芸人・光浦靖子。その存在は、多数のテレビ番組を通じて多くの人が知っている。だが、彼女が長年手芸に取り組み、趣味の枠を超えたハイクオリティな作品を数多く生み出し続けていることはあまり知られていない。数年間取り組み続けているフェルト製のブローチ作りを『男子がもらって困るブローチ集』という1冊の本にまとめ、さらには渋谷・ロゴスギャラリーでの展覧会も開催するなど、最近はクリエイターとしての活動が目立つ。芸人として日夜活躍する彼女が、本業のかたわら作品を作り続ける、その理由に迫った。――長らく手芸を趣味にされているということですが、始めたきっかけを教えてください。手芸をはじめたのは小学校3年生で、クラブの時間に始めました。フェルトでマスコットを作っていましたね。――現在に至るまでどんなモノを作ってきたか教えてください。小学校のころからフェルトマスコットをずっと作ってまして。ほかには、ミシンで手提げやきんちゃくやらいっぱい作りましたし、途中で編みぐるみみたいなのもやりました。あと、ビーズでネックレスやブレスレットを作ったりしましたね。それからニードルにたどり着いたんです。やっとこさ、といった感じです。――今回著書を出されたニードルに行きつくまで様々なものづくりに挑戦されていますが、一番楽しいと感じたのはどれですか?フェルトですね。フェルトマスコット作りが一番楽しいです。というか、やっぱり役に立たないモノを作るのが一番楽しいですね。マスコット作りは、寸が足りなければ生地を引っ張れば伸びるし、気に入らなければちぎってしまえばいいのでとにかく楽。大人になっても思い立ったらやっていました。何かテキストとかを見ながらやるのが嫌いなんですよ。あと、とにかく数字が嫌いで。だから好きな手芸でも、モノを測ったり、型紙を取ったりするのがまあ、苦手。洋服作るのはうまくできないし、何となくできるものが好きですね。――ずっと続けていたフェルトマスコットから、ニードルでのブローチづくりに移行したきっかけは?材料を見つけたという、ただそれだけですね。ある日手芸屋さんに行った時、ニードルのマスコットを初めて見つけて、縫い目のない人形ができるんだってことに感動したんです。お店に見本のマスコットがあったので、それを作るのに何が必要なのか店員さんに聞いて、その場で材料を即買いしましたね。それで、その日のうちに作りました。――その日のうちにできてしまうものなんですね。はい、すぐに作れましたね。やりゃあできます。なかなか伝わりづらいですよね。針で(フェルトを)刺したら固まるんだっていうイメージが。やればすぐ分かるんですけどね。――ブローチは既存の型ではなくオリジナルのものを作っていらっしゃるそうですが、デザインする際に着想はどこから得ることが多いですか?(そういったアイデアのネタ元は)まったく無いですね。まず適当に「この動物を作ろう」って決めて作り始めるんですけど、頭の中で「たぶんこんなものだろう」と思ってやっていくと、大体の場合、想像の通りにうまくは行かないんですよ。まあそうは言っても、自分としては愛らしいモノができるんですよ。なので、それに合わせて土台のイメージカラーをまず決めて、そこからはある材料を何でもかんでも乗っけていって。できた人にお洋服を着せていくような感覚です。――ひとつの作品あたりで、制作時間はどれくらいかかっていますか?ゼロからやるので、6~7時間くらいかな。規定のもので形が決まってれば2~3時間くらいで出来るかもしれないけど、自由に作る方が楽しいので。――出演されるTV番組などでは、恋愛、率直に言ってしまえば「モテない」ということに関してトークを展開されることが多いですが、あえて「男子がもらって困るブローチ」を作り続ける理由はなんでしょうか?自分ではカワイイと思って作っていて、決してわざとそういう風にしてるわけじゃないんですよ。自分としては本気でカワイイと思って作っているんですけど、どうにもこうにも、特に異性に気持ち悪がられるという事実がありまして。――著書では、巻末に加藤浩次さんと星野源さんにブローチをプレゼントした際のレポートが掲載されていましたが、お二人の拒絶っぷりは本当なんでしょうか?あれはドキュメンタリーです。でも、あげた相手の反応に対して「やーん嫌われた、どうしよー」とか、「いやがられちゃった!」とか落ち込む理由はこれっぽっちもなくて。それよりも、手芸とか、カワイイものに対する乙女の困っちゃったハートの方が、男性の好き嫌いよりはよっぽどか根が深いと思ってるんです。好きな男の子が困っちゃうようなブローチを渡すのは、イタズラというか、例えば男の子が好きな女の子のスカートをめくっちゃうみたいな気持ちでしょうかね。でも、根っこには愛情しかないですよ。○『男子がもらって困るブローチ集』趣味を超えたクオリティの手芸作品を作り続ける光浦靖子、初の手芸本。手芸にまつわる愛のこもったエッセイや、インタビュー巻末で触れた"ドキュメンタリー"「本当に男子はブローチをもらったら困るのか」も収録。初心者でもできるニードル講座を収録したもりだくさんの1冊となっている。価格:1,365円/出版社:スイッチパブリッシング 書籍の詳細はこちら続くvol.2は、光浦さんの手芸に注ぐ有り余る程の愛がにじみ出るエピソードから、彼女にとっての「ものづくりの真髄」に迫った。続きはこちら。撮影:石井健
2012年07月07日「ぴあ」調査による11月23日、26日公開の映画・満足度ランキングは、忌野清志郎が主催したライブ・イベントの模様を収録した音楽映画『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!~』がトップに輝いた。2位に女芸人たちの悲哀と葛藤を描いた『クロサワ映画2011~笑いにできない恋がある~』が、3位に嵐の大野智主演で人気TVドラマを3D映画化した『映画 怪物くん』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『忌野清志郎…』は、大阪城ホールで、3度にわたって開催された“ナニワ・サリバン・ショー”の歴史をライブ映像と共演者によるインタビューで綴ったドキュメンタリー。出口調査では、「温かくてカッコよくて、楽しくて勇気の出る映画。胸がいっぱいになった」「臨場感ある構成がいい。最後に歌う『夜の散歩をしないかね』が一番心に残った」「大スクリ-ンと迫力のある音響で観ることができて、ライブに行ったような気持ちになれた」「個性的な人たちが出演していて、アーティストたちの解説によってより深く彼をわかる部分があった」「もう清志郎を見ることはできないと思っていたので、本当に幸せな時間だった」など、熱いコメントが続出。「映画館なので静かに鑑賞していたが、ライブのようにノリノリで観たかった」とのコメントも聞かれた。2位の『クロサワ映画2011…』は、仕事に恋に奮闘す女性たちの姿を描いた『クロサワ映画』の続編。出演は、黒沢かずこ、椿鬼奴、光浦靖子、大久保佳代子。アンケート調査では、「笑いと切なさがあって、同じ女性として共感できた」「普段の黒沢かずこもこんな感じなのかな、と思わせる自然体の演技と役柄で可愛かった」「女芸人の切なさがヒシヒシと伝わってくる凄くリアルな映画だった」など、20代の女性を中心に好評だった。(本ランキングは、2011年11月23日(水)、26日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年11月28日第3回沖縄国際映画祭のオープニング作品となる『クロサワ映画2』の上映が沖縄国際コンベンションセンターにて行われ、主演の黒沢かずこ(森三中)、光浦靖子、大久保佳代子、椿鬼奴、コン・テユ、イ・テガン、そして渡辺琢監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。前作である『クロサワ映画』が昨年の第2回沖縄国際映画祭で、「“Laugh部門”海人賞グランプリ」と「ゴールデンシーサー賞(審査員特別賞)」をダブル受賞したこともあって、続編の『クロサワ映画2』で堂々の凱旋を果たした。前作に続いてメガホンをとった渡辺監督は、「あれから1年。4人にはいまもまったく浮いた話もない。映画の中だけでも恋愛させないとダメになると思った。4人の“彼氏いない歴”をあわすと66年にもなる。この4人の生き様を96分にわたって描いています…」と制作までのいきさつを披露した。監督の話を受けて、黒沢さんは「今作は、それぞれの恋愛模様もあって、前作よりパワーアップしているし、リーズナブル」とちょっと照れたのかコメントが脱線してしまった様子。「濡れ場あるよー。あるかもよー。アニョハセヨー」と韓流スターとの共演ということもあってのジョークも失笑を買ってしまった。これでは、まだまだ恋愛にはほど遠いといわれても仕方がないかも?ほかのキャストたちも、「生きてきて、こんなに握手を求められたのは初めて。人に求められるっていいですね」と光浦さん。大久保さんにいたっては、「男の人の手をたくさん触れて肌のツヤが良くなった気が…」と自分のペースを崩さずコメント。鬼奴さんはキューティクルを失った自分の髪になぞらえて、「失うことによって生まれるものがある。そんな部分をじっくり観て」とアピール。最後には口をそろえて、「この映画を観て、元気になってほしい。元気がいっぱい詰まっています」と温かいメッセージを残した。第3回沖縄国際映画祭は3月18日(金)から27日(日)まで、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターをメイン会場に開催。特集「よしもと芸人が贈る!沖縄国際映画祭2011」■関連作品:第3回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2011年3月18日よりカウントダウンイベント開始、22日から27日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】相武紗季、初の子持ち役で新たな境地が開けた!【沖縄国際映画祭】私たちにも、できることがきっとある。吉本芸人が贈る映画祭開幕!映画、エンタメイベントの中止が相次ぐ中で、少しずつ開催の動きも木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」
2011年03月23日お茶の間に笑いを届けてくれるバラエティ番組の数々。現在放送中の番組から過去の伝説的な番組の中から、皆さんがこれまでにもっとも「面白い!」と思ったバラエティ番組を挙げてもらいました。5位から発表します!調査期間:2010/7/8~2010/7/13アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 507件(ウェブログイン式)5位:「アメトーーク!」「○○芸人のくくりがマニアックで好き」(24歳女性)「毎回企画もいいし、芸人のトークも面白い」(27歳男性)雨上がり決死隊が司会を務めるバラエティ番組。「家電芸人」や「ガンダム芸人」など、"くくりトーク"と呼ばれるその道に詳しい芸人を集めて行われるトークコーナーが人気です。「業界内視聴率ナンバー1」をキャッチフレーズに、マニアックな切り口の企画に定評があります。4位:「笑う犬」シリーズ「ウッチャンのミル姉さんとか、シュールなコントがほんとに面白かった」(25歳男性)「きちんと笑いの基本を押さえながら、新しいものを取り入れたコントを繰り広げていた」(24歳女性)同シリーズはウッチャンナンチャンの内村光良さんによる「純粋なコント番組」というコンセプトでスタート。1998年の放送開始時の番組名は『笑う犬の生活』でしたが、その後は『笑う犬の冒険』、『笑う犬の発見』など、微妙にタイトルを変えて放送されてきました。「ミル姉さん」をはじめ、「小須田部長」、「はっぱ隊」など個性的なキャラクターの数々を覚えているという方も多いのでは?3位:「内村プロデュース」「企画のくだらなさとグダグダな雰囲気」(27歳女性)「芸人が必死で笑いを取りにいくところが好き」(29歳男性)ウッチャン関連の番組がつづけてランクイン。同番組はウッチャンが毎回独自の手法でさまざまな事柄をプロデュースしていくというコンセプトでスタート。放送開始当初はふかわりょうさんと二人だけで、「溺(でき)死体オーディション」などマニアックな企画を行なっていましたが、さまぁ~ずの三村マサカズさんがレギュラー入りしてからは、内村一派の中堅どころの芸人が多数出演する番組に。バラエティ番組におけるウッチャンの影響力って大きいですよね。2位:「ダウンタウンのごっつええ感じ」「とにかく笑い転げてた」(27歳女性)「松本人志のコントが最高だった。おそらく今ではいろんな規制があってできないものもありそうだけど……」(30歳女性)ダウンタウンの代表的な冠番組。同番組からは「キャシィ塚本」、「世紀末戦隊ゴレンジャイ」、「放課後電磁波クラブ」など、数々の名作コントが生まれました。今思えばレギュラー出演者も今田耕司さん、東野幸治さん、130R(板尾創路さん・蔵野孝洋さん)など、のちのお笑い界を引っ張っていくタレントが結集していましたよね。1位:「めちゃ×2イケてるッ!」「破天荒な企画が面白かった」(25歳女性)「ナイナイの岡村が本気で何かに挑んでいる姿に感動した」(23歳男性)1996年の放送開始から現在までつづく、長寿バラエティ番組の一つ。ナインティナインをはじめ、極楽とんぼ、よゐこ、雛形あきこさん、鈴木紗理奈さん、光浦靖子さん、武田真治さんなどキャラ立ちした出演陣も魅力です。ドラマや映画のパロディやドッキリ企画、ゲームやクイズなど出演者全員で楽しんでいるようなパーティ感のある企画も多いですね。江頭2:50さんが布袋寅泰さんの楽曲に合わせて登場するシーンなども衝撃的でした。ちなみにこれらのテレビ番組に夢中になっていた時期は、「小学生時代」という結果に。感受性の強い時期に見ていた番組はとくに印象に残りやすいのかもしれません。人気番組はDVD化されているものもあるので、休みの日などにじっくりと過去の名作を見直してみるのも楽しそうですね。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】あなたが選ぶ史上最強の「ギャグ漫画」と言えば?【ランキング:女性編】最もイライラするテレビ番組の演出ランキング【ランキング:女性編】3Dで見たいテレビアニメランキング
2010年08月13日目の前のボタンを押せば1億円。だが、代わりにどこかで誰かが確実に死ぬ。あなたはボタンを押しますか?究極の選択とその決断がもたらす“運命”を描いたサスペンス『運命のボタン』。このほど、本作の4パターンにわたるTVスポットが解禁され、石田純一、いとうあさこ、格闘家の武蔵、オアシズ(光浦靖子&大久保佳代子)がそれぞれの“決断”を披露している。キャメロン・ディアスにとって初の本格サスペンス出演作としても話題の本作。キャメロンに代わって(?)、TVスポットでは4者がそれぞれボタンを前に自らの運命を選ぶのだが…。石田さんは「結婚資金…」とリアルなつぶやきを漏らしつつ、ボタンを押そうとするも「ダメ!」と直前で回避。一方、いとうさんは、おなじみのレオタード姿で「浅倉南、タッチ!」と満面の笑顔であっさりボタンをポチッ。さらに、「押忍(=押ス)!」という掛け声と共に瓦割りのようにボタンに拳を叩き込む武蔵さん、ボタンを押そうと手を伸ばす大久保さんとそれを止めようとする光浦さんがドタバタともみ合うオアシズの2人など4者の反応は様々。“運命の決断”を前にしてのそれぞれの“一芸”をお楽しみに!なお、本作の公式Twitterでは現在、映画の結末を予想するキャンペーンを実施中。たとえ、映画の正式な結末と異なっていても、面白い結末を予想しTwitter上でつぶやいた方、1名に実物の“運命のボタン”がプレゼントされる。あなたが考えるキャメロンの運命をつぶやいてみては?『運命のボタン』は5月8日(土)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。こちらのTVスポット映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「運命のボタン」が当たる!結末予想キャンペーン『運命のボタン』公式Twitter■関連作品:運命のボタン 2010年5月8日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2009 MRC II DISTRIBUTION COMPANY, LP. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:賛否殺到!1億円のために「運命のボタン」を押せる?投票の途中経過を発表1億円か死かC・ディアス主演『運命のボタン』のスリルを原作&キャンペーンで体感あなたらな押しますか?ゲストトークショー付き『運命のボタン』試写会に80組160名様ご招待破局から3年のキャメロン・ディアス&ジャスティン・ティンバーレイクが映画で共演C・ディアス主演『運命のボタン』前売特典は太っ腹1億円が当たる…かも?
2010年04月21日