映画『アラジン』(公開中)の大ヒット記念イベントが18日、都内で行われ、吹き替えキャストの中村倫也、木下晴香、北村一輝、さらに、お笑い芸人のレイザーラモンRG、北陽の虻川美穂子、尼神インターの誠子と渚が登場した。本作は、映画史に残る名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだディズニーの名作アニメーション『アラジン』を実写映画化した物語。初登場No.1スタートを飾った全米公開に続き、日本でも6月7日に公開となった本作は、金曜初日を含めた3日間で動員数約96万人、週末興行収入約14億円で初登場1位を記録し、大ヒット映画『美女と野獣』のオープニング成績も上回った。この日はまず、“プレミアム吹替版”でジャファー役を演じた北村が登場。その後、アラジン役の中村とジャスミン役の木下が「ホール・ニュー・ワールド」を生披露するかのような司会者の呼び込みに観客の期待感が高まるも、歌いながら登場したのはアラジンならぬアールジンになりきったレイザーラモンRG。さらに、ジャスミンに扮した虻川と誠子も登場して歌い、ジャファーに扮した渚も駆けつけ、北村は苦笑いを浮かべつつ優しく見守った。そして、“なりきり”アラジン&ジャスミンが「もう1回歌いたい」と言い出し、再び歌唱がスタート。すると今度は途中で、“本家”アラジン&ジャスミンの中村と木下が現れ、会場から歓喜の声が。“本家”と“なりきり”が一緒になって合唱し、前回のイベントで歌えず「歌いたかった」という北村も参加した。歌唱後、中村は爆笑。また、RGと「すみません」「アールジンの前で歌わせていただいて」と土下座し合う展開になり、2人のやりとりに笑いが起こった。その後、RGは「アラジンあるある」を熱唱。いつものように引っ張った後に「ジーニーがしゃべるときめっちゃ両手動かしがち」という“あるある”を披露し、中村は「注目ですよ、しゃべるとき!」と観客に呼びかけた。
2019年06月18日実写映画『アラジン』で“プレミアム吹替版”を担当する、中村倫也と木下晴香が歌う名曲「ホール・ニュー・ワールド」のMVが到着した。本作で最も重要なシーンのひとつでもある、“魔法のカーペット”のシーンを彩る映画史に輝く名曲「ホール・ニュー・ワールド」。数々のディズニー音楽を手掛けてきた作曲家アラン・メンケンが作曲し、アカデミー賞最優秀歌唱曲賞とゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にも輝いた。貧しいながらも、ダイヤモンドの心を持ち、本当の自分の居場所を探す青年アラジンが、王宮の外の世界に憧れる王女ジャスミンと初めて心を通わし、魔法のじゅうたんに乗って夜空をかけるこのシーン。“プレミアム吹替版”では、アラジンを中村さん、ジャスミンを木下さんが担当。「僕を信じて」とアラジンがジャスミンの手をとり始まる本映像。ジャスミンの生き生きと伸びやかな歌声と、それを包み込むアラジンの甘く優しい歌声との見事なハーモニー、そして新たな翻訳で蘇る歌詞にも注目だ。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。「アラジン オリジナル・サウンドトラック」は6月5日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月21日6月7日公開の映画『アラジン』マジック・カーペットイベントが16日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、ウィル・スミス、アラン・メンケン、中村倫也、山寺宏一、木下晴香、北村一輝が出席した。全世界に大旋風を巻き起こし、映画史に残る珠玉の名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだ1992年公開のディズニーの名作『アラジン』が、想像を超えた空前のスケールで実写映画化した本作。この日行われたイベントには、ランプの魔人ジーニーを演じたウィル・スミス、そして「ホール・ニュー・ワールド」を作曲した天才作曲家のアラン・メンケンに加え、アラジン役の中村倫也、ジーニー役の山寺宏一、ジャスミン役の木下晴香、ジャファー役の北村一輝といった日本語吹き替えキャストも勢揃いして"レッドカーペット"ならぬ"マジック・カーペットイベント"が行われた。冒頭ではアラン・メンケンが「ホール・ニュー・ワールド」と「フレンド・ライク・ミー」の順でメドレー演奏し、途中からウィル・スミスが登壇してミニステージを繰り広げ、本作の世界観を演出。ウィル・スミスは「本当に興奮しています。アランさんとさっき決めて僕が急に登場することになったのでビックリしています」と明かし、「『フレンド・ライク・ミー』はこの作品に関わって僕が一番最初に覚えた曲です。今この舞台でアランさんと即興でやれてすごく楽しかったですね」と満足げだった。2人のミニライブに中村は「日本のファンのためにこれだけしてくれるアランとウィルは、みんなにとって最高の友だちと言っていいんじゃないでしょうか」と大絶賛。山寺も「ウィルさんやアランさん、そして日本のキャストの皆さんとこの場に立てて本当にうれしく思っています」と感激しきりで、「映画は最高ですので皆さんも楽しんでください」とアピールしていた。ウィル・スミスが演じたジーニーの日本語吹き替え版は、山寺が担当。山寺についてウィル・スミスは「違う言語を担当する方にお会いできることは珍しいですね。今日お会いして最高だし、2人に共通することはハンサムということですね」と話し、山寺も「僕もそう思います」と満更でもない様子だった。本作についてウィル・スミスは「すべてが含まれている映画なので、家族全員で見ていただきたいです。本当に素晴らしくて美しい映画です。僕がとっても誇りに思っている映画で、前の『アラジン』を好きだった方々にもファンになっていただきたいし、新たなファンがどんどん出来ると思います」と日本のファンにメッセージを送った。映画『アラジン』は、6月7日より全国公開。
2019年05月17日俳優の中村倫也が4月22日(月)、恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた、映画『アラジン』“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに木下晴香と共に出席し、名曲「ホール・ニュー・ワールド」を熱唱した。■中村倫也、生歌披露に「出ていくだけで帰りたくなった」本作は、本当の自分の居場所を探している貧しい青年アラジンと、王宮の外の世界に自由を求める王女ジャスミン、そして“3つの願い”を叶えることができるランプの魔人・ジーニーが繰り広げる冒険を描いたディズニー・アニメーションの不朽の名作を実写映画化。中村さんはアラジンを、木下さんはジャスミンの吹き替えを務める。中村さんはこの日、第65回アカデミー賞歌曲賞をはじめ、ゴールデングローブ賞主題歌賞、グラミー賞最優秀楽曲賞に輝くなど、世界的な名曲として愛されている「ホール・ニュー・ワールド」を木下さんと共に生披露。魔法のじゅうたんの上での歌唱に「尋常じゃないぐらい喉が渇いて、汗をかいています」と感想を述べると「本当に緊張しました。出ていくだけで帰りたくなりました」と苦笑い。それでも「こういう場なので一生懸命やらせていただきました」と充実感いっぱいに語っていた。ミュージカル女優として活躍中の木下さんも「いつもは舞台に出る前に緊張するのですが、今日は舞台に上がってからも緊張しました」と普段と違う感覚だったことを明かすと「でも、じゅうたんに乗れる機会なんてめったにないと思ったので、思い切り楽しもうと思いました」と笑顔。言葉通り、伸びやかな歌声で会場を魅了した。■中村倫也、ディズニーの仕事に驚きと喜びセリフだけではなく、歌まで完全に吹き替える“プレミアム吹き替え版”上映。中村さんはオーディションを突破して役柄を得たが「まさか人生でアラジンに参加するなんて、ましてやディズニーさんと仕事をすると思っていなかった」と驚きを見せると「『アラジン』自体が大好きだったので、頑張らなければ」という強い思いで臨んだという。木下さんも「信じられないわー」とミュージカル調に喜びを表現すると「良い作品にしなければという責任を感じつつ、それをパワーに変えて挑戦しました」と語った。中村さん、木下さん共に『アラジン』に参加することで、大きな反響があったことを明かすと、中村さんは「薬局で喉あめを買うとき『歌わないとダメだもんね』と言われたんです」というエピソードを披露した。■見どころはアラジンの成長“アラジン”という誰もが知っているキャラクターに命を吹き込んだ中村さんは「純粋でダイヤモンドの原石のような人物」と特徴を挙げると「生い立ちのコンプレックスを変えたいという思いのなか、少年から青年、そして大人になる変化をしっかり演じようと心掛けました」と語る。木下さんも、宮殿から出ることが許されなかったジャスミンが解き放たれたときの喜びと驚きの顔をどのように表現できるか、そこにチャレンジしたと述べていた。中村さんは「(アニメの)『アラジン』ファンも驚くぐらい楽しい体験ができます」と出来に胸を張ると「友達、恋人、ひとりで観に来ても楽しい魔法にかけてもらえる作品です」と作品をアピールしていた。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年04月22日高校1年でスカウトされ、2005年にデビューした中村倫也さん。その演技力と不思議オーラ?は、お仲間の俳優さんたちには当初から注目されていたようです。近年は出演作もヒットし、さらなるブレイクが期待されています。放送中のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)では、ヒロインの深キョンと微妙な絡みがあり、お姫さま抱っこまで…。キュンキュンしている人も多いのでは?■中村倫也は結婚しているの?彼の動物好きというところに親近感を覚える女子、あの優しい声を聞くだけで癒される女子も少なくないのだとか。そんな彼、来月公開の映画『美人が婚活してみたら』では、恋愛偏差値の低い婚活男子を演じるそうですよ。ゆるふわ系からギラギラ系、非モテ系まで、どんな役でもハマるってすごいですよね?というわけでみなさん、もうお気づきかと思いますが、今回は中村倫也さんを占います。手始めに出演作などを調べようとネット検索したら、やたらと「結婚」ってキーワードが出てくるのですが、なぜでしょう…?まさか結婚しているの?と何度もググってしまいました。結論から言うと、筆者が調べた限りでは未婚のようです。■中村倫也は探究心旺盛中村倫也さん(1986年12月24日生まれ)ホロスコープ上の太陽星座は仕事、水星星座は知性、月星座は結婚、金星星座は恋愛、火星星座は行動などを示します。中村さんの太陽は山羊座。太陽が山羊座にあると、仕事に対する姿勢は真面目です。コツコツ努力して実力をつけ、晩年になるほど真価を発揮するでしょう。水星は射手座。射手座に水星がある人はトーク力があって探求心旺盛です。例えば会話はテンションが高めで、どんなに博識でもあっけらかんとしていそう。また、探求心の旺盛さゆえ、興味を惹かれた分野に関して幅広く知識を磨こうとします。某番組で動物の紹介をしている彼を見たら、決してドヤ顔をすることなく、好きなことを楽しげに話す姿に水星射手座らしさを感じました。今年は、射手座にある星は最高に輝くので、彼のこういった魅力を目にする機会は多そう!■結婚はまだ少し先になりそう!?結婚を示す月星座は、乙女座か天秤座です(出生時間によって異なります)。もし彼の月が乙女座だったら、あまり余計なことは言わないものの鋭い観察力を持っているでしょう。例えば食事中の箸の使い方とか…。女子を見る目は厳しいか、相手に何も期待しないか。一方、月が天秤座の場合は、女子に理想を押しつけるか、超理想のタイプをゲットするか。並んだときにお似合いの相手なら、結婚を考える可能性は十分にあります。中村さんと同じ12月24日生まれの石原さとみさんを占ったときにも書いたのですが、どちらにしても結婚はある程度、条件が整わない限り、少し先になりそうですね。みなさん、よかったー!ってホッとしました?■中村倫也は、恋をしたら一途金星星座は恋のパターン、火星星座はアプローチ方法を表しますが、彼の金星は蠍座、火星は魚座。金星・火星、どちらも水の星座なので、相手に自分と同じ気持ちでいてくれることを望む傾向が高いでしょう。蠍座の金星は好きな人に対して一途。好き嫌いは結構ハッキリしています。魚座の火星はどちらかと言うと、強引さに負けたり、マメですが曖昧な態度に出てしまうところがあったり。ちょっとルーズな面も…。先ほど書いた普段の彼の、水星射手座らしいあっけらかんとした態度からは、一途に一人の女性を愛し、相手にもそれを求める様子は想像しづらいかもしれませんね。でも、すごく真面目に恋愛する人だと思います。動物好きなところは、潜在的にペットは人間と違って裏切らない…という感覚もあるからなのかなぁ。■中村倫也はこれからどんな恋をする?この先、どのような相手と恋をするのかしら?と彼の今後を占ってみたのですが、残念ながら恋愛や結婚、プライベートに関することは、しばらくは謎に包まれる…そんな星の配置でした。もし大切な相手がいたり空間があったりするなら、そっとしておきたい気もします。仕事面ではますますヒット作に恵まれそうなので、テレビや映画で彼を見る機会はさらに増えるでしょう。当面の間、結婚しないなら…脳内彼氏に設定して、妄想の中でお姫さま抱っこや強引な直球告白をしてもらうのもいいかもしれませんね。
2019年02月24日12月5日、俳優の中村倫也(31)が、2018年に最も検索数が急上昇した「Yahoo!検索大賞2018」の俳優部門賞に輝いたとして話題となっている。「Yahoo!検索大賞2018」は、1年間で多くの人に指示され前年と比べもっとも検索数が急上昇した人物に賞を授与するアワード。今年で5周年を迎える。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で脚光を浴び、ドラマや映画、CMなど幅広く活躍する中村。幅広いキャラクターを演じわけるカメレオン俳優として注目され、今回の受賞につながった。中村はTwitterに「Yahoo!検索大賞2018 俳優部門 いただきました!ありがとうございます」と報告。「ずっしりと、トロフィーの重みをしっかりと感じながら、日々邁進してまいりたいと思います」と想いを伝えた。これには6,000を超えるリツイートと45,000近い、いいねが付き人気の高さをうかがわせた。ファンは「おめでとうございます!私もいつも検索しております」「おめでとうさすが倫也くん」「自分の事のように嬉しいです」「朝からドキドキしながら待機してたので、発表見て興奮しまくりました!!!」など喜びと祝福のコメントが相次いでいる。また、大賞とアイドル部門賞をKing & Princeがダブル受賞。ミュージシャン部門賞は9月に引退した安室奈美恵(41)、モデル部門賞はKoki,(15)が受賞。お笑い芸人部門賞はひょっこりはん(31)、作家部門賞はカラテカ・矢部太郎(41)が選出された。また平成生まれの著名人に贈られるスペシャル部門賞には、女子テニス・大坂なおみ(21)とフィギュアスケート男子・羽生結弦(23)が受賞した。
2018年12月05日俳優の中村倫也が、検索数が急上昇した人物や作品を表彰する「Yahoo!検索大賞2018」の俳優部門賞を受賞し5日、都内で行われた発表会に出席した。トロフィーを受け取った中村は、「ついさっきまでピンと来てなかったんですけど、この重さはワンクリックの結集なんですね」と重みを実感。「すごいですね。ありがたいです」と感謝した。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の正人役で注目を集めた中村。MCの今田耕司から「鈴愛をあんな振り方したらダメ」と言われると、「現場でも芽郁ちゃんとずっと『付き合っちゃえばいいのにね』って」とヒロインを演じた永野芽郁との会話を明かした。また、朝ドラの反響について「すさまじかったです。道を歩いてたら70、80代のおじいちゃんが『朝出てるね』って」とエピソードを交えて語った。ドラマに映画に引っ張りだこの中村のストレス発散法は、無心になってうさぎの動画を見ることだそう。「動物全部好きなんですけど、気がつくと夜中3時くらいになっているときがあります」と説明。「飼いたいんですけどね」と言い、「今、ハムスター2匹と古代魚を飼っています」と明かした。さらに、今田が「モテるでしょ?」と女性関係に切りこむと、「鈍感なのかもしれないですけど、わからないですね」と笑う中村。好きな女性のタイプについて「もうすぐ32歳になるんですよ。なので、わかんなくなってきました。何かあったんでしょうけど、僕のこと好きでいてくれたらいいやって思ってきました」と変化を明かすと、今田が「何があったんや!」とツッコんだ。「Yahoo!検索大賞2018」は、「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年に比べて検索数が急上昇した人物や作品などに贈られるもの。集計期間は2018年1月1日から11月1日まで。
2018年12月05日11月25日放送の日本テレビ系「おしゃれイズム」に俳優の中村倫也がゲストとして登場、親交の深い芸能人がVTRで中村さんの魅力を語ったり、高尾山へロケに繰り出すなど、ドラマや映画とは違う中村さんの姿が見られた本番組に大きな反響が寄せられている。番組では中村さんと親交のある芸能人がVTR出演、中村さんの魅力について語った。舞台で共演した小池栄子は「今、売れてることにビクビクしてるんじゃないか」と中村さんの現在の心境を分析、さらに「悪い女がつかないように(中村さんには)旬にならないでくすぶってて欲しい」とコメント。これに対しSNS上には「中村倫也の古参みたいなこと言ってて最高か」「普段悶々と思っていることを小池栄子がズバッと言ってくれて、ちょっとすっきりした」「ありがとう!小池栄子!これからも頼む」など共感したファンからの投稿が続々上がっていく。その後VTR出演した宮川大輔は中村さんの“変顔画像”をみせながら「クレイジーだから振り切れる」とその性格を分析、しかし中村さんは「大輔さんも変わってる。一緒にカラオケに行って尾崎豊を歌ってたらいきなりキスされた」と“反論”。視聴者からは「私も尾崎豊を歌ってる中村倫也にキスしたい」「私もキスしたい」などの声が上がる。さらに番組の後半では高尾山へロケに。パワースポットと呼ばれるたこ杉の脇にある“ひっぱり蛸”に「億万長者になれますように」とお願いし、煩悩をはらう男坂を上がる際には、自らの煩悩について「最近セリフ覚えるのに時間がかかるから、セリフの少ない役が来ないかな」と語ったり、「絶対大吉ですよ」と言いながらおみくじをひいて凶が出ると“ぼそっ”と「クーリングオフできるのかな」とつぶやく中村さん。その独特のテンポ感や言葉のチョイスのセンスに「癒されるな~」「声のトーンがまた落ち着く」などの感想が多数。今回の番組で“素”の中村さんを知った視聴者からは「こんな物腰柔らかな人なのね」「思ってたキャラと違う。...んーなんかいい!!」などの感想がツイートされているほか「中村くんの素っ気ない感じ好き(笑)」「倫也さんってほんとユーモアあって好き」などの声も多数。「一人ロケでこのトーク力はすごい!」「バラエティーもいける気がする」など、そのキャラクター性が俳優以外でも活きるのではないかという意見も寄せられていた。俳優として今年に入り大ブレイクした中村さんだが、本番組などのバラエティー出演をきっかけにさらに活躍の場が広がりそうな予感だ。(笠緒)
2018年11月25日現在放送中のドラマ「今日から俺は!!」にて、すでに“メインゲスト”として出演が決定していた俳優・中村倫也の役柄がついに発表された。西森博之のヤンキーギャグ漫画を実写化した本作は、主演の賀来賢人が“金髪パーマ”三橋貴志役を熱演するほか、伊藤健太郎、清野菜名、橋本環奈ら人気若手俳優、さらにムロツヨシや佐藤二朗ら本作の脚本・演出を手掛ける福田雄一作品お馴染みの俳優が出演。若手キャストが繰り広げる、もはや顔芸とも言える変顔、ムロさんの金曜日とのギャップなどなど、様々な方面で話題を呼んでいる。注目の若手だけでなく、本作には超豪華な“メインゲスト”や“スペシャルゲスト”も登場。第1話では小栗旬、第3話では柳楽優弥が登場し大いに盛り上がりを見せていたが、今回“メインゲスト”として出演のみが発表されていた中村さんの役柄が判明。その役柄は、“東京のワル”紅野。出演発表時、「今回は、洗練されたファッションに身を包み、三橋と伊藤をひたすらイラつかせるシティ派の不良という役」と中村さん自身が説明していた紅野。原作でも人気の高い、千葉VS東京が繰り広げられる「VS東京もん編」に登場し、ユタカ(平埜生成)、ゴロー(池田純矢)と共に、ここまで無敗無敵の三橋(賀来さん)&伊藤(伊藤さん)に初黒星をつける…!?「頑張ってチャラついた男を演じました。あ、久しぶりにアクションも頑張りました」と明かしていた中村さん。今回到着した写真では、飛び蹴りをしているようなカットも!頑張ったというアクションにもぜひ注目したい。さらに、“スペシャルゲスト”ではあの人が、世代にはたまらない、あの恰好で登場するという。「今日から俺は!!」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月04日俳優の中村倫也が、11日より全国で放送される日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」の新テレビCM「Simejiってご存知?」編で、初のママ役に挑戦している(一部地域を除く)。新CMでは、中村が、「Simeji」を使いこなすイケてるママ役に挑戦。カラフルなワンピースで子供と登場した“Simejiママ”が、「何にもしていないキーボードって、すっぴん晒すのと同じじゃない?」とママ友に対してドヤ顔で言い放つ。また、同日に「Simeji」の機能を紹介する全7種のWEB動画も公開。中村演じるイケてるママの名言で機能を説明する動画や、顔文字を自身の顔で表現する動画など、Simejiの魅力を“Simejiママ”節全開で紹介している。撮影は9月某日に実施。中村は、現場に入ると早速子供役の女の子に「ママです」と声をかけ、撮影開始前からすっかりママに。撮影中の話し方や歩き方など細部までママらしさにこだわっていたという。なお、衣装やアクセサリーなど、随所にSimeji(シメジ)をあしらわれている。
2018年10月11日俳優の中村倫也が高校教師役で出演するニキビ治療啓発動画『ニキビも、悩みも、小さなうちに。』が14日、WEB限定で公開された。この動画では、おでこにできたニキビに悩み自信が持てない女子高生と先生との甘酸っぱいやり取りが繰り広げられる。高校教師役は中村倫也、女子高生役は西本まりん。CMの楽曲は、曽我部瑚夏による女子高生の心情を歌詞にしたオリジナルソングとなっている。また、動画公開に合わせて、撮影の裏側をおさめたメイキング動画や、独占インタビュー動画もWEB限定で公開された。中村は動画の見どころについて「今回の作品は、女子生徒の乙女心に尽きるんじゃないですかね。彼女のニキビに悩みつつ、恋をしてるのかしてないのかは分かんないですけど、なんかそういうちょっとした青春な感じが、この高校の撮影を通じて、“ヒシヒシ”と感じています」とコメント。高校生時代、特に印象に残っている出来事を聞かれると「もっぱら勉強の虫だったので、優等生で来ていたので。まぁ、嘘なんですけど(笑)」とふざけてから、「文化祭とか楽しかったですね。出し物を考えて、クラスTシャツとか作ったり。体育祭とかイベント事は一致団結じゃないですけど、印象に残っていますね。キラキラしていたな、と思いますね。思い返すと。あとは…もっぱら、恋ですね」と語った。そして、ニキビに悩んでいる人に向けて「この作品を通じて、ニキビをどういう風に処置したらいいのかを学べると思いますので、是非参考にしていただいて、素敵な人生を歩んでいただければと思います。やっぱりニキビ1つでちょっと人の目が気になってしまったり1日ハッピーじゃなくなったりする素敵な乙女心をお持ちの方も多いと思いますのでぜひ適切な処置を施してやってください」とメッセージを送った。
2018年09月14日先日、無事クランクアップが伝えられたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に、癒し系の“マシュマロ男子”として話題となった“マアくん”こと中村倫也が再登場することが判明。中村さんからコメントが到着した。◆“鈴愛”永野芽郁、娘にフィギュアスケートをやらせたい!9月3日(第133回)から始まる第23週以降、舞台が再び東京に移る本作。現在放送中の第22週「何とかしたい!」では、ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が娘の“かんちゃん”こと花野(山崎莉里那)にフィギュアスケートをやらせてあげたいという思いから、再上京を決意する展開に。鈴愛は個性豊かな人々に刺激を受け、モノづくりという新たなステージに進んでいく。そして、再上京を果たした鈴愛は、18歳のときにふられたマアくんこと朝井正人(中村さん)と再会を果たすことに!◆中村倫也、「律と鈴愛に何をもたらすのか。ご期待ください」6月7日(第58回)放送以来の登場となる中村さんは、「しばらく会ってなかった友人と話すと、『大人になったなあ~』と感心することと、『相変わらずだなコイツ』と妙に安心してしまうこと、あると思います。朝井正人、再登場、39歳。すずめちゃんとの初恋を経て、彼は何を学んだのか。そして20年を経て、彼はどんな大人になったのか。律と鈴愛に何をもたらすのか。ご期待ください」と気になるコメント。また、制作統括・勝田夏子氏は「アラフォーになってよりスマートに、より癒し系に、よりつかみどころなく?……かどうかはわかりませんが、とにかくオトナになって、鈴愛、律とからんでいきます」と明かしており、青春時代に“いろいろあった”3人が再会して、改めてどんな関係を育んでいくのか、楽しみな展開が待ち受けていそうだ。◆第22週「何とかしたい!」あらすじ花野が自分のお小遣いに手をつけていないことを知った鈴愛。本人に事情を聞くと、お金をためてフィギュアスケートを習いたいのだと打ち明ける。やりたいことを初めて口にした花野の思いに応えてやりたい鈴愛は、なんとかできないかと律(佐藤健)に相談するが、スケートをやらせるためには、名古屋のスケートリンクまで通わなければいけないことがわかる。一方で、名古屋でアパートを借りるほどの経済力もない鈴愛は、どうすれば花野にスケートをさせてやれるか頭を悩ませる。そんな中、“ヒットエンドラン”という会社を経営する津曲(有田哲平)から連絡があり、以前鈴愛から預かった岐阜犬のアイデアが、大手のおもちゃメーカーに採用されたので会いたいという。後日、岐阜までやってきた津曲は、岐阜犬の権利を買い取りたいと鈴愛に契約額を提示。すると鈴愛は、代わりに雇ってほしいと言い出し…。連続テレビ小説「半分、青い。」はNHK総合にて月~土曜午前8時~8時15分、午後0時45分~1時のほか放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年08月28日演じていることを感じさせない、自然体な表情に惹き込まれる。一見“ゆるふわ”な、中村倫也さんの素顔を追いかけました。中村倫也さんは、ふんわりとした穏やかな空気を纏ってふらりとスタジオに現れた。その立ち居振る舞いには気取りがなく余裕すら感じさせながら、W杯の話題を楽しげに語る姿にはやんちゃさものぞかせる。――俳優という道を選択された時、世間をザワつかせるような存在にとか、職人的な堅実な方向にとか、何か目指した形はありました?中村:両方ありましたよ。でも、当時、僕への需要がなかったんで、自分はしっかり下積みをやらなきゃいけないタイプなんだなって気づかされました。僕らの世代には、『ごくせん』とか『花ざかりの君たちへ』とか、若手の登竜門的作品がありましたが、かすりもしなかった。23~24歳の頃、河原雅彦さんと飲んでいた時に「キャスティングに倫也の名前を出しても、動員がないから通らないって言われるから、早く売れて」って言われたんです。やりたいことをやりたい人とやるには、ある程度の影響力が必要だと自覚した出来事でした。それで、そこからはちゃんと二兎を追おうと。20代の初め頃から、舞台では難しい役を振られることも多く、メインを張らせていただいたこともありますが、世間に広く知ってもらうためにはテレビドラマにも出ていかなくちゃと思ったんです。いまは、演技派俳優みたいに言っていただけるようになりましたが、それも一過性なんだろうなと思ってるところがある。そういう脳みそなんです。――評価されて、浮かれるみたいなことはないんでしょうか?中村:最近はもうないです。若い頃は、謎の野心と自信がありましたけど、いろんな通過儀礼でへし折られましたんで。大事なのはそこから何を積み重ねていくかだと思うんですけれど、その都度、向き合うべきことをやってきたら、たまたまいろんな人に面白がってもらえて、こんな感じになりました(笑)。僕は自分の成功体験をあてにしないというか…やったことのないことをやって、そこでいっぱい失敗したいんです。――失敗は、恐れない?中村:死にはしないですから。次の仕事で5倍取り返せばいいだけで。どんな経験も、それが傷になるか糧になるかは本人次第な気がするんです。自分自身が地面にしっかり根を張って立って、関わり合ってきた人としっかりコネクトしていれば、屋根を設えてもらえたりもするわけで。――ドラマ『半分、青い。』『崖っぷちホテル!』、映画『孤狼の血』と、近作だけでも役の幅が広いですが、これまでの仕事で、「この役が自分に来るなんて」と思った役はありましたか?中村:たいがいは驚かないんですが、『孤狼の血』は驚きました。まず、自分が演っている画が浮かばなかったです。白石(和彌)監督のなかで、いけるっていう目処が立っていたんだとは思いますが、見た目もこんなツルンとしていますし、人を殴ったこともないし、こんなペースでしゃべりますし、ヘラヘラしてますし…。――中村さんの場合、どんな役を演じていても、現実と地続きのリアルな手触りを感じます。中村:作品によっても、役柄によっても求められているものは違いますからね。なかには腕力で持っていかなきゃいけない時もあるし、共演者とのバランスを見て調整して。中村倫也が頑張っている、というのは絶対にバレちゃいけないとは思っています。――月並みですけれど、転機になった作品というと…?中村:よく聞かれるんですけれど、無数にあるんで本当に困るんです。やってない作品を出そうかな?(笑)――(笑)。では、こういう作品、こういう役のオファーを待ってます、というものはありますか?中村:いろいろやってきたなかで、恋愛ものは楽しいなと思います。恋愛すると、ちゃんとダサくなれるんですよね。ダセー奴って楽しいんです。感情移入しやすいし。――憧れのシチュエーションは?中村:(ドヤ顔の笑顔で)美女11人とのシェアハウス、でしょ。――オファー来たらどうします?中村:もしやったら、誰にも観られたくないです。ただ鼻の下を伸ばしているだけになりそうで…。――では、憧れる恋愛シチュエーションも伺っていいですか?中村:安心と安全の…『D-room』のような恋愛ですよ。…ってもう逃がしてよ。恥ずかしいんだから(笑)。――では、お仕事のない時はどんなことをされていますか?中村:…教えずにいたら、みなさんに気になってもらえますかね?――…では趣味とか?中村:あったら目をキラキラさせてしゃべってると思います。普通なんで内緒ぶってるだけなんです。八百屋行って、肉屋行って、家に帰って、台本を読んで寝る。ほんと普通なんです。芝居以外、何もないんですよ。なかむら・ともや1986年生まれ。東京都出身。俳優。’05年、映画『七人の弔』でデビュー。10月26日公開の映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』や『美人が婚活してみたら』(’19年公開)などの出演作が控える。シャツジャケット¥32,000(カベル/HEMT PRTEL:03・6721・0882)シャツ¥6,480中に着たTシャツ¥7,560(共にブラケットTEL:03・6416・8079)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年8月8日号より。写真・尾身沙紀(io)スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・松田 陵(Y’s C) インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年08月05日俳優・中村倫也(31)が1日、ブログを更新。自身初の著書「中村倫也 最初の本『童詩(わらべうた)』」発売当日に、書籍化について「物創りの身としてこの上ない幸せです」と心境を明かした。「童詩」と題した投稿で、「記念すべき〝最初の本〟発売日。」と書き出し、「いくつになっても童心を忘れず、楽しみながら詩を歌いたい。それをみんなに届け、手渡し、記憶の中で旋律が続くように、歌い継がれるように。心踊る瞬間に出会えるように。そんな人間に、役者に、僕はなりたい」と、タイトル『童詩』に込めた思いに言及。「この造語はただのタイトルではなく、生き様の宣言になるような言葉を選んでつけました。僕らしく、一筋縄ではいかない、めんどくさいタイトル、心底気に入っております。笑」と明かした。同書は、雑誌『プラスアクト』が約5年にわたり追いかけてきた軌跡を1冊の本にまとめたもの。「なんだかんだと、あれよあれよと言う間に5年も続き、まさか一冊の作品群になるとは。しかも沢山の方々に手にとっていただけるとは。物創りの身としてこの上ない幸せです」と書籍化を喜び、「しかもまあ~ずっしりと重量級な本を。笑 完成した本を持って、マネージャーが『百科事典』と呼んでいました。なるほど、この分厚さに15万字という文字数を見れば、確かに中村倫也の解体新書なのかもしれません」とコメントした。さらに、「なにはともあれ一歩も外に出たくなくなるような連日の猛暑に、家でゆっくりとそうめんでもすすりながらヒラリハラリとページをめくってください。きっと色んな旅ができるはず」とファンに呼びかけ、「この作品が、少しでも皆さんの人生の栄養になり、童のような気持ちで明日を迎えられたら、僕は幸せです。じゃ、シーユー。」と締めくくった。
2018年08月02日ミュベール(MUVEIL)が、2018プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を開催。「CHATS」をテーマに、6月1日から24日まで、南青山にある「ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)」にて行われる。ミュベールの2018プレフォールコレクションは、1960〜70年代に活躍した女優のロミー・シュナイダー(Romy Schneider)をミューズに迎えた。ロミーの出演作である『ポッカチオ’70』にたくさんの子猫が登場したことから、写真家でペットトリマーでもある榊原とのコラボレーションが実現。クラシカルな時代背景にミュベールらしい遊び心を取り入れた今シーズンのアイコンとなる、猫のプリントTシャツやセーターが誕生した。同展では、ミュベールデザイナー・中山路子の心を深く動かした榊原の作品を展示。猫や犬の自然な姿を造形的に撮影した写真からは、彼の愛情に満ちた視線がはっきりと見てとれる。また会場には、「CHATS」をテーマにしたスペシャルな雑貨など限定アイテムも登場する。期間中、ギャラリーミュベールでは2つのワークショップも開催。6月10日には、ギャラリーミュベールで刺繍教室の講師を勤めるデザイナーによる「ネコ刺繍のワークショップ」、6月14日にはフランスの手芸材料店「ラ・ドログリー(la droguerie)」の代表・スージーが来日して、ワークショップを行う。さらに、オフィスで飼い主のいない猫を保護し、保護猫をモデルにした雑貨屋コーヒーを販売している「LOVE & Co.」のポップアップショップも同時開催。利益の一部は、保護活動費に充てられる。【イベント情報】榊原俊寿 写真展「CHATS」会期:6月1日〜6月24日会場:ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1F時間:11:30〜20:00
2018年05月30日ミュベール(MUVEIL)は、2018年プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を実施。2018年6月1日(金)から6月24日(日)まで、ギャラリー ミュベールにて開催する。1960~70年代に活躍した女優、ロミー・シュナイダーをミューズに、クラシカルなムードの中にミュベールらしい遊び心を効かせた2018年プレフォールコレクション。彼女の出演作「ボッカチオ’70」でたくさんの子猫が登場したことから、写真家・榊原俊寿の作品を取り入れた。彼の作品と出会ったデザイナーの中山路子は、これまでに感じたことのないような猫たちの魅力に引き込まれたという。榊原が捉える犬や猫の表情は、彼が動物たちに向ける愛に満ちた視線がはっきりあらわれ、それにこたえる自然な姿が造形的に映し出されている。今回の写真展では、中山の心を動かした彼の作品のすごさを体感できることだろう。なお、写真展に合わせて2018年プレフォールコレクションに登場した猫モチーフのTシャツが登場。そのほか、会期中は、ギャラリーミュベールの刺繍教室の先生でもある刺繍デザイナーの田口によるネコ刺繍のワークショップ、利益の一部を保護活動費に充てる保護猫をモデルにしたコーヒーや雑貨の販売も行う。【詳細】MUVEIL×写真家「榊原 俊寿」EXHIBITION※「LOVE & Co.」限定ストア同時開催開催期間:2018年6月1日(金)から6月24日(日)会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1FTEL:03-6427-2162■会期中イベント・ネコ刺繍ワークショップ開催日:6月10日(日)・フランスの手芸材料店「ラ・ドログリー」代表スージーさんによるワークショップ開催日:6月14日(木)
2018年05月27日シネマカフェが中村倫也を“ネクストブレイク男子”の1人に選んだのは、2016年初頭のこと。大ヒットドラマ「下町ロケット」を経て「お義父さんと呼ばせて」にレギュラー出演、主演映画『星ガ丘ワンダーランド』も控えていたことから、「次に来る“塩顔系”の若手演技派」として紹介した。そして2018年5月、いまや最新映画、NHK連続テレビ小説、民放連続ドラマ、世界Hulu配信ドラマと4本の作品に出演!その観る者を翻弄する役ヘのなりきりぶりで“カメレオン俳優”の名をほしいままにし、その都度、SNSを沸かせている。そんな中村さんの現在、目にすることができる“4つの顔”に迫った。■スカウトでデビューし、舞台で演技力が開花1986年12月24日生まれ、東京都出身の中村さん。高校1年のとき、松坂桃李、菅田将暉などを要する所属事務所にスカウトされ、養成所で演技を学び、ダンカンが監督・脚本を務めた2005年の映画『七人の弔』でデビュー。同年の村川絵梨がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「風のハルカ」にも出演した。吉高由里子、賀来賢人ら生徒役が超豪華な「太陽と海の教室」(2008年)では岡田将生をパシリ扱いする御曹司役を務め、大河ドラマ「天地人」(2009年)は終盤で豊臣秀頼役を演じるなど、ドラマのゲスト出演を数多くこなしていたが、主戦場は舞台だった。やがて、2012年にブロードウェイミュージカルの日本版「RENT」で主要キャストに抜擢され、芸能生活10周年の2014年に初座長を務めた「ヒストリーボーイズ」で「第22回読売演劇大賞」優秀男優賞を受賞したあたりから、ジワジワと注目を集め始める。是枝裕和監督の『そして父になる』(2013)、映画版『海月姫』(2014)、大河ドラマ「軍師官兵衛」などに出演。2015年は『マエストロ!』『ピース オブ ケイク』ほか出演映画が5本も公開され、舞台版「ライチ☆光クラブ」では、映画で古川雄輝が演じた“絶対君主”ゼラを演じ切った。ふり返れば、確かに2016年はターニングポイントの1つだったかもしれない。「お義父さんと呼ばせて」では渡部篤郎の息子で蓮仏美沙子の兄・葉理男を演じたが、彼には“女装”というヒミツの趣味があることが発覚。中村さんの女装姿は反響を呼び、ドラマ最終回を前に中村さん自身も葉理男ならぬ“ハリコ”の画像を投下するほど。さらに、「闇金ウシジマくん Season3」“洗脳くん編”での怪演ぶりも大きな話題となった。■昨年は映画5本&ドラマ8本をこなし、今年は「ホリデイラブ」が話題に2017年は、ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門で正式上映された『愚行録』や、『3月のライオン』『笑う招き猫』『あさひなぐ』『先生!、、、好きになってもいいですか?』と5作の映画に出演。ドラマでは、「スーパーサラリーマン左江内氏」でムロツヨシ、「新宿セブン」で上田竜也(KAT-TUN)の“バディ”として印象を残し、「伊藤くん A to E」では夏帆に思いを寄せる脚本家“クズケン”を好演した。そうかと思えば、この3月まで放送されていた、あの「ホリデイラブ」だ!中村さん演じる妻に浮気をされた“サレ夫”・井筒渡が相手に反論の余地も与えないほど一方的にまくしたて、キレまくる、ドS男子どころではない鬼畜ぶり。その独壇場は“渡劇場”と称され、「わたるん」というカワイすぎる(?)呼び名も定着し、何度もトレンド入り。浮気をした妻(松本まりか)もかなりしたたかだったので、どっちもどっちな夫婦ではあったが、同クールに登場した「きみが心に棲みついた」の向井理や「トドメの接吻」の新田真剣佑と並んで“狂気的男子”とも呼ばれた。そんな中村さんがいま、「わたるん」とはとても同一人物には思えないほどの振り幅で、さまざまなキャラの男子を演じ分けている。■ゆるふわなモテ男子・朝井正人連続テレビ小説「半分、青い。」自ら「マシュマロ男子」と呼ぶ、ゆ~るくて、ふわふわした雰囲気のモテキャラを演じているのが、「半分、青い。」。現在、舞台は東京に移り、少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)に弟子入りしたヒロイン・鈴愛(永野芽)と大学生になった幼なじみ・律(佐藤健)はそれぞれ新生活がスタートしたが、5月12日(土)放送回に愛猫とともに初登場して以来、ちょっとした事件となっているのが、中村さんが演じる“マアくん”こと朝井正人の存在。律の大学の同級生で、アパートの隣人。複数の女性にモテながらも「別れ際はよく切れるナイフでスパッと。これ鉄則」とちょっぴり残酷なところも見せつつ、北海道訛りを隠すために“一文節ずつしか喋らない”という奇特キャラ。しかも、律とは因縁めいた過去があり、すっかり意気投合。「毎日かわいいマアくんが見られるなんてしあわせ」という声が聞こえる中、律とともに弓道部に入ったため、胴着姿も披露する。今週の予告映像には「鈴愛ちゃんの彼氏の正人」と自己紹介するシーンがあり、目が離せない展開が待ち受けていそうだ。■職人ツンデレ男子・江口竜二ドラマ「崖っぷちホテル!」また、4月からスタートした日本テレビ系日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」では、“ホテル界の風雲児”・宇海直哉(岩田剛典)が立て直そうとする、崖っぷち老舗ホテルの競艇狂いの総料理長・江口を務めている。だが、宇海が下した早速の人事異動で総料理長を降格させられ、代わって新人パティシエのハル(浜辺美波)が務めることに!本作では、朝ドラのゆるふわな“マアくん”正人とは、テンションが真逆ともいえる。普段は競艇新聞ばかり見ており、底抜けに明るく天然なハルのツッコミ係だ。とはいえ、料理のこととなれば真剣そのもので、たとえ総料理長ではなくとも「料理ができればいい」「(お客に)おいしいと言ってもらいたい」という職人魂が、江口から透けて見えるようになってきた。最初は宇海を快く思っていない様子だったが、謎多き宇海の懐に入り込めるのは、もしかしたら江口だけかも。チームワークの良さが番組公式SNSからも伝わってくるが、ハルとの名(迷)コンビの行方と宇海の“荒療治”に興味は尽きない。後3時間#中村倫也 #クシャ感 #たまらないです #崖っぷちホテル #崖ホテ【公式】崖っぷちホテル!さん(@gakehote_ntv)がシェアした投稿 - 2018年 5月月13日午前3時36分PDT■ギラつく“狂犬”男子・永川恭二映画『孤狼の血』そんな中、役所広司をはじめ、松坂桃李、真木よう子、石橋蓮司、江口洋介など豪華キャストが集結し、2018年の映画界を代表する“事件”となりそうな『孤狼の血』(白石和彌監督)にも中村さんは出演している。<警察小説×『仁義なき戦い』>と評された柚月裕子の原作を映画化した本作は、近ごろの日本映画ではあまり見られない熱さとバイオレンス描写が話題となっており、週末興行ランキングでは初登場3位と好スタート。中村さんが演じるのは、尾谷組の一之瀬(江口さん)の元で働く若きヤクザ・永川恭二。白石監督が言うように、まさに「狂犬」そのものの血の気の多い若者で、刑事の大上(役所さん)に対しても、敵対する組員たちにもにらみを効かせ、ついにはある行動を起こす重要なキャラクターの1人だ。ちなみに、単なる偶然…ではないと思うが、本作のキャッチコピー「血湧き肉躍る」が「半分、青い。」のナレーションで言及されていたこともあった。■キレ者(?)刑事男子・柴田達也「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」そして、上記の3作とも、「左江内氏」の腰巾着お巡りさんとも異なる、段違いにしっかりとしたキャラクターなのが本作。警視庁捜査一課の柴田巡査部長を演じており、礼紋警部(滝藤賢一)が何かと警察部外者のシャーロック(竹内結子)を頼りにするのが面白くない。BBC版「シャーロック」でいえば、ロンドン警視庁のサリーや鑑識のアンダーソンのような立場ではあるが、日本オリジナルのキャラクターとなっている。「カットがかかっても永遠にアドリブで続けられる」と滝藤さんがコメントするように、この2人のコンビや、シャーロックと和都(貫地谷しほり)も加わった4人の会話シーンは、奇怪な事件を扱いながらもコミカルで見逃せない。本作は、Hulu×HBO Asia共同製作であり、世界19か国で配信されることにも注目だ。なお、WEBショートムービー「言えなかった男篇」(AGC旭硝子)では、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの吉田大八監督と初タッグで、ミュージカルで培った圧巻の歌声とパフォーマンスを披露している。その歌声や身のこなしの素晴らしさは、映画やドラマで引っ張りだことなっても、舞台俳優・中村倫也の魅力を改めて思い起こさせてくれる。今後は秋公開の『オズランド笑顔の魔法おしえます。』、2019年公開の『美人が婚活してみたら』なども控えている中村さん。朝の顔となって、さらなる層にファンを広げた後はどんな“男子”を演じてくれるのだろうか?(text:Reiko Uehara)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
2018年05月17日9月に上演される『最遊記歌劇伝-異聞-』の製作発表イベントが都内で開催され、これまでのシリーズに出演し今作でも光明三蔵法師を演じる三上俊と烏哭三蔵法師役を演じる唐橋充が登壇。さらに新キャストである小沼将太、深澤大河、古谷大和、前川優希、二葉勇、月岡弘一、齋藤健心が登場した。【チケット情報はこちら】本作は、峰倉かずやの漫画『最遊記』シリーズを原作に2008年から上演される舞台『最遊記歌劇伝』シリーズの最新作。今回は漫画『最遊記異聞』のエピソード前半が中心となり、本編から遡り、若かりし頃の光明三蔵・峯明の物語を描く。脚本・演出は三浦香。桃醍役の小沼は「13年野球をやっていたので、体育会系の桃醍とは結び付けられるものがあるかなと思っています」玄灰役の深澤は「初めて妖怪を演じます。こんなに可愛らしい妖怪をやらせていただけるとは」青藍役の古谷は「(正統派の二枚目で優等生な役は)似てないところを探すほうが大変。髪さえなんとかすれば舞台に立てます」道卓役の前川は「ぶっきらぼうで兄貴気質な役ですが、僕は人に対して下手(したて)に出るタイプ。今回は稽古場で先輩たちにもガツガツしていけたら!」蝶庵役の二葉は「美しさに厳しい役ですが、俳優になるまではプロ野球選手を目指して坊主でやっていたので、不安もありました。ナルシストになっていけたら」丸福役の月岡は役を「卑怯な男」と言われ「卑怯に見えないような愛される丸福をつくっていきます!」抄雲役の齋藤は「風貌もチンピラですし、自分じゃないところを攻めないとできない役。そこに対してまっすぐにぶち当たっていきたい」とそれぞれ語った。また、峯明役・田村心からのビデオメッセージが届き「自分にとっては初めての主演なのでいろいろ挑戦になることもあると思いますが、気を引き締めてがんばっていきたいです!」とコメントを寄せた。三上は「今回、2年半ぶりということで、ここに前回からいるメンバーは僕と唐橋さんだけですが、鈴木拡樹、椎名鯛造、藤原祐規、鮎川太陽4人の想いを背負ってしっかりと務めていきたいと思います」と挨拶。「この作品だけはずっと続けていきたい」と語った唐橋は「峰倉かずや先生が1ページに描かれている以上のことを考えていらっしゃることを知って。演劇なら漫画のひとコマに描ききれなかった何かが表現できる可能性があると思いました。お話を聞いた限り、これは10年や20年じゃ終わらないと思ったし、僕が年を取っても若い子が続けるべきだと思う。だから今回、別ライン(今作)ができてとても嬉しいです」と語った。公演は9月4日(火)から9日(日)まで東京ドームシティ シアターGロッソにて。取材・文:中川實穗
2018年03月30日(写真:アフロ) 「親方が私のところへやってきて『貴公俊がみんなのいる前で付き人を殴ったようなんです』と言ったんです。親方はまさか自分のところでと仰天して動揺しているようでした」 そう語るのは、龍神総宮社の辻本公俊祭主(65)。貴乃花親方を支援し続けてきた“恩人”だ。事件後、宿舎のある龍神総宮社へ戻ってきた貴公俊は泣き崩れるばかりだったという。辻本氏は、女将さんである花田景子さんにも電話で報告。東京にいた景子さんは、絶望的な声を上げていたという。辻本氏が続ける。 「言葉にならないほど、むせび泣いていました。女将さんにとって、貴公俊も付け人も我が子同然の存在ですからね。親方のこともすごく心配していて『親方のそばについていてあげてください。お願いします』と言っていました」 騒然としていた暴行騒動直後の貴乃花部屋。だが辻本氏は「日馬富士のケースとはまったく違う」と強調する。 「貴公俊が土俵の下にある控えに向かわなければならない時間を、付け人が伝え忘れていたんです。そのため貴公俊は審判員から怒られ冷静さを失って負け、それに怒って付け人を3発ほど殴ってしまった。でもケガの程度も口の上が少し青くなっていただけ。日常的にいじめていたわけでもなく、普段は仲の良いもの同士がやったケンカのようなもの。横綱である日馬富士が、物を使って貴ノ岩を何回も殴りつけた事件とはレベルが違うんです」 だが貴乃花親方は「日馬富士の傷害事件において、自らの理事解任を含め日本相撲協会の対応に問題があった」として内閣府に提出していた告発状を取り下げると表明。協会側との対立姿勢を撤回した。辻本氏は「それもすべて将来ある弟子を思っての行動」と言う。 「最近も親方が春場所で役員室にいなかったと問題視されていますが、あれも酷な話。親方が役員室に行って挨拶しても、みんな見て見ぬふりなんです。スマホを見たまま背を向けて、目も合わさないような状況。そんなところに長居しても無駄ですよね。でも他にもすぐ出ていく人もたくさんいるなか、親方だけが問題視されていました」 そして、辻本氏は「親方はずっと一人で闘ってきました」という。 「協会に対し、おかしいところをまっとうに訴えてきた。しかしこのままでは協会が今回の件を口実に、貴公俊に不当な処分を課すかもしれない。それを避けるため、親方は納得できなくても頭を下げ『弟子を救ってほしい』と願い出ているんです」
2018年03月28日3月18日に付け人への暴行事件を起こした貴公俊(20)。史上初の双子関取として、弟・貴源治(20)とともに注目を集めていた。29日に開かれる相撲協会理事会では、彼と師匠である貴乃花親方(45)への処分が下されるという。 日ごろから貴乃花親方と女将・花田景子さん(53)は、弟子たちを“我が子同然”として扱っているという。昨年12月に目黒区内で行った講演会でも景子さんはこう語っていた。 「大きな子供たち(※部屋の弟子たち)のことは、何があっても守るとう親方の強い信念があります。その親方の思いを知っているからこそ、弟子たちもついてきてくれると信じておりますし、何かあればすぐに私たちに相談してくれる関係性ができています」 事件について貴乃花親方と景子さんは、貴公俊の両親にはどう報告したのか?双子の母・Aさんはフィリピン出身だが、日本での生活は長く日本語も堪能だった。Aさんは双子の父と離婚しており、現在はBさんと暮らしている。Bさんは双子の継父にあたるが相撲を勧めたのは彼だった。入門の前、両親は貴乃花親方と景子さんに面会したという。 「女将さんが『スポーツ万能なんてすごいご兄弟ですね。ぜひ預からせてください』と、おっしゃってくれました」(Aさん) 「そんな2人を5年間も部屋で育ててもらったことには、とても感謝しています。弟に続いて兄も十両に上がって、私たちも喜んでいたところにこんな事件が起きて……」(Bさん) 息子たちとは電話やメールで連絡を取り合っているという両親だが、部屋に対する不信が募る理由が。Aさんは「私たちは親方や女将さんとは連絡がとれないので、息子たち、特に兄のほうが今後どうなってしまうのかわからないんです」と呟く。また“貴乃花部屋から報告や相談はあったのか?”と本誌の質問に対するBさんの答えは驚くべきものだった。 「それがいまのところ(※3月22日)、親方からも女将さんからも何もお話しがないんです。それどころか、親方と女将さんとは子供たちが入門してからいっさいお話ししたことはありません」 実は昨年から、両親は心配していたという。 「貴乃花親方は、1人で相撲協会を敵に回して闘っているわけでしょう?息子たち弟子も(角界で)孤立してしまうのではないかと……。これまでのことは本当にありがたいと思っていますし、親方も息子たちを守ってくれるつもりなのだとは信じています。でも息子たちの将来のことを考えると不安で仕方がないんです」(Bさん) ――預け先を間違えたと考えているのでしょうか? 「こんな状況ですからね、そんなことを考えてしまうこともあります。せっかく息子たちは相撲の道に進んだのですから、燃えつきるまで頑張ってほしいと願っています」(Bさん) 千秋楽前々日の3月23日、東京都内にある自宅付近で、景子さんにコメントを求めた。大阪へ向かうためなのか、右手にはキャリーバッグを下げていた。 ――弟子の親御さんとは、連絡を取り合っていないと伺いましたが? 「いいえ、そんなことはありませんよ。すみませんけれど、ここで失礼しますね」 景子さんは、笑顔でそれだけ語ると、タクシーに乗り込んだ。その明るい口調からは、貴乃花親方や貴公俊の未来への不安は、みじんも感じられなかったのだが――。
2018年03月28日静岡県にあるベルナール・ビュフェ美術館では、開館45周年企画展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」を3月17日から6月12日まで開催する。同美術館の創設者・岡野喜一郎がビュフェの作品と出会ったのは第二次世界大戦の荒廃が残る1953年。戦争によって深く傷ついた人々を虚飾なく描き出し、戦後フランス美術史の出発点となったビュフェの表現は、復員兵であった岡野の心に深く刻まれた。本展は1950年代にフランスと日本で戦争の記憶を描き、社会現象ともいえる反響を生み出したビュフェと、丸木位里・俊の交錯に注目。絵画のもつ想像力を感じ取り、共有する場となるだろう。丸木位里・俊 《原爆の図 第三部 水》 1950 紙本淡彩(原爆の図丸木美術館蔵)(左隻)丸木位里・俊は、原爆投下後の広島を見た経験をもとに1950年から《原爆の図》の共同制作を開始。洋画の俊が堅牢なデッサンで人物を描き、これを押し流すように位里が水墨を重ねていくという、二人の激しいぶつかり合いの中で生みだされた作品は日本画と洋画、前衛と伝統といった美術史の枠組みではとらえきれない力で、現在もなお私たちに強く訴えかける。戦争がもたらした痛み、絶望、人間性の喪失などを、想像力によって絵画に表した三者の作品。彼らの作品が発表当時に共感と反感を呼び、また後の世代にとっても戦争の惨禍を追体験させるものであり続けるのは、三者の絵画が見る人の想像力をかきたて、心を揺さぶる力を持つからではないだろうか。ベルナール・ビュフェ 《キリストの受難:笞刑》 1951 油彩、カンヴァスまた、3月18日には原爆の図丸木美術館学芸員で、国内外での丸木作品の紹介にも尽力している岡村幸宣氏と、神奈川県立近代美術館の館長であり、戦中・戦後の日本近代美術に関する展示を多数手がけてきた水沢勉氏による特別対談を開催。丸木夫妻の作品を中心とした、戦後の国内外の美術について語る。【展覧会情報】絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊会期:3月17日〜6月12日会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57時間:3月 10:00〜17:00、4月〜6月 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人1,000円 高・大学生500円 中学生以下無料休館日:水曜日(5月2日は開館、祝日の場合は翌日休み)【イベント情報】オープニングイベント 特別対談「絵画-現実と想像 丸木位里・俊とその時代」岡村幸宣(原爆の図丸木美術館 学芸員)×水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)日時:3月18日会場:クレマチスの丘ホール時間:14:15〜15:45(13:30開場)定員:200名(要予約)参加費無料
2018年01月27日『ひるおび!』(TBS系)の司会でお馴染みの恵俊彰(52)が、今年4月、都内有数の高級住宅地に一戸建てを新築した。 さっそく恵の新居に向かうと、広大な敷地にそびえたつモダンな一軒家が。昔ながらの豪邸が並ぶなか、コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズ住宅が周囲と一線を画している。 「土地は全体で164坪、坪単価は200万円程度。旗竿地を考慮すると、2億円ほどでしょう。上物は低く見積もっても1億円以上。つまり、3億円は下らない超豪邸です」(地元の不動産業者) 「3億円とはいえ、現在の収入ならキャッシュでも余裕で買えたのでは」とテレビ局関係者が分析する。 「09年に『ひるおび!』の総合司会に起用されてから、恵さんの出演料はうなぎ上りで、現在のギャラは1本100万円前後と言われています。『ひるおび!』以外の番組やCM出演を含めると、年収3億円は軽く超えるのではないでしょうか」 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの恵だが、彼にも知られざる苦労時代があったようだ。 「上京したてのころは新聞配達をしながら生計を立てていたという恵さん。石塚英彦(55)さんとホンジャマカを結成してからも極貧生活は続きました。テレビ初出演したころは1本数千円のギャラしかもらえず、家賃3万円のアパートに住んでいたそうです。そんな当時の彼を支えたのが今の奥さん。彼女は恵さんにおこづかいを渡してあげたり、番組で必要な衣装をそろえてあげたりと、ずっと尽くしてこられたそうです」(芸能関係者) そんな内助の功のおかげで、今日の成功があるのだろう。いまは4人の子どもにも恵まれ、“イクメン”としても評判だ。 「とにかく子煩悩なパパで、子どもたちの学校行事には必ず参加。12年に第四子が誕生した際は、子育てに関する本を出版されたほどです」(前出・芸能関係者) 公私ともに順風満帆の恵。念願の“ひるおび御殿”まで手に入れたのだが――。 「当初、恵さんは家の周囲に、4.6mにおよぶコンクリート塀を建てる予定でした。しかし、この街の“紳士協定”に『高い塀は好ましくない』という内容があるんです。近所からも『要塞みたいな家になるのでは』と心配する声があがっていました」(前出・近所の住民) そこで近隣住民たちが、建設会社を通して「塀を建てるのはやめてほしい」と要請すると、恵はすぐに建設を中止。さらに引っ越しの挨拶で近所を回った際には、丁寧にそのことを詫びたのだという。 「法的にはなんら問題ないことなのに、彼は協定をちゃんと理解した上で塀の建設を取りやめてくださって、見直しましたよ。奥さんと娘さんとタオルを持って挨拶にこられたときには『工事中はご迷惑をおかけしました』と深々お辞儀。芸能人だからって、偉そうなところもなく、とても好感が持てました」(前出・近所の住民) テレビさながらの“神対応”を見せた恵。その人柄があったからこそ、家賃3万円アパートから3億円豪邸に住めるまでになったのだろう。
2017年06月06日前編で佐々木俊尚さんは、従来の会社や家族といった「共同体」が崩壊し、ライフスタイルが似た者同士でゆるく繋がる社会がやってくると指摘していた。後編では、その従来の「共同体」はなぜ崩壊しつつつあるのか、その中でどう生きていくべきかを伺った。従来の「強い共同体」が崩壊しつつある――なぜ、このように共同体の形が今変わりつつあるのでしょう?佐々木俊尚さん(以下、佐々木):終身雇用制度が機能しなくなってきているなど、今までのシステムが崩壊し始めているからです。高度経済成長期、人がどんどん都会に出てくるようになると、農村という共同体から切り離されたため、人々は企業という新しい共同体を求めました。ところが今、企業にぶら下がって生きることが難しくなり、新しい共同体を求める人が増えているのです。――共同体を求めるのは日本人独自の気質なんでしょうか。佐々木:諸説あるのですが、歴史学者の與那覇潤さんの「中国化する日本」によると、室町から戦国時代にかけては非常に開かれた社会で、流動的な関係性だった。それが江戸時代になると地域に縛られるようになって、今の日本のムラ社会は江戸時代から400年くらい続いているんです。これがもう一回壊れて、17世紀以前の社会に戻るかもしれないわけです。歳が同じ、会社が同じそれだけで繋がるほうがしんどい――17世紀以前の日本、ですか……。なんだか途方もない話のような気がしてしまいます。佐々木:30代くらいだったら将来のことなんて考えられないと思いますが、もう今までの日本人がイメージする「老後」というものは崩壊しています。昔は定年して自由な人生が待っていて、退職金がたくさんあり、年金もたくさんもらって、自由にあちこち行って、という感じだったんですが、今は年金も退職金もいくらもらえるかわからないし、子どももいなければ孫もいない、そんな人ばかりです。かつての老後のイメージはほぼ消滅していると考えたほうがいい。そうすると、どうなると思いますか?――うーん……、どうなるんでしょう。佐々木:多くの人は、定年したあとも何らかの形で働くことになるのだと思います。そうなったときに、一番いいのは、年齢関係なしに友達がたくさんいることです。違う世代の人とゆるく繋がっておくと、仕事を紹介してもらえることもあるでしょうね。――日本は上下関係の意識が強いですし、年齢差があるとなかなか「友達」という感じになりにくいですよね。佐々木:逆に、歳が同じだとか、たまたま同じ会社だとか、そういった縁があるだけで共同体が形成されるほうがしんどいことなのです。社会学者の山岸俊男さんが「信頼」とはどういうことかについて様々な著書で論じているのですが、山岸さんが言うには、同じ村にいるというだけで信頼するのは本来の信頼ではなく、やくざの世界における「信頼」と似ている、と。やくざ同士というのは本心から信頼しているのではなく、裏切ると指を詰めなければならないから裏切れないだけですよね。コミュニケーション能力がなくても無縁の人と繋がれるのか?――ただ、バックグラウンドの違う知らない人と繋がるというのは、誰にでも簡単にできることなのでしょうか? かなりコミュニケーション能力が必要な気がします……。佐々木:それは今が過渡期だからです。共同体の安定、共同体の崩壊、共同体の模索、と歴史が繰り返される中で、新しい共同体の形を模索している段階にいます。ここ数年はずっと、先陣をきってコミュニケーション能力の高い人が様々な形を試している状態なのです。こういった様々な試みの中からいずれ成功モデルが現れるはず。そうすれば、コミュニケーション能力がなくても、誰もが真似できるようなものが社会に浸透していくはずです。-----------------佐々木俊尚さんの言うところの「弱い繋がり」とは、あくまでも「自分は一人で生きている」という自立心を持っているのが前提のように思う。会社や村社会などの既存の「強い繋がり」における同調圧力は、誰しもが一人になるのが不安だからこそ生まれる。私自身は、そういった同調圧力に巻き込まれるくらいならば、誰とも関わらないで生きたほうがましである、と思っていた。けれど、必要な分だけ誰かと繋がれる、そんな都合のいい共同体(弱い繋がり)ばかりになるならば、どんなに生きやすくなることだろう。願わくば、生きている間にそのような社会になりますよう。(取材・文/朝井麻由美)■プロフィール佐々木俊尚(ささき としなお)1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、フリージャーナリストとして活躍。ITから政治・経済・社会・文化・食まで、幅広いジャンルで、綿密な取材と独自の視点で切り取られた著書は常にベストセラーとなっている。『キュレーションの時代』(ちくま新書)、『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『家めしこそ、最高のごちそうである。』(マガジンハウス)など著書多数。特集「おひとりさまのあたらしい住処」もあわせてご覧ください!・これからの社会は「弱い繋がり」で生きやすくなる/ジャーナリスト・佐々木俊尚さん(前編)・「ひとり」と「ふたり」と「みんなで」を、行ったり来たりする人生が理想
2017年04月13日お笑いコンビ・ホンジャマカの恵俊彰(51)が、7日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『メレンゲの気持ち』(毎週土曜12:00~13:30)にゲスト出演し、タレント・関根勤(62)の感動エピソードを語った。同番組が5月28日の放送で1000回目を迎えることを記念して、5月は「1000回記念月間」と題して、毎週豪華ゲストが登場。7日はその第1弾企画「人気MCスペシャル」で、恵のほか、ヒロミ(51)、小堺一機(60)がゲスト出演。その中でそれぞれのMC論の話題になり、恵が披露したのは関根のエピソードだった。関根の言葉で印象に残っているのが、「僕は嫌いな人を作らないようにしています」。かつて生放送で共演した際、そんな関根が珍しくほかの共演者について「本当はあの人のこと、あまり良い印象じゃない」と恵に吐露したことがあった。しかし、続けて関根が言ったのは「でもね、1カ月かけて好きになるから」。その言葉通り、共演者の好きな映画や本などを話題に積極的に関根の方から話し掛け、今では心を許し合うほどの仲になっているという。恵は、感慨深げに「すごく勉強になりました」と当時を思い返していた。5月14日は、歴代MCが大集合。芦田愛菜、若槻千夏、ももいろクローバーZ・百田夏菜子らがゲスト出演する。
2016年05月07日俳優・中村倫也が主演を飾る話題作『星ガ丘ワンダーランド』のプレミア上映会が2月10日(水)、都内で行われ、中村さんをはじめ、共演する新井浩文、佐々木希、菅田将暉、市原隼人、木村佳乃、松重豊、柳沢翔監督が出席した。昨年は5本の出演作公開に加えて、高視聴率ドラマ「下町ロケット」での好演も記憶に新しい中村さん。豪華なキャスティングが実現した本作について、「皆さんの名前を見て、ビックリしました。贅沢でスリリングな体験だった」とふり返った。星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務する温人(中村さん)のもとに、20年前に突然姿を消した母親の訃報が届き、義理の姉弟の存在が明らかに…。母の死をめぐるミステリーを軸に、温人と兄、そして義理の姉弟という2つの家族が過去と向き合い、未来を見つめる人間ドラマに仕上がった。劇中には中村さんと義理の弟を演じる菅田さんが思いをぶつけ、殴り合うシーンがあり「ボッコボコにしました。もちろん、いろんな気持ちの流れがあってのことなんですけど、結果的には倫也くんの流し目にイラっとして(笑)。あれは倫也くんのせい!」と釈明する菅田さん。同じ所属事務所の先輩である中村さんは「撮影が終わったら、お互い後頭部にナゾの痛みが残って…」と渾身のワンシーンを語った。また、佐々木さんはほぼノーメイクで演技に臨み、「ここまでスッピンに近い役は初めてで、新鮮でした。新しい佐々木希を見てもらえるはず」と新境地に手応え。物語のカギを握る母親役の木村さんは「ここに並ぶ4人を見ると、“濃い”子どもたちだなと思う(笑)」と“わが子”中村さん、新井さん、佐々木さん、管田さんに目を細めていた。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日音楽家・大沢伸一とボンジュールレコード(bonjour records)のバイヤー・上村真俊によるDJデュオ・オフザロッカー(OFF THE ROCKER)が、最新MIX-CD「SOFA DISCO 15FW」のリリースパーティー「SOFA DISCO」を9月12日に代々木Village Music Barにて開催する。“ソファーで聴くダンスミュージック”がコンセプトの「SOFA DISCO」。シリーズ1、2は代官山の高感度セレクトショップ・ボンジュール レコード(bonjour records)で累計売り上げ約800万枚を記録するヒット作となっている。第3弾となる今回は、オフザロッカーのオリジナルトラックに加え、ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)の「Right Here, Right Now feat.Kylie Minogue」のリミックスや、国内外の新進気鋭アーティストの新曲を中心にミックスしたCDと、UN-MIXのトラックを収録したCDの2枚組み。東京・代々木で12日に行われるイベントは、オフザロッカーの他、YOSA、DJ RUBY、K (Play decibel)、FLASH BUG (Mistsuharu Kitago + Kazuma Takahashi)をセレクターに迎えて開催。なお、10月3日には、大阪・東心斎橋のseven HOUSEでも開催を予定している。【イベント情報】SOFA DISCO会場:代々木Village Music Bar住所:東京都渋谷区代々木1-28-9会期:9月12日時間:20:00~料金:男性2.000円、女性1,000円(1ショット+1ドリンク付き)
2015年09月09日6月27日に公開された園子温監督最新作『ラブ&ピース』を、特撮の視点から語るトークショー付上映イベントが、都内の劇場で10日に開催された。巨大化したカメが東京都心で暴れるという特撮要素を含みながら、これまで観客に配慮してその部分はあまり表に出されてこなかったが、この日からはそれが解禁。特殊撮影技術監督を務めた田口清隆氏、音楽プロデューサーの福田裕彦氏、特撮研究家の氷川竜介氏、本作にて主人公・鈴木良一の同僚役として出演した女優の大沢まりをが登壇。進行役をプロデューサーの大月俊倫氏が務めた。会場となったスクリーンには破壊された都庁が搬入され、なんとホンモノの「ラブちゃん」(巨大化バージョン)の着ぐるみも登場。テンションの上がった来場者から大きな拍手で迎えられた。○ぶっちゃけ変わった映画大月氏はまず、各登壇者に同作に参加しての感想を訊ねた。田口監督は「園監督の演出を目の前で見ることができたのは、楽しくもあり苦労もあり、身になりました。あとは、こんなに贅沢に豪華な特撮をやらせてもらったことは今までになかったので、いい経験ができて良かったです」と回答。大沢も「(園監督が)もっと元気よくやれとか、今の表情良かったとか、とてもきちんと演出してくださっていました」と語った。また、自分の出番がない日にも現場へ遊びに行き、おもちゃや動物が出てくる地下室のシーンでは、人出が足りないからとぬいぐるみの操演を手伝うこともあったという。神楽坂恵や主演の長谷川博己も手伝うなど「みんなで作り上げる、映画ならではの楽しい撮影現場でした」と振り返った。パンフレットにも寄稿している氷川氏は「ぶっちゃけ変わった映画だなと思いました。特撮映画はいろいろな可能性がありますが、ちょっと毒があるような、怪獣が出ないと描けないこともあります。それを新しい形で見せてくれたので、新鮮な驚きがありました」と、本作における特撮パートのあり方に改めて感想を述べた。音楽を担当した福田氏は当初、大月プロデューサーから「デカいのが出るから、そういう音楽が必要」と言われ、怪獣映画という認識で参加したところ、「(ラブちゃんが巨大化したシーンで)第九をやりたい、しかも『時計仕掛けのオレンジ』のような感じでやりたいと園監督から言われて、これは怪獣映画という認識じゃないんだと思ったんです」という裏話を披露。しかし、「実際に完成してみると、あそこで第九は泣けるんだよね!」と本人も納得の仕上がりだったようだ。だが、相手は巨匠の名曲。「3~4分程度の楽曲に映画1本分くらいの体力が必要でした」と難しさを語った。さらに、楽曲はステムという各トラックが個別に扱える状態で納品し、ラブちゃんの足音や爆発音など効果音との兼ね合いでレベルを上下させながらミックスしていったという。大物が暴れるシーンでありながら音楽がきちんと聞こえる仕上がりを、劇場の音響で体験してほしいと福田氏は語った。○都庁破壊! 数秒のカットに3日かけた今回のトークイベントに先立ち、初めてラブちゃんの中に入ってみたという田口監督は、中の人がどれほど大変なものかを実感したと言う。しかし絵作りにこだわり細かな仕掛けが非常に多かったため、1日に撮影できたのは平均3カット程度。都庁の破壊シーンは特に念入りな準備の元、撮影が行われたそうだ。田口監督:このカットだけで3日間かかりました。特撮でビルを壊す時はよく石膏を使うんですけど、この都庁は厚紙製で、骨組みを通して、初めからどこがどう壊れるかを計算し尽くして作られているんです。氷川氏:一種のトランスフォーマー的な作りですね。田口監督:そんな感じです。だから、壊しなのにテイク2があったんですよ。また、囚われたラブちゃんが建物を壊しながら巨大化するシーンでは、黒カポック(造形用の硬めの発泡スチロール)製の建物をスーツアクターの入った着ぐるみの上に建て、装飾を施し、火薬を仕掛けてからカメラを回すという手順で行われた。スーツアクターはその準備中約2時間ほど身動きできないという過酷な撮影だ。もう一つ、ラブちゃんの移動中に破壊される新宿区役所は石膏製で、異なる材質のビルを壊す実験的な試みにもなったと監督は語った。こうした巨大な破壊劇でありながら、劇中では死傷者ゼロで特撮シーンが終了する。園子温監督がインタビューで語ったように、ラブちゃんは社会批判を背負って暴れまくる凶暴な怪獣ではないのだ。それを象徴するのがこの無邪気な顔。カメが成長し巨大化するというストーリーは『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006年)に似た部分もあるが、「この無邪気さはなかった」と大月氏が指摘すると、田口監督は「園監督にトト(『小さき…』で巨大化するカメ)の写真も見せたんですけど、違う、もっとかわいい顔だと言われて。(ラブちゃんは)完全にかわいい方に振り切って正解でしたね」と述べた。○樋口監督「やりたい放題じゃないか」怪獣のデザインから爆破の手法まで、特撮ファンにとっては見どころがぎゅっと濃縮された本作。『ウルトラQ』のエピソードを持ち出したり、特報映像に使われた伊福部昭氏(『ゴジラ』シリーズなどの作曲家)の音楽の話など、特撮好きの登壇者の間で話が弾むと、来場者も笑いや拍手でそれに応じて盛り上がりを見せた。また、本作を観た樋口真嗣監督からは「カメの怪獣が東京をメチャメチャにした映画の代表がこの一作で変わる、のかよ!? ちくしょう田口め、やりたい放題じゃないか。悔しいが、でかした!」とコメントが寄せられた。これには田口監督も「(樋口監督の)『平成ガメラ』でこの道を目指した者としては、うれしい限り」と喜びの表情を見せた。最後に田口監督は「とんでもない映画ですけど、自分でもこの特撮はけっこうイケたなと思っています。特撮ファンでこの映画を見逃す人がいないように、ぜひともお客さんを連れて来てください」と会場に集まったファンに呼びかけ、トークを締めくくった。トーク終了後はラブちゃんとの撮影会が行われ、ファンにとってはまたとない貴重なイベントとなった。
2015年07月17日海外からの評価も高い、日本映画界の至宝・園子温監督の最新作『ラブ&ピース』が、現地時間4月19日、第5 回北京国際映画祭にて公式上映され、園子温監督、主演の長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。2015年、来る東京オリンピックに向けて湧く東京。うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)。ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。あきらめたロックミュージシャンへの道、まともに話せないが恋心を抱いている寺島裕子(麻生久美子)への想い…彼の人生を取り戻すのに必要な最後の欠片(ピース)、それが…そのミドリガメだった!既に本年度公開予定作品として『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』が控える園監督。今最も勢いのある日本の映画監督のひとりである彼の待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が、4月19日(現地時間)、第5回北京国際映画祭(4月16日~4月23日)において、「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門で公式上映され、園監督、主演の長谷川さん、IZUMI、大月プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。「血が出ない!」「誰も死なない!」「エロくない!」という、いままでの“園子温ワールド”のイメージとは一線を画す本作。しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに、今回初の特撮を用いた演出と、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れ、観たこともない感動と涙を誘う極上のエンタテイメント作品となっている。北京国際映画祭は、今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出。日本映画が北京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初の快挙となる。これまで、『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』など、ヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続けてきた園監督だが、本作は、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いた待望のオリジナル作品ということもあり、会見には大勢の記者が来場した。長谷川さんは「できあがった作品を映画祭で観てもらえて、とても喜んでいます」と挨拶。会場には、中国の女性ファンが多かったようで、「長谷川さん、ようこそいらっしゃいました!」と熱烈な歓迎を受けた。そんな会場の様子に「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と園監督が会場に呼びかけると、歓喜の声とともに大きな拍手が。長谷川さんは「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と少し照れながらも、意を決して劇中歌の一節を歌い上げると、会場からの喝采が沸いた。会見で、園監督は「この映画で怪獣映画を作りたかった。日本には特撮という文化があります。それは小さなミニチュアの街をつくって、かぶりものの怪獣の中に人が入って、街を壊していくという伝統なわけです。今はCGの時代になって、日本でもそういうことをやらなくなったんですが、もう一度、特撮という文化をやりたかった」と、本作への思いを語った。長谷川さんは、「僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると、園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ。それを音楽系のスタッフがメモをして…、という感じで作りました」と、園組ならではの映画製作の舞台裏について語った。さらにこの日の夜には、オリエンタルシアターで公式上映を実施。会場には、期待に胸を膨らませた観客、およそ700人が来場。中にはリュック・ベッソンら審査員の姿もあり、会場は熱気にあふれていた。ワールドプレミアとなる公式上映後には盛大な拍手が送られ、園監督、長谷川さんらも感無量の様子。上映後の囲み取材で「お客さんが温かい感じで良かったです」と笑顔。園監督も「お客さんが温かくて感謝です。最高!この上映のために集まっていただいてありがとうございます。シェイシェイ(ありがとう)!」とご機嫌な様子。尚、本映画祭の授賞式は4月23日(木)を予定しており、日本映画初の受賞に期待がかかる。『ラブ&ピース』は6月27日(土)よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブ&ピース 2015年6 月27 日(土)よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 「ラブ&ピース」製作委員会
2015年04月20日俳優の長谷川博己が主演を務める園子温監督作『ラブ&ピース』(6月27日公開)が、16~23日に開催される第5回北京国際映画祭の「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門に選出されたことが、このほど明らかになった。同映画祭で日本映画がコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初となる。コンペティション作品部門「天壇奨(Tiantan)」は、第3回から正式に設立されたもので、最優秀作品賞、最優秀監督賞など計10項目の賞が選出される。審査委員長にフランスのリュック・ベッソン監督、審査員に香港のピーター・チェン監督、韓国のキム・ギドク監督らが名を連ねる。今年は90か国以上から930本の映画がエントリー。その中から『ラブ&ピース』のほかに、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』のツイ・ハーク監督による『THE TAKING OF TIGER MOUNTAIN』、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノーが手がけた『WOLF TOTEM』など計15本が選出されている。本作の公式上映は19~21日の間に行われ、映画祭には園子温監督と大月俊倫プロデューサーが参加予定。上映前のレッドカーペットイベントや、舞台あいさつに出席を予定しているほか、記者会見も実施するという。なお、授賞式は23日に行われる。映画は、一人の冴えないサラリーマン・鈴木良一(長谷川)を主人公に、崩壊する東京の街に巨大化した"LOVE"=愛の怪獣が東京の街に現れるという驚愕の超展開ストーリー。「血が出ない」「誰も死なない」「エロくない」とこれまでの"園子温ワールド"のイメージと一線を画しながらも、愛と希望と夢でつづられた極上エンターテインメントに仕上がっている。共演には、麻生久美子、渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおるら個性派が顔をそろえる。(C)「ラブ&ピース」製作委員会
2015年04月01日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)で22日、日本が誇るエンターテインメントブランドの世界観を再現する新イベント「ユニバーサル・クールジャパン」(1月23日~5月10日)のプレスプレビューが行われ、『エヴァンゲリオン』史上初の4Dアトラクション「エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D」がお披露目された。劇場版プロデューサーの大月俊倫氏も「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだけのオリジナル(ストーリー)」と自信を語った「エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D」。会場となる「ユニバーサル・スタジオ・シネマ 4-D」には、同アトラクションのメインビジュアルが掲げられ、シネマ前のポップコーンカートも初号機や零号機がデザインされるなど、入る前から気分が高まる。中ではまず、"E-302地下避難所"という部屋でプレショーが行われる。スクリーンに映し出された碇シンジ、綾波レイ、式波アスカラングレーら主要キャラクターと、歴代エヴァンゲリオンが出迎えてくれ、プレショーでは、ゼーレとゲンドウの会議シーンなどが展開される。その後、いよいよメインショーへ。ゲストは輸送機に乗り込み、エヴァンゲリオンと使徒の戦いに遭遇するというもので、さまざまなアングルから闘いを目撃し、本当にその現場にいるような臨場感が味わえる。4D演出により、飛んでいる感覚はもちろん、爆風や閃光、水しぶき、振動などで、激闘をリアルに感じることができる。エンディングには、劇場版と同じく、宇多田ヒカルの「Beautiful World」が流れ、余韻に浸りながら外へ。併設のグッズショップでは、オリジナルグッズを購入でき、登場キャラクターになりきった自分の3-Dフィギュアを作れる撮影スタジオもある。また、使徒がフードメニューとなって登場し、フードカートでは、エヴァンゲリオン初号機が使徒と対峠したシーンを再現した「A.T.フィールド破 使徒まん~カレー~」(550円)を販売。「ビバリーヒルズ・ブランジェリー」では、「コア・デザート in 使徒ボウル」と「使徒殲滅ドリンク~ロンギヌスの槍突き~」が味わえる。「ユニバーサル・クールジャパン」は、『エヴァンゲリオン』『進撃の巨人』『バイオハザード』『モンスターハンター』の4ブランドの世界観を、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアイデアや技術を駆使して再現し、世界にその魅力を発信する新イベント。それぞれのブランドをテーマにしたアトラクションで、"世界初"が体験できる。(C)カラー
2015年01月23日