「ドン・パスクワーレ」舞台写真よりじつに楽しく、面白く、そして素晴らしい、出色の出来栄えの上演だ!【チケット情報はこちら】新国立劇場の《ドン・パスクワーレ》が11月9日に初日を迎えた。ドニゼッティ晩年のオペラ・ブッファ(喜劇オペラ)。人気や知名度でこそ、《愛の妙薬》や《ルチア》に一歩譲るかもしれないが、魅力的な旋律が、これでもかとばかりに惜しげもなく次々に繰り出される、完成度高い音楽。ドニゼッティの作品のなかでも破格の傑作なのだ。「悪人」はひとりも出てこない。大金持ちだが家族のない老人ドン・パスクワーレは、主治医のマラテスタが連れてくる花嫁候補を待ちかねている。甥のエルネストに、高貴で裕福な女性と結婚するのなら財産を譲ると申し出ていたのだが、ノリーナという若い未亡人の恋人がいるエルネストが拒んだため腹を立て、自分で結婚して跡継ぎを作ることにしたのだ。ところがマラテスタが自分の妹と称して連れてきたのが、そのノリーナ。若いふたりの恋を成就させるためのマラテスタの計略だ。貞淑な女性を装うノリーナにたちまち夢中になったパスクワーレは結婚を即決。しかしその途端、ノリーナは贅沢三昧の浪費を始めるわ暴力をふるうわ、挙句は浮気するわの悪妻に豹変。これはたまらぬと、彼女を追い出すため、パスクワーレがふたりの結婚を認め、正体を明かしたノリーナも許して、めでたしめでたし。悪女となったノリーナに振り回されるパスクワーレは、気の毒なのだけれど抱腹絶倒の喜劇の見せどころ。歌手たちはいずれも水準が高い。そしてそれだけでなく、キャスティングの巧みさに唸らせられる。パスクワーレ役のロベルト・スカンディウッツィのノーブルで深いバスは、ちょっと頑固だけれど悪意はない金持ち老人の孤独な悲哀を巧みに表現する。まじめな人がまじめに騙されるからこそ喜劇。コケティッシュな魅力を振りまきながら、高音の超絶技巧をこともなげに繰り出す新星ハスミック・トロシャンのノリーナには誰もが夢中になるはず。そしてエルネスト役のマキシム・ミロノフの甘いベルカント・テノール、マラテスタ役のビアジオ・ピッツーティの輝かしい声と切れ味ある演技。主要人物たちのキャラクターが声質でも明確に描き分けられているから、各アリアはもちろん、重唱の魅力や面白さが際立って聴こえてくる。ステファノ・ヴィツィオーリの演出は、1994年にスカラ座で初演された定評あるプロダクション。機械仕掛けの舞台転換を目の前で見せる趣向で、ノリーナの登場シーンで、彼女が座るソファが音もなく迫り出てくる仕掛けはイリュージョン。細部まで念が入っている。第3幕で、戸外から(つまり舞台裏から)聴こえてくるエルネストのセレナータのギター伴奏のひとりは、なんと人気ギタリストの村治奏一。ほんの5分ほどの、しかも舞台裏での出番に、なんて贅沢な起用!いいなあ。新国立劇場の《ドン・パスクワーレ》は11月17日(日)まで。絶対におすすめ。取材・文:宮本明
2019年11月11日第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された映画『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)の記者会見が29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、濱田岳、水川あさみ、足立紳監督が出席した。足立紳監督が自身初の自伝的小説『喜劇 愛妻物語』を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化した本作は、売れない脚本家と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える恐妻が繰り広げる夫婦賛歌。脚本家・豪太を濱田岳、その妻・チカを水川あさみがコミカルかつ熱く演じている。妻役の水川から劇中で罵倒され続けた濱田は「役であるというのは理解していても毎日毎日罵倒されるのはなかなかつらいものがある」と言うも、「人間ってすごいなと思うのが、だんだん慣れてくるんですよ。面白くなってくるんですよ。だから自分の自己防衛本能に感心しました」とコメント。続けて、「すごく迫真に『死ね』とか言ってくるんですけど、今の良い『死ね』だったなと思っている自分がいるんですよ。水川さんのお力でそこまで引き上げてもらったという事実だと思いますし、後半は楽しくてしょうがなかったです」と話し、会場から笑いが起こった。一方の水川は「現場でヘラヘラする濱田さんを見ていると、自然と罵声を浴びせたくなりました」と振り返り、「毎日罵声を浴びせていると慣れてきて、どれだけ声を大きくしていいのかわからなくてどんどん声が大きくなっていった」と明かした。
2019年10月29日第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された映画『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)の記者会見が29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、濱田岳、水川あさみ、足立紳監督が出席。俳優の窪田正孝と結婚した水川は、理想の夫婦について語った。足立紳監督が自身初の自伝的小説『喜劇 愛妻物語』を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化した本作は、売れない脚本家と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える恐妻が繰り広げる夫婦賛歌。脚本家・豪太を濱田岳、その妻・チカを水川あさみがコミカルかつ熱く演じている。水川は、理想の夫婦関係を聞かれると「それはなかなか難しい質問だなと思うんですけど」と悩みつつ、「夫婦は一番身近にいる他人な人。そういう人がそばにいて一緒に人生をともにする、すごく奇妙で面白いこと。だけどすごく素晴らしくて、それぞれの夫婦の形が素晴らしい個性なのかなと思います」と答え、「この映画を通じてもいろんな在り方があるんだなと、それが素敵なことなんだと伝わるとうれしいです」と語った。
2019年10月29日濱田岳、水川あさみ、新津ちせが家族を演じる『喜劇 愛妻物語』。この度、新ビジュアルとともに、新たに夏帆、大久保佳代子、ふせえり、光石研の出演が明らかになった。安藤サクラ主演の『百円の恋』で日本アカデミー賞をはじめ数々の脚本賞を受賞した足立紳が、自身初の自伝的小説を原作に自らメガホンをとって映画化した本作。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計をささえる妻を通して描かれる、笑い泣き必至の人情派夫婦活劇となっている。そんな本作で、豪太(濱田さん)とチカ(水川さん)の大学時代の共通の友人である由美役に、『海街diary』や『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、その透明感のある演技で数々の映画賞を受賞してきた夏帆。豪太が働いていたスーパーマーケットの同僚・吾妻役には、お笑いコンビ「オアシズ」としてだけでなく、ドラマや映画にも出演し活躍の幅を広げる大久保佳代子。豪太とチカが取材に訪れる“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の母親役には、朝ドラ「半分、青い。」「時効警察はじめました」など話題作には欠かせない女優・ふせえり。その夫役には様々な役柄をこなす名バイプレイヤー・光石研が扮し、作品に厚みを加えている。なお、本作は10月28日(月)~11月5日(火)に開催される第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、注目を集めている。『喜劇 愛妻物語』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:喜劇 愛妻物語 2020年全国にて公開予定©2019『喜劇 愛妻物語』製作委員会
2019年10月25日映画『家族はつらいよ』の山田洋次監督と松竹新喜劇が初タッグ、脚本・演出助手に新喜劇で作・演出の経験があるわかぎゑふを迎え、大阪弁でおくる『大阪の 家族はつらいよ』の誕生だ。『家族はつらいよ』は、昨年1月に劇団新派により東京で舞台化、今年9月には大阪松竹座でも上演し、2か月後の11月に松竹新喜劇版が初お目見えする。大阪・谷町六丁目の平田家を舞台に、長男家族と次男と三世代暮らしの周造と富子夫婦に離婚騒動が持ち上がり…という物語のなか、現代の大阪の家族をユーモラスに描く。また、今回は2本立ての特別公演で、劇団の人気演目のひとつ『舞妓はんと若旦那』も上演。祇園の舞妓と薬問屋の跡取り息子の恋愛模様を描く物語を、劇団の若手3人が初役で挑む挑戦の舞台だ。『大阪の 家族はつらいよ』で、平田家の当主・周造を演じる松竹新喜劇劇団代表・渋谷天外と、次男・庄太役の藤山扇治郎の2人が、11月公演の意気込みを語った。「松竹新喜劇 錦秋特別公演」チケット情報「山田洋次監督に、うちの劇団を演出していただけると聞いて、夢のようです」と天外。映画『家族はつらいよ』に警官役で出演した扇治郎は、今回がわかぎとの初仕事だ。「こういう機会をいただけて、ほんとにありがたいです。でもセリフの量、多いですよね…」。大阪人はよくしゃべる。当然、セリフ量も会話のスピードも新派を超える。「映画がヒットし、新派でもやった。それを大阪の我々がどう料理するか。どうやって膨らまして、お客さんに感動していただけるか、それが私たちの使命。実演で人間のオーラを感じていただきたいですね」。そう意気込む天外だが、物語に自らが私生活で体験した出来事が重なり、身につまされるよう。「男の人が観たら、同じように身につまされて、気付かされるところが山ほどあると思います」。熟年離婚というテーマを入れ、家族の在り方を見せる芝居。扇治郎は「いい作品を残していけるような役者になりたい」と先を見据える。天外が「あと3回は再演したいなぁ。それに監督が続編書いてくれたらうれしいのに」と語れば、扇治郎も「『役者はつらいよ』とか『会社はつらいよ』とか」と重ね、「『私はつらいよ』もね(笑)」と会場の笑いを誘う天外。昔、天外も出演した、松竹新喜劇の名作『舞妓はんと若旦那』にも注目を。「植栗(芳樹)くんが、どれだけいいとこの若旦那の色気を出してくれるか、(成瀬)綾乃ちゃんはどこまで舞妓の可愛らしさを出してくれるか、(渋谷)天笑くんは若い大工のスッとした二枚目をどう演じ切ってくれるか。楽しみです。若手たちの芝居を観てやってください」。公演は11月13日(水)から24日(日)まで、大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2019年10月04日「第32回東京国際映画祭」主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション部門”に、『喜劇 愛妻物語』と『ばるぼら』が出品決定した。今回のコンペティション部門は、2019年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界115の国と地域、応募作品1,804本の中から、厳正な審査を経た作品を上映。ここに選ばれた『喜劇 愛妻物語』は、『百円の恋』の足立紳監督が、自身初の自伝的小説「喜劇 愛妻物語」を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える妻を通して描かれる夫婦賛歌となっている。出演には、濱田岳、水川あさみ、新津ちせら。そして『ばるぼら』は、手塚治虫が70年代に発表していた禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した同名問題作を、手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化。監督は、手塚治虫の実子・手塚眞。稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河らが出演している。また、今回のコンペティション出品を受けて、2作品の監督から「参加できることを光栄に思います」などといった喜びのコメントも到着した。『喜劇 愛妻物語』足立紳監督コメントこの映画に出てくる柳田夫妻は、他人から見ればなぜ一緒に居続けるのか理解に苦しむような夫婦かもしれない。別れればいいのにと思われるかもしれない。罵り合いながら無理矢理一緒に居続けているような未熟な夫婦だ。でもそんな未熟な夫婦の無理矢理な絆というのも、もしかしたら強靭な絆なのかもしれない。夫婦という一対一の面倒くさい人間関係を諦めず、しつこく幸せになることを追い求める彼らの姿は滑稽で生命力に溢れていて、映画で描きたいと思った。そして近頃の日本の社会は未熟で不完全な人たちに不寛容すぎるから、許すことはもちろんのこと、許してもらおうとすることも大切だとこの夫婦を通して描きたかった。『ばるぼら』手塚眞監督コメント第32回東京国際映画祭に参加できることを光栄に思います。手塚治虫生誕90周年に念願の作品を映画化できたのは、まさに芸術の女神(ミューズ)が微笑んでくれた奇跡です。「ばるぼら」は手塚治虫の異色作と言われていますが、ぼくにはストライク・ゾーン。一筋縄ではいかない悪魔主義的な物語は、麗しい稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの身体を張った競演にクリストファー・ドイルさんの美学が絡まり合って、魅惑的な夢に変容しました。アートとエンターテインメントの境界を揺らぎつつ、その融合を目指した映画です。耽美的な愛と狂気の寓話をどうぞ味わってください。「第32回東京国際映画祭」は10月28日(月)~11月5日(火)の期間、六本木ヒルズほかで開催。『喜劇 愛妻物語』は2020年、全国にて公開予定。『ばるぼら』は2019年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2019年、全国にて公開予定Ⓒ2019 Barbara Film Committee
2019年09月18日10月28日に開幕する第32回東京国際映画祭(TIFF)で、映画祭の顔となる「コンペティション部門」にて日本映画2作品、稲垣吾郎&二階堂ふみ出演の『ばるぼら』(手塚眞監督)と濱田岳&水川あさみ出演の『喜劇 愛妻物語』(足立紳監督)の出品が決定した。『ばるぼら』は、漫画家・手塚治虫氏が70年代に発表していた、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなどさまざまなタブーに挑戦した問題作を、手塚治虫生誕90周年を記念し、手塚治虫の実子である手塚眞監督が映画化した作品。異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、自堕落な性格のフーテン女・ばるぼらを二階堂ふみが演じる。撮影監督として鬼才クリストファー・ドイルも参加している。『喜劇 愛妻物語』は、足立紳監督が自身初の自伝的小説『喜劇 愛妻物語』を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化した作品。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える妻を通して描かれる夫婦賛歌だ。脚本家・豪太を濱田岳、その妻・チカを水川あさみがコミカルかつ熱く演じ、笑い泣き必至の“人情派夫婦活劇”を描き出している。両作品の監督からコンペティション出品を受けての歓喜のコメントも到着した。■『ばるぼら』手塚眞監督第32回東京国際映画祭に参加できることを光栄に思います。手塚治虫生誕90周年に念願の作品を映画化できたのは、まさに芸術の女神(ミューズ)が微笑んでくれた奇跡です。「ばるぼら」は手塚治虫の異色作と言われていますが、ぼくにはストライク・ゾーン。一筋縄ではいかない悪魔主義的な物語は、麗しい稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの身体を張った競演にクリストファー・ドイルさんの美学が絡まり合って、魅惑的な夢に変容しました。アートとエンターテインメントの境界を揺らぎつつ、その融合を目指した映画です。耽美的な愛と狂気の寓話をどうぞ味わってください。■『喜劇 愛妻物語』足立紳監督この映画に出てくる柳田夫妻は、他人から見ればなぜ一緒に居続けるのか理解に苦しむような夫婦かもしれない。別れればいいのにと思われるかもしれない。罵り合いながら無理矢理一緒に居続けているような未熟な夫婦だ。でもそんな未熟な夫婦の無理矢理な絆というのも、もしかしたら強靭な絆なのかもしれない。夫婦という一対一の面倒くさい人間関係を諦めず、しつこく幸せになることを追い求める彼らの姿は滑稽で生命力に溢れていて、映画で描きたいと思った。そして近頃の日本の社会は未熟で不完全な人たちに不寛容すぎるから、許すことはもちろんのこと、許してもらおうとすることも大切だとこの夫婦を通して描きたかった。『ばるぼら』手塚眞監督『喜劇 愛妻物語』足立紳監督
2019年09月18日映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が、2020年2月14日(金)より新宿ピカデリー他にてロードショー。太宰治の未完の遺作が「人生喜劇」に生まれ変わり映画化映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、“昭和の文豪”太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を喜劇として生まれ変わらせた戯曲「グッドバイ」が起点。過去に舞台化され、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた作品が、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』の成島出監督によって映画化される。“ダメ男”が愛人と別れるために“嘘夫婦”企画主人公は、文芸雑誌の編集長として働く田島周二。妻・田島静江と離れて暮らしていることをいいことに、気がつけば何人もの愛人を抱えている“ダメ男”だ。このままではいけないと、愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断なため、なかなか彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困った田島周二は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。男は、女と別れるため、女は、金のため。こうして、二人の“嘘夫婦”の企みがはじまった。大泉洋“ダメ男”役に主人公・田島周二役には、映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』『恋は雨上がりのように』など出演作が続き、現在ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で活躍をみせる大泉洋。脚本を読んでいるときから、作品に夢中になり、マネージャーに「面白い!ドキドキする!こういう作品に出たかった!」と連絡したと語る。“実は美人”金にがめついキヌ子は小池栄子“嘘夫婦”の妻役・永井キヌ子には、小池栄子。舞台版で同役を演じ読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した小池は、劇場版でもガサツで小汚いけれど、実は美人というパワフルなヒロインを演じ切る。田島周二を取り巻く愛人たち大泉洋演じる田島周二を取り囲む愛人役には、人気女優が集結。クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが担当する。木村多江が妻役、松重豊が“嘘夫婦”を企てるまた、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳、“嘘夫婦”の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演。さらに、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子が顔を並べ、70年以上の時を経て“人生喜劇映画”として生まれ変わった、太宰治の未完の遺作に命を吹き込む。成島出監督に関しては、「演出が面白く、いつも笑っていました」と大泉がコメント。W主演となる小池栄子も、「本当に映画化してくれるんだと驚き、そんな監督の熱意が嬉しく、ホントに頭が下がる思いでした。また、成島さんがコメディを撮るというのも新鮮だなとワクワクしました。」と話している。【作品情報】映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』公開日:2020年2月14日(金)出演:大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子、濱田岳、松重豊監督:成島出原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)音楽:安川午朗脚本:奥寺佐渡子
2019年09月12日お笑いタレントで吉本新喜劇の座長も務める小籔千豊(45)が7月30日、『ノンストップ!』(フジテレビ系)に生出演。詐欺グループへの闇営業問題から発展した吉本興業の一連の騒動について言及した。番組冒頭にMCのバナナマンの設楽統(46)から吉本騒動に対するコメントを求められ、「ビッグ番組のMCをされている大先輩とか、ツイッターでコメントしている若手とか色々いて、僕(に対して)は“おいお前、何も言えへんの?”とか“何か言わんかい”とか言うてくる人がおるんですけど……」とコメントを求める声が寄せられていると明かした小籔。「吉本がなくなっても、東京で売れているビッグタレントはビッグ事務所に移籍できると思うんですよ。漫才師の方々もセンターマイクがあれば漫才はできるので、どこかしら移籍されてもご飯は食べていけると思うんです」と持論を展開した。一方で「僕ら(新喜劇)はNGK(なんばグランド花月)という劇場があって、音響さん、照明さん、道具さん、衣装さん、靴屋さんが協力して下さってできているお笑い」と説明。「僕が何か言うて、吉本新喜劇がつぶれたってなると、一の介兄さん(島田一の介・68)、あき恵姉さん(浅香あき恵・62)とか、ベテランに胸ぐらつかまれて、“おい、お前が変なこと言うたから飯食われへんなった”とか、(池乃)めだかさん(76)に“お前がしょうもないこと言うたから新喜劇にヒビ入ったやんけ!”って言われることが怖かったので……」と自身の発言の影響を懸念していたことを語った。さらには「僕は(騒動が)沈静化するとか、世間の皆様のお怒りはどないかすればいいんですけど、新喜劇だけ何となく、存続していただいて……」と吉本新喜劇へ強い思いを神妙な面持ちで告白。また「七夕に、下の子らが早く復帰できますようにと書きましたけど……」と謹慎中の後輩芸人に対しても思いやりを見せた小籔。「あと(万一新喜劇がつぶれたら)新喜劇の人(先輩)らが(他事務所に)移籍できますようになのか、移籍せずともNGKにお客様が来てくれるようにと願ってますけど」と笑いを交えて締めくくった。するとネット上でも“舞台芸人・小籔千豊”に共感する声が多数あがっている。《小薮!エエこと言うわ!座員のこと一番に考えてるな!》《これぞ新喜劇だな。ダウンタウンの同期の内場さんとかも特に発言してないし。特に新喜劇はチームプレーだからね。》《タレント芸人と舞台芸人の差ですよ。 新喜劇に出てはる芸人さんがコメントしない理由も明快です。自分らが誰のお陰で飯食えてるのか、ちゃんと分かってるんですよ》
2019年07月30日国民的アニメ「ドラえもん」のキャラクター、ドラえもんとのび太が、吉本新喜劇にサプライズ出演を果たした。シリーズ39作目となる『映画ドラえもんのび太の月面探査記』が来月1日公開を迎え、また同日吉本新喜劇は60周年を迎える。さらに舞台を「月」にした映画と、新喜劇の公演が行われている「なんばグランド花“月”」、“月”で繋がることから、今回この2つのコラボレーションが実現した。“月”にちなんだウサギにまつわる物語「ウサギ追いし土管公園!?」という演目に登場したドラえもんとのび太。舞台上には土管が置かれ、お馴染みの空き地に似た雰囲気のセットに。座長の酒井藍演じる小学生・藍ちゃんが助けたウサギの仲間として登場したドラえもんとのび太。登場するやいなや、酒井さんに向かってのび太が「あ!ドラミちゃんだ!なんだかちょっとイメージ変わった?」と声をかけると、酒井さんも「そーそー、私ドラミよ。うふ。…て、私人間ですねん!」とツッコミ。すかさずドラえもんが「のび太くん失礼だよ!この人、ドラミよりず~っと丸いよ」と続けると、酒井さんがドラえもんとのび太の頭をグーでど突く場面も。さらに「助けて、ドラえもーん!」とのび太が酒井さんに抱きつくシーンもあるなど、約10分間の出番で何度も笑いの渦を巻き起こし、2人の吉本新喜劇初出演は幕を閉じた。終了後、ドラえもんは「吉本新喜劇に出られて、ホンマ夢みたいやわぁ!(関西弁)ちょっと緊張したけど、お客さんにもいっぱい笑ってもらえて、とっても楽しかったです」と出演した感想を語り、「のび太くんも練習では失敗ばかりしていたけれど、最後は『アンキパン』を使って台詞を覚えて、本番はばっちり!大成功でした」とコメントしていた。また今回、2017年に女性初かつ最年少で吉本新喜劇の座長に就任した酒井さんが、映画にゲスト声優として出演していることが明らかに。劇中でドラえもんたちが訪れるカグヤ星に住むおばさん、カイア役で声優に初挑戦しているという酒井さんは「出演の話を聞いたときは、本当に信じられなかったです。私、映画の中でジャイアンと話してるんですよ!?」と言い、「しかも役名の『カイア』も私の名前『さカイアい』からとっていただいて、本当に感激です」と出演を喜んだ。『映画ドラえもんのび太の月面探査記』は辻村深月が初めて映画の脚本を担当し、神秘的でロマン溢れる“月”を舞台に、ドラえもんたちの新たな冒険を描く、「ドラえもん」史上最大のSF冒険ファンタジー。広瀬アリス、柳楽優弥、吉田鋼太郎らがゲスト声優として参加していることでも話題だ。『映画ドラえもんのび太の月面探査記』は3月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映画ドラえもんのび太の月面探査記 2019年3月1日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019
2019年02月18日満島ひかり、坂口健太郎、満島真之介らが出演するウィリアム・シェイクスピアの名作喜劇「お気に召すまま」が、今夏、東京芸術劇場にて上演されることが決定した。シェイクスピアの名作喜劇を演出するのは、気鋭の若手演出家・熊林弘高。2016年上演の舞台、チェーホフ作「かもめ」では、広い空間を効果的に使い、非常に挑戦的かつ魅力的な作品に仕立て高い評価を得た。今回の舞台では、「かもめ」に出演した俳優陣が複数参加。百鬼オペラ「羅生門」以来、2年ぶりの舞台出演となる満島ひかりがロザリンド役、「かもめ」の主人公のひとりである悩める青年・トレープレフ役で舞台デビューを果たし、今回2度目の舞台出演となる坂口健太郎がオーランドー役を。そして中嶋朋子、小林勝也、山路和弘と、「かもめ」から引き続き再度集結した。そのほか、熊林作品で初舞台を踏み、2015年の「ハムレット」以来4年ぶりに姉弟共演となる満島真之介、『空飛ぶタイヤ』「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」の中村蒼、個性派俳優の温水洋一も参加、舞台を盛り上げる。<ストーリー>青年オーランドー(坂口健太郎)は、追放された前侯爵の娘・ロザリンド(満島ひかり)と恋に落ちるが、父の遺産を継いだ実の兄オリヴァ―(満島真之介)に命を狙われていると知り、アーデンの森に逃げる。同じくロザリンドも、伯父である新公爵に追放されることに。彼女はオーランドーを追って従妹で新公爵の娘シーリア(中嶋朋子)と、召使のタッチストーン(温水洋一)を伴い森に向かう。女道中では危険だからと、ロザリンドは男装して“ギャニミード”と名乗る。森で暮らすオーランドーは、ロザリンドのことばかり想っている。そこに“ギャニミード”が登場して彼の恋の悩み相談に乗る。ついには「自分をロザリンドだと思って口説いてごらん」と言い、オーランドーは彼が実はロザリンドだと知らずに、思いのたけを告白。2人の恋愛ごっこは次第にエスカレートしていく…。「お気に召すまま-As You Like It-」は7月下旬~8月中旬、東京芸術劇場プレイハウスにて上演予定。※ほか豊橋、新潟、兵庫、熊本、北九州公演あり(cinemacafe.net)
2019年02月15日古き良きの日本の風情を現代に伝え続け、創立130年を迎える劇団新派。庶民の日常を人情喜劇として上演し、創立70周年になる松竹新喜劇。歴史ある2劇団が競演を果たす『二月競春名作喜劇公演』が、2月の新橋演舞場に登場する。この公演に出演する松竹新喜劇のホープ、藤山扇治郎に話を聞いた。チケット情報はこちら昨年はNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演。藤山が演じた、ヒロインに何かと缶詰をプレゼントする料理人・野呂幸吉は、“野呂缶”の愛称がつくほど視聴者に愛された。その経験について尋ねると「今まで舞台のお知らせを送っても一切何も言ってこなかった同級生が、朝ドラに出たとたん急に連絡をしてきたり。通りすがりのおばちゃんに「見てるで!」と声をかけられたり(笑)。テレビの影響って大きいですね」とニコリ。ただし浮ついた気持ちは一切ない。「舞台はやはり“今、どの劇場で何をやっているか”という情報をを積極的に掴んでいただかないと足を運んでもらえないので。人に顔を知っていただくという意味でも大きな経験でした」と、あくまでも劇団員らしいコメントだ。言葉の端々から松竹新喜劇への愛情がこぼれ出る藤山だが、もともとは「大学を卒業して“東京の芝居”がやりたいと思って上京してきた」そう。だが「初めてのひとり暮らしでホームシックになりかけていた時に新喜劇のDVDを観たんです。その時に、なんて素晴らしいお芝居なんだ、と思ったんです」と話す。何が、彼の心をそこまで掴んだのだろう。「新喜劇は庶民のもの。描かれるのは嫁姑の問題や家族の問題といった、自分の普段の生活と比較して共感できる物語です。面白いお芝居は世の中にたくさんありますが、新喜劇は“共感のお芝居”。道徳や人情、人に対する思いやりが感じられます。そこは新喜劇が一番です。今の若い方も、観ていただいたら面白いと感じてもらえると思いますよ」。2月の公演で上演される演目は2作品。『華の太夫道中』(『太夫さん』より改題)は新派の、『おばあちゃんの子守唄』(『船場の子守唄』より改題)は松竹新喜劇の名作だ。藤山は両作品とも出演は初めてながら、縁は深い。前者は伯母である藤山直美が、後者は祖父である藤山寛美がそれぞれ当たり役にしていたからだ。「おじいさんは僕が3歳の時に亡くなっていますのでほとんど記憶がないのですが、映像で観た『~子守唄』の最後の場面がめちゃくちゃ面白くて。大笑いしながらも家族愛が描かれていて、これぞ松竹新喜劇だなという作品です。『太夫さん』は直美のおばさんがずっとやられていた演目。それに私のひいおじいさんは「関西新派」でお芝居をしていましたので、新派さんとも縁が深いんです。僕はまだぺーぺーですが、両劇団とも先輩方が長年培ってきたものがある。師匠から弟子へ、親から子へ伝えてきたものというのは、良いものだからこそなんです。そういう作品に出演できることは本当に嬉しいです」。出演は水谷八重子、波乃久里子、渋谷天外、藤原紀香ほか。公演は2月2日(土)から23日(土)にかけ、東京・新橋演舞場にて行われる。チケットは発売中。
2019年01月31日将来結婚するなら、断然愛妻家の人と結婚したい!そう思う女性も多いもの。そのためには、愛妻家になる率が高い男性を選ぶことが重要です。そこで今回は、既婚女性に「愛妻家になる男性の特徴」を具体例とともに聞いてみました。幸せな結婚生活を送りたいあなた、必見です。■ 味方になってくれる「うちの旦那は両親と折り合いが悪いみたいで、実家に遊びに行っても、義父と義母とケンカしてそうそうに帰ってくる。たしかに義母はちょっとクセが強くて、私への当たりも強いんです。でも旦那は、なにかあっても私の味方をしてくれる。義理の両親と仲良くできないのはちょっとさびしいけど、私をかばってくれる旦那のやさしさがうれしい」(27歳/専業主婦)結婚するなら、義理の両親に責められたりしたときに、かばってくれる男性を選びたいもの。彼に、かばってくれるようなやさしさやがあれば、味方になってくれる可能性は大きいです。■ 記憶力がいい「うちの夫はすごく記憶力がよくて、私が言ったことはどんなことでも覚えてくれてるんです。『この前、食べてみたいって言ってたから』って有名店のケーキを買ってきてくれたり、行ってみたいな~ってつぶやいたレストランに連れてってくれたり。私自身も言ったこと忘れてるようなことを覚えててくれるから、けっこう感激します」(27歳/医療事務)誕生日や記念日はもちろん、どんなにちいさな約束もしっかり覚えていてくれる……。女性からすれば「当り前」ですが、男性は苦手だったりするんです。その点、記憶力のいい男性なら「前に言ったじゃない」というイライラも軽減され、ハッピーな毎日が送れます。■ 女子力が高い「ちょっと女っぽいところがあるうちの夫。だからこそ、私のちょっとした変化に気づいてくれる。『最近、つかれてない?肌の調子が悪そうだし。今日は家事は僕がやるから、はやめに寝たら』といたわってくれたり、ほんの数ミリ前髪を切っただけでも『髪切った?いいね~』と気付いてくれたり。ちょっと頼りないかな……と思うこともあるけど、それ以上にしあわせです」(26歳/公務員)女子力の高い男性は、女性の気持ちやよろこぶポイントをよくわかっています。ほんのちいさな変化でも気づいてくれて、ほめてくれる男性と一緒にいれば、自分磨きする張り合いがでるというもの。女子力の高い旦那さんを持てば、ずっとキレイでいよう!と思えるはずです。■ あなたが愛妻家に育てるのです今回ご紹介したのは、あくまでも「愛妻家になる要素が高い」男性の特徴。結婚してから夫を愛妻家に育てるのは、妻の役割ともいえるでしょう。自分がしてほしいこと、されたらうれしいことを相手に分かってもらうために、相手を思いやり、いたわる気持ちを忘れずに。愛妻家の夫がいる家庭、それは夫婦で感謝の心を忘れない家庭なのです。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年01月04日水谷八重子、波乃久里子らが所属し、創立130年を迎える劇団新派。藤山寛美ら名優たちを輩出し、創立70周年になる松竹新喜劇。歴史ある2劇団が競演を果たす『二月競春名作喜劇公演』の製作発表会見が12月12日、都内にて行われた。登壇は新派より水谷と波乃、松竹新喜劇より渋谷天外と藤山扇治郎、そしてゲスト出演する藤原紀香。チケット情報はこちら明治・大正・昭和の古き良き日本の美しさを現代に伝える新派、笑いと人情の詰まった演劇を届ける松竹新喜劇、合わせると200年の歴史を持つ2劇団による合同公演。上演するのはいずれも両劇団を代表する名作演目2本だ。松竹新喜劇の演目『おばあちゃんの子守唄』に新派から参戦する水谷は「責任でぶるぶる震えています」と少々気弱な発言。というのも「初めてこの演目を観たのは藤山寛美先生が演じていたもの。寛美先生がセリフを言うたびにお客さまがワッと受けて、これは私のできるものじゃないと思った」そうで、しかしながら「小さい命の大切さから、人情というものをお客さまにわかっていただければなんとかなるかなと。どれくらい子どもに好かれるおばあちゃんになれるかが勝負です」と意気込みを。もう1作品は、新派の名作『華の太夫道中』。当たり役である遊郭の女将・おえいに再び挑む波乃は「6回目のおえい役。5回は、藤山直美さんがどうしてもこの作品をやりたいと誘ってくれてやりました。その直美さんが演じた喜美太夫を今回は大好きな藤原紀香さんが演じてくれる。こんな嬉しいことはない。大事に大事に演じていきたい」と嬉しそうに語る。藤原は「こんなに素晴らしい公演のゲストに呼んでいただいて光栄です。役者として、幸せな機会をいただきました。京塚昌子さん、水谷八重子さん、藤山直美さんが演じてきた役。プレッシャーもありますが、皆さんの真似は出来ませんので、自分の中で模索し、稽古をしていきたい」と気を引き締めていた。意気込みを問われ、新喜劇の代表である渋谷天外が「新派勢に負けてなるものか!」と話せば、波乃が「負けてるわよ、歴史で」と即座に返すなど、会見でも息のあったところを見せ会場を沸かせていた両劇団。藤山寛美を祖父に持ち、直美を叔母に持つ松竹新喜劇の若きエース藤山扇治郎も「おじいさんもおばさんも、新派のお芝居と歌舞伎は観なさいとよく言っていた。家訓のようなものです。素晴らしい先輩がたと共演することが、一番の糧になる。いっぱい吸収したい」と話した。公演は2月2日(土)から23日(土)まで、東京・新橋演舞場にて。チケットは12月25日(火)に一般発売を開始する。
2018年12月13日元AKB48で女優の前田敦子(27)が11月20日、自身のインスタグラムを更新。夫で俳優の勝地涼(32)に作った愛妻弁当を公開した。前田は「朝はフルーツお昼は初日頑張ってねを込めて。。お弁当いい日になりますように」とお弁当とフルーツの写真をアップ。この日から上演される宮藤官九郎演出の舞台『ロミオとジュリエット』に出演する夫・勝地にエールを送った。その後、勝地も自身のインスタグラムのストーリーでお弁当を開いた写真をアップ。手書きで「ありがとう初日がんばる」と感謝を伝えた。2人の仲睦まじい投稿にAKB48元メンバーの高橋みなみ(27)も「食べたい」とコメント。さらにHKT48の指原莉乃(25)も「おいしそうかわいいです」と反応を寄せている。
2018年11月20日吉本新喜劇が、北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」(8月1日~8日)で行われている「みんわら花月 特別興行」で、消費者庁とコラボした公演を披露している。吉本興業と北海道は、北海道を盛り上げ、その魅力を国内外に発信することを目的とした包括連携協定を2016年3月に締結。その一環として、お笑いの輪を全道に広げるイベント「みんわらウィーク」を2016年より開催している。8月1~6日の6日間開催の「みんわら花月 特別興行」では、吉本新喜劇が消費者庁とコラボ。身近な消費者トラブルを笑いながら学べる特別公演を展開中だ。同公演は、すっちー扮する大阪のおばちゃんキャラクター“すち子”が働くうどん店が舞台。そこへ消費者庁の女性が現れ、架空請求などの悪徳商法が増えていることを伝え、消費者ホットライン「188(いやや)」のポスターを店内に掲示してもらう場面が。そして、すち子が「188(いやや)」を「808(やおや)」などと間違えるボケを連発したり、「いやや!」とダダをこねてみたり、消費者トラブルをネタにして爆笑を誘った。北海道仕様のセットにも注目。病院名は「みんわら診療所」、そして、店内の壁に「ジンギスカンうどん」の張り紙も。「みんわら花月 特別興行」では、人気芸人が多数登場するお笑いステージも開催。本日4日の第1部には、FUJIWARA、トレンディエンジェル、パンサー、和牛、つちふまズが登場し、会場は笑いに包まれた。
2018年08月04日俳優の三宅裕司が’06年に旗揚げした「熱海五郎一座」。東京の喜劇を追求し続け、新橋演舞場に進出して5年目を迎えた。レギュラー出演陣には渡辺正行、ラサール石井ら笑いのプロが勢ぞろい。今年はゲストとして演歌界の大御所・小林幸子(64)が花を添える。 「9年前に、青山劇場での公演に初めて出演させていただいたんですよ。自分の出番を終えて舞台のソデに引っ込んでも、まだドッカーン!とウケている。あの笑いは気持ちいいですよね。最近は若い人だけ、女のコだけと、ウケる層が細分化されてきていますけど、この一座は子どもも大人もおじいちゃんも一緒に抱腹絶倒できるんですよ。ギャグを考え、演出をされる三宅さんは天才!!」(小林・以下同) 今年の演目は『船上のカナリアは陽気な不協和音~Don’t stop singing~』(6月1~28日)。小林扮する千夜子は、演歌界で活躍していた大物歌手。パトロンの政治家と豪華客船でバカンスに。その船には秘密や事情を抱えた観光客らが乗り合わせていて、密室状態の船内では、次々にトラブルが。 「伊東四朗さんがおっしゃってました。『喜劇役者はきちんとした芝居ができなきゃダメ。台本どおりに演じればギャグは光るから』って。亡くなられた喜劇俳優の由利徹さんも『世話ものの芝居でちゃんと泣かせて、舞台が暗転する直前にドカンと笑わせる。すると、暗転の間、お客さんは泣きながら笑ってる。これができたら、最高だ』と。喜劇の中のペーソス(哀愁)って、効きますよね。喜劇って笑わせるだけじゃないんですよ」
2018年06月04日どこの家族にも、問題のひとつやふたつは必ずあるもの。そんなとき、他人の家庭をのぞいて、思わず「うちも同じ!」なんて共感していませんか?そこでオススメの作品は、日本の家族のリアルを描いた大ヒットシリーズの第3弾『妻よ薔薇のように家族はつらいよⅢ』です。今回は、そのなかでも若い世代の夫婦を演じたこちらの方々に夫婦円満の秘訣や本作の裏話について語ってもらいました。それは……。写真・水野昭子(妻夫木聡・蒼井優)妻夫木聡さん&蒼井優さん!【映画、ときどき私】 vol. 166舞台となるのは、にぎやかな3世代でおなじみの平田家ですが、おふたりが演じたのは、すでに実家から独立している次男の庄太と妻の憲子。本作では長男の嫁で専業主婦の史枝がある事件をきっかけに不満が爆発し、家出してしまうという大混乱の展開が描かれています。シリーズとしては3作目ですが、2013年の『東京家族』から数えると、この顔ぶれがそろうのも4回目。なかでも妻夫木さんと蒼井さんは、これまでに何度も共演されてきているだけに旧知の仲だという。今回でお互いの印象が変わったことはありましたか?妻夫木さんいいのか悪いのか、まったく変わってないです(笑)。蒼井さん私も初めて会ったときと変わらないですね。妻夫木さんでも、フレッシュさもありながら、気をつかわなくていいというのはありがたいことですね。いままでも恋人とか夫婦の役が多かったですけど、もし2人の間に壁があったら嘘っぽく見えちゃったりしますから。そういう意味では、1作目のときはまだ初々しい感じの恋人同士だったので、逆に難しかったです。告白とかプロポーズも「何回目だよ!」くらいの感じだったので(笑)。蒼井さん今回の現場では、みなさん先輩であることを忘れてしまうくらい本当に壁がない方ばかりでしたけど、それは妻夫木くんが突破口になってくれていたんだろうなとは感じました。それくらい妻夫木くんとは仲がいいですし、いままで散々いろいろなことを話してきたから、もはや家電とかクレジットカードのポイントの話とかしかしなくなってるママ友みたいな関係なんです(笑)。でも、お芝居をするときの妻夫木くんはいろいろなことに挑戦する人だから、そこにはいつも新鮮さを持たせてもらっています。本作の原作・脚本・監督を手掛けているのは、“日本映画界の巨匠” と呼ばれる山田洋次監督。山田監督からの言葉で印象に残っていることがあれば教えてください。妻夫木さん今回が集大成にはなると思うんですけど、そこで監督がおっしゃっていたのは、ただ笑いを届けるのではなくて、「血の通ったものにしたい」ということでした。というのも、日頃のみなさんにも起こりえることを題材にしているからこそ笑えたり、家族のありがたみにホロっとできたりするんだと思います。喜劇だからこそ真剣に取り組んでいかないといけないという気持ちを感じました。蒼井さん印象に残っている山田監督の言葉はたくさんあるんですけど、打ち上げのときに話してくださったのは、監督が初めて映画を撮ったときのこと。クランクインの前日に緊張して寝れなくなってしまい、先輩監督のお家に行って、「明日から自分はどうすればいいかアドバイスをください」と聞いたら、「現場の人間を信じることも監督の才能のひとつだ」と言われたそうです。それって役者にも言えることだし、現場にいる人たちが大事にしないといけない言葉だなと思いました。山田監督はこれまで過去2作続けて蒼井さんのアイディアを採用しているようですが、今回はいかがでしたか?蒼井さん今回は、みんなが冗談で言い合っていたものがまとまったようなところはありましたね。妻夫木さん前回、優ちゃんが話したエピソードがおもしろいといって採用されたので、みんな今度こそ自分の手柄にしようと、思いついたことを何でも山田監督に言ったり、わざと聞こえるように話したりしてました。でも、一切使われないっていう(笑)。蒼井さん私は、この前も監督から「何かない?」って聞かれてうれしかったな。妻夫木さん特別なんだよ、優ちゃんは!それによって、次があるかないか決まるから、僕たちにとっては死活問題だよ(笑)!妻夫木さんと蒼井さんに限らず、この作品では出演者みなさんの仲の良さはスクリーンからも伝わってくるほど。過去にも現場で笑いをこらえるのが大変なこともあったとか。では、今回の撮影中に思わず笑ってしまったシーンなどはありましたか?蒼井さん実は今回はいままでとは逆で、思わず泣いちゃったんです。妻夫木さんうん、思わず泣いたね。蒼井さん私なんて画面に映ってなかったんですけど、西村(まさ彦)さんの芝居に泣かされてしまいました。妻夫木さんみんな泣いてたよね、橋爪(功)さん以外は……(笑)。それはもともと脚本に泣くと書いてなかったのに、泣いてしまったということですか?妻夫木さん泣くと書いてあったのは、(中嶋)朋子さんだけでした。蒼井さんでも、もはや身内みたいな感覚なので、みんな泣いていましたね。妻夫木さん確かに、今回が一番身内っぽく感じたかもしれないよね。それによって、家族の絆がより深まっていくのを感じたのではないですか?妻夫木さんそうですね。というのも、前回までの平田家のケンカって、ちょっとした失言が原因だったりしたんですけど、心からケンカしたのは今回が初めてだった気がするんです。そういう意味で、「ちゃんとケンカできてよかったな」というのはありました。だからこそ最後の西村さんの芝居にみんなグッときちゃったんだと思います。劇中でおふたりは仲良し夫婦の役でしたが、夫婦円満に必要なものは何だと感じましたか?妻夫木さん僕もまだ結婚してそんなに経ってないのでわからないですけど、とりあえず嘘をつかないことだと思います。というのも、1つ嘘をつくと、100個くらい嘘つかないといけなくなっちゃうから(笑)。蒼井さん確かに、完璧な嘘をつかないといけなくなるよね。妻夫木さんあと、最初にがんばりすぎちゃうと、ずっとがんばらないといけなくなるから、それもやめたほうがいいと思うし、旦那さんに嫌だなと思うことは早めのうちに言っておいたほうがいいですね。じゃないと、ちょっとしたことでもイラっとするようになっちゃうから。蒼井さんそうしないと、最終的には同じお墓に入りたくないってところまでいっちゃうしね。妻夫木さん些細なことの積み重ねになっていくので、言いたいことは言ったほうがいいですよ。蒼井さん私は自分の両親を見ていると、お互いまったく違う趣味をそれぞれ持っているのが夫婦円満の秘訣のひとつかなと思いますね。お父さんは天体観測で、お母さんは宝塚だから全然交わらないんですよ。妻夫木さん一緒にするなら、天体望遠鏡を持って宝塚を観に行くとか?蒼井さんいやいや、前の人にぶつかって捕まっちゃうから(笑)。では、蒼井さんはご自分も趣味は共有するより、相手と別々がいいですか?蒼井さんそのほうがいいのかなという気はしてますね。妻夫木さんでも、そもそも縫い物とか編み物してる男の人はいないんじゃないの(笑)?蒼井さんもしいたら、どっちが早く編めるかとかで、ライバルでしかなくなっちゃうかもしれないよね(笑)。だから、お互い関わらないで済むように、心のプライベートスペースを持っておくのはいいのかなと思います。妻夫木さんなるほど。自分の時間は大事だよね。最後に、結婚を夢見る読者に向けてアドバイスがあればお願いします!妻夫木さん別に結婚が人生のゴールじゃなくてもいいと思うので、焦らなくていい気がしています。蒼井さん20代後半はやっぱりいろいろあるかもしれないですけど、30歳超えちゃうと、またちょっと楽だったりしますよ。私も全然焦ってないですし(笑)。妻夫木さんあと、男の人を選ぶときに年収はいくらだとかいろいろと見るのはしょうがないとは思うんですけど、それをやりだすとどんどん難しくなってしまうのかなと。それよりも、もっと根本的にどういう人間かとか、一緒にいたいかどうかというシンプルなことを考えたほうがいい気がしますね。それから、男性目線で言うと、ガツガツしてない余裕のある女性は魅力的かなと思います。蒼井さん私はアドバイスというか、本で読んでいいなと思ったのは、「誰を好きかじゃなくて、誰といる自分が好きかで判断する」ということ。その視点って意外と持ってないと思うんですよね。私の友だちのなかで、それを実践した子はうまくいってたりしますから。恋愛してるときに、そういう逆転の発想をひとつ持っておくだけで、視界が開けたりすることってあると思いますよ。インタビューを終えてみて……。「仲良すぎて初々しさを出すのが難しかったことがある」という言葉も思わず納得してしまうほど、息の合ったやりとりを見せる妻夫木さんと蒼井さん。さすが平田家一番の“仲良し夫婦” を演じられただけありますが、現場での楽しい雰囲気が垣間見えるような瞬間を見せてもらいました。おふたりのあふれる笑顔と涙は、ぜひスクリーンでご覧ください。誰よりも面倒で、誰よりも愛おしいのが家族!「自分にとって家族とはどんな存在なのか?」と毎回考えさせられる『家族はつらいよ』シリーズ。家庭円満のためにも、たまには家族そろって映画館に行くのもオススメです。問題続出の平田家を見ていると、隣よりも自分の芝生が青く見えるかも!?ストーリー3世代が一緒に暮らす平田家で、主婦として家族を支える長男の嫁・史枝。ある日、家事の間にうとうとしていたら、泥棒に入られて、大事なへそくりを盗まれてしまう。しかし、そのことを夫に打ち明けると、なぐさめるどころか、嫌みの嵐。ついに、我慢の限界を迎えた史枝は家を飛び出してしまうのだった。主婦がいなくなってしまった平田家は大混乱。このまま家族は崩壊してしまうのか……?波乱が起きる予告編はこちら!作品情報『妻よ薔薇のように家族はつらいよⅢ』5月25日(金)全国公開配給:松竹©2018「妻よ薔薇のように家族はつらいよⅢ」製作委員会■妻夫木聡ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)スタイリスト:片貝俊■蒼井優ヘアメイク:草場妙子スタイリスト:田畑アリサ
2018年05月24日映画『となりの怪物くん』(公開中)でW主演を務める、俳優の菅田将暉と土屋太鳳が2日、吉本新喜劇に本人役でサプライズ登場した。同作はろびこにより講談社『月刊デザート』で連載され、累計発行部数は500万部を突破する同名人気コミックを実写化。友達も全くいない、恋もしたことのないガリ勉で冷血な女子高生・水谷雫(土屋)が、となりの席の問題児男子・吉田春(菅田)に、唐突に告白されたことから恋物語が始まる。作品名にちなみ、“大阪の怪物”に会いに行こうということで、「お笑いの怪物」=大阪を代表する“笑いの殿堂”・なんばグランド花月の舞台に参戦した2人。まずは、内場勝則座長と山田花子、烏川耕一、安尾信乃助と挨拶を交わした。吉本新喜劇の舞台には初登壇となる2人だが、菅田は大阪出身で幼いころから新喜劇の大ファン、家族で見に来たこともあるという。一方、土屋は母親が新喜劇の大ファンだが、自身は生で見るのも初めて。緊張のあまり硬い表情で立っている2人に、内場座長は「気楽に、リラックスして!」とアドバイスし、他の新喜劇メンバーも合流して本読みが開始された。真剣に臨んでいた2人だが、菅田は突然、映画『となりの怪物くん』の劇中シーンを再現する場面で、山田に向かって「俺、花子のこと好きかも」というセリフにした方が良いのではないかと提案。新喜劇メンバーと相談し、菅田の提案通りセリフを変更することになった。段取りや立ち位置の確認なども終えると、いよいよ本番に。満員御礼、立ち見も出ていた会場には約900名の客が詰め寄せた。おなじみの吉本新喜劇のメンバーが登場すると大歓声が沸き起こり、キャンプ場を舞台に物語がスタート。キャンプ場の主人の母が「怪物級にびっくりする2人に偶然出会ったから連れてきた」という設定で菅田と土屋が登場すると、思わぬサプライズに会場には驚きの声が響き渡る。驚きの声は割れんばかりの歓声に変わり、2人が挨拶しようとしてもおさまることがない。挨拶のために菅田が手を挙げると、“真似るネタ”かと勘違いしたのか客席が万歳のポーズになるなど、あたたかい空気の中で、改めて2人は新喜劇に参加した。2人はテンポよくボケ倒し、驚く場面でも顎が外れて目が飛び出るのではないかと思うほどの表情で、会場の笑いを誘う。菅田の提案でセリフが変更になったシーンも、大成功。さらに新喜劇ではおなじみの"ズッコケ"も披露し、最後は何か言おうとして何も言わずに去る、というこちらも定番のネタで出番は終了。終始、客席が大爆笑&大歓声となった。○菅田将暉コメントとても緊張しましたが、本当に楽しかったです! 挨拶しようと手をあげたら、皆さんも何故か手をあげて! そういうことじゃない! って思いながら……(笑)。本当にそのくらいノリが良くて優しいお客さんばかりでした。そして実際に舞台に立って気付いたことは、新喜劇メンバーの皆さん本当に声が通るんです! 合わせようとして頑張ったので、終わったら声が枯れていました(笑)。○土屋太鳳コメント新喜劇の舞台に立つことができて、嬉しかったです。定番のくだりに参加させていただくのはとても緊張したのですが、本当にお客さんの反応が優しくてフォローしていただけて、感激しました。楽しい時間はあっという間で、もっともっとあの場所に居たかったです。菅田さんが最初大きな声ではじめてくださったので、私も大きな声を出すことができました!(笑)
2018年05月04日吉本新喜劇の座長を務める小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍が2日、東京・有楽町のよみうりホールにて行われた「吉本新喜劇全国ツアー2018」東京公演(5月2日・3日)の開演前に取材に応じ、同ツアーの手応えを語った。2019年3月の吉本新喜劇60周年に向けて、3月21日広島公演を皮切りに開催中の「吉本新喜劇全国ツアー2018」。約9年ぶりの全国ツアーで、小籔、川畑、すっちー、酒井の4座長が一堂に集結し、全国各地に笑いを届ける。小籔は3月からツアーをやってきての手応えを聞かれ、「新喜劇は関西のもの、大阪だけのものだと思われていると思うんですけど、お笑いに大阪も東京もないと思っている。今回東日本を回らせていただいたときに死ぬほどウケたので、やっぱりお笑いに差はないと思う」と確信した様子。「(明石家)さんまさんやダウンタウンさんが東京で受け入れられている時点で僕らも頑張れば受け入れていただけるんじゃないかとは常々思っていました」と語った。すっちーも「新喜劇になじみないだろうなっていう東北でも温かい反応があったのでうれしかった」と手応えを口にし、川畑も「ここウケるのかなって思ったところでウケた」と話し、「われわれの時代でできるだけたくさんの人に見ていただきたい」と気合十分。酒井も「行く先々でウェルカムという感じで温かく迎えてくれて感謝しています」とうれしそうに話した。印象に残っている地域を聞かれると、川畑が「お客さんの反応より夜食べたものとか……」と本音をポツリ。すると小籔が「僕は夜のご飯じゃなくて舞台上から見るお客さんの笑顔が」と真面目コメントで笑いを誘い、川畑が「ずるいぞ!」とツッコミ。すっちーと酒井も「食べ歩きに行ってるんじゃない」「仕事ですやん」と乗っかり、盛り上がった。また、小籔は「新喜劇はみんなで笑いとるというか、サッカーチームみたいなもの。みんながウケたほうがいい競技。サッカーでいうとブラジル代表というかギリシャ代表。みんなで点をとりにいくという感じ」と団体競技だと強調。「スベられたほうが腹立つ。ウケられて腹立つはないですね」と語った。
2018年05月02日2019年3月の吉本新喜劇60周年に向けて、3月21日広島公演を皮切りに「吉本新喜劇全国ツアー2018」がスタート。ツアーでは小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍の4座長が一堂に集結し、全国各地に笑いを届ける。そこで、昨年7月に吉本新喜劇史上初の女性座長に就任した酒井藍(31)にインタビュー。ツアーへの意気込みや座長になってからの心境の変化を聞いた。○女性座長として奮闘! 目指すは痩せてもおもろい人――あらためて、吉本新喜劇初の座長に就任したときの気持ちをお聞かせください。座長になってもらうって言われたときは、正直ドッキリだと思いました。なりたいっていう気持ちは強かったですけど、嬉しいというより心臓がドキドキして不安の方が大きかったですね。 目だけキョロキョロしてカメラを探しました(笑)。――9カ月たってどんな変化がありましたか?座長になったおかげで自分の力以上のお仕事もいただけるようになって、頑張らなと思うんですけど変わらず不安です。新喜劇で自分の週になると口内炎が治らないんです(笑)。 でも公演が終わる1週間後に治るんですよ。根がビビリなんで。それだけドキドキしてるんです。――座長ってどんな仕事をするんですか?作家さん、社員さんと一緒に台本を作ったり配役を決めたり。舞台では一番セリフが多いですが周りのことも見なくてはいけないです。3館の劇場があって1週間ごとに新作を公演していくので公演中に次の舞台の稽古、並行してその次の台本を作っていったり……。その合間にテレビのお仕事が入ったり。そのスケジュールにまだ全然慣れてなくてパニックになることもあります。「ここでめだか師匠がでてきて……」と言うと、「いえ、この舞台ではめだか師匠でてません!」と言われたり、混乱することがめっちゃあります(笑)。――女性の座長ならではの大変さはありますか?先輩の団員さんが多いんで、みなさん助けてくれます。「忙しいやろ? ちゃんとご飯食べや」とか、女の子として扱ってくれる率が高くなったというか、声をかけてくれることが多くなりました。この体型なんで絶対ごはんは食べてるんですけど(笑)。大変より、ありがたいなあ、感謝やなあという気持ちの方が多いかもしれないです。――酒井さんはぽっちゃり体形も魅力のひとつだと思いますが、ご自身では?座長って1週間絶対に舞台に出ないといけないので、体調を大事にしないといけないんです。なので今、ちょっとずつ減量はしてるんですけど……10キロ痩せても、20キロ痩せてもデブはデブなんですよ私(笑)。でも、この人デブやから、こういうネタをしてるんだじゃなくて痩せててもおもろい人やなって思われるようになりたいです。○4人の座長と挑む全国ツアー――目標にしている先輩座長はいますか?小藪兄さんは、吉本に入ったころから、ボケ方とか舞台での見せ方とかいろいろ教えていただきました。私は小藪兄さんを見てきたから、座長になりたいって思ったんです。新喜劇への思いを聞いたとき「自分は新喜劇が大好きじゃなかったかもしれない……」。そう思うほど、小藪兄さんの新喜劇愛はすごいです。全国ツアーにまわれるのも、今、東京で深夜に新喜劇が放送されてるのも、小藪兄さんが東京で吉本新喜劇を広めてくださったからだと思ってます。――全国ツアーはどんな内容になりそうですか?いつも別の舞台に出ている小籔千豊兄さん、川畑泰史兄さん、すっちーさん、そして私の4人の座長が全員同じ舞台に立ちます。同じ話で進んでいくので、普段の新喜劇では見られないしかけもいろいろ考えてます。新喜劇を見たことがない方はぜひコンビニに行くくらいの軽い気持ちで劇場に来てほしいですね。■プロフィール酒井藍1986年9月10日生まれ、奈良県出身。2007年9月に吉本新喜劇「第3個目金の卵オーディション」に合格し入団。“ぶぅぶぅぶぅ。私、人間ですねん”のギャクで人気が急上昇し、2017年7月、吉本新喜劇で初の女性座長に就任。幅広い世代に人気があり、座員から慕われている。本作が映画初主演となる。
2018年03月22日サンリオの人気キャラクター“ぐでたま”をテーマにしたカフェ「ぐでたまかふぇ」から、吉本新喜劇の座長・酒井藍とのコラボメニューが登場。2018年1月24日(水)から2月28日(水)まで販売される。期間中は、様々なフード&デザートに“ぐでたま”に扮した酒井藍が登場。酒井藍と“ぐでたま”が仲良く並んだ中華まんと豚骨ラーメンのセット「ぶぅぶぅぶぅラーメンと中華まん」や、本人のギャグから名付けられた親子丼「ぶぅぶぅぶぅ丼」、さらに「急がしすぎて仕事に疲れた酒井藍が無人島に一人旅する」というコンセプトで作ったカレーライス「たまには休みや〜おつカレ〜」など、ユニークなネーミングも魅力のメニューを用意。デザートでは、たっぷりのホイップクリームをバウムクーヘンにデコレートして「かまくら」に見立てた「かまくらバウム食えへん」や「藍ちゃんパンケーキ」などが揃う。なお、今回のコラボレーションを記念して、発売日初日には酒井藍本人が来店。ファンはぜひ足を運んで、記念撮影を楽しんでみては。【詳細】吉本新喜劇 酒井藍×ぐでたま期間:2018年1月24日(水)〜2月28日(水)場所:ぐでたまかふぇ HEP FIVE住所:大阪府大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 7FTEL:06-6366-3694営業時間:11:00〜22:30 (L.O.22:00)■コラボメニュー・ぶぅぶぅぶぅ らーめんと中華まん 1,200円+税・ぶぅぶぅぶぅ丼 1,150円+税・たまには休みや〜おつカレ〜 1,100円+税・かまくらバウム食えへん 1,200円+税・藍ちゃんパンケーキ 1,100円+税(c)2013, 2018 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO.S584006(c)YOSHIMOTO KOGYO
2018年01月19日共働きにも関わらず、家事も育児もろくに手伝わない、妻への労いの気持ちや思いやりがまるでない夫…そんな結婚生活、幸せそうではないですよね。 どうせならば、妻を大事にしてくれる「愛妻家」タイプの男性と結婚して、幸せな結婚生活を目指しましょう!「ありがとう」「ごめんね」がちゃんと言える男性大人になると、プライドが邪魔をして言えない人が増える言葉です。愛妻家タイプの男性は、些細なことでも「ありがとう」が言えるし、自分に非があると感じればすぐに「ごめんね」と素直に謝罪できます。結婚後もあなたの日々の労働に対して、感謝の気持ちを伝えてくれることでしょう。あなたを危険から守ろうとしてくれる男性歩く時は車道側に立ち、エスカレーター利用時はあなたを転倒から守ってくれる位置に立つ男性は、結婚してからも辛い時、苦しい時、必ずあなたの味方となって守ってくれます。最初は立ち回りが下手でわずらわしいこともあるかもしれませんが、その彼の優しい気持ちを大切にして感謝を伝えましょう。将来は、スマートにあなたを守る素敵な旦那さんになりますよ。席を譲ることができる男性電車やバスで、お年寄りや妊娠中の女性が目の前に立った瞬間、席を立って「どうぞ座ってください」と言える男性は、相手の辛さを想像し、思いやることができる優しい人です。もしあなたが仕事や妊娠、育児で精神的に参ってしまった時、あなたの辛い気持ちをすぐに見抜いて、助けてくれたり、心が軽くなったりするような言葉をかけてくれることでしょう。企画好きで自発的な行動ができる男性企画好きの男性は、サプライズの演出が大好きです。内緒で素敵なディナーを予約したり、プレゼントを用意したりして、あなたの喜ぶ顔を想像し、ひとりでワクワクしながら秘密裏に動き回っています。イベントを企画するチャンスをうかがっているので、些細な記念日も忘れないのが特徴です。愛妻家になるタイプの男性の特徴についていくつかご紹介しましたが、当てはまれば当てはまるほど、愛妻家としての要素があります。幸せな結婚をするために、ぜひ参考にしてみてくださいね!
2017年12月04日三谷幸喜が、歴史をつくった偉い人たちと、歴史に名を残さなかった庶民たちの可笑しくも愛おしい、江戸城明け渡しをめぐる群像喜劇を書き下ろす最新作「江戸は燃えているか」の上演が決定。「新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ!」とのスローガンを掲げた本作に中村獅童、松岡昌宏、松岡茉優、藤本隆宏、田中圭、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやからバラエティ豊かなキャストが集結する。時は慶応四年。鳥羽伏見の戦いで幕府軍に勝利した西郷吉之助(隆盛)率いる官軍(新政府軍)は、江戸城総攻撃のために東海道を進んできていた。西郷としては、無駄に血を流さずにを江戸城を受け渡してもらえるなら、こんなに嬉しいことはない。そこで幕府側の代表である勝海舟(中村獅童)と会って、降伏を勧めることにする。だが、この勝という男、実は元来の江戸っ子気質で、気が小さい上に喧嘩っぱやい。こんな性格の勝が西郷に会ったら、間違いなく交渉決裂。江戸は火の海になるのは目に見えていた。江戸の庶民たちも、誰もが戦さは望んでいない。もう戦さはこりごりだ。そこで立ち上がったのが勝家の使用人たち。彼らが考えた作戦は、勝をニセの西郷に会わせて、ニセ会談をやらせている間に、勝家の庭師・平次(松岡昌宏)に勝のフリをさせ、本物の西郷に会わせて、和平交渉をしてしまおうという大胆なもの。なんとしても江戸を戦火から守るんだ!庶民たちによる、西郷吉之助&勝海舟を相手の大芝居が、いま始まろうとしている――。幕末、あらたな時代の幕開けがやってきそうな日本を舞台に、江戸を戦火から守るため、ただひたすらに、みんなの、わたしの幸せを願って、一世一代の大芝居を打つ庶民たち。今作のスローガンは「新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ!」というだけに、三谷さん作・演出の江戸無血開城をめぐる群像喜劇には、豪華な顔ぶれがずらり。獅童さんは、なんと大河ドラマ「新選組!」(’04)以来となる三谷作品への参加。「当時、三谷さんは、それまでの役柄とは異なった獅童像を引き出してくださり、その後、様々なドラマや映画、舞台に出演させていただけるようになりました」と感謝を明かす獅童さん。また、縁ある新橋演舞場について「喜劇はここで勉強させてもらったと言っても過言ではないくらい」と語り、「きっといままでの演舞場とは違った三谷さんの新しい風が吹くんじゃないかな。自分自身も新たな気持ちで演じられれば良いなと」と期待を込めている。「余談ですが、松岡さんによく間違えられるんですよね。雰囲気が似てるのかな。そう思われている方々には遂に念願のツーショットが実現しましたみたいな感じで、喜んでいただけるんじゃないですかね」ともコメント。一方、松岡さんは、舞台「ロスト・イン・ヨンカーズ」(’13年10月)から4年ぶりの三谷作品の舞台。「初めて舞台をご一緒させて頂いた前回の三谷さんの印象は、自分が久しぶりの翻訳劇だったので、どう演じていこうかと考えていましたが、三谷さんは自由に演じさせて下さって、ポイントポイントで動き・表情・構え方・発声等の演出をきっちりつけてくれるので、僕はとっても演じやすかった」とふり返ってコメント。「今回はオリジナル作品。もともと僕は喜劇が好きで喜劇を演じたいとずっと言ってきた人間なんです」と明かし、「喜劇をやったら絶対面白そうなメンバーが揃っているし、自分も含めて結構やりたい放題な人もいますから、ひとりひとりのキャラも相当出てくると思いますね」と期待に胸を膨らませている様子。さらに、昨年の大河ドラマ「真田丸」に出演した松岡さん、藤本さん、初の三谷作品となる田中さんらの役どころも気になるところだ。三谷さんは、「ただただ笑える喜劇が観たい!難しい話は一切なしで、老若男女が心の底から(ああ楽しかった)と思える作品。ありそうでないんです、そういう舞台。だから自分で作ることにしました。題材は歴史に名高い「江戸城明け渡し」。主人公は、大河ドラマには絶対出て来ない、なっさけない勝海舟。新橋演舞場史上、最高に笑える作品になるはず。どうぞお楽しみに。もちろん西郷どんも出ます」とコメントを寄せている。PARCO Production「江戸は燃えているか」は2018年3月3日(土)~3月26日(月)新橋演舞場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2017年10月10日脚本家・古沢良太が描く、“卓球”を舞台にした映画『ミックス。』にW主演する新垣結衣と瑛太が、大阪を訪れ“笑いの殿堂”と名高い吉本新喜劇を訪問、サプライズ出演をしたことが分かった。この日吉本新喜劇を訪れた2人は、まず酒井藍座長と池乃めだか師匠に挨拶。新垣さんに関しては演者として舞台に立つのも初、そして新喜劇の舞台にはもちろん初登壇となる2人は緊張した様子。今回舞台の役柄の設定上、酒井座長は新垣さん、瑛太さん友達ということで、「ゆいちゃん、えいちゃんって呼んでいい?」と前のめり気味に提案され、恐る恐る頷くも「引いてます?」と即座にツッコミ、控室は開演前から笑いに包まれていた。ついにきた本番では、お馴染みの新喜劇メンバーが壇上に現れ、700席満席の会場は早くも笑いの渦に。旅館を舞台に酒井座長演じる仲居のありえない接客態度が会場の笑いを誘い、その仲居が旅館の未来を案じる中で温泉卓球を提案。そこで、設備を充実させるために卓球に詳しい友達がいるということで紹介されて登場したのが、新垣さんと瑛太さん!2人が登場すると、すぐさま悲鳴に近い歓声に包まれ、新喜劇メンバーが「静かに!」と言わないと舞台が進行しないほど。そして、「卓球の実力を見せて」と酒井座長が2人に卓球ラケットを持ってくるも、瑛太さんが「ボールがないですやん!」本読みではなかったなぜかカタコトの関西弁を披露。すかさず新垣さんも「ボールここにありますやん!」とツッコむと、酒井座長も鉄板ネタ「そうそう私が卓球のボールだけど、ラケットがこんな大きくないとね…て、私人間ですねん」とノリツッコミし、またしても会場は笑いに。その後、結局酒井座長がボールになりラリーも展開。まためだか師匠が登場すると、舞台中心まで来るも見えているはずの師匠に登壇者全員誰も気づかずウロウロと探す、という鉄板ネタなども披露されていた。舞台終了後、新垣さんは「一瞬でしたがとても楽しかったです。お客さんが喜んでくれて本当によかったなと思います」とホッとした様子。また「酒井藍座長と、めだか師匠たちと本番前に本読みをしたのですが、優しく受け入れていただいてサポートしてくださいました」とコメント。瑛太さんは、舞台で出たアドリブについて「つい舞い上がってしまって。それで笑いがとれてよかったです。その喜びを噛みしめています」と結果に大満足の様子。また、本番中やらかしてしまったことがあるそうで、「めだか師匠の足を踏んでしまいました。ちょっと謝る機会がなかったのでこの場を借りてお詫び申し上げます」と謝罪のコメントを寄せた。一方、めだか師匠は「新垣さんと久しぶりに共演をして、懐かしさと改めて月日が経つのは早いなと感じました」と語り、酒井座長も「本当に瑛太さんが死ぬほど格好良くて、新垣さんが死ぬほど可愛かったです。お2人ともノリノリでやって下さって、会場のお客さんもバカバカウケていて毎日出て欲しいです」と喜びの感想を述べていた。『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミックス。 2017年秋 全国東宝系にて公開(C) 2017 フジテレビジョン
2017年10月04日9月7日(木)に初日を迎える「松竹新喜劇新秋公演」。この度、浅草公会堂前スターの広場にて公演PRイベントが行なわれ、『新・親バカ子バカ』に出演する渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美、梅垣義明の4人が出席。それぞれが公演への意気込みを語った。松竹新喜劇新秋公演 チケット情報「松竹新喜劇新秋公演」の目玉は、昭和34年にテレビドラマとして放映、最高視聴率は58%を記録した伝説の作品『親バカ子バカ』に、現代の風潮を取り入れ、新たに復活させた『新・親バカ子バカ』。5月の巡業でも好評を博した同作は、今回が松竹新喜劇への5回目の参加となるワハハ本舗・久本雅美、そして初出演となる梅垣義明も参加し、益々パワーアップしてのお披露目となる。今イベントではそれぞれが『新・親バカ子バカ』の衣装で登場し、色紙に書いた意気込みを紹介した。ワンマン社長を演じる渋谷が書いたのは『ぼちぼちいこか』。「このぼちぼち行こか、は『ゆっくり行こうか』ではなく、大阪弁で『準備はできた、ぼちぼち行こかぁ!』という意味になります。公演に向けて、勢いづいていけたら(渋谷)」と話す。続いてその息子を演じる藤山の色紙には『今年も演舞場で(藤山)炎舞場します』。「この炎舞場は燃えたぎるように、お客様に喜んでいただけるように一生懸命やれたらと。あと滝沢演舞場と藤山炎舞場をかけてみました(笑)負けないくらい藤山炎舞場したいなと、がんばりたいと思います!(藤山)」と、話した。また松竹新喜劇では下ネタを封印していると話した久本は、色紙では『やる気元気歯ぐき!!よろチクビー』と、らしさ全開。「本当に大好きな松竹新喜劇にまた出られるので嬉しいです。元気いっぱい頑張りたいと、心をこめて書かせていただきました。下ネタは言わないといいましたが、ここだけは言わせてください!(久本)」と笑わせた。梅垣は、達筆な『一生懸命』を見せ、「みんな真面目に書くって言っていたのに、こんなに笑いを取ると思わなかった」と呆れ顔。「真面目に、一生懸命、と書きました。がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします(梅垣)」と話した。またフォトセッションでは、藤山扇治郎が、祖父であり喜劇王・藤山寛美の手形と、自身の手を比べてみる場面も。『親バカ子バカ』で一躍有名となった祖父の手形を見て、「おじいさんの手が意外と小さいなと思いました。久本さん、梅垣さんとの共演も嬉しいですし、自分も楽しみながら、お客さんを楽しませられるようがんばります」と意気込みを語った。「松竹新喜劇新秋公演」は9月7日(木)から9月24日(日)まで、東京・新橋演舞場にて上演。チケットは現在発売中。
2017年08月24日吉本新喜劇、史上初の女性座長に就任した酒井藍が26日、大阪・なんばグランド花月で新座長就任公演を行った。公演前には、酒井を囲んで内場勝則、辻本茂雄、川畑泰史、すっちーの先輩座長が登場し、口上を行った。内場は「酒井藍が新座長に昇格するという通達を会社から受けまして、『イーーッ!?』と驚いたのですが…」と自身のネタをあいさつに盛り込み、これに乗った酒井やほかの3座長が声を合わせて「イーーッ!?」と叫ぶギャグコラボを披露。すっちーは"さ・か・い・あ・い"の5文字を使ったあいうえお作文で「"さ"わやかで、"か"しこくて、"い"い人で…」と持ち上げたが、最後の"い"で「意地汚い!」とオチをつけて笑いを誘うなど、新座長の門出を笑いで祝福した。本編の新喜劇には、4座長のほか、島田一の介、Mr.オクレ、浅香あき恵らベテラン勢、吉田裕、松浦真也、森田まりこなど人気座員が出演。酒井が扮する"うどん屋のダメ店員"を巡るドタバタコメディで会場を盛り上げた。終演後の会見に出席した酒井は「幕が上がった瞬間、股間がムズムズしました!」と独特の表現で興奮を語り、「終わってホッとするかと思ったんですけど、今も始まる前と同じでずっとドキドキしてます」と緊張がおさまらない様子。「暑がりの汗っかきなのに、体が全然温まらない」と緊張状態は朝から続き、珍しく食欲もなかったという。酒井は「朝ごはんも、はちみつレモン1本と、東京ばな奈2個とフィナンシェ2個しか食べられなかったですね」とその小食ぶり? を明かして笑わせた。「今まで通り、先輩のみなさんにいっぱい助けていただいた」と公演を振り返り、「座長のスタートラインにやっと足を載せられたという気持ち。『座長になった!!』という実感はまったくないです」という酒井。「楽屋でも先輩が全力でサポートしてくれた。あき恵姉さんは『大丈夫よ』とずっと励ましてくださっていたし、まりこ姉さんは持参のカメラで私を撮ってくれていて、親戚のオバハンみたいでした(笑)」とほほえましい舞台裏を明かし、「緊張もありましたが、舞台は楽しかった。それはお客さんにも伝わっていると思うので、やっている私たちもお客さんも楽しい気持ちになれる新喜劇を作っていきたい」と意気込んでいた。なお、新座長就任公演は31日まで開催。また、この公演の模様はMBSテレビの特別番組『よしもと新喜劇 酒井藍座長就任記念SP』(29日 12:54~15:50 ※関西地区のみ放送)にて放送される。
2017年07月27日「僕が大阪から東京に来た目的のひとつは、吉本新喜劇を見に行こうとも、見に行かへんとも思っていない興味のない方に、『こんなんあんのか?』と知ってもらうことでした。東京で今年も公演できるなんて、ホンマに、感無量です」 そう語るのは、吉本新喜劇の“広告塔”を自任する小籔千豊(43)。自身にとっては、コンビ解散後、芸人として再起する場となったのが新喜劇。その恩返しをしたいという思いを結実させた東京公演が今年で4回目を迎える。 「’06年に座長に就任してすぐ、新喜劇を東京でも見てもらえるようにすべきだと思ったんです。当時、新喜劇は名古屋から東にはほとんど知られていない。マーケットが半分しかないもんって、それはあかんだろう、と。そこで思いついたのが、吉本の劇場ではない、ふだん演劇などが上演される劇場でやらせてもらうことでした。おかげさまで動員数は毎年増えて。東京のテレビでも新喜劇が放送されたり、(酒井)藍ちゃんの女性初、史上最年少の座長就任がニュースで大きく取り上げられたり。僕が東京所属になりたてのころは考えられないことですよ」 広報活動の成果をかみしめつつも、さらなる高みを目指す小籔座長。思い描く新喜劇の笑いとは? 「新喜劇=ギャグ、というイメージを持たれている人も多いと思います。でも僕は、いい意味で新喜劇くさい部分に固執しないというか、初めて見た人でも笑えるものを作ることを心がけてきました。池乃めだかさんもよくおっしゃるのが、『ギャグよりもすじで笑いを取れ』と。僕はそれこそが新喜劇の肝だと思っていて、先輩の教えに従っているだけです。また、藍ちゃんに続く将来の座長候補を育て、アシストをしていくことに努めて、大勢の人に愛着を持っていただけるような新喜劇を追求していきたいと思います!」
2017年07月06日今年で4回目を迎える『吉本新喜劇 小籔座長東京公演』。座長・小籔千豊がコンビ解散後、芸人としての再起の場となった吉本新喜劇へ恩返ししたいという熱い思いから実現した公演だ。吉本新喜劇 小籔座長東京公演 チケット情報「何年も前から東京で、しかも吉本の常設劇場ではない劇場で吉本新喜劇の公演をやらせて欲しいとギャンギャン話してたんです。でも、会社はノー!ノー!ノー!……まぁ、そりゃそうですよね。大阪の番組にしか出てへん僕に言われてもそうなるのは今ならわかるんですけど、当時は断られてプリプリ怒ってました。そこから東京のテレビ番組のレギュラーをいただけるようになって、大阪吉本から東京吉本の所属になったタイミングでようやく実現できたんです」公演は1年目から注目を集め、チケットは全日即完。開催後には、先輩から嬉しい言葉もかけられた。「1年目の時、打ち上げで桑原(和男)師匠から『小籔のおかげで、一生出られんと思ってた格式高い俳優座劇場に出られた。舞台に立ててよかった』っていただきました。ほんまにやってよかったです。最近は東京で(新喜劇を)流していただいていることもあって、熱狂的なお客さんが増えてきた。毎年、新喜劇のあとにゲストを迎えてトークコーナーをやっているのは、みんなの人柄を知ってもらいたいから。今年も変な話を聞いていただいて、“面白いから応援しよう”と思ってもらえたらいいですね」近年、すっちー、松浦真也、吉田裕など、吉本新喜劇メンバーの活躍が著しい。今回は、史上初の女座長就任で注目を集める酒井藍の出演も決定している。「藍ちゃんは最高です!ほんまに面白い。ただ、痩せる気がないのが……。座長になることが発表された時、『おめでとう。感謝の気持ちを忘れずに。座長が膝痛いって休演でけへんから痩せなあかんで。寿司行こうぜ』ってメッセージを送ったんです。『はい。本当に感謝していきたいです。寿司もありがとうございます』って返信が来たんですけど、痩せることには一切触れてなかったんで、あいつナメとんなと。1回、ガッチーンとキレたらなあかんなと思ってるところです(笑)」入団当初、「ここで65歳まで飯を食う」と決意した小籔。50年以上受け継がれるテッパン技と劇団員の新しい個性を織り交ぜながら、さらなる発展を目指す吉本新喜劇に生涯、籍を置くつもりだ。「私利私欲で辞めることはない。もし辞めたらクビになったか、はらわた煮えくり返ることがあったんやと思っていただければ。はらわた煮えくり返って辞めた場合は、暴露本を出します。全10巻でどぎつい文句から感謝の気持ちを書きながら、最終巻にどーんって爆弾を落とす。著者は“座長の嫁”で(笑)」小籔が確固たる責任感と並々ならぬ使命感をもって挑む『吉本新喜劇小籔座長東京公演2017』は、8月9日(水)から13日(日)まで銀座ブロッサム中央会館にて開催。大阪でしか観られないベテランから注目の若手までが一堂に集まる本公演をお見逃しなく!先行抽選販売(プレリザーブ)は6月16日(金)より受付。取材・文:高本亜紀
2017年06月16日「いまだに信じられなくて、実感が湧かないんですよ」と胸中を語るのは、吉本新喜劇の座長就任が決まった酒井藍(30)だ。 「ブーブー、ブーブー。私、人間ですねん」のギャグでおなじみの彼女。30歳での就任は99年に今の座長制度が決まって以来最年少だ。しかも、吉本新喜劇58年の歴史上初めての女性座長。現座長の小籔千豊(43)もインスタグラムで《藍ちゃんが座長になったら将来確実に新喜劇がよくなるからめでたい》と絶賛している。身長160センチに体重108キロ。スリーサイズがオール110というポッチャリキャラで愛される新座長の素顔に迫ったーー。 奈良県磯城郡に生まれ育った酒井。保育園のころから吉本新喜劇に入りたいと思い、高校卒業後はNSC入りを考えた。だが両親が反対したため、奈良県警の警察職員に。それでも彼女は夢を諦めなかった。07年に吉本新喜劇主催のオーディションを受け、合格したのだ。 「オーディションを受ける前、父は『お前なんか絶対に落ちるから受けてみればええ』と言っていました。でもどんどん通過していく。父は母と妹たちから『お父さんのせいでこんなことになった』と責められたみたいです(笑)。合格した際も父は『吉本って保険とかあるんか?』と言っていましたが、自分で認めたから反対しなかった。心配していたのは妹たち。縁遠い芸人の世界が不安だったようです。でも今はみんな応援してくれています」 念願かなって新喜劇入りを果たした酒井。新喜劇ではもっとも笑いを取る役を「一ボケ」といい、座長格が担う。その横に「二ボケ」「三ボケ」が並び、「一ボケ」をフォローする。だが当時は女性団員で「一ボケ」をこなす人はほとんどいなかった。酒井は「いつか『一ボケ』をこなしたい」と目標を立てる。支えてくれたのは、座長クラスの先輩たちだった。 「小籔兄さんには『たとえとんがった笑いでも、しっかりボケの前にふりをつけることで老若男女のお客さんにわかってもらえるようになる』など、細かい部分までアドバイスしてくれました。たしかに辛いこともありました。でも保育園のときからずっと新喜劇に入りたくて仕方なかった私が舞台に立てる。それだけで嬉しかった。幕が開いて客席が見える。その瞬間が最高で、苦労よりも喜びのほうが大きかった。だから頑張れたんです」 そして若さと女性という2つの壁を突破した酒井。初座長公演は7月26日からなんばグランド花月で行われる。だが新喜劇の座長はかなりの激務。とうぶん恋も結婚もお預け? 「それが先日、占い師さんに手相を見てもらったら『身内の男性と結婚できる』と言われたんです。だから『私は誰と結婚するんやろ?』と思いながら団員をみまわしているところです(笑)。理想のタイプは、格闘家のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラさん(40)。元横綱の曙太郎さん(48)にお会いしたときハグしてもらったら、すっぽりおさまったのが嬉しくて!自分よりうんと大きな人がいいな(笑)」 次のインタビューは、結婚発表!?成り上がり新座長から目が離せないーー。
2017年06月09日