俳優の吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が主演を務める、映画『かぞく』(11月3日公開)が公開されることが25日、明らかになった。同作は澤寛監督のデビュー作。人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀氏の生き様を描く未完の絶筆作品『かぞく』の実写映画化作となる。脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、吉沢・小栗らをキャストにむかえ、満を持しての映画監督デビューを果たす。監督デビュー作にも関わらず、豪華俳優陣が出演、すでに国際映画祭への招待も決定している。父が失踪したマコトは、母と2人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く。原作のなかで描かれた5つのエピソードを原作として、澤寛自身の生い立ちや経験を織り交ぜ、現代家族を包括的に描く映画へと昇華させた。旧来の家族構造から「核家族」を基準に、「婚姻関係」「親子関係」「血縁関係」「法や倫理に背いた関係」「父とは」「母とは」「子とは」などのテーマを各エピソードに振り分け、土田氏が描いた物語が現代家族の背負ってきた旧来の家族構造の特徴である家父長制家族の諸問題から生まれた物語であったとして、それぞれ家族の再生を試みながら「家族とは何か」を問いかける。音楽には舞台音楽家である棚川寛子(『アンティゴネ』『マハーバーラタ』など)を起用。SPAC 静岡県舞台芸術センター芸術総監督である宮城聰氏協力のもと、ムーバーとスピーカーに分ける演劇様式を極めたSPACの俳優たちによる音楽演奏と共に、映画の外から映画へ介入する「声や息の出演」という独自の表現を確立し、映画へ音楽と息を吹き込む。サウンドデザインはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『メモリア』などに参加してきた清水宏一が担当。棚川の音楽、SPACの演奏とともに、映画独自の世界観を築いている。撮影は山本英夫が担当し、山本が撮影したフィルム映像を、澤寛自身でカラグレーディングの指揮をとり、色彩を確立。秋田と千葉を中心としたロケーションから日本の風土を写すことで、日本的霊性を映像に呼び込んだ。○監督 澤寛コメントずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。この映画の呼吸を聴く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ。(C)土田世紀/日本文芸社,ANIPLEX, Inc.
2023年09月25日不倫疑惑が報じられた、元SPEEDの上原多香子(40)。週刊文春によると、上原は6月下旬頃に年下男性と親密な関係となり、それが夫に知られ大喧嘩。頭を叩かれたとして警察に駆け込み、同じ元SPEEDメンバーで現在は参議院議員の今井絵理子(39)の実家に助けを求めたという。上原といえば、2014年に当時の夫であったヒップホップグループ「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自ら命を絶った。だがその後、2017年に『女性セブン』が遺書を公開。そこには死の原因が上原の不倫であるような内容が書かれていたと伝えられ、話題を集めた。当人から真偽のほどは語られていないが、報道によるダメージは大きかった。2022年からは美容家としての活動をスタート。現在は舞台演出家として活動する夫と2人の子どもとともに、育児と仕事に邁進していた。やっと世間から不倫のイメージが薄れかけていたタイミングでの今回の報道に、多くの人が「こうなることは想定内」「この人はやっぱり結婚に向いてない」「自分の事しか考えてない人」など、納得感を覚えるといった声も上がる。さらなるダメージは必至だが、コラムニストのおおしまりえさんは「不倫を繰り返す既婚女性には、寂しさを自己解決する力が圧倒的に乏しい」と分析する。その意味を聞いた。■不倫を繰り返す既婚女性と未婚女性の違い「不倫を繰り返す女性」といっても、未婚で繰り返す女性と、既婚者になっても繰り返す女性がいますよね。両者は似て非なる動機によって、“不倫の沼”にハマっていると思っています。まず未婚女性ですが、彼女たちの多くは無意識レベルで「自分は“一番”大切にされない」「自分は幸せになれない」「相思相愛は手に入らない」などの思いを抱えているように思います。そうした“二番手思考”とでも言う思い込みが、結果として不倫といった常に二番手の関係を引き寄せ、知らず知らずのうちに心地よさを感じてしまうのです。いっぽう、上原さんなどの“既婚女性になっても不倫を繰り返す女性”はまた別です。この場合はすでに結婚という「誰かの一番」にはなっていますから、未婚女性とは動機が若干異なります。彼女たちの不倫の動機は「寂しさを他人に埋めてもらう」という癖からきていると思っています。その寂しさが、もともと心に抱えた大きなものなのか、それとも結婚生活によって生まれたものなのかはわかりません。ただその湧き上がった寂しさを、すぐ夫以外の異性に解消してもらおうとする悪癖が問題なのです。■本気の不倫を繰り返す既婚女性に共通すること既婚者となっても不倫を繰り返す(続けてしまう)女性のタイプは、寂しさに対する耐性が弱いと同時に、自己解決する力が圧倒的に低い傾向にあります。本来は夫婦や家庭内で寂しさを覚える状態になったとしたら、夫と話し合ったり環境を自ら変えるなど働きかけたりすることで解消に向かわなくてはいけません。これがいわゆる「自立した大人」としての振る舞いです。ここで目の前の癒やし(という名の異性)に逃げる癖があれば、自己解決力はさらに育ちにくくなります。ただ不憫だなとも思うのは、日本では結婚して子供もいる女性に対しては「女ではなく母であれ」「母になったなら強くあれ」といった圧力が強くあることです。もちろん、子育てを後回しにすることは許されません。ただ子供ができたら常に安定した心や成熟した精神を持たないといけないような空気は、さらに彼女たちを追い詰めるものになるように思えてなりません(だからといって不倫に走ることは容認しませんが)。上原さんは前回の報道時も今回も、自分の言葉で語っていません。事実でも報道に偽りがあったとしても、自分の言葉で語ることこそがまずは「大人としての解決力を見せる最初の場面」なのではないでしょうか。結婚、死別、再婚、不倫、DV疑惑と、まさに“スピード”感のある人生を歩む上原さん。この未来を良い方に加速させるか、さらなる転落に向かわせるかは本人にかかっています。(文・おおしまりえ)
2023年07月12日SPEEDのメンバーとして一世を風靡した上原多香子(40)に、またもや醜聞が報じられた。上原は’18年、演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子供を出産。しかし、7月5日に「文春オンライン」が配信した記事によると、若い男性と親密な関係に。すると、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰となり、SPEED時代から仲の良かった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めることに。『週刊文春』の直撃に対して、上原は無言を貫いたという。上原といえば、’96年8月にSPEEDのメンバーとしてCDデビューを果たし、華々しくキャリアをスタートさせた。「SPEEDはデビュー当時の平均年齢が弱冠13.5歳。メンバー全員が小・中学生であるにも関わらず、大人顔負けの歌とダンスのスキルが大きな注目を集めました。そしてミリオンセラーとなった『STEADY』や『White Love』などのヒット曲を連発。’00年3月に解散しましたが、わずか3年半ほどの活動期間で国民的グループとなりました。上原さんはビジュアル面での人気が非常に高く、SPEED在籍時にはメンバーの中で一番早くソロでCDデビューを果たしました。そのデビュー曲『my first love』は50万枚以上のセールスを記録しています」(音楽関係者)SPEED解散後、上原はその美貌を活かしモデル業をメインに活動することに。’01年から’04年まで資生堂『プラウディア』のCMモデルを務め、’06年には同社の『TSUBAKI』のCMに出演。女優としても活躍し、’03年には連続テレビ小説『てるてる家族』(NHK総合)でいしだあゆみ(75)をモデルにした主要キャストを好演し、更なる脚光を浴びた。またSPEEDは’01年と’03年に期間限定で再結成し、’08年8月に完全復活。そのことが後押しし、上原は音楽業界でも再び注目を集めることとなった。そして’12年8月23日、上原は音楽グループ・ET-KINGのTENNさんと結婚。公私ともに、順風満帆に思えたが、事態は一転する。「’14年9月に35歳の若さでTENNさんが自死しました。上原さんは’15年10月から芸能活動を再開しましたが、’17年8月に遺族がTENNさんの遺書を週刊誌上で公開。そこには上原さんと俳優・阿部力さん(41)が不倫していたことがきっかけとなり、TENNさんが自死を選んだという真相が綴られていました。上原さんは猛烈な批判に遭い、その結果、表舞台から姿を消すこととなりました」(前出・音楽関係者)■生活をスケールダウン…一家で倹約生活に仕事がなくなり、人も離れていった上原。そんななか、現在の夫であるA氏が現れた。「2人で過ごす時間が多くなったこともあり、頼る人の少ない上原さんは次第にAさんにのめり込むようになったといいます。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました。そして’18年10月、AさんはTwitterで上原さんとの結婚と彼女の第一子妊娠を発表しました」(舞台関係者)結婚当時、《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》とTwitterに綴っていたA氏。しかし’19年5月、Twitterに《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿したことが物議を醸し、所属していた劇団を退団。その後、2人目の子供を授かった一家は慎ましい生活を送っていたという。「芸能活動が好調だった当時の上原さんは優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンし、一家は倹約を強いられていたといいます。上原さんは近年美容家に転身し、企業を立ち上げ、代表取締役に就任。再び華やかな世界に近づいていましたが、そんななか今回の浮気報道が。Aさんが暴力を振るったのなら、その行動は正当化できませんが、いっぽうで上原さんのスキャンダラスな私生活に呆れるような声も聞こえてきます」(前出・舞台関係者)SPEEDのデビューから27年。上原は今、何を思うだろうか。
2023年07月08日国民的人気グループ・SPEEDの元メンバーである上原多香子(40)。マルチに活躍する彼女だが、再びの“醜聞”が波紋を呼んでいる。‘18年に演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子宝に恵まれた上原。しかし、7月5日に配信された「文春オンライン」の記事によると、上原は別の男性と親密な関係になるも、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰に。また、SPEEDのメンバーであった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めたという。上原は「週刊文春」の直撃に対して、無言を貫いていた。上原といえば、’14年に当時の夫である音楽ユニット「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自死し、告別式では上原も号泣していた。ところが’17年に遺族がTENNさんの遺書を公開。そこには上原と俳優・阿部力(41)の不倫という自死の真相が綴られており、そのことによって上原は表舞台から姿を消すこととなった。そんななか、上原の前に現れたのが現在の夫であるA氏だ。A氏は上原の不倫がTENNさんの自殺の原因だとわかったうえで交際をスタートさせている。「上原さんの仕事はなくなり、彼女のもとから人はどんどん離れていきました。その分、2人で過ごす時間が多くなり、次第に上原さんはAさんにのめりこむことに。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました」(舞台関係者)そして’18年10月、A氏はTwitterで上原との結婚と彼女の第一子妊娠を発表した。当時、A氏はこうツイートしていた。《かねてよりお付き合いさせていただいていた方と既に入籍し、妻のお腹には念願であった子供も授かりました》《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》しかし’19年5月、A氏は騒動を起こすことに。Twitterで《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿し、結果的に所属していた劇団を退団することとなったのだ。「上原さんの仕事が開店休業状態のなか、一家の大黒柱であるAさんも劇団を退団することに。上原さんは俳優業が好調だった時は優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンさせ、一家は倹約を強いられていたといいます。その後、お子さんをもう一人授かった上原さんは近年美容家に転身。企業を立ち上げ、代表取締役に就任し、再び華やかな世界に近づいていたのですが……」(前出・舞台関係者)地道に家族との幸せな日々を謳歌していたはずの上原。にもかかわらず、再び報じられた浮気報道ーー。もちろん記事が事実ならA氏の暴力は正当化できないが、ネットでは上原に対して《振り回される子供が可哀想すぎる》と呆れるような声も聞こえてくる。夫婦の行方は、果たして。
2023年07月06日ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト(SO TARTE)」が、2023年6月17日(土)、東京・表参道と代々木上原にグランドオープンする。ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト」とは?「ソー タルト」は、日本初のヴィーガンフルーツサンド専門店「フルーツアンドシーズン(fruits and season)」の新業態として誕生する、ヴィーガンタルト専門店。乳や卵をはじめとする動物性食品を使用しないヴィーガン対応、厳選した旬のフルーツを使用、ギフトにもぴったりのキュートなパッケージといった「フルーツアンドシーズン」の特徴はそのままに、「ソー タルト」では新たに、小麦粉を使用しない“グルテンフリー”の要素もプラスした。カフェ利用も可能!また、テイクアウトオンリーの「フルーツアンドシーズン」と異なり、「ソー タルト」はイートインも可能な“カフェ業態”でオープンするのも特徴的。店内では、見た目にも美しいフルーツタルトとともに、系列店「ヘイガンオーガニックコーヒー」のコーヒーや、下北沢のイタリアン「クオーレ・フォルテ」のオーナーである羽賀大輔がセレクトしたナチュラルワインなどを楽しむことができる。旬のフルーツで彩るカラフルタルト季節のフルーツをたっぷりと使用したヴィーガンタルトは、常時9種類程度をラインナップする予定。大きさは、8cmのミニサイズ、18cm・24cmのホールサイズの全3サイズを用意する。カラフルで心ときめくような見た目のタルトは、自分用にはもちろん、手土産やバースデー、パーティー用にもおすすめだ。【詳細】「ソー タルト」オープン日:2023年6月17日(土)価格目安:フルーツタルト 8cm 880円~、18cm 4,400円~、24cm 8,350円~※18cm、24cmは3営業日前までに要予約。18cmは数種類当日販売分あり。両サイズともバースデー用にトッパーやキャンドルをつけることが可能。(有料)■表参道店住所:東京都港区北⻘山3-10-14 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業■代々木上原店住所:東京都渋谷区上原1-18-7 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業
2023年06月11日東京・代々木上原駅高架下の商業施設「アコルデ代々木上原」がリニューアル。2023年7月にグランドオープン予定だ。「アコルデ代々木上原」がリニューアル1993年に開業した「アコルデ代々木上原」は、2023年に開業30周年を迎え、12年ぶりとなる大規模リニューアルを実施。今回のリニューアルでは、改札階フロアと地上階フロアの通路に多種多様なショップが軒を連ね、新規7店舗を含む全15店舗が新たに生まれ変わる。“蕎麦呑み”や“上質寿司”を楽しめる店舗注目は、洗練された雰囲気が漂う代々木上原の街に合う上質な新店舗。昼は蕎麦屋、夜は焼き物と旬の食材を駆使して作る一品料理とお酒を楽しめる“蕎麦呑み処”「蕎麦うえはら」や、人気寿司店「梅丘すしの美登利」の新ブランド「すしの美登利 旬」などがオープンする。「すしの美登利 旬」では、寿司や和の小鉢に合う季節限定の貴重な日本酒が豊富に揃う。スタバなど人気カフェもリニューアルまた、スターバックス(Starbucks)やカルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)など人気店舗もリニューアル。さらに、根強い人気の中食需要に応えた店舗も引き続き楽しめる。【詳細】「アコルデ代々木上原」リニューアルグランドオープン日:2023年7月予定住所:東京都渋谷区西原3-8-5該当フロア:地下1階、1階、2階■新ショップ&リニューアル<新ショップ>3月28日(火) 蕎麦うえはら4月7日(金) Kollabo4月28日(金) すしの美登利 旬、自然食品F&F6月上旬 玄米食堂あえん6月8日(木) カフェカルディーノ6月中旬 boB the café+Sento Bene<移転リニューアル>2月28日(火) ヒビヤカダンスタイル3月12日(日) カレーハウスCoCo壱番屋4月14日(金) カルディコーヒーファーム<リニューアル>3月4日(土) サンマルクカフェ5月8日(月) 箱根そば5月下旬 リトルマーメイド(LITTLE MERMAID)5月下旬~6月上旬 スターバックス時期未定 なか卯※オープン日は変更となる場合あり。
2023年04月22日『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』の福永壮志監督の最新作『山女』が、6月に公開することが決定。主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏、福永壮志監督のコメントが到着した。大飢饉に襲われた18世紀後半の東北の村で、先代の罪を負った家の娘・凛は、人々から蔑まされながらも逞しく生きている。ある日、飢えに耐えかねた父の伊兵衛が盗みを働く。父の罪を被った凛は自ら村を去り、禁じられた山奥へと足を踏み入れる。そこで、伝説の存在として恐れられる“山男”と出会う…。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ本作は、冷害に喘ぐ18世紀末の東北の村を舞台に、過酷な運命に翻弄されながらも、逞しく生きる女性を描く、柳田國男の名著「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。監督・脚本は、『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』で民族やルーツにフォーカスを当ててきた福永壮志。そして、共同脚本には、放送中のNHK連続ドラマ「らんまん」の長田育恵が名を連ねる。凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す本作で主人公の凛を演じる山田さんは、『樹海村』『ひらいて』『彼女が好きなものは』など出演作が相次ぎ、いま最もスクリーンに愛される俳優。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる姿を等身大で体現する。そして、伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山さん、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬さんが演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんら日本の映画界を支える実力派俳優たちが集結した。劇場公開決定に向け、主演の山田さんは、本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」とふり返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山さんは「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」とふり返り、永瀬さんは「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。<キャスト・監督コメント>■凛役:山田杏奈(やまだ・あんな)ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來(もりやま・みらい)これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている「山女」。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏(ながせ・まさとし)今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志(ふくなが・たけし)「山女」を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。『山女』は6月30日(金)よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:山女 2023年6月30日よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日映画『山女』の公開日が6月30日(金) に決定。併せて主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏らのコメントが到着した。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ『山女』は、柳田國男の名著『遠野物語』から着想を得たオリジナルストーリー。主人公・凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる凛を演じるのは山田。また伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬が演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらがキャストとして集結した。山田は本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」と振り返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山は「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」と振り返り、永瀬は「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永壮志監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。■凛役:山田杏奈 コメント全文ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來 コメント全文これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている『山女』。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏 コメント全文今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志 コメント全文『山女』を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。<作品情報>映画『山女』6月30日(金) 公開映画『山女』ティザービジュアル監督:福永壮志脚本:福永壮志長田育恵【出演】山田杏奈森山未來二ノ宮隆太郎三浦透子山中崇川瀬陽太赤堀雅秋白川和子品川徹でんでん永瀬正敏(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日公益財団法人上原記念生命科学財団(東京都豊島区、理事長:上原明/大正製薬ホールディングス株式会社代表取締役社長)は、12月14日(水)に開催した理事会において、2022年度上原賞・各種助成金贈呈対象者を決定しましたのでお知らせいたします。今年度の上原賞は2名、各種助成件数は350件、助成金総額(上原賞副賞を含む)は14億90万円となりました。上原賞 2 名 副賞1 件 3,000 万円 ※掲載は五十音順○大野 博司 氏 国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」○胡桃坂 仁志 氏 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」各種助成金 350 件 13 億4,090 万円○特定研究助成金 18 件 6,600 万円○研究助成金(1 件500 万円) 90 件 4 億5,000 万円○研究推進特別奨励金(1 件400 万円) 10 件 4,000 万円○研究奨励金(1 件200 万円) 110 件 2 億2,000 万円○海外留学助成金リサーチフェローシップ 56 件 3億750 万円○海外留学助成金ポストドクトラルフェローシップ 36 件 2 億140 万円○その他・国際シンポジウム開催助成金 20 件 2,000 万円・来日研究生助成金 10 件 3,600 万円公益財団法人上原記念生命科学財団は、1985 年の設立以来、今年度で38 年目となります。2022 年度までの生命科学に関する諸分野の研究に対する助成(上原賞含む)は約11,200 件、約358 億円になります。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名: 大野 博司(オオノ ヒロシ)医学博士所属機関および役職:国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長生年月日 1958 年10 月27 日生略 歴 1983 年 3 月 千葉大学医学部 卒業1983 年 4 月 千葉大学医学部麻酔学教室 入局1987 年 4 月 千葉大学大学院医学研究科 入学1991 年 3 月 千葉大学医学部 助手1994 年 4 月 National Institutes of Health 訪問研究員1997 年 5 月 千葉大学医学部 助教授1999 年 4 月 金沢大学 がん研究所 教授2004 年 4 月 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダー2005 年 4 月 横浜市立大学大学院 客員教授(兼任)2007 年 4 月 千葉大学大学院 客員教授(兼任)2013 年 4 月 理化学研究所 統合生命医科学研究センター グループディレクター2018 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー2022 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長受賞対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」体外環境との境界をなす大腸粘膜には40 兆個以上もの腸内細菌叢が定着しており、宿主の生理や病理と深く係っている。世界に先駆けて提唱した統合オミックス解析手法を駆使することで、宿主-腸内細菌叢相互作用を双方向から解き明かし、その分子的理解の基盤を確立した。腸内細菌の取り込みに特化した腸管上皮M細胞について、特異的マーカーGP2 の同定とその受容体機能を明らかにするとともに、細胞間連結に関与するM-sec や細胞分化に必須な転写因子Spi-B など、重要な分子を次々と同定した。さらに、腸内細菌由来の酢酸によるO157 の感染予防やIgA の特異性と生産性の制御、酪酸による大腸制御性T 細胞の分化促進、寄生虫排除における肥満細胞の重要性、胃の免疫系における2 型自然免疫リンパ球の優勢とその常在細菌依存性、I 型糖尿病の発症抑制に重要な腸内細菌の発見や、2 種類の小腸常在菌による相乗的多発性硬化症の発症機構の解明等、卓越した業績を発信し続けている。今後の創薬、未開拓の臨床分野に大きく貢献する新たなパラダイムを開拓した先駆的研究業績である。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名:胡桃坂 仁志 (クルミザカ ヒトシ)博士(学術)所属機関および役職:東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授生年月日 1967 年 1 月30 日生略 歴 1989 年 3 月 東京薬科大学 薬学部 卒業1991 年 3 月 東京薬科大学 大学院薬学研究科 博士前期課程修了1995 年 3 月 埼玉大学 大学院理工学研究科 博士後期課程修了1995 年 4 月 理化学研究所 奨励研究員1995 年 6 月 National Institutes of Health 博士研究員1997 年 6 月 理化学研究所 研究員2003 年 4 月 早稲田大学 理工学部 助教授2007 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 准教授2008 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 教授2018 年 4 月 早稲田大学 名誉教授2018 年 4 月 東京大学 定量生命科学研究所 教授受賞対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」クロマチンは真核生物のゲノムの本体であり、その構造変動により転写、DNA 修復、複製、組換えを制御することで、多細胞生物の発生・分化のエピジェネティックな制御の根幹を担っている。クロマチン構造を調節する因子群を含む、多種多様なクロマチンを試験管内で再構成する高度な技術を独自に確立し、構造生物学と融合させることで、ゲノム機能を制御するために必要なクロマチン構造変換の仕組みを立体構造から解明する道を切り拓いた。特筆すべきは、転写反応中のRNA ポリメラーゼⅡ-ヌクレオソーム複合体のスナップショット構造群をクライオ電子顕微鏡により世界で初めて可視化し、ブラックボックスであったクロマチン上での転写機構の根幹を解明したことである。さらに、クロマチンによる自然免疫のDNA センサーcGASの不活性化機構を解明し、自然免疫の中心的な問いである自己と非自己DNA を区別する仕組みを明らかにした。基礎生物学の理解への貢献はもとより、医学薬学の分野においてエピゲノム創薬の基盤をも提供することが期待される、世界を牽引する独創的な研究業績である。【PR】2022年度上原賞・各種助成金受賞者決定のお知らせ.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月14日ピアニストの上原彩子が令和4年度文化庁長官表彰を受賞した。文化庁長官表彰は、文化活動に優れた成果を示し国の文化の振興に貢献した者、または日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献した者を文化庁長官が表彰するもの。上原は、2002年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人として初めて優勝。国内外で高い評価を集めており、近年は演奏だけでなく後進の指導も積極的に行っている。今年デビュー20周年を迎え、記念プロジェクトとして、チャイコフスキー1番とラフマニノフ2番の2大協奏曲を原田慶太楼指揮日本フィルハーモニー交響楽団と共演したライヴ録音をリリース。来年度からは、デビュー30周年となる2032年に向けて、ベートーヴェンのソナタ全曲に取り組んでいく予定だという。上原彩子アーティストページ
2022年12月02日シリーズ累計880万部突破の大人気漫画のアニメーション映画化『BLUE GIANT』が、来年2月に公開。この度、本作の音楽を世界的ピアニストの上原ひろみが担当することが決定。合わせて、特報映像も公開された。“音が聞こえてくる漫画”という数々の口コミと共に、高く評価されてきた原作「BLUE GIANT」。映画化発表時より注目を集め、期待を寄せられた劇中の音楽を担当する上原さんは、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト。2018年、19年に開催された原作によるライブイベント「BLUE GIANT NIGHTS」にも出演している。今回上原さんは、主人公たちが結成するトリオ「JASS」のオリジナル楽曲を、本作のために書き下ろした。また、世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを馬場智章が演奏することも発表。ユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施し、満場一致で馬場さんに決定。そして、仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、「millennium parade」のドラマーとしても活躍する石若駿が担当。楽器未経験ながら、大の情熱に突き動かされバンドに熱中する玉田の表現を託し、上原さんが指名したという。そして、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原さんが担当する。ジャズ界のトップランナーと新世代をけん引する才能が集結し、トリオ「JASS」の演奏に命を吹き込む。石若さんのドラムに上原さんのピアノ、そして馬場さんのサックスが重っていき、始まりを感じさせる演奏が流れる特報映像では、ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子や、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情が映し出される。さらに、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える大が描かれた最新ビジュアルも公開。その表情はどこか厳しげで、真摯。彼の音楽に懸ける激しい想いが伝わってくるかのようだ。原作者:石塚真一コメントジャズ界きってのピアニストの上原ひろみさんが音楽担当になってくれたことは、この上ない幸運です。サックスの馬場智章さん、ドラムの石若駿さんという真摯な若手プレーヤー達と共に試行錯誤を重ねて映画『BLUE GIANT』の音を紡いでくれました。迫力の音楽です。音について伝えたいことはまだまだありますが、ここはグッとこらえ、皆さんが映画で楽しんでいただけたらと思います。上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!!皆さん、劇場でジャズが待ってます!ご期待ください。上原ひろみコメント初めて「BLUE GIANT」を読んだ時、「音が聴こえてくる」と感じました。自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて・・・。物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です。『BLUE GIANT』には、夢と情熱が詰まっています。監督も、この映画に携わるスタッフも、原作チームも夢と情熱で溢れる人たちでいっぱいです。この漫画の音を鳴らしたい、という自分の夢を乗せられればと。ありったけの情熱を込めて。馬場智章コメント“その人が生み出す音はその人そのものを表す”と感じながら僕は日頃から音楽に取り組んでおりますが、今回初めて自分自身としてではなく別の人間として音楽制作に取り組みました。大の持つ音は“きっとまだ上手くはないけれど何故か人を惹きつける”、そんな想像をしながら大を自分に宿して、大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。今回大が結成したバンド“JASS”を上原ひろみ、石若駿という最高のメンバーと担当することができ、とても良い音楽に仕上がったと思います。ぜひ劇場の特大スピーカーでJASSの音を全身で浴びてください。石若駿コメント皆様はじめましてドラマーの石若駿と申します。ジャズを題材としたこの『BLUE GIANT』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。ドラムの玉田の音とモーションを担当することになりますが、玉田は音楽経験がないところからドラムをスタートします。初心者のぎこちないドラミングを演ずるのがとにかく難しくもあり、試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。玉田のまったくの初心者からだんだん上手になっていく様にも注目いただければと思います。また彼の心情の動きも私なりに音に注入させていただきました。全体の音楽を担当され、雪祈役の、上原ひろみさんと宮本大役の馬場智章さんとのトリオもとても感動的な音に仕上がりました。この映画を観てジャズという音楽の実際のライブにも聴きにいらしていただければ本当に嬉しいですが、まずは『BLUE GIANT』を何度もじっくり楽しんでいただければと思います!お楽しみに!『BLUE GIANT』は2023年2月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:BLUE GIANT 2023年2月17日より全国にて公開©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館
2022年10月19日10月2日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催されたイベントに島袋寛子(38)、上原多香子(39)、今井絵理子参院議員(39)が登場。“復活”したSPEEDだが、喜ぶ反応だけではないようだ。行われたイベントは、MAXやDA PUMPを輩出した「沖縄アクターズスクール」のコンサート。島袋のステージに、今井と上原がサプライズゲストとして出演し、デビュー曲「Body&Soul」を披露したのだ。この日、新垣仁絵(41)は出演を見送ったものの、メンバーが集結したのは2016年5月以来、約6年4ヵ月ぶり。一世を風靡したSPEEDメンバーが再集結したわけだが、この間SPEEDには穏やかならざる報道が相次いでいた。「今井議員は17年7月に橋本健元神戸市議(42)との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられました。当時橋本氏は結婚していましたが、この報道を機に離婚。政務活動費の不正受給により議員も辞職するなど踏んだり蹴ったりでした。現在では橋本氏が今井議員の政治活動をサポートしており結婚間近とも言われていますが、周囲の反応も冷ややかだと聞きいています」(政治部記者)さらに上原も、不倫疑惑が報じられていた。「上原さんは12年にET-KINGのTENNさんと結婚しましたが、TENNさんは14年に自死。TENNさんの遺族が、その原因として上原さんの不倫を指摘し、大きな騒動になりました。上原さんは報道について触れないまま、17年には演出家・コウカズヤ氏(45)との交際が発覚。翌年にはコウさんと再婚し第1子を出産しています。上原さんは最近になって美容家への転身を発表しましたが、不倫報道からのイメージが回復できておらず、応援する声は少ないです」(芸能関係者)久しぶりのSPEEDのパフォーマンスに歓喜の声が集まるかと思いきや、こうした不倫報道の影響からインターネット上では冷ややかな反応が多く上がっている。《よく今井さんと上原さん出れたな。上原さんのファンとか居るんかな?あの一件以来応援する人は少なそう。》《メンバー4人中3人がこうやって揃う光景が見れるのは当時ファンだった自分からすれば素直に嬉しいけど、島袋以外の2人に良いイメージがない、、、やっぱり1度付いたイメージを払拭するのは厳しい、、、》《上原さんも酷いけど、個人的には今井さんへの嫌悪感が一番強いです。今でもカラオケで歌うし、とても好きなグループだったので、綺麗な思い出だけで終わらせて欲しかったです。》
2022年10月03日上原氏開発のドクターズコスメ2点付き11月20日(日)、NHKカルチャー青山教室が主催する講座『美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア』が開催される。会場となるのは、東京都千代田区一ツ橋にある一橋大学一橋講堂。講師を務める上原恵理氏は、日本形成外科学会認定専門医、美容外科医、美容皮膚科医、美容医療評論家で、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などの出演でもおなじみである。受講料は4,510円(税込)で、参加者全員に上原氏開発のドクターズコスメから化粧水「Lov me Touch URUOI」と、乳液「Lov me Touch スキンバリアナノミルク」がプレゼントされることになっている。医療メソッドを交えながら冬のスキンケアを解説上原恵理氏はYouTubeチャンネル「えりりんチャンネル」にて、スキンケアなどの美容情報や、美容医療などの情報を発信しているが、NHKカルチャーでは、夏にもNHKカルチャーで講演会が開催されており、今回はさらに充実した内容となる。冬は乾燥などにより、肌トラブルが多発しやすいシーズンである。冬には冬ならではのスキンケアが必要であるが、正しいスキンケアとなると、なかなか自信を持てないものである。当日は知っているようで知らない本当の冬のスキンケアを解説。上原氏のサイン入りグッズの「お渡し&撮影会」に参加できるお楽しみ抽選会なども予定されている。日時: 11月20日(日) 14:30~16:00場所: 一橋講堂東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線神保町駅(A8・A9 出口)徒歩4分東京メトロ東西線 竹橋駅(1b 出口)徒歩4分(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※NHK文化センター青山教室:【外部会場】美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア - 好奇心の、その先へ NHKカルチャー
2022年09月29日●主演映画で広がった視野主演映画『ミューズは溺れない』が9月30日に公開を迎える女優の上原実矩。本作で上原は、自身の思いと現実のはざまに葛藤を抱き、もがきながらも前に進もうとする高校生・朔子を瑞々しく演じ、作品は第22回TAMA NEW WAVE、第15回田辺・弁慶映画祭で、共にグランプリを獲得した。高い評価を得た作品だが、いまから3年前の自身の芝居を見て「まだまだ未熟でむず痒い」と苦笑いを浮かべていた上原。彼女はいま、いろいろな面で過渡期にいるという――。○■中学3年生のときに出演したドラマで仕事として意識小学生低学年のときから子役として芸能活動を始めた上原。始めた当初は「習い事の延長」という部分が大きく、楽しさが勝っていたという。そんななか、オーディションなどを受け、結果が伴わなくなってきて、少しずつ気持ちに変化が生まれてきた。「小さいころから、いろいろな習い事をしたり、勉強をするなか、割とそんなに苦労したことがなく、気持ちを剥き出しにしたことはなかったんです。でもオーディションに落ちたとき、何とも言えない悔しさが沸いてきました。そのとき『これは自分のやりたいことなんだろうな』と感覚的に理解したんです」そこからは漠然と演じることが“好き”という思いでいたというが、決定的に仕事として女優という仕事を意識したのが、中学3年生の時だった。「『放課後グルーヴ』というTBSの深夜ドラマにメインで出演させていただいたのですが、そのとき初めてリハーサルを含めて3~4カ月間ガッツリとお芝居に向き合う機会がありました。台本やお芝居と向き合って戦った時期でした。そこでスイッチが入った気がします。もともと進路を決めるタイミングということもありましたが、そのとき『この仕事を続けていくんだ』という意識になりました」○■ダメだと思っていた部分が評価され「自信にも励みにもなった」自覚が芽生えると同時に、自身と向き合う気持ちも厳しくなっていく。『ミューズは溺れない』で演じた朔子にも、ややむず痒い部分を感じていたという。「出来上がった作品を観たとき、撮影から3年が経っているということもあるのですが、未熟だなと思う部分が目につきました。あとは、自分のエゴになってしまうかもしれませんが、思っていたよりも、朔子の思いが自分に伝わってこなかったという感じがしたんです。もちろん技術的なところの経験不足もあると思いますが、そこが少し気にはなっていました」上原が演じた朔子は、自身のアイデンティティを模索しつつも、やりたいこととできることのはざまで葛藤する高校生。非常にリアルな役柄だ。「台本を読んだとき、スッと受け入れられたんです。それは朔子が物語のなかで抱えているものが、自分のなかでリンクするというか、似たような揺らぎを感じていたからだと思うんです。でも私はこれまでキャラクター性が強い役を演じることが多かったので、こうした等身大のリアルな役を演じるというのは、分かりやすい手ごたえを感じることができないのは、とても難しかったです」一方で、自己評価とは裏腹に、映画賞で高い評価を得たことで、視野も広がっていった。「TAMA NEW WAVEのときは会場にいたのですが、自分の未熟で揺らぐ感じが映っているからこそ、朔子が魅力的になったんだという意見をお聞きして、自分自身で認められないところが、人に届いて“良さ”として受け入れてもらえたことは、とても大きな学びでしたし、自信にも励みにもなりました」●いまちょうど変化の時期○■「無理に答えを出す必要はないんだ」と肩の力が抜けたさまざまな思いを感じ、一歩ずつ前に進むなか、「ちょうどいま変わりそうな予感があるんです」と上原は語る。「『ミューズは溺れない』の撮影中は、朔子という人物と霧のなかを歩いているような印象がありました。なにが正解か分からないなか、仕事でも私生活でも、無理に答えを出したくなってしまっていて。でも映画を観てくださった方が、それぞれいろいろな意見を語っているのを聞いて『無理に答えを出す必要はないんだ』と少し肩の力が抜けた気がしました」視野が広くなったことで、芝居を始めたころの「楽しい」という気持ちが少しずつ蘇ってきた。「余白を埋めなければ」と思っていた焦りが「余白を楽しもう」という感覚に変わった。「少し前までは、役と自分の共通項を見つけて、そこを繋げるというアプローチの仕方だったのですが、それだと広がっていかないような気がして。もっと広く他人を受け入れるじゃないですが、自分とは違う人間なんだから、自分の考えや経験してきたことに固執する必要はないんだと思うようになったんです」しっかりと役に対して考えて臨みつつも、現場で生まれるものを恐れずに受け入れる余白を持つことで、自由に動け、楽しいという感覚もグンと増してきた。「まだまだ確立できていないのですが、探りながら、調整をしながら、どんなことでも対応できるように、落ち着いてしっかりと対峙する人とキャッチボールできるように頑張っています」○■オダギリとの共演で感じた希望「あんな風になれたら…」現在23歳の上原。「変化の途中」というなか、大きな出会いもあった。今年8月に全国公開となった映画『ぜんぶ、ボクのせい』で作品を共にしたオダギリジョーだ。「いつも撮影が終わると『これが足りなかった』とか『もっとこうすればよかった』と考え込んでしまうことが多かったのですが、この作品では、もちろん自分の技術的に足りない部分はすごく感じたのですが、『すごく楽しかったな』と充実感でいっぱいだったんです。それはオダギリさんが現場で、作品が良くなるようにいろいろなアイデアを出していて、しかもそれをとても楽しんでいる姿を見たからなんです。自由な発想で、しかも決めるところはビシッと決める。あんな風になれたらきっと楽しいだろうなと、とても希望が持てました」『ぜんぶ、ボクのせい』では、そこまで対峙するシーンは多くなかったというが、「またオダギリさんと作品を共にする機会があれば、しっかりと芝居ができるように……」と大きな目標になったという。「私だったら台本から絶対に想像できなかったようなお芝居をオダギリさんはされるんです。私はそこについていくのが精いっぱいだったのですが、出来上がったものを見ると、オダギリさんの発想によって作品が豊かになっているのが分かるんです。俳優という仕事に大きな希望が持てました」■上原実矩1998年11月4日生まれ、東京都出身。2010年に映画『君に届け』で主人公の少女期を演じ女優デビュー。その後、ドラマ『放課後グルーヴ』(13)、『神様のカルテ』(21)、『ユーチューバーに娘はやらん!』(22)、Netlflix『全裸監督』(19)、映画『暗殺教室』シリーズ(15、16)、『ガールズ・ステップ』(15)、『飢えたライオン』(18)、『青葉家のテーブル』(21)などに出演。映画『この街と私』(22)で初主演を務めた。
2022年09月28日ちょっと意外な顔合わせ。メゾ・ソプラノの林美智子とピアノの上原彩子が初めてコンビを組み、ドイツ歌曲(リート)の森に踏み入る(11月11日(金)Hakuju Hall)。間違いなく、聴き逃せないコンサートだ。上原にとって初めての声楽との共演。上原「テンポ感やリズムを作るのがリートのピアノの重要な役割。そこは責任重大です。もちろん、私にとって新鮮なのは歌詞の存在。普段経験がないので面白いところです」林「歌には言葉=意味があるので、“色”を想像できる世界。それがない世界で表現するピアニストはすごい。歌曲でも、描写のほとんどはピアノ・パートの和音やリズムが作り出してくれるんです」上原「ピアノ曲にも、作曲家の頭のどこかには言葉のイメージがあるはず。今後にも生かしたいです」プログラムのメインはシューマンの《女の愛と生涯》。じつはふたりを結んだのがこの曲。5年前、仙台の音楽祭でこの曲を歌った林が、直後のステージで上原のモーツァルトを聴いて感銘を受け、食事に誘ったのが出会いだった。その上原は中学生の頃、ピアノのレッスンの一環で《女の愛と生涯》を弾いた経験があったのだそう。この話で盛り上がり、「いつかぜひ!」と約束した共演が、やっと実現するのだ。シューマンのほか、ブラームスの数曲の歌曲とベートーヴェンの歌曲集《遥かなる恋人に》を歌うリート・リサイタル。林がリートだけでプログラムを組むのは初めてだ。林「挑戦です。若い頃は、理屈では理解できても、詩の重みが本当に心に響いてはいなかったと思うんですね。もう少しいろんな経験を積んで歳を取ってから、と思っていたのですけど、そろそろその時期かなと。詩の世界がわかるようになったとまでは言いませんが、感じることが増えてきました」上原「《女の愛と生涯》が表情がはっきりしているのと比べて、《遥かなる恋人に》は、もちろん歌曲だからロマンティックなんだけれども、まだそれを模索しているような時代。こまやかな移り変わりを表現するのがとても難しいと感じています」林「ロマン派のように感情を放出するのではなく、内面に向かっているイメージですね」上原「ふたりで時間をかけて合わせながら、最後はある程度同じ方向を向いて。でも互いが違うニュアンスで、それがひとつになればいいなと思います」林「その過程も楽しみよね。生まれてくるものが毎回違うから。音楽がそこに導いてくれる。楽しみです」<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.14>2人の芸術家が描き出す「女の愛と生涯」林美智子&上原彩子 デュオ・リサイタル11月11日(金) 19時開演Hakuju Hall■チケット情報文:宮本明
2022年09月22日俳優の長澤まさみと永瀬正敏が、映画『百花』(9月9日公開)に出演することが19日、明らかになった。同作は川村元気による小説『百花』の実写化作で、川村自身が監督・脚本を手掛ける。レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある「事件」をきっかけに、わだかまりを感じながら時を過ごしていた。そんな中、不可解な言動をするようになる百合子が認知症だと診断される。その日から、泉は記憶を失っていく母と向き合うことになる。今回、泉(菅田)と同じレコード会社で働き初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が演じることが決定した。同作にはほか、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演する。特報映像は「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子の姿から始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられる中、美しく儚い花火が泉と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像の最後には「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と泉の切ない気持ちが零れる。○長澤まさみ コメント川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくだっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、凄く信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。○永瀬正敏 コメント撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです。この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。○川村元気監督 コメント何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子供の頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子供の頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。(C)2022「百花」製作委員会
2022年04月19日菅田将暉と原田美枝子が親子を演じる、愛と記憶の物語『百花』。この度、本作に長澤まさみと永瀬正敏が出演していることが明らかになり、特報映像も公開された。長澤さんが演じるのは、泉(菅田さん)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・香織。「菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました」と夫役の菅田さんの印象を明かし、「本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています」とコメント。永瀬さんが演じるのは、百合子(原田さん)の秘密を知り、事件と深い関わりを持つ浅葉洋平。「原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです」と共演を喜び、「この作品は、原作も監督が書かれていて、『今の時代にどうしてもこの作品をとりたい』という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います」と本作について説明した。さらに合わせて、ピアノで繊細な「プレリュード」と圧倒的映像美が織りなす特報映像も公開。親子の現在と過去の記憶が交じり合う中に、ポン・ジュノ監督や山田洋次監督が本作へ思いを寄せたコメントも挿入。ラストは、「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」という泉の切ない気持ちが溢れ、感涙を予感させる仕上がりとなっている。ほかにも本作には、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演していることも明らかになった。『百花』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:百花 2022年9月9日より全国にて公開©2022「百花」製作委員会
2022年04月19日藤原竜也&松山ケンイチW主演の新感覚サスペンス映画『ノイズ』が現在公開中。この度、永瀬正敏が先日行われた初日舞台挨拶の裏側を撮影した写真が到着した。1月28日の初日舞台挨拶では、刑事役の永瀬さんが撮影中に共演者や現場を撮った写真を投影し、トークを繰り広げた。実は、この舞台挨拶の裏側でも、永瀬さんは共演者を撮影。今回到着したのが、そのときの写真だ。本作は、主人公が元受刑者のサイコキラーを殺してしまうところから展開するサスペンス映画。緊張感溢れる本編とは打って変わって、登壇前に談笑する姿、キャストたちの素の表情や和やかな雰囲気が感じられる。また、2回目の舞台挨拶では、舞台上で永瀬さんが“共犯者”となる来場者と共に写る、キャスト&監督の写真を撮影するという一幕もあった。『ノイズ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2022年02月03日映画『ノイズ』(1月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏、廣木隆一監督が登場した。同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原)と幼馴染の猟師・田辺純(松山)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。この日は永瀬が撮影した映画中の写真も公開。永瀬は「緊急事態宣言が出た時に引きこもってたんですが、自分の身の丈に合ったもので伝えられたらと思って、毎日インスタとかに笑顔の写真を載せてたんですね。その趣旨に賛同してくれて撮らせていただけたということもあって、特別な写真」と説明する。笑顔の写真に藤原は「ガチでいかないと怒られるかなと思って、めちゃくちゃ笑うようにさせていただきました」と周囲を笑わせ、永瀬は「すごい素敵な笑顔をいただいてうれしかったです」と感謝した。松山の笑顔の写真も映し出され、松山は「ずっと真剣になってたからなかなか笑えるところは作れなかったですし、この現場でこういう顔ができたのは永瀬さんのおかげなのかな」と振り返り、「竜也さんもだと思うんですけど、僕たちは永瀬さんを見て育ってきたので、永瀬さんの前で自然に笑えないんですよ。竜也さんの表情もそうですけど、今まで見たことない表情してるなと感じました」と語る。神木は「映画の中では一切笑わないので、この時に久しぶりに笑ったというか。撮影現場は楽しくて笑ってるんですけど、衣装を着てる状態で永瀬さんに『笑って』と言っていただけたので、一瞬だけでも(作中の)共犯というプレッシャーが解けた瞬間でもある写真」と分析した。
2022年01月28日永瀬正敏と台湾の新人俳優・陸夏(ルシア)の共演で、芥川賞作家・小川洋子の原作を映画化した『ホテルアイリス』。この度、本予告映像とともに、小川氏や永瀬さん、陸夏さん、奥原浩志監督らのコメントが到着した。今回解禁となった本予告編は、映像作家・遠山慎二氏のディレクションによるもの。ショッキングなシーンから幕を開け、主人公マリが菜 葉 菜演じる支配的な母親の干渉や、ホテルアイリスの従業員からの密告、自身の死んだ父親の幻像などに翻弄されながらも、永瀬さん扮するロシア文学の翻訳家に出会い、惹かれていく様子が描かれる。その後、売春婦の死、警察からの尋問など、マリと翻訳家の愛の行手を阻む疑惑が次々と浮かび上がる。それでも「私たちに構わないで。私は彼を愛してる」ときっぱりと言い放つマリ。果たして2人の愛の行方は…。肉体的だけでなく、精神的にも2人を繋ぐ拘束具など、原作ファンを唸らせるカットが入り、想像をかき立てられる本映像。また、翻訳家の住む孤島へ向かう渡し舟は、あの世とこの世を繋ぐ役割を持ち、奥原監督のオリジナルの脚色により撮られた幻想的なシーンとなった。また、全編流れるチェロの旋律は、スワペック・コバレフスキによるもの。台湾語と日本語が行き交う展開がより一層、何処の国ともいえない幽玄さを思わせ、観る者を眩惑の世界へと導いていく。原作者・小川洋子&国際的なキャスト・スタッフからメッセージ到着小川洋子/原作・作家すべては生と死の間を漂う波にさらわれ、引き返せない彼方へと消え去ってゆく。そのはかなさが、残酷なほど深く胸に刻まれる。永瀬正敏/主演・翻訳家役様々な想いが芽生えた撮影でした。またご一緒出来た、台湾の優れた映画人とのコラボレーションは、あらためて様々な“情”を感じる素晴らしいものでした。小川洋子さんの深い原作の下、台湾・日本の共演者、スタッフの皆さんと過ごした金門島での日々は、今思えば原作に漂う夢の様な、現実の様な、幻想の様な、得難い日々だったと思います。ご覧いただいた皆さんに、作品に込められた沢山の“情”が、どうか届きますように。陸夏(ルシア)/主演・マリ役日本の皆さん、こんにちは。私は陸夏(ルシア)です。私がヒロインを演じた『ホテルアイリス』が、まもなく全国の劇場で公開されます。ぜひ劇場にお越しいただき、スクリーンでご覧ください。待ってます!菜 葉 菜/マリの母親役異国の孤島での撮影はとても刺激的だった。台湾の名優との触れ合いも、海外スタッフと初めて組む現場にも心が躍り、毎日がサプライズの連続だった。無国籍な世界観で繰り広げられる崇高なラブファンタジー。ハロウィン仮装のような菜 葉 菜もほんの少し楽しんでください。寛 一 郎/甥役この映画は3年前に台湾の金門島と言う素晴らしい、日本とはまた違った空気感が漂うロケーションで撮影しました。小川洋子さん原作の『ホテルアイリス』は、登場する一つ一つが良く表現されており一瞬で小説の中に入り込める力を持っていました。そして奥原浩志監督、台湾スタッフと素晴らしい時間を共有しながらこの映画に挑んだことを覚えています。主演のルシアさんは日本語のセリフも多く苦しい中、いつもスタッフさんや僕達を笑顔にしてくれました。彼女が萌芽していく瞬間がこの映画を通して観れると思います。リー・カンション(李康生)/売店の男役皆さん、こんにちは。リー・カンションです。『ホテルアイリス』の日本公開をとても嬉しく思っています。この映画は台湾の金門島で撮影しました。参加できてとても光栄でした。この映画の中で私はあの世からの使者を演じました。あの世とこの世を往き来する船頭の役です。コロナの影響で日本に行けず、プロモーションにご協力することが出来ません。この映画の成功を祈っています。どうか映画館に足をお運びください。映画館では感染予防をお忘れなく。このコロナ禍が早く収束しますように。ありがとうございます。奥原浩志/監督・脚本2018年12月に撮影をしました。今思えば夢の中にいるような日々でした。それからいろいろありました。ようやく完成し、皆様に観ていただけることを心から嬉しく思うと同時に、誇りにも思います。ここまで私を支えていただいたすべての方々に感謝します。この作品が皆様の心に残るものであることを願ってやみません。金勝浩一/美術『ホテルアイリス』公開おめでとうございます。撮影は台湾の金門縣で撮影しました。土地の空気感が映画に奥行きを与えていただきました。スワペック・コバレフスキ/音楽今回の公開はおめでとうございます。様々なことを考えさせられる深いテーマで、素晴らしい作品だと思います。たくさんのお客さんにご覧いただけたら良いですね。『ホテルアイリス』は2月18日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルアイリス 2022年2月18日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて公開(C)長谷工作室
2022年01月20日ミシュランシェフの鳥羽周作とロッテがコラボレーション。鳥羽が手掛ける代々木上原のレストラン「sio(シオ)」と、表参道のレストラン「ホテルズ( Hotel’s)」の各店にて、それぞれ異なる限定メニューが展開される。期間は2022年1月13日(木)から25日(火)まで。ロッテの新作クラフトチョコを使用今回のコラボレーションは、カカオ豆の生産から製造までを手掛けたロッテの新作クラフトチョコレート「DO Cacao chocolate」の発売を記念して実現したもの。「DO Cacao chocolate」の新作のひとつである「カカオ70」を使用し、その強いレーズン香を持つフルーティーなカカオの風味を、鳥羽周作が手掛ける人気レストランのコース料理と融合させているのが特徴だ。シオ限定「鯖とカカオ」3年連続で"ミシュラン1つ星”を獲得している代々木上原の名店「sio」で味わえるのは、過去に当店で提供した「鯖とクレープ」をアレンジしたメニュー「鯖とカカオ」。泡やクレープ、中の具にも「DO Cacao chocolate」を使用したことで、あらゆる角度から芳醇なカカオの風味を堪能できる。リンゴジャムやバナナの甘味、ナッツや玉ねぎなど、意外性のある具材のマリアージュにも注目だ。ホテルズ限定「鳩とカカオ」一方「シオ」の新業態のレストランとして話題を集める「ホテルズ」では、店のスペシャリテ「鳩と雑穀米」を特別にアレンジした「鳩とカカオ」を提供。一面を覆うトレビスの下には、絶妙な火入れがほどこされた鳩、イチジク、雑穀米、「DO Cacao chocolate」をバランスよく組み合わせているのが特徴だ。それぞれが持つ旨味・苦味・甘味が絶妙に絡み合う、新感覚の食体験を楽しんでほしい。カカオの香る食前酒もなおロッテの新作「DO Cacao chocolate」は、カカオの無限の可能性への挑戦するプロジェクト「DO Cacao Project」から生まれたもの。コース料理以外にも、「DO Cacao Project」の一環で誕生したカカオ入りの新アルコール飲料「カカオ&ホップ」が食前酒として提供されるほか、食後には「DO Cacao chocolate」のサンプリングをコーヒーと楽しめるなど、コラボレーションならではの特別なサービスが用意されている。【詳細】鳥羽周作×ロッテのコラボレーションメニュー期間:2022年1月13日(木)~25日(火)・sio住所:東京都渋谷区上原1丁目35−3コラボレーション料理:「鯖とカカオ」 ※ランチ/ディナーの全てのコースで提供。・ホテルズ住所:東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階コラボレーション料理:「鳩とカカオ」※ランチはスペシャルコースでの提供、ディナーは全てのコースで提供。
2022年01月14日映画『ノイズ』(2022年1月28日公開)のジャパンプレミアが11日に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、伊藤歩、永瀬正敏、廣木隆一監督が登場した。司会は日本テレビの辻岡義堂アナウンサーが務めた。同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原)と幼馴染の猟師・田辺純(松山)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。ワンカットでの撮影が大変だったと振り返るキャスト陣。特に藤原と松山のシーンについて、永瀬は「僕らはテントみたいなところで控えて『ワンカットかあ』と思いながらコーヒーを飲んでたら、松山君と藤原君が自主トレを始めて、『すげえな』と思って緊張が走りました」と明かす。「それ、写真撮ってもらいましたね」と思い返す藤原に、永瀬は「そういうのがいっぱいこの映画の中に散りばめられているので、見てるお客さんにも緊迫感みたいなものは、たぶん伝わっているんじゃないですか」と語る。さらに刑事役として追い詰めることになった藤原、松山、神木について「3人の目の表情がどんどん変わっていくんです。僕は1人ずつ対峙するシーンがあったんですけど、どんどん目が変わってくるっていうのもヤバかったですね」と見どころを表した。また、藤原と夫婦役となった黒木は「私と竜也さんの娘(子役)が、監督からの指示なのか、台本を渡されずにその場にいてくれるという感じで、竜也さんがすごくいいお父さんをしてくれました」と振り返る。藤原は「(娘を演じた子役に)直前まで、監督が台本を持たせなかったの。ストーリー展開もわからないし、数分後にどういうシーンを撮るかということだけ聞かされて、ただそこのシーンだけに集中する演出方法をとっていた」と説明していた。
2022年01月11日藤原竜也×松山ケンイチ×神木隆之介らを始め、豪華キャストが出演する『ノイズ』。この度、永瀬正敏が神木隆之介に何かを語りかける緊迫した場面写真をシネマカフェが独占入手した。親友でありながら、性格の全く異なる3人のキャラクターがキモとなる本作。今回シネマカフェに届いた場面写真では、永瀬さん演じる県警の刑事・畠山が神木さん演じる新米警察官・守屋真一郎に何かを語りかけ、真一郎が神妙な表情を浮かべている。死体を隠すために結託するも、畠山が追い詰めていくことで性格の違いから言動に少しずつズレが生じる3人。そして、次第に3人の間に生まれたズレ、“ノイズ”がより大きくなっていくことを予感させる。永瀬さんは『あん』『パターソン』『光』で、3年連続カンヌ国際映画祭に出演作が選出された唯一無二の国際派俳優。立っているだけでも強烈な存在感を放つ永瀬さんだが、作品に対する洞察力も図抜けている。畠山が真一郎に圭太(藤原竜也)と純(松山ケンイチ)のDNAを採取してくるよう伝えるシーンでは、台本は「協力してくれ」と頼むはずだったが、永瀬さんからの提案で「もってこい」と命令口調に変更。この彼の行動が物語後半に深い意味を持たせることになったという。本作の企画・プロデューサーを務めた北島直明は、「役者さんにしか見えない感情の線があることに改めて気付かされました」と永瀬さんの役者としての鋭い感覚に唸る。そんな永瀬さんと3人が初めて対峙するシーンでは、終始息が詰まるような緊張感がスクリーンから放たれる。畠山の圧倒的プレッシャーに終始堂々と向き合い、平然と虚偽の証言をしていく圭太、一貫してぶっきらぼうで硬い表情を崩さない純、一人落ち着きなく視線をさまよわせる真一郎。廣木隆一監督による緊迫感溢れる長回しのワンカットでの撮影も相まって、日本最高峰といっても過言ではない演技合戦は、瞬きも許されないほどの気迫に満ちている。『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2021年12月19日藤原竜也&松山ケンイチW主演、神木隆之介も出演する新感覚サスペンスエンターテインメント映画『ノイズ』。この度、黒木華と永瀬正敏が本作に出演していることが明らかになった。藤原さん、松山さん、神木さんが幼なじみを演じることが発表されている本作。今回新たに出演が発表された黒木さんが演じるのは、圭太(藤原さん)の優しい妻・泉加奈。夫役の藤原さんについては「家族とのシーンではいいお父さんの顔でしたが、純と真一郎とのシーンでは全く違う顔になっていて、俳優としていろんな顔を持っている方だなと思いました」と印象を明かし、「もちろん台本を読んで演じましたが、どんな映画になっているのか想像がつかない部分も多かったので、実際の作品をみてこんな風になっていたのかと驚きました」とコメントしている。そして永瀬さんが、圭太たち幼なじみ3人を追い詰める県警の刑事・畠山努を演じる。突如、姿を消した元受刑者・小御坂睦夫の後を追い、圭太たちの住む猪狩島に訪れるが、3人の挙動に不信感を覚える。「座長の藤原竜也さん、松山ケンイチさんの作り出す暖かい雰囲気と神木隆之介さんを始め共演者・スタッフの皆さんの御心遣いで内容とは真逆のここち良い時間を過ごす事が出来ました」と撮影をふり返った永瀬さんは、「現代における様々な問題点が凝縮された本作品。参加させて頂き、感謝しています」と話している。『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2021年09月23日テレビ東京で放送されているテレビドラマ『八月は夜のバッティングセンターで。』の最終話に、元プロ野球選手の上原浩治さんが本人役で出演することが、発表されました。上原浩治「なんで俺?」同局の『水ドラ25』の枠で、同年7月から放送開始している『八月は夜のバッティングセンターで。』。関水渚さんと仲村トオルさんがダブル主演を務める同作は、『ライフ・イズ・ベースボール』を合言葉に、野球を通して悩める女性たちの背中を少しだけ押していく、ヒューマンドラマです。往年の野球レジェンドたちがドラマに登場することでも話題を呼んでいた同作の最終話には、元メジャーリーガーとしても知られる上原浩治さんが出演。出演にあたり、番組側のインタビューに答えた上原浩治さんは「なんで俺?」と戸惑う気持ちも明かしています。上原浩治インタビュー――出演の話を聞いた感想は?「自分でいいのかな?」っていうのと、「なんで俺?」と思いましたね。――あなたにとって「野球」とは?野球があったから今があると思っていますし、人生そのものというのもありますけど、『野球に感謝』ということですね。野球をやっていなかったらこういう出演の依頼もまったくなかったと思いますし、野球には本当に感謝しています。――視聴者のみなさんへのメッセージを。みなさんには、このドラマを見ていただければ本当に嬉しいなと思いますし、僕の野球しかできないところを…ひと言だけなんですけど(笑)俳優には向いてないなっていうのを、分かってくれたかなと思いますけど、いいドラマになっていると思うので、ぜひ見て下さい。『八月は夜のバッティングセンターで。』の最終話は、2021年9月8日、深夜1時10分から放送です。[文・構成/grape編集部]
2021年09月08日女優の小西桜子が1日、東京・渋谷区で実施されたファースト写真集『月刊 小西桜子・刹 写真 永瀬正敏』(発売中、2750円税込み、小学館刊)の発売記念会見に出席。デビュー映画『ファンシー』で共演し、今作でカメラマンを務めた俳優・永瀬正敏との撮影を振り返った。本作は、商業映画デビューから間もない小西のファースト写真集。大人っぽい水着を着て露出にも挑戦した他、自身でボディペインティングをする様子などが収められている。現在23歳の小西。写真集デビューの心境を問われて「すごく嬉しい。私も色んな女優さんの写真集をずっと見ていたので、『写真集を出したいな』というのは一つの目標としてずっとあった。出せてすごく嬉しいです」と喜び、タイトルについて「『刹』は刹那的という意味の刹。一番、この写真集に合っている。今の私しか出せない瞬間的な写真をたくさん集めている。だからこのタイトルにしました」と解説した。都内近郊で実施した撮影は、約3日間で敢行。カメラマンとしての永瀬は「ぜんぜんまた印象が違う。すごく真摯に、カメラを通して向き合ってくださった印象」だと言い、過去の共演経験も踏まえて「すごくリラックスして撮影できました」とほほ笑んだ。お気に入りカットの一つであるボディペインティングの撮影は、絵を描くのが趣味の小西のために、永瀬が提案したという。小西は「初日にやらせてもらって、それですごく気分が上がった。楽しい撮影でした。一番興奮する体験でした」と話した。今作の自己採点は、100点満点中85点。「残りの15点はこれからもっと、色んな写真集を作れたらいいなと思うので、100点にはせず、次回また色んな機会を頂けるように」とニッコリ。コロナ禍で実現できなかった海外での撮影を希望して「自然が多いアイスランドとか、日本ではない広大な自然で撮影できれば」と妄想を膨らませた。また、大勢の報道陣が集まる取材会も初めてだという小西。「私1人のためにこんなに集まって頂いて恐縮です。ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。
2021年08月01日日本でも徐々に認知されてきた、子宮に装着する『ミレーナ』という器具。避妊効果があるため『避妊リング』とも呼ばれていますが、月経困難症の改善を目的に導入されています。しかし、男性間での知名度が著しく低いため、ピルと同様に『避妊をするためのもの=遊んでいる人』という偏見を持たれることも。タレントの上原さくらさんは、ミレーナの導入を公表したことで心ない言葉を受けたといいます。上原さくら、『避妊リング』への偏見を訴える長年、月経(通称:生理)の症状に悩まされてきたという上原さん。第1子の出産を経ても生理痛が改善されず困っていたところ、医師からミレーナの装着を提案されたといいます。そして、生理に関する悩みを持っている人や、ミレーナの装着を迷っている人に向けて、公表することを決意しました。しかし、ミレーナの導入を公表すると、ネット上で批判や中傷を受けたそうです。5年ぶりにテレビ出演し、明かした想い2021年7月19日に放送された情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、上原さんはおよそ5年ぶりにテレビに出演。ミレーナについて「『下世話な話』という雰囲気で世の中に広まってほしくない」という想いを明かしました。私が「ミレーナをしていますよ」っていったことによって、男性が「え、じゃあ妊娠しないの?」なんていうのは、最低ですよっていうことは知っていただきたいですね。多くの方が月経にまつわるつらいもの、症状の改善のために使ってることのほうが多いんじゃないかと思うんですね。なので、なんかこうイメージで『性に奔放』でどうのっていうのは本当にやめてほしいですね。ゆくゆくは、この『避妊リング』っていう名前…通称は変わるといいなと思います。バイキングMOREーより引用月経困難症の治療に用いられるピルも同様に、「性に奔放な人が使うものだ」という偏見を長年持たれ続けてきました。そのせいで、若い女性が服用をためらったり、服用している人が心ない言葉をかけられたりといったケースが多発しているのです。そもそも、女性が自ら避妊をすることは悪いことではありませんが、勝手なイメージを持って誤解をされるのは嫌なもの。「同じ悩みを持つ人の参考になれば」という想いから、自身の経験を共有することにした上原さん。番組放送後、女性を中心に多くの人から共感する声が上がりました。・そもそも、どうして赤の他人が批判するの?何が悪いのかが分からない。・『避妊=遊んでる』なんて発想が気持ち悪い。『避妊リング』って通称も変わるといいな。・「生理で悩んでいる人のために」という上原さんの気持ち、素敵です。正しい情報が広まってほしい。生理の症状は個人差の大きいもの。また、身体に合った治療方法もそれぞれ異なります。「生理は隠すもの」という風潮があるため、他人に相談することすらできない人も多く存在しているのが現状です。1つの意見として経験談をシェアしてくれる上原さんの行動は、困っている人を助けているのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年07月19日尾野真千子が主演する、もがきながらも懸命に生きようとする“母の生き方”を捉えた圧倒的な物語『茜色に焼かれる』。この度、石井裕也監督や、オダギリジョー、永瀬正敏ら共演者が主演・尾野さんの魅力について語るコメントが到着した。本作で主人公・田中良子を演じた尾野さんについて、石井監督は「田中良子役には尾野真千子さんしか考えられませんでした。芝居を本気でやることの崇高さ、俳優がうなされるほど考えて見せる芝居の熱量、その素晴らしさ。たとえば、普段の会話のときよりも、夢中になって芝居をしている尾野さんに僕は『尾野真千子』を感じます」と熱量たぎるコメント。「その芝居に真実が見えてくる。誠実にお芝居をしている人の姿は『祈り』のように見えるときがあります。こちらが引くくらいに演じる役を信じようとする。尾野さんのそんな姿は、僕にとってはそのまま希望につながるものでした」と、その演技にかける想いの強さを絶賛した。息子・純平役を演じた和田庵は、「撮影前、尾野さんには怖い人というイメージがあったけれど、実際はそんなことはなくて優しくて明るくて面白い人でした。本当の親子のように接してくださって、僕も自然に演技ができました」と感謝の意を示す。良子の同僚ケイ役を演じた片山友希は「撮影中は尾野さんの明るさには救われました」と語る。「すごく包容力のある方で、共演のプレッシャーみたいなものを全然、感じさせないんです。きっと尾野さんは私ができるまで待ってくれたんだと思います。すごくありがたかったです。尾野さん、メチャクチャかっこいいです。尾野さんみたいになりたい」と尊敬の念を口にする。交通事故で命を落とす夫・陽一役を演じたオダギリさんも「もし陽一の存在が作品を通じて強く感じられているとしたら、それは尾野さんの表現力のおかげです。当たり前のことですが、それはもう尾野さんの底力ですし、そのすごさ、ですね」と、その演技力に感謝を表する。そして風俗店の店長・中村役を演じた永瀬さんは「尾野さんはいろんなものに立ち向かっていました。それでいて、現場ではみんなを包み込んでいた。良子さんのように『まあ頑張りましょう』という感じで現場をハグされていましたね」とコメント。「コロナ禍という特別な状況下で作品を作っているという部分を含めて、とても見事で立派な主演の姿だったと思います。時に明るく、時に締めて。この作品をちゃんと背負っている感じがありました」と称賛を惜しまない。『茜色に焼かれる』は5月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2021年05月17日【sio】が提案する“朝ディナー”とは?朝に食べておいしい、8皿のコース料理鳥羽シェフの“朝ディナー”への思い【sio】が提案する“朝ディナー”とは?昨年春の緊急事態宣言下では、テイクアウトや贅沢弁当を提供していた【sio】。今回の2回目の宣言下では“レストランらしい食事(=ディナー)”を時間にとらわれず楽しんでもらえるよう、朝と昼にも“ディナー”を体験できるようにしたのだそう。朝ディナー: 6,000 円(税・サ別)8時30分~9時00分~9時30分~※朝ディナーのみお子様連れも可昼ディナー:10,000円、12,000円、14,000円(税・サ別)13時00分~13時30分~夜ディナー: 10,000円、12,000円、14,000円(税・サ別)17時00分~17時30分~昼ディナーは夜と同じ内容で、朝ディナーは「朝に食べてもおいしい料理」を提供。子育て中の方は夜の外出は難しいので、朝のみお子様連れも入店可能です。コロナ禍の逆境に立たされながらも新しい価値を提案している【sio】が、どんな朝メニューを提供しているのか、気になったので食べてきました!朝から味わう、星付きレストランのディナー!朝の明るく心地よい雰囲気の中ふるまわれる朝ディナーお店に到着したのは朝9:30。明るい日差しの中で、店内の落ち着いたBGMを聴きながらお皿を待っていると、まるでおしゃれなカフェに来ているかのような気分に。夜の営業ではワインのペアリングを提供していますが、朝でもノンアルコールのペアリングが楽しめるとのことで、「ティーペアリング」4,000円(税抜)も注文しました!1皿目『舞茸と鶏出汁のスープ』まずは優しい味のスープから。舞茸がふわりと香り、食欲を進める鶏のスープで、丸鯛、香味野菜などが入っています。旨味はありつつも、朝らしく強すぎない味付けです。2皿目『馬肉のタルタル』夜のコースでおなじみの、手で持って食べる【sio】のスペシャリテ。サクサクな食感の生地の上に、やわらかでやさしい甘味のある馬肉がのっています。ペアリング①『ティースパークリング』紅茶ベースで、りんご酢、白ブドウのほのかな酸味とハーブのさわやかな香り、そして炭酸がシュワっ! 朝の目覚めにぴったりです。3皿目『ホタテのグリーンサラダ』ホタテ、ブロッコリー、ケール、グレープフルーツ、キウイなどが入っていて、朝からとても栄養をとれている感じがします! ホタテの旨味と、ジューシーなフルーツの酸味が体にスッと入ってきます。ペアリング②『東方美人』続いてのペアリングは、シンプルな水出しの台湾茶。香りは立っていながらも重くなく、サラダと次のオムレツまで合わせます。4皿目『スフレオムレツ』このオムレツ、見た目こそシンプルですが中身はしっかり星付きレストランのクオリティ。中は半熟で、トリュフオイルがふわりと香り、チーズのコクや、甘みがあるポタージュをかけながら食べればとても幸せな気分になります……!!トロトロのオムレツを割ると、中に入った2種類のチーズが出てきます! 余ったポタージュはフォカッチャをつけながらどうぞ。5皿目『鰆のポワレ、カブのソース』お次は焼魚をイメージしたという鰆のポワレ。皮の焼き目が香ばしく、ゆずのピューレとカブがさわやかに香ります。その味はまるで焼き魚のようでもあり、ソースを絡めるとちゃんとフレンチでもあります!ペアリング③『緑茶』静岡の緑茶で、微かに甘い香りがします。鰆のポワレに合わせて、さっぱりと。ここまで食べると、オムレツでおしゃれなカフェのモーニングを味わい、焼き魚でおいしい和の朝食を食べたような気分に。こういう面白さが【sio】らしい! これを味わいに来たんだ! なんて思っていると、なんだかノンアルのティーなのに、ディナーのワインで酔っ払ってきたような高揚感に浸ります……!!6皿目『大山鳥、甜麺醤のソース』メインの肉は柔らかくて丸みのある旨味。これまでのコースの流れがあるので胃袋も準備ができていて、朝でもペロリと食べられます。まろみのあるジャガイモのピューレで優しく包む、朝の肉料理です。ペアリング④『プーアル茶、カカオビネガー』肉料理に合わせて赤ワイン……ではなく、中国のプーアル茶にカカオビネガーを加えたドリンク。赤ワインのような果実味を感じることができます。7皿目『ご飯膳』炊きたてのお米は、柔らかく歯応えを残した程度に粒が立っています。付け合わせはお米そのものを味わえる、べったら漬け、野沢菜漬け、柴漬け、しいたけの煮物、しらすとうずら卵のニラ醤油がけ、そして赤味噌の味噌汁です。8皿目『sio(アイス)』、食後の『ダージリンティー』夜のディナーでも最後に出てくる、店名を冠したアイス。卵をつかわず、チーズとミルクの香りを立たせています。朝ディナーをしめくくるのにぴったりなデザートです。最後はダージリンティーを飲みながら、今朝のメニューを思い出してほっこり。……と、そもそもどうして朝に“ディナー”を提供しようと思い立ったのか、食べ終えた後に鳥羽シェフに聞いてみました!鳥羽シェフの、“朝ディナー”にかける思いとは【sio】のシェフ・鳥羽周作さん──なぜ朝の営業を始めようと思ったのですか?──昨年春の緊急事態宣言下では、テイクアウトや贅沢弁当を提供していましたね。──朝はお子さん連れでも入店できるんですね!──朝のメニューを作るにあたり意識したことは?──朝と昼の特別営業はいつまでの予定ですか?──朝ディナーおいしかったです! ありがとうございました!ライフスタイルの変化に合わせ、新しいレストランの価値を提供する【sio】の“朝ディナー”。朝からしっかり食べることで、身体も頭もすっきりして、午後からの時間が有意義に過ごせそうな予感! 皆さんもぜひ、体験してみてください。sio【エリア】代々木上原【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】9000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】代々木上原駅 徒歩2分
2021年02月04日2002年のチャイコフスキー・コンクール・ピアノ部門で、女性初の、そして日本人初の第1位獲得という快挙を成し遂げた上原彩子。2022年のデビュー20周年に向けた3年がかりのカウントダウン企画第2弾では、自身が名ピアニストでもあったショパンとラフマニノフを弾く(2021年1月13日・東京オペラシティコンサートホール)。「ラフマニノフは、ショパンから最も大きな影響を受けています。ピアノを愛した二人の作曲家を並べることで、ちょっと特別な感覚で聴いていただけると思います」プログラムのメインは、その二人の関係を象徴するような、ラフマニノフの《ショパンの主題による変奏曲》。ショパンの《24の前奏曲集》作品28の第20番ハ短調を主題に、22の変奏で構成された、いわばラフマニノフによるショパンへのオマージュのような作品だ。「演奏される機会の少ない作品も含めてラフマニノフの良さを知ってほしいという気持ちで選びました。今回は前半に、元になったショパンの作品28の全曲も弾くので、面白く聴いてください」ロシア音楽を軸に活躍する上原のショパンは案外レアだ。《24の前奏曲集》は、すべての長・短調である24の調性で書かれた作品集。胃腸薬のCMで使われた第7番や、第15番〈雨だれ〉がよく知られるが、ラフマニノフが主題に用いた第20番も有名で、〈葬送〉の呼び名がある。それぞれが独立した小曲の集まりだが、「24曲全部を聴いてこそわかる」と上原は言う。「わたしのなかでは、始めのほうは長調の曲の幸せな印象が強くて、その春の暖かさが、だんだん暗い影に覆われて、第20番のところでどん底に引きずり込まれます。全曲を通していろいろなドラマがあって、弾いていても聴いていても、それを感じるのが醍醐味です」そしてこの2つの作品のあいだを、さらに二人の前奏曲でつなぐ「前奏曲づくし」の構成。「ショパンの作品45の前奏曲嬰ハ短調からラフマニノフへ。たぶん、作曲家が変わったかどうかわからないぐらいの変化で、不思議な感じでつながります。時代も国も違うのに空気が似ているのです。そしてラフマニノフの前奏曲作品23から2曲。ラフマニノフは、小品のほうが彼の飾らない素の部分が表現されているように感じます。そのシンプルなメロディを弾いていくのは、難しいですがとても大事です」キャリアを重ねるなか、背中など身体全体の使い方を考えるようになり、手の負担が軽減され、音も太くなってきたと感じている。筋トレも欠かさないが、大事なのは音量や打鍵の強さではなく、太く、減衰せずに伸びる音で弾くこと。そのためには余分な力を抜くことが大切なのだと教えてくれた。ますます充実するピアニズム。「ピアノという楽器を、純粋にピアノの音として捉えた作品。ピアノの素晴らしさを感じてもらえるプログラム」と語る今回のリサイタルでも、それが十分に発揮されるにちがいない。(宮本明)
2020年12月21日