俳優の津川雅彦さん(本名:加藤雅彦)が8月4日、心不全のために亡くなった。78歳。晩年まで多彩な活躍を見せ、若者たちにも根強い人気を誇る稀有なベテラン俳優だった。幅広い役どころ、映画監督の顔も津川さんは京都市出身で、1956年に『狂った果実』で注目を浴びると、数多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。幅広い役どころで、存在感を放った。祖父は“日本映画の祖”とされる映画監督、牧野省三。おじは映画監督、脚本家、映画プロデューサーのマキノ雅弘で、甥にあたる津川さんは映画監督として“マキノ雅彦”名義で、『寝ずの番』をはじめ、3本の長編映画を手がけた。1973年には女優の朝丘雪路さんと結婚し、45年連れ添うおしどり夫婦として広く知られた。今年4月27日、朝丘さんを82歳で亡くしたばかりだった。「#津川雅彦が演じた好きな役を語る」がトレンド入り今回の訃報を受けて、ツイッター上では「#津川雅彦が演じた好きな役を語る」がトレンド入り。“徳川将軍俳優”として鮮烈なイメージをはじめ、『マルサの女』『あげまん』といった伊丹十三作品での怪演などが話題にあがる一方、近年の出演作で、声優を務めた『バケモノの子』の宗士様も高い人気を誇っている。ウサギ頭のバケモノで、バケモノの世界を長年束ねる長老という役どころをひょうひょうと演じ、新たな魅力を披露した。また、2017年にはLDH PICTURESが製作した『たたら侍』に出演。同作の完成披露舞台挨拶に登壇した際には、エグゼクティブプロデューサーのEXILE HIROが現場にコンビニを“差し入れ”した驚きのエピソードを披露し、会場を大いに盛り上げた。続いて、『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』で九世龍心を演じ、圧倒的なカリスマ性を放った姿が記憶に新しく、若い世代にも強いインパクトを残した。(text:Ryo Uchida)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開© 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERSたたら侍 2017年5月20日より新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 2017「たたら侍」製作委員会
2018年08月08日女優の篠原涼子が主演を務める映画『今日も嫌がらせ弁当』(2019年初夏公開)に佐藤隆太、松井玲奈、佐藤寛太が出演することが8日、明らかになった。同作は、反抗期のと母のバトルを綴った実話エッセイ『今日も嫌がらせ弁当』を映画化。映画オリジナルの物語で脚色されたストーリーとなる。八丈島に住むシングルマザー・かおり(篠原)が、反抗期が来た高校生の娘・双葉(芳根京子)に、キャラ弁を仕掛けていく。塚本連平が脚本・監督を務めた。佐藤隆太が演じるのは、東京に住むシングルファーザーの岡野信介。妻に先立たれ幼稚園になる息子を男手ひとつで育てる信介は、かおりのお弁当ブログの読者という役どころだ。松井は、かおりの娘で双葉の姉・若葉を演じ、母と妹の壮絶バトルの間で2人の橋渡しをしていく。佐藤寛太は双葉の幼馴染で八丈太鼓が大好きな天然ボーイ・山下達雄を演じ、双葉との恋の行方も見所となる。○佐藤隆太コメント母娘のやりとりがとにかく可愛らしくて、可笑しくて……そのなんとも言えない愛らしさに、最後はウルっときてしまいました。そしてやはり、自分が学生の頃に母が毎日朝早くから作ってくれていたお弁当を思い 出しました。今では自分も父親になり、どちらかと言うと作る立場なので、ちょっと不思議な感覚もあって。渡す側の愛情と、受け取る側のちょっとした照れ、そしてワンテンポ遅れて伝わる感謝の気持ち。そんなお弁当を使ったキャッチボールの、どちら側の立場の方にも……それが現在進行形の方も、懐かしい思い出となっている方も共感して楽しんで頂ける作品になると思います!!○松井玲奈コメント私は春先に八丈島でクランクインしました。私が演じた若葉は、母と妹がやりあう中、一種のムードメーカーとして明るく楽しく演じさせていただきました。篠原さんの娘役ということで、撮影前はどんな親子関係を作れるだろうかと少し不安もありましたが、一緒にお弁当を食べるシーンでご飯粒やのりを付けながら笑いあっていたら、いつのまにか本当の親子のような気持ちになれていたような気がします。妹である芳根京子ちゃんとのシーンでは、監督から「姉妹に見えた」と言ってもらえて、ホッと安心もしました。物語が自分と重なるところもあり、多くの人に共感してもらえる作品になっていると思います。○佐藤寛太コメント今作で、山下達雄役を務めさせていただきました佐藤寛太です。僕のシーンの撮影は全編八丈島で行わせていただきました。春の島風に吹かれ、天候にも恵まれ達雄というどこまでも真っ直ぐなキャラクターを演じさせていただくにあたり、これ以上無いという環境で塚本監督のもとノビノビとやらせていただきま した。劇中で叩いている八丈太鼓は地元の太鼓チーム’よされ会’に撮影期間中毎日通い直接ご指導していただき、太鼓を通じて地元の方と繋がることができたのもとても思い出深いです。是非劇場でご覧ください!(C)映画「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
2018年07月08日女優の安藤聖(34)が2日、オフィシャルブログを更新し、演出家で俳優・河原雅彦(48)と結婚、双子を出産していたことをあらためて報告した。同日、スポーツ報知により2人が2016年12月に婚姻届を提出し、2017年8月に一卵性双生児の女児が誕生していたことが伝えられていた。安藤は、「報道に出ています通り、結婚しました! そして双子にも恵まれています」と報告。「お祝いのお言葉、ありがとうございます!」と周囲から祝福の声が寄せられているようで、「慣れない育児でてんやわんやな毎日ですが、ツインズの無邪気な笑顔と笑い声に癒されています」と幸せな暮らしぶりを伝える。一方で、「切迫早産で3ヶ月半寝たきりの妊婦ライフは壮絶な経験でした」と告白も。無事に乗り越え、「産まれてからの双子育児も妊婦時代とは種類は違いますがなかなかパンチのある日々でして、笑、絶賛大奮闘中です。小さく産まれた2人ですが、とても逞しく育ってくれていて、たくさんの幸せを家族に与えてくれています」と2児のママとしての充実ぶりをつづる。すでに女優復帰を果たしている安藤。最近では、AmazonのCM「買い物の数だけ、ストーリーがある。」に出演し、ミツバチリュックを背負った子の母親役を演じている。ブログにはそのリュックの写真がアップされており、「大変ありがたいことに周囲のサポートを受けながら、仕事にも復帰させていただいています」と復帰を支えてくれた周囲への感謝の気持ちと共に、「これからも、人として、という部分を大切に、家庭を大切にしながら、充実したお芝居をみなさまにお届けできれば、と思っています。母ちゃん、頑張りやす!!!」と抱負を記している。安藤は1983年12月25日生まれ、東京都出身。1990年にミュージカル『アニー』でデビューし、1998年からはテレビ東京系『おはスタ』の“おはガール”に。その後も女優として活躍し、これまで映画『アフロ田中』(12)、『ラブクラフト・ガール』(14)、『お父さんと伊藤さん』(16)、ドラマ『ハロー張りネズミ』(17・TBS系)、『宮本から君へ』(18・テレビ東京系)、関ジャニ∞・丸山隆平の主演舞台『マクベス』(16)などに出演している。
2018年07月02日ライザップの3か月ダイエットに挑戦し、美しく痩せたと話題の佐藤仁美さん。12.2kgの減量に成功したプロセスから、佐藤さんの人柄に合わせたプログラム内容、厳しいダイエット中のモチベーションのあり方まで、その舞台裏を伺いました。「痩せただけで、こんなに反響があるなんてびっくり。中身は全然変わってないんですけどね(笑)」10代からドラマや映画で活躍する実力派女優でありながら、お酒とオカマバーが大好きと公言するなどオープンなキャラで愛される佐藤仁美さん。昨年放送の朝ドラ『ひよっこ』では、ふくよかな姿で親しみあふれる“高ちゃん”を好演していただけに、美しく痩せた姿で登場した時には驚いた。「25歳頃から太りはじめ、30代でお腹まわりの脂肪が増加。衣装のウエストはゴムになり、体重は過去最大の61.6kgに。ダイエットを決めたのはそんな時。週2~3回の筋トレや有酸素運動と低糖質の食事を3か月続けました」運動経験ゼロだった佐藤さん、苦労したのは意外にも食事面だ。「低糖質の食事をと言われても、最初は食べちゃダメなものがわからなくて。まさか根菜や、みりん、料理酒の調味料もダメだとは。お米はあまり好きじゃなかったから助かったけど、大好きなパンが食べられないのは辛かったですね」大好物のお酒を断つのも、さぞ大変だったろうと思いきや…。「食事制限に加えてお酒もダメだなんて耐えられなくて、実はこっそり飲んでたんです(笑)。でも体重が停滞してきて、カミングアウトしました。そうしたら、私の場合はストレスが一番痩せにくいというトレーナーの意見で、週2~3回ならお酒を飲んでいいことに。糖質の少ないハイボールとウォッカでストレス発散していました」1か月半後には自然と早寝早起きや散歩をするようになるなど、意識の変化も生まれてきた。「1回は逃げてもいいと思ってたけど、結局最後までくじけなかったですね。トレーナーが親身になって、私に適した指導をしてくれたおかげでもあります。結果、体重も49.4kgまで落とせました。今は、この痩せた私にどんな役がもらえるのか、楽しみなんです」さとう・ひとみ1979年10月10日生まれ。’95年、ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、同年女優デビュー。スリムになり現在ドラマ、バラエティ、舞台で注目を集めている。ブラレット¥6,800(CALVIN KLEIN UNDERWEAR/カルバン・クライン カスタマーサービス TEL:0120・657・889)スカートはスタイリスト私物※『anan』2018年6月13日号より。写真・中村和孝(まきうらオフィス)スタイリスト・西脇智代ヘア&メイク・藤田響子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2018年06月06日82歳で死去した女優・朝丘雪路さんの夫で俳優の津川雅彦(78)が20日、都内で会見を行い、心境を語った。津川雅彦4月27日に亡くなったと報じられたことを受けて急きょ会見。肺炎をわずらっている状態の中、鼻に酸素チューブをつけて報道陣の前に現れ、自身の体調について「大丈夫じゃないね。こんな格好をして大丈夫だって言ったら嘘になるでしょ」と話し、朝丘さんの死について聞かれると「すべてに感謝しています」と答えた。原因は「アルツハイマーですね。もう4~5年になるのかな。だんだん深くなって」とのこと。直接の死因を聞かれると「ない」と言い、「診断書を書いてもらった時にアルツハイマー認知症と。それ以外はありませんでした」と明かした。「津川さんのことはわかっていましたか?」という質問には、「それもだんだんだん。なるべくそれ以上深い話は勘弁してください」。また、亡くなる数カ月前の会話を振り返り、「それも俺とわかっていてしゃべったかどうか。僕を見て『あら』って」と話した。結婚生活については「悔いはいっぱいありますね。思い出せないくらいいっぱいあるな」と吐露。朝丘さんに感謝しきりで「あらゆることすべてに感謝ですね。娘を産んでくれたことも、家を売ってくれたことも、僕より先に死んでくれたことも含めて、もう感謝だらけ」と語った。朝丘さんの最期を見届けたのかと聞かれると「ええ」と答え、「声をかけられるような状態じゃなかった」と説明。長女で女優の真由子も一緒で「『ママ』って呼んでいた」という。そして、「安らかでした」と明かした。
2018年05月20日俳優・佐藤健による書籍「るろうにほん 熊本へ」の発売記念会見が4月16日(日)に行われ、佐藤さんが記者陣に熊本の“うまかもん”名物だご汁をふるまった。佐藤さんは、熊本への特別な思いを語った後、「映画の撮影で訪れて、そこで初めてくまモンと出会って。それからマブダチなんですけど(笑)」と、無類のくまもん好きであることを告白し、大きな笑みを広げていた。佐藤さんにとって、熊本県は映画の撮影で度々訪れている縁の深い土地。撮影地であり、自身の代表作でもある映画『るろうに剣心』と、「日本」を掛け合わせたオリジナルの言葉がタイトルになった書籍「るろうにほん 熊本へ」は、熊本地震の復興を願って佐藤さん自らが企画した1冊。売上の一部を熊本の地元自治体へ寄付することも発表されている。この日、はじめに1分間の黙とうをささげた佐藤さんは、出版までの道のりについて、震災後、自分にできることがないかを考えていたという。「復興支援本とでも言うんでしょうか。以前、熊本に炊き出しに行ったとき、観光客が減っていることがすごく困っていると聞きました。熊本の素敵な場所や景色、食べ物を改めて紹介することで、足を運ぶきっかけになったらいいという思いで、出しました」と、佐藤さんなりの復興支援の気持ちから生まれたことを明かした。本の撮影は、トータルで4日かかったそうで、地元の人も知らないような、とっておきの穴場なども収められている。佐藤さんは、「僕は、熊本以外の方に作りました。ガイドブックはたくさんあるけど、そういうのには載っていないところが載っています。山の中にある水源とか牧場とか、自然の景色がすごく印象に残っています」と熱弁した。ちなみに、佐藤さんが好きな熊本グルメは、「馬刺しを食べるのは決まり事で儀式みたいなもの。新しく出会ったもので言うと、あか牛のステーキをいただいて。全然肉の質が違うんです!いつもは150gくらいだけど250gくらいいける」と、目を輝かせ饒舌になっていた。「るろうにほん 熊本へ」は現在発売中。(cinamacafe.net)
2017年04月16日佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら“2.5次元”系舞台で活躍する若手俳優たちが、“孤独”を抱える若者たちをリアルに演じる映画『Please Please Please』。この度、本作から予告編が到着した。ある地方都市。兄弟のシンジ(佐藤流司)とナオ(佐藤永典)は変わらぬ日常をやり過ごしていた。兄のシンジはデート詐欺で若い女を騙し、弟のナオは3人の仲間たちと架空請求詐欺をしていた。以前、2人は共に居たが、ある事が原因で仲違いし、今は別々に行動していた。シンジは若い女性に甘い言葉を囁き、廃墟で待ち受ける詐欺仲間・アオイ(赤澤燈)のもとへ誘う。シンジの言動に騙された女性は、アオイから貴金属を買わせられる。ナオはアジトである潰れた映画館で、詐欺の実行犯をさせるため、弱みを握った教師を取り囲んでいた。そんな中、仲間の一人である、ダイの裏切りが発覚する。誰にも打ち明けず、ミュージシャンを目指していたシンジは、音楽スタジオの男にデビューの話を持ちかけられる。そのためには、ある程度の金が必要だと。そんなとき、ナオは先輩から不思議な機械を売り捌けと命令される。金が必要となったシンジ、不思議な機械を売れと命じられたナオは、偶然にもある老婆の家で再会する。詐欺に陥れようとしていた兄弟に老婆は親切にし、大金を2人に渡す。そんなとき、以前シンジに騙されたアミが兄弟や彼らの仲間のことを調べまわっていた。大金を手にした兄弟はお互いの夢を叶えるべく動き出す。そして、老婆の優しさに触れ、兄弟に僅かな良心が芽生えていた。が、それは全ての終わりへの始まりであった…。遊びのように詐欺を働く若者たち、騙される女たちや大人たちが複雑に絡み合いながら、次第に皆が、少女の妄想の世界へと迷いこむ。「どうして彼らはあんな事をするのか?どうして私は彼が好きなのか」。『反抗』『私の悲しみ』『縁(えにし)The Bride of Izumo』の堀内博志が監督・脚本を務めた本作。堀内監督が温めていたという青春映画の本企画には、ミュージカル「刀剣乱舞」やライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」など人気作品に多数出演する佐藤流司や、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優の佐藤永典と赤澤燈ら3人がメインキャストに配役。そのほか野川大地、栗原卓也、黒羽麻璃央、小笠原健、上田悠介ら若手俳優陣が共演する。今後の活躍に大きな期待が持たれる彼らが、時にリアルに、時にファンタジックに物語を演じる本作の予告編が公開された。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日2.5次元系舞台で女性ファンを中心に絶大な人気を誇る佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら若手俳優たちが主演の映画『Please Please Please』が、2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほかにて公開されることが決定した。地方都市でデート詐欺や架空請求詐欺などをして、日々を空虚に過ごす兄弟を中心に、彼らの仲間たちや騙された女性たち、また彼らから搾取し、翻弄される大人たちを、リアルに、時にファンタジックに描いた本作。監督・脚本を務めるのは、『私の悲しみ』でTAMANEW WAVEグランプリ&女優賞の2冠の偉業を達成し、佐々木希主演『縁(えにし)The Bride of Izumo』がハワイ国際映画祭、上海国際映画祭に正式招待された堀内博志。堀内監督が温めていた青春映画の企画に、旬のイケメン若手俳優が集結。デート詐欺で若い女を騙す兄・シンジ役に、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの加州清光役や、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」うちはサスケ役など、人気作品に多数出演し、2.5次元舞台を代表する俳優のひとりとまで呼ばれる佐藤流司。仲間たちと架空請求詐欺を企む弟・ナオ役に、ミュージカル「テニスの王子様」でデビューすると数々の舞台・映画に登場し、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優、佐藤永典。2人が数奇な運命に翻弄される兄弟を熱演。そして、シンジの詐欺仲間・アオイ役には、「Messiah メサイア」シリーズをはじめ「美男高校地球防衛部LOVE!活劇!」箱根有基役、歌劇「明治東亰恋伽」泉鏡花役、そして「男水!」にも出演する赤澤燈が配役。2.5次元を中心に女性ファンを魅力する若手俳優の彼らが、3人の等身大の若者をいかに演じるか、期待が高まる。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日俳優・西村雅彦が、佐々木蔵之介の主演映画『超高速! 参勤交代 リターンズ』(公開中)で披露している落ち武者姿になるまでのメイキング映像が、このほど公開された。本作は土橋章宏氏の同名脚本を映画化した、歴史エンターテインメント『超高速! 参勤交代』(14年)の続編。西村は前作同様、湯長谷藩において家中を総括する家老・相馬兼嗣役で登場している。やや口うるさいところがありながらも、殿様・内藤政醇(佐々木)から厚い信頼を寄せられている相馬は、湯長谷藩が危機に見舞われた際、その知恵なしで切り抜けられないほどの大きな存在。前作では、江戸までの道中で井戸に落ちる不運に見舞われたことで、落ち武者姿を見せ、観客の笑いを誘ったが、本作でも哀愁漂う同様の姿を披露している。公開された映像は、合図とともに、西村が川に流されていくシーンから始まる。「助けて! 助け…」と悲痛な声を発しながら流されていく西村だが、次のシーンでは岸にたどり着いた様子。悲惨な状態になったことが分かるよう、うつぶせに横たわる西村にスタッフが水をかけ、びしょびしょの泥まみれにしている模様も収められている。この場面では、こらえきれずに笑いだしてしまう裏方もいたようで、西村の渾身の演技も相まって、スタッフらの笑みがこぼれる現場であったことがわかる映像になっている。(C)2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
2016年09月24日映画『後妻業の女』が8月27日(土)に公開を迎え、主演の大竹しのぶをはじめ、豊川悦司、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏、長谷川京子、水川あさみ、鶴橋康夫監督が舞台挨拶に登壇した。直木賞作家・黒川博行の小説「後妻業」を原作に、高齢の富裕層の遺産を狙う“後妻業”に精を出す女を通じて、金と欲望に溺れていく人間の本性を描き出していく。映画を観たばかりの観客の拍手に迎えられた大竹さんは「(観客が)いらしてくださるか心配でしたが、こんなにたくさんの方とスタートが切れて、感謝でいっぱいです」とホッとした表情を見せた。“後妻業”の社長を演じた豊川さんは、観客に向け「我が社で後妻業をやってみたい人はぜひ、受付に申し込み用紙がありますので、記入の上にスタッフにお渡しください(笑)」と営業活動。水川さんは豊川さんの言葉を受け「後妻業のエースのしのぶさんがあんなにキラキラしてるなら、私も将来、やっていいかなと思います(笑)。あとで、申込用紙に書こうかと…」と乗り気のよう。長谷川さんは背中の大きくあいたセクシーな黒の衣裳で登場!登壇した男性陣の中で、騙しやすそうなのは?という質問に戸惑いつつ「鶴瓶さんかな?監督も。情にほだされやすそう」と笑みを浮かべて回答。同じ質問に水川さんは「監督ですかね?本当はできることなら豊川さんを騙したい!でも無理そう(苦笑)。しっかりと自分がぶれずにある方なので」と語ったが、豊川さんは「あさみちゃんになら騙されてもいいかなって思います(笑)。かわいい妹なんで」とデレデレ。そして“エース”大竹さんは「誰でも騙せます!」と自信満々に語り、会場は大きな拍手に包まれた。舞台挨拶で、思わぬ“暴走”を見せて共演陣を慌てさせていたのが津川さん。本作を「男のセックスへの欲望を描いている!」と強調し「品よくしてる男ほどエッチなんですよ」と持論を展開する。劇中、大竹さんのお尻をつかむシーンについて「男の衝動」と表現し「いま、話題になっている22歳の…」と“地雷”を踏みかけたところで鶴瓶さんが慌てて「いらんこと言うなや! もうよろしい!」と止めに入った。その後も、大竹さんと鶴瓶さんのベッドシーンについても、津川さんは「テレビで“前”を出したがる男がお尻を出しても面白みがない!」と鶴瓶さんのかつての露出事件を蒸し返し「もう忘れてくださいよ、その話は」と鶴瓶さんを苦笑させるなど、76歳にして言いたい放題!一方、鶴瓶さんも、大竹さんの劇中での流暢な大阪弁について絶賛し「誰に習ったの?」とニヤリ。ここでも、大竹さんが答える前に津川さんが「さんまちゃんに決まってる!」と口をはさみ、さらに男たちを次々と騙していく大竹さんの演技について「さんまちゃんに聞いたら『あれは地です』って言ってた(笑)」と語り、会場をわかせていた。『後妻業の女』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月27日2016年の干支は「申(サル)」。サルをモチーフにしたキャラクターはさまざまにありますが、かつて軽快なジングルとひょうひょうとした語りで大人気となったNECの販促キャラクター「バザールでござーる」を覚えているでしょうか?「懐かしい!」と思う人も多いかもしれませんが、実は「バザールでござーる」、「引退」したわけではないとのこと。しかしながら当時の熱狂さめやった今、「バザールでござーる」はいったいどんな活動をしているのでしょうか。今回はNECの広報担当の方に、申年を迎えた「バザールでござーる」について、その誕生の経緯や「今」の状況などについて聞いてみました。――90年代に一世を風靡した人気キャラ「バザールでござーる」ですが、その誕生の経緯を教えていただけますか?「バザールでござーる」は、NECの販売促進キャンペーンをわかりやすく伝えるため、またそれに対して親しみをもってもらうため、さらに話題性を喚起することで店頭を活性化させるために生み出されました。1991年11月に「NEC冬の情報生活市(じょうほうせいかついち) バザールでござーる」としてスタートしました。まずサブタイトルにもある「情報生活市」と、店頭誘引型キャンペーンである事から、市場という意の「バザール」という言葉が浮かび、そこから「バザールでござーる」というキャンペーンタイトルが誕生しました。そしてその後、「バザールでござーる」という口調から、必然的に「こざる」のキャラクターが考え出されました。――クリエイティブディレクターの佐藤雅彦氏が手がけたことでも知られるキャラですが、その造形はどうやって決まっていったのでしょうか?造形的には、『きちんとしたかわいらしさ』を目標に作られました。無垢だけどいたずら好きで、頭はいいけどおっちょこちょいで、くったくのない純真なこざる、そんな性格と精神を持ったキャラクターを表現しました。――「バザールでござーる」の声は俳優の財津一郎さんが務めています。女優さんや女性声優さんのいわゆる「かわいい」雰囲気の声ではなく、ひょうきんな印象の財津さんを起用したきっかけは?テレビから聞こえてきた時に、瞬間的に視聴者の耳を惹きつけ、離さないくらいの魅力を備えた声を探しました。要素としては、個性的であること、印象的であること、世界観を作れること、滑舌がはっきりしていること、そして何よりもバザールでござーるのナレーションの独特なテンポ感や間(ま)をその人が作れることなどが条件でした。それらをすべて兼ね備えていたのが財津さんでした。――バザールでござーるは一時大ブームとなり、ゲームや絵本など関連グッズも多く展開されました。特に印象に残っている/効果的だったグッズは何かありますか?「バザールでござーる」にはさまざまなグッズがありますが、キャンペーン期間中に購入者の中から抽選で当たる“プレミアムグッズ”が注目を集め、毎回とても多くの応募をいただきました。特に人気があったのは、1993年キャンペーン時の「好きにしてちゃぶ台」でしょうか。過去のキャンペーンのプレミアムグッズとCMのあらすじは、オフィシャルホームページの「バザールの歴史」コーナーでご覧いただけます。――近年はあまり見かけなくなった印象があるのですが、「バザールでござーる」は現在も御社の販促に使われているのでしょうか?はい。販売促進ツールとして、グッズやカレンダーなどで現在も活躍しています。またオフィシャルホームページも、「バザールでござーる」のキャラクターに親しんでいただくことや、お客様とのコミュニケーション窓口になることを趣旨として、今でも継続しています。バザールのファン、そしてバザールを通じてNECファンになっていただけることを目指しています。――「バザールでござーる」のTwitterアカウントは2012年で休眠されましたが、その一方で公式サイトではさりげなく「2016年版カレンダー」のPDFデータが配布されています。申年を機会に、「バザールでござーる」の登場の機会は増えたりするのでしょうか?登場の機会が増える予定は今のところありませんが、申年ということで再度注目が集まることは嬉しいですね。今年は一層、かわいがっていただけたらと思います。――最後に、「バザールでござーる」が気になっている読者に一言お願いいたします。「バザールでござーる」は、幅広い層のお客様にNECへの親しみを持っていただき、NECファンとなっていただくための架け橋となるキャラクターです。今後とも末永くご愛顧いただけたら幸いです。かつてのようにTVCMなどは見かけなくなったものの、今もNECの販促キャラクターとして現役をはっているという「バザールでござーる」。オフィシャルホームページでは2016年版カレンダーはじめ、プリントアウト用のデータが配布されているので、久々に「バザールでござーる」に会いたくなった人は活用してみてもよいかもしれません。
2016年01月08日11月5日、『リトルプリンス 星の王子さまと私』の世界が体験できるイベントのオープニングに日本語吹き替え版キャストの鈴木梨央、津川雅彦、スペシャルサポーターの福田彩乃が登壇した。本国フランスで公開されるや初登場1位の大ヒットを記録した本作。豊田市ではインスタレーションや“星屑のスノードーム”の設置など、街ぐるみで本作の世界を体感するイベントが開催され、そのイベントの皮切りとして本作の特別上映が11月5日に開催。満員となった会場では、イベント開始前に会場に設置された大きなパイプオルガンで本作の予告編で使用されているリリー・アレンによる「キーン」のカバー「Somewhere only We Know」が演奏された。福田さんのMCのもと、主人公の女の子の吹き替えを担当した鈴木さんと、飛行士の吹替を務めた津川さんが盛大な拍手で迎えられながら登壇。イベント前に豊田市内を観光し、街中に本作の世界が再現されている様子を体感したという鈴木さんは「星屑のドームの中に入りました!とてもかわいくて、楽しかったです!星の王子さまの世界にいるみたいで」と話し、津川さんは「梨央ちゃん、とても似合っていたよ」とほほ笑んでいた。津川さんは、豊田市が2年後のシネマコンプレックス開館に向けた「映画を活かしたまちづくり事業」を推進していることを受け、「映画のない街に映画館が出来て、そして映画を愛する人が1人でも増えてくれる。そんな取り組みがなされるのは、素晴らしいことだと思います。映画人にとってこれほど嬉しいことはないですね」と語った。さらに、この映画にとって大事なテーマとなる”大切なものは目に見えない”にちなみ、2人にとって大切なものを聞かれると鈴木さんは「自分が努力を続けていくことで、素敵な人たちに出会えることです」と答え、あまりにしっかりした回答に津川さんが「素晴らしいね。ちゃんと答えを考えて話さないと敵わないよ、本当に(笑)」とコメント。一方で津川さんは「この映画でも強く伝えられている、愛ですね」と語り、加えて「愛は生きているから感じられることで、死の存在が生きているということに輝きを持たせてくれている。死も大切なことの1つとして、わかりやすく表現されています」と映画の魅力をアピールした。最後に鈴木さんが「大切な人と喧嘩して怒ったり泣いたり…女の子はそこから気づくことが沢山あります。大切な人と一緒に観て頂けたら嬉しいです」と語り、津川さんが「この映画の中に出てくるキツネとヘビ.この2つのキャラクターは本当に良いことを言います。心に止めてほしい、忘れないで欲しい本当に大切な言葉です。注目して頂きたいです」と話し、イベントは終了した。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は11月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトルプリンス 星の王子さまと私 2015年11月21日より全国にて公開2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED
2015年11月06日子役の鈴木梨央、俳優の津川雅彦、ものまねタレントの福田彩乃が5日、愛知県の豊田市コンサートホールで行われた映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(11月21日公開)の特別上映会に登壇した。『星の王子さま』の"その後"を描いた本作で主人公の女の子の吹き替え声優を務めた鈴木は、物語に登場するキツネのぬいぐるみを抱いて登場。アフレコは「難しかった」と言い、「女の子の口に合わせてセリフを言わないといけないし、秒数も見ないといけないし、感情も出さないといけないので難しかったです。でも楽しかったです!」と笑顔で振り返った。隣で聞いていた飛行士役は津川は、「本人は難しかったって言ってますけど、まぁ~天才的に舌を巻くほどうまかったですね。僕が教えてもらいたいくらい」と鈴木をべた褒め。自身について話している中でも「表現という意味では優しかったです。でも、声を合わせるのは、天才も言ってましたけど、難しかったですね」と、鈴木を"天才"と呼んだ。さらに、「天才ぶりにびっくり」と津川の絶賛は続く。「とても優等生で、こうしてても受け答えもすばらしいでしょ? 10歳とは思えないくらい大人の感覚を持ったお嬢ちゃんで、尊敬しています」と話すと、鈴木は「ありがとうございます」と恐縮しながら喜んだ。また、本作のテーマにちなみ、自身にとって"目には見えない大切なもの"について、鈴木が「自分が一生懸命努力をしていくことで、すてきな人たちに巡り合えることです」と答えると、観客も思わず拍手。豊田市の魅力をPRする「WE LOVE とよた スペシャルサポーター」に就任した同市出身のものまねタレントで、進行を務めていた福田彩乃も「すばらしいお答えですね」と感心していた。豊田市では現在、2年後に同市に誕生するシネマコンプレックスに向けて「映画を活かしたまちづくり事業」を推進しており、そのプロローグイベントとして、『リトルプリンス 星の王子さまと私』とのタイアップ「Toyota City Montage "ものがたり"つむぐ街」(~12月27日)を展開。市内回遊イベントや特別上映会が実現した。
2015年11月05日人型ロボット「アシモ」のぬめぬめとした動きや、アニメのキャラクターが見せるリアルな動作など…。科学やプログラミングなどの発展にともなって、そうしたあらゆる“動くもの”をコントロールする、“モーション・デザイン”という技術が注目を集めています。東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで行われている『動きのカガク展』では、世界初のガソリン車の仕組みから最新の人工知能まで、モーション・デザインの技術を応用した、想像を超えるほど幅広い“動き”の科学を紹介。最新技術を見るだけでなく、体感できる内容になっています。また、本展のディレクターを務める映像作家・菱ひしかわせいいち川勢一氏率いるクリエイティブカンパニー制作の、出展作品の動きの原理をひもとくアニメーションも上映。きちんと理解したうえで、各作品の魅力をより深く味わうことができるので、これまで「理系はちょっと…」だった人でも安心です。私たちの日常を取り巻いている多様な“動き”たち。その仕組みを知ることで、本展を見終えた後も、周囲に潜む“動き”を見出して、楽しめるようになるはず。◇岸遼「atOms」まるで糸で操っているかのように、白い球が透明のパイプの数cm先に浮かび続ける。その仕組みは、「ベルヌーイの定理」という気流の動きによるもの。驚きに満ちた動きを見せる。◇佐藤雅彦+ユーフラテス「ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE」(C)ISSEY MIYAKE Inc.2006年、『ISSEY MIYAKE』の新しい戦略「A-POC INSIDE」をテーマに制作された映像。黒地に白い点や文字だけの構成で、モデルのウォーキングの多様な動きを表現する。◇生永麻衣+安住仁史「Refl ection in the sculpture」まるで海の生物のような、ゆらゆらした動きをする光。その光があちこち反射することにより、神秘的な空間が生まれる。存在するのは光だけなのに、まるで水中にいるような感覚に。◇菅野創+やんツー「SEMI‐SENSELESS DRAWING MODULES #2‐Letters」字を読み取って、それをもとに抽象画を描いてしまうという前代未聞のロボットが登場。人間らしさの象徴と思われていたアートの分野が、ついに機械の手に!?◇information21_21 DESIGN SIGHT東京都港区赤坂9-7-6TEL:03・3475・2121開催中~9月27日(日)10:00~19:00(入場は閉場の30分前まで)火曜休( 9 月22 日は開館)一般1100円※『anan』2015年7月8日号より。文・山田貴美子
2015年07月07日BSスカパー!のオリジナルドラマ『アカギ』の製作発表会見が23日、都内で行われ、キャストの本郷奏多、津川雅彦、田中要次、神保悟志、原作者の福本伸行、主題歌を担当する湘南乃風のSHOCK EYEが出席した。7月17日にスタートする同ドラマは、連載17年に及ぶ福本の漫画『アカギ~闇に降り立った天才~』を実写化した作品。現金の代わりに自分の血液を賭ける"鷲巣麻雀"を舞台に、裏社会を震撼させた伝説の雀士・赤木しげる(本郷)と巨万の富を持つ闇の王・鷲巣巌(津川)のバトルを描く内容で、ドラマは全10話で放送する。役作りのため白髪に脱色し、盲牌防止の手袋を着けて登場した主演の本郷は、「素晴らしい原作、キャストで撮影を進めていて、毎日手応えを感じてる。間違いなく見応えのある作品になる」と胸を張ってアピール。また、今夏公開の映画『進撃の巨人』をはじめ、原作ものに出演することが多い本田は、「ファン以上に原作を愛することが大事」と熱い想いを語りながら、「諸先輩方に囲まれた撮影だけど、みなさん優しくてすごく楽しい」と笑顔を見せた。続けて、見どころについて、「とにかく津川さんのお芝居が素晴らしい。テンションがむちゃくちゃ怖くて迫力がある」と"採血"シーンを紹介した本田に、津川は、「あり得ないことを本当らしくやるのが我々の仕事だけど、実際にはヤバいですよね」と苦笑い。また、一晩のバトルを全10話で描く本作だが、「朝から晩までずっと夜のシーンで気持ちが混沌としてる。『24』を凌いでるんじゃないか」とこぼす田中に、福本が、「一晩描くのに17年かかってるから。まだかかりそうですけど」と応じて笑いを誘っていた。
2015年06月24日横浜みなとみらいにある「象の鼻テラス」では、6月28日(日)14時半~20時半に、全国を旅する移動映画館「キノ・イグルー」とともに「映画のある一日」をプロデュース。この日限りの映画イベントを開催する。「ZOU-NO-HANA CINEMA vol.1」と題して開催される今回のイベント。テーマは旅だ。集合場所は、ぷかり桟橋。京浜フェリーボートが企画する特別遊覧ツアー。船に乗ってピア象の鼻まで移動。ピア象の鼻に着くと、「旅のしおり」が手渡され、思い思いの日曜の午後を楽しめる。象の鼻テラスでは「ぞうさんマルシェ」、開放的なパークで本が読める「海辺の図書館」がオープンされているので覗いてみてもいい。そのほか、心地いい音楽をとどける「PICNIC LIVE!」も開催中だ。日も暮れた19時半に、いよいよ開場し映画が始まる。作品は、「kino」(監督 佐藤雅彦)だ。参加料は、乗船料700円(京浜フェリーボート特別遊覧)、イベント参加料2,300円(上映料/飲み物・お菓子付き)。定員は、100名。象の鼻テラスの公式ホームページ上で絶賛参加者募集中。船に揺られ、着いた公園でピクニック。旅するように過ごした1日の終わりに映画を楽しむ。絵に描いたような休日を過ごせば、心がほっこり満たされそうだ。ありそうでなかった、こんなユニークな映画イベント。ぜひチェックしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年06月09日東京ミッドタウンガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTにて、クリエイティブディレクターで映像作家の菱川勢一が展覧会ディレクターを務める「動きのカガク展」が6月19日から9月27日まで開催される。同展のテーマは“動き”。表現に“動き”をもたらしたモーション・デザインの技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術など我々の生活を支え、またエンジニアリングの手法や先端技術は、プロダクトやグラフィック、映像における躍動的な描写を可能にし、感性に訴える豊かな表現を作り出している。様々な“動くツール”やその仕組みは、デザイナーとエンジニアによる実験の連続から生まれているのだ。“動き”がもたらす表現力に触れ、観察し、構造を理解し体験することを目的とした同展では、世界的なメディアアーティストのジモウンやニルズ・フェルカーの日本初公開作品を始め、クワクボリョウタによる大規模な「LOST」シリーズの新作、ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)による脳と体を結びつける新感覚の体験型作品を発表する。また、鈴木太朗らによる“動くオブジェ”や、人工知能が絵画を描くインスタレーション、回転によるアニメーションなど“動き”にまつわる作品を展示。メルセデス・ベンツ日本からは1885年に制作された世界初のガソリン車のレプリカが展示され、試乗イベントも予定している。さらに、同展のディレクションを手掛ける菱川勢一の「ただ作品を鑑賞してもらうだけでなく、それがどのように作られているのか、どんな仕組みになっているのかという制作の流れもオープンにすることで、来場者に『自分にも出来そう』、『自分もやってみよう』といった衝動が生まれるよう」という思いのもと、菱川率いるドローイングアンドマニュアルが各作品の“動き”の原理を紐解くアニメーションを制作。科学技術の発展とデザインとの関係を改めて考えることができるはずだ。【イベント情報】「動きのカガク展」会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウンガーデン内会期:6月19日~9月27日時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日(9月22日は開館)料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
2015年06月08日東京都・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTは、「動き」がもたらす表現力に触れ、科学技術の発展とデザインの関係を考える展覧会「動きのカガク展」を開催する。会期は6月19日~9月27日(火曜休館)。開館時間は10:00~19:00。入場料は一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料。同展は、「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える展覧会。私たちの快適で便利な日常生活を支えているモーション・デザインの技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術やSNSの普及など、プロダクトをはじめグラフィックや映像における躍動的な描写を可能にし、感性に訴える豊かな表現をつくりだしている。今日のデザイナーは、先端技術を用いたものづくりを展開しており、様々な動くツールやその仕組みは、研究と実験の連続から生まれている。自らのアイデアが形となり、動き出す瞬間の純粋な喜びこそが、ものづくりの楽しさだと同展は訴える。同展では、世界的に知られるメディアアーティストのジモウンやニルズ・フェルカーの日本初公開作品をはじめ、クワクボリョウタが大規模な「LOST」シリーズの新作、ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)が脳と体を結びつける新感覚の体験型作品を発表。また、新進気鋭の若手作家や学生、企業との恊働による多彩な「動く」作品は、身近な材料と道具を使い、見る人の創作意欲を刺激する。さらには、各作品の動きの原理をひもとくアニメーションを菱川勢一率いるドローイングアンドマニュアルが制作し、来場者と動きの仕組みをカガクするということだ。展覧会ディレクターには、企業CMや大河ドラマのオープニング映像などで国内外から注目を集める菱川勢一を迎える。菱川氏は同展の開催に際し次のようにコメントを寄せている。「この展覧会の「動き」というテーマの中には、「重力」「慣性」「波長」といった、デジタル社会においてもまだ完全に解明されていない現象への想像力を込めました。情報が溢れている現代だからこそ、自然科学だけではなく文化や経済といった人間の営みまでを「動き」という視点で横断的に捉えなおす機会になればと考えています。その上でこに展覧会は、未来のデザイナーやアーティストである子どもや学生たちに、まるで先輩たちの作品が置いてある図工室に遊びにきたような感覚で観てもらえればと思って企画しました。ただ作品を鑑賞してもらうだけではなくて、制作の流れもオープンにすることで、「自分にもできそう」とか「自分でもやってみよう」という衝動が生まれるように心がけています。つくることは決してブラックボックスではなく、いろんな人がチームとして参加することで流れだす、ひとつの「動き」なんだという認識が広まることを願っています。」また、関連企画として、展覧会ディレクターなどによる「オープニング ギャラリーツアー」が開催される。開催日時は6月20日14:00~15:30。そのほか、トーク「クリエイションとテクノロジー」(7月4日14:00~15:30)、トーク「チームでものづくり」(7月18日14:00~15:30)、「動く!ワークショップ」(8月8日)、「機械の素ワークショップ」(8月9日)などが開催される。詳細は、21_21 DESIGN SIGHTウェブサイトにて見ることができる。
2015年06月01日ハピネットは、NHK Eテレの人気番組であるピタゴラスイッチの中でも特に人気の高いピタゴラ装置のゴールを商品化した「ピタゴラ ゴール1号」を発表した。発売日は1月31日。価格は1,980円(税別)。同製品は、「ピタゴラスイッチ」から初めて商品化される玩具。番組中に登場する物と同様に、本体にたまが入ると旗が立って、おなじみの「ピタゴラスイッチ~♪」というゴールサウンドが流れる。また、本体の形状、音が鳴るタイミング、旗の立ち方など随所にこだわりをちりばめており、裏面は透明になっていて、玉の動きや旗が上がる仕組みを目で見て理解することができる。そのほか、パッケージの中には、ピタゴラ装置を作るときの参考になる「ミニヒント」を封入。家にある身近なものを使って、考えたり工夫したりして、いろいろな装置を作ることができる。なお、「ピタゴラ装置」全体ではなく、ゴールだけを商品化した理由として、同番組の監修を担当する東京藝術大学教授 佐藤雅彦氏は「番組が放送されるやいなや、メーカーや視聴者の方々から「ピタゴラ装置」商品化の要望の声がたくさん寄せられました。しかし、それにはあえて応えてきませんでした 。お父さんやおじいちゃんと、お子さん自身で、身の回りにものを使って、創意と工夫をこらし作り上げるのがピタゴラ装置です」とした上で、「ご家庭で作るとき、どうしてもひとつ足りないもの」として、今回「ピタゴラ ゴール1号」を発売するに至ったと語っている。
2015年01月20日ユーフラテスは、NHK Eテレの人気番組「ピタゴラスイッチ」に登場する歌が映像とともに楽しめるiOS向けアプリである、ピタゴラうたのアプリ「ピのまき」、「タのまき」、「ゴのまき」の3本をApp Storeにて同時リリースした。価格は通常600円(現在、発売記念セールとして各400円)。iPhoneとiPadの両方に対応。今回リリースされた3本のアプリでは、NHK Eテレで毎週土曜 朝7:45~8:00(再放送は毎週月曜 15:45~16:00)に放送されている「ピタゴラスイッチ」の番組内にでてくる「アルゴリズムこうしん」や「ピタゴラ装置41番の歌」、「スーのうた」、「いたちのたぬき」、「ぼくのおとうさん」、「ぴきひきびきのうた」、「ビーバーのダム」、などの名曲がテレビそのままに楽しめる。また、同番組は「考え方」を育む番組であることから、これらの歌にひそんでいる考え方や意図などがより深く分かる解説が付属するなど、親子で楽しめる内容となっている。さらに、同番組の人気コーナー「おとうさんスイッチ」さながらの映像を撮影して作成できる「つくる・おとうさんスイッチ」(あ行、か行)や、「こたつたこ」でおなじみのキャラクターであるたこが、ひらがなの五十音で動く「たこスイッチ」などのスペシャルコンテンツも収録されている。なお、アプリの企画、制作、デザインは「ピタゴラスイッチ」のコーナー企画や制作を手がけるユーフラテスが担当し、同番組の監修もつとめるメディアクリエイター・佐藤雅彦が監修を行っているという。
2014年10月24日俳優の西村雅彦率いる「ドリス&オレガコレクション」の第6弾公演『地球の王様』が、10月26日、東京・シアター1010にて開幕した。初日前日の25日にはマスコミ向けに公開リハーサルが行われた。『地球の王様』チケット情報脚本を手がけるのは、「ドリス&オレガコレクション」への参加はこれが4度目となる金子茂樹。また映画『沈まぬ太陽』やドラマ『やまとなでしこ』などで知られる若松節朗が、初の舞台演出に挑戦している。物語はウィルスの感染により、世界中の人々が死に至る事件が勃発したことからはじまる。生き残った6人の日本人たちは、時に衝突しながらも、富士山の山小屋で穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、宇宙飛行士を名乗るひとりの男が山小屋に現れる。彼はウィルスが蔓延する前に宇宙へと旅立ち、地球に戻ると、生命反応が確認出来るのは今この場にいる7人だけになっていたと言う。人類存亡の危機に直面した7人。彼らは残された人類のリーダーとなるべき、“地球の王様”を決めようとするのだが……。“人類再生”という壮大なテーマを掲げながらも、そこに登場するのは食品会社の社員と清掃員という、いわゆるフツーの人々。だからこそ彼らは、嫌味な上司に対して愚痴をこぼすこともあれば、恋愛を巡ってすったもんだも巻き起こす。とても“地球の王様”に選ばれる者とは思えない、身勝手で情けない、でも妙に愛おしい、小市民たちの実像が浮き彫りになっていく。しかしそこに一石を投じるのが、“宇宙飛行士”というトップレベルの肩書きを持つ男の存在。ウィルスさえ無ければ、彼とほかの6人の人生が交わることは恐らく一生なかったであろう。しかし地球上に残された人類は、この7人の男女のみ。そんな状況のなかで彼ら彼女らがどんな決断を下すのか、非常に興味深いラストが待っている。カンパニーを引っ張るのは、やはりベテランの西村。クセのある中年男のなかに見え隠れする、悲哀とかわいらしさを体現させたら、この人の右に出る者はいないだろう。宇宙飛行士役の永井大は、自尊心の強い男ならではの表と裏の顔を使い分け、真骨頂を見せる。ほかに岡田義徳、大塚千弘、浅利陽介、高橋ひとみといった実力派が脇を固め、清掃員役の片桐仁が、独特の空気感と間で客席の笑いを誘っていた。近年の世界の状況を考えれば、この物語が現実になる日もいつか来るのかもしれない。だがそんななかでも生きていく、人間の図々しいほどのたくましさを、この舞台に見た気がした。公演は兵庫、宮城、大阪、福岡と各地を巡演する。なお、東京公演は11月14日(水)から25日(日)まで紀伊國屋サザンシアターにて上演。チケットは一部を除き発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年10月26日河原雅彦が演出、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋が脚本を手がける『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が9月21日、東京・本多劇場にて開幕した。ふたりがタッグを組むのは今回が初めて。初日にさきがけて、同日昼に公開舞台稽古が行われた。『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』チケット情報植原卓也や橋本淳をはじめとした若手俳優のほか、劇団拙者ムニエルの看板俳優・加藤啓や、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、劇団、本谷有希子でおなじみの吉本菜穂子、劇団猫のホテルの市川しんぺー、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しで舞台やTVで活躍する伊藤正之といった、個性豊かなキャストが顔を揃えるのも見どころのひとつ。物語はとある田舎の村が舞台。祖父の代から続く金物屋を継いで暮らしている小峰春彦(橋本)は、わけあって入院している。入院中、春彦は不思議な夢をみるようになる。そんな折、村では連続通り魔事件が発生。ベテラン刑事の高橋国男(市川)は部下の石井秀樹(植原)とともに捜査にあたるが、手がかりといえば現場に残されたネジだけ。なかなか犯人をみつけることができず事件は長期化。そんなある日、万引き常習犯として捕まった池田翼(駒木)は「犯人を知っている」と言いだし、奇妙なことを話し始める。タイトルの『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』はことわざで「愚か者がだらしなく伸ばしている鼻毛は、トンボを繋ぐことができるほど長く、大変愚かである」という意味。登場人物たちは、普通に生活しているのに全員何かが狂っている。その狂っている様子に一瞬、面食らってしまうものの、どこか共感してしまうのは、その狂気の中に、誰しもがうっすら感じている現代人の習性のようなものが重なって見えるからだろう。正義感はあるが自分の責任には尻込みしてしまう男、前に進むために考えるのを止めた男、思っていることを言えなくてつい変なことを口走ってしまう女、自分の権利を声高に主張する若者。人間のばかばかしくも哀しい業の深さを描き出す、まさに赤堀ワールド全開の一作だ。クロスワードパズルが象徴的に登場するように、さまざまなヒントが見え隠れし、それをつなぎ合わせていくことで全体像が見えてくる。心の深い部分を見せられるがゆえに直視したくはないけれど、見逃してしまったドラマがあったのではと、もう一度、その世界に潜りたくなる。そんな好奇心が駆り立てられる作品に仕上がっている。公演は本多劇場にて9月30日(日)まで。チケット発売中。文:大林計隆
2012年09月24日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日『飛び加藤~幻惑使いの不惑の忍者~』や『テキサス』等の演出を手がけ、今もっとも注目されている演出家のひとり河原雅彦と、劇団THE SHAMPOO HATの劇作家・演出家で、舞台以外でもTVドラマ『鈴木先生』や『モテキ』などで俳優としても活躍している赤堀雅秋。このふたりが初タッグを組み、演出を河原、脚本を赤堀が担当する舞台『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が今秋上演される。タイトルの“阿呆の鼻毛で蜻蛉(トンボ)をつなぐ”はことわざで、愚かな者がだらしなく伸ばしている鼻毛はトンボを繋ぐことができるほど長い、大変愚かであるという意味。詳しい内容はまだ明らかにされていないが、赤堀雅秋が新作として書きおろすアイロニカルコメディーだという。キャストは、若手俳優で頭角を現している植原卓也、橋本淳、平田裕一郎、柳澤貴彦、板橋駿谷田島ゆみか、瀧内公美をはじめ、舞台で活躍している加藤啓、吉本菜穂子、市川しんぺー、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しの役でおなじみの伊藤正之といった個性豊かな12名が揃う。公演は9月21日(金)から30日(日)まで東京・本多劇場にて上演。チケットは8月18日(土)より一般発売開始。
2012年07月23日昨年、国内の映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出監督の待望の新作『草原の椅子』がついにクランクイン!主演の佐藤浩市を始めに西村雅彦、吉瀬美智子などを引きつれ、“世界最後の桃源郷”と呼ばれるフンザ(パキスタン・イスラム共和国)での長期ロケに臨むことが明らかとなった。佐藤さんが演じるのは、カメラメーカーに勤める主人公・遠間憲太郎。西村さん扮する取引先の社長・富樫との間に友情が芽生え、互いに本音を語り合う中で、2人はこれからの人生をどう歩んでいくかを模索するようになる。そんな折、2人は何もない草原にただ椅子がぽつんと置かれた写真に出会う。その写真に桃源郷を見つけた2人は、強い衝撃に導かれるようにしてフンザへと旅立つ決意をする――。原作は、人気作家・宮本輝による同名小説。これまで多くの作品が映画化され、是枝裕和監督による『幻の光』ではヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞するなど、類稀なストーリーテラーとして注目を浴び続けてきた奇才である。本作は1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに始めた自身の40日間に及ぶシルクロードでの6,700キロの旅の体験を基に、人知を超えた雄大な自然と一人の小さな人間の生との対比を描き出す。映画化にあたり、舞台は2011年に発生した3.11東日本大震災以後の東京、つまり“現在”へと設定を変え、今後“どう生きて行くべきなのか”を観る者に問いかける。時代劇、現代劇からコミカルな役まで、様々なジャンルに出演し続け、ドラマや映画で圧倒的存在感を放つ佐藤浩市と、舞台を始めテレビ、映画、ラジオなどジャンルを越えて活躍を見せる西村雅彦。2人の男たちに加え、佐藤さん扮する遠間が密かに想いを寄せ、共にフンザへと旅立つことになる器屋オーナー・篠原貴志子役には、『ガール』での演技が記憶に新しい吉瀬美智子が扮する。先日クランクインし、フンザ、カリマバード、スカルドゥといったパキスタン・イスラム共和国での撮影は8月から1か月半にもわたるという。厳しく雄大な自然が残る“世界最後の桃源郷”で、彼らが感じるものとは?そして、人間ドラマの名手・成島監督が彼らの姿を通して呈示するものとは?『草原の椅子』は2013年春、全国にて公開。■関連作品:草原の椅子 2013年春、全国にて公開
2012年07月09日15秒で商品の魅力を余すところなく伝えるCM。中には番組本編以上に、印象に残ってしまうようなCMもありますよね。これまでに数えきれない数のCMを見てきたはずですが、その中でも、もっとも心に残っているものはいったい何でしょうか?皆さんにアンケートを取ってみました。調査期間:2010/8/11~2010/8/16アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数534件(ウェブログイン式)■5位「ポリンキー」シリーズ(湖池屋)「初めて見たとき、真剣に見入ってしまったのが恥ずかしくて妹と大笑いした」(女性/34歳)「歌が印象に残ってる。今でも歌える」(女性/26歳)「ついついつぶやいてしまうから」(男性/24歳)「♪ポリンキーポリンキー」の歌が耳に残って離れないポリンキーのCMが第5位。ジャン、ポール、ベルという3人のキャラクターがゆるーい味を出していた名作CMです。ちなみに、このCMを手掛けたのは「スコーン」や「バザールでござーる」、「ドンタコス」なども製作したCMクリエイターの佐藤雅彦さんです。どことなく共通したトーンを感じます。■4位「エクスプレス」シリーズほか(JR東海)「いつか大人になったらあんな恋愛をするのかな、と思った」(女性/28歳)「切ない感じと歌がいい」(男性/28歳)「ロマンチックで音楽ととても合っていた」(女性/24歳)山下達郎の「クリスマス・イブ」を使用したシリーズと、「そうだ 京都、行こう」シリーズを持つJR東海が第4位。いまだに根強い人気を誇る両シリーズ。クリスマスエクスプレスシリーズの1988年バージョンでは当時15歳の深津絵里さん、1989年のバージョンでは、当時17歳の牧瀬里穂さんが遠距離恋愛の主人公を演じ、それぞれ大ブレイクのきっかけとなりました。■3位「カステラ文明堂」シリーズ(文明堂)「キャラクターがかわいい」(女性/28歳)「覚えやすいメロディや、かわいらしいクマの振り付けがいい」(女性/30歳)「リズムがよくて、よく歌ってました」(女性/25歳)1962年から約50年間、変わることなくクマのぬいぐるみのダンスを放送する文明堂。もちろんあの歌も50年間変わることなく使用し続けています。なお、「♪電話は2番」という歌詞は電話交換台を経由する時代、市内局番の次の局番が0002番だったからだそうです。■2位「ねるねるねるね」シリーズ(クラシエフーズ)「インパクトがあって、ちょっと怖かった」(女性/25歳)「コミカルで好きでした。幼心にあのCMが出てくるとうれしかった」(女性/31歳)「魔女役のおばあさんが、怪しげに笑っているところが面白かった」(女性/27歳)練れば練るほど色が変わる、という不思議なコンセプトのお菓子「ねるねるねるね」。そんなねるねるねるねの不思議な魅力で日本中の子どもたちを魔法にかけたのがこのCMでした。中には「あの魔女役のおばあちゃんは今ごろどうされているいのでしょうかね」などと、心配する声まで。実は魔女役を務めていたのは声優の鈴木れい子さんという方。もちろんご存命で、現役で声優の仕事をされています。■1位「白戸家」シリーズ(ソフトバンク)「毎回、次のCMでどのような展開になるのかが楽しみ」(男性/29歳)「お父さんがかわいい。面白いし、キャラクターが好き」(女性/25歳)「バカらしいことを真剣にしているので」(男性/25歳)ソフトバンク犬シリーズが堂々1位。白戸家の人びとのシュールなキャラには、毎回あっと驚かされる仕掛けもあり、新作を楽しみにしている人も多いことでしょう。その他にも、いつまで新発売なんだ?と日本中の子どもたちが疑問を覚えた「ケンちゃんラーメン」や、関西圏なら知らない人はいない(?)と言われる「関西電気保安協会」など、さまざまなCMの名前が挙がりました。あなたの記憶に残るCMは何でしょうか?(萩原雄太/かもめマシーン×プレスラボ)【関連リンク】【ランキング:男性編】最もイライラするテレビ番組の演出ランキング【コラム】決定!20代世代が最も印象に残っているTVドラマは?【クイズ】知って得する!?『TV業界用語クイズ
2010年09月21日