女優の影山優佳が8日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】タレント 影山優佳 ビッグコミックスピリッツの表紙に登場!「秋もやっぱり。みんなで乾杯しよ!」と綴り、5枚の写真をアップした。ビールを飲んでいる姿も可愛いとはどういうことか。多岐にわたる業界で活躍している影山優佳。これからも頑張って欲しい。 この投稿をInstagramで見る 影山優佳 / Yuka Kageyama(@kageyamayuka_official)がシェアした投稿 これからもビールを飲んで切り替えて、安らかな夜を過ごして欲しい。
2024年10月09日女優の眞嶋優が6日、自身のインスタグラムを更新。【画像】ノースリーブでパシャリ!女優・眞嶋優の夏は終わらない⁉︎「打って、投げて⚾️アドバイスお願いします!」と綴り、1本の動画をアップした。3歳からサッカーを始め、リフティングは1000回を超えるという眞嶋。野球のスイング、投球の方もかなりのレベルのようだ。 この投稿をInstagramで見る 眞嶋優/ Yu Mashima 마시마유(@yu_mashima)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「運動神経いいですね」といったコメントが寄せられている。
2024年10月07日お笑いコンビ・よゐこの濱口優が9月30日に都内で開かれた地元企業を支援するプロジェクト『「JAPAN SKETTT. PROJECT」新プロジェクト発表会』に出席した。イベントでは各地方ごとにプロジェクトのアンバサダーに就任した菊地亜美(北海道エリア)、濱口(近畿エリア)、恵俊彰(九州・沖縄エリア)、橋本マナミ(東北エリア)がトークセッションに参加した。イベントでは芸能活動の傍ら、子育てに奮闘するタレント陣が多く出演していたこともあり、トークは自然と家族の話題に。2018年に結婚したタレントの南明奈とおしどり夫婦として知られる濱口だが、この日も南に救われたそう。濱口は「きょうもタクシーが捕まらなくてどうしようと。そしたら『送ってくよ』って」と南の送迎のかいあって会場にたどり着いたことを明かした。22年には男児も生まれた中、「本当に支えていただいて…奥さんのおかげで人生がどんどん変わっていった」と改めて感謝の思いを笑顔で語った。同プロジェクトでは「咲かせよう、みんなで」をキャッチコピーに、人口減少、東京一極集中など課題解決に向け、「地方タレント、地方企業、ベンチャー企業」の3者が一体となり、自治体主体ではなく民間企業が主体となって地域活化を展開していく事業。タレントによる告知や応援動画メッセージ、各パートナー企業による優待サービスといった多様なサポートがセットになった支援策を用意し、企業のPRを図っていく。
2024年09月30日山田優が18日自身のインスタグラムを投稿した。【画像】「教えて」山田優公開の写真にちょっとした違和感⁉「まだまだ暑いからということで夏っぽいグリーンのキラキラネイル♡」と綴り、最新ショットを投稿。グリーンの爽やかさとキラキラの輝きで、夏の気分を存分に楽しんでいる投稿である。 この投稿をInstagramで見る 山田優(@yu_yamada_)がシェアした投稿 ファンからは「キラキラネイルにするとおチビ女子喜びますよね」や「優しい指先」とコメントが寄せられた。
2024年09月18日グラビアアイドルで女優の大原優乃が18日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「可愛すぎる」大原優乃の「メガネ」姿にやられるファン続出⁉「テレビ東京 ドラマチューズ!「ウイングマン」坂上役を演じさせていただきます。」と綴り、1枚の画像をアップした。同ドラマは10/22(火)深夜24:30スタートということで、要チェックだ。 この投稿をInstagramで見る 大原優乃(@yuno_ohara)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「めちゃ楽しみです」といったコメントが寄せられている。
2024年09月18日手島優が9月16日に自身のインスタグラムを更新した。【画像】美人女優・手島優が”ノースリーブ&ボトムス”ショット公開!可愛いと大絶賛「誕生日迎えて最初のおみくじ⛩️」と綴り、最新ショットを公開した。「そんなこんなで誕生日祝いで家族旅行へ」と締め括った。 この投稿をInstagramで見る 手島優 tejima yuu(@tejimayuu0827)がシェアした投稿 ファンからは多くのいいねが寄せられた。
2024年09月16日【関連】南明奈さん、長男が2歳に「我が家は自宅保育なので…」特にハマッているもの明かすプロポーズができないままチェックアウトの時間に濱口さんと南さんは2018年5月に結婚し、2022年7月には第一子となる男の子が誕生しています。今でも変わらず仲良しぶりが話題のふたり。番組ではお付き合いが始まったきっかけや、プロポーズ秘話が明かされました。和田アキ子さんの盛大な誕生会に芸人チームで参加していた濱口さんが、場の空気にスッと混ざれなかった南さんを「こっちおいでよ」と誘ったそうで、そんなふたりの雰囲気を見た出川哲朗さんが「なんかふたり、いい感じだね」「いい感じだから電話交換しなよ」とけしかけ、連絡先を交換したのがきっかけでした。出川さんにそう促されるまでは、互いを恋愛対象として意識していなかったそうで、出川さんの「いい感じ」という直感が結び付けた出会いだったようですね。プロポーズの場所は、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ。東京ディズニーリゾートには付き合ってから毎年訪れているそうで、年始は毎年ちょっと贅沢をしてホテルミラコスタに泊まるのが定番だったのだそう。ミラコスタに宿泊すると15分早くディズニーシーに入園することができますが、あえて入園せず、ディズニーシーのBGMやパレードの音楽を聴きながらテラスでゆったりと朝食を食べるのがお気に入りの過ごし方なのだといいます。そんなお気に入りの場所でプロポーズをすると決めていた濱口さん。しかし、婚約指輪をどう渡そうか考えているうちに夜が明けてしまい……朝食を食べているときに渡そうかと思案しつつも勇気が出ず、朝食も終えてしまい、いよいよチェックアウトの時間になってしまいました。後がない濱口さん、身支度を整え準備をしているときに、南さんの指輪置きに置いてあった普段付けている指輪を、婚約指輪にすり替えるという奇策に出ました。ところが、指輪に気付いた南さんは、見慣れない指輪に驚いて「あれ?これ誰か忘れ物ですよー!」と言い出したといい、濱口さんは慌てて「間違ってないよ、明奈のだよ。結婚してください」とプロポーズ。可愛いすぎるエピソードですね。このときのことを、南さんは「そろそろ結婚もいいねとは言ってたんですけど、泊まったのが1月だったんですね。私は(プロポーズが)クリスマスかなと思ってたんですけど何もなかったので、5月の誕生日かな? と思って。だから、思ってもなかったときだったからすごくビックリして」と振り返り、まさにサプライズだったと明かしました。MCの加藤浩次さんに「指輪の箱をパカッと開けるとか、もうちょっとわかりやすいのが良かったとか、そういうのはなかった?」と聞かれると、「優さんっぽい。私たちっぽいかな」と笑顔で回答。南さんは濱口さんそのままが魅力だと感じているようで、普段から濱口さんは忘れ物や失くし物が多く、出先から車を忘れて帰ってきたことがあるというエピソードも明かし、「そこも含め優さんなんで。それもおもしろい。『また忘れた?』『そんなもの忘れたの!? すげー!』みたいな」と、失敗も楽しんで捉えているよう。温かいリアクションに、濱口さんも救われているようです。ミラコスタでは結婚披露宴でもお世話になり、お子さんが生まれてからはお子さんも一緒に訪れて記念写真を撮るなど、家族の素敵な思い出が積み重なっているようです。
2024年08月28日『悪は存在しない』『ドライブ・マイ・カー』の映画監督・濱口竜介の著書「他なる映画と」(全2冊)が7月3日(水)より、全国の書店にて発売される。村上春樹原作『ドライブ・マイ・カー』で米国アカデミー賞国際長編映画賞に輝き、また、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの世界三大映画祭を制覇した、いま世界がもっとも注目する映画監督のひとり、濱口竜介。濱口竜介監督その濱口監督がこれまでに発表してきた映画論を2冊の書籍にまとめており、1巻目は「映画講座」篇、2巻目は「映画批評」篇となっている。1巻目の「他なる映画と 1」は、仙台・神戸・鎌倉・ソウルなどで開かれた映画講座を収録。全て初活字化となる。本書の半分を占める「他なる映画と」と題された全3回の連続講座では、映画史上の傑作・名作を取り上げながら、映画の画面はどのようにつくられ、そこで俳優たちはどのように演技し、監督はどのように演出してきたか、という映画の核心へと迫る。そのほか、濱口監督にとって重要なテーマである「映画における偶然」を考察する講演や、小津安二郎監督『東京物語』と侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督『悲情城市』をめぐって、その細部における演出を分析していくレクチャーなども収録している。2巻目の「他なる映画と 2」には、この15年のあいだに執筆してきた、作品レビューや映画をめぐる論考・エッセーをまとめた。取り上げられる映画監督は、リュミエール兄弟、ロベール・ブレッソン、小津安二郎、マノエル・ド・オリヴェイラ、エリック・ロメール、土本典昭、ジョン・カサヴェテス、クリント・イーストウッド、ジャン=リュック・ゴダール、ジョナサン・デミ、エドワード・ヤン、相米慎二、ペドロ・コスタ、レオス・カラックス、ギヨーム・ブラック、そして瀬田なつき、三宅唱、小森はるかと、映画史の始まりから、現代の最新鋭にまでわたる。なかでも、映画を志す者にとってのバイブル、ロベール・ブレッソンの著書「シネマトグラフ覚書」を読み解く論考は7万字に及ぶ力作で、本書のための書き下ろし。さらには、蓮實重彦やアンドレ・バザンといった映画批評家の仕事を論じた文章なども収録する。「映画を見ながら、映画をつくってきた」と自ら語る濱口竜介は、いったいどのように映画を見てきたのか。この2冊を通じて明らかにされるだろう。濱口竜介著「他なる映画と 1」「他なる映画と 2」は7月3日(水)より全国書店にて発売。出版社:インスクリプト四六判並製 432頁/384頁定価:各巻 本体2,500円+税(シネマカフェ編集部)■関連作品:悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年06月28日6月14日(金)~23日(日)の10日間、「爆音映画祭inユナイテッド・シネマ アクアシティお台場vol.14」の開催が決定。映画監督・濱口竜介と音楽家・石橋英子による映画『悪は存在しない』のきっかけとなった『GIFT』が爆音映画祭に初登場する。いまはなき吉祥寺バウスシアターを拠点に、ライヴ用の音響システムを使い大音響の中で映画を見・聴く試みとして2004年に生まれた「爆音上映」。その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見え、大音響でなければ聴こえてこないかすかな音を聴くという大胆かつ繊細な上映は、その画期的な面白さが広がり、2008年から「爆音映画祭」として始動。ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場での開催はこれで14回目となる。作品ラインアップとして発表されたのは、爆音映画祭での上映が初となる『ARGYLLE/アーガイル』や、同じくマシュー・ヴォーン監督の大人気作『キングスマン』。『ARGYLLE/アーガイル』©Universal PicturesSF界に衝撃を与えた『マトリックス』、『ブレードランナー ファイナル・カット』、思わず身体を揺らしてしまうデイミアン・チャゼル監督による音楽映画『ラ・ラ・ランド』、『セッション』など12プログラム。『ブレードランナー ファイナル・カット』Blade Runner: The Final Cut © 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.これまでの爆音映画祭で好評を博した『RRR』、『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪』2作品などもラインアップされている。さらに、今回の【爆音特別企画】では、濱口監督によるサイレント映像に石橋英子が即興演奏を重ねる『GIFT:A Live Score by Eiko Ishibashi X Film by Ryusuke Hamaguchi』の上演が決定。常に「一回きり」となる貴重な映像、音楽体験は必見・必聴となっている。『GIFT:A Live Score by Eiko Ishibashi X Film by Ryusuke Hamaguchi』©Shuhei Kojimaまた、石橋さんがセレクトした映画をシークレットで上映する「ゲストセレクション爆音上映Vol.3」も。上映後には石橋さん、樋口泰人によるトークイベントも行われる。<爆音特別企画>『GIFT:A Live Score by Eiko Ishibashi X Film by Ryusuke Hamaguchi』音楽・企画:石橋英子監督・脚本・企画:濱口竜介 出演:大美賀均 西川玲ほかゲストセレクション爆音上映Vol.3 石橋英子トークショー付き<作品ラインナップ>『ARGYLLE/アーガイル』[字幕版]爆音映画祭初登場『キングスマン』[字幕版]【R15+】『マトリックス』[字幕版]『ブレードランナー ファイナル・カット』[字幕版]『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』※<DAY 1>・<DAY 2>2バージョン上映あり※応援上映については予め作品公式HPをご確認のうえご参加下さい。『RRR』[字幕版]『ラ・ラ・ランド』[字幕版]『セッション』[字幕版]『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』「爆音映画祭inユナイテッド・シネマ アクアシティお台場vol.14」は6月14日(金)~23日(日)ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブレードランナーファイナル・カット 2007年11月17日より新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開BLADE RUNNER is a trademark of Blade Runner Partnership. Blade Runner: The Final Cut © 2007 The Blade Runner Partnership.TM & © 2007 Warner Bros. EntertainmentInc. All Rights Reserved.セッション 2015年4月17日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 2013 WHIPLASH, LLC. ALL RIGHTS RESERVEDキングスマン 2015年9月11日より全国にて公開© 2015 Twentieth Century Fox Film Corporationラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム 2019年6月14日より全国にて公開©UTA☆PRI-MOVIE PROJECT劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ 2022年9月2日より公開©UTA☆PRI-MOVIE ST PROJECTRRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.ARGYLLE/アーガイル 2024年3月1日より全国にて公開© Universal Pictures
2024年05月15日6月のWOWOW映画は、第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞『偶然と想像』ほか、濱口竜介監督を特集。そのほか、荒井晴彦監督の『花腐し』[R15+指定版]など、俊英監督の新作邦画、さらには劇場版『名探偵コナン』2作、花江夏樹吹き替え主演の中国アニメ、大友克洋の漫画に着想を得た北欧ホラーといった、多彩かつこだわりの詰まったラインアップとなっている。注目は、4月26日(金)より最新作『悪は存在しない』が公開される濱口竜介監督の特集。今回は『偶然と想像』を含む、6作品が集結。いまや世界的な監督として知られる濱口監督が、東京藝術大学の卒業作品として制作した『PASSION』など、貴重な過去作品もある。最新作『悪は存在しない』© 2023 NEOPA / Fictiveそのほかにも6月は俊英監督の邦画が登場。荒井晴彦監督特集では最新作『花腐し』[R15+指定版]をはじめ、『火口のふたり』[R15+指定版]など、荒井氏自身が監督を務めた作品全4本を網羅。梅雨の季節によく合う、しっとりとした大人の人間模様を堪能できる作品。アニメでは、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開を記念して、第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』と第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を全編ノーカットで2週連続放送。『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会中国発・獅子舞競技を題材にした3DCGニメーション『雄獅少年/ライオン少年』も見逃せない。日本語吹き替え版の主演は、人気声優・花江夏樹。本国中国では映画満足度ランキング第1位を獲得した大ヒット作。『雄獅少年/ライオン少年』(C)BEIJING SPLENDID CULTURE & ENTERTAINMENT CO.,LTD(C)TIGER PICTURE ENTERTAINMENT LTD. All rights reserved.そして世界各国の秀作を紹介する映画特集「ワールドシネマセレクション」では、今回ノルウェー発のサイキックホラー『イノセンツ』が必見。大友克洋の傑作漫画「童夢」にインスピレーションを受けて作られた本作は、ノルウェーの団地を舞台に、不穏さにあふれた北欧ホラー独特の世界観を描き出す。『イノセンツ』(C)2021 MER FILM,ZENTROPA SWEDEN,SNOWGLOBE,BUFO,LOGICAL PICTURES(C)Mer FilmWOWOW映画 6月の主なラインアップ※黄色マーカーは特集◆6月1日(土)&8日(土)2週連続・『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』 ※放送同時配信のみ・『名探偵コナン 黒鉄の魚影』 ※放送同時配信のみ◆6月1日(土)『雄獅少年/ライオン少年』◆6月4日(火)~6日(水)サスペンス特集:灼熱のフィリピン(3作品) ※放送同時配信のみ・「高級娼婦」・「セカンドチャンス 若返った熟女」・「グッドサマー 肉体解放区」◆6月10日(月)~14日(金)『ジェーンとシャルロット』放送記念!女優シャルロット・ゲンズブール(5作品)・『なまいきシャルロット』・『フェリックスとローラ』・『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』・『午前4時にパリの夜は明ける』・『ジェーンとシャルロット』◆6月16日(日)『花腐し[R15+指定版]』 ※放送同時配信のみ【関連特集】『花腐し』放送記念!荒井晴彦監督特集(4作品)6月16日(日)~19日(水)・『火口のふたり』[R15+指定版]・『この国の空』・『身も心も』◆6月23日(日)『偶然と想像』 ※放送同時配信のみ【関連特集】『偶然と想像』放送記念!濱口竜介監督特集(6作品)6月20日(木)~23日(日)・『PASSION』・『親密さ』・『天国はまだ遠い』・『永遠に君を愛す』・『ドライブ・マイ・カー』※『ドライブ・マイ・カー』以外は放送同時配信のみ『偶然と想像』(C)2021 NEOPA / Fictive◆6月25日(火)『イノセンツ』【関連特集】ワールドシネマセレクション(4作品)6月25日(火)~28日(金)・『6月0日 アイヒマンが処刑された日』・『ファースト・カウ』・『サタデー・フィクション』(シネマカフェ編集部)■関連作品:火口のふたり 2019年8月23日より新宿武蔵野館ほかにて公開©2019「火口のふたり」製作委員会偶然と想像 2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©︎ 2021 NEOPA / fictive名探偵コナン ハロウィンの花嫁 2022年4月15日より全国東宝系にて公開©2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会名探偵コナン 黒鉄の魚影 2023年4月14日より全国東宝系にて公開(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会花腐し 2023年11月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「花腐し」製作委員会
2024年04月27日映画監督の役割とは何か――?そんな極めて抽象的な質問に、濱口竜介監督は「ある種、自分の生理的な判断によって“OK”と“NG”を振り分けること」と答えてくれた。ヴェネチア、カンヌ、ベルリンの世界三大国際映画祭とアカデミー賞の全てで受賞歴を持ち、いまや新作が発表されるたびに常に世界的な注目を集める存在となった濱口監督だが、彼はどのようにして“映画監督”になったのか? そして、彼はどのように新作を企画し映画として形にするのか?まもなく公開となる『悪は存在しない』は、『ドライブ・マイ・カー』でもタッグを組んだ音楽家の石橋英子のライブパフォーマンスの映像作品として企画がスタートし、制作の過程で当初の作品とは別に1本の長編映画として誕生したという、まさに異色の作品だ。世界を魅了し、驚かせ続ける“濱口映画”の作り方について、じっくりと話を聞いた。映画監督への道「漠然としていました」――濱口監督は、大学で映画サークルに入る以前は、映画をむさぼり観るようなタイプではなかったとうかがいました。それ以前は、どういったカルチャーに触れられていたのでしょうか? また、映画に深くハマるようになったきっかけは何だったんでしょうか?テレビドラマにゲーム、漫画、J-POP…当時の日本のどこにでもあったサブカルはごく普通に触れて楽しんでいましたが、夢中になっていたとは言えないですね。引っ越しばっかりしていたもので、その土地に根ざした遊びはしてなくて、それしかなかったというのが実際だと思います。ただ、映画館に行くのは昔から好きでした。小学生の頃『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観て、中学生で『ターミネーター2』を観て面白いと思って、高校生くらいになるとミニシアター系やアート系の映画も観るようになって、自分のことを「映画好きなんじゃないか」と思って、大学で映画サークルに入るんです。そこで、自分なんて実は全然観てなかったんだって気づいた感じです。映画自体は好きだったけど、全然足りていなかった…と。――「自分で映画作りたい」という思いで映画サークルに入られたんですか?そうですね。僕は一年浪人して大学に入ったので、浪人期間中は、なかなか映画館にも行けず、すごくつらさもありました。なので、大学に入ったらやりたいことをやろうって思いが強まって、そのひとつが映画でした。とはいえ、いま思うと、映画をどう作るのかということについて、何も知らなかったですね。――その後、大学生活を送りつつ、仕事として“映画業界”を志すようになったのは?大学3年くらいになると就職活動が始まるんですけど、何を大学でやってきたかと振り返るわけです。大学で大して勉強したわけでもないんですけど、何かしら、大学でやってきたことを就職で活かしたいなと思うんです。学科も映画で卒論を書けるところを選んだし(※大学では文学部 美学芸術学専修課程を専攻)、考えたら映画のことしかやってこなかったので、就活でも映像関係の会社ばかりを受けていました。でも、時代が就職氷河期だったからなのか? 私のコミュニケーション能力に問題があったのか…(苦笑)? 映像関係の会社も軒並み落ちまして…。「どうしようか?」と思っていた時、助監督の仕事を紹介していただけたんですね。――その後、しばらくして、東京藝術大学大学院の修士課程に入り直されていますが、そこに至る経緯は?商業映画の現場で助監督の仕事を始めたんですけど、何も知らないまま入ったわけです。助監督としてどう動くかなど全くわかってない状態で、しかも、そんなにコミュニケーション能力も高くなくて、ちゃんと人から教えてもらえないまま、目の前で現場が動き始めているという状況で…。商業映画1本と2時間ドラマの助監督をやったんですけど、端的に言って仕事ができなかったんですね(苦笑)。その時の監督の知り合いの映像制作会社を紹介していただいて「修行してきなさい」となって、そこでそれなりに楽しいと思いながら働きつつ、その会社が作っているのはBSテレビの経済番組などでしたので「楽しい」がちょっと違うわけですね。「自分は映画がやりたかったはずなんだけどな…」と。そうしたら、芸大の映像研究科が映画監督になるコースを開講することになって、2005年に第一期生を募集していて、しかも教授は北野武監督と黒沢清監督だと。そりゃすごい! 自分のこれまでの趣味と照らし合わせても「ここしかないかもしれない」と思って受けました。一年目は落ちて、二度目で翌年の2006年に受かりました。流れ流れてという感じでしたね。濱口竜介監督――当時から「将来、映画監督になる」といことは意識されていたんでしょうか?本当に五里霧中というか「なんも見えねぇ…」って感じでしたね。あの当時、いや、いまも若い人にとってそうかもしれませんが「監督にどうやったらなれるのか?」というのが全然わかんなくて、聞いたところでは「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」で入賞するとプロデューサーにピックアップされるらしいとか、助監督を続けて階段を昇っていくと、30代後半から40代手前くらいで監督の口があるんじゃないか?とか…漠然としていました。ただ自分に助監督の能力がないことは明瞭にわかったので、その線は消えたわけです。PFFに出したりもしたんですが、全部落ちたり。とは言え、そんなに悪いものは撮っていないはずだという思いもあったので、自主映画で撮っていこうと。「職業にする」というよりは、まずは自主映画・学生映画という形で作品をつくらないと、次の段階に進めなさそうだなって感覚でした。それで藝大大学院も受験するわけなんですけど、「職業として映画監督になれるか」というのはどこまでもわかんなかったですね。――その後、自主映画で短編、長編を含めて様々な作品を手掛け、『寝ても覚めても』では商業監督映画デビューを果たしましたが、自分が「映画監督である」と実感がわいたのはいつ頃ですか?これもすごく難しくてですね…、ある意味、意識の中では自分はずっと「監督」ではあるんですよね。その意識は学生時代からあるんですけど、ただそれが「職業」になったのは、本当に最近ですね。それで食べていけるようになったのが本当にごく最近なので。“商業映画”の意識「せめぎあいの中で作品ができていく」――『寝ても覚めても』以前に『ハッピーアワー』が国際的にも非常に高い評価を受けました。ただ、あの時点で無名の若手監督が5時間を超える映画を作り、劇場公開されるというのはすごいことだと思います。企画を通すということや、プロデューサー的な視点でどうやったら多くの人に劇場で映画を観てもらえるか?といった部分は、意識されていたんでしょうか?その意識が全くなかったわけではないですが『ハッピーアワー』に関して言えば、コントロールが全く効いてなかったというのが実際のところですね(苦笑)。クレジットとしても自分はプロデューサーではないですし。『ハッピーアワー』やその後の『偶然と想像』、今回の『悪は存在しない』でもプロデューサーに入ってもらっている高田聡さんという方がいて、(高田プロデューサーが所属する)「NEOPA」という会社は、実はIT企業なんですけど、高田さんは映画サークル及び学科の先輩なんです。その会社の取締役である高田さんの裁量の範囲で、NEOPAから出資していただけることになりました。『ハッピーアワー』最終的に「すいません、5時間になっちゃいました」という感じだったんですが、それでもOKをいただけて、これはプロデューサーである高田さんの度量の広さというのがまずありますね。『ハッピーアワー』は製作に2年くらいをかけていて、僕にとってもスタッフにとっても人生の一部のような存在になるわけですよね。“お祭り”というよりは、生活の一部みたいな感じですね。有名な人も出ていないですし、『ハッピーアワー』の時は、お客さんというよりは、一緒に仕事をした人たちのために最良の形で完成させるというモチベーションが強くて、その結果、あの長さになって、それを受け入れていただいたという感じです。その意味で、プロデューサー的な才覚は自分にはあまりないと思いますね。――『ドライブ・マイ・カー』のような作品の製作プロセスでも、商業的な部分を意識することはないのでしょうか?特に、いわゆる商業映画の枠組みでやるときはプロデューサーという立場の人たちがいて、C&Iエンタテインメントにいた山本晃久さん、その上司の久保田修さん、ビターズ・エンドの定井勇二さんが主にクリエイティヴ面でも関わってくださっているんですけど、その方たちの意見はきちんと聞いて参考にしています。まず、多大な経済的リスクを負っているのはその方たちなので、その人たちの「これでよいか悪いか?」というジャッジは受け入れるんですけど、そこで「自分が面白いと思うことかどうか」という部分はきちんと出すようにしています。ただ、山本さん、久保田さん、定井さんは『寝ても覚めても』の頃から、それぞれの立場から、かなり自分のやりたいことを尊重してくださったので、自分も含めたそれぞれの立場の意見の、そのバランスの中でできていくというか。自分もプロデューサーのジャッジへの信頼があるので、そのせめぎあいの中で作品ができていくという感じですね。『ドライブ・マイ・カー』――本作『悪は存在しない』は、石橋さんからライブパフォーマンス用の映像の依頼を受けて企画がスタートし、そこからさらに枝分かれして長編映画になったという異色の作品ですが、この作品に関しても、クリエイターとしての「これは映画になる」という手応えと、プロデューサー的な目線で「これは(商業)映画になる」という感覚が重なるような瞬間は?それはどこまでもなかったですね。今回、また高田さんにプロデューサーをお願いしていますが、製作中の高田さんの名言で「まあ、できてから考えようか」というのがありまして(笑)。完成してどんな作品なのかわかって、それから考えればいいんじゃないかと。まあ経済的なリスクが自分たちの耐えられる範囲内であるならば、明らかにそれが最良の選択肢なので、じゃあそうしようかとなった感じです。実際、それがこうやって劇場公開までされることになって、本当に運がよかったなって思いますし、高田さんのそのスタンスには心から感謝していますね。――濱口監督にとって、映画づくりのプロセスにおける「映画監督」の役割・仕事はどういうものだと思いますか?ある種のビジョンを提示したり、作品の全体の方向性を示すことが求められる部分もありますが、基本的には撮影の1テイク、1テイクであったり、編集の一工程、一工程に対し「OK」か「NG」かを判断する仕事ですね。単純に「OK」か「NG」かを示すだけでは暴力的なので、必要なら言語化も説明もしますけど、究極的には、個人の生理的な判断で「OK」と「NG」を振り分けていくのが仕事のような気がしますその基準をきちんと守り通せたら、映画になるだろう、という思いでやっています。――繰り返しの質問になりますが、企画を「成り立たせる」という部分や「いかにこの企画を通すか?」という部分に関して、意識されたことはないんでしょうか?これは本当に、僕がプロデューサーに恵まれているんだと思いますが、そういう経験がないんですよね。プロデューサーが「こういうことなら商業映画として劇場に掛けられる」と判断して、商業映画の枠に入れてくれたり、高田さんのように、僕のジャッジを信頼してくださって、とりあえず完成させて、その後のことは、できたものを見て考えればいいと考えてくださる――。もちろん「お金にならなくてもいい」と思っているわけではないでしょうが、そこは自分に対する信頼感をもって「この枠組みの中でやるなら、何をしてもいいですよ」とやらせてくださる方がいるので、「この企画をどうしなきゃいけない」ということは考えず、どちらかというと、その時に自分の中にある課題意識――「現場のここをもうちょっと改善したい」「演出のここをもうちょっとうまくなりたいな」みたいなことに取り組める企画を立てることが多いですね。インプット、キャラクター、ラスト…濱口映画ができるまで――ここから、具体的な作品づくりのプロセスについてもお聞きしていきます。今回の物語はオリジナル脚本ですが、石橋さんの知り合いから実際に起きた問題について話を聞き、それらをベースに物語を構築していったそうですね。物語の組み立てやキャラクターの膨らませ方はどのように行なっていくのでしょうか?脚本に関しては本当に難しくて、いまだに「これが正解」というものがないんですよね。「こうしたら面白い本が書ける」という方式は良くも悪くも確立していなくて、その都度、企画に合わせて七転八倒的な感じで、のたうち回るようにしてできていきます。今回は、まずリサーチをしてみようということで、でも、どこから手を付けていいかわからず、とりあえず、石橋さんの音楽ができる場所の近くでリサーチをすれば、石橋さんの音楽に合うものが何かできるんじゃないか? というくらいのところから、藁をもつかむような思いでリサーチを進めていったら、だんだんと「こういうものが撮れるな」とか「こういうことがあるのか」というのが積み重なっていき、ある時、スーッと筋が通ったということしか言えないんですよね。ある瞬間に突然、組み上がっていくというのは、今回もそうだし『ドライブ・マイ・カー』もそうでした。原作を何度も繰り返し読む中で、ある時、組み上がったという感覚でした。そのために必要なのはインプットをするということですね。インプットが十分にされていれば自然とアウトプットされるんだろうと思います。『悪は存在しない』――今回でいうとインプットにあたるのは…?今回の場合はリサーチそのものがインプットでしたね。使われなかった要素もいっぱいあるんですけど、土地を回って教えていただいた「あの木が〇〇で…」「水はこっから湧いていて…」といった話やその土地の歴史や何かの話のひとつひとつがそうですね。『ドライブ・マイ・カー』では原作そのものもそうだし、「ワーニャ伯父さん」の存在もインプットになったと思います。『偶然と想像」では、喫茶店で隣のテーブルで話されていた会話がインプットになったことがありました。あとは普段の日常の暮らしの細かい感情がインプットになる――「いま、自分の中でザワっとしたこの感覚を覚えておこう」ということもありますね。――キャラクターの膨らませ方に関して、例えば今回の物語で巧(大美賀均)や娘の花(西川玲)を中心に進むかと思いきや、中盤以降で思いもよらない人物が重要な存在になっていきますが、これはどのように…?これは面白くしようと思ったらそうなったって感じですね。単純な映画の好みの話なんですけど、僕自身が不意打ちを食らうのが好きなんですね。「まさかそんなことになるなんて!」というのがすごく好きで、そのパターンのひとつとして「お前、そんな重要なキャラだったのか?」というのがありまして(笑)、急にガツンと来るみたいなのが、映画を見る側の体験としても好きで、自分が作るときもそういうことを起こそうとするんですよね。先ほどのインプットで言うと、映画を観ている時の自分の身体に起こる状態の変化も、ひとつの大きなインプットとしてありますね。『悪は存在しない』――ラストシーンの意図や重要性についてもお聞きします。『ドライブ・マイ・カー』では、ラストで描かれているあの状況はどういうことなのか? という“論争”が起きましたが、そうやってラストシーンの描き方で観る者の心をざわつかせようというのはかなり意図的にされているんでしょうか?それはメチャメチャあると思いますね。映画を観た人は、ラストシーンの印象を引きずって映画館を出るということになるので、ラストシーンというのはかなり大事だと思っています。これも個人的な映画の趣味なんですけど「え? これはどう感じたらいいんですか…?」という気持ちで映画館を出るのが好き、というかかけがえのないことだと思うんですよね。数日途方に暮れますが、気がついてみれば、それが最も残る体験になっている。長く映画ファンでいますが、それが結局最高なのでは、と思っているので、観客にもそういうものを提供したいです。とはいえ、あまりにもわからないと「え? これはどう感じたらいいの?」と感じる“土台”そのものがなくなってしまうので、ある程度の土台を構築した上で、どこかでズレというか、ある種の不条理が入ってくることで「いや、こういうふうに思ってたのに、何なんですか、これは?」というものができるのが大事だなと思います。ただそれもあまりやり過ぎると、観客との関係性が切れてしまうので、その塩梅は常に難しいですけど、観客の体験のためにやるのが大事なことだと思いながらやっています。――今回のラストの衝撃に関しては『ドライブ・マイ・カー』以上だと思いますが、監督の中で様々な構築があった上で、あのラストを選ばれたということですか?ああいうのを明確に言語化してやっているかというと、必ずしもそうではないと思います。ただ結局「こうあるべきだ」という基準が言語化されずとも自分の中にあるわけです。ずっと物語を書いてきて「これがこの物語のラストになるんだ」という納得感――自分の中で腑に落ちた感じで書けることがすごく大事で、そういう身体レベルの納得感があると、やはりそれを演じる人にも伝えることができる気がします。そうすると、今度は演じる人も「これはこういうものなのだ」と確信をもって演技をしてくれて、その確信に満ちた演技を見ると「やはりこういうことなのかな」と観客もまた納得ができるのでは……と思っています。(そのラストが)起きたこととして、そこから「じゃあ、なんでそういうことになったのか考えよう」という、書いているときの感覚は、観客の視点とすごく近いと思いますね。――最後に映画業界で働くことを志している人に向けて、メッセージをお願いします。大事なことは二つで、まず「イヤなことは無理にやらない」ということですね。いまの若い人の感覚で「なんかこの映画の現場、おかしいんじゃないか?」、「こういう働かせられ方は変じゃないか?」と感じたら、その感覚は正しいです。そんなところにいる必要はありません。その感覚を大事にして成長してほしいし「何かがおかしい」と思うことに無理に自分を合わせないことはとても大事だと思います。とはいえ、イヤなことから遠ざかるだけでは成長できないのは確かなので、何かしら勉強を続けることが大事だと思います。現場から離れた時期も自分がやっていたことは、「映画を観る」ってことですね。現場の経験があると、「これはこう撮っているのかな」とか「こう撮れるのはすごいことだ」という感覚もより繊細なものになっていきます。映画館に行くのがベストですが、最近では配信サービスも充実して、低コストでたくさんの作品を観ることができる。これはやっぱりすごいことです。現場に行くと、やっぱり映画を観るって大事なことだなというのはスタッフやキャストとのコミュニケーションでもすごく感じます。「勉強する」というと堅苦しいですが、でも勉強して自分の感覚が変わっていくのを感じるって楽しいことなんですよ。そういう楽しみを自分から手離さなければ、イヤなことを拒みながらでも意外と生きていけると思います。保証はできませんが(笑)、自分の人生を振り返るとそういうことなんじゃないかと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年04月26日映画『悪は存在しない』の公開を記念して、シモキタ‐エキマエ‐シネマ「K2」では4月19日(金)より濱口竜介監督特集を実施する。2022年にオープンした、シモキタエキウエ直結のミニシアター、シモキタ‐エキマエ‐シネマ「K2」。今回の特集上映では、来るべき長編映画『FLOODS』のパイロット版でもある『不気味なものの肌に触れる』、奇妙な共同生活を送る、AVのモザイク付けを生業とする雄三と女子高生の三月を描く、クラウドファンディングのリターンとして企画された短編『天国はまだ遠い』。『PASSION(英語字幕あり)』、『何食わぬ顔(long ver.)』、『なみのおと(英語字幕)』、『なみのこえ 気仙沼(英語字幕)』、『なみのこえ 新地町(英語字幕)』、『うたうひと(英語字幕)』がラインアップ。1日1作品、1週間の特集上映となっている。なお、『悪は存在しない』公開初日には、『ハッピーアワー』のオールナイト上映も実施される。『悪は存在しない』は4月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シモキタ‐エキマエ‐シネマ「K2」ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ハッピーアワー 2015年12月12日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© 2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト何食わぬ顔PASSION悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年04月14日芸能界きっての『おしどり夫婦』として知られる、タレントの南明奈さんと、お笑いコンビ『よゐこ』の濱口優さん。2022年7月には、第1子の男児が誕生し、子育てに励んでいます。2人の並んだ笑顔が…2024年2月27日、南さんがInstagramで公開した、濱口さんとのツーショット写真が話題を集めました。写真がこちら!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 南明奈(@akinaminami)がシェアした投稿 最近『似てるね』と言われる事がさらに増えた気がするakinaminamiーより引用南さん自身も「似ている」と自覚する、2人の笑顔。目元や口角の上がり方などが、ツーショットで見比べると、確かに似ていますよね。ネット上でも「そっくり」「兄妹ぐらい似てます」「夫婦って似てくるんですね」など、南さんのコメントに、共感する声が多く上がっています。夫の濱口さんも、南さんとの写真を、同年1月17日に、Instagramで公開しました。 この投稿をInstagramで見る 濱口優(@hamaguchi_masaru)がシェアした投稿 濱口さんのコメントによると、写真は、2023年12月に宝島社から発売されたブランドブック『DOD USAGI YEAR ANNIVERSARY BOOK』の撮影中に撮ったものだそうです。リラックスした笑顔で写る2人からは、言葉にせずとも仲のよさが伝わってきます。これからも、息子さんと3人で、幸せな夫婦生活を過ごしていってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2024年02月29日2024寺西優真「ひまわり」実行委員会では、シンガーソングライター寺西優真の新曲が3月にリリース(予定)されるにあたり、ミュージックビデオを制作。その「出演権」を巡ってオーディションを開催いたします。ヒロイン役に元まねきケチャ・宮内凛、ヒロインの友人役に元AKB48・Team8・福留光帆の参加が決まりました。※地上波テレビ番組のエンディングテーマ曲にもなり(後日情報解禁)、ミュージックビデオも放送されます。寺西優真 新曲「ヒマワリ」 ミュージックビデオ出演オーディション寺西優真が作詞・作曲・編曲した待望のラブソング!故郷から夢を追いかけて「東京」にやってきた青年。その成功を願って待つ大切な人たち。時は巡り失われてしまった人や街。震災で感じた自然の怖さとはかなさを描いたバラード。【募集概要】応募者の特性に合わせて役柄を設定していきます。ヒロインの同級生役などグランプリコレクション内:寺西優真 新曲「ヒマワリ」 ミュージックビデオ出演オーディション! 応募条件:18歳から25歳までの女性(プロアマ問わず)制服が似合う方撮影日に千葉まで来れる方撮影日 :2024年2月15日(木) 午後場所 :千葉の撮影スタジオ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日濱口竜介監督最新作『悪は存在しない』よりポスタービジュアルが解禁された。第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞したことで、カンヌ映画祭、ベルリン映画祭のいわゆる3大映画祭のグランドスラムを果たし、アカデミー賞を入れると黒澤明以来の快挙を成し遂げた濱口竜介監督。3年弱の短期間での活躍に世界で最も注目される監督の一人となった監督の『ドライブ・マイ・カー』以降の長編映画最新作品である本作は現在、世界中の映画祭、映画館で上映され、世界の映画業界を席巻し続けている。この度解禁されたのは、親娘の穏やかな生活を描いたイラストを採用したポスタービジュアル。 監督の前作『偶然と想像』のビジュアルと同じく、イタリア版ビジュアルのイラストが使用され、ごく緩やかに発展してきた長野県・水挽町(みずびきちょう)で自然に囲まれ慎ましく暮らす巧とその娘・花のふたりの穏やかな生活が描かれている。『悪は存在しない』は4月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シモキターエキマエーシネマK2ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年01月25日スペインの名匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの最新作『瞳をとじて』から、叙情的な余韻を残す予告編が解禁。監督を敬愛する濱口竜介、岩井俊二、細田守ら映画監督や著名人のコメントも到着した。1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で公開されると記録的な動員を打ち立て、いまもなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作としてカンヌプレミア部門にて発表した本作。長らくの不在を経て語られるのは、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。この度、その予告が完成。映画監督を引退した主人公ミゲルは、22年前、映画の撮影中に突然姿を消した俳優で親友のフリオの失踪事件の真相を辿り、旅に出る。ミゲルの人生を大きく変えてしまった出来事の記憶を遡る中で、彼が見つけ出した答えとは――。【人生】と【記憶】をヒントに、エリセが長年見つめ続けてきた変わりゆく時代と人々の営み、そして【映画】への想いが詩情豊かに綴られたヒューマンミステリー。映像では、『ミツバチのささやき』から50年の時を経て再び“アナ”の名を持つ、フリオのひとり娘を演じたアナ・トレントの姿もとらえている。また、予告編にはひと足先に本作を鑑賞した著名人のコメントも到着。日本のミニシアターブームを牽引したビクトル・エリセの作品には多くの映画人が影響を受けたとを公言していることでも知られているが、予告でも細田守、岩井俊二、濱口竜介と日本を代表する映画・アニメーション映画監督たちがコメントを寄せる。さらに、映画監督の三宅唱、岨手由貴子、スタジオジブリの鈴木敏夫、作家の池澤夏樹、ゲームクリエイターの小島秀夫、さらには『ミツバチのささやき』を日本で初上映し、1館のみの上映で約5万人の観客を動員した“シネ・ヴィヴァン・六本木”の元支配人・塚田誠一氏など、映画を心から愛する人々からエリセの帰還に歓喜し、最新作を絶賛している。『瞳をとじて』は2024年2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2023年12月08日2023年11月下旬、お笑いコンビ『よゐこ』の濱口優さんがInstagramを更新しました。濱口さんの妻は、『アッキーナ』の愛称で知られる、タレントの南明奈さん。2022年7月に第1子の男児を出産し、濱口さん夫婦は子育てに励んでいます。今回、濱口さんと南さんは、1歳の我が子にある初体験をさせたのだとか。それは…記念すべき『東京ディズニーリゾートデビュー』でした!濱口優&南明奈、1歳息子の『東京ディズニーリゾートデビュー』千葉県浦安市にある、日本を代表する巨大テーマパークの『東京ディズニーリゾート』。『東京ディズニーランド』と『東京ディズニーシー』があり、ディズニー作品の世界を再現したアトラクションや建造物は、来場者を夢の世界にいざなってくれます。きっと、幼い我が子を少しずつ人混みや長時間の移動に慣らす目的も兼ねて、楽しい気持ちになれる『東京ディズニーシーデビュー』をさせることにしたのでしょう。Instagramに投稿された写真には、我が子を大切に抱く、濱口さんの姿が写っています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 濱口優(@hamaguchi_masaru)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 濱口優(@hamaguchi_masaru)がシェアした投稿 大好きな両親に抱きかかえられ、『東京ディズニーシー』内を満喫した、息子さん。顔は写っていませんが、後ろ姿からは『夢の国』を楽しんでいることが伝わってきますね。南さんのInstagramによると、パーク内での移動はベビーカーを活用したのだとか。列に並ぶ時は、ほかの人に配慮するためか、抱っこをするようにしていたそうです。息子さんは、『トイ・ストーリー・マニア!』の入り口を見て、一番喜んでいた模様。その喜びは、写真からもよく分かるでしょう!濱口さん一家のほほ笑ましい外出風景に、多くの人が笑顔になりました。・濱口さんが『パパ』をやっている…!朝から心が温まりました。・写真から幸せと家族愛があふれ出ていて、つられて笑顔になっちゃった。・息子さん、大きくなりましたね!楽しんでいるのが伝わって来るよー!幼い頃の思い出は、印象的な出来事ほど、歳を重ねても記憶に残るもの。きっと息子さんの記憶の中で、この日の『デビュー』は輝き続けることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月30日『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭3冠、第94回米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督による最新作『悪は存在しない』の凱旋JAPANプレミアがメインロケ地・広島で行われ、2024年4月26日(金)より日本公開されることが発表された。今年、第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞したことで、カンヌ映画祭、ベルリン映画祭の3大映画祭のグランドスラムを果たし、アカデミー賞を含めると黒澤明監督以来の快挙を成し遂げた濱口竜介。本作は、3年弱の短期間での活躍に世界で最も注目される監督の1人となった濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』以降の長編映画最新作品であり、現在、世界中の映画祭、映画館で上映されている話題作。ジャパンプレミアは広島国際映画祭2023にて開催された。国内で初の上映となり、満席となった会場には上映後の盛大な拍手の中、レッドカーペットを歩きながら、濱口監督、企画・音楽の石橋英子、出演の大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁らが舞台挨拶トークショーに登壇しティーチインを含んだ1時間のトークを行った。国内初のジャパンプレミアを終えた感想を聞かれると、濱口監督は「広島では自分の初期の作品から上映していただき、また『ドライブ・マイ・カー』のメインロケ地として石橋さんと出会い、素晴らしい仕事ができて、その続きとして『悪は存在しない』のジャパン・プレミアでまた広島に来られて本当に心から嬉しく思います」と応じる。企画・音楽担当の石橋さんは「『ドライブ・マイ・カー』の時は広島に来ることができなかったのでようやく来ることができたという気持ちでして、こうして広島の地で皆さんと作品を共有できて嬉しいです」と喜びを伝えた。キャストの大美賀さんは「いろんな映画祭を巡って映画を紹介していただく経験は初めてで、このような作品に関われて嬉しいです」と語り、大美賀と親子役を演じた西川さんは「こうやってマイクを持って大勢の前でお話することも初めてで、お弁当を食べたりしてすごく楽しいです」と元気いっぱいに回答。続いて小坂さんは「自分も広島で『ドライブ・マイ・カー』でスタッフとして参加していたので大変嬉しいです」と、渋谷さんは「初めて広島に来たのですがこんなに広い会場で大きな拍手で迎えていただいて、あたたかい雰囲気ですごく嬉しいです」と、それぞれに語った。『悪は存在しない』が生まれるきっかけを作った石橋さんは「海外のプロモーターの方から、映像と一緒にライブをやらないか?と言われた時、あまりピンとは来なかったんですが、映像と音楽がそれ自体面白くて独立したものが作れれば、ライブでも毎回演奏の計画とかを色々変えていくことができて飽きずに演奏していけるんじゃないかと思って、人柄もチャーミングで作品も大好きな濱口さんにお願いしました」とコメント。濱口監督は「お話をいただいて、初めは『どうしよう!』と思いました」と言いながらも、「ライブでの映像は結構抽象的な映像のイメージがあったので。その後石橋さんから『濱口さんのいつものやり方で』とおっしゃっていただき、そこから普通に脚本を書いて劇映画を作る、そうすれば自由に使える映像素材が得られると思い、『GIFT』というライブパフォーマンス用映像が完成しました」と話す。そして「ただ自分自身が役者さんのセリフの声を聞いてしまうと感動するところもあったので石橋さんに確認を取ってもう1本、『悪は存在しない』を作ることになりました」とふり返えると、「すごく嬉しかったですね。それこそ<GIFT>でした」と石橋さんも応じた。さらに、濱口監督は、「そしてもう一つ入り組んでいることを説明しますと、主演の大美賀さんは、元々スタッフとしてシナハン(脚本を執筆する際のロケハン)時の運転手をやってもらってたところ、そのうち『あら!いいじゃない!』という気持ちになりまして(オファーしました)」と言い、場内の笑いを誘った。大美賀さんは「こんなふうに映画祭を回るなんて全く想定していなかったんですが、濱口監督の元でそういう経験をするのはすごく大事だなと思って受けました」と答え、その返答を受けて濱口監督は「大美賀さんは来月に監督作が控えてますんで」とフォローした(大美賀均監督作品『義父養父』は12月15日より下北沢のK2にて公開)。撮影や映画本編で印象に残っていることに話が及ぶと、小坂さんは、映画の中の説明会のシーンをあげ、そのシーンを演じて以来、「テレビなどの記者会見で叩かれてる人を見ると、気になるようになった」と答え、同じく渋谷さんも説明会のシーンでの他の役者の切迫した演技や声のトーンなどを感心しながら、「幸せな時間を過ごせた」と明かした。また、濱口監督は小坂さんについて、『ドライブ・マイ・カー』の車両部スタッフをやっていた時からチェーホフが好きなドライバーと認識しており、印象に残っていたという。そんな小坂さんは、『悪は存在しない』に出演が決まり当初はサイレント映画だと知らされていたが、届いた台本で自身のパートで6ページもあったことに驚いたことも打ち明けた。最後に、企画者の石橋さんは「自分が企画させていただいた作品なんですが、私自身が他人ごとのように大好きな作品なので、こうやってあたたかい時間を過ごさせていただいてありがとうございました」と言い、濱口監督は「正直、完成した自分の作品を何度も見ることはあまりないんですが、この『悪は存在しない』は珍しく何度も見てます」と明かし、「本当に飽きがこない作品なので、皆様にもぜひ何度もご覧いただいていただけたら大変嬉しいです」と締めくくった。『悪は存在しない』は4月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シモキターエキマエーシネマK2ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2023年11月27日濱口竜介監督作『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀作品賞を受賞した。審査員全員一致の決定だったという。「繊細で、シネマティック、そして完全に悟った演技によって強調された、濱口監督の確信に満ちたドラマ」「家族とコミュニティ両者の抒情的な肖像画であり、土地開発の倫理についてのニュアンスを含む考察でもある」と評された。濱口監督は同映画祭のXアカウントに動画で喜びのコメントを発表。「『悪は存在しない』がロンドン映画祭で最優秀賞受賞という本当にうれしいニュースを聞いて、驚きました。ありがとうございます」と感謝を述べた。キャストやスタッフの仕事ぶりをカメラ越しで見ていて、濱口監督自身も「素晴らしい」と思っていたため、それが評価されたことに「勇気づけられる」と語った。また、前作『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当し、今作では音楽と共に企画・発案も担当した石橋英子氏の名前を挙げ、「彼女の音楽の存在が、この映画を完成まで導いてくれた」と説明した。『悪は存在しない』は今年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞も受賞した。日本公開は2024年GWを予定している。(賀来比呂美)
2023年10月16日最新作『悪は存在しない』(英題:Evil Does Not Exist)が第80回ヴェネチア国際映画祭「銀獅子賞(審査員大賞)」を受賞した濱口竜介監督が9月12日(火)、日本外国特派員協会で報告記者会見を行った。本作は、音楽家・シンガーソングライターの石橋英子から、ライブパフォーマンスのための映像を依頼されたことから始動しており、「何もないところから始めた企画を認めていただき、『これからも地道にやっていきなさい』と背中を押された気分」と喜びを語った。その上で、「摩訶不思議な始まりの映画。体験したことのないような映画製作ができた」と本作が生まれた過程をふり返り、「石橋さんとは、まるで手紙のように、音楽と映像のやりとりをし、本当に音楽的セッションしているような感覚だった。不確かな旅に付き合ってくださった方々に感謝したい」と異色のコラボレーションを語った。「疲れていた自分にとって、回復のプロセスだった。アウトプットだけではなく、インプットできる映画製作が必要だった。結果的に『悪は存在しない』はそういう作業になった」(濱口監督)濱口竜介監督わずか3年弱で、映画『偶然と想像』で第71回ベルリン国際映画祭の審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞、映画『ドライブ・マイ・カー』(21)では第74回カンヌ国際映画祭で日本映画初となる脚本賞を含む計3部門を受賞(第94回米アカデミー賞国際長編映画賞も受賞)、それに続くヴェネチアでの受賞という世界3大映画祭を制覇。日本人では、黒澤明監督以来となる快挙を達成している。濱口監督は「黒澤明監督というとても偉大な名前を引き合いに出されることに、申し訳ない気持ちでいるという状態です」と恐縮。「比べていただくことで、黒澤監督の成し遂げたことのスケールの大きさが露わになる。2つの最高賞に輝いていますし、黒澤監督は長く質の高い仕事を続けてきた」と敬意を新たにし、「自分はこれからどうなるか震えているが、長く映画を作り続けたい」と背筋を伸ばした。次回作については「準備はしています」と説明した。世界的な注目度がさらに高まるなか、海外進出を問われると「興味あります、ずっとあります」と即答。様々な出会いを通して、映画製作を行ってきたキャリアをふり返りながら、「こればっかりは、信頼し合える人たちと出会えることが大きな要素。誰かと出会い、導かれながら、映画を作ってきたので、『この人についていけば大丈夫』と思えるのがすべて」と話していた。会見には、主演を務めた大美賀均が同席した。<『悪は存在しない』概要>『ドライブ・マイ・カー』でもタッグを組んだ音楽家・シンガーソングライターの石橋英子が、ライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから、プロジェクトがスタート。その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、1本の長編映画として本作も誕生した。自然豊かな長野県の高原を舞台に、政府からの補助金を得たグランピング施設の開業計画が持ち上がったことから、環境破壊を危惧する地元住民たちが動揺・葛藤する姿を描き出す。今回、「銀獅子賞(審査員大賞)」に加えて、映画祭本体とは別機関からの「並行賞」として、国際映画批評家連盟によって選ばれる、ヴェネチア国際映画祭の独立賞のひとつ「国際批評家連盟賞」と、「企業の倫理」について考察を与える映画に送られる賞「映画企業特別賞」、特に「環境問題」に対する現代的アプローチに対して贈られる「人・職場・環境賞」と3つの賞も受賞している。『悪は存在しない』は2024年GW、公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年09月12日第80回ヴェネチア国際映画祭が閉幕。コンペティション部門へ正式出品された濱口竜介監督最新作『悪は存在しない』(英題:Evil Does Not Exist)が「銀獅子賞(審査員大賞)」を受賞。最高賞の金獅子賞はヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演『哀れなるものたち』に。また、オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品されていた塚本晋也監督の最新作『ほかげ』がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。濱口監督は、映画『偶然と想像』で第71回ベルリン国際映画祭の審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞、映画『ドライブ・マイ・カー』(21)では第74回カンヌ国際映画祭で日本映画初となる脚本賞を含む計3部門を受賞(第94回米アカデミー賞国際長編映画賞も受賞)、それに続くヴェネチアでの受賞という世界3大映画祭を制覇する快挙となり、日本人では黒澤明監督以来となった。さらに今回、映画祭本体とは別機関からの「並行賞」として、国際映画批評家連盟によって選ばれる、ヴェネチア国際映画祭の独立賞のひとつ「国際批評家連盟賞」と、「企業の倫理」について考察を与える映画に送られる賞「映画企業特別賞」、特に「環境問題」に対する現代的アプローチに対して贈られる「人・職場・環境賞」と3つの賞も受賞している。『悪は存在しない』石橋英子の音楽が「導いてくれました」授賞式で濱口監督は、「このような素晴らしい賞をいただけるとは、この企画が始まった時は思いもよりませんでした。音楽の担当でもありこの企画の発案者でもある石橋英子さんに感謝をしたいと思います。彼女の音楽が、私を今まで体験したことがないところへ導いてくれました」と、『ドライブ・マイ・カー』でもタッグを組んだ音楽の石橋さんに言及。「そして主演の大美賀均さん、そこで(客席を指差し)カメラを構えている撮影の北川喜雄さん、この3人で脚本を書く前に一緒にドライブをして薪割りをしてこの映画をどのようなものにしようかと考えていました。この旅をしながらここまで来られて嬉しく思っています。そしてキャスト、スタッフ全ての力があってこのような素晴らしい賞をいただけたと思ってます」と語った。また、公式カンファレンスでは、「この映画はアートハウス系の映画でかつ非常に小規模のチームで作られました。小規模で自由に作った映画がこのように評価を受けるということは、映画制作の見方そのものを変えるきっかけになるのではないかとは思います」と、自身の考えをコメント。その後のメディア取材で、主演の大美賀均も「先ほど濱口監督がお話されていますが、すごく小さなチームから始まりました」と語り、「その頃の想像よりはるかにすごいところまで連れてきていただいてありがとうございます」と感謝。今回のコンペティションの中でアジアの作品として唯一だったことについて、濱口監督は「全体的にどういう風に自分たちの作品が位置付けられているか分かりませんけれども、きっと他にもいいアジア映画があったと思います。たった1本であったというバランスについて、選んでいただいたこと自体はとてもありがたいことですけれども、そのバランスは本当なのかっていうことは多少思うところではあります」とコメント。『偶然と想像』のベルリン国際映画祭銀熊賞に続いて、今回は銀獅子賞で、最高賞に届きたかったかと問われると、「そういう思いは、本当に少しもないです(笑)」と濱口監督。「こうやって賞をいただくことも思ってもみなかったので。そういう気持ちもそもそもないですね。それが正直なところです。自分達にとっては一番いいものをいただいたという感じです」と話していた。『悪は存在しない』は2024年、公開予定。塚本晋也監督『ほかげ』がNETPAC賞、日本人監督受賞は初また、日本人監督の受賞は初となる快挙となったのが、『ほかげ』。NETPAC(正式名称Network for the Promotion of Asian Cinema)とは、1990年にアジア各国の良質な作品や優秀な若き映画製作者を世界に広めるために設立された国際団体。同団体の審査員により選ばれるNETPAC賞は、最優秀アジア映画賞として世界の60以上もの映画祭に設けられている。ヴェネチア国際映画祭でNETPAC賞が授与されたのは、ジャ・ジャンク―監督『プラットホーム』(00)、ババク・パヤミ監督『1票のラブレター』(01)、ゲラ・バブルアニ監督『13ザメッティ』(05)に続き4度目。NETPAC賞の審査員長を務めたザキール・ホセイン・ラジュ氏は、「第80回ヴェネチア国際映画祭にて、一番感動した映画として『ほかげ』を選出いたしました。ただの映画としてではなく、戦後の映画として人と人の関係が変わっていく様子などを映画的に、閉所な空間で衣装やセット、メイクなどでみせていく。あまりこのような映画は観たことがなかった」と称賛。フォトコールにて塚本監督は、「生まれたばかりで、まだどんな反応かわからないこの映画に対して、最初の評価みたいなものをいただけてホッとしました。一番にスタッフに伝えたいです」と喜びのコメントを寄せた。『ほかげ』は11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。第80回ヴェネチア国際映画祭コンペ部門、主な受賞結果金獅子賞(最高賞):ヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』銀獅子賞(審査員賞):濱口竜介監督『悪は存在しない』銀獅子賞(監督賞):マッテオ・ガローネ監督『Io capitano』(原題)男優賞: ピーター・サースガード『Memory』(原題)ミシェル・フランコ監督女優賞:ケイリー・スピーニー『Priscilla』(原題)ソフィア・コッポラ監督『哀れなるものたち』『哀れなるものたち』は2024年1月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年09月10日『ドライブ・マイ・カー』で初顔合わせした濱口竜介監督と音楽・石橋英子による共同企画『悪は存在しない』が、第80回ヴェネチア国際映画祭にて現地時間9月4日17時(日本時間9月5日深夜0時)よりワールドプレミア上映され、上映前には濱口監督とキャスト&スタッフがプレスカンファレンスとレッドカーペットに登場した。『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭フォトコール(C)Kazuko WAKAYAMAプレスカンファレンス各国のジャーナリストが集まったプレスカンファレンス会場に濱口監督ら『悪は存在しない』チームが登壇すると、盛大な拍手で包まれた。本作を作ることになった経緯を聞かれた濱口監督は、石橋さんから自身の音楽ライブで使う映像を依頼され、普段の自分の作り方でまず劇映画を作り、その後で音楽用の映像にする2段階の過程を踏んで製作する中で、その基となる映画が今回の『悪は存在しない』になったと語る。また、きっかけとなった石橋さんは、2年前に『ドライブ・マイ・カー』で「一緒に素晴らしい仕事をした」濱口監督に依頼を決めた。主演の大美賀均は、役については、その役のライフスタイルに憧れ、小坂竜士は“今回演じる役柄に非常に共感する部分が多かったが、できるだけ冷静に距離をとって演じた”と答え、渋谷采郁は“社会や会社の中で葛藤する登場人物に共鳴した”と答えた。また、子役の西川玲は、監督やキャストと一緒に仕事したことについての印象を聞かれ、「楽しかった!」と答え会場全体を温かな雰囲気に。西川玲『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭フォトコール(C)Kazuko WAKAYAMAさらに「本作は環境問題を意識したものか?」という質問に対して、濱口監督は「語る立場にはないが」と断った上で、「自分は全ては視覚的に考えるところからはじめ、それに今回の石橋さんとの調和を意識し、その間に自然がある。その自然に人間をおくと必然的に環境問題という言葉が出てくるが、それは大きな問題というより日常的な問題で、その解決には対話が必要だが、しかし今の社会は対話を尊重しておらず、それを映画にした」と語った。レッドカーペット本作の高田聡プロデューサーから撮影の北川喜雄、キャストの渋谷さん、小坂さん、西川さん、大美賀さん、音楽の石橋さん、濱口監督の順で、ヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットへ。『悪は存在しない』レッドカーペット(C)Kazuko WAKAYAMA特にキャスト陣はレッドカーペットの独特な雰囲気に若干緊張しながらも、次第に観客やスチールからの声に笑顔で答えるなど楽しんでいた。濱口監督が、ヴェネチアの映画ファンに近寄りサインに応えると歓声があがり、西川さんも考えたてのサインを書き、そのキュートさにヴェネチアの映画ファンを驚かせた。ワールドプレミア上映チケットの確保が難しかったという本作のワールドプレミアは、満席の観客で埋めつくされた。上映前に、濱口監督ら、キャスト・スタッフが2階の客席に登場すると大きな声援が。『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭プレミア上映(C)Kazuko WAKAYAMAひと通り場内全体に向かって挨拶を終えると、本編の上映がスタート。冒頭から1コマも見逃さないとする場内の緊張感が伝わってくる。あっという間に映画に引き込まれた場内は、息を呑むラストシーンを迎え終了し、それまでの沈黙を破る拍手で溢れた。それから約8分間のスタンディングオベーションが始まり、場内くまなく何度も挨拶をする『悪は存在しない』チーム。興奮の中でワールドプレミアは終了となった。『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭プレミア上映(C)Kazuko WAKAYAMA囲み取材濱口監督は「イタリアという土地柄か企画当初では思いもよらないほど非常に温かく、情熱的に迎えてもらいありがたく思います」と答え、続く石橋さんは「私も今、濱口監督がおっしゃったように企画時にはヴェネチアにみんなで来るなんて思いもよらなく、感慨深い」とコメント。「濱口監督との共同作業の中で自分が作るつもりのなかったものが生まれたりするのは、自分の中で宝物であり本当にありがたい体験をさせていただいたと思っている」と語った。『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭囲み取材主演の大美賀さんは、「上映後のみなさんの反応が死ぬ時に思い出しそうなくらい嬉しかったです」と独特の表現で笑いを誘っう。さらに主演をオファーされたときは、「濱口さんが大丈夫と言うなら信じようと思い、現場では監督がとにかく俳優部を励まし、勇気づけてくれた明るい現場だった」とふり返る。大美賀均『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭フォトコール(C)Kazuko WAKAYAMA西川さんは、「観客の『わー!』という歓声が嬉しくて緊張しなかった」と回答し、小坂さんは「今まで経験したことがない経験をして、言葉にならない」と言い、「『ドライブ・マイ・カー』の時はスタッフとして関わっていて、いいなと思っていたんですが、まさか自分がこのように濱口監督の作品に出てヴェネチアまで来るとは思ってもみませんでした」と感慨深げ。渋谷さんは「観客のみなさんと同じスクリーンを見て、映画は本当に素晴らしく、その中にいる自分が改めてすごく嬉しいと思いました。拍手にも胸が一杯になりました」と胸中を明かした。また、記者から「本作のラストシーンについてどういう意味かと聞かれると答えにくいなと思うのですが、監督が聞かれたらどう答えますか?」という質問には、濱口監督は「そんなに難しいことはないと思ってまして、何が起きたかは明白なのでそれを考えたい人は考えていただきたいと思います」と素直に回答。石橋英子&濱口監督『悪は存在しない』第80回ヴェネチア国際映画祭フォトコール(C)Kazuko WAKAYAMAさらに『悪は存在しない』というタイトルに込めた意味について問われると、「そんなに含みはない」と答えつつ“シナハン”(“シナリオハンティング”のこと=ロケハンの前の、脚本を書くために現地を回ること)をしている時に浮かんだタイトルで、それがそのままプロジェクトのタイトルになり、この映画をご覧になった人が実際に悪が存在するかどうかを感じるのはお任せします」と締めくくっていた。『悪は存在しない』は2024年、公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年09月05日映画『悪は存在しない』が、2024年4月26日(金)に公開。監督は濱口竜介、音楽を⽯橋英⼦が担当する。濱⼝⻯介×⽯橋英⼦、ライブ映像の制作過程で生まれた物語映画『悪は存在しない』は、映画『ドライブ・マイ・カー』で初顔合わせした濱⼝⻯介と⽯橋英⼦による共同プロジェクトであり、濱⼝⻯介にとっては『ドライブ・マイ・カー』以降初の長編映画作品。⽯橋がライブパフォーマンスの為の映像を濱⼝に依頼したことをきっかけに、⾳楽ライブ⽤の映像を制作する過程で106分の⻑編劇映画『悪は存在しない』が完成したという。自然に囲まれた町、穏やかな世界から息をのむクライマックスに“映画と音楽の旅”ともいえる制作過程を経てまるでセッションのように作られた『悪は存在しない』では、自然に囲まれた長野県、水挽町(みずびきちょう)を舞台にした物語を描く。主人公の巧とその娘・花は、町の中でつつましく暮らしていた。そんな中、近所にグランピング場を作る計画が持ち上がったことで町内が動揺に包まれ、その余波を巧たちも受けることになるのだった。穏やかな世界から一転、息をのむクライマックスまでの没入感に注目だ。主演は、当初スタッフとして参加していた⼤美賀均。主人公の巧を演じる。また、巧の娘・花役に⻄川玲、物語のキーパーソンとして重要な役割を果たす人物として⼩坂⻯⼠、渋⾕采郁が脇を固める。なお、『悪は存在しない』は第80回ヴェネチア国際映画祭への出品され、審査員グランプリである銀獅子賞を受賞した。石橋英子のライブ用サイレント映画『GIFT』も同時制作また、映画『悪は存在しない』と共通の映像素材から、⽯橋英⼦の⾳楽ライブ⽤サイレント映画『GIFT(ギフト)』も同時制作。『GIFT(ギフト)』は、2023年10⽉にベルギーで開催されるゲント国際映画祭で初披露され、それ以降、⽯橋によるライブ・パフォーマンスとともに世界各地で上映が予定されている。映画『悪は存在しない』あらすじ長野県、水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧とその娘・花の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだった。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。【詳細】映画『悪は存在しない』公開日:2024年4月26日(金)プロデューサー:⾼⽥聡監督・脚本:濱⼝⻯介⾳楽:⽯橋英⼦企画:濱⼝⻯介、⽯橋英⼦出演 :⼤美賀均、⻄川玲、⼩坂⻯⼠、渋⾕采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子、長尾卓磨、宮田佳典、田村泰二郎撮影:北川喜雄録⾳・整⾳:松野泉英題:Evil Does Not Exist
2023年07月28日カンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠、アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で初顔合わせした映画監督・濱口竜介と音楽家・石橋英子による共同企画で完成した映画『悪は存在しない』が、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定、ワールドプレミア上映されることになった。本作は、『ドライブ・マイ・カー』以来の濱口監督の長編映画最新作。はじまりは、石橋さんがライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼し、監督はこれを快諾。2人による「音楽×映像」プロジェクトがスタートした。その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、106分の長編劇映画『悪は存在しない』が完成した。第80回ヴェネチア国際映画祭(現地時間8月30日~9月9日までの11日間開催)のコンペティション部門への正式出品が決定し、ワールドプレミア上映される。上映及び記者会見には、濱口竜介(監督)、石橋英子(音楽)、出演の大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁らが参加予定となっている。また、『悪は存在しない』と共通の映像素材からつくられた石橋さんの音楽ライブ用サイレント映画『GIFT(ギフト)』は、10月にベルギーで開催されるゲント国際映画祭で初お披露目となり、それ以降、石橋さんによるライブ・パフォーマンスとともに世界各地で上映が予定されている。石橋英子濱口竜介監督&石橋英子コメント濱口竜介監督「映画として演出しないと太刀打ちできない」『悪は存在しない』は元々、石橋英子さんからのライブパフォーマンス用映像依頼を受けたことをきっかけに制作が始まりました。石橋さんとデモ的な音楽と映像をやり取りするうちに、「ミュージックビデオのようなものは自分には撮れない、普段やっているように映画として演出しないと石橋さんの音楽に太刀打ちできない」という思いが固まり、物語映画の脚本を書き下ろしました。その物語映画のフッテージからライブ用映像を作ろうと考えたのです。三月に長野・東京での撮影を終えて、非常に強い手応えを感じました。出演者一人ひとりの声やありようが、私が想像していたものを遥かに越えていたからです。結果として『悪は存在しない』は、石橋さんの美しい劇伴音楽とともに一本の独立した映画として完成しました。今はヴェネチア国際映画祭が、この奇妙な成り立ちの映画の魅力を受け止めて、コンペティション部門に選出してくれたことを心から嬉しく思っています。この場を借りて、キャスト・スタッフの素晴らしい仕事にも感謝します。また共通の映像素材から生まれた『GIFT』は、『ドライブ・マイ・カー』で石橋英子さんに「ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」賞を授与したベルギーのゲント国際映画祭で、石橋英子さんのライブパフォーマンスとともにお披露目されます。私自身も、石橋さんの一ファンとして、この夢のような機会を心から楽しみにしています。石橋英子「『ドライブ・マイ・カー』での経験がとても素晴らしかった」2年前、海外のプロモーターの方から、”映像と一緒にライブをやってみる気はないか?”という漠然とした提案をいただきました。私はジャンルや演奏をする場所にこだわりをあまり持たずに活動してきたこともあり、そのアイデアが自分を面白い場所に連れて行ってくれるのではないかと、これも漠然とした単純な期待から本気で考えてみることにしました。多くの素晴らしい実験映像作品、アート映像作品と言われている作品もありますし、おそらく最初にプロモーターが提案したのはこういった作品を作っている作家をイメージしたのではないかと推測しますが、私は一緒にお仕事して楽しかった人にお願いしたいと思い、まだ授賞式ラッシュなどでお忙しかった濱口さんにだめもとでご相談させていただきました。『ドライブ・マイ・カー』でご一緒させて頂いた経験がとても素晴らしかったからです。物語を紡ぐ才能の持ち主であると同時に、「東北記録映画三部作」のドキュメンタリー作品等からみられるように音楽的詩的な作り方をされていて、あらゆる制限から自由を渇望しつつも思いやりと洞察力に溢れた濱口さんとなら何か一緒に面白いことができるのではないかと思いました。素晴らしい作品になることは最初からわかっていてもなお、脚本や映像を共有していただくにつれ、これは凄いことになってきたぞ、、と私が当初考えた事を遥かに超えた作品が出来上がって行くのを目の当たりにし、その事に驚きながら音楽を作りました。今もまだ驚いています。そして一つの独立した映画作品になり、こうしてヴェネチア国際映画祭に出品されることをとても嬉しく思います。“悪は存在しない”、ライブ用サイレント映画『GIFT』が今後どんな旅をしていくのか、とても楽しみです。『悪は存在しない』は2024年、公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月26日舞台「星降る夜に出掛けよう」の公開稽古および取材会が11日に京都・南座で行われ、Hey! Say! JUMPの高木雄也、中山優馬、SixTONESの高地優吾が出席。互いの尊敬している点を明かした。ジョン・パトリック・シャンリィの戯曲集『お月さまへようこそ』とサン=テグジュペリの『星の王子さま』を題材に、重要無形文化財保持者(人間国宝)の坂東玉三郎が演出した今作。ビリー・ジョエルや安全地帯などの楽曲歌唱が盛り込まれた会話劇、玉三郎自らが歌詞を書き下ろした「星降る夜に」、そして3人のソロパフォーマンスなど見どころ満載の公演となっている。会見ではオンオフ問わず接点はあったのかと記者に聞かれ、思わず「あまりない……」と顔を見合わせる3人。高木は「同じ事務所」と改めて共通点を挙げつつ、「小さい頃は一緒にステージに立たせてもらったりしていたんですけど、最近はなかなか一緒にやる機会がなかったのですごく刺激的でした」と代表して今回の共演について話した。稽古を通して発見した新たな一面について高木は「高地くんが変な人だということが分かりました」と笑いを誘いつつ、「高地くんのおかげで稽古場がにぎやかになった。後輩だけど頼もしかったです」と感謝。中山も「ムードメーカーでしたね」と頷きつつ「玉三郎さんとの掛け合いが……」と話すと、高木が「コントです」と続ける。中山に「玉三郎さんはフレンドリーなんですけど、高地とは友達のよう」と説明され、高地が「稽古場でも椅子を一緒に並べてご飯を食べていました」と仲睦まじい様子を伝えると、高木は「先輩として最初はちょっとドキドキしていました(笑)」と垣根を感じさせない関係を振り返って微笑んだ。共演して感じた互いの尊敬できる点について質問が飛ぶと、高木は中山へ「立っているだけで様になる、かっこいいなと思いながら稽古場でずっと見ていました」と告白。芝居も「すごく好き。今後またお芝居を見に行きたいなって純粋に思いました」とすっかり惚れ込んだことを明かす。一方高地については「ピュアというか、突っ込んでいく度胸がものすごくあって、自分にはないものを持っていて羨ましい」と羨望の眼差しを向けた。中山は高木を「愚直な方」と表現。「今日もかなり緊張していたという話を終わってから聞いたんですけど、東京ドームでライブをされている方でもやっぱり緊張するんだなと。台詞量も一番大変だったと思うのですが、稽古場で見ていても、一歩ずつ進んでいかれる方で、そんなところを尊敬しています」と説明した。一方高地へは「その真逆」と話し始め、「とりあえずやってみる精神というか、飛び込んでみる勢いがすごくて。でも稽古が終わったら、毎回僕に『思うことある?』と聞いてきたり。色々やってみて試してみて進んでいこうとしている」と、高木とは違う稽古の進め方を紹介した。高地は高木について「ジャニーズJr.のときからお兄さん的存在で、稽古場でもドシッと構えてるという感じがしました。『緊張しぃだから』『台詞覚えるの遅いから』と言うんですけど、最終稽古のときにはしっかり自分の中に落とし込めている背中を見てかっこいいなと」と振り返りながら「あと、稽古場のときから長い髪の毛で色気を放っていましたね」と違った角度からの高木評も。以前同じグループで活動していた経験もある中山については「当時は全然優馬くんのことを分かってなかった」と話し、今回の共演で「舞台に対してすごく“変態性が光る”なって」とコメント。中山はすかさず「言葉選べよ」とツッコむ。高地は「今回はすごく難しい演目もあって、初めて見た方はどう捉えるんだろうなって思いながら『台本を読んでこう思ったんですけど、優馬くんどう思いました?」って聞いたら、考えたこともない方向からの発想が出てきたり」「台詞の中に出てくる『ドストエフスキー』について『知ってる?』と聞かれたときに、正直僕は全然勉強不足だったりして『よく分からないです』って言ったら1から教えてくれたりとか」と中山の舞台への姿勢を例示。「知識が豊富で『辞書』だと思っていました。聞いたら答えてくれるので、本当に何でも聞いちゃって」と語った。今作は、京都・南座で12日~21日まで、大阪松竹座で10月2日~28日まで上演される。
2023年06月13日森田優基(アニマルハウスユーキ)が日本最大級のペットイベントを盛り上げます!株式会社アデッソに所属する、YouTuber「森田優基(アニマルハウスユーキ)」がインターペット公式アンバサダーに就任致しました。インターペットは、3月31日~4月2日「第12回インターペット」(東京ビックサイト)、6月17日.18日「第1回インターペット大阪」(インテックス大阪)が開催されます。インターペット公式アンバサダー森田優基(アニマルハウスユーキ)インターペットについて「第12回インターペット」日時:3月31日~4月2日開催10:00~17:00場所:東京ビックサイト東1.2.3.7.8ホール「第1回インターペット大阪」日時:6月17日、18日開催場所:インテックス大阪1・2号館人とペットの豊かな暮らしを提案する、日本最大級のペットイベント。ペットフード、グッズ、IT家電など、600社以上のペット商材が大集合。ペットと一緒に来場OK!ショッピング、ワークショップ、コンテスト、ご当地グルメなど、楽しい企画も盛り沢山!第12回インターペット : 引用:インターペットHP森田優基とは森田優基多頭飼いするイケメン男のリアルすぎるモーニングルーティンがガチでヤバすぎた!【チャンネル登録者数1万人突破記念】<森田優基プロフィール>あらゆる生き物が大好きで、保護動物たちと暮らしている。チャンネル登録数22万を超える、動物系YouTuber。YouTubeでは、178匹の動物との毎日を投稿している。最近では、テレビ朝日「世界アニマル&キッズ動画SP」に出演。密着取材された。ミュージシャンとしても活動中!6月には、初のANNIVERSARY BIRTHDAYLIVE 2DAYSを開催!<森田優基SNS>〇YouTube: 〇twitter: 〇instagram: 〇Tiktok: ※中国SNSを開設し、日本のみならず、アジア全体に情報を発信している。〇bilibili: 〇Redbook: 〇Weibo: 〇Douyin: YouTube動画一緒に生活している動物との様子ミュージシャンとしても活躍中!株式会社アデッソは、 現在、インフルエンサーマーケティングが可能なアプリ「ENTAMAエンタマ」をローンチ中。ENTAMA : ENTAMA : 「ENTAMAエンタマ」☆WEBアプリ ☆AppStoreダウンロード ☆AndroidAPKダウンロード 所属事務所:株式会社アデッソHP: twitter: instagram: Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月31日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの高木雄也、俳優の中山優馬、アイドルグループ・SixTONESの高地優吾が、舞台『星降る夜に出掛けよう』に出演することが2日発表された。6月に京都・南座、10月に大阪・大阪松竹座で上演される。テレビドラマや舞台での演技で存在感を放つ3人が舞台で初共演する同作は、『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作、河野万里子訳)、『お月さまへようこそ』(ジョン・パトリック・シャンリィ作、鈴木小百合訳)という長年愛され続ける名著を原作に、歌舞伎界の女方・坂東玉三郎が演出を務める新作。美しく、希望を感じる物語を作り上げる。京都・南座公演は6月12日~21日(13:00/17:00)で、休演日は14日、15日。12日・16日は17時回、18日・20日は13時回のみの1回公演。チケットはS席13,000円、A席9,000円。10月の大阪・大阪松竹座公演の詳細は追って発表される。コメントは以下の通り。■坂東玉三郎今回、高木雄也君、中山優馬君、高地優吾君3名の舞台の演出をすることになりました。これは私にとって初めての経験になります。今までの彼らの持っている素敵な雰囲気を壊さず、そしてまた演劇的な空間を併せ、華やかな舞台をお届けしたいと思います。■高木雄也今回作品のお話がきた後に、玉三郎さんと直接2人でお話をさせていただき、玉三郎さんから直接作品の想いを聞いている時に、僕はその世界観に入り込んでいることに気が付きました。そして僕でお力添えできればやりたいと思えるぐらいキラキラした時間を過ごせました。最高のエンタテインメントを届けられるように僕自身も楽しみたいと思います!■中山優馬出演が決まり大変うれしく思います。玉三郎さんの演出の下、楽しく素敵な作品を作れたらと思います。ジャニーズの強みを活かした、歌、ダンス、芝居の融合で新たな舞台の景色を皆様にお見せしたいと思います。■高地優吾コメントお声がけしていただいた時は、とても驚きました。 坂東玉三郎さんが作り上げる世界観にどっぷりとつかりたいと思います! そして僕が入所当時からお世話になっている先輩方との共演なので、しっかり成長した部分を魅せられるように頑張りたいと思います。 坂東玉三郎さんと先輩お2人と、どんな舞台になるのか今から楽しみです! 皆さんも楽しみにしていてください!
2023年03月02日2022年12月26日に、お笑いコンビ『よゐこ』の濱口優さんと、妻でタレントの南明奈さんが、そろってInstagramを更新。会員制のスーパーマーケット『コストコ』で、仕事の撮影があったことを明かしました。それぞれのInstagramで披露した、店内でのショッピングの様子がこちらです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 南明奈(@akinaminami)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 濱口優(@hamaguchi_masaru)がシェアした投稿 南さんは、夫婦そろっての撮影について「楽しかった」とコメントをつづっています。おしどり夫婦として有名な2人には、たびたび夫婦そろっての仕事が入ってくることも。Instagramを通して垣間見える夫婦の仲のよさに、ネット上では「笑顔が似ている」「本当に憧れの2人」といった反応が上がりました。濱口さんと南さんは、仕事だけでなく、プライベートでの夫婦の姿を公開することもあります。同月13日には、『#3人でお散歩』というハッシュタグを付けて、幼い我が子と散歩した時の様子を披露。 この投稿をInstagramで見る 南明奈(@akinaminami)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 濱口優(@hamaguchi_masaru)がシェアした投稿 同年7月に第1子である息子さんが誕生した、濱口さん夫婦。散歩中の楽し気な会話が聞こえてきそうですね。【ネットの声】・なんか泣ける…。2人が幸せだと、自分のことのように嬉しい。・素敵!南さんのやわらかい笑顔を見て、心が温かくなった。・ママの顔、パパの顔になってますね。ずっとお幸せに!・服が似ているけど、もしかしてペアルック…?本当に仲よしですね。数年後、息子さんが大きくなった時に、改めて写真を見返すのも楽しそうです。家族の思い出は、仕事とプライベートともに、今後ますます増えていくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年12月28日オスカー、英国アカデミー賞、日本アカデミー賞など、国内外で数えきれないほどの賞を受賞し高い評価を受けている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が、2022年の国際映画批評家連盟賞グランプリを受賞した。『ドライブ・マイ・カー』は、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の会員による2022年の最優秀作品としてグランプリに輝いた。最終候補には同作のほか、『リコリス・ピザ』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン監督)、『Triangle of Sadness』(リューベン・オストルンド監督)、『わたしは最悪。』(ヨアキム・トリアー監督)が挙がっていた。同賞は1999年に設立。これまでペドロ・アルモドバル監督(『オール・アバウト・マイ・マザー』)、ジャン=リュック・ゴダール監督(『アワーミュージック』)、ロマン・ポランスキー監督(『ゴーストライター』)、アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)といった偉大な監督たちが受賞。今年の最終候補に挙がっていたポール・トーマス・アンダーソン監督は、『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』で3回受賞を果たしている常連である。昨年は、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が選ばれた。(賀来比呂美)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年08月23日『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督の初の“短編集”として、ミニシアターを中心にヒットを記録した『偶然と想像』のBlu-rayリリースが決定した。『ドライブ・マイ・カー』が第74回カンヌ映画祭で脚本賞など4冠、米アカデミー賞で国際長編映画賞に輝き、本作で第71回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞し、いまや世界が最も注目する監督のひとりとなった濱口監督。濱口竜介監督 Photo by Mike Coppola/Getty Images短編集となる本作は、人生を静かに、大きく揺り動かす「偶然」をテーマに、親友同士の他愛ない恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、二十年ぶりに再会した女友達を描く3編からなる。軽快な物語の始まり、日常の対話から一転、鳥肌が立つような緊張感とともに引き出される人間の本性、鮮やかに切り取られる人生の一瞬に、観る者は日本映画の新時代を感じることになるだろう。さらに、古川琴音、中島歩、森郁月、甲斐翔真らフレッシュな顔ぶれと、濱口組出演経験のある玄理、渋川清彦、占部房子、河井青葉ら個性豊かな俳優陣が好演。映像特典として、その出演俳優による撮影現場をふり返るインタビュー「濱口竜介と俳優たち"創作"の場をつくるために」(47分)も収録される。『偶然と想像』Blu-rayは9月30日(金)より発売。価格:5,170円(税込)発売元:NEOPA(text:cinemacafe.net)■関連作品:偶然と想像 2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©︎ 2021 NEOPA / fictive
2022年08月22日