情報には価値がある。人がそれを入手することをきっかけに、消費が発生する可能性が高いからだ。また、「自分がそれを知っている」ということそのものが価値になる場合もある。そのため、一歩手前の"人が知りたがっているもの"にも情報としての価値が生まれる。多くの人がこの後何を求めて行動するのか、予測する手立てになるからだ。これはいわば、マーケットの空気を読むことに他ならない。本稿では、あるカテゴリに関する複数の検索ワードや、その検索ワードに関する関連検索ワードの月間検索量ランキングを調べ、その結果を元にマーケットの空気を斜め読みしていく。なお、ランキングはGoogle Japanから提供された日本国内における2014年9月の一ヶ月間のものだ。今回は、検索件数全てを対象としたランキングのほか、スマートフォンに関する検索ワードランキングを調べた。○もちろん、iPhoneが話題をさらった9月現地時間2014年9月8日、米国カリフォルニア州クパチーノにてアップルのスペシャルイベントが開催され、スマートフォンの新機種「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」が発表された。イベントそのものは同時に発表されたApple Watchが目玉に据えられていたが、発売が来年ということもあり、メディアの関心はiPhoneのほうへ向いていった。当然ながら、スマートフォン関連で最も検索されたのはiPhone 6だ。しかし、新製品2機種がワンツーフィニッシュとはならず、6が1位で6 Plusが3位という結果に。実際、街中でも6を見かけることが増えてきたが、6 Plusは意外に少ないのが体感的な印象だ。間に割って入った「Xperia Z3」は、9月5日から10日までドイツで開催されたIFA 2014(国際コンシューマ・エレクトロニクスショー)で発表されたソニーモバイルの新機種。高感度カメラやハイレゾ音源対応といったハイスペックが特徴のモデルで、日本国内では10月下旬から順次各キャリアで発売開始が発表されている。関連検索ワードランキングを見ると、iPhone 6/6 Plusではいずれも「ケース」がトップで、購入確定または購入済みの人が具体的に商品を探している様子がうかがえる。「カバー」「バンパー」なども同様だ。一方でXperia Z3は9月時点でまだ国内での発売日は発表されておらず、「au」「docomo」というキャリア名や、「価格」「予約」「発売日」といったワードから、購入するための手段を探している様子、あるいは比較検討している様子と言える。また、iPhoneでも6 Plusの方は「レビュー」「サイズ」や「違い」「どっち」といったワードから、大きさの感覚を具体的に調べたかったり、6/6 Plusのどちらを選ぶかを迷っている人が多かったのではないかと考えられる。○Y!mobileとMVNO、スマホ市場の変化がが滲むランキングこのほか、ランキング上位は9月に発表された各社秋冬モデルの端末名が目立つが、「DIGNO」「Nexus 5」「STREAM S」は、8月よりイー・アクセスとウィルコムのブランドを統合してサービスが開始されたY!mobileが提供する端末だ。テレビCM投入や、PHSからの無料乗り換えキャンペーン実施などで注目されたものと思われる。10月に入ってからは他社からの乗り換えで端末を最高4万円で下取りするキャンペーンも開始するといったプロモーションも行っている。また、「Ascend」や「LG G2」はMVNO向けのSIMフリー端末。9月は「BIGLOBE LTE・3G」が吉田栄作を起用したテレビCMや交通広告で積極的な露出を行っていたようだ。この他にもMVNOにはOCN、So-net、niftyといったプロバイダ系が多数参入しており、量販店でSIMカードを購入しオンラインで開通手続きをするだけという手軽なプリペイドタイプも販売されている。携帯電話大手3キャリアのスマートフォン向け料金プランは、これまでフィーチャーフォンよりも割高な設定が当たり前だったが、すでにそういうワケにはいかない状況であることが検索動向からも読み取ることができる。新製品やSIMフリー端末以外では、夏モデルの「らくらくスマートフォン」「isai」「URBANO」「AQUOS CRYSTAL 」がランクイン。また、6月発売の「AQUOS PAD」や昨年2月発売の「スマートフォン for ジュニア」は、一部の不具合修正などでアップデート情報があったことから検索量が増加したと考えられる。全体としてランキングの内容は然るべき結果と言えるが、関連するランキングを一覧し比較したり、ニュースと照らし合わせることで、ただ順位付けだけではない関係性が読み取れるところが面白さと言える。検索ワードの検索量推移は、Googleトレンドでも調べることができる。
2014年10月31日舞台でも活躍する歌手のマルシアが、現在大阪で開幕中のミュージカル『ファントム』に出演している。一癖も二癖もあるオペラ座のディーバ、カルロッタを演じる彼女に意気込みを聞いた。ミュージカル「ファントム」チケット情報東京公演は先月に終了。「おかげさまで毎日スタンディングオべーションをしていただき、お客さまが涙で鼻をすすって帰って行かれました。『ファントム』は、すごく日本人の感性に合うようですね。大阪でもぜひ、ハンカチを忘れずにいらして下さい」と、かなりの手ごたえをつかんだようだ。ガストン・ルルーの小説を原作に脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンが91年に制作した舞台は、異形の姿に生まれたファントムと歌姫クリスティーヌの悲恋を描く。マルシアは、若くて歌が抜群に上手なクリスティーヌが登場したため、ディーバの地位があやぶまれ、嫉妬のあまりクリスティーヌをいじめ抜く役柄だ。「皆さんはおそらく、カルロッタを悪役というイメージで見ていらっしゃると思う。彼女はちょっと度が過ぎたところもありますが、ものの善悪が分からない人で、自分のしたいことを本能のままにして、今を生きている。これってすごいことで、演じるのはすごく楽しいんです」。ただし、個性が強いため「使うエネルギーが半端ではなく、気をつけないとかなり肉体的にダウンしちゃう。今やカルロッタのパワーにマルシアも支配されてしまいました(笑)」。演出を手掛けるのは、米国出身の若手演出家ダニエル・カトナー。「ブロードウェイの方だなと思うのは、演出の仕方が派手なところ。また、私が稽古していたら「ウワーッハハハーッ!」と素直に大声で笑ってくれるんです。共演者の吉田栄作さんがあの大笑いに騙されるな、本番でお客さんから同じ反応が起きるとは限らないよと。日本の方はそこまで笑わないから。でも大阪は違うと思っています(笑)」。アンドリュー・ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』との違いは、「城田優君のファントムは人間的で素敵。女性は母性本能をくすぐられると思う。カルロッタは、よりスパイシーでユニーク。私はそんなつもりはないんですがコメディ担当(笑)」だそうだ。さらに、「楽曲はどれも美しいですし、時代を越えて通じるものがあります」ともいう。「舞台は私の最高のエネルギーが出せる場所。オペラ座のような梅田芸術劇場に今後ももっと出演できるように頑張りたい」と話すマルシアの魅力的なカルロッタを見てほしい。梅田芸術劇場 メインホールにて10月15日(水)まで上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2014年10月06日9月に開幕するミュージカル『ファントム』へ向けて、主演の城田優が動き出した。城田の初の単独主演作として昨年から話題沸騰、その注目の舞台を前に、「まだずっと先にあると思っていた山が、いよいよ目の前に来たかな」と気を引き締める。フランスの小説家ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』を原作とするミュージカルはアンドリュー・ロイド=ウェーバー版が著名だが、脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イエストンによる本作は、同じ原作から違った味わいを引き出して高い評価を得ている人気作だ。主人公ファントム(エリック)の人物像をより深くみつめて繊細に描いた独創的なストーリーに、城田は大きなやり甲斐と共感を抱いている。ミュージカル『ファントム』チケット情報「昨年ニューヨークで作曲のモーリーさんにお会いして、お話を伺ったんです。“僕の作品にあるのはコンプレックスと闘う男の姿だ”とおっしゃっていました。人間の哀しさ、せつなさを浮き彫りにしたドラマ性を非常に大切にしていると聞いて、僕もエリックとして一生懸命、ドラマチックなメロディや歌詞を観客の心に届けられるように演じたいと思います。コンプレックスという点では、僕自身もハーフであることから“なぜ僕だけ?”といった経験を少なからずしてきているので、その感情が何かしら役に立てばいいなと思っていますね」昨年はレア・サロンガ、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲスといった世界のスターたちとともにコンサート『4Stars』の舞台に立ち、またミュージカル『ロミオ&ジュリエット』再演ではロミオとティボルトの二役を演じ分けて、経験値上昇の確かな手応えを得た。自らに期待して挑む今回の『ファントム』は、『4Stars』を手がけた気鋭の演出家ダニエル・カトナーとの二度目の共同作業になる。「ダニエルはニューヨークを拠点に活躍している、とても研ぎ澄まされた感覚を持っている演出家です。役者のことを第一に考えて思考、行動してくれる方なので、仕事をしていて非常に安心。背中を支えてもらえている感じがあります。またご一緒できるのは嬉しいですね」共演陣の中で、ヒロインのクリスティーヌを演じる山下リオは今回が初舞台。片や、マルシアや吉田栄作といった頼れる実力派も揃っている。その中心に立って城田が挑むのは「舞台に立つ皆が輝いている」エンターテインメントだ。「全員が同じラインに立って、同じ世界に生きないと作品が成立しませんから。それぞれが触発し合って、いい舞台を立ち上げたい」。熱き志を持った座長は、仲間とともに次なる山の高みを目指す。公演は9月13日(土)から29日(月)まで東京・赤坂ACTシアター、10月5日(日)から15日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットの一般発売は6月21日(土)午前10時より。チケットぴあでは、6月3日(火)昼12時より東京公演のプレゼント付きチケットを受付。また、スペシャルミニライブ&制作発表イベントに、チケット購入者の中から抽選でご招待。応募の詳細等はチケット情報ページにて。取材・文:上野紀子
2014年06月02日Hameeは、吉田カバンのブランド「PORTER」とインテリアショップブランド「Gallery1950」のコラボレーションで誕生したスマートフォン用バッグ、タブレット用バッグ計3製品の販売を開始した。iPhone/スマホアクセサリー専門店Hameeストラップヤ本店を通じて購入できる。同社が販売するのは、以下の3製品。「PORTER×G1950 Muiti Mobile Shoulder Case モバイルショルダーケース」「PORTER×G1950 2Pocket Mobile Holderツーポケットモバイルホルダー」「PORTER×G1950 Tarminal Case All in One 7インチタブレットターミナルケース」。「PORTER×G1950 Muiti Mobile Shoulder Case モバイルショルダーケース」は、カラビナ、ショルダーベルトなどがついており、腰につけたり、肩からさげたりする使い方が可能。カードポケットやファスナーポケット、コインポケットも付いている。メイン収納内寸は約縦14×横8.3×厚2.5cm。直販価格は12,390円。「PORTER×G1950 Tarminal Case All in One 7インチタブレットターミナルケース」は、7インチタブレット対応ケース。iPad miniなどに最適で、カードポケットやファスナーポケットなども付いており、タブレットのほかにスマートフォンやクレジットカード、紙幣やコインも入れることができる。メイン収納内寸は約縦14×横22.4cm。直販価格は13,440円。「PORTER×G1950 2Pocket Mobile Holderツーポケットモバイルホルダー」は、ポケットが2つついたホルダー。スマートフォンほか、携帯電話を入れて持ち運べる。背面のベルトループ面ファスナーを使い、ベルトに挟んでつけたり、ベルトからぶら下げたりすることができる。メイン収納内寸は約縦15.2×横7.5×厚1.7cm。直販価格は9,975円。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年01月08日作・後藤ひろひと、演出・G2の人気舞台『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人』(2014年2月に上演)で、ヒロイン・パコ役のオーディションが実施され、新人・キッド咲麗花(キッドさりか)の出演が決定した。キッドは、現在小学6年生の12歳。日本人の母とオーストラリア人の父を持つハーフで、先日“17年ぶりの復活”で話題となった、新生「東京パフォーマンスドール」の研修生「TPD DASH!!」に所属。今回がキッドの初舞台で、同じく初舞台となる人気子役の谷花音とWキャストでヒロインを演じる。同作は2004年に『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子vsザリガニ魔人~』のタイトルで初演、2008年には『パコと魔法の絵本』として映画化(役所広司、妻夫木聡他出演)され、大ヒットを記録した名作。病院を舞台に、1日しか記憶を保てない少女パコと、変人揃いの入院患者がパコの愛読書「ガマ王子VSザリガニ魔人」を通じて心を通わせる物語。今回は2008年に続いて再々演となる。谷花音とキッド咲麗花は、お互いの印象について「すごくやさしくて、こんなお姉さんがいたらいいなと思いました。」(谷)、「私にはお姉さんしかいませんが、花音ちゃんは妹みたいで、話しやすくて仲良くなれそうです」(キッド)とコメント。谷は「パコちゃんは、すごく元気な女の子だけど、かわいそうだなと思うところもあります。初めての舞台ですが、自分だけのパコを演じられたらと思います」、キッドは「パコちゃんは、元気で明るい誰にでもやさしい素直な女の子だと思います。パコちゃんの気持ちを大事に、毎回新鮮に演じたいです。オーディションは、もしイメージに合わなくても、自分らしくやってみよう!と思って受けました。選ばれたと聞いた時は、本当に嬉しかったです。演技は初めてなので、まだ分からない事ばかりですが、皆さんに感動して頂けるように頑張ります!」とそれぞれ意気込みを話した。再々演を控えて演出のG2は「映画化もされましたが、今回は『本家』の意地を見せたいと思います。演劇は観客の想像力をいかに引き出せるかが勝負。皆さんの想像力が加わってこそ、奇跡は舞台上に、劇場空間の中に現れ、心をゆさぶり、感動の嵐を呼ぶのです。映画でこの作品を知った方にもぜひ、体感的エンターテインメントである「演劇」の素晴らしさをとことん味わって頂きたい」とアピールした。共演は西岡徳馬、松下優也、安倍なつみ、吉田栄作ほか。公演は2014年2月7日(金)から25日(火)まで東京・シアタークリエ、3月6日(木)から9日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットの一般発売は東京公演が11月9日(土)、大阪公演が11月30日(土)より。
2013年09月27日作・後藤ひろひと、演出・G2の人気舞台『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子vsザリガニ魔人~』が2014年2月に再演されることが決まった。病院を舞台に、1日しか記憶を保てない少女パコと、変人揃いの入院患者がパコの愛読書「ガマ王子VSザリガニ魔人」を通じて心を通わせる物語。2004年にPARCO劇場で初演され、感動の爆笑ファンタジーとして評判をとった作品だ。2008年に再演、さらに中島哲也監督により『パコと魔法の絵本』のタイトルで映画化され大ヒットを記録している。この人気舞台が、全く新しいキャストを迎え『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』として2014年に東京・シアタークリエで蘇える。パコ役には、今回が舞台初挑戦、ブレイク中の子役、谷花音。同役はダブルキャストとなり、公募オーディションがこの夏に実施されるという。このほか、西岡徳馬、松下優也、安倍なつみ、吉田栄作など、バラエティ豊かなキャストが顔を揃える。■『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』日程:2014年2月チケット発売日:2013年11月予定※ほか地方公演あり
2013年06月27日吉田拓郎が来年の1月30日(水)にライブDVD『吉田拓郎 LIVE 2012』をリリースすることが決定した。『Forever Young Concert in つま恋』以来、6年ぶりのライブDVDとなる本作。約3年ぶりに行われた首都圏ライブから11月6日の東京・NHKホール公演の模様を収録。こちらの公演では今年リリースされたアルバム『午後の天気』の楽曲はもちろん、『落陽』や『流星』といった名曲も披露された。久々のライブだったが、最後まで声量が衰えることはなく、全22曲を歌い上げた。なお、チケットぴあwebサイトでは同公演のライブレポートを公開中。■『吉田拓郎 LIVE 2012』2013年1月30日(水)発売・LIVE DVD+LIVE CD(2枚組予定)+フォットブック8,950円 (税込み)※初回限定<スリーブ・ジャケット+特殊パッケージ仕様+フォトブック10P予定>・LIVE DVD 6,300円 (税込み)・Blu-ray 6,825円 (税込み)
2012年11月30日吉田拓郎が3年ぶりにライブを行う事が決定した。【公演情報はこちら】今回のタイトルは「吉田拓郎 LIVE 2012」。今年6月にリリースしたアルバム『午後の天気』で、アレンジとキーボードで参加した武部聡志と、ギタリスト鳥山雄司が13年振りにライブに参加する。ライブ日程は10月22日(月)東京国際フォーラム・ホールA、25日(木)大宮ソニックシティ 大ホール、29日(月)パシフィコ横浜国立大ホール、11月6日(火)東京・NHKホールの4公演。今回の公演について、本日8月27日放送の『坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』にてコメントが予定されている。なお、オフィシャルサイトでは、9月29日(土)のチケット一般発売に先がけて、8月29日(水)午前12時から9月10日(月)23時59分まで、オフィシャル先行受付を実施。■「吉田拓郎 LIVE 2012」日程:10月22日(月)東京国際フォーラム・ホールA10月25日(木)大宮ソニックシティ 大ホール10月29日(月)パシフィコ横浜国立大ホール11月6日(火)NHKホール(東京都)(各開演18:30/全席指定・9,000円)
2012年08月27日1953年に公開され、オードリー・ヘップバーンの代表作として、今も世界中から愛されているラブストーリー『ローマの休日』。たった3人のみのキャストで2010年に制作された舞台版が、この5月に再演される。初演に続いての出演となるジョー・ブラッドレー役の吉田栄作、カメラマンのアーヴィング役の小倉久寛に加え、今回はアン王女役として文学座の荘田由紀とAKB48の秋元才加がダブルキャストで出演する。4月18日、この舞台のパンフレット撮影が行われ、出演者4名が揃って会見に応じた。舞台版『ローマの休日』チケット情報ヨーロッパのある小国の王女アンが、ローマへの親善旅行中に街へ抜け出し、そこで出会った新聞記者と身分違いの切ない恋を描いた『ローマの休日』。この日は、映画でもおなじみのベスパや「真実の口」などの舞台装置を使って、パンフレット撮影が行われた。アン王女の衣裳をまとった秋元は「身が引き締まりますね。歌もダンスもない、芝居だけで勝負する舞台は初めてで緊張しています。将来女優をめざしていく上で、すごく貴重な経験。(恋愛禁止の)AKB48という自分の立場もアン王女の演技に生かせられるんじゃないかなと思っています。いつもとは違った秋元才加をお見せできるのでは」と意気込みを語った。荘田も「有名な作品なので、映画の中でのオードリーの良さやかわいさを何とか吸収しつつやっていけたらと思います。秋元さんはかわいいしとても気さく。いい意味でライバル心を保ちつつ切磋琢磨して、作品自体が良くなっていければ」と抱負を語った。ふたりのアン王女について小倉は「初演のとき、僕らがちょっとずつ作っていったものが、おふたりはすぐできてしまうんですよ。どこまでいっちゃうんだろう?っていう感じで、むしろ僕の方が焦っています。いまからもう本番が楽しみ」とコメント。吉田は「映画に出演したオードリー・ヘップバーンやグレゴリー・ペックが実際どういうひとだったのか?とか、それぞれのキャラクターに投影しているので、人物の輪郭は映画よりも更に出てきています。(役者としても)そういう部分は映画以上の深みがだせるように目指しています。普遍的な素敵さのある作品ですよね」と脚本の深さについても語っていた。舞台版『ローマの休日』は、映画ファンだけでなく、映画を観たことがない若い世代でも楽しめそうだ。公演は5月23日(水)から27日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、5月12日(土)から13日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、5月15日(火)に富山・氷見市民会館、5月17日(木)から18日(金)まで石川・北國新聞赤羽ホールで上演される。チケットは発売中。なおチケットぴあでは、映画『ローマの休日』の日本初公開の日を記念して、限定割引チケットを4月22日(日)23:30まで販売する(東京公演のみ)。取材・文:大林計隆
2012年04月19日吉田美和、彼の母親は団塊の世代には懐かしい女性「DREAMS COME TRUE」の吉田美和(46)が19歳年下のロックバンド「FUZZY CONTROL」のJUNONこと鎌田樹音(27)との結婚を3月8日にしていたことを発表した。吉田の心を射止めた鎌田は、父親はギタリストで沖縄県出身のミュージシャンの前田達也の甥でもある。さらに、団塊の世代には大変懐かしい歌「私はないています」(1974年)で知られる歌手りりィを母親に持つ。吉田は前夫と死別吉田にとって再婚となるが、吉田と前夫である映像ディレクター、末田健氏とは不倫の末の略奪愛の噂の中結ばれた。しかし末田氏は33歳の若さで胚細胞腫瘍により他界、その際の吉田の落ち込みは激しかったという。二人のコメント吉田のブログには愛するベィビーズのみなみなさま。ニューヨークはあちこちで水仙や木蓮が咲いています。元気ですか?今日はこの場を借りてみんなに報告があります。あのね、ファジーコントロールの樹音くんと3月8日に入籍しました。ふたりで開けるこのドアがどこに通じているかはわからないけれど共に愛する音楽をますます大切にしながら家族や友達、まささん、そしてもちろんみんなから貰った勇気と愛をしっかりたっぷり抱えて一歩踏み出してみます。でも自分のことながら、縁って、ホンット、つくづく不思議なものだよね・・・。20122012年3月21日午後になって急に温度が上がっていきなりみんな半袖になってるnyから吉田美和でした。そして鎌田も「FUZZY CONTROL」の公式サイトで全身全霊を賭けて彼女を守り幸せにします。見ていて下さい。お願いしますと吉田への愛を誓っている。元の記事を読む
2012年03月21日映画『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』が12月23日(祝・木)に公開を迎え、主演の役所広司を始め、玉木宏、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、五十嵐隼士、成島出監督が舞台挨拶に登壇した。日米開戦に誰よりも反対しつつも自ら聯合艦隊司令長官として戦いの火蓋を切った山本五十六の姿を通じてあの戦争の姿を描き出す。戦闘機を模した舞台に立った役所さんは公開を迎え感慨深げ。来場した観客に向けて感謝の思いを伝えた。共演陣からは役所さん=山本長官へのラブコールが続出!瀬戸さんが「山本さんと役所さん(のイメージ)が重なって、役所さんのことが好きかもって思えてきました(笑)」と語ったのを皮切りに、柳葉さんも「山本さんのような人が近くにいたら好きになっちゃいます」、吉田さんも「一番近くにいたので好きになっちゃいました!」、若き零戦パイロット役の五十嵐さんも「好きになってました」と告白。椎名さんも「僕の中ではロバート・デ・ニーロを超えてます。大好きなあまり、結婚式の仲人を押し付けましたから」と“役所愛”を大喧伝。役所さんは「来年もこうやってみんなに『好き好き』って言われる年になれば」と笑みを浮かべていた。五十六の妻を演じた原田さんは「私の両親は戦争には行ってませんが、軍需工場などで働いていて、好きなことが出来なかった世代。そういう時代があって、いま、私は好きなことをやらせてもらっていることの幸せをつくづく感じます」とあの時代を生き抜いた人々への感謝の思いを語った。五十嵐さんも「当時は若い世代が戦争の最前線に立ってました。いまの戦争のない日本があるのはその人たちのおかげ。若い人にも観て何かを感じてもらえたら」と訴えた。撮影は東日本大震災から2か月後の5月に始まったが、吉田さんは「いま、自分たちに何ができるのか?と考えて臨みました」と真摯に語る。玉木さんは「震災があり、また世界でもいろんなことがありました。観終わって、今後を担う人たちがどう受け止めてくれるのか?何かを考えていただけたら」と訴え、役所さんも「まだまだこれから子孫の代まで復興に向けて進んでいかないといけない」と力強く呼びかけた。『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』は全国にて公開中。■関連作品:聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実― 2011年12月23日より全国にて公開© 2011「山本五十六」製作委員会■関連記事:玉木宏&袴田吉彦インタビュー歴史に向き合い、歩み続ける2人が感じた“時代”役所広司、同郷の故・市川森一の思い出を語る役所広司「魂安らかになれば」五十六の故郷・長岡“冬花火”に感激役所広司、山本五十六を演じ「どうして戦争が起こったのか考えるきっかけになれば」
2011年12月24日俳優の役所広司が12月8日(木)、都内で行われた主演作『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』の完成披露試写会に出席。この日は五十六が“苦渋の選択”として踏み切った太平洋戦争の開戦日。五十六の生まれ故郷である新潟県・長岡市では、日米の戦死者への慰霊と世界平和を祈る“冬花火”約300発が打ち上げられ、その様子が会場のスクリーンにて生中継された。次々と夜空を彩る花火に感激した役所さんは、「とても美しいですね。いまだ世界中で戦争がなくなったことはない。戦時中、そしていまも戦争で苦しんでいる方々の魂が安らかになれば」と神妙な面持ちだった。日米開戦に対して最後まで強硬に反対を唱えつつ、時流に抗しきれず、自らの手で戦端を切ることを余儀なくされた司令長官・山本五十六の苦悩と葛藤を『孤高のメス』、『八日目の蝉』の成島出監督が壮大なスケールで映画化。舞台挨拶には役所さん、成島監督を始め、戦争の気運を煽るマスコミに疑問を感じる新聞記者役の玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、益岡徹、袴田吉彦、五十嵐隼士、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、中原丈雄、中村育二、伊武雅刀、宮本信子、香川照之、長谷川康夫(脚本)という総勢20人が登壇し、思い思いに本作に込めたメッセージを客席に伝えていた。「新聞記者という新しい目線で、当時のことを見ていただけると思う」と語る玉木さんは劇中、五十六から“次の日本”を担うという役どころで「いま、日本に生きているすべての人が今後を担う存在。いま伝えなければいけないメッセージが詰まった作品なので、ぜひ広めてほしい」と熱弁。「将来の日本のために、何ができるのか映画を通して考えていただければ。あえて言います、構えて観てください」(柳葉さん)、「過去を知り、風化させないことにこの映画の意味がある」(阿部さん)、「いまこそ歴史をふり返るときが来た」(吉田さん)とアピールしていた。一方、五十六の妻を演じる原田さんは「軍人の妻として、本当の気持ちは言葉にできなかったはず。戦争は勝っても負けても幸せにはなれない。そんな気持ちを込めた作品」。宮本さんは五十六の姉を演じ「戦争はいやだと言えずに働く五十六の姿を、肉親として誇りに思い、見守った」と演じる上での心情を吐露。女性の目線からも描かれた本作の“夫婦愛”“姉弟愛”を訴えた。最後に、役所さんは「当時、日本を守るために戦った人たちが思い描いた心豊かな日本。いまの日本が果たしてそうなのか、時代と向き合い、ぜひ考えていただければ。最近は五十六を“ごじゅうろく”と読む若い人もいらっしゃるようですし(笑)」と日米開戦70周年の節目となったこの日、五十六という人物を後世に伝えるべく挨拶した。『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』は12月23日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実― 2011年12月23日より全国にて公開© 2011「山本五十六」製作委員会■関連記事:役所広司、山本五十六を演じ「どうして戦争が起こったのか考えるきっかけになれば」
2011年12月08日この冬公開の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』のクランクアップ会見が7月18日(月・祝)に都内で開催され、主演の役所広司をはじめ、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、中村育二、五十嵐隼士、伊武雅刀、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、宮本信子、香川照之、成島出監督という総勢15名が出席した。日独伊三国軍事同盟、日米開戦に対して最後まで強硬に反対を唱えつつ、時流に抗しきれず、運命の皮肉か自らの手で戦端を切ることを余儀なくされた司令長官・山本五十六の姿を描く。役所広司をはじめ、日本映画界を代表する俳優陣が集結。『孤高のメス』、『ミッドナイト イーグル』の成島出がメガホンを握る。キャスト陣14名は劇中の衣裳で登場。ちょうどこの日の明け方、女子サッカーのワールドカップで日本が“日米決戦”を制して世界一の座についたばかりだが、役所さんもTV観戦していたそうで「とにかく、感動しました。日本の女性は強いとつくづく思いました」と笑顔。ちょうど70年前に、日米開戦の戦いの火ぶたを切って落とした山本を演じる上で「とにかく、監督、スタッフに助けられ、全てのキャストの方のエネルギーに支えられながら、『この国を守るんだ』という思いで演じました」と真摯な表情で語った。山本と出会い、その人柄や信念に惹かれていく新聞記者・真藤を演じた玉木さんは「真藤は誇りを持った人物。記者として、真実を伝えているつもりが、だんだん事実とずれていってしまうんですが、山本五十六との出会いで世に真実を伝えようという使命感を持つようになります。セリフが少ないので思いと表情で演じました」とふり返った。柳葉さんは、山本と共に戦争に反対する海軍軍人・井上成美を演じたが、柳葉さんの祖父も海軍で出征した経験があるそう。「小さい頃、戦争の話が聞きたくて祖父に問いかけても、なかなか口を開いてくれなかった記憶があります。そんな中で祖父が語ってくれたのが『あんな戦争、やるもんじゃない』、『勝てるわけがない』と思いながら戦場にいた、ということ。(自身が演じた)井上さんと同じ思いだったんだと。(祖父の)DNAで、もっと役に近づければという思いで演じた」と明かした。若き特攻隊員役の五十嵐さんは「若い世代を代表して参加した」と強い思いを語る。「戦争の知識がなかったので勉強になりましたし、若い人たちが死と隣り合わせにいるという感覚は難しかったです」と述懐した。宮本さんが演じたのは五十六と18歳離れた姉。「五十六は姉に対して甘えているところもあり、時々、厳しいことを言う姉の気持ちを受け止めていた。短いシーンでしたが、五十六を思い、(気持ちを)込めました」と家族の側から見た山本五十六像に言及。妻を演じた原田さんも「五十六さんは懐が深く人間として温かい人。仕事をする上ではそれではいけないのかもしれないですが、信念を貫いて生きたと思います」と“夫”五十六の心情を慮った。香川さんは新聞社の主幹を務める男・宗像を演じているが、当時のマスメディアの扇動的な報道が戦争を導く一因となったとも言われている。「それが事実だったのかどうか、当時を生きていた人にしか分かりませんが、マスメディアの力は大きく、怖いものであり、マスメディアの力そのものが、何かを動かしていると思います」と厳粛に語った。成島監督はこの豪華キャストに「素晴らしいキャストのみなさんと仕事ができて幸せ。夢のような時間でした」と満足げ。この日の会見には報道陣に加え、都内の女子高の生徒が学習の一環として招かれていたが、「戦争を知らない私たちに、映画をどう受け取ってほしいか?」という高校生の質問に役所さんは「僕も戦争を知らない子です(笑)」とユーモアたっぷりに語りつつ「どうして戦争が起こってしまったのか?映画を通して若い人も実際に戦争を体験した人も考えるきっかけになればと思います。国を守るためにこれだけの人が命を懸けて戦ったのは事実です。それを感じていただければと思います」と言葉に力を込めた。『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:聯合艦隊司令長官 山本五十六 2011年12月23日より全国にて公開
2011年07月19日筒井康隆の人気小説を映画化した『七瀬ふたたび』が10月2日(土)に公開を迎え、主演の芦名星をはじめ、佐藤江梨子、ダンテ・カーヴァー、吉田栄作、今井悠貴らが舞台挨拶に登壇した。特殊能力を持って生まれた主人公たちの苦悩や、彼らを抹殺しようと目論む謎の組織との戦いが描かれる本作。幾度となく映像化されてきたが、主人公の七瀬を演じた芦名さんは、原作者の筒井さんをして「もっとも七瀬らしい」と言わしめた。これについて芦名さんは「先生とは先日お会いしましたが、そのようなお言葉をいただけてとても光栄です。特殊な能力を持っていることで苦しみや孤独と戦わなくてはいけないのですが、内面は普通の女性。少しでも“七瀬”に近づけたなら嬉しいです」と語った。今井くんは現在11歳。七瀬と同じく他人の心を読むテレパスの能力を持つ少年を演じたが「僕は星ちゃんのことが大好きで、好きになりすぎて星ちゃんの心の中は読めるようになりました。いま、お腹空いているのかなぁとか(笑)」と語り、司会者の「芦名さんが初恋の人?」という質問に照れくさそうに「はい…」。これに芦名さんは「悠貴、ありがとう。嬉しいですね。私と悠貴とダンテは超能力者同士で家族のように暮らしている設定なのですが、現場でもまるで家族のように仲が良かったんです」と笑顔で明かしてくれた。ダンテはプライベートでは新婚ホヤホヤ!「おめでとうございます」という祝福に「ありがとうございます。実は今日ここに奥さんも来ています」と、こちらも照れくさそうに明かし、会場は温かい拍手に包まれた。佐藤さん演じる藤子は、過去へと時間をさかのぼることができる“タイムトラベラー”。「最初、タイムトラベラーの役と聞いて『ターミネーター』を想像して『裸でしゃがむところから始まるのかな?』なんて思ったのですが(笑)」とユーモアたっぷりに語り会場の笑いを誘った。舞台挨拶の最後には、ダンテが「私の念力でくす玉を割ります」と宣言。ダンテは「うぅぅぅぅ…」と念力をくす玉に向かって送り続ける。さらに、ほかの登壇陣も同じように念力を送ると、見事にくす玉が割れ、中から“『七瀬ふたたび』大ヒット”の文字が。再び会場は拍手に包まれた。『七瀬ふたたび』はシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:七瀬ふたたび 2010年10月2日よりシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会■関連記事:芦名星と蜷川実花が再コラボ上海で撮影の「月刊 芦名星」発売決定!憂いを帯びた芦名星の表情にドキッ!『七瀬ふたたび』ポスター解禁筒井康隆も太鼓判!「七瀬ふたたび」が芦名星、サトエリ、前田愛らで初の映画化!
2010年10月04日映画『THE LAST MESSAGE 海猿』(羽住英一郎監督)の海洋少年団特別上映会が9月23日(水・祝)、東京・千代田区の東宝本社で行われ、主演の伊藤英明、共演の佐藤隆太、加藤あい、三浦翔平らが出席した。小学1年生〜6年生の約50人の観客とあって、キャスト陣はそれぞれ自身らがどんな子供だったかを語り、伊藤さんは「小学校の卒業文集に書く一番嬉しかったことに、みんな『逆上がりができた』とか、学校の行事的なことを書いていたのに、僕だけ『台風で学校が休みになった』と。一番子供らしい子供でした」とやんちゃぶりを吐露。佐藤さんが「小6のときの文集に『10年後の俺をTVの前で応援してくれ』と書いた」と明かすと、伊藤さんも「俺も中学校の文集に、『10年後、吉田栄作と織田裕二と酒を飲む』って書いた」と。佐藤さんが「みなさん、夢は叶うんです」と上手くまとめた。本作は、3D版同時公開の追い風もあり、今月18日(土)の初日から21日(火)までで観客動員106万3,527人と公開4日間で100万人を突破。興行収入も16億1,942万2,310円と、最終興収71億円を記録した前作対比133.5%と好調な滑り出し。ヒットを受けてこの日、海上保安庁が、同庁の活動を国民に広く知らしめたとして、本シリーズでは3度目となる感謝状を贈呈。贈呈式に出席した鈴木久泰海上保安庁長官は「2Dは東宝の試写室で観ましたが、3Dで観なければと思い20日(月)に横浜のみなとみらいの映画館で奮発してプレミアムシートで観ました。『みんなバディだ』、『みんな繋がっている』というセリフを聞けて素晴らしかった」と大絶賛。「このシリーズがヒットすると、保安庁の志願者が大幅に増える」とホクホク顔。だが「1つだけ残念だったのが、長官が出てこない。(今回描かれた)あれだけの大事件なら普通、長官が出てきて指揮を執るんですけど。第4作ではぜひ長官も出してください」と不満も。羽住監督は「一応、長官は海外視察に行っていまして…いま、考えたんですが」とアドリブで切り返し、鈴木長官を笑わせた。『THE LAST MESSAGE 海猿』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:伊藤英明、撮影中も濱田岳を相手にお姫様抱っこの練習?伊藤英明&佐藤隆太が自作に涙加藤あいが暴露無人島に一緒に流れ着きたい俳優1位は意外にも?… 向井理!クールな知性に期待ついに完結!『THE LAST MESSAGE 海猿』試写会に25組50名様ご招待3D映画を楽しもう!UCシネマギフトカード&3Dメガネを3名様プレゼント
2010年09月23日筒井康隆の手による、SF小説の金字塔とも言うべき作品で、これまで4度にわたってTVドラマ化されてきた「七瀬ふたたび」が芦名星を主演に迎えて『七瀬ふたたび The Movie』として映画化されることが発表された。主人公・火田七瀬は人の心を読むことができる、すなわち“テレパス”であるがゆえに能力者狩りの暗黒組織に追われている。七瀬以外に透視、念動力、そして未来予知などの特殊能力を持つ能力者たちは存在するが、次々と組織に追い詰められ、命を落としていく。その中には七瀬が秘かに愛していた予知能力者・岩瀬も…。彼女たちは何のために生まれてきたのか?能力者たちの切り札的存在・時間移動の能力を持つ藤子と共に七瀬は最後の戦いに赴くが…。1970年代初頭に刊行され、シリーズ3作(「家族八景」、「七瀬ふたたび」、「エディプスの恋人」/新潮文庫刊)を通じて累計430万部を売り上げた大ベストセラー「七瀬」シリーズ。映画化は今回が初めてだが、原作者の筒井さんは「なんといっても芦名星は、今までの七瀬の中で、もっとも七瀬らしい七瀬である。強いまなざしと、凛とした態度は、七瀬のキャラクターそのものだ。人気が沸き上がること、間違いなしだろう」と太鼓判を押す。七瀬役に抜擢された芦名さんは「『七瀬ふたたび The Movie』は能力者たちのお話で、最初から不思議な世界に引き込まれます。いまの私たちの生活では遭遇しない世界なのですが、知らないところで本当にある世界のような…。演じている方々もとても個性があって、ひとりひとりの不安や葛藤、悲しい出来事やハラハラするような出来事のバランスが素晴らしいと思います。最初からドキドキして、最後まで途切れることなく、スピード感のある映画だと思いました」と自信をのぞかせる。さらに、原作のシリーズの第1作「家族八景」に言及し「こちら(「家族八景」)も読んでいた私には、(映画で)より深い部分が見えて、とても面白かったです。映画をご覧になって下さる方もぜひ『家族八景』を読んでいただいた後に、この映画を観ていただければと思います」とのメッセージを寄せてくれた。七瀬以外の能力者たちに扮する共演陣も豪華!タイムトラベラー・漁藤子役に佐藤江梨子、サイコキネシストのヘンリー・フリーマン役を演じるのはダンテ・カーヴァー、未知の能力を秘めた山沢ノリオ役を今井悠貴が演じ、そして七瀬が秘かに想いを寄せていた予知能力者・岩淵了役に田中圭が扮する。また、七瀬と行動を共にするがゆえに、闘いに巻き込まれていく真弓瑠璃役を前田愛が熱演、さらに吉田栄作が、能力者たちを追いつめる組織を束ねる狩谷を演じている。海外ドラマではここ数年、「HEROES」、「スーパーナチュラル」など超能力者たちの物語が大きな話題を呼んできたが、日本でも色あせぬ輝きを保ち続けるSF小説の傑作がついに映画化!『七瀬ふたたび The Movie』は2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。■関連作品:七瀬ふたたび The Movie 2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会
2009年12月08日真夏の空に現れたら吉兆と言われるオリオンの輝きに想いを託した一つの楽譜を軸に、米海軍駆逐艦と戦った日本の潜水艦隊の男たちの勇姿を時を超えて語り継ぐ『真夏のオリオン』。6月13日(土)、本作が公開初日を迎え、主演の玉木宏、北川景子、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、平岡祐太、吉田栄作、そして監督の篠原哲雄と監修の福井晴敏が初回上映後の舞台挨拶に登壇した。観客からのおびただしい声援と握手を求める手に応えながら劇場後方より登場した玉木さん。「玉ちゃん〜!」というラブコールにも笑顔を見せ、「初日を迎えられたことをすごく嬉しく思ってます」と挨拶した。潜水艦長・倉本役を作り上げていく上で入念なリサーチも行った玉木さんだが、「俳優として、こういうジャンルの映画に関われたこと、そして倉本孝行のような理想のリーダー像を演じられたことを誇りに思っています」と達成感に満ちた表情を見せた。倉本の同志・有沢を演じた堂珍さんは、今回が映画初出演。「初めての演技挑戦に緊張しました。親友である倉本艦長との熱い友情が伝わっていれば嬉しいです」とやや緊張した面持ちで初日を迎えた。軍医・坪田を演じた平岡さんは、「撮影中は、狭い潜水艦の中で外の世界は一体どうなってるのかと思いながら演じてました」とふり返り、「出来上がった作品はすごく大きなスケール感で、敵味方なくとても清々しい気持ちになりました」と自信たっぷりに作品を送り出した。「がんこ親父です」と名乗り、盛大な拍手を浴びたのは、職人気質な機関大尉・桑田役の吉田さん。「もし映画が気に入りましたら、ご家族や友達とまた間を空けて劇場に足を運んでください」と観客に呼びかけた。64年の歳月を隔て、2人のヒロインを熱演した北川さんは、「撮影からちょうど1年経とうとしてますが、やっとみなさまにこの映画をお届けできるということで、昨日は緊張して眠れませんでした。こんなにたくさんの方にお越しいただいて本当に嬉しいです」と喜びのコメント。「映画を楽しんでもらえましたか?」と観客に呼びかけると、会場いっぱいに拍手が沸き起こった。この錚々たるキャストを率いた篠原監督は、「1年前にみんなで一生懸命作った映画が、こうして多くの方に観ていただけて本当に嬉しいです」と一言。そして、監修を務めた福井さんはというと、壇上のキャストを“美男美女”と称し、「これは席を取るのが大変だったと思いますが、みなさんこの幸運を無駄にしてはいけないと思います」と調子よく語りかけるや、「いま野球の映画やサイボーグの映画もありますが、あっちはもう十分稼いだので、これからは潜水艦の方をぜひよろしくお願いします」とライバル作品を牽制しつつ作品をアピールし、会場を沸かせた。さらに映画の門出を祝して、戦艦の出航の際に繋がれる紙テープを再現した、会場を縦断する大掛かりな画作りも行われ、会場は興奮の渦に。そして、最後に玉木さんから「国や時代が違っても、いち人間として命の尊さなど考えることは変わらないと思います。僕自身も肝に銘じて生きていきたいと思いますし、このメッセージがたくさんの方に伝わってほしいです」とのメッセージが贈られ、イベントは幕を閉じた。『真夏のオリオン』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:真夏のオリオン 2009年6月13日より全国東宝系にて公開© 2009「真夏のオリオン」フィルムパートナーズ■関連記事:玉木艦長の号令の下、総勢12名が敬礼!『真夏のオリオン』完成披露舞台挨拶64年前の楽譜が人々の心を繋ぐ!『真夏のオリオン』試写会に15組30名様ご招待北川景子、モンペに快感!玉木宏の変わらない体型に名作曲家からイチャモンも
2009年06月15日