映画『嘘八百』が、2018年1月5日(金)より全国ロードショー。中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演で登場する。一攫千金を狙う、開運エンターテインメント物語の舞台は、千利休を生んだ茶の湯の聖地 大阪・堺。中井貴一演じるイカサマ古物商・則夫と、佐々木蔵之介扮する落ちぶれた陶芸家・佐輔の出会いから始まる。骨董オークション会場で出会った2人はタッグを組み、負け人生にさよならすべく、“幻の利休の茶器”を頼りに一攫千金を狙う一発逆転の大勝負に挑む。中井貴一&佐々木蔵之介W主演監督は、『百円の恋』で2016年日本アカデミー賞優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞した、武正晴。そして脚本に、足立紳とNHK 連続テレビ小説などを手がける今井雅子が加わり、年初めにぴったりな開運エンターテインメントを作り出す。主演は、中井貴一と佐々木蔵之介。その脇を固めるのは、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、寺田農、木下ほうから豪華俳優陣だ。さらに、友近や坂田利夫、塚地武雅、桂雀々といったキャラの濃い出演者たちも揃い、これでもかと畳み掛ける掛け合いや愉快なてんやわんやに笑わずにはいられなくなる。ストーリー⼤阪・堺。空振りばかりの<⽬利き古物商>と落ちぶれた<腕利き陶芸家>が、タッグを組んで狙うのは、利休の茶器 の贋物で仕返しついでに⼤⾦ゲット!ロマン溢れる⾻董の世界を舞台に、⼤の⼤⼈が国をも巻き込み⼤騒動。果たして結果はいか にーー?【作品詳細】映画『嘘八百』公開時期:2018年1月5日(金)全国公開監督:武正晴(『百円の恋』)脚本:足立紳 今井雅子出演:中井貴一、佐々木蔵之介、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、桂雀々、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣© 2018「嘘八百」製作委員会
2017年08月19日映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』が、2017年8月19日(土)より全国ロードショー。『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』は、ドラマ、コミック、オリジナルアルバム、ドームツアーなど様々なメディアで展開されるEXILE TRIBEのエンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の映画シリーズ第3弾。それぞれの正義を掲げる5つのチーム「SWORD」が競い合う街「SWORD地区」を舞台に、そこに現れる敵との闘いを描いたアクションムービーだ。本作では、「SWORD」の強敵となる新たな登場人物として、「三代目J Soul Brothers」のNAOTO演じる“監獄の王者”ジェシーや、同じく小林直己が扮する反社会組織「九龍グループ」の若頭・九鬼源治、「GENERATIONS」の関口メンディー演じるジェシーの仲間フォー、中村蒼演じる暴君・林蘭丸らが登場する。林蘭丸率いる悪名高いスカウト集団「DOUBT」や、ジェシーを筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」、反社会組織「九龍グループ」など複数の強敵が絡み合い、AKIRAや、青柳翔、TAKAHIRO、登坂広臣、窪田正孝といったお馴染みのキャストたちと、前作のスケールを上回る激しいアクションを繰り広げる。【ストーリー】SWORD地区。「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームが拮抗するエリアは、それぞれの頭文字をとってそう呼ばれていた。バラバラだったSWORDのメンバーたちは、伝説のチーム「ムゲン」のリーダー・琥珀(AKIRA)率いる湾岸連合軍との“コンテナ街の戦い”に辛くも勝利。街は束の間の平和を取り戻していた。そこに突然、彗星のごとく最凶の集団が現れる。暴力で人を束ね、街全体を震え上がらせていた暴君・林蘭丸(中村蒼)率いる悪名高いスカウト集団「DOUBT」。絶大な力で監獄に君臨していた王者・ジェシー(NAOTO)を筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」。新たな敵は、恐怖によるSWORD支配を目論んでいた。さらに権力と癒着してカジノ建設の野望を持つ反社会組織「九龍グループ」と、その陰謀を暴こうとする琥珀、九十九(青柳翔)、雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)の激闘も絡み、SWORD地区はかつてない事態へと突入する。そんな緊張がマックスに達したとき、ついに蘭丸率いるDOUBTがジェシーらプリズンギャングの力を借りて、深い因縁を持つWhite Rascalsに対決を挑む。圧倒的な勢力差を前にROCKY(黒木啓司)らWhite Rascalsは絶体絶命の窮地に陥るが──。そこに現れたのは、仲間のため街のために覚悟を決めたコブラ(岩田剛典)らSWORDの仲間たちだった──。【詳細】映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』公開日:2017年8月19日(土)全国ロードショー企画プロデュース:EXILE HIRO脚本:平沼紀久、渡辺啓、福田晶平、Team HI-AX監督:久保茂昭、中茎強アクション監督:大内貴仁出演:岩田剛典・鈴木伸之・町田啓太・山下健二郎・佐藤寛太・佐藤大樹・八木将康・岩谷翔吾・山本彰吾・黒木啓司・遠藤雄弥・稲葉友・栁俊太郎・廣瀬智紀・松田凌・西川俊介・西村一輝/喜矢武豊・樽美酒研二・山田裕貴・鈴木貴之・一ノ瀬ワタル・青木健・清原翔・陳内将・窪田正孝・佐野玲於・ZEN・佐野岳・藤井夏恋・鈴木梨央・林遣都・阿部亮平・小澤雄太・水野勝・田中俊介・守屋光治・井澤勇貴・楓・佐藤晴美・山口乃々華・城戸愛莉・藤井萩花・坂東希・中村蒼・秋山真太郎・武田航平・ELLY・大屋夏南・野替愁平・白濱亜嵐・ANARCHY・LIKIYA・祐真キキ・NAOTO・関口メンディ―・岩永ジョーイ・武尊・城戸康裕・JAY・中谷太郎・TAKAHIRO・登坂広臣・AKIRA・青柳翔・橘ケンチ・小林直己・尚玄・小野塚勇人・渡邉紘平・武田幸三・夕輝壽太・白石朋也・荒木秀行・黒石高大・池上幸平・中井ノエミ 長谷川初範・堀部圭亮 /豊原功補・岩城滉一・岸谷五朗・加藤雅也・笹野高史・髙嶋政宏・木下ほうか・中村達也・早乙女太一/津川雅彦配給:松竹ⓒ2017「HiGH&LOW」製作委員会
2017年08月10日6月3日公開の映画『花戦さ』の公開直前会見が29日、都内で行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。市川とは本作で初共演となった野村は「僕とのシーンも素晴らしいんですけど、浩市(千利休)さんを踏んづけたりと憎々しさが本当に楽しくて、素晴らしい秀吉でした。こんな嫌な奴がこんなにチャーミングに見えて、本当に素晴らしいと思いました」と絶賛し、当の市川は「大先輩の佐藤さんの頭を踏んづけるのが本当に嫌でしたが、役だから仕方ないですよね。だから心の中で『ごめんなさい』と言いながらやっていました」と佐藤を気にかける場面も。その市川から足で踏まれた佐藤は「僕らみたいなのは、熱がかからないと(芝居が)出来ないので、猿之助くんに『もっと踏んで! もっと踏んで!』とお願いをさせていただきました。違う意味に取られますが」と笑わせ、佐藤と長い付き合いのある中井は「佐藤さんがMだというのは長い付き合いの中で何となく分かっていましたよ」とコメントして会場の笑いを誘った。ヒロインの森川は、野村扮する専好に助けられた娘・れん役。「みなさんそれぞれの個性を持たれた素敵な俳優さん。私がその中に紛れていて不思議な感覚です」と話しながら「作品をやっていても、同じ年齡の人とやることが多いので、こうして同じ作品に出させていただいて本当に幸せです」と大先輩の演技に刺激を受けた様子。とはいえ、「皆さんそれぞれ素敵なので、もし選べと言われても絶対に選べないです(笑)」と言及を避け、登壇した男性陣を安堵させた。映画『花戦さ』は、6月3日より全国公開。
2017年05月29日野村萬斎に市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント『花戦さ』。このほど、この豪華な面々が、実在の花僧・池坊専好や、千利休、戦国武将などに扮する場面写真が一挙に解禁となった。花僧・池坊専好は、天下統一を目指す織田信長の前で花をいけ、居合わせた千利休らの心をつかむが、思わぬ失態が信長の怒りを買い、あわや打ち首に…。そのとき、軽妙な機転で彼を救ったのは、豊臣秀吉だった。そんな出会いから十数年。秀吉の治世のもと戦乱は収まり、専好と利休は無二の友として互いの道を高め合った。だが天下人となった秀吉の驕りは嵩じ、利休を自害に追い込み、専好を慕う町衆の命までもが次々と奪われていく。ついに、専好は立ち上がった。手にしたのは、「刃(やいば)」ではなく「花」。池坊専好が太閤秀吉に仕掛けた一世一代の「戦さ」とは――?本作は、織田信長、豊臣秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下一の茶の湯者・千利休とも親交があった実在の京都の花僧・池坊専好を主人公にした物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描き出す。あの秀吉を「ギャフン!」と言わせた“けったいな”男・池坊専好に扮するのは、唯一無二の狂言師・萬斎さん。専好の親友となる千利休には、先日、第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤さん。今回到着した場面写真では、萬斎さん演じる専好が真剣な表情で花を生けるシーンや、豊臣秀吉(市川猿之助)にひれ伏す千利休の姿、利休と穏やかにほほえむ専好の友情が感じられる姿が…。そして、織田信長(中井貴一)、前田利家(佐々木蔵之介)、さらに、専好と幼馴染の町衆・吉右衛門(高橋克実)が並ぶコミカルな姿や、何やら楽しげに手ぶりをしている専好と対照的に困り顔の弟弟子・専武(和田正人)も見られ、それぞれの表情から彼らの人間関係が読み取れるものとなっている。戦国の世に、刃ではなく「花」を手にした摩訶不思議な男・専好。その奇想天外な戦いに、期待は膨らむばかりだ。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月07日『美女と野獣』の野獣、『オペラ座の怪人』のラウルなど、劇団四季で主要な役を多く務めてきた中井智彦。2015年に退団後は、歌謡曲や映画音楽のスタンダードナンバーを集めたカバーアルバム『私の歌を聴いてくれ』や、中原中也の詩に自ら曲をつけたCD付きBOOK『詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~』を発表するなど、独自の音楽活動も開始した。そんな中井が、ミュージカルの曲ばかりで綴るコンサート『I Live Musical!』を開催する。「Love」ではなく、あえて「Live」とした理由など、本作に込めた想いを聞いた。中井智彦のコンサート チケット情報気になる曲目は、『Beauty And The Beast/愛せぬならば』(美女と野獣)、『All I Ask of You』(オペラ座の怪人)、『Maria』(ウェストサイド物語)など、まさに王道の曲も予定。ラインナップは、役の性別を問わずに選んだと中井は言う。「“なんでこっちを見てくれないの”と焦れたり、たとえば『レ・ミゼラブル』の『夢やぶれて』のように悲しみに暮れたりする気持ちは、男女を超えた共通のもの。自分だったらどう演じ、どう表現するかということに挑戦してみたかった」と話す。また、タイトルに「Live」という単語を用いた理由については、「子どもの頃から歌が好きで、バンドをやったり、東京芸術大学で学んだりしたのですが、心を一番動かされたのが、大学1年生の時に出合ったミュージカルの曲でした。今年は東宝の『レ・ミゼラブル』で初舞台を踏んでから10年。僕はミュージカルに生かされてきたし、一緒に生きてきたとも感じているので、改めてミュージカルの曲に立ち向かいたいという気持ちを込めました」と語った。現在33歳。中井は「実は恥ずかしがりで“中井智彦”として愛を表現するのは苦手なタイプ。でも劇中で、役としてだったら存分に感情をぶつけられるんです」と打ち明ける。「好きなのも、カンツォーネよりドイツリート。ひとりの男が愛して、破れて、結局死んじゃう、みたいな」と笑うが、そんな中井だからこそ、役に没入したときのエネルギーは目を見張るものがあるのだろう。「昭和の歌謡曲も大好きで、ミュージカルと共通するのは、歌詞はシンプルなのに物語にリアリティがあるということ。尾崎紀世彦さんや山口百恵さんの曲なんて、いま聴いても震えますよね」と熱っぽく話す。歌という“物語”を紡ぐ覚悟は決まっている。「これからも、時代を超えた名曲を歌っていけたら」と、最後は笑顔で締めくくってくれた。公演は4月8日(土)東京・ヤマハエレクトーンシティ渋谷にて。チケットの一般発売は2月25日(土)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2017年02月24日日本映画界を代表する2人、中井貴一と佐々木蔵之介がW主演で、来年公開予定の映画『嘘八百』に出演することが決定した。舞台は大阪・堺。骨董の世界に身を置きながらも、冴えない仕事をしている古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)。偶然出会ったふたりの前に現れたのは、“幻の利休の茶器”だった!?一発逆転を狙って、家族や大御所鑑定士、文化庁をも巻き込み、壮大な狐と狸の化かし合いが始まる――。本作は、『百円の恋』で日本映画界に新風を吹かせた監督・武正晴と脚本・足立紳のタッグに、連続テレビ小説「つばさ」「てっぱん」などの脚本でも知られる今井雅子が加わり、オリジナル脚本で大人に向けた極上のコメディを描く。今回、主演の2人が演じるのは、中井さんが古物商の則夫役、佐々木さんが陶芸家の佐輔役。いまや日本映画界を牽引する存在として欠かせない2人は、6月に公開となる『花戦さ』でも共演しているものの、今回のような本格的な共演は今回が初めて。また、2人とも武監督作品への出演も初となる。本作で中井さんは古物商役を演じるということで、役作りに関しては「古美術関連の書籍を読んだりしています」と話し、「良い意味でも悪い意味でもロマンに包まれた商売だと感じているので、演じるのがとても楽しみです」と期待を語る。また佐々木さんは「大阪人の『おまえ、ホンマ!?嘘つけぇ!』は完全に褒め言葉です。『浪華の八百八橋』と言いますが、200橋くらいです。大阪では大きく盛った方が勝ちです。結果、オモロかったら良いんです。大阪の堺を舞台に、武監督と中井さんと利休さんと嘘っぱち×100倍の映画、お楽しみに!」とメッセージを寄せた。オファーについて武監督は、「作るにあたって、バカバカしいところもありながらホロッとくるような非常に難しいジャンルの“喜劇”に挑戦したいと考えていたので、そこには素晴らしい俳優さんが必要でした。ストーリーを考えていく中で、関東から来る男と関西の男の話にしようとイメージが固まった頃には、中井さんと佐々木さんしかいないと感じ、オファーさせていただきました」と2人しか考えられないと語る。また「昨今“嘘”という言葉がネガティブで殺伐としたイメージに受け取られる世の中になってしまっていますが、先人たちの作ってくれたこの『嘘八百』という言葉は、嘘の中にも楽しさやおおらかさがあるものだったと思っています。僕は映画作りも『嘘八百』だと思っていますし、その『嘘八百』は楽しいものであって、自分の映画作りの根本はそこにあると考えています」と独自の理論を述べ、「『嘘八百だったけど、なんて楽しい世の中なんだ!』と感じてくれる作品にできたらいいなと思います」と意気みを語った。『嘘八百』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月07日「ゲーム・オブ・スローンズ」でデナーリス・ターガリエンを演じて大ブレイクしたエミリア・クラークが『スター・ウォーズ』の世界に仲間入りする。『スター・ウォーズ』のキャラクター・ハン・ソロの若き日を描くスピンオフ映画に、出演が決定したのだ。『スター・ウォーズ』の公式サイトで正式に発表されている。オールデン・エアエンライクがハン・ソロ役、ドナルド・グローバーがランド・カルリジアン役を演じ、フィル・ロイドとクリス・ミラーがメガホンを取ることがすでに報じられているが、女性キャストが発表されるのは初めて。「The Hollywood Reporter」によれば、『ダイバージェント』のゾーイ・クラヴィッツ、『クリード チャンプを継ぐ男』のテッサ・トンプソン、『オデッセイ』のナオミ・スコットらもこの映画のためのオーディションを受けたということだが、エミリアと同じ役を競ったのかは明らかになっていない。公式サイトでは「エミリアの役は、ハン・ソロとチューイーが出会うダイナミックなキャラクターたちをより完全にしてくれる」と表現されており、重要な役であることには間違いないようだ。映画の公開は2018年5月25日に決定しているが、タイトルは未定。(Hiromi Kaku)
2016年11月21日「気品と知性と色気がある」「優しくて面白い」「またお会いしたい」と、会う人を皆ファンにしてしまうと噂の、中井貴一さん。役者としての凄さは誰もが知っているけれど、素の顔はいったいどんな感じ?中井さんの魅力について、共演者やスタッフにこっそり教えていただきました!■「おしゃれで作法も素敵、一瞬で恋しました」(ドラマプロデューサー・浅野澄美さん)初めてお会いした時、深々とお辞儀をされて「中井です」と挨拶された瞬間に、すっかり恋に落ちてしまった私です(笑)。『最後から二番目の恋』では、生真面目で誠実、ユーモアと包容力に溢れる三枚目の男、という長倉和平を演じられるのは貴一さんしかいない!と最初から決めていました。どんな役もまるでその人物がその街で生きているかのようなリアリティを出せるし、何でもないようなセリフも、貴一さんが口にすると名言になったりする。運動神経がよくて料理、歌、絵手紙まで何でも上手だし、イタリア製のスーツから上下グレーのジャージまで着こなしてしまう。さらに、話題が豊富で話が面白く、しかも聞き上手で…ってその魅力は書ききれません。■「青年のような顔も持つ、“THE大人の男”」(女優・長澤まさみさん)現在公開中の映画『グッドモーニングショー』で、初めてお会いした中井さん。身のこなしがスマートでありながら、誰にでも気配りを忘れないジェントルな方で、想像通りの“THE大人の男”でした。一方で芝居には貪欲で、時には、良い意味で青年のような生きのよさがあるところも、魅力的。いつでも笑顔で余裕を持っていて、どんなシーンでも融通が利くというか、決してひとりよがりな芝居をされないところは、とても勉強になります。年齢の壁がなく、おなじ土俵に立ったからには、若手からベテランの方まで同等に接してくれる、俳優のお手本のような方です。どんな役者とも向き合えるあたりも、先輩としての覚悟を感じて頼りになります。■「気配り上手で背中に目があるみたい!」(スタイリスト・白石絵理子さん)現場に私服で入られる時にいつも驚くのは、ハイブランドの服とファストファッションなどを絶妙にコーディネートされていること。ハイもローもすべてをフラットに判断できる知識とセンスをお持ちなので、常にこちらは試されているようです(笑)。モノの本質をきちんと見極められるところは、さすがです。すべてにおいて器用で、お世話になったスタッフには、よく直筆のお礼状を書いて渡していると聞いています。コンビニのシュークリームから政見放送にまで詳しく、何に対しても目が肥えていて、しかもアシスタントにまで「お昼食べなよ」と声をかけたり、気配りをしてくれます。背中に目があるみたい!といつも驚かされます。■「中井さんのこと、本当の父だと思っています」(俳優・神木隆之介さん)ドラマ『風のガーデン』での共演が決まり、中井さんにお会いする前は、もし怖い方だったらどうしよう…とも考えていました。でも、いざお会いすると本当に優しくて、僕を息子のように思って接してくださいました。それからは僕も本当の親子みたいな気持ちでお付き合いさせていただいています。僕が20歳になった時「人生での大きなお祝い事は、成人式と還暦だと思うから、きちんと祝いたい」とおっしゃって、お祝いをしていただきました。また、基礎から教えていただいた、テニスのコーチでもあるんです。壁を作らずに、周りにいる人たちを常に笑顔で気にかけている姿を見ると、本当に憧れます。どうしたら父さんみたいな紳士になれますか?◇なかい・きいち1961年生まれ。大学在学中に俳優活動を始める。代表作は映画『ビルマの竪琴』や大河ドラマ『武田信玄』ほか。『最後から二番目の恋』も話題に。2017年は織田信長役をつとめる映画『花戦さ』が公開予定。ジャケット¥105,000(タリアトーレ/ビームスF 新宿 TEL:03・5368・7305)シャツ¥34,000チーフ¥9,000(共にルイジ ボレッリ/ビームスF 新宿)パンツ¥35,000(PT01/ビームスF 新宿)ネクタイ¥18,000(ルイジ ボレッリ/バインド ピーアール TEL:03・6416・0441)時計¥3,150,000(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03・3255・8109)シューズ¥270,000(ジョン ロブ/株式会社ジョン ロブ ジャパン TEL:03・6267・6010)眼鏡、リングは本人私物◇浅野澄美さんドラマプロデューサー。(株)フジクリエイティブコーポレーション所属。これまでに中井さんが主演をつとめた『風のガーデン』『最後から二番目の恋』『きんぴか』の3作品を担当。◇長澤まさみさん女優。1987年6月3日生まれ。代表作は映画『モテキ』『海街diary』ほか。公開中の『グッドモーニングショー』では、アナウンサー役をつとめ、中井さんと共演。◇白石絵理子さんスタイリスト。主に雑誌やCMに出られる時の中井貴一さんの衣装を担当しているファッション・スタイリスト。2004年から中井さんと仕事をしていて、今年で12年目。◇神木隆之介さん俳優。1993年5月19日生まれ。2017年は映画『3月のライオン』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など出演作がぞくぞくと公開予定。※『anan』2016年11月16日号より。写真・中野敬久スタイリスト・白石絵理子ヘア&メイク・藤井俊二インタビュー、文・若山あや
2016年11月11日スタジオに入ると、まずはスタッフに「よろしくお願いします」とにこやかに挨拶をしてくれた中井貴一さん。そして、こちらが衣装を選びかねている時は「一度全部着てみましょうか?」と、提案してくれる軽やかさ。俳優デビューから36年、ずっと第一線で活躍してきた理由は、こういうところにもあるのではないだろうか。「役者を続けていられるのは、運がよかったんですよ。あとは親父のおかげです。親父は僕が2歳半の時に亡くなりましたが、僕に俳優のバトンを渡してくれたんです。(父に)受け渡されたものが8なら、自分の実力はたぶん2くらい。ずっとそう思って生きてきて、今の自分があるという感じ(笑)」それがリアルな実感なのだそう。1983年、名作ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の大ヒットでその名を全国に知らしめると、次々に人気ドラマや大作映画に出演。25歳の時、大河ドラマで武田信玄の主演を張り、実力派俳優の地位を早くも不動にした中井さん。「僕は、これまでの大河ドラマ史上で一番怒られた主役だったと思う。子役時代がほとんどなくて、青年期も大人も僕が演じたから全50回に出演したんですけど、若くてまだ何も知らないし、監督も厳しくて、毎日すごいストレスで。でもね、ダメ出しをされて隅っこで落ち込んでいると、照明さんがやってきてボソッと『よかったよ』と言ってくれたりするんです。救われましたね。そういう大人たちが陰で僕を支えてくれて、神輿の上に抱え上げてくれた。がむしゃらにやって怒られて、周りの手を借りながらも何とか乗り越えたからこそ、いい経験になったんだと思います。気がつけば、当時支えてくれた大人たちの年齢を超えていました。でも僕が大人になれたかというと、まだなりきれてないような気がする(笑)」昔はグレゴリー・ペックを見て、日常から気負わずおしゃれを楽しんでいる、そんな大人になりたいと憧れていたという中井さん。「大人の定義って、あるようでないのかもしれないし、実際のところ僕にはまだわからない。年齢を重ねてこなせる役が広がるとか、それなりにおしゃれを楽しめるようになった気がするのは、ただの経験値にすぎないんですよね」最近は、楽しい作品に出演することも多い。公開中の映画『グッドモーニングショー』ではキャスターの澄田真吾を演じている。まさにベテランなのにトホホな男だ。「コメディこそ、間が大事。反射神経を鍛えて、常に気を使って芝居しないと面白くならないんです。クスクスと笑えるユーモアは、僕の人生におけるテーマのひとつ。人間、必ずどこかで悩むんだから、それなら笑って過ごしたいと思うんですよね。僕が演じる澄田は、次々起こるハプニングに動揺して逃げ腰になる。その一方で、女性に対してカッコつけようとしたりしてる。そんな人間らしさが見えるから、笑えるし愛着が湧きます。だって僕らの若い頃は、女性を助手席に乗せるために車の免許を取ったもんです。不良だって、好きな子に『髪型ダサい』って言われただけで、あんなにポリシーを持っていたリーゼントをやめたりする時代でした。男なんて、女性から『カッコいいね』って言われたいから背伸びもするし、頑張れるんです(笑)。そういう意味では、大人の男は女性が作ると言っても、過言ではないのでしょうね」◇なかい・きいち1961年生まれ。大学在学中に俳優活動を始める。代表作は映画『ビルマの竪琴』や大河ドラマ『武田信玄』ほか。『最後から二番目の恋』も話題に。2017年は織田信長役をつとめる映画『花戦さ』が公開予定。ジャケット¥105,000(タリアトーレ/ビームスF 新宿 TEL:03・5368・7305)シャツ¥34,000チーフ¥9,000(共にルイジ ボレッリ/ビームスF 新宿)パンツ¥35,000(PT01/ビームスF 新宿)ネクタイ¥18,000(ルイジ ボレッリ/バインド ピーアール TEL:03・6416・0441)時計¥3,150,000(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03・3255・8109)シューズ¥270,000(ジョン ロブ/株式会社ジョン ロブ ジャパン TEL:03・6267・6010)眼鏡、リングは本人私物※『anan』2016年11月16日号より。写真・中野敬久スタイリスト・白石絵理子ヘア&メイク・藤井俊二インタビュー、文・若山あや
2016年11月10日主演・中井貴一×君塚良一監督(「踊る大捜査線」シリーズ)のタッグで贈る、現在公開中の映画『グッドモーニングショー』。この度、10月20日に大阪・TOHOシネマズなんばにて本作の舞台挨拶が行われ、中井さんが登壇した。ワイドショーを舞台にした本作は、落ち目のキャスターが陥る、災難だらけの1日を追った抱腹絶倒のオリジナルコメディ。このキャスターが、女子アナから交際関係をバラすと迫られ、プロデューサーからは番組の打ち切りが告げられ、さらには、立てこもり事件に巻き込まれ、犯人と直接交渉するハメになる、“人生サイアクの日”を描く。主人公のキャスター澄田真吾役の中井さんほか、長澤まさみ、志田未来、濱田岳、吉田羊、松重豊、時任三郎など豪華俳優陣が登場する。8月に行われた完成披露試写会では、中井さんが澄田真吾としてMCに初挑戦し、流石の司会ぶりと爆笑の舞台挨拶で話題に。カナダで開催された「第40回モントリオール世界映画祭」では、本作がワールド・コンペティション部門に正式出品され、現地の映画ファンも爆笑の渦に巻き込み、さらに公開直前には、中井さんと時任さんが女子アナの卵たち100人にグッドなアドバイスを行うイベントを実施し、大変な盛り上がりをみせた。また、先日の初日舞台挨拶では、登壇者がくじ引きで一番“ツイてない”人を決め、見事(?)中井さんが「ハズレ」を引き、本作で使用された重さ50kgの防爆スーツを再び着るハメになり会場を沸かせた。そして今回は、中井さんが本作を引っさげ、笑いの本場大阪に登場!中井さんは「大人の方に楽しんで頂ける映画を、と思ってみんなで撮影をしました。このような映画がヒットしてくれると、大人向けの映画がどんどん作れるので、ぜひ皆さん、お誘いあわせの上ご覧ください」と挨拶。本作はコメディということで、「コメディの方が難しいです。秒単位で攻めていかないと面白くならないので…」と話し、参加したモントリオール世界映画祭については「世界に通用するのはやっぱり“大阪”だと思いました。モントリオールのお客さんは声を出して、ものすごく笑うんですよ。東京だと、みなさん、あまり声を出して笑わない。大阪では、舞台の公演をやっても、本当に笑ってくれる。つまらなかったらつらい当たり方をされるんですが、おもろかったら、みんな、わーって立って喜んでくれて、本当にありがたい」とコメント。また舞台挨拶中、大阪のファン代表として大阪のご当地アイドル(?)「オバチャーン」のメンバーが花束を持って登場。「オバチャーン」は、「大阪のおばちゃんパワーで世界を元気に」することを目的に結成された“絡んでくるアイドル”だそう。中井さんを歓迎するため、「オバチャーン」でも特に精鋭の「仏セブン」を含む10人が集結し、ヒョウ柄の衣装に身を包んだおばちゃんらは、非常に近い距離で中井さんに絡んでいく!「えらい男前やなあ。一つだけ聞かせて。中井さん、その役は『ミヤネ屋』の宮根さんを意識してはると違います?」とオバチャーンレッド・舟井栄子が詰め寄ると、「宮根さん?まったく意識してないです(笑)」と否定した中井さん。続けてオバチャーンブルー・宇口久子が「長澤まさみみたいな若い人に言い寄られても、アンタ、あんまちょっかい出したらアカンよ。女は怖いから」と言うと「勉強になります」と中井さんは受け止めた。そして花束贈呈では、「声がすてきやね」とオバチャーンイエロー・有田けい子。中井さんは「こんなに汗かく花束は、初めてです」とコメントし、MCから感想を求められると「感想?こんなにうれしいことはないです(汗)え?感想?しんどいわ…」とおばちゃんパワーにタジタジの様子だった。『グッドモーニングショー』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年10月21日当時でも異色の社会派ドラマ「ふぞろいの林檎たち」での共演が1983年。その後、シリーズを重ねた同ドラマの「パートIV」(1997年)以来の共演となった中井貴一と時任三郎は、しかし「何年か会ってなくても、つい昨日も顔を合わせていたような感じ」と口をそろえ、その関係を“戦友”と表現する。20代で出演した「ふぞろい…」から約30年にわたり、様々なドラマに出演し、いわばテレビ業界を“中の人”として見てきた2人が今回、映画『グッドモーニングショー』で演じたのは、TV局で働き、朝のワイドショーを担当するアナウンサーと番組プロデューサー。そんな2人に改めて、TVの隆盛と近年のインターネットの勃興で叫ばれる危機、30年の変遷について語ってもらった。――普段、ドラマでTVに出てらっしゃるおふたりですが、ワイドショーのスタッフを演じてみて、同じTV業界でもやはり違うものでしたか?中井:僕らは普段、ワイドショーには番宣(※放送前のドラマなどの番組の宣伝)で出させていただく立場で、招き入れていただいて2~3言、コメントするくらいで、そんなに大変と思ってなかったけど、実際の番組制作の現場はこんなに大変なのか!と。映画のオープニングで、番組の準備に奔走するスタッフたちの姿はほぼ、僕が見学させていただいた現場そのままです!朝の情報番組ほど“ながら”なものってないでしょ?つけっぱなしで朝ご飯食べたり、ネクタイ締めたりしながら「今日の占いは…」なんて(笑)。でも気楽なものほど作り手は大変で、それはコメディで笑ってもらうための作品作りの現場ほどシビアだってのとリンクしましたね。時任:立場としては普段、僕らは取材される側の人間で、それこそ若い頃は、ワイドショーに追いかけられて「この野郎!」って思ったり、肝心なコメントは編集で切られたりしてて腹を立てたものだけど(笑)。いざ、その立場に放り込まれてみると、こんなに大変な仕事なんだなぁって感じましたね。――中井さんが演じたのは、ある出来事がきっかけで、現場レポートができなくなったアナウンサー・澄田。時任さんは、番組プロデューサーの石山を演じられています。長い付き合いという意味で、お二人の関係と重なる部分もあったかと思います。時任:“積み重ねた時間”という意味では重なりますよね。中井:2人のシーンは、台本にない余白の部分を2人で作っていった感じがあったよね?時任:完成した映画を観たら「あれ?あそこ削ってるんだ?」ってやりとりもあったけど(笑)。中井:久々の共演で懐かしさもあったけど、それよりも僕らの中にある“同期”感覚がスクリーンを通じて映ってるんじゃないかなと思いますね。――「ふぞろいの林檎たち」の当時と比べて、ドラマ、TV番組の作り方も大きく変わったと思いますが。時任:当時は必ず、全てのシーンでリハーサルがあって週に2日はリハに充ててたからね。相当鍛えられましたね。中井:ほぼしごき(笑)。いま考えると、相当ぜいたくな時間でしたよ。時任:リハーサルをクリアするために、電話で読み合わせをしたりしたよね?中井:携帯なんてない時代に、家の電話でですよ。リハーサルのためのリハーサル!――当時、お互いについては俳優として、どんな思いで見てたんですか?中井:これね、さぶちゃんは「そんなことない」とか「覚えてない」って言うんだけど、当時、僕は21歳でさぶちゃんは25歳、この年齢の開きってすごく大きく感じるんですよ。本の読み方やお芝居の引き出しも確実に持ってて。演出家がものすごく怖くて、俺と柳沢慎吾は何やってもダメですごく委縮しちゃうんだけど、いつも三ちゃんだけ「うん、正しいですね」って言われるの。それはいま考えると役柄に合わせて狙ってやってたことなんだろうね。三ちゃんの役は自由人で、独立心の強いタイプだったし。そんなことはつゆ知らず、僕らはいつも「すげぇな、三郎」って(笑)。時任:いやいや、こっちはこっちでね「貴一、すごいな」と思ってたんですよ。いまも昔もそこは変わんないんだけど、100%の準備をした上で、アドリブが効くんです。本番で何があっても受け止めてくれるし、それを受けて返してくれる。今回の映画でも、改めて役者としてすごいなと思いましたよ。立てこもり犯役の濱田(岳)くんとのやり取りが、真に迫ってたなぁって。――現代でも名作と名高い「ふぞろいの林檎たち」ですが、当時はどんな風に受け止められていたのでしょうか?中井:「ふぞろい」の直後にね、フジテレビを中心にいわゆるトレンディドラマブームが起こるんですよ。でも、僕らがやってたのはあくまで社会派ドラマで、あの波には乗れなかったんだよね(苦笑)。フジテレビのドラマでも、トレンディのど真ん中のA面と、ちょっと変わった企画をやるB面とあるんですよ。柳葉敏郎さんに陣内孝則さん、石田純一さんなんかがA面で、僕らはB面…。そこはすごい格差を感じたよ! 「ふぞろい」も人気はあったけど、やっぱり社会派で、続編を続けるほど、そっちのカテゴリの空気が強くなったから…。トレンディは人々の“憧れ”を描くけど、僕らのドラマは「共感」。よく街歩いてて「頑張れよ」って声かけられました(笑)。頑張ってるよ(笑)!時任:少なくとも、人気の俳優をキャスティングして…という形で始まった作品じゃなかったしね。中井:撮影してたら、見学のおっちゃんが「ドラマ?誰出てんの?」って。「時任三郎とか柳沢慎吾が…」って俺はずっとスタッフとして対応してたもん(笑)。それが徐々に人気が出て、当時は移動は全員が集合してロケバスだったけど、修学旅行のバスが横に来て「キャーっ!」となってるんだけど、全員「え?誰に対し『キャー』って言ってんの?」って感じでポカーンとしてた。時任:楽しかったのと大変だったのと記憶がごちゃ混ぜになってるね。大変だったからこそ、チームワークが生まれて楽しいと思えるところまで行けたし。当時は「社会派」って部分についてもそんな深く考えず、自分は大学を途中で辞めた人間だから「もう一回、大学に入れた!」って喜んでた(笑)。貴一は当時は…中井:現役大学生でしかも3年生!そういう意味でもリアルだった。大学の中での反応もどんどん変わっていくの。自分が出る講義の教室の周りに人だかりができてて「人気の講義なんだ」と思って入ったら中はガラガラで「なんで教室の外にあんなに人がいるの?」って友達に訊いたら「お前だよ!」って言われるとか、漫画みたいなこともあったし(笑)。だって数か月前まで「誰が出てるの?」って聞かれてたんですよ。不思議だったね。――その当時といまと、TVを巡る環境も大きく変わってきています。中井:ちょうど僕がデビューした頃、TVに押しやられて映画がなかなか作れなくなった時代だった。今度はTVがインターネットに押しやられてる。一概に良いとか悪いって話じゃないんだけど、当時はTVって大人をターゲットにしてた。それがチャンネル権を子どもが持つようになって、子どもや若い子に向けて番組を作るようになった。でもいま、逆にチャンネル権を持ってるのって大人なんですよね。若い子はネットを見てるわけで。そういう意味で、勇気をもって立ち止まって、もう一度、大人向けの作品を作っていくのが得策なんじゃないかなって思いますけどね。楽な方に逃げて、お金を使わず…ってなると悪くなる一方で、悪い時ほどお金を掛けろって言うでしょ?時任:まあ、時代に合った媒体が広がり、必要ない、求められないものが淘汰されていくのは自然なことで、本当に良いとか悪いじゃないんですよね。ただ、スポンサーの意向ありき、コンプライアンスありきでの作品作りが、作品に変な影響を与えてしまう部分は多少なりともあるのかなとは思いますね。中井:最近、深夜枠のドラマが面白かったりするのは、作り手の意思で、面白いものを作ろうって意識がしっかりと反映されてるからなのかなと思う。見る側もアラばかりを探さない寛容さは必要ですよね。だって殺人犯が普通シートベルトして逃げないでしょ!?(笑)時任:そこは作り手も見る側も“作り話”として楽しめばね。中井:無茶をやるからこの世界、楽しいわけで、規律正しく生きてるひとは、俳優になってない(笑)。もう一度、大人になることを憧れさせるようなTVになってほしいですね。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年10月10日映画『グッドモーニングショー』が10月8日(土)より公開を迎え、主演の中井貴一をはじめ、長澤まさみ、志田未来、濱田岳、時任三郎、君塚良一監督が舞台挨拶に登壇した。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家として知られる君塚監督が、自らよく知るTV業界の裏側に切り込んだ本作。ワイドショーの中年アナウンサーがなぜか、立てこもり事件の犯人から現場に来るように指名され、事件に巻き込まれていくさまをコミカルに描き出す。中井さん、長澤さん、志田さんはアナウンサー役ということで、事前にレッスンを受けたり、実際にフジテレビの朝のワイドショーの現場を訪れたりしたという。中井さんは「クランクイン前に『めざましテレビ』の現場にお邪魔して、アナウンサーの感情などについて聞かせていただきました。実際に、映画のセットは『めざましテレビ』(フジテレビ)のものなんですけど、背景は『ZIP!』(日本テレビ)なんです。そこは局や監督の気遣いですね(笑)」と裏事情を明かす。長澤さんは実際に女子アナ役を演じてみて「同じTVの世界でも(女優とは)全然違う畑、職業なんだなと感じました。自分がもしアナウンサーになると考えたら…毎日の生放送の緊張に耐えられないだろうと思います。私、話が下手で、いつもどこで話を終えたらいいかわかんなくなるんです。『あいつ、使えねーな』と思われてダメになる気がします…」と自嘲気味に語った。実際、アナウンサーの指導に当たる先生から指導を受けたという志田さんも「発声や強弱のつけ方がセリフを読むのとまったく違って難しかったです。私もアナウンサーになっても、カメラ目線で笑顔で話せないと思うので、私も『あいつ、使えねー』とクビになるんじゃないかと…」と苦笑する。濱田さんは、ワケあり立てこもり犯を熱演!「最近、重たいボブでマサカリ担いで走ってるばかりだったので…(笑)、僕にできるかと思ったんですが、思い切り立てこもらせていただきました!」と冗談めかして述懐する。主に中井さん、そして刑事役の松重豊とのシーンが中心となったが「あの立てこもりのシーンは、5日間くらい、同じ場所に通って撮影していました。中井さん、松重さんを若手が5日間も独り占めできることもなかなかない機会なので、思い切って胸を借りようと…。ついついアドリブで『うっせー、バカ!』とか出ちゃいましたが…と釈明する。これに中井さんは「本音ですよ。ああいうときに本音が出るんですよ」と冷たく語り、会場は笑いに包まれていた。『グッドモーニングショー』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月08日映画『グッドモーニングショー』の公開直前試写会イベントが10月5日(水)、都内にて開催され、主演の中井貴一と共演の時任三郎が登壇。時任さんが、18年ぶりという中井さんとの共演の印象を語った。同作は、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにする朝の情報番組である「ワイドショー」のメインキャスター・澄田真吾(中井さん)の災難だらけの1日を描いたコメディ・エンターテインメント。「踊る大捜査線」シリーズなど、放送作家・脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督がメガホンを取り、時任さんは澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡を演じる。時任さんと中井さんが、映画やドラマで共演するのは、ドラマシリーズ「ふぞろいの林檎たち」以来で18年ぶり。時任さんは、「久しぶりに中井貴一さんと共演できるというので、『はい』と即答でした」とオファーをすぐに快諾したエピソードを明かした。撮影が始まると、時任さんは「18年ぶりとか言われてもそんなにブランクを感じないのですよね。ほんとに、昨日会ったかのような感覚でした」といい、「映画とかテレビ以外でも、CMなどで共演していますから。あまり久しぶりという感じではなくて、『おお、昨日』という感じでやりました」とふり返った。時任さんいわく、中井さんとは「一緒に戦ってきたといったら大袈裟ですけど、若い頃に、同じ作品で同じ山を乗り越えてきた仲」とのこと。メインキャスターとプロデューサーという関係性を演じるに当たり、「その積み重ねを、アナウンサーとプロデューサーという2人の役柄で、空気感として自然に見せられたらいいなと思いました」と共演に臨んだ心境を言葉にした。試写会イベントには、アナウンサーを目指している女子アナの卵たち100名が集結した。中井さんと時任さんが女子アナの卵たちの悩みに答える企画が行われ、女子アナの卵の中の1人から、「年上の男性が好きなのですが、年上の男性に好かれる女性になる方法を教えてください」との質問が向けられる一幕があった。質問を受け、時任さんは「一生懸命やっている姿は素敵ですよね」と何かに打ち込むことをアドバイス。続いてマイクを持った中井さんは、「何がかっこいいのか分かりませんが、異性を意識してのことだと思います」と語り始めた。中井さんは、「最近、男子も、『付き合うの、ちょっと、いいっす』みたいな。『女子とか、自分はいいので』みたいな。『車とかあまり、いらないので』とかなるじゃない」と、最近増殖しているという“草食系男子”の在り方に触れたうえで、「俺らの時代はさあ、一生懸命、女子のためにかっこつけたのよ」と回顧。車を選ぶことをはじめ、「全部の目線が女子に行っていたわけ。“女子が『かっこいい』って言ってくれるから買う!”みたいな」とも。「そういうところが色々なものによって邪魔されていって、なくなってしまうことがこれからの社会は怖いなと思います」と、“草食系男子”に象徴される現代社会の現象に警笛を鳴らし、「すべてがやましい気持ちから出発することって、ありのような気がしているのですよ。それが色気に発展していく気がします」などとコメントし、質問者には「恋をすること」を勧めていた。『グッドモーニングショー』は10月8日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)
2016年10月05日ベストセラー小説を映画化し、世界興収2億ドルを超える大ヒットとなっているラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、本作で主人公を演じたエミリア・クラークが出演する大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、第68回エミー賞にて作品賞ほか12冠を獲得したことを記念して、「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージとはまた異なる、コロコロ表情の変わるエミリアを堪能できる結婚式のシーンの本編映像が解禁となった。26歳にして失業中、将来の展望が全く見えない女の子ルーことルイーザ・クラークと、不慮の事故で生きる希望を失った超ハンサムな大富豪ウィル・トレイナーの、運命的な恋と人生の選択を描く本作、通称『セカキラ』。本作で等身大の親しみやすい女性を演じて、世界中の女性から共感を得たエミリアを一躍世に知らしめた作品といえば、先日のエミー賞で23部門にノミネートされた「ゲーム・オブ・スローンズ」。“ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエン役で助演女優賞にノミネートされていた彼女自身の受賞は惜しくもならなかったものの、同作は2年連続の作品賞、監督賞ほか最多12冠を達成、本年度も圧倒的強さを見せつけた。実はエミリアは、素の性格は『セカキラ』の主人公ルーと“似ている”と感じていたそうで、「『ゲーム・オブ・スローンズ』はこれまで私がやった役の中で最も大きな役だったのだけれど、デナーリスは笑顔をほとんど見せず、喜びなど感じられない役柄だった。一方、素の私のスタンスというのは、おばかな人でいること、いつでもとにかくジョークを言いたくてうずうずしているの。人を笑わせて、楽しみたいと思っているわ」と語っている。今回解禁となった、物語のキーポイントとなる結婚式のシーンでも、“ドラゴンの母”のイメージを覆す、笑顔満載のエミリアを目にすることができる。元カノが親友と結婚することを知ったウィルは結婚式に出席することを決意、ルーも彼に同行することになるのだが…。いっそう距離が縮まるルーとウィルの様子を、まずはこちらから確かめてみて。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。「ゲーム・オブ・スローンズ第六章:冬の狂風」は11月2日(水)よりブルーレイ& DVDレンタル開始、11月16日(水)よりコンプリート・ボックス発売。(※R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2016年09月28日「世界で最も美しい顔」第1位に選ばれたエミリア・クラークが主演を務める、ベストセラー恋愛小説の映画化『世界一キライなあなたに』。このほど、本作の全世界興行収入が2億ドルを突破、世界中に“セカキラ”旋風を巻き起こしていることが分かった。イギリスの田舎町から一度も外に出たことのない、“ルー”ことルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は、お洒落をすることが大好きな26歳。ある日、働いていたカフェが閉店することになり、新たな職を得る。それは、バイクの事故により車椅子生活を送る、生きる希望を失ってしまった大富豪ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)の世話係をする期間6ヶ月の仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったが、やがてルーの明るさがウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は恋に落ちていく。しかしある日、ルーは知ってしまう。ウィルが決めた「時間」があとわずかだということを…。26歳にして失業中、将来の展望が全く見えず、自分のやりたいことにも向き合えない女の子を演じるのは、世界的に人気を博す大人ファンタジー・ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で本年度エミー賞にもノミネートされているエミリア・クラーク。不慮の事故で生きる希望を失った、超ハンサムな大富豪ウィルには、『あと1センチの恋』『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリンと、注目の人気俳優がタッグ。一生に一度の運命の恋が、自分らしく生きていくことを教えてくれるラブ・ストーリーとなる本作。6月から世界各国で公開がスタートすると、全米では初登場3位、全英では2週連続1位を獲得、ロングランヒットで夏シーズンを乗り越え、その後、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、メキシコなど世界各国に伝播。ノルウェーでは540万ドルをあげ、本年度NO.1ヒットの映画となった。また、9月2日に公開されたばかりのイタリアでは国内1位でスタート、この大ヒットを受け、世界興行収入が2億ドルを突破した。この記録は、日本でも人気の高いラブ・ストーリー『きみに読む物語』(115,603,229ドル)、『博士と彼女のセオリー』(123,726,688ドル)を凌ぐ成績となっており、「セカキラ旋風」の日本上陸にますます期待が寄せられている(※box office mojo調べ)。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月09日「第40回モントリオール世界映画祭」“ワールド・コンペティション部門”に出品されている、主演・中井貴一で贈る『グッドモーニングショー』。この度、本作が 現地時間9月4日、公式上映が行われ、中井さん、長澤まさみ、志田未来、そして君塚良一監督が登壇した。「踊る大捜査線」シリーズなど、放送作家・脚本家としてテレビを知り尽くした君塚監督が、朝の情報番組である「ワイドショー」を題材に描く本作。報道、スポーツ、芸能、さらにファッションのトレンドやグルメ情報から人気動画まで、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにするワイドショー。そのワイドショーの顔であるキャスター澄田真吾役の中井さんを始め、長澤さん、志田さん、時任三郎、吉田羊、濱田岳、松重豊、池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介と豪華俳優陣が勢揃いしている。この日、映画祭のメイン会場であるシネマ・インペリアルにて、ワールド・コンペティション部門23作品の最後を飾る作品として上映される本作。上映に先駆けて、『誰も守ってくれない』『遺体 ~明日への十日間~』とモントリオール映画祭の常連とも言える君塚監督と共に、初めてモントリオールを訪れたキャスト3人は、カナダの民放最大手・CTV(カナダテレビ)や、旧市街最大の観光スポットであるノートルダム大聖堂など市内を観光した。そして、いよいよ公式上映。上映開始前には会場の外に200人を越える観客が列を作り、そこへモントリオール名物である“馬車”に乗って、中井さん、長澤さん、志田さん、君塚監督が登場。40回を数えるモントリオール世界映画祭史上初となる馬車での登場に、会場前の観客のボルテージは最高潮に!公式上映には、映画ファンを中心に700人を越える幅広い年代の老若男女が客席を埋めていた。上映前の舞台挨拶で中井さんは「みなさん、こんばんは、中井貴一です。モントリオール映画祭に参加するのは初めてです。いま、この会場で、みなさんとご一緒出来ることをとても嬉しく思います。私たちの映画『グッドモーニングショー』は100%日本製のコメディです。リラックスしてたっぷり楽しんで頂ければと願っています」と流暢なフランス語で挨拶。続けて長澤さんも「こんにちは、初めまして長澤まさみです。今回私が演じた役はとんでもない勘違い女です。楽しんで観て下さい」。志田さんは緊張しながらも「こんばんは。志田未来です。カナダの女子アナウンサーとは違った“日本の朝”を楽しんで下さい」とそれぞれフランス語で挨拶し、温かい拍手が送られていた。上映中は、中井さん演じる澄田に起こる災難に、声を上げての笑いが連続して場内に響きわたったり、追い込まれる澄田の姿に「Oh、My GOD!!」と感情移入してしまったり、とすっかり映画に入り込んでいる様子だった。上映後観客からは「すごく良かった。コメディとシリアスの面が入り混じっていて、日本の社会的な部分も感じることが出来た。俳優陣も素晴らしく面白かった」「コメディ映画と思って来場したが、シリアスな場面も盛り込まれていて何層もある様な深みのある映画だった」「とても心に残る映画でした」「私の人生にスパイスを与えてくれる映画」などと絶賛の声が寄せられていた。映画祭を終えて中井さんは「緊張していたのですが、思った以上に現地の方が笑って下さったので日本の方よりも素直に笑ってくれたイメージがあります」と手応えを感じていたよう。また、上映前の舞台挨拶で流暢なフランス語を披露していた中井さん。第二外国語はフランス語を専攻していたそうで、「フランス語は棒読みだと伝わらないので、伝わっているか不安でした。ほかの国の言葉を使うのも楽しいですね。とても良い経験をしました」と話し、「映画祭っていいですね。出演者として日々、現場で苦労していますが、映画祭に来るとその苦労が報われた気がします。そういう意味ではとても幸せな時間だなぁと思います」と映画祭を満喫していたようだ。また、長澤さんは「舞台挨拶については、直前まで全く緊張してなかったんですが、中井さんが完璧に挨拶されていたので、すごく緊張してしまいました。面白いことを言おうと狙っていたのですが、案外ウケなくて。通じなかった事にしておこうと思います(笑)」と明かし、志田さんは「観客の皆さんがみんな笑ってくれて、すごく楽しんで観られました。何度も一緒に笑ってしまいました」と観客と鑑賞した感想を語る。さらに、君塚監督は「観客の皆さんがよく笑って頂き、よく理解して頂いていたので、狙ったところで笑って下さった。非常に嬉しかった。海外の方々は作品を率直にとらえて下さっていると感じました」と喜び、「この3人は撮影現場では台詞を全然間違えないんですけど、今回はえらい緊張していて、ギリギリまで楽屋で練習をしていましたね(笑)」と明かしていた。『グッドモーニングショー』は10月8日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月06日2016年、世界で最もヒットしたラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、「世界で最も美しい顔」にも選ばれたエミリア・クラーク演じる主人公が、不慮の事故に遭った超ハンサムな大富豪ウィル(サム・クラフリン)とコンサートデートをすることになり、勝負ドレスを選ぶ本編シーンが到着。さらに、いち早く本作を鑑賞した著名人たちから、絶賛のコメントが到着した。主人公のルイーザ・クラーク、通称“ルー”は、とても快活ではあれど、将来の展望が全く見えず、26歳にして失業中。これまで “自分探し”など一度も考えないようにしてきた彼女が、ようやくありついたアルバイトは、不慮の事故で生きる希望を失い、心を閉ざした青年ウィルの身の回りの世話、兼話し相手をすること。2人は運命的な恋に落ち、ルーは人生の本当の楽しみ方を教えてもらうが、彼の決めた“生きる時間”があと半年しかないことを知ってしまう…。今回、そんな本作から解禁となったのは、愛をつかむ“勝負デートに挑む極意!”が詰まった本編映像。すでに付き合っている彼とのデートでも、憧れの彼とのデートでも、ちょっとおめかしして出かけなければいけないシチュエーションで、まず悩むのが洋服選び。魅力をアピールしたいけれど、彼に伝わるか心配…そんな悩めるあなたに、等身大女子ルーがその極意を体現する。クラシックのコンサートは生まれて初めてのルー。映像は、遠くに住む妹トリーナに、スカイプでファッションショーをしながら相談するシーンから始まる。「これでコンサートはおかしい?」というルーに、「『メタリカ』はダメ。ニール・ダイヤモンドなら」と辛辣にひと言を放つトリーナ。さらに胸の露出を気にするルーに、「出し過ぎ!!天下のウィルとデートでしょ?赤のドレスを」とアドバイスを送る。そして、ルーは真紅のドレスにピンクのショールを巻いてウィルの前に登場。普段は周りがびっくりするほど独創的なセンスを放ち、カジュアル一辺倒なルーが、意を決して選んだドレス姿を見たウィルは驚きを隠せない様子で…?その後のウィルの言葉で、庶民的な女の子から一瞬で美しい女性にランクアップしたルー。“自信を持って服を着こなす”ということが、何よりも自分自身を美しくみせる大事なポイントだということを、ウィルが教えてくれるシーンだ。そんな彼に「女のドレスに注文をつけたのはあなただけ」と言い返しながらも、自信に満ちあふれたルーの笑顔も印象的だ。自信をもって、自分らしく生きていくことの大切さを教えてくれる本作。このコンサートでぐっと距離を縮めた2人に待つ運命に、著名人たちから続々とコメントが到着している。<著名人コメント>■ピーコ(ファッション評論家・シャンソン歌手)観ている内知らぬ間に泣いてしまいました。ラストでは、ずっと泣き続けて、観た後も涙が止まらず、初めての体験でした!■LiLiCo(映画コメンテーター)キュートな主人公の素直で一生懸命なところに心を鷲掴みされました! 女性が喜ぶ要素が満載。一緒に楽しく恋しましょ!■よしひろまさみち(sweet/otona MUSE カルチャーページ担当映画ライター)ポジティブ女子がネガティブ男子を前向きに。すがすがしい展開にホッコリ共感しつつ、ラストは大泣き。■はあちゅう(ブロガー・作家)胸が張り裂けそうになった。だけど、より良く生きたい全ての人が絶対に見るべき映画だと思う。■伊藤さとり (映画パーソナリティ)あんなに憎たらしかったのにこんなに愛おしくなるなんて。リアルなのにロマンティックだから涙が止まらない。■アンジュルム 中西香菜(アイドル)感情をいろんなところに旅させてくれて、大号泣しました。これから人生フル活用しようと思います。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月31日10月8日公開の映画『グッドモーニングショー』の完成披露試写会が29日、都内で行われ、主演の中井貴一をはじめ、長澤まさみ、志田未来、濱田岳、吉田羊、時任三郎、君塚良一監督が出席した。『踊る大捜査線』シリーズで脚本などを手掛けた君塚良一監督の最新作となる同映画は、キャスターを主人公にテレビ番組のワイドショーを舞台にした物語。中井貴一扮するキャスター、澄田真吾とその周囲の騒動をコミカルに描く。完成披露試写会が行われたこの日は、中井貴一が欠席という設定で、劇中で演じた澄田真吾キャスターとして進行役を務めた。長澤に対して「おきれいでいらっしゃいますよね。"生長澤まさみ"は初めて拝見しましたよ。このドレスは長澤さんならでは!」と絶賛。続けて、「映画出演の話をいただいた時の感想は?」と質問すると、劇中で女子アナ役を演じた長澤は「女子アナは女優という仕事と似ていましたが、全く違う仕事だったので自分に演じられるか不安でした。でも作品のメッセージがとても誠実なものだったので、その誠実さに救われた気がします」と真面目な回答。そんな長澤に続き、キャスト陣や君塚監督は真面目に回答したが、澄田キャスターでいようとする中井を不真面目に思ったのか、長澤が「いつまで澄田さんなんですか?」と指摘するも、中井は最後まで本人とは認めず登壇者と観客を笑わせた。そんな中井が主演を果たした本作は、「第40回モントリオール世界映画祭」のワールド・コンペディション部門に正式出品が決定。中井をはじめ、君塚監督、長澤、そして志田が現地へと訪れる。君塚監督が「映画祭はオリンピックのようなもの。金メダルを目指していきたいです。中井さんを手ブラで帰さない!」と宣言すれば、長澤も「楽しめたらいいかなと思っています。中井さんがいないと不安なので」と今から映画祭が待ち遠しい様子だった。映画『グッドモーニングショー』は、10月8日より全国公開。
2016年08月30日映画『グッドモーニングショー』の完成披露試写会が8月29日(月)に開催されたが、主演の中井貴一は、劇中のワイドショーのレポーターの役柄そのまま司会者として登壇!共演の長澤まさみ、志田未来、濱田岳らにレポーターとして鋭く切り込み、会場を盛り上げた。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家として知られる君塚良一がメガホンをとった本作。中年の落ち目のワイドショーレポーターが、なぜか立てこもり事件に巻き込まれていくさまをコミカルに描き出す。この日は「主演であるにもかかわらず、中井貴一は欠席」という設定で、中井さんはあくまで劇中のレポーター・澄田真吾として、ステージの中央ではなく、端っこの司会者席に登場!あくまで澄田になりきって「『グッドモーニングショー』という番組のキャスターをやっており、同じタイトルの映画という縁もありまして、本日の司会を務めます」と挨拶。さらに「ひとつ、みなさんにお詫びしないといけないことがある」と前置きし、主演・中井貴一が別の仕事のために欠席すると発表し「(主演の完成披露試写会欠席は)ありうるんですかね? いい気になってるんじゃないでしょうか?」と信じられないといった表情を見せ、笑いを誘っていた。共演者として長澤まさみ、志田未来、濱田岳、吉田羊、時任三郎、そして君塚監督も登壇したが、“司会者・澄田”の存在に、どう接していいのかと、なんともやりづらそうな微妙な苦笑いを浮かべる。君塚監督は「この設定のままやるんですか?」と尋ね、澄田キャスターより「設定?ちょっと意味が分からないですが…」と返され、お返しとばかり、中井貴一欠席について「非常に失礼!どうせ、三谷幸喜の映画とかに出てるんでしょ」と語り、会場は爆笑に包まれた。濱田さんは、主演でありながらも完成披露を欠席した中井さんを「社会性がないですね」とバッサリ。澄田キャスターは落ち着いた口調で「私もそう思います。本人に伝えさせていただきます」と返答する。また、濱田さんが映画の中で立てこもり犯を演じていることについて、澄田キャスターは「俳優さんは、演技を引き出しの中から出すそうですが、実際に立てこもりをなさったことがあるんですか?」と質問。濱田さんが「そういうことではないと思います。実体験を出すというわけではないので…」と説明すると澄田キャスターは「私は演技のことはよく分かりませんので」とすっとぼけ、さらに多方面で活躍中の濱田さんに「一寸法師をやられてましたっけ?」「スーさんの役も」と切り込む。濱田さんは「金太郎です!」「浜ちゃんです。スーさんはおじいさんのほうです」と苦笑交じりに訂正し、会場は再び笑いに包まれていた。時任さんと中井さんは、本作で18年ぶり共演を果たしたが、時任さんは「18年ぶりとは思えないですね。若い頃、同じ作品で濃厚な時間を過ごして…いまだにいつ会っても久しぶりって感じしなくて、つい昨日会ったような気がしてます」と語ったが、澄田キャスターはこの言葉に「中井さんの気持ちまでは僕は分からないですが…(笑)、おそらく同じ感情をお持ちなのでは?」と代弁!最後に澄田キャスターは、中井さんから預かってきた手紙を朗読するというパフォーマンスも見せる徹底ぶり!長澤さんからあきれ気味に「いつまで澄田さん(の設定)なんですか?」と突っ込まれるも、最後までぶれることなく「ちょっと質問の意味が分からないですが…」とかわし、最後まで司会者の大役をやり遂げた。『グッドモーニングショー』は10月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月29日「世界で最も美しい顔 2012」や「世界で最も魅力的な女性」にて1位に輝いているエミリア・クラークが主演する映画『世界一キライなあなたに』。この度、本作から本編映像がシネマカフェに到着した。舞台はイギリスの田舎町。ルーことルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は、お洒落をすることが大好きな26歳。失業した彼女が新たに得た職は、バイクの事故で車椅子生活を余儀なくされ、生きる希望を失ってしまった元青年実業家のウィル・トレイナー(サム・クラフリン)の介護兼話し相手。6か月という期間付きの仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったが、ルーの明るさが、ウィルの頑な心を少しずつ溶かしていき、やがて2人は最愛の存在になっていく。しかしある日、ルーは知ってしまう。ウィルのある決断のことを…。原作は、2012年にイギリス人作家ジョジョ・モイーズにより発表され、世界40か国以上で翻訳、850万部以上の大ベストセラーとなった恋愛小説の傑作「ミー・ビフォア・ユー 君と選んだ明日」(集英社文庫刊)。一生に一度の運命の恋。けれど彼の決めた“生きる時間”はわずか6か月だった――。本作は、涙のあとに元気をくれる、そんな感動のラブストーリーだ。主人公・ルーを演じるのは、大人気テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で世界中の注目を集めたエミリア。ウィル役には、『あと1センチの恋』に出演したサム・クラフリンが好演している。すでに公開されている全米では、公開6月3日~5日週末興行成績が『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2週目)を抜き、堂々の3位スタート。本作を鑑賞した人たちのSNSからは感動の声が続々と広がり、またエンタメ各誌でも「誰もが元気をもらえる、今年一番のラブストーリー!」(The Hollywood News)「絶対にティッシュを持って観るべき!」(Urban Cinefile)など絶賛のレビューも寄せられている。このほど到着したのは、ある日ウィルが部屋に飾ってあった写真立てを落とし、その修理をしているルーに対する辛辣な2人の言い合いのシーン。ルーは壊れた写真立てを直しながら、「新品を買うなら一緒に街へ…」と問いかけるが、ウィルは「落としたのはワザとだ」「ババくさい服着てお茶でもいれてろ」と当たり、ひどい言葉を繰り出される。しかし、ルーはひるまず「あなたと居たいからじゃない、お金が必要だから」と反撃。太陽のように明るい彼女がぶつけてきた切実な本音に、思わず言葉を失い神妙な表情のウィル。出会うはずではなかった2人がお互いを知るにつれ、本音をぶつけ合い好ましく思い始める…。そんな瞬間を感じることができる映像となっている。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月29日大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られ、「世界で最も美しい顔」にも選ばれたエミリア・クラークと、『あと1センチの恋』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのサム・クラフリンが共演する今秋注目のラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、本作待望の予告編映像と、2人が見つ合う姿をとらえたポスタービジュアルが解禁となった。本作は、26歳にして失業中、将来の展望が全く見えないヒロイン、ルーが、思いがけない恋との出逢いによって、自信に満ちあふれた女性へと変わっていく様子を描く世界的ベストセラー小説の映画化。全米では大作ひしめく中で初登場3位を飾り、映画を観たユーザーのSNSからは感動の声が続々。また、世界各国でも興行成績を伸ばし、本年度“最もヒットした”ラブストーリーとなった(Boxmojo調べ)。その感動的なストーリーを引っ張る、魅力的な等身大ヒロインを演じたのは、エミリア・クラーク。米映画サイトが発表した「世界で最も美しい顔2012」1位、オンライン男性誌「AskMen.com」の「世界で最も魅力的な女性」でも1位に輝いている彼女は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のサラ・コナーや、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエンとしておなじみ。本作では、ポップでカラフルな服や靴、ミツバチのタイツなど、個性的で自分らしさを大切にしたファッションを披露し、コロコロと表情が変わるキュートなヒロインを好演する。ウィル役は日本で最も熱い美形英国俳優の1人、サム・クラフリンが演じている。今回公開された予告編では、主人公ルーと元青年実情家のウィル・トレイナーが出会い、少しずつ心を開いていく様子が爽やかに描かれている。不慮の事故で車いすでの生活を送るウィルは、ルーに対して「一度きりの人生だ。違う世界に飛び込んでみろ」と夢を追いかける大切さを説き、彼女は少しずつ自らの人生の可能性を信じる女性へと変化していく。あるときには、クラッシックコンサートの帰りに2人きりで愛おしい時間を過ごす一方で、ウィルが6か月後に永遠の旅立ちを選ぼうとしているという事実も明らかに…。本映像では、はじめは反発し合っていた2人が次第に惹かれ合うシーンや、切ない展開を予感させるシーン、そして個性的なファッション・センスの持ち主のルーのキュートなコーディネートが次々と登場、英国、モーリシャスなど美しいロケ地の数々も見どころに。「ゲーム・オブ・スローンズ」タイウィン・ラニスター役のチャールズ・ダンス、「ダウントン・アビー」ベイツ役のブレンダン・コイルの姿も、海ドラファンにはうれしいところだ。また、ポスタービジュアルは、真紅のドレスに身を包んだルーと、タキシード姿のウィルが互いを見つめ合う最高にロマンチックなもの。全世界の女性が笑って泣いた本作の、等身大ヒロインが人生を花開かせる姿や2人の恋の行方が気になるビジュアルとなっている。本作でメガホンをとったシーア・シェアイック監督は、「この作品は愛の力と、それが自分をいかに変えていくかを描いたストーリーなの。登場する2人の人物は、それぞれのまったく違うけれども困難な事情がなければ、出会うことがなかったはず。でも2人は出会った。そして、そこからおとぎ話が始まるの」と、本作について語っている。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日中井貴一主演映画『グッドモーニングショー』が、カナダのモントリオールで開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のメイン・コンペティション部門である“ワールド・コンペティション部門”に正式出品されることが決定した。本作は、「踊る大捜査線」シリーズ脚本を手掛け、放送作家・脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が、朝の情報番組である「ワイドショー」を題材に描く。報道、スポーツ、芸能、さらにファッションのトレンドやグルメ情報や人気動画まで、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにするワイドショー。そのワイドショーの顔であるキャスター澄田真吾が本作の主人公。澄田は生放送中にアシスタントの美人アナウンサーから2人の交際関係をバラすと脅され、プロデューサーから番組打ち切りの危機を告げられ、さらに突然起こった立てこもり事件に巻き込まれて犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。本作は、そんなキャスター澄田の災難だらけの1日の模様を描くコメディ・エンターテインメント映画だ。キャストには、主人公・澄田真吾役の中井さんを始め、長澤まさみ、志田未来、時任三郎、吉田羊、濱田岳、松重豊、池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介とバラエティに富んだ豪華俳優陣が勢揃いしている。今回正式出品が決定した「モントリオール世界映画祭」は、1977年に設立されたカナダ最古の国際映画祭の1つ。毎年8月にケベック州のモントリオールで開催され、40回目を迎える今年は、現地時間の8月25日(木)~9月5日(月)の期間で行われる。日本からはこれまでに、奥田瑛二監督の『長い散歩』(最優秀作品賞)、滝田洋二郎監督の『おくりびと』(最優秀作品賞)などが賞を受賞し、日本作品が高い評価を受けている。なお、君塚監督は『誰も守ってくれない』で最優秀脚本賞を受賞、『遺体 明日への十日間』のワールドグレイツ部門(非コンペ)の招待に続き、今回で3度目の出品になる。主演の中井さんは「エンターテインメント色の濃い本作が海外の映画祭に招待を頂けるのは画期的で、光栄だと思っています」と喜び、「出演した映画が海外の映画祭に招待されることはあったのですが、スケジュールの都合で参加出来ていませんでした。そういう意味では、初めて海外の映画祭に参加することになりますが、君塚監督、そして長澤さん志田さんら女性陣と一緒に楽しめたらと思います」と初参加となる海外映画祭に期待を抱いた。さらに、「日本を代表して行くので、リオではなくてモント“リオ”ールで金メダル(グランプリ)を獲って来られたらと思っています」と意気込んでいた。また君塚監督も、「ワイドショーの狂騒を描いたこの映画を世界の人々に見てもらえることになり、喜んでいます。朝のワイドショーは世界中で放送されている番組なので、きっと楽しんでくれるでしょう」とコメントした。本映画祭の公式上映にて初めて海外お披露目となる本作。映画祭には中井さんほか、長澤さん、志田さん、そして君塚監督が出席予定とのこと。『おくりびと』以来のコンペ部門でのグランプリ栄冠に期待がかかる。『グッドモーニングショー』 は10月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月28日世界的人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークと、『あと1センチの恋』『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリンが共演を果たし、全米初登場3位を記録したベストセラー恋愛小説の映画化『Me Before You』(原題)。このほど、『世界一キライなあなたに』とのタイトルで、10月より日本公開が決定した。舞台は、イギリスの田舎町。ルイーザ(ルー)は、お洒落をすることが大好きな26歳。明るく前向きな性格だが、自分の夢にチャレンジすることを躊躇してしまい、仕事を転々としながら毎日をなんとなく過ごしている。ある日、働いていたカフェが閉店することになり、突然、職を失ってしまったルー。新たに得た職は、バイク事故の影響で車椅子生活を余儀なくされた、元・青年実業家ウィル・トレイナーの介護兼話し相手。ただ、6カ月という期限付きの仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったが、ルーの明るさが、ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は心を通わせ、互いが最愛の存在になっていく。だが、ある日ルーは、ウィルのある重大な決意を知ってしまう――。6月3日(金)より全米公開されるや、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2週目)など大作を抑えて初登場3位を記録するヒットスタートとなった本作。その後も、4週にわたり全米TOP10圏内を維持し続け、英国、ドイツ、ノルウェー、ニュージーランドなどでは1位を獲得するなど、世界各国で大ヒットとなっている。原作は、2012年にジョジョ・モイーズにより発表され、世界40か国以上で翻訳されて850万部突破の大ベストセラーとなった「ミー・ビフォア・ユーきみと選んだ明日」(集英社文庫刊)。現代恋愛小説の傑作と評されている小説を原作者自らが脚色した。主人公のルーを演じるのは、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で新時代のサラ・コナー役に抜擢され、「ゲーム・オブ・スローンズ」では“ドラゴンの母”こと女王デナーリス役で知られるエミリア・クラーク。これまでのイメージとは打って変わった、とにかくキュートで前向きな役柄には共感度100%。劇中で披露する可愛らしく個性的なファッションの数々にも注目が集まっている。また、相手役のウィルには、口コミからスマッシュヒットとなった『あと1センチの恋』の好演も記憶に新しいサム・クラフリン。ハリウッドで大活躍する、英国の注目俳優2人の共演も話題となっている。そのほか、英国のベテラン女優ジャネット・マクティア、「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンス、「ダウントン・アビー」のブレンダン・コイル、『ハリー・ポッター』シリーズのマシュー・ルイスら、豪華キャスト陣が脇を固めている。さらに、「イマジン・ドラゴンズ」「X・アンバサダーズ」、エド・シーラン、「THE 1975」、ジェシー・ウェア、ジャック・ガラットなど、米国&英国の人気ミュージシャンたちの楽曲がふんだんに使われたオリジナル・サウンドトラックも要チェック。全米公開時には世界で発売され、iTunes USアルバム・ランキング5位、サウンドトラック・ジャンルでは1位を獲得している。2016年最も切なく、愛と思いやりに満ちたラブストーリーを楽しみにしていて。『世界一キライなあなたに』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月14日朝の情報番組“ワイドショー”を舞台に、中井貴一、長澤まさみらを迎えて描く『グッドモーニングショー』。この度、本作の主題歌が「KANA-BOON」の新曲「Wake up」に決定したことが分かった。澄田真吾(中井貴一)は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のニュースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われていまに至っている。ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさいことから逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、澄田のアシスタントの小川圭子アナウンサーから連絡があり、2人の交際を今日の番組で発表しようと迫られる。彼女は澄田と付き合っていると勘違いしているのだ!さらにプロデューサーの石山から番組の打ち切りが報告され、新番組への登板はないことも伝えられ、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈する…。『踊る大捜査線』シリーズなどを手掛け、放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が描く本作は、報道、スポーツ、芸能、さらにファッション、グルメや人気動画まで、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにする、そんなワイドショーの顔であるキャスター澄田真吾が主人公。この落ち目のキャスターが陥る、災難だらけの一日を追った抱腹絶倒のストーリーを描いていく。キャストには、主人公・澄田役としてキャスター役初挑戦となる中井さんをはじめ、サブキャスターの女子アナに長澤さん、新人アナウンサーに志田未来、澄田と同期のプロデューサーに時任三郎、澄田の妻に吉田羊、立てこもり事件の犯人に濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらには個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介とバラエティに富んだ、ひとクセどころか、ふたクセ、みクセの豪華俳優陣が勢揃いしている。そして今回、「KANA-BOON」が本作の主題歌に決定。君塚監督が描く魅力的なラストシーンが、一層輝くような楽曲をイメージしたところ、プロデューサーの頭に「KANA-BOON」の疾走感あるロックが思い浮かび、いまの若い世代の気持ちを代弁する視線が映画を支えてくれるものになると考え、今回のオファーに至ったという。「KANA-BOON」が実写映画の主題歌を担当するのは本作が初めて。メンバーの谷口鮪は「今作『Wake up』は、また新たな自分たちの未来を切り開く、フレッシュで力強い楽曲です。劇中に出てくる言葉や情熱が、ミュージシャンとしての自分の想いとも重なり、映画とも心が通った曲となりました」と楽曲について語り、「より多くの方に、この映画の面白さ、そして僕たちの楽曲に込めたメッセージが届くことを願っております!」とコメントを寄せた。また君塚監督も「テレビキャスターのとんでもない1日を描いたこの映画に、彼らの闘争的なメロディと独特な声の色が必須でした。完成した主題歌は作品をより深く強く包んでくれました」と楽曲を絶賛した。『グッドモーニングショー』10月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月22日●完璧な役作りを見せた2人の役者4月8日までイレギュラー放送される『東京センチメンタル』(テレビ東京系)を除いて、冬ドラマが全て終了。平均視聴率が2ケタを超えたのは、『スペシャリスト』(テレビ朝日系)12.7%と『怪盗山猫』(日本テレビ系)10.9%の2作だけと軒並み苦戦したが、決して駄作が多かったわけではない。低視聴率を報じるニュースがYahoo!ニュースにあがる度に、ドラマを見ていた人々から「こんなに面白いのに」「視聴率って意味あるの?」という疑問の声が続出。特に、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、以下『いつ恋』に略)、『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)、『ダメな私に恋してください』(TBS系、以下『ダメ恋』に略)、『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)、『わたしを離さないで』(TBS系)、『家族ノカタチ』(TBS系)の6本は擁護の声が多かった。ここでは「視聴率という指標の限界」「連ドラに多様性が戻ってきた」「切ないラブストーリーにドキドキ」という3つのポイントから冬ドラマを検証し、全18作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。■ポイント1:視聴率という指標の限界前述の通り、全般的に視聴率は低迷。昨年の秋ドラマが軒並み高視聴率だったことに加え、冬ドラマは在宅率の高さから「最も高視聴率が期待できる」と言われているだけに、ショックを受けた関係者は多い。低視聴率に終わった最大の理由は、ヘビーな世界観の作品が多かったこと。毎回、殺人事件が起こる刑事モノに加え、若者の貧困や世間の冷たさを描いた『いつ恋』、夫殺しの犯罪をテーマにした『ナオミとカナコ』、クローンや臓器移植を扱った『わたしを離さないで』などシリアスなトーンの作品が多く、思わず目を背けてしまうようなシーンもあった。テレビ番組全体の視聴率が下がる中、リアルタイム視聴を促すために「明るい」「スカッと解決」の作品が増えて久しいが、今期はその流れを無視したようなラインナップだったと言える。「暗く」「考えさせられる」作品なのだから、リアルタイム視聴ではなく「録画してじっくり見る」人が多かったのは間違いない。ヘビーな世界観の作品は、人間心理を丁寧に描いたドラマ性の高いものが多く、視聴者は「セリフを聞き逃さないように」「表情の変化や伏線に気づけるように」録画して見るのがセオリー。つまり、視聴者の思い入れが強い連ドラほど録画視聴が増え、視聴率は落ちる」「視聴率重視のままでは、明るくスカッとするドラマばかりになる」という現実からいよいよ逃れられなくなっているのだ。■ポイント2:連ドラに多様性が戻ってきたここ数年、視聴率を追うあまり刑事モノや医療モノが多かったが、今期はラブコメの『ダメ恋』、ホームドラマの『家族ノカタチ』、社会派ファンタジーの『わたしを離さないで』、クライムサスペンスの『ナオミとカナコ』、異色時代劇の『ちかえもん』など、さまざまなジャンルの作品が見られた。すると必然的に"一話完結型"だけでなく、3カ月かけて大テーマを追う"全話継続型"が増えて、「続きが気になる」連ドラの醍醐味が復活。力のある脚本家たちが、確固たる意志を持ってそれぞれのジャンルを貫くことで、好みの差はあれど視聴者の心に深く訴えかけるような良作が多かった。視聴者の思い入れは、人間くさいキャラの多かった主人公だけでなく、脇役たちが愛されていたことからも分かる。『いつ恋』の朝陽(西島隆弘)、晴太(坂口健太郎)、木穂子(高畑充希)。『ダメ恋』の最上(三浦翔平)、晶(野波麻帆)。『フラジャイル』の智尋(武井咲)、森井(野村周平)。『家族ノカタチ』の陽三(西田敏行)、浩太(高田彪我)らへの共感や応援の声が目立った。また、優しいキャラが多い中、『ナオミとカナコ』の李社長(高畑淳子)、陽子(吉田羊)。『お義父さんと呼ばせて』の砂清水(山崎育三郎)、昭栄(品川徹)などのぶっ飛んだキャラも愛されたことは、良作が多かった証明と言える。■ポイント3:切ないラブストーリーにドキドキ週を追うごとに、『いつ恋』の苦しくもピュアな恋と、『ダメ恋』のほのぼのとした三角関係にハマる人が続出。ネット上の書き込みはヒートアップし、見逃し配信サイト『TVer』の再生回数も増えていった。告白のセリフや何気ない行動の1つ1つに胸キュンするなど、感情移入しながら見る人が多かったのは、「ラブストーリーにかつての熱気が戻ってきた」ことの表れ。このところ恋愛映画のヒット作も多く、月9が「恋愛ドラマを見る枠」に戻り、多様な恋愛模様を描いた朝ドラ『あさが来た』も全週視聴率20%を超えるなど、ニーズがあることは明らかだ。今期は『いつ恋』『ダメ恋』だけでなく、『お義父さんと呼ばせて』の年の差愛、『わたしを離さないで』の絶望的な環境で育む愛、『スミカスミレ』の若返りのファンタジーを通した愛など、さまざまな愛の形が描かれた。テレビ離れが叫ばれる若年層を取り込むためにも、しばらくは"恋愛ドラマ回帰"の流れが続くのではないか。全作の全話を見た結果、冬ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、『ちかえもん』。遊び心あふれる脚本・演出で時代劇の娯楽性を発掘・追求し、怒涛の展開でアッと言わせた最終回は出色だった。『いつ恋』は周辺人物の描き方に荒さこそあったが、主演コンビの恋を応援させるラブストーリーの肝はしっかり。坂元裕二らしいドラマ史に残る名ゼリフも見られた。『お義父さんと呼ばせて』は、脱力ムードの中にこだわりとサービス精神を詰め込んだ高品質な作品。視聴率とはかけ離れたところに、連ドラの魅力があることを再認識させられた。さらに、「思い切ったチャレンジ」と「最後までやり切る強い意志」という面で、『家族ノカタチ』『ナオミとカナコ』『わたしを離さないで』をたたえておきたい。男優では、完璧な役作りを見せた『いつ恋』の高良健吾と『ちかえもん』の青木崇高。ともに「この人以外は考えられない」と思わせるほどのハマリ役だった。女優では、陰のある女性を好演した『ナオミとカナコ』の内田有紀と『家族ノカタチ』の上野樹里。作品のコンセプトを体現するような演技で、共演者を引っ張っていた。【最優秀作品】『ちかえもん』次点-『いつ恋』『お義父さんと呼ばせて』【最優秀演出】『家族ノカタチ』次点-『ちかえもん』【最優秀脚本】『ちかえもん』次点-『いつ恋』【最優秀主演男優】高良健吾(『いつ恋』)次点-青木崇高(『ちかえもん』)【最優秀主演女優】内田有紀(『ナオミとカナコ』)次点-上野樹里(『家族ノカタチ』)【最優秀助演男優】三浦翔平(『ダメ恋』)次点-品川徹(『お義父さんと呼ばせて』)【最優秀助演女優】高畑淳子(『ナオミとカナコ』)次点-野波麻帆(『ダメ恋』)【最優秀若手俳優】中井ノエミ(『わたしを離さないで』)葵わかな(『マネーの天使』)●「視聴率や俳優の人気は一切無視!」で全18本をガチ採点各作品のひと言コメントと採点(3点満点)○『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』月曜21時~フジテレビ系出演者:有村架純、高良健吾、高畑充希ほか寸評:連ドラの次代を担う若手キャストがそれぞれの役柄を見事に理解し、中高年視聴者をも引き込む世界観を創出。坂元裕二が通算10本目にして「最後の月9」と意気込んだ通り、脚本としての質は極めて高かった。ただ、世間の冷たさや貧困の描写は過剰であり、かえって恋のドキドキを削ぐ原因に。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】
2016年03月30日鳥取に日本で最初に出来た民藝店があるのをご存知だろうか。銀座にもその支店がある「鳥取たくみ工芸店」だ。同店を創業した鳥取市出身の吉田璋也は、日本の民藝運動を率いた柳宗悦から直接教えを得た人物。晩年まで、医師として鳥取で務め、一方各地の作り手に民藝運動のプロデューサーとしてアドバイスした吉田の教えは、今もなお鳥取の地に息づいている。吉田の熱心な活動に加え、かつて交通が不便であった鳥取では、自分たちの土地にあるもので必要なものを作るという姿勢が根付いており、今もなおクラフトが盛んな土地柄だ。今回訪ねたのは、1945年に開窯した「因州・中井窯」。そこで、3代目・坂本章さんに窯を案内してもらった。窯では黙々と作業が続けられている中井窯では、緑、白、黒の色使いが印象的なモダンな器を作陶している。深く、しかし澄んだ色合いをみせる釉薬には、なるべく地元の天然素材を使う。例えば、農業を営む家が多い地域性を活かし、稲藁(いなわら)の灰、山林に育った広葉樹木の灰をつかい「白」の釉薬を調合するというように。緑、白、黒の色使いが中井窯の器の特色の一つ「ここの器は、自然にあるものを使って成り立っている焼き物ばかり」だと彼は話す。自然素材から作る釉薬は、気温や湿度などの環境の変化にも敏感だ。そのちょっとした変化が映された器には、どれ一つとして同じものはない。その感覚が、中井窯の器を手に取る人の心を掴むのかもしれない。また、窯の敷地内に2012年にオープンしたギャラリーショップには、手に届く価格で日々の食卓を彩るお皿、湯のみ、徳利、コーヒーカップなど、幅広い世代に愛される器が並ぶ。その中にはミルクピッチャーのように現代の暮らしに応えるような器も見られる。そこで、坂本さんに「どのアイテムが新しい型なのか」と尋ねると「どれが新しい、どれが古典という線は引きがたい。ただ、頭の中にいつも創作のチャネルがあって、ふとした時にそのスイッチが入る感覚で新たな器が生まれるんです」と返ってきた。そして、「いつの時代も、試行錯誤して新しい要素を加えていかなければ、伝統として残れない。諦めないこと、続けること、何か次の一手を打つこと。待っているだけでは、民藝に発展はない」と続ける。この思いが、民藝とデザインを出合わせ、現代の暮らしに寄り添う器を生み出したのだろう。窯の敷地内にはギャラリーショップもある坂本さんは、「生まれた時からここの器が日常だった。いいも悪いもない」と作陶をはじめたきっかけに話が及んだ時に話してくれた。暮らしの中で、その器を使い、この地の土に触れること。手を通じ、目を通して中井窯の器に触れてきた彼だからこそ、見いだした境地がそこにある。中井窯を語る上で欠かせない緑、白、黒の三色に掛け分けされた丸皿。その皿を手にして「ここにはもう何も足しません。引いて引いて、ここに何もかもがあるから」と語る坂本さん。もし鳥取を訪れたなら、足を伸ばしてもらいたい場所の一つだ。【窯情報】住所:鳥取県鳥取市河原町中井243ー5OPEN:9時~17時(不定休/訪問時は要連絡)URL:
2016年03月21日エミリア・クラークが、『Set It Up』に主演することになりそうだ。脚本家ケイティ・シルバーマンが書いたオリジナルのロマンチックコメディで、ひどい上司たちに悩まされる社員ふたりが、上司たちをくっつけることで、上手に自分たちの上から追いやろうと計画するという物語らしい。その他の写真クラークは、レギュラー出演するHBOのテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、昨年、2度目のエミー賞ノミネーションを果たした。昨年は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』にサラ・コナー役で出演。次回作は、今年6月北米公開予定の『ミー・ビフォア・ユー(原題)』。共演はサム・クラフリン。文:猿渡由紀
2016年02月22日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみを迎えて贈るドラマ「わたしを離さないで」。この度、第7話に、柄本佑、水崎綾女の出演が決定。柄本さんは綾瀬さんと2004年の同枠ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、実に12年ぶりの共演となった。2005年の発表直後から話題になり、英国で100万部を超える日系英国人作家のカズオ・イシグロによるベストセラーを基に描く本作。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。本日19日(金)放送の第6話では、思わず友彦(三浦春馬)に好きだと言ってしまった恭子(綾瀬はるか)だったが、美和(水川あさみ)の知らないところで友彦と秘密を共有することに内心興奮していた。一方、友彦は龍子(伊藤歩)からの手紙によって「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」といううわさが本当で、それは絵を描くことでもらえるものだと確信し、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵を描くことを決意する。そんなある日突然、真実(中井ノエミ)が恭子のもとへやって来た。「恭子の顔を見に来ただけ」と笑う真実だったが、普段との様子の違いに恭子は不安を覚える…。2月26日(金)放送の第7話に登場する柄本さんが演じるのは、綾瀬さん演じる恭子が介護人を務める提供者・加藤。すでに提供が始まっており、提供者としてある意味で達観している男。ほかの人には話せないような心のうちも不思議と加藤には話せてしまうなど、恭子にとって心のよりどころとなる人物だ。一方、水崎さんは三浦さん演じる友彦と新たに関わることになる女性・中村彩に扮する。陽光学苑とは別の施設で育ち、劣悪な教育環境だったものの、すれることなく心優しく友彦に寄り添う闊達な女性を好演する。三浦さんとは映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』以来の共演となる。柄本さんは綾瀬さんとの12年ぶりとなる共演に「綾瀬さんとお会いするのはほぼ『セカチュー』以来なのですが、何も変わらずに関係が続いていたかのようで、ちょっと同級生に再会した感じに似ていました。とても楽しいです」。さらに今回の役柄についても「監督から加藤は恭子が父性を感じるような男だと言われたので、それを意識しながら演じています。難しいテーマであり、なおかつ途中からの参加なのですが、なんとかドラマの世界に馴染めるよう頑張ります」と気合十分の様子。また水崎さんは、「ドラマは愛や友情など人間としての普遍的なテーマを根底に描きつつも臓器提供に関しても扱うお話です。重くとられてしまうかもしれませんが、生きる上で目を背けてはならないとても重要なテーマのドラマだと思いますので、私も生に向かって懸命に生きる彩という役を精一杯演じたいと思います」とコメントを寄せた。一度は途絶えたはずの恭子、友彦、美和の運命の歯車が再び動き出す、重要な回となりそうな第7話。柄本さん、水崎さんが新たに出演し、数々の謎が明らかになっていく最終章・希望編に注目だ。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日2月13日からWOWOWでスタートする連続ドラマ『きんぴか』で、主演の中井貴一が飯島直子と濃厚なベッドシーンを披露することが明らかになった。同ドラマは浅田次郎の原作をドラマ化したもので、中井演じる不器用なヤクザ・阪口健太、政治家秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)、元自衛官・大河原勲(ピエール瀧)の悪党3人が老刑事(綿引勝彦)のもとに集まり、彼らなりのやり方で"筋"を通そうとする重厚な人間ドラマ。物語の中で、飯島演じる看護師・マリアはふとしかきっかけで健太の優しさに触れ、健太は彼女の懸命な姿を見て強く惹かれ合い、肌を重ねる。東康之プロデューサーは「中井貴一さんと飯島直子さんが、ついに禁断の一線を越える…。中井さんには4時間かけた刺青を背中に背負ってもらい、飯島さんには一糸まとわぬ美しいお背中で演じていただきました。2人が小さなベッドで重なり合う、それはそれは危険な"大人のラブシーン"にぜひ注目下さい」とコメント。ドラマ『最後から二番目の恋』では兄妹役を演じていた2人が、はたしてどんな妖艶な絡みを見せてくれるのか注目だ。ドラマ『きんぴか』は2月13日(土曜 22:00~)WOWOWプライムにてスタート(第1話無料放送)。
2016年02月08日中井貴一がWOWOW連続ドラマWで初の主演を務め、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧と“3人の悪党”を演じる「きんぴか」。この度、刺青姿の主人公演じる中井さんと、恋人役の飯島直子の過激なベッドシーンの写真が解禁された。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井貴一)が、敵対する銀鷲会組長を射殺。これは、組を想っての健太の単独行動だった。それから13年、“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、老刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)ただひとり。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突きつけられる。一方の最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求めて“ひとりクーデター”を起こすも失敗。また同じ頃、政治家・山内瀧造(村井国夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな崖っぷちの2人にも向井が声を掛け、健太、大河原、広橋が揃った。かくして“3人の悪党”の快進撃が始まる――。昭和任侠を絵に描いたような昔かたぎで不器用なヤクザ・阪口健太には、今回がWOWO連続ドラマ初主演となる中井さん。また、政治家が犯した収賄の罪をかぶる元政治家秘書にユースケさん、安保法案に反旗を翻し単独クーデターを起こした元自衛官にピエールさん、ヤクザと恋に落ちる伝説の看護師役の飯島さん、そして3人の悪党を束ねる老刑事役に綿引勝彦といった豪華なキャストが集結している本作。今回解禁されたビジュアルは、品川徹演じる天崇連合会の総長・新見が入院している病院の救急センター看護師長で、業界では“血まみれのマリア”とも呼ばれる阿部マリアとの過激なベッドシーン。ドラマ「最後から二番目の恋」では兄妹役を演じていた2人が、今回はお互いに惹かれ合う恋仲を演じる。ビジュアルからも中井さんの刺青姿が異様な圧迫感、また飯島さんの妖艶さが感じられる。プロテューサーを務める東康之氏は「中井貴一さんと飯島直子さんが、ついに禁断の一線を越える…。中井さんには4時間かけた刺青を背中にしよってもらい、飯島さんには一糸まとわぬ美しいお背中で演していただきました。2人が小さなベッドで重なり合う、それはそれは危険な“大人のラブシーン”にせひこ注目ください」とコメント。3人の悪党の快進撃も気になるところだが、2人が熱演する危険な大人のラブシーンにも話題を集めそうだ。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマWきんぴか」は2月13日(土)よりWOWOプライムにて放送開始。(1話無料放送)(cinemacafe.net)
2016年02月08日