いかにして、多面性を持つあの大海原の映像を作り上げたのかを明かしている。未公開シーンにはポラード船長(ウォーカー)とオーウェン(ヘムズワース)との対立が予見できる場面が含まれており、発売中のブルーレイ&DVDセットには、メイキング映像やエクステンデットシーンなど120分を超える見ごたえのある特典映像が収録されている。『白鯨との闘い』ブルーレイ&DVD 発売中【初回仕様】ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付):3990円+税【初回仕様】3D&2D ブルーレイセット(2枚組/デジタルコピー付):5990円+税デジタルレンタル配信中デジタルセル先行配信中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016年05月19日『アベンジャーズ』シリーズや『マイティ・ソー』シリーズ、『スノーホワイト/氷の王国』でも知られるクリス・ヘムズワースが、名著「白鯨」に隠された衝撃の“実話”で主演を務める『白鯨との闘い』。このほど、本作のブルーレイ&DVDリリースに先駆けて、主人公のベテラン航海士オーウェン・チェイスを演じたヘムズワースをはじめとする “海の男たち”の豪華インタビュー映像が、一挙に到着した。捕鯨が人々の暮らしを支え、一大産業として栄えていた1819年。一等航海士のオーウェンは21人の仲間たちと捕鯨船エセックス号に乗り、太平洋を目指した。妻とまだ見ぬ子に「必ず帰る」と誓って…。だが、広大な太平洋で彼らを待ち受けていたのは、巨大な白鯨。その白鯨との死闘の末、船を大破された彼らに、さらなる試練が待ち受ける――。大海原を舞台に、見たこともない巨大な相手との息もつけない闘いが、かつてない迫力の臨場感で描かれる極限状態のサバイバル・アクションとなる本作。今回届いた映像では、主演のヘムズワースのほか、船長ジョージ・ポラード役のベンジャミン・ウォーカー、二等航海士マシュー・ジョイ役のキリアン・マーフィー、さらに「白鯨」の著者ハーマン・メルヴィル役のベン・ウィショーといった豪華キャスト陣が、本作への出演や共演者について、緊迫の劇中とは一転、それぞれリラックスした様子で語っている。まず、ヘムズワースは、死と隣り合わせの状況にあってなお諦めず、生き延びるために仲間を率い、巨大な白鯨や大自然の猛威と闘った勇敢なベテラン航海士を熱演。本映像では、ストーリーの魅力や自身が演じる航海士オーウェンの生い立ちについて語っているほか、『ラッシュ/プライドと友情』でもタッグを組んだアカデミー賞監督のロン・ハワードに対して「監督は(このシーンがどうあるべきか)何でも分かっている」と厚い信頼を寄せている。また、遭難シーンの撮影のために行った壮絶なダイエットについても明かしており、「時々、気が変になりそうだった」と語るなど、最小限の食事しかとれなかった当時の過酷さにふれるコメントも。それでも、共演者たちと「実際の(船員たちが体験した)苦難にはほど遠い」と言いながら励まし合っていたようで、それぞれが経験した減量や撮影の過酷さはウォーカーやマーフィーら共演者たちとの絆で乗り越えたことに言及する。本作では壮絶な嵐への対処や白鯨との死闘など、海上でのアクションシーンが大きな見どころともなっているが、「人間の本性が見えてくる」とウォーカーが語り、「俳優たちは強い絆で結ばれた」とマーフィーもふり返る、極限の状態に追い込まれた船員たちの肉体の変化にも要注目。さらに、彼らの体験をフィクションとして「白鯨」にまとめ上げたメルヴィルを演じるウィショーは、自らの役柄について、過去に起きたエセックス号の出来事を観る者にも伝える「物語を進める触媒なんだ」と語っている。■キリアン・マーフィー/インタビュー映像■ベンジャミン・ウォーカー/インタビュー映像■ベン・ウィショー/インタビュー映像メルヴィルも驚愕した、ボートでの漂流を余儀なくされた船員たちに襲いかかる試練に、彼らの言葉から思いを馳せてみて。『白鯨との闘い』ブルーレイ&DVDは5月18日(水)よりリリース(デジタルセル先行配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日ハーマン・メルヴィルの名作の題材にもなった実話を映画化した『白鯨との闘い』のブルーレイ&DVDが18日(水)にリリースされるのを記念して、主演のクリス・ヘムズワースのインタビュー映像が公開になった。『白鯨との闘い』/特別映像が公開本作の舞台は19世紀。当時、鯨の油は生活に欠かすことのできない資源で、多くの者たちが命をかけて大海原へと乗り出していった。エセックス号もまた、鯨の捕獲を目的に港を出るが、太平洋沖4800キロの海域で巨大なマッコウクジラに遭遇。激しい戦いを繰り広げるも船は沈んでしまう。何とか生き延びた船員たちは残り少ない食糧と水をかき集めてボートにしがみつくが、次第に食糧は尽き、救助はなく、彼らは生存のために“ある決断”を迫られる。本作で、航海士のオーウェンを演じたヘムズワースは、この物語が「多くの人たちが経験したことがないもの」で、「そういう苦難に人はどういう反応をするのか、その心理的要素に興味を抱いた」という。そのため、ヘムズワースたちキャストは、これまでに経験したことのない苦難を撮影を通じて味わったようで、映像では「時々、気が変になりそうだった」という撮影時の苦労について、たっぷりと語っている。また、『ラッシュ/プライドと友情』に続いてタッグを組んだロン・ハワード監督の魅力を分析。徹底的にこだわって撮影し、俳優たちを追い込むハワード監督の作品に出演する理由も明かされる。間もなくリリースになるブルーレイには、本作のメイキングなども収録されており、あわせて観ることで、ヘムズワースたちのハードな撮影の裏側をより深く知ることができるようになっている。『白鯨との闘い』5月18日(水)ブルーレイ&DVDリリースデジタルレンタル配信開始デジタルセル先行配信中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016年05月11日ウサギ初の警察官ジュディとキツネの詐欺師ニックがまさかのバディを組み、動物たちが人間のように暮らす“楽園”を揺るがす大事件に挑むファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』。洋画大作や人気の邦画アニメがひしめく中、ゴールデンウィーク映画として大ヒットスタートを切った本作から、ディズニー・アニメーションとしてはおなじみ、思わずクスッと笑みがこぼれてしまう“隠れネタ”の一部分が明らかとなった。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、世の中をより良くしたいと夢見る新米警官、ウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女はさまざまな困難を乗り越え、驚きの真相に迫っていくが――。夢を諦めず、前向きなジュディの姿が共感を呼んだり、“ツンデレ”キャラのニックが女子のハートが鷲掴みにしたりと、ユニークな登場“人物”や最後まで目の離せないストーリー展開など、さまざまなポイントで日本の観客をも虜にしている本作。もう一つ忘れてはならないのが、ディズニー・アニメーション作品には必ずある隠れネタの数々だ。『アナと雪の女王』や『ベイマックス』にも多くのネタが盛り込まれていたが、本作は過去最多!? もう劇場で観た方はいくつか気づいたかもしれないが、おなじみの“隠れミッキー”はもちろんのこと、名作映画や海外ドラマのパロディ、過去のディズニー・アニメーションに関する隠れネタが続々。今回ご紹介するのは、“難易度:初心者向け”の隠れネタ。劇中で泥棒のイタチが海賊版DVDを露店で販売しているのだが、そのタイトルをよく見ると、『ブーマックス』や『塔の上のヒヒンツェル』『ツノー・ラッシュ』『ラッコと海の女王』と、人間界でも大ヒットしたあのアニメーション作品とよく似たものが!誰もが知る名作に、これから公開予定の作品が「もしズートピアで発売されていたら…」というユニークな発想から生まれた、ディズニークリエーターたちの遊び心あふれる演出。バイロン・ハワード監督の代表作『塔の上のラプンツェル』、リッチ・ムーア監督の『シュガー・ラッシュ』のパロディがあるのも心憎いところだ。字幕版では、原題をもじったまた違ったタイトルなので、ほんの一瞬であるが、そちらもチェックしてみてほしい。ただし、このネタは初心者レベルで、しかも、たくさんある中の1つに過ぎない。あなたはいくつのネタに気づけそう?『ズートピア』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日全米でディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング興収を記録した『ズートピア』が日本でも公開され、洋画系大作や人気の邦画アニメーションがシノギを削るゴールデンウィーク映画戦線において、快調な大ヒットスタートを記録中だ。その大人気の理由は、動物たちの“楽園”ズートピアには最高にユニークな動物たちがいるというだけでなく、差別や偏見など現代の人間社会の問題も映し出す深いメッセージ性などにもあるが、数々の“映画ネタ”も見逃せない!そこで来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督に“映画ネタ”の存在について尋ねると、映画ファン感激の情報が飛び出した――。分かりやすい例で言うと、『ゴッドファーザー』シリーズのマーロン・ブランドを模したようなキャラクターの登場や、虫が舞っているヒツジは海外ドラマ「ブレイキング・バット」シリーズのオマージュ。この点、ムーア監督は「ほかにも膨大にある」と自慢気な顔!「小ネタのなかでも、隠れミッキーは分かるかい?」とハワード監督。「ミッキーマウスの耳の形をした図形のことだよね。今回は史上初の試みとして、ディズニー・アニメーション史上初めて、ある動物のキャラクターの体に隠れミッキーを潜めてみた(笑)」とリップサービス。ハワード監督は「それほど多くは語れないけれど…」と言いながらも、「ヒントとしては、斑点がある動物で、ちょっとぽっちゃりしていて、警察署の受付にいる彼だ。いや、そこまでにしておくよ。でも、頬のところをよく見てみて!」と詳細に解説を。すると今度はシビレを切らしたようにムーア監督が、「では、しょうがないから、いいネタを一個教えようか(笑)?」と前のめりに。そして、この情報が胸熱だった!「映画の後半のシーンで、悪者が隠れている列車をジュディが動かそうとして奮闘するシーンがあるだろう?でも彼女は列車の操作の仕方が分からないので、手当たり次第にレバーを引いたり、コントロールパネルを押すわけだよね。それでもいつまでたってもどうにもならないもんだから、最後にバン!と機械を強く叩くと列車は動くんだけれど、あれは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の、あるシーンのパロディーなんだよね(笑)!」。つまり、オリジナルでは列車ではなく、あの乗り物だ。「ミレニアム・ファルコンが動かなくなって、ハン・ソロが同じことをするんだけれど、それで動き出すシーンへのオマージュなんだ。しかも、ただ一連をパロディ化しているだけでなく、音響効果まで同じなんだ。気づいた(笑)?」と得意気に語るムーア監督。映画の後半、よく注目して観てほしい。ちなみにシリーズ最新作の“フォースの覚醒”にも似たようなシーンがあったような気がしたが、「知らないなあ(笑)」。「何ですか、その映画??」とジョークで煙に巻く。公開初日の時点で「何回もみたい!」「字幕版も観る!」などとリピート宣言する人や第三者にすすめる人も多く、満足度が高いディズニー・アニメーション作品として浸透している『ズートピア』。我こそは映画ファンという人は、元ネタに注目する観方も楽しいはず。『ズートピア』は全国にて公開中。(text/photo:Takashi Tokita)
2016年04月30日●主人公を逆転させた理由全米で『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超え、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング記録を達成し、ディズニーの最高傑作との呼び声も高い『ズートピア』が、4月23日に日本公開を迎えた。本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園"ズートピア"を舞台に、新米警官・ウサギのジュディの奮闘を描いた物語。動物たちの世界に差別や偏見がある人間社会が映し出され、大切なメッセージを投げかけてくれる。感動あり、笑いあり、ミステリーという面白みもある本作でメガホンをとったのは、『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワード監督と、『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア監督。この豪華コンビが、生きていく上で大切なメッセージが詰まった物語を生み出した。先日、来日した2人にインタビューし、物語に込めた思いや、制作秘話を聞いた。――そもそも今回、お2人のタッグがなんて豪華なんだと思いました。組んだ理由を教えてください。バイロン・ハワード:この企画を開発して3年くらいたった頃に、物語を練り上げていく上で助けが必要になったんです。それまではジュディの相棒であるキツネのニックを主人公にしていましたが、それをジュディに変えるというとタイミングでした。リッチ・ムーア監督は『シュガー・ラッシュ』でわかるように非常にユーモアがありながら感動も伝えてくれる方。幸いなことに一緒に組んでくれることになり、これだけ層の厚い多様なものを作っていく中で、お互い助け合って作り上げていくことができました。リッチ・ムーア:バイロンと共同監督として一緒に作り上げたこの映画を、心の底から誇りに思いますし、この映画に関われて監督を務められて最高に光栄だと思っています。また、バイロンと2人で作ったわけでもなく、総勢700人のスタッフがこの映画に関わっていて、その一人ひとりが全力を注いでこの映画が完成したと思っています。――最初はニックが主人公だったんですね。ニックからジュディに変えたのはなぜですか?旧バージョンでは、ニックは今のような皮肉屋で、自分の住んでいる街が嫌いだったので、ズートピアから出たいと思っていたんです。そうすると、観客もどうしても彼を通してズートピアを好きになれなくなってしまい、それではダメだと思ったのです。主人公は物語を引っ張っていくものなので、楽観主義者のジュディのような、ズートピアの最もいいところを見いだしてくれるようなキャラクターが必要で、そのあとに世の中というものは目に見えるほど単純なものではないということがわかってくるようにしました。――この物語では、人間社会と同じように、"違い"から生まれるさまざまな偏見が描かれ、生きていく上で大切なメッセージが込められています。"偏見"の問題をテーマにした理由は?バイロン・ハワード:動物を1年くらい研究していく中で、哺乳類の中では捕食する側が1割、捕食される側が9割ということに気付いたんです。この自然界の事実をもとに、時として対立関係にある2つのグループが進化して一緒に社会を築いていった場合、もともとあったお互いに対する恐れや不信感は心の中に残っているといったストーリーを思い付きました。――人間以上に個性が際立っている動物だからこそ、より偏見の問題がわかりやすく、そしておもしろく伝わってきました。バイロン・ハワード:イソップの童話までさかのぼって、人間社会や私たちが抱える個性、欠点などを動物に例えて表現するというのは、昔から受け継がれている伝統だと思います。動物で描くからわかりやすくなるというメリットは確かにあると思いますね。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.●大きな挑戦となった動物のリアルなサイズ感――主人公を逆転させたとのことでしたが、たくさんいる動物の中で、ウサギを主人公にした理由は?リッチ・ムーア:(ジュディのぬいぐるみを動かしながら)キュート! カワイイ!(笑)バイロン・ハワード:そうですね! かわいいというのも理由の一つです(笑)。ウサギはかわいらしくて小さくてふわふわしている。この物語では、ウサギのジュディが、周りの人たちからウサギだからとバカにされ、勇ましい警官にはなれないだろうと見られてしまいますが、その彼女が主人公であることによって、偏見や先入観からいろいろな障害や困難を経験した人たちに理解してもらえるものになると考えました。――動物を描くにあたって、実際の動物を徹底的にリサーチされたそうですが、ウサギを調べてどんな発見がありましたか?バイロン・ハワード:ビンキージャンプという、空中でひねりながら回転して跳ぶウサギ独特の動きを知りました。本編でジュディがサイに踏まれそうになる場面がありますが、そこのシーンでよりウサギらしさを出すために、担当したアニメーターの選択でビンキージャンプを取り入れています。動物たちは通常は人間に近い形で行動しますが、怖がったり興奮したり感情的になる時に動物らしい姿を見せるというルールを、自分たちの中で決めていました。――日本に先駆けて公開された全米で大ヒットを記録していますが、本作のどういったチャレンジがヒットにつながっていると考えていますか?リッチ・ムーア:最大のチャレンジの一つは、動物のキャラクターをリアルに描くにあたって、実際の自然界におけるサイズ感もリアルに描くということ。今まであった言葉を話す動物たちの世界を描いたアニメーション映画では、全体的に同じくらいの背丈に並べるため、小さなネズミを大きめにし、ゾウやキリンといった大きな動物を小さめにしてバランスをとってきましたが、今回は新しいチャレンジとして現実と同じサイズ感で描きました。これはとても大変でした。小さいネズミと大きなゾウを同じフレームに収めるのはかなり工夫がいることで、例えば、アイスクリーム店でジュディが大きなゾウの店員とからむ場面は、構図的に創意工夫が必要です。あまりにもチャレンジが大きすぎて、本当にここにこだわる必要があるのか自問自答することもありましたが、それこそがこの映画をユニークにしていると思ったので、いろいろ知恵を出して"ズートピア"の世界を作り上げていきました。■プロフィールバイロン・ハワード1968年生まれ。1994年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ入社。『リロ・アンド・スティッチ』(02)と『ブラザー・ベア』(03)でスーパーバイジング・アニメーターおよびキャラクター・デザインを担当し、その後もストーリー・アーティストおよびキャラクター・デザイナーとして経験を積み、『ボルト』(08)で長編映画監督デビュー。2作目となる『塔の上のラプンツェル』(10)は日本でも今なお愛されている。リッチ・ムーア1963年生まれ。1987年、TVアニメ・シリーズ『Mighty Mouse - The New Adventures』のデザイナーおよびライターとしてキャリアをスタート。その後、長寿コメディ・アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』(89~)の最初の3人の監督の1人として活躍。テレビ・アニメーション界で革新的な作品を放った後、ディズニー作品『シュガー・ラッシュ』(12)で長編映画監督デビューし、アニー賞映画部門で作品賞と監督賞を含む5部門を受賞、アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされた。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年04月23日全米で『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超えるオープニング興収を記録し、一大旋風を巻き起こした『ズートピア』がいよいよ日本に上陸!日本語版キャストとして主人公・ジュディ役を務める女優の上戸彩、ジュディの食いしん坊な同僚クロウハウザーを演じるサバンナの高橋茂雄が取材に応じ、「夢を信じる力を感じる作品。きっと誰もが背中を押されるはず」(上戸)、「あまりに面白くて度胆を抜かれた。誰もが共感できるポイントがある」(高橋)と日本公開に、胸を踊らせた。その他のニュース&画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア、『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードが共同監督を務めている。アフレコを振り返り、「苦労の連続だった」と口を揃える二人。上戸は「自信があるシーンほど、先に進まないもので、夢に燃えながら思い通りにいかないジュディの気持ちに、自然と感情移入していました。本当に声優は難しいです。その分、OKが出たテイクを自分で聞いてみると、今まで気づかなかった表現の幅があって、うれしい驚きでした」と声優の奥深さを再確認したという。一方、高橋も「首からドーナツを見つけるシーンなんて、たった2行のセリフなのに、3~4時間かかりましたよ。そもそも40年間、高橋茂雄として生きてきたので、ベンジャミン・クロウハウザーと名乗るだけでも一苦労(笑)」とこちらも悪戦苦闘。「太ったキャラクターならではの難しさもあった」と振り返った。“夢の実現”がテーマになった本作にちなみ、「夢を叶えるために、必要なことは?」と質問すると、こんな答えが返ってきた。「家族や友だちといった周りの環境を大切にすることですね。苦しいとき、大切な存在を思い出せば、壁を乗り越えることができますから」(上戸)、「柔軟な考え方じゃないですか?たとえ現実が当初の目標と違ったとしても、そこから新しい価値を見つけられれば、それは素敵なことだと思います」(高橋)。世代を超えて楽しめる本作だが、この春、新生活を始める人には特におすすめな作品といえそうだ。『ズートピア』公開中取材・文・写真:内田涼
2016年04月23日新米警官ウサギのジュディをはじめ、かわいらしい姿の動物たちがポスターの中で所狭しとひしめきあっているディズニー映画『ズートピア』(4月23日公開)。その癒やし全開のビジュアルの印象を受け、『マダガスカル』みたいな人畜無害なアニマル映画を想像して観に行くと、立ち上がれないほどの衝撃を食らうはず!スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、「動物たちが主人公なので子ども向けかと思ったら大間違い。この作品は、資本主義の果てに、どういう社会が生まれるのかを暗示している」と言っているように『ズートピア』はズバリ! 動物ではなく、人間社会を描いている感動作! そして、「ディズニー映画の中でもずば抜けた傑作です!」と言い切っているように、傑作すぎるディズニー映画が誕生した。物語の舞台は、動物がまるで人間のように暮らす大都会のズートピア。人類顔負けの超ハイテク文明社会ズートピアは誰もが夢を叶えられる場所で、立派な警察官なることを夢見て、ウサギのジュディが上京する。ところが、"ウサギはニンジンを作る役割でしょ?"という常識もまた妥当している世界で、ジュディは厳しい現実に直面。程なくキツネのサギ師ニックと出会ったジュディは、ズートピア史上最大の危機に立ち向かっていく――。それこそ映画の前半は、我々が思っているようなディズニー映画と、ほぼ変わらないような様相、かもしれない。ジュディが悪戦苦闘していると言っても、数々の挫折をなんとか乗り越えて、程なくあからさまな悪党が登場して、やっつけてめでたし、みたいな。また、しょせん動物が主人公なんで人間みたいな心情表現をウサギの表情に出すことは無理だし、実際の人間が演じるほど感情移入するキャラクター性も薄いんじゃ? みたいな。ところが、本作のメガホンをブン回している監督たちは、日本でも根強い人気を誇る『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと、大ヒット作『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアという賢人たち。ディズニー・アニメーション"第3黄金期"の勢いを加速させたとも評される実力派の制作陣は、そんな淡い予定調和をブチ破る刺激的な展開と設定を用意。表面的には楽園めいたズートピアを人間世界の縮図に仕立て上げ、性別・年齢・学歴・出身地などの違いから生じる偏見や差別について、超どストーレートに描いていく。このジュディやニックが経験・直面する問題は、今の時代を生きる我々自身の問題であって、そのひずみが過度に進行してしまった後の悲劇的な事態まで想定して描くガチな内容。新卒して社会に出たての若者たちはジュディの奮闘に背中を押され、キツネとして生きることに甘んじているニックの姿に思わずむせび泣くお父さん方も続出するに違いない。先日来日したプロデューサーのクラーク・スペンサー氏は、「『ズートピア』のスケールは、これまでのディズニー映画の中でもっともスケールの大きなものになっています」と断言していたが、おそらく同発言の真意は、アクションや動物たちの毛並みとか見た目でわかる派手な規模感のことだけでなく、人間世界が内包する社会問題をズバズバと斬っているというメッセージ性のスケールのことだと理解した。およそ差別や偏見はなくなることはないにしても、少しでも個の差を認め合うことが叶うならば、我々の人生や暮らしは格段に豊かなものになるだろう、という愛いっぱいの語りかけ。すでに世界中で大旋風を巻き起こしている背景には、世界のあちこちにズートピアがあることの裏返しでもある。そして日本でも来たるゴールデンウィーク、いよいよ公開だ。見逃し厳禁の超絶感動作、ディズニー映画『ズートピア』を観て、連休明けの人生をポジティブに生きようじゃないか!(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年04月22日『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が4月23日(土)から公開になる。そこで、カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材を行い、観客の心をとらえて離さない『ズートピア』の物語の“核心”に迫った。『ズートピア』/動画本作は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語だ。ディズニーでは、“ストーリー”と“キャラクター”が最も重視され、観客を魅了するものが満足できるまで何度も何度もアイデアが出され、脚本が書き直される。スタッフはまず、アフリカのケニアなどに出向き、動物の生態について学んだが、いくつかのシーンでは実際の動物の生態と“正反対”のキャラクターを登場させた。共同監督と脚本を手がけたジャレド・ブッシュはその理由を「観客に“先入観”や“偏見”を持つのは良くないと伝えたかったから」と説明する。「サファリに行って『人間にとって最も危険な動物は何だと思いますか?』と質問すると、多くの人がライオンと答えますが、実は最も危険なのは水牛とカバなんです。でも多くの人は、ライオンの鋭い牙を見て『あの動物が最も恐ろしい!』と思ってしまいます」当初、本作の主人公はキツネで、肉食動物である彼が改心していくドラマが描かれる予定だったが、夢を追う前向きなウサギのジュディが、正反対の性格のキツネとコンビを組んで行動する中で、自分の中にある“偏見”や“先入観”に気づき、変化していくドラマに書き換えられた。監督を務めたリッチ・ムーアは「かつて僕が学んだことで、ジュディも学ぶことだけど、世界をより良い場所にするための最良の方法は、自分自身を見つめることなんだ」と言い、同じく監督のバイロン・ハワードは「彼女はずっと同じではない。変化し、進化し、間違いを犯して、もっと完全なものになるんだ」という。観客はこの映画を楽しみながら、同時に私たちがいかに“偏見”や“先入観”を無意識的に持っていて、それに囚われているかに気づくだろう。ブッシュは「最初から“偏見”についての映画を作ろうとしていたわけではない」と語るも、「動物について調査し、物語づくりをする中で、昔ながらの偏見や差別ではなく、現代の“偏見”が描けると思うようになった」と説明する。言うまでもなく『ズートピア』は楽しく、最後の最後までワクワクできる。しかし同時に、映画を観終わった後に思わず胸に残るような、じっくりと考えさせられるようなテーマも描かれているのだ。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月21日6月に69歳を迎えて間もなく妻サリー・ハンフリーズが双子を出産する予定となっているローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッドは、ロッド・スチュワートから刺激を受けてもっと子供を作ることにしたようだ。ロンは、現在71歳ながらに9歳と5歳の小さな子供を合わせて8児を持つロッドから新たな人生の歩み方を促されたそうで、「そうだよ。この話を持ち出したのはロッドさ。サリーに出会ってすぐ、彼は僕にプロポーズするよう押してきていたね」「それで結婚したと思ったら、今度は子供を作れって言い出したんだ」と話す。続けて、「ロッドと(妻の)ペニーは僕らに子供が生まれるって話して以来、ずっとなにかと面倒を見てくれているよ」とロッドへの感謝を示した。すでに成人した4人の子供を持つロンは、また子供が生まれるなど考えたこともなかったという。「人生のこの時期にこんなことが起こるなんてすごく恵まれているし、楽しみで仕方ないね」「こんなこと想像したこともなかったし、素晴らしいプレゼントだよ」と英ハロー誌に喜びを語った。(C)BANG Media International
2016年04月06日23日(土)から公開になるディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』に公開エリアごとの“ご当地キャラクター”が登場することが発表になった。アメリカやカナダでムース(ヘラジカ)のニュースキャスターが登場する場面は、日本版では“タヌキ”のキャスターが登場する。その他の写真本作は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。劇中には60種類以上もの動物たちが登場し、同じ種でもそれぞれが個性豊かに描かれているが、映画の中に登場するニュース・キャスターは公開エリアごとに別の動物が担当することになった。「世界各国でその土地独自のキャラクターを設定したのは、より映画を身近に感じてもらいたいという思いから」というバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っけがあり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした」と説明。ご当地キャラは全5パターンあり、ムース、タヌキをはじめ、オーストラリアではコアラが、中国ではパンダが、ブラジルではジャガーがキャスター役で登場する。また、本作の日本語版ではこのタヌキの声を芋洗坂係長が演じることが発表になった。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月05日お笑い芸人の芋洗坂係長が、ディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)で、姿もそっくりなニュースキャスターのタヌキ、マイケル・狸山(たぬやま)役として声優に初挑戦したことが4日、わかった。3月4日に公開された全米で異例の3週連続首位を獲得した本作。すでに日本版声優として、主人公のウサギ・ジュディ役に上戸彩、チーター・クロウハウザー役にサバンナの高橋茂雄が発表されたが、このたび芋洗坂係長の参加が明らかになった。芋洗坂係長が演じるマイケル・狸山は、全世界で5種類存在するご当地キャラの一人で、日本版でしか見ることができない存在。日本の典型的なサラリーマンをイメージしたニュースキャスターで、ルックスが芋洗坂係長にそっくりだったことからディズ二ーが熱烈なオファーをし、今回の起用が決定した。芋洗坂係長は「だから私のところに(オファーが)来たんだなと思いましたよ。自分がモデルになったんじゃないかと思うくらい似ていましたから」と酷似していることに驚くと同時に、「逆に"これはすぐにできるだろう"と思ったんですけれども、そうは問屋が卸しませんでしたけれどね。キャラクターの空気感に声を合わせなきゃいけないというのがすごく難しいところでした」と初挑戦したアフレコの苦労を明かした。マイケル・狸山のキャラクターについて、先日来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいてちゃめっ気があり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした。今回は、そのタヌキに素晴らしい方が声をあててくれました」とコメント。また、ご当地キャラを設定した理由について「より映画を身近に感じてもらいたいという思いから」と説明し、「さまざまな種類の動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」と語った。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年04月05日先月より全米公開され、3週連続で首位を獲得したディズニー・アニメーション最新作<a href="">『ズートピア』</a>。先日、本作の日本語版声優に上戸彩と「サバンナ」高橋茂雄の配役決定が報じられた本作だが、今回新たに芋洗坂係長がタヌキ役で声優初挑戦することが明らかとなった。動物が人間のように暮らす大都会“ズートピア”。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、立派な警察官になることを夢見るウサギのジュディ。しかし、動物にはそれぞれ決められた役割があり、小さくて可愛いウサギは農場で人参作りに従事するのが“ウサギの人生”とされている。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか――。「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」などに出演し、“踊るメタボリーマン”などのキャッチフレーズで親しまれてきた芋洗坂さん。近年では、「オーシャンズ11」「三銃士」などの舞台への出演など活動の幅を広げているが、今回声優初挑戦の芋洗坂さんが担当するのは、ニュースキャスターのタヌキ、マイケル・狸山(たぬやま)役。このマイケル・狸山は、全世界で5種類存在するご当地キャラクターで、日本版でしか観ることができない貴重な存在。日本の典型的なサラリーマンをイメージしたキャラクターのルックスが、驚くほど芋洗坂さんにそっくりだったことから、ディズニーが熱烈なオファーをしたことで今回の起用が実現したという。今回の決定について芋洗坂さんは「だから私のところに(オファーが)来たんだなと思いましたよ。これは自分がモデルになったんじゃないかと思うくらい、似ていましたから」と自身もそっくりだと驚いた様子。また「逆に“これはすぐにできるだろう”と思ったんですけれども、そうは問屋が卸しませんでしたけれどね。 キャラクターの空気感に声を合わせなきゃいけないというのがすごく難しいところでした」と、初挑戦したアフレコの苦労も語っている。先日来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っけがあり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした。今回は、そのタヌキに素晴らしい方が声をあててくれました」と、芋洗坂さんへの絶賛を寄せている。また、今回登場するマイケル・狸山のほかにも、アメリカやカナダほかで登場するオリジナルの「ムース」をはじめ、オーストラリアの「コアラ」、中国の「パンダ」、ブラジルの「ジャガー」と、各国に馴染み深い動物たちが登場する本作。監督は「世界各国でその土地独自のキャラクターを設定したのは、より映画を身近に感じてもらいたいという思いからです。様々な種類の動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」と、ご当地キャラクターの制作秘話も明かしていた。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて2D/3D公開。(cinemacafe.net)
2016年04月05日ディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)のバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督、クラーク・スペンサープロデューサーが24日、都内で行われた来日記者会見に登壇した。本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園"ズートピア"を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。日本公開に先駆け3月4日に全米で公開され、『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超えて、ディズニー・アニメーション史上No.1のオープニング記録を達成した。その勢いはとどまらず、3週連続で首位を獲得し、3月20日時点で2億92万ドル(約231億円)を記録。全世界で6億円(約690億円)を早くも突破した。会見で大ヒットの要因を聞かれたクラーク・スペンサープロデューサーはまず、「われわれ3人は、(本作に関わった)700人のアーティストたちの代表として来日している。できるだけ多くの方に見てもらいたいという思いで、われわれの情熱、魂、すべてを詰め込んで作りました」と制作に関わったすべてのアーティストを代表して説明。その上で、「まさかここまでたくさんの方に響くとは夢にも思っていませんでした」と驚きを示した。そして、大ヒットには「3つの大きな要因がある」と分析し、「1つ目は、世界観が複雑でディテールに富んだものになっていること。ディズニーアニメーションの中で一番大きなスケールではないか」と説明。「2つ目は、見ていてとにかく楽しい。それだけでなく、コメディ要素と感動的な要素の両方がある。さらに多層構造になっていて、ミステリーもある」と続け、「3つ目は、自分に何ができるのか、自分がだれになれるのかというのは、押し付けられるものではなく自分で手にするものだというメッセージが響いているのでは」と語った。また、バイロン・ハワード監督は「1年半かけて動物たちを研究して、素晴らしい作品ができあがった」と手ごたえ。リッチ・ムーア監督も「まるで人間のような感情を持った動物たちのキャラクターであると同時に、自然界のありのままの動物の姿をリアルに描いている。その2つの融合という点でも、とてもユニークな映画になっている」と魅力を伝えた。会見には、日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声優を務めた上戸彩、チーターのクロウハウザー役のサバンナ・高橋茂雄も出席した。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年03月24日女優の上戸彩が24日、都内で行われたディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)の来日記者会見に登壇した。昨年8月に夫でEXILE・HIROとの第1子となる女児を出産した上戸は、本作の日本語吹き替え版でヒロイン・ウサギのジュディの声を担当。「お話をいただいたのが昨年の夏ごろ。ちょうど私に新しい家族が増えた時だったので、『家族に自慢できる!』と思ってすごくありがたい気持ちと共に受けさせていただきました」と喜びを語った。本作は、動物たちが人間のように暮らす楽園"ズートピア"を舞台とする物語。会見には、来日したバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督、クラーク・スペンサープロデューサー、そして、日本語吹き替え版でチーターのクロウハウザー役を演じたサバンナ・高橋茂雄も出席し、さらに、動物に扮して演奏を繰り広げるズーラシアンブラスが主題歌「トライ・エヴリシング」を披露した。愉快な指揮者オカピに誘われるように、監督も上戸らもズーラシアンブラスの演奏にノリノリ。本作と同じようにスローな動きのナマケモノも登場し、全員爆笑していた。上戸は、この楽曲について「夢に向かって一歩踏み出そうとしている時に背中を押してくれる、何度聞いてもハッピーになれる曲」と語った。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年03月24日ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』の来日記者会見が3月24日に、都内で行われ、共同監督を務めるバイロン・ハワード(『塔の上のラプンツェル』)とリッチ・ムーア(『シュガー・ラッシュ』)、プロデューサーのクラーク・スペンサーが出席した。その他の画像ハイテク文明の粋を集めた動物たちの“理想の楽園”ズートピアを舞台に、夢を信じる新米ウサギ警官のジュディが、夢を忘れたキツネの詐欺師と協力し合い、動物誘拐事件を捜査する冒険ファンタジー。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を更新し、公開3週間で早くも興収1億ドルを突破している。製作にあたり、動物たちの生態を徹底的にリサーチしたといい、ハワード監督は「アフリカの草原で、肉食のライオンと草食のガゼルが、隣り合わせで水を飲んでいたんだよ。食べる、食べられるの関係にある彼らが一緒にいるなんてね。ズートピアの世界観に大きなインスピレーションを与えてくれた」と明かした。一方、ムーア監督は「こだわったのは、動物たちの“人間”味。そこに本来の野性味を融合させた点がユニークなところだと思う。動物のコスチュームを着た人間、というような描写は避けたかったからね」とキャラクターづくりの秘話を披露。「主人公のジュディは、事件の真相を知る過程で、自分自身の可能性を発見するんだ」と話していた。スペンサー氏も大いにうなずき、「自分がどうあるべきか?それは他人が決めるのではなく、自分でつかみ取るべきなんだ。そんなテーマが、世界中で受け入れられたんじゃないかな」と大ヒットの理由を分析。「ディズニーアニメ史上、最高に多重的で壮大な世界観。コメディや人間ドラマ、ミステリーの要素も魅力だと思う」と胸を張った。会見には日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声を担当する上戸彩、ジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのクロウハウザーを演じる高橋茂雄(サバンナ)が駆けつけた。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年03月24日全米で大ヒットを記録しているディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア』の来日記者会見が3月24日(木)、都内で行われ、共同監督を務めるバイロン・ハワードとリッチ・ムーア、プロデューサーのクラーク・スペンサーが出席した。動物たちが人間のように暮らすハイテク都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件の謎を追いかける。全米では『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を軽々と塗り替え、公開3週間で早くも興収1億ドルを突破している。夢の実現を描いた本作を完成させるため、現場では約700人の有能なスタッフが大活躍!ムーア監督によると、多くの日本人も参加しているそうで、「宮崎県出身の女性スタッフは、小さい頃からずっとディズニーで働くことを夢見ていたんだ。でも周囲からは『そんなの無理』と言われていた。まるでジュディのようにね。そんな彼女が、単身アメリカに渡り、ジュディと同じように夢を実現させたんだ。すばらしいことだよ」と秘話を語っていた。個性豊かな動物たちのキャラクターづくりについては、「まるで人間のような感情表現をすると同時に、動物特有の“野生”を融合させた点がユニークなんだ。もちろん、動物の外見や仕草は徹底的に研究したよ」(ムーア監督)。ハワード監督は「アフリカで取材旅行をしたとき、ライオンとガゼルが並んで水を飲んでいる光景を目にしたんだ。食べる、食べられるという関係なのにね(笑)。ズートピアを発想する原点だよ」と明かしていた。また、プロデューサーのスペンサー氏は「まさか、ここまで支持されるとは!」と全米をはじめ、世界中での大ヒットに驚き&喜びのコメント。「きっとディズニーアニメ史上最高に、複雑かつ壮大な世界観だろうね。コミカルな描写に加えて、感情を盛り上げるミステリー要素もある。何より、『自分は何ができる?』『自分は何になれる?』という答えは、自分自身で手に入れるべき。そんな人生のテーマが響いたんだと思う」とヒットの理由を分析していた。会見には日本語吹き替え版で主人公・ジュディの声を担当する上戸彩、ジュディの同僚で、食いしん坊なチーターのクロウハウザーを演じる「サバンナ」の高橋茂雄が出席し、「(声優の)お話をいただいたのが昨年の夏ごろ。ちょうど新しい家族が増えたばかりで、これは自慢できるって思った」(上戸さん)、「芸人なので、正直最初はドッキリだと思った」(高橋さん)と話していた。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日最高にユニークな動物たちの“楽園”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』。日本公開に先駆け3月4日(現地時間)に全米公開された本作が、 『アナと雪の女王』『ベイマックス』を遥かに上回る全米オープニング興行成績を記録し、公開週末No.1の大ヒットスタートを切って2週連続の首位を獲得。さらに公開から10日で1億4,260万ドル(約164億円)を記録したことが分かった。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、世の中をより良い場所にしたいと夢見る新米警官、ウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか――。公開前から多くの注目を集めていた本作は、興行成績のみならず、作品評価も未だ非常に高い。キャラクターの可愛さ、面白さに加え、まるで人間社会を意識した内容に幅広い世代が共感し、 全米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のトップ批評家による評価では、99%というフレッシュの高評価を維持し続けているようだ。そして大ヒットの波は国内だけにとどまらず、米国以外の国でも広がっており、10日間で世界累計が4.3億ドル突破(約495億円)を記録している。アジア圏の中でも異例の記録的ヒットとなっている中国では、ディズニー・アニメーションまたはピクサー作品の中でも最高だった『ベイマックス』の興収5,100万ドル(約60億円)を超え、今後の記録更新にも大いに期待がかかる。また監督を務めたバイロン・ハワードとリッチ・ムーアが掲げる「ズートピアは、まさに人間世界の縮図であり、性別、年齢、学歴、出身地などの違いから生まれる偏見や違いを描いている。その違いを個性として認め合うことが出来たら、人生はもっと豊かになるだろう」というメッセージは、大人たちにもターゲットを広げ、世界的ヒットの要因ともなっているそう。さらに鑑賞後には、「自分は、誰々は、どのキャラクターに似ている」など、ズートピアの住人を身近な人物に置き換えたトークでも賑わっているようだ。バイロン・ハワードとリッチ・ムーアは3月24日(木)に来日会見を予定。世界中に旋風を巻き起こしている『ズートピア』の日本公開が待ち遠しい。『ズートピア』は4月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月15日